JP2006068116A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 不正にメダルを獲得しようとするゴト行為を防止することができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】 メダル通過センサ42よりも上流側に捕獲部材54を設ける。この捕獲部材54はソレノイド52により第1メダル通路44内に進入する進入位置と、この進入位置から退避する退避位置との間で移動する。自己保持回路53及びCPU61は、精算ボタンが操作されてから予め設定された時間に達する前に再び精算ボタンが操作された場合に、捕獲部材54を退避位置から進入位置に移動させ、解除スイッチが操作された場合に、進入位置にある捕獲部材54を進入位置から退避位置に移動させるようにソレノイド52の作動を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、メダルが不正に投入されることを防止するスロットマシンに関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、入賞となる前の状態で、当選役を決定する抽選(以下、当選役抽選と称する)により当選役が抽選されている状態を内部入賞とする。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。このようなスロットマシンでは、一般的にメダル投入口から1〜3枚のメダルを投入して遊技が行われる。スロットマシン内には投入されたメダルの選別を行うメダルセレクタが設けられている。メダルセレクタでメダルの選別が行われると、例えば正規なメダルとは大きさが異なるメダルや不適切なタイミングで投入されたメダルはメダル受け皿に排出される。スロットマシンのホッパー装置は、メダルを貯留する貯留タンクを備えており、メダルセレクタは、貯留タンクにメダルを案内するメダル通路及びメダルが通過したことを検知する光電センサを備えている。この光電センサは、メダル通路を流下するメダルの径方向の面に対峙している壁の上部に設けられている。メダル投入口から投入されたメダルがメダル通路を通過して光電センサによって検知されると、投入されたメダルの枚数がカウントされる。
カウントされたメダルは、予め設定された枚数(例えば50枚)を限度にクレジットされる。遊技を行う場合、ベットボタンを操作することでクレジットされているメダルが投入される。遊技を行わずにクレジットされているメダルを払い出す場合、精算ボタンを操作することでクレジットされているメダルが全て払い出される。
ところで、近年、正規の方法とは異なる方法によってメダルの投入を行う、いわゆる、ゴト行為が行われることがある。メダルの投入を不正に行うゴト行為を行う際に用いられる器具の1つとして、例えばメダル投入口に挿入することが可能な板状の部材に複数のLEDを直列に配置し、複数のLEDがそれぞれ異なるタイミングで点滅するように制御されるものが知られている。この器具をメダル投入口から挿入して光電センサの下方に一旦位置させた後、上方に移動させて光電センサの発光部を遮蔽すると同時にLEDを点滅させ、光電センサの受光部にLEDの光を受光させることによって光電センサにメダルが通過したことを誤って検知させることができ、これにより、実際にメダルの投入を行うことなくメダルを投入したとみなすことができる。
このような器具を用いてメダルの投入を行った遊技者は、精算ボタンの操作によってスロットマシン内に貯留されたメダルを引き出して不正に利益を得ている。ゴト行為によって一部の遊技者が不正に利益を得ることは、遊技場の利益に損失を生じさせるばかりか、公平な遊技を行うことができないことを理由に遊技者の遊技への興味を失わせてしまうこともあり、ゴト行為を防止する機能をスロットマシンに付加することは、遊技機メーカーにとって大きな課題の1つとなっている。しかしながら、上記のような器具を用いたゴト行為に対しては万全な対策がとられていないのが実情であり、これを防止することが求められている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、不正にメダルを獲得しようとするゴト行為を防止することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のスロットマシンは、メダル通路内を流下するメダルを検知するメダル検知手段と、クレジットされているメダルの払い出しを行わせる精算手段とを備えたものであり、前記メダル通路内に進入する進入位置と、前記進入位置から退避する退避位置との間で移動自在で、前記メダル通路内の前記メダル検知手段よりも上流側に配置された通路シャッターと、前記通路シャッターを前記進入位置と前記退避位置との間で移動させる駆動手段と、前記通路シャッターを前記進入位置から前記退避位置に移動させる際に操作される操作手段と、前記精算手段が操作された場合に、前記通路シャッターを前記退避位置から前記進入位置に移動させて前記進入位置で保持し、前記操作手段が操作された場合に、前記通路シャッターを前記進入位置から前記退避位置に移動させるように前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、を設けたことを特徴とする。
前記精算手段が操作された時間間隔を計測する計時手段を設け、前記制御手段は、前記計時手段によって計測された時間が予め設定された時間に達する前に前記精算手段が操作された場合に、前記通路シャッターを前記退避位置から前記進入位置に移動させるように前記駆動手段の駆動を制御することが好ましい。
本発明のスロットマシンは、メダル通路内のメダル検知手段より上流側に、メダル通路内に進入する進入位置と、進入位置から退避する退避位置との間で移動自在な通路シャッターを設け、精算手段が操作された場合に、通路シャッターを退避位置から進入位置に移動させて進入位置で保持し、操作手段が操作された場合に、通路シャッターを進入位置から退避位置に移動させるようにしたので、一旦精算手段が操作されると、メダル通路内に進入した通路シャッターが邪魔となり、メダル通路にゴト行為を行うための器具を挿入することができなくなる。また、メダル通路に器具が挿入されたままの状態で精算手段が操作されると、器具が通路シャッターによってメダル通路内に保持されるため、器具をメダル通路から引き抜くことができなくなる。器具を無理矢理引き抜こうとした場合には、通路シャッターによって器具は破壊される。これによりゴト行為を防止することができる。
また、精算手段が操作された時間間隔を計測する計時手段を設け、計時手段によって計測された時間が予め設定された時間に達する前に精算手段が操作された場合に、通路シャッターを退避位置から進入位置に移動させるようにしたので、正しく遊技を行っている場合には、通路シャッターを退避位置から進入位置に移動させず、ゴト行為が行われている場合、つまり、頻繁に精算手段が操作されているときに限り、通路シャッターを退避位置から進入位置に移動させることができる。通常、正しい手順に則って遊技をしていればクレジットされているメダルを払い出すといった行為は短時間に何度も行われるものではないが、ゴト行為を行っている場合には、短時間に何度もメダルの払い出しが行われることが考えられる。本発明によれば、短時間に何度もメダルの払い出しが行われた場合に通路シャッターを退避位置から進入位置に移動させるようにしたので、効率的にゴト行為を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に示すように、スロットマシン10の前面には、表示窓11が設けられた前面扉12が設けられている。表示窓11の奥には、第1〜第3リール13a〜13cが回転自在に組み込まれたリールユニット26が配設されている(図2参照)。表示窓11の下方の部分には、MAXベットボタン15、1ベットボタン16、ストップボタン17a〜17c、スタートレバー18、精算ボタン(精算手段)19等の各種の操作ボタンの他に、メダル29(図3参照)を投入するメダル投入口20が設けられている。なお、上記操作ボタンの機能については周知であるため、説明を省略する。前面扉12の下部には、スロットマシン10で遊技を行って当選役が入賞した場合に、メダル29の払い出しを行うためのメダル払出し口22及びメダル受け皿23と、遊技中に音楽や音声を発するスピーカ24が設けられている。
第1〜第3リール13a〜13cの外周には複数種類の絵柄が一定ピッチで配列され、第1〜第3リール13a〜13cが停止した状態では、表示窓11を通して1リール当たり3個の絵柄が観察可能となる。これにより、各リールの絵柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本、斜め2本の合計5本が設定される。遊技開始に先立ってメダル投入口20から1枚のメダル29を投入したときには、中央横1本の入賞有効ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。
スロットマシン10では50枚を限度に適正なメダル29をクレジット(貯留)することが可能になっている。表示窓の下方には貯留されているメダル29の枚数が表示されるクレジット枚数表示窓13が設けられている。クレジット枚数表示窓13の奥には、クレジット枚数表示窓13を通してクレジットされているメダル29の枚数を表示させるクレジット枚数表示装置67(図7参照)が設けられている。クレジットされるメダル29の最大枚数は50枚であるので、クレジット枚数表示窓13には0〜50の数値が表示されるようになっている。クレジット枚数表示窓13の側方にはエラー表示窓14が設けられている。エラー表示窓14の奥には、エラー表示窓14を通してエラーコードを表示させるエラーコード表示装置68(図7参照)が設けられている。機械動作、遊技動作に異常がある場合等には、エラー表示窓14を通して異常に応じたエラーコードが表示されるようになっている。
図2に示すように、筐体10a内には、後述するCPU61(図7参照)が組み込まれているメイン基板25、リールユニット26、電源ボックス27、貯留タンク28等が設けられている。メイン基板25は、透明なプラスチックで形成された基板ケースに封入されて開放不能となっている。これにより、メイン基板25に不正な改造が施されることを防止している。リールユニット26は、第1〜第3リール13a〜13cと図示しない各リールに対応したステッピングモータ、バックランプ、第1〜第3リール13a〜13cの回転角を検知するフォトセンサ等が組み込まれて構成されている。バックランプは第1〜第3リール13a〜13cの内側で、縦方向に3個ずつ配置されており、遊技を行った結果、入賞有効ライン上に当選絵柄が3つ並んで、ビックボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)が入賞した場合には、表示窓11に停止表示された当選絵柄を予め設定された特定のパターンで点灯、消灯、点滅させ、遊技者にBB又はRBに当選したことを報知する。なお、バックランプの照明による報知は、BB又はRB以外の当選役が当選されたことの報知や特定の当選役に当選した可能性を示唆する報知などを行うようにしても良い。
電源ボックス27には、電源スイッチ30、設定変更スイッチ31、解除スイッチ(操作手段)32が設けられている。電源スイッチ30は、スロットマシン10の電源のオン/オフが行われ、設定変更スイッチ31は、6段階のペイアウト率が設定されており、1プッシュごとに順次に可変される。解除スイッチ32は、精算ボタン19の操作によって退避位置から進入位置に移動した捕獲部材54を進入位置から退避位置に戻す際に操作される。なお、本実施形態では解除スイッチ32を電源ボックス27に設けたが、解除スイッチ32は従業員しか触れることができない位置(好ましくは筺体10aの内部)に設けられていれば良く、解除スイッチ32の設置箇所は適宜に決定すれば良い。かかる位置に解除スイッチ32を設けることで、従業員以外の者が不正に解除スイッチ32を操作することが困難になり、不正行為を防止することができる。
貯留タンク28では、メダル投入口20から投入されたメダルが貯留される。さらに、遊技を行ってメダル29の払い出しを伴う当選役が入賞した場合には、ホッパー装置33が駆動されて、当選役の種類に応じた枚数のメダル29がメダル出口28aから払出し口22に送り出され、受け皿23に払い出される。さらに、前面扉12の裏には、メダル投入口20の下方にメダルセレクタ34及びメダル案内部材35が設けられている。メダルセレクタ34には通路カバー36が取り付けられている。
図3に示すように、メダルセレクタ34は、本体基部40、振分装置41、メダル通過センサ(メダル検知手段)42から構成されている。本体基部40は樹脂で形成されている。本体基部40には、メダル29の直径よりも幅がやや広い溝からなる第1メダル通路(メダル通路)44が形成されている。メダルセレクタ34が前面扉12に取り付けられると、第1メダル通路44のメダル入口44aはメダル投入口20と連通するようになっており、メダル投入口20から投入されたメダル29はメダル入口44aから第1メダル通路44内に進入する。
第1メダル通路44は、略L字形に屈曲するように形成されており、メダル29の周面と接触する接触底面44bと、メダル29の表面または裏面と接触する接触壁面44dと、接触壁面44dと対向した位置に配置され、メダル29の表面または裏面の下部面と接触する接触壁面44eとから構成されている。なお、本体基部40は、図中矢印Dに示す方向にやや傾くように前面扉12に取り付けられているため、流下するメダル29は接触壁面44eの方向に自重がかかるように構成されている。
メダル入口44aから第1メダル通路44に進入したメダル29は、第1メダル通路44の屈曲した部分を通過すると、その進行方向が、メダル29が第1メダル通路44内に進入した方向(図中矢印Aに示す方向)と略直交した方向(図中矢印Bに示す方向)に変化するようになっている。
本体基部40の第1メダル通路44が形成されている面で、メダル入口44aから見て第1メダル通路44の屈曲した部分よりも下流側の第1メダル通路44(図中矢印Bに示す方向にメダル29が進行する部分)の上方には、振分装置取付部40bが設けられている。振分装置取付部40bは、本体基部40に形成された略矩形状で凹状の溝からなり、この溝を取り囲む壁面のうちの第1メダル通路44に臨む壁面は一部が開放されている。振分装置取付部40bには振分装置41が設けられている。
振分装置41は、本体基部40に取り付けられる取り付け板41a、取り付け板41aに図中矢印Cに示す方向に回動自在に取り付けられる回動板41b、本体基部40に取り付けられている回動板41bに励磁作用を与えるソレノイド(図示せず)及び回動板41bを付勢する捩じりバネ(図示せず)から構成されている。
取り付け板41a及び回動板41bは、金属製の薄板で形成されている。取り付け板41aは矩形状に形成されており、本体基部40の振分装置取付部40bの取付面40cと直交して突出するように本体基部40に取り付けられている。
回動板41bは略T字状に形成されており、取り付け板41aの突出方向と直交して振分装置取付部40bの取付面40c、及び接触壁面44dと対面するように取り付け板41aに回動自在に取り付けられている。回動板41bが取り付け板41aに取り付けられると、回動板41bの幅が広い部分であるメダル振り分け部41cの一部は、接触壁面44dと対向して突出し、振分装置取付部40bの前述した開放部分から第1メダル通路44内に進入した通過位置と、第1メダル通路44内に進入しない排出位置とに電気的な制御によって変位自在な状態となる。また、メダル振り分け部41cが第1メダル通路44内に進入した状態では、メダル振り分け部41cの端縁と、接触底面44bとの距離が、メダル29の直径よりも小さくなるように、回動板41bは取り付けられている。これにより、メダル振り分け部41cは、接触底面44bの上を転動するメダル29の径方向上部面(外周縁部の一部)と接触してメダル29を支持することができるように配置され、投入されたメダル29は下流に位置する貯留タンク28へと案内される。
また、回動板41bは、前述したソレノイドの励磁作用とバネの復元力によって、取り付け板41bとの取付部分に設けられた軸を支点に、メダル29の通過を可能にする通過位置と、メダル振り分け部41cがメダル29の径方向上部面の支持を中止し、第1メダル通路44からメダル29を図中矢印Dに示す方向に落下させる排出位置との間で回動される。
メダル29が投入されると、前述したソレノイドによる励磁作用が働くことで、回動板41bは第1メダル通路44の接触壁面44dに向かう方向に付勢されて通過位置にセットされる。これにより、メダル29が正規の大きさであれば、回動板41bのメダル振り分け部41cによってメダル29の転動方向が図中矢印B方向に規制されるので、メダル29は第1メダル通路44を通過する。
図2に示すように、通路カバー36の第1メダル通路44の回動板41bが設けられている箇所には切り欠き36aが形成されている。この切り欠き36aから正規の大きさでないメダル29が払出しシュート37に排出される。メダル29が貯留されている枚数が上限枚数である50枚に達している場合や、遊技を行っている最中(スタートレバー18を操作して第1〜第3リール13a〜13cが回転してから、全ての第1〜第3リール13a〜13cが停止されるまでの状態)、メダル通過センサ42やメダルの材質または大きさ等の検知で不正なメダル29であると判断された場合などには、前述したソレノイドの励磁作用が断たれ、回動板41bはバネの復元力によってメダル29の径方向上部面を支持する通過位置からメダル29の径方向上部面を支持しない排出位置にセットされる。これにより支えを失った不正なメダル29が、通路カバー36の切り欠き36aから図3及び図4の矢印Dに示す本体基部40を傾斜させて取り付ける方向に落下して、払出しシュート37を介して払出し口22から払い出される。
なお、第1メダル通路44の回動板41bが設けられている箇所以外の部分は、通路カバー36(図4参照)によって塞がれている。そのため、第1メダル通路44の回動板41bが設けられている箇所以外の部分では投入されたメダル29が第1メダル通路44から脱落することはない。
メダル通過センサ42は、第1メダル通路44の振分装置41が設置されている箇所よりも下流側に設けられており、第1メダル通路44を転動してきたメダル29を検知する。
メダル通過センサ42は、第1メダルセンサ42a及び第2メダルセンサ42bから構成されている。第1及び第2メダルセンサ42a,42bは、例えば、投光部と受光部とを一体に備えた反射型の光電センサであって、第1メダル通路44の接触壁面44dに取り付けられている。第1及び第2メダルセンサ42a,42bは、メダル29の進行方向に沿って上流側に第1メダルセンサ42a、下流側に第2メダルセンサ42bが配置されている。
メダル29が、第1メダルセンサ42aや第2メダルセンサ42bを通過した場合(メダル29が、第1メダルセンサ42aや第2メダルセンサ42bの投光部の光路を遮蔽した状態)には、各センサの投光部から投光した光がメダル29で反射し、反射した光が受光部で受光され、各センサはオンとなる。これにより、メダル29の検知が開始される。また、メダル29が、第1メダルセンサ42aや第2メダルセンサ42bを通過していない場合(メダル29が第1メダルセンサ42aや第2メダルセンサ42bの投光部の光路を遮っていない状態のとき)には、各センサの投光部から投光した光が反射されないため、各センサはオフとなる。これにより、メダル29の検知が終了される。
第1及び第2メダルセンサ42a,42bの配置についてさらに具体的に説明すると、第1及び第2メダルセンサ42a,42bは、メダル29が第1メダル通路44を転動する際に、必ず第1及び第2メダルセンサ42a,42bによりメダル29を順次に検知できる間隔となるように配置されており、さらに、メダル29が連続投入(複数枚のメダル29が連なって第1メダル通路44を通過するようにメダル投入口20からメダル29が投入された状態)された場合にも、1枚のメダル29を第1及び第2メダルセンサ42a,42bで順次に検知した後に、必ず第1及び第2メダルセンサ42a,42bが一度はオフになってから次のメダル29を検知できるような位置に配置されている。つまり、図10に示すように、接触壁面44dに設けられる第1及び第2メダルセンサ42a,42bは、流下する複数のメダル29の周面が互いに接触して連なった際のメダル29の直径高さ内の上部に生じる隙間部44fに収まるように配置され、第1及び第2メダルセンサ42a,42bが一度に2枚以上のメダル29を検知しないようにしている。従って、メダル29の通過に要する予め定められた時間内において、第1メダルセンサ42a、第2メダルセンサ42bの順にメダル29の検知が行われずに、検知される順番が逆になっている場合には、メダル29の流下方向と逆流していることとなるため、エラーであると判断することができる。
メダルセレクタ34の側方には、メダル案内部材35が隣接して配置されている。第1メダル通路44を転動してきたメダル29はメダル案内部材35によって貯留タンク28に導かれる。
メダル案内部材35にはその断面を略コの字形状とした溝からなる第2メダル通路51が形成されている。第1メダル通路44と第2メダル通路51とが連通するようにメダル案内部材35はメダルセレクタ34に隣接して配置される。これにより、第1メダル通路44を転動してきたメダル29は第2メダル通路51に進入する。
メダル案内部材35は第1メダル通路44内を図中矢印B方向に転動するメダル29が第2メダル通路51でスロットマシン10の背面側に向かう方向(図中矢印E方向)に進行方向を変更するように、屈曲して形成されている。そして、前面扉12が閉じられると、第2メダル通路51のメダル出口51aは貯留タンク28の上方に位置するようにメダル案内部材35の長さが設定されている。また、第2メダル通路51は第1メダル通路44からメダル29が進入する方の端部からメダル出口51aにかけて下方に傾斜しており、第1メダル通路44から第2メダル通路51に進入したメダル29はその傾斜によって第2メダル通路51を転動する。
図3〜図6に示すように、メダル通過センサ42よりも上流側の第1メダル通路44の接触壁面44dで、振分装置41と第1メダルセンサ42aとの間には、第1メダル通路44におけるメダルの流下方向に対して略垂直方向に延びた形状の貫通孔44cが形成されている。この貫通孔44cの奥、すなわち第1メダル通路44の接触壁面44dの裏面側にはソレノイド(駆動手段)52が設けられている。ソレノイド52は、自己保持回路53を介してスロットマシン10の動作を制御している制御部60のCPU61に接続されている。
ソレノイド52には例えばプッシュプルタイプのソレノイドが用いられ、このソレノイド52に通電を行うと、駆動鉄心52aがボビン52bから引き出され、通電を停止すると、図示しないバネの付勢によって、駆動鉄心52aがボビン52bの内部へと引き込まれるようになっている。駆動鉄心52aの先端には、駆動鉄心52aとともに第1メダル通路44を遮断し、且つ第1メダル通路44内に挿入された不正器具を捕獲するための捕獲部材(通路シャッター)54が固着されている。捕獲部材54は、第1メダル通路44内に進入する進入位置(図5及び図6(b)参照)と、この進入位置から退避する退避位置(図4及び図6(a)参照)との間で移動する。
捕獲部材54は鉄や銅などの金属からなり、貫通孔44cの形状に対応するような略三角柱状に形成されており、その断面は鏃状になっている。また、捕獲部材54の大きさは、貫通孔44cよりも小さくなるように設定されている。
ソレノイド52への通電が停止されている場合、捕獲部材54は、図4及び図6(a)に示すように、退避位置に配されている。捕獲部材54が退避位置に配されているとき、捕獲部材54は第1メダル通路44に突出しないように、鏃状に形成されている箇所が第1メダル通路44に向けられた状態で貫通孔44c内に配される。ソレノイド52に通電が行われると、図5及び図6(b)に示すように、捕獲部材54は退避位置から進入位置に移動する。このとき、捕獲部材54が第1メダル通路44から通路カバー36の側面36bの直前にかけて横断し、第1メダル通路44が捕獲部材54によって遮断される。
このように、ソレノイド52は、捕獲部材54を、図4及び図6(a)に示すように、第1メダル通路44を開放する退避位置と、図5及び図6(b)に示すように、第1メダル通路44内に進入して第1メダル通路44を遮断する進入位置との間で移動させる駆動手段として機能する。また、捕獲部材54は通路シャッターとして機能する。
図7はスロットマシン10の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン10には、このスロットマシン10の基本的な動作を制御する制御部60が設けられている。制御部60は、CPU61と、このCPU61が処理するデータが格納されているROM62とワークエリアとしてのRAM63、メダルカウンタ64、クレジット記憶部65、タイマー(計時手段)66などが設けられている。
第1及び第2メダルセンサ42a,42bが第1メダル通路44を転動するメダル29を検知すると、検知信号がCPU61に入力される。メダルカウンタ64は、第1及び第2メダルセンサ42a,42bからメダル29の通過に要する予め定められた時間内に順次に検知信号が入力されると作動され、投入されたメダル29の枚数を1枚ずつ計数する。CPU61は第1及び第2メダルセンサ42a,42bで検知信号が検知された際に、メダル29を1枚計数してクレジット記憶部65に記憶させる。クレジット記憶部65に記憶されているメダル枚数は、クレジット枚数表示装置67によってクレジット枚数表示窓13を通して表示される。また、CPU61にはエラーコード表示装置68が接続されている。
このように、投入されたメダル枚数は、前記時間内における第1及び第2メダルセンサ42a,42bの順番で行われる検知信号の入力に基づき1枚ずつ計数され、クレジット記憶部65に加算して記憶される。また、CPU61は、MAXベットボタン15又は1ベットボタン16の押下により出力されるクレジット投入信号に基づいて、例えば、1枚から3枚のメダル29をクレジット記憶部65に記憶されたメダル枚数から減算し、減算されたメダル29をベットしてゲームを実行可能にする。なお、本実施形態では、クレジット記憶部65に記憶可能なメダル枚数の上限は50枚であるものとする。
スタートレバー18が押下操作されると、CPU61に遊技の開始を示す遊技開始信号が出力される。これに応答してCPU61はリール駆動コントローラ70を作動し、リールユニット26の第1〜第3リール13a〜13cを回転させることで遊技を開始する。遊技者がストップボタン17a〜17cを押下すると、CPU61及びリール駆動コントローラ70は第1〜第3リール13a〜13cの停止制御を行う。
精算ボタン19は、クレジット記憶部65に記憶されたメダル29を払い出すものである。メダルカウンタ64で計数され、クレジット記憶部65にメダル29が記憶されている状態で、精算ボタン19が押下されると、CPU61に精算ボタン操作信号が入力され、精算ボタン操作信号に応答してCPU61は払出し部71に信号を送る。この信号が払出し部71に入力されると、クレジット記憶部65に記憶されているメダル枚数に応じた貯留メダルが、貯留タンク28からホッパー装置33によって払出し口22に払い出される。
また、CPU61に精算ボタン操作信号が入力されると、CPU61はタイマー66に計時開始信号を送り、タイマー66を作動させて計時を開始させる。CPU61は、計時開始信号を出力した後、ROM62に記憶されている予め設定された時間(例えば300秒)とタイマー66によって計測されている時間との比較を行い、予め設定された時間に達する前(300秒以内)にCPU61に精算ボタン操作信号が入力された場合、CPU61は、不正行為が行われている可能性があると判断し、捕獲部材54を退避位置から進入位置に移動させようにソレノイド52の作動を制御する第1制御信号を自己保持回路53に出力する。この第1制御信号に応答して自己保持回路53は、捕獲部材54を退避位置から進入位置に移動させ、捕獲部材54を進入位置に留めるようにソレノイド52の作動を制御する。
上述した予め設定された時間が経過してからCPU61に精算ボタン操作信号が入力された場合、CPU61は、タイマー66の計時を停止させてリセットを行い、タイマー66に計時開始信号を送り、再びタイマー66を作動させて計時を開始させる。このようにタイマー66は精算ボタン19が操作された時間間隔を計測する計時手段として機能する。
なお、ROM62に記憶されている予め設定されている時間を300秒としたが、これに限ることなく、精算ボタン19が1度操作されてから再度操作されるまでに要する時間で、正しく遊技を行っている場合には通常起こり得ないような時間にすれば良く、適宜に変更可能である。
解除スイッチ32はCPU61に接続されており、解除スイッチ32が押下されると、CPU61に解除スイッチ操作信号が入力され、CPU61に解除スイッチ操作信号が入力されると、CPU61は進入位置にある捕獲部材54を進入位置から退避位置に移動させるようにソレノイド52の作動を制御する第2制御信号を自己保持回路53に出力する。この第2制御信号に応答して自己保持回路53は進入位置にある捕獲部材54を進入位置から退避位置に移動させるようにソレノイド52の作動を制御する。また、CPU61に解除スイッチ操作信号が入力されると、CPU61はタイマー66の計時を停止させてリセットを行う。
自己保持回路53は、CPU61の命令に従って、捕獲部材54を退避位置から進入位置に移動させて進入位置で保持し、且つ、捕獲部材54を進入位置から退避位置に移動させるようにソレノイド52の作動を制御するための回路である。図4に示すように、自己保持回路53は、電源72、第1スイッチ73、第2スイッチ74、リレー75から構成されている。
第1スイッチ73はCPU61によって制御されている。第1スイッチ73は、CPU61からの第1制御信号に応答してONされる。第1スイッチ73は、ONされると第1スイッチ73内の回路がつながり、精算ボタン19の押下が解除されるとOFFされて第1スイッチ73内の回路が切れるように構成されている。
第2スイッチ74はCPU61によって制御されている。第2スイッチ74は、CPU61からの第2制御信号に応答してONされる。第2スイッチ74は、ONされると第2スイッチ74内の回路が切れ、解除スイッチ32の押下が解除されるとOFFされて第2スイッチ74内の回路がつながるように構成されている。
リレー75は、コイル75aと第3スイッチ75bとから構成されている。第3スイッチ75bは第1スイッチ73に並列接続されており、リレー75の励磁作用によってON/OFFが切り替えられる。第3スイッチ75bがONされると第3スイッチ75b内の回路がつながる。第3スイッチ75bがOFFされると第3スイッチ75b内の回路が切れる。なお、リレー75が励磁されていない場合、第3スイッチ75bはOFFされた状態となる。
電源72、第1スイッチ73、第2スイッチ74、第3スイッチ75bは直列接続されており、第1スイッチ73がONされると、コイル75aに電流が流れる。つまり、第1スイッチ73がONされると、リレー75が励磁され、第3スイッチ75bがONされる。そして、第1スイッチ73がOFFされても、リレー75は第3スイッチ75bを通して励磁を続ける。これにより第3スイッチ75bはONされ続ける。第2スイッチ74がONされると、コイル75aに流れていた電流が切れる。これにより、リレー75が消磁され、第3スイッチ75bはOFFされる。
ソレノイド52は、第1スイッチ73、第3スイッチ75bに並列接続されている。第3スイッチ75bがONされると、ソレノイド52に通電が行われ、捕獲部材54が退避位置から進入位置に移動する。そして、第3スイッチ75bがOFFされると、ソレノイド52への通電が停止され、捕獲部材54が進入位置から退避位置に移動する。
このようにCPU61及び自己保持回路53は、タイマー66によって計測された時間が予め設定された時間に達する前に精算ボタン19が操作された場合に、捕獲部材54を退避位置から進入位置に移動させるようにソレノイド52の作動を制御する制御手段として機能する。
次に上記構成によるスロットマシン10の作用について図8のフローチャートを参照しながら説明する。精算ボタン19が操作されると、CPU61はホッパー装置33を作動させて、ホッパー装置33にメダルカウンタ64に記憶されているメダル枚数分のメダルの払い出しを行わせるとともに、タイマー66に計時開始信号を出力する。タイマー66に計時開始信号が入力されると、タイマー66は計時を開始する。タイマー66によって計測されている時間が300秒を経過した後に精算ボタン19が操作されると、CPU61はタイマー66をリセットするとともに、ホッパー装置33を作動させて、ホッパー装置33にメダル29の払い出しを行わせる。
タイマー66によって計測されている時間が300秒に達する前に精算ボタン19が操作されると、CPU61はホッパー装置33を作動させて、ホッパー装置33にメダル29の払い出しを行わせるとともに、第1制御信号を自己保持回路53に出力する。自己保持回路53に第1制御信号が入力されると、第1スイッチ73がONされる。第1スイッチ73がONされると、リレー75が励磁され、第3スイッチ75bがONされる。
第3スイッチ75bがONされると、ソレノイド52に電流が流れて、捕獲部材54が退避位置から進入位置に移動する。図9に示すように、メダル投入口20から不正行為を行うための道具が挿入されている場合で、フレキシブル基板76の先端部に赤外光LED77を搭載した器具78が挿入されていた場合、捕獲部材54が退避位置から進入位置に移動すると、捕獲部材54が器具78に突き刺さる。また、第1スイッチ73がOFFされた後も、リレー75は第3スイッチ75bを通して励磁を続けるので、第3スイッチ75bはONされ続ける。これにより、捕獲部材54が進入位置に保持されて、器具78は捕獲部材54と通路カバー36とで挟持される。
このように捕獲部材54が器具78に突き刺さり、器具78が捕獲部材54と通路カバー36とで挟持されることにより、器具78を第1ダル通路44から引き抜くことができなくなる。また、器具78がフレキシブル基板76やLED77などの電子機器で構成されている場合には、捕獲部材54によってフレキシブル基板76やLED77を破壊して器具78を再使用させないようにすることもできる。また、第1メダル通路44が捕獲部材54によって遮断されているので、器具78を第1メダル通路44に挿入することができなくなる。このとき、メダル29を投入することもできなくなるので、遊技を行うことができなくなる。遊技を再開させる場合、パチンコ店の従業員を呼び、筺体10a内に設けられている解除スイッチ32を従業員に操作してもらう。
従業員が解除スイッチ32を操作すると、CPU61はタイマー66のリセットを行うとともに、第2制御信号を自己保持回路53に出力する。自己保持回路53に第2制御信号が入力されると、第2スイッチ74がONされる。第2スイッチ74がONされると、リレー75が消磁され、第3スイッチ75bはOFFされる。これによりソレノイド52への通電が停止され、捕獲部材54が進入位置から退避位置に移動し、メダル29の投入が可能となる。
上記実施形態では、精算ボタン19が操作されてから所定時間内に再び精算ボタン19が操作された場合に、捕獲部材54を退避位置から進入位置に移動させるようにしたが、精算ボタン19を1回押しただけで捕獲部材54を退避位置から進入位置に移動させるようにしても良い。また、予め設定された時間内に精算ボタン19が3回操作された場合に、捕獲部材54を移動させても良く、精算ボタン19の操作により捕獲部材54を移動させる契機は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、メダル通過センサ42よりも上流側の第1メダル通路44の接触壁面44dに形成された貫通孔44cから捕獲部材54を第1メダル通路44内に進入させるようにしたが、捕獲部材54でメダル投入口20を閉じるようにしても良く、捕獲部材54はメダル通過センサ42よりも上流側に配置されていれば良い。また、メダル通過センサ42よりも上流側に捕獲部材54を複数設けるようにしても良く、これにより器具78をより確実に第1メダル通路44内で捕らえることができるようになる。
上記実施形態では、自己保持回路53を用いてソレノイド52の駆動を制御するようにしたが、ソフトウェアを用いてソレノイド52の駆動を制御するようにしても良く、制御方法は適宜に変更可能である。
上記実施形態では捕獲部材54で不正行為を防止するようにしたが、捕獲部材54の他に、スピーカ24からの音声、ランプの発光を併用して不正行為が行われていることを報知するようにしても良い。この場合、捕獲部材54が退避位置から進入位置に移動したことを検知するセンサを設け、このセンサによって捕獲部材54が検知されたことを契機にスピーカ24やランプを作動させるようにすれば良い。
上記実施形態では、駆動鉄心52aの先端に三角柱状の捕獲部材54を設けて捕獲部材54を構成したが、捕獲部材54を用いずに、駆動鉄心52aの先端を尖った形状にして、器具78を捕獲及び破壊するようにしても良い。このように、捕獲部材54の形状は器具78を捕らえて、さらに好ましくは器具78を破壊できるような形状であればどのようなものでも良く、適宜に決定すれば良い。このように捕獲部材54の構成は適宜変更可能である。
上記実施形態では、捕獲部材54が退避位置から進入位置に移動した場合、捕獲部材54を通路カバー36の側面36bの直前まで横断させるようにしたが、これに限ることなく、図11に示すように、通路カバー36に貫通孔36cを形成し、捕獲部材54が退避位置から進入位置に移動した場合、捕獲部材54を貫通孔36cに挿通させ、捕獲部材54が通路カバー36を貫通するようにしても良い。これにより、メダル投入口20からゴト行為を行うための不正器具を挿入し、その不正器具で捕獲部材54を無理矢理抉じ開けるといった不正行為を確実に防止することができる。さらに、不正器具を捕獲部材54と通路カバー36とでより確実に挟み込み、且つ破壊することが可能となる。
上記実施形態では、CPU61からの命令にしたがって自己保持回路53に組み込まれている第1スイッチ73、第2スイッチ74、第3スイッチ75bをON/OFFすることによりソレノイド52の作動を制御するようにしたが、図12に示すように、自己保持回路53よりも簡単な構成を成す自己保持回路80を用いてソレノイド52の作動を制御するようにしても良い。自己保持回路80はリレー81とバッファ82とから構成されている。リレー81は、コイル81aと、リレー81の励磁作用によって開閉するリレー接点81bとから構成されている。バッファ82は、CPU61から一旦出力された信号を、CPU61から次の信号が出力されるまで一時的に保持するためのものである。CPU61からの信号はバッファ82を介してリレー81に出力される。
電源83、コイル81a、バッファ82、CPU61は直列に接続されており、CPU61には、コイル81aの電源83側とバッファ82側との間の電位差が0になるような電圧が印加されている。CPU61に精算ボタン操作信号が入力されると、CPU61では、コイル81aの電源83側とバッファ82側との間で電位差が生じるようにバッファ82に供給する電圧が変換される。コイル81aの電源83側とバッファ82側との間で電位差が生じるとコイル81aに電流が流れる。また、電源83、リレー接点81b、ソレノイド52は直列に接続されており、コイル81aに電流が流れてリレー81が励磁すると、リレー接点81bが閉じ、ソレノイド52に通電が行われる。
CPU61に解除ボタン操作信号が入力されると、CPU61には、コイル81aの電源83側とバッファ82側との間の電位差が0になるような電圧が印加される。これによりコイル81aに電流が流れていた電流が切れてリレー81が消磁される。リレー81が消磁されると、リレー接点81bが開き、ソレノイド52への通電が停止する。
本発明のスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの内部を示す斜視図である。 メダルセレクタの構成を示す斜視図である。 通路シャッターが退避位置にあるときの第1メダル通路を示す断面図、及び自己保持回路の構成を示す回路図である。 通路シャッターが進入位置にあるときの第1メダル通路を示す断面図、及び自己保持回路の構成を示す回路図である。 (a)図4の矢印F方向から見た第1メダル通路を示す断面図である。(b)図5の矢印F方向から見た第1メダル通路を示す断面図である。 スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 精算ボタンが操作されたときの処理を行う手順を示すフローチャートである。 通路シャッターにより不正行為を行うための器具を捕らえたときの第1メダル通路の態様を示す断面図である。 メダルが連なって流下している状態を示す第1メダル通路の断面図である。 通路シャッターが通路カバーを貫通したときの状態を示す斜視図である。 自己保持回路及びその周辺を示す回路図である。
符号の説明
10 スロットマシン
19 精算ボタン(精算手段)
29 メダル
32 解除スイッチ(操作手段)
42 メダル通路センサ(メダル検知手段)
44 第1メダル通路(メダル通路)
52 ソレノイド(駆動手段)
53 自己保持回路
54 捕獲部材(通路シャッター)
61 CPU
66 タイマー(計時手段)

Claims (2)

  1. メダル通路内を流下するメダルを検知するメダル検知手段と、クレジットされているメダルの払い出しを行わせる精算手段とを備えたスロットマシンにおいて、
    前記メダル通路内に進入する進入位置と、前記進入位置から退避する退避位置との間で移動自在で、前記メダル通路内の前記メダル検知手段よりも上流側に配置された通路シャッターと、
    前記通路シャッターを前記進入位置と前記退避位置との間で移動させる駆動手段と、
    前記通路シャッターを前記進入位置から前記退避位置に移動させる際に操作される操作手段と、
    前記精算手段が操作された場合に、前記通路シャッターを前記退避位置から前記進入位置に移動させて前記進入位置で保持し、前記操作手段が操作された場合に、前記通路シャッターを前記進入位置から前記退避位置に移動させるように前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、を設けたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記精算手段が操作された時間間隔を計測する計時手段を設け、
    前記制御手段は、前記計時手段によって計測された時間が予め設定された時間に達する前に前記精算手段が操作された場合に、前記通路シャッターを前記退避位置から前記進入位置に移動させるように前記駆動手段の駆動を制御することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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