JP5522695B2 - 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機に関する。
弾球遊技機には、アタッカーと云われる大入賞口手段を構成するための可変入賞手段(15)を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−234136号公報
この特許文献1の可変入賞手段(15)は、可変入賞口(40)に対応した横長矩形状の入賞ケース(20)を備え、その入賞ケース(20)を構成するケース体(46)の底壁(50g)の上面には、可変入賞口(40)に入賞した遊技球を左右方向の一端側へと案内する傾斜案内通路(54)が形成されており、その傾斜案内通路(54)の下流側端部には、傾斜案内通路(54)からの遊技球を排出口(33)へと案内する排出案内通路(55)が奥壁(34)を貫通して後方に突設されている。また、排出案内通路(55)は入賞検出スイッチ(35)を挟んでその裏側の排出口(33)に連通している。
そして、傾斜案内通路(54)は、(図9)に示されるように左右方向においては遊技球を右側へ案内するために右側が低位となるように傾斜しているが、(図7)に示されるように前後方向においては傾斜しない形態で形成されている。しかしながら、遊技機を遊技島に設置する際には、通常、僅かながらも遊技機が後方に傾斜(ネカセ)するように前後方向の設置角度が設定されて設置されることから、傾斜案内通路(54)は、その設置角度分だけ後側が低位となるように傾斜が形成される。
従って、可変入賞口(40)に入賞した遊技球が傾斜案内通路(54)を流下する場合には、その前後方向の傾斜により後方側に誘導されて奥壁(34)に接しながら右側へ流下して排出案内通路(55)に誘導されることとなる。そして、排出案内通路(55)に誘導された遊技球は、後方の排出口(33)に向けて誘導されるが、この時、複数の遊技球が可変入賞口(40)に入賞し、同時に傾斜案内通路(54)を流下すると、それら複数の遊技球が奥壁(34)に沿って並んで流下するようになり、先の遊技球が排出案内通路(55)で後方に向けて方向転換しようとしたときに、次球の球圧の影響を受けることになる。これにより、排出案内通路(55)を流下する遊技球の球流れが阻害され、入賞検出スイッチ(35)の検知が遅れる虞がある。また、傾斜案内通路(54)の排出案内通路(55)近傍では、排出案内通路(55)で誘導される遊技球と同方向(後方向)に向かって誘導案内されるので、奥壁(34)などで支持される形で球詰まりが発生する虞がある。
本発明の課題は、上記実情に鑑みてなされたものであり、入賞口と排出口とを接続する球流路の遊技球の流れを良好とし、球詰まりを防止し、効率よく遊技球を排出口に排出することが可能な遊技機用可変入賞装置及びそれを用いた遊技機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機用可変入賞装置は、
遊技盤の盤面上に形成された遊技領域から遊技球を導入するための入賞口と、該入賞口から導入した遊技球を遊技盤の後方で排出する排出口と、入賞口から排出口へと続く球流路と、を有して遊技盤に固定される遊技機用可変入賞装置において、
遊技盤と平行状で左右方向に延びる回動軸線周りで回動可能に配置され、遊技盤に沿って起立することにより入賞口を閉鎖して球流路への遊技球の導入を困難又は不能にする閉鎖位置と、その閉鎖位置から前方側に倒伏することにより入賞口を開放して球流路への遊技球の導入を容易又は可能にする開放位置とに変位する入賞扉と、
その入賞扉に対して直接的に又は他部材を介して間接的に連係し、該入賞扉を閉鎖位置と開放位置との間で変位させる電気的駆動源と、を備え、
球流路は、入賞口に対応して後方に延びる上流側流路と、その上流側流路の後端に形成されて遊技球を1個ずつ通過可能な導入口から排出口に接続する下流側流路とを含み、
上流側流路は、導入口の前方領域にその導入口へ遊技球を転動案内するために後方側に行くほど低位となした第1転動面が形成され、その第1転動面に隣接した側方領域に左右方向においては第1転動面に行くほど低位となし、前後方向においては前方側に行くほど低位となした第2転動面が形成され
前記導入口は、前記上流側流路の後端で左右方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2箇所に設けられており、
その隣り合う導入口のそれぞれの前方領域に前記第1転動面が形成され、その第1転動面によって挟まれた側方領域に、左右方向において所定の中間位置が頂部となるように双方の前記第1転動面側に行くほど低位となした前記第2転動面がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
上記遊技機用可変入賞装置が遊技盤に固定されたことを特徴とする。
上記本発明の遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機によれば、入賞口から排出口へと続く球流路が、入賞口に対応して後方に延びる上流側流路と、その上流側流路の後端に形成されて遊技球を1個ずつ通過可能な導入口から排出口に接続する下流側流路とを含み構成されている。そして、上流側流路には、導入口の前方領域にその導入口へ遊技球を転動案内するために後方側に行くほど低位となした第1転動面が形成され、その第1転動面に隣接した側方領域に左右方向においては第1転動面に行くほど低位となし、前後方向においては前方側に行くほど低位となした第2転動面が形成されている。
これによれば、第2転動面が、左右方向では第1転動面側に行くほど、前後方向では前方に行くほど低位となして形成されているので、第2転動面で遊技球が誘導されるときには、上流側流路の後端に沿って遊技球が並んで流下することがなくなり、先の遊技球が第1転動面で後方に向けて方向転換しようとしたときに、次球の球圧の影響を受けることを抑制又回避することができる。即ち、第2転動面から第1転動面に誘導される遊技球は、前方側に誘導案内されて分散する形で第1転動面に導入されるので、第1転動面を流下する遊技球への球圧の影響を小さくすることができる。ひいては、球流路の遊技球の球の流れが良好となり、球詰まりを防止し、効率よく遊技球を排出口に排出することができ、遊技球の入賞の検出を迅速に行うことができる。また、第2転動面は、前方に行くほど低位となして形成されているので、入賞口から入賞し前方から導入されてきた遊技球に対して、球の動きに変化を生じさせ、球詰まりの発生を効果的に防止することができる。
また、上流側流路の第2転動面は、左右方向における傾斜角度よりも、前後方向における傾斜角度の方が大きくなるように設定する構成とすることができる。
これによれば、左右方向よりも前後方向における傾斜角度の方が大きくなるので、第2転動面上の遊技球は、前方に向けて大きく誘導案内されることとなり、第1転動面を流下しようとする遊技球の流下方向と前後反対方向にすることができる。そして、第2転動面上の遊技球が第1転動面上の遊技球と接触した場合には、流下しようとする方向が前後反対方向となり、第1転動面上の遊技球がそのまま導入口に向けて流下することが可能となる。即ち、第2転動面上の遊技球が第1転動面上の遊技球の前に割り込むように流下しないので、球詰まりの発生を効果的に抑制及び防止することができる。
また、遊技機用可変入賞装置において、導入口は、上流側流路の後端で左右方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2箇所に設けられており、
その隣り合う導入口のそれぞれの前方領域に第1転動面が形成され、その第1転動面によって挟まれた側方領域に、左右方向において所定の中間位置が頂部となるように双方の第1転動面側に行くほど低位となした第2転動面がそれぞれ形成された構成とすることができる。
これによれば、導入口及び第1転動面が2箇所に設けられ、その間の側方領域に第2転動面が形成されているので、複数の遊技球が同時に入賞口から入賞しても、第2転動面が2箇所の第1転動面及び導入口に振り分けて誘導案内することができる。ひいては、第2転動面によって誘導案内する距離が短くなり、入賞から排出までの時間を短縮することができ、遊技球の入賞の検出を迅速に行うことができる。
本発明の実施形態に係る遊技機の一例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る遊技機用可変入賞装置の一例を示す斜視図であり、(a)は入賞扉が閉鎖位置に変位した状態を示す図であり、(b)は入賞扉が開放位置に変位した状態を示す図である。 図2(b)の遊技機用可変入賞装置の平面図、正面図及び底面図である。 図2(a)の遊技機用可変入賞装置の分解斜視図である。 遊技機用可変入賞装置の上ケースを省略した斜視図及び平面図である。 図3(a)のA−A切断線における断面図である。 図3(a)のB−B切断線における断面図及び要部拡大図である。 図3(a)のC−C切断線における断面図及び要部拡大図である。 図5の平面図に対応し、球流路における遊技球の流下を説明する図である。 図9とは別態様の遊技球の流下を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、遊技機1(以下、パチンコ機1ともいう)には、遊技盤2が設けられている。この遊技盤2の盤面2a(前面)には、円弧状のガイドレール2cが立設され、そのガイドレール2cによって略円形状に区画された遊技領域2bが形成されている。そして、遊技領域2bの中央には、液晶表示部3が搭載され、その液晶表示部3の下方(遊技領域2bの中央下部)にアタッカーと云われる遊技機用可変入賞装置4(以下、入賞装置4ともいう)が配置されている。また、液晶表示部3と入賞装置4との間には、始動入賞口を有して一対の回動翼片5aによって形成される電動チューリップ(電チュー)5が配置されている。
なお、本明細書において、パチンコ機1における上下方向とは遊技盤2の盤面2aに沿う態様で遊技球が流下する方向(鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤2の盤面2aに沿う態様で上下方向に直交する方向(水平方向)を意味する。また、前後方向とは遊技盤2の盤面2aに直交する方向(水平方向)を意味し、盤面2aの遊技者側が前側であり、盤面2aの奥側が後側である。
図1乃至図4に示すように、この入賞装置4は、遊技盤2に固定され、その遊技盤2の盤面2a上に形成された遊技領域2bから遊技球を導入するための入賞口11と、該入賞口11から導入した遊技球を遊技盤2の後方で排出する排出口12と、入賞口11から排出口12へと続く球流路13とを有している。
具体的には、入賞装置4は、遊技盤2に固定するための台板20と、その台板20の後面側に組付けられるケース体30とを備えている。そして、この台板20には、左右方向を長手方向とする矩形状をなし、厚さ方向(前後方向)に貫通した開口21が形成されており、この開口21が入賞口11(大入賞口)を形成している。また、ケース体30は、上下に分割する形態で上ケース30Aと下ケース30Bとを含み構成され、下ケース30Bに上下方向に貫通した開口31が形成されており、開口31が排出口12を形成している。そして、上ケース30Aと下ケース30Bとが組み合わさって、入賞口11と排出口12とを接続する球流路13が形成されている。従って、図示しない発射装置からガイドレール2cに沿って打ち出された遊技球は、遊技盤2の盤面2a上に形成された遊技領域2bから入賞口11(開口21)を通過して入賞し、球流路13によって遊技盤2の後方側に誘導されて排出口12(開口31)で排出されることとなる。なお、開口31は、L字状に形成されており、左右方向に延びる開口領域には、後述する検出スイッチ55が開口領域を部分的に塞ぐ形で配置され、前後方向に延びる開口領域によって排出口12が形成されるようになっている。
また、入賞装置4は、入賞口11(開口21)に対応して台板20又はケース体30に組付けられる入賞扉40を備えている。入賞扉40は、正面視において左右方向が長手方向となる矩形状の板状形態をなし(図1参照)、台板20の開口21(入賞口11)に嵌め込まれるように、その開口21の下縁21u側で左右方向に延びる遊技盤2に平行な回動軸線O1周りで回動可能に配置されている。そして、入賞扉40は、遊技盤2に沿って起立することにより入賞口11を閉鎖して球流路13への遊技球の導入を困難又は不能にする閉鎖位置(図2(a)参照)と、その閉鎖位置から前方側に倒伏することにより入賞口11を開放して球流路13への遊技球の導入を容易又は可能にする開放位置(図2(b)参照)とに回動変位する。
具体的には、入賞扉40は、両側部下端に回動軸線O1に沿って軸穴41,41が穿設されており、この軸穴41,41に上ケース30A及び下ケース30Bの軸支部32a,32bに軸支された軸ピン42,42が挿通されて回転可能に固定されている(図5参照)。また、入賞扉40は、両側部で後方に延出された延出部43,43が形成されている。遊技者側から見て左側の延出部43には、外側に突出形成(例えば、回動軸線O1に平行状)された凸部44が設けられている(図5(b)参照)。凸部44は、入賞扉40が変位する際に後述する伝動部材54の作用を受ける被作用部である。
また、入賞装置4は、入賞扉40に対して直接的に又は他部材を介して間接的に連係し、入賞扉40を閉鎖位置と開放位置との間で変位させる電気的駆動源としてのソレノイド50を備えている。ソレノイド50は、通電することにより励磁するコイル部を有したソレノイド本体51と、そのソレノイド本体51に支持されて前後方向で直線的に変位可能なプランジャ52と、ソレノイド本体51とプランジャ52との間に配置され、プランジャ52を前方側に付勢するコイルばね53とを備えている。そして、ソレノイド50は、そのプランジャ52を前方側の突出位置と後方側の後退位置とでそれぞれ保持することにより、入賞扉40を回動軸線O1周りで回動して閉鎖位置と開放位置とに変位させることとなる。
また、入賞装置4は、入賞扉40とソレノイド50との間に配置されプランジャ52の駆動力を入賞扉40に伝動する伝動部材54を備えている。伝動部材54は、入賞扉40の回動軸線O1よりも後方においてその回動軸線O1と平行な揺動軸線O2周りで揺動可能に配置されている。即ち、伝動部材54は、揺動軸線O2に沿って突出する揺動軸54aを備えている。また、伝動部材54は、プランジャ52のフランジ状のプランジャヘッド52aに連係される被作用部54bと、入賞扉40の延出部43の凸部44に連係してその揺動変位を入賞扉40に伝動する作用片54cとを備えている。なお、伝動部材54の揺動軸54aは、上ケース30A及び下ケース30Bに形成された軸支部33a,33bによって軸支されている。
また、入賞装置4は、入賞口11で入賞した遊技球を検出する検出スイッチ55,55を備えている。検出スイッチ55,55は、上ケース30A及び下ケース30Bに収容される形態で球流路13上に配置され、該球流路13を流下する遊技球を検出する。
上ケース30A及び下ケース30Bは、ソレノイド50を収容するソレノイド収容部34a,34bと、伝動部材54を収容する伝動部材収容部35a,35bと、検出スイッチ55,55を収容するスイッチ収容部36a,36bと、を備えている。また、下ケース30Bには、開放位置に変位した入賞扉40に接続され、入賞した遊技球を検出スイッチ55,55へ誘導するステージ部37が形成されている。上ケース30Aには、下ケース30Bのステージ部37の後端で起立するように奥壁38が形成されている。上ケース30A及び下ケース30Bには、ステージ部37の両端部で起立(垂下)するとともに、遊技球を中央寄りに誘導案内するための誘導部39a,39bとが形成されている。
ここで、球流路13は、入賞口11に対応して後方に延びる上流側流路14と、その上流側流路14の後端に形成されて遊技球を1個ずつ通過可能な導入口15から排出口12に接続する下流側流路16とを含み構成されている。即ち、上流側流路14において、ステージ部37が底壁を構成し、誘導部39a,39bが側壁を構成している。そして、誘導部39a,39bと奥壁38との間の開口が導入口15を構成する。
そして、図6乃至図8に示すように、ステージ部37(上流側流路14)は、導入口15の前方領域にその導入口15へ遊技球を転動案内するために後方側に行くほど低位となした第1転動面37aが形成され(図6参照)、その第1転動面37aに隣接した側方領域に左右方向においては第1転動面37aに行くほど低位となし(図7参照)、前後方向においては前方側に行くほど低位となした第2転動面37bが形成されている(図8参照)。
また、導入口15は、上流側流路14の後端で左右方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2箇所に設けられており、その隣り合う導入口15のそれぞれの前方領域に第1転動面37a,37aが形成され、その第1転動面37a,37aによって挟まれた側方領域に、左右方向において所定の中間位置が頂部Tとなるように双方の第1転動面37a,37a側に行くほど低位となした第2転動面37b,37bがそれぞれ形成されている。
さらに、第2転動面37bは、左右方向における傾斜角度よりも、前後方向における傾斜角度の方が大きくなるように設定されている。具体的には、図7(b)に示すように、正面視において左右方向に延びる仮想直線Xを基準として第2転動面37bの左右方向における相対傾斜角度を角度αとし、図8(b)に示すように、側面視において前後方向に延びる仮想直線Zを基準として第2転動面37bの前後方向における相対傾斜角度を角度βとしたとき、角度αよりも角度βの方が大きくなるように設定されている。これにより、第2転動面37b上に遊技球が流下した場合に、その遊技球が左右方向よりも前後方向へ大きく誘導案内されることとなる。
なお、本実施形態の第2転動面37bは、平坦面を含み形成されているが、これに限定するものではなく、湾曲面を含み形成されてもよい。その場合にも、第2転動面37b上の遊技球が左右方向よりも前後方向へ大きく誘導案内される構成が好ましい。
次に、図9及び図10を用いて、入賞口11から入賞した遊技球が上流側流路14(ステージ部37)において導入口15に誘導案内される流下パターンを説明する。なお、球心から半径方向に延びる矢印(一点鎖線)は、遊技球が流下しようとする方向を示すものである。
図9では、上流側流路14に2つの遊技球A1,A2が流下しており、遊技球A1が誘導部39bに接触しつつ第1転動面37a上に位置するとともに、遊技球A2が遊技球A1及び奥壁38に接触しつつ第2転動面37b上に位置している。従って、遊技球A1は矢印が指すように後方の導入口15に向かって流下しようとし、遊技球A2は矢印が指すように前方に向かって流下しようとする。これにより、各遊技球A1,A2が流下する方向が反対方向となるので、球詰まりが発生することなく、遊技球を導入口15に誘導案内することができる。また、第1転動面37aと第2転動面37bとの境界部は、図7に示すように、段差状に形成されており、接触した遊技球A1,A2の球離れ(球崩れ)が一層良好となり、球詰まりの発生を効果的に防止することができる。
図10では、上流側流路14に3つの遊技球B1,B2,B3が流下しており、遊技球B1が誘導部39bに接触しつつ第1転動面37a上に位置するとともに、遊技球B2が遊技球B1に接触しつつ第2転動面37b及び入賞扉40上に位置し、遊技球B3が遊技球B1及び誘導部39bに接触しつつ第1転動面37b及び入賞扉40上に位置している。従って、遊技球B1は矢印が指すように後方の導入口15に向かって流下しようとし、遊技球B2は矢印が指すように前方に向かって流下しようとする。そして、第1転動面37aが誘導部39bの前方領域に広がって形成されているので、遊技球B3は、遊技球B1に追従するようにして矢印が指すように後方の導入口15に向かって流下しようとする。
すなわち、遊技球B2は、第2転動面37bによって一度前方に誘導案内されるため(勢いが小さい場合には、第2転動面37bと入賞扉40とで形成される溝によって、側方(第1転動面37a側)に誘導案内される)、遊技球B1に加え遊技球B3が遊技球B2よりも優先して導入口15に誘導される。これにより、導入口15の前方領域に対して、左右両方向から遊技球が連なって流下してきた場合にも、双方の遊技球の案内速度に差が生じ、球詰まりが発生することなく、遊技球を導入口15に誘導案内される。
なお、本発明では遊技機の一例としてパチンコ機について説明したが、他に例えばアレンジボール遊技機、雀球遊技機等の入賞装置が設けられる遊技機に適用することができる。
1 パチンコ機(遊技機)
2 遊技盤
2b 遊技領域
3 液晶表示部
4 入賞装置(遊技機用可変入賞装置)
5 電動チューリップ
10 台板
11 入賞口
12 排出口
13 球流路
14 上流側流路
15 導入口
16 下流側流路
20 台板
21 開口
30 ケース体
30A 上ケース
30B 下ケース
31 開口
32a,32b 軸支部
33a,33b 軸支部
34a,34b ソレノイド収容部
35a,35b 伝動部材収容部
36a,36b スイッチ収容部
37 ステージ部
37a 第1転動面
37b 第2転動面
38a,38b 奥壁
39a,39b 誘導部
40 入賞扉
41 軸穴
42 軸ピン
43 延出部
44 凸部
50 ソレノイド(電気的駆動源)
51 ソレノイド本体
52 プランジャ
52a プランジャヘッド
53 コイルばね
54 伝動部材
55 検出スイッチ
A1,A2,B1,B2,B3 遊技球
O1 回動軸線
O2 揺動軸線

Claims (3)

  1. 遊技盤の盤面上に形成された遊技領域から遊技球を導入するための入賞口と、該入賞口から導入した遊技球を前記遊技盤の後方で排出する排出口と、前記入賞口から排出口へと続く球流路と、を有して前記遊技盤に固定される遊技機用可変入賞装置において、
    前記遊技盤と平行状で左右方向に延びる回動軸線周りで回動可能に配置され、前記遊技盤に沿って起立することにより前記入賞口を閉鎖して前記球流路への遊技球の導入を困難又は不能にする閉鎖位置と、その閉鎖位置から前方側に倒伏することにより前記入賞口を開放して前記球流路への遊技球の導入を容易又は可能にする開放位置とに変位する入賞扉と、
    その入賞扉に対して直接的に又は他部材を介して間接的に連係し、該入賞扉を前記閉鎖位置と開放位置との間で変位させる電気的駆動源と、を備え、
    前記球流路は、前記入賞口に対応して後方に延びる上流側流路と、その上流側流路の後端に形成されて遊技球を1個ずつ通過可能な導入口から前記排出口に接続する下流側流路とを含み、
    前記上流側流路は、前記導入口の前方領域にその導入口へ遊技球を転動案内するために後方側に行くほど低位となした第1転動面が形成され、その第1転動面に隣接した側方領域に左右方向においては第1転動面に行くほど低位となし、前後方向においては前方側に行くほど低位となした第2転動面が形成され
    前記導入口は、前記上流側流路の後端で左右方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2箇所に設けられており、
    その隣り合う導入口のそれぞれの前方領域に前記第1転動面が形成され、その第1転動面によって挟まれた側方領域に、左右方向において所定の中間位置が頂部となるように双方の前記第1転動面側に行くほど低位となした前記第2転動面がそれぞれ形成されていることを特徴とする遊技機用可変入賞装置。
  2. 前記第2転動面は、左右方向における傾斜角度よりも、前後方向における傾斜角度の方が大きくなるように設定されている請求項1に記載の遊技機用可変入賞装置。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機用可変入賞装置が前記遊技盤に固定されたことを特徴とする遊技機。
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