JP4512457B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機(弾球遊技機)は遊技盤を有しており、そのほぼ中央部にセンター役物が設けられている場合が多い。
センター役物の一例として、特許文献1に開示されているものがある。
その役物(センター役物)は、当該遊技機の奥行方向に沿って並列する一対の棒状部材を有している。各棒状部材は、当該遊技機の幅方向にほぼ沿って延びているが、正確には当該遊技機の幅方向から若干ずれているとともに、そのうちの少なくとも一方のほぼ中央長さ部分には湾曲部が形成されている。
そして、各棒状部材が当該遊技機の幅方向に延びる回転軸線を中心に回転することによって、両棒状部材の間の間隔が変化し、両棒状部材の間に支持されたパチンコ球(遊技球)が、種々のバリエーションで転動し落下して、役物から流出する。
しかしながら、上記のような従来の遊技機では、センター役物内に流入したパチンコ球は、種々のバリエーションはあるものの、重力に基づいて転動し落下していくのみであり、遊技者に対してあまり大きな興趣を与えることができなかった。
特開平15−126396公報
本発明は、役物に改良を行い、大きな興趣を遊技者に与えることができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、役物を有する弾球遊技機であって、前記役物は、前記弾球遊技機の幅方向とほぼ平行に延び、少なくともほぼなめらかな内周面を有し、その少なくとも手前側の部分が透視性を有する筒状をなし、その内周面を遊技球がらせん状に転動することをガイドする、らせん状転動ガイド部を有する、弾球遊技機である。
「少なくともほぼなめらかな内周面を有する」には、「ほぼなめらかな内周面を有する」場合と「なめらかな内周面を有する」場合とがある。
「なめらかな内周面を有する」場合としては、「円形の断面の内周面を有する」場合や「楕円形の断面の内周面を有する」場合等がある。
「ほぼなめらかな内周面を有する」場合としては、「8角形の断面の内周面を有する」場合等がある。
そして、「筒状」には、「円筒状」のほか、「楕円筒状」「8角筒状」等がある。また、「四角形の断面の外周面を有し、円形等の断面の内周面を有する」場合等もある。
また、「筒状」には、その内周面の径が一様のものに限らず、その長さ方向に沿って徐々に変化するものであってもよい。
また、「遊技球がらせん状に転動する」には「重力に基づいて遊技球がらせん状に転動する」があり、さらにそのうちには「重力のみに基づいて遊技球がらせん状に転動する」がある。
この発明の弾球遊技機では、遊技球がらせん状転動ガイド部の内周面をらせん状に転動し、それが遊技者によって視認される。このため、この弾球遊技機では、遊技者に対して大きな興趣を与えることができる。
この発明に関連する発明として、次の2つの発明(第1及び第2の関連発明)が考えられる。また、その2つの発明の特徴を併せ持つ発明も考えられる。
第1の関連発明
「請求項1に係る発明の弾球遊技機であって、
前記らせん状転動ガイド部に対して、当該らせん状転動ガイド部の上流側から下流側に向かう方向の成分を有する方向に沿って遊技球を流入させる流入部が設けられている、
弾球遊技機。」
この発明の弾球遊技機では、らせん状転動ガイド部の上流側から下流側に向かう方向の成分を有する方向に沿って遊技球が当該らせん状転動ガイド部に流入する。このようにして、遊技球にはらせん状転動ガイド部における上流側から下流側に向かう速度成分が付与され、遊技球がらせん状転動ガイド部において円滑にらせん状に転動することとなる。
第2の関連発明
「請求項1に係る発明の弾球遊技機であって、
前記らせん状転動ガイド部の上流側から下流側に向かうにつれて、当該らせん状転動ガイド部の軸線が徐々に下方に向かうように水平から傾斜している、
弾球遊技機。」
この発明の弾球遊技機では、軸線が水平から傾斜しているらせん状転動ガイド部の内部を転動する遊技球は、その傾斜に基づいて、当該らせん状転動ガイド部の上流側から下流側に向かって進行しようとする。このようにして、遊技球にはらせん状転動ガイド部における上流側から下流側に向かう速度成分が付与され、遊技球がらせん状転動ガイド部において円滑にらせん状に転動することとなる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の弾球遊技機であって、前記らせん状転動ガイド部の内部には、その底部よりも高い位置に設けられた球受け部が設けられ、前記球受け部に到達した遊技球と前記球受け部に到達しなかった遊技球とでは、異なった経路を経て当該役物から流出するものである、弾球遊技機である。
この発明の弾球遊技機では、請求項1に係る発明の弾球遊技機の作用及び効果に加えて、次の作用及び効果が得られる。
すなわち、らせん状転動ガイド部の内周面をらせん状に転動した遊技球が球受け部に到達した場合と到達しなかった場合では、その遊技球は異なった経路を経てその役物から流出する。
このため、らせん状転動ガイド部を転動した後の遊技球の転動パターンについても遊技者にとって関心の的となり、遊技者にさらに大きな興趣を与えることができる。
特に、この発明において、遊技球が異なった経路を経て役物から流出することによって入賞口に入賞する可能性が異なる場合には、遊技者に対して一層より大きな興趣を与えることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明の弾球遊技機であって、前記役物には、遊技球が当該役物から流出する一の流出部が形成され、前記球受け部に到達した遊技球と前記球受け部に到達しなかった遊技球とでは、前記流出部を通って異なる方向に当該役物から流出するものである、弾球遊技機である。
この発明の弾球遊技機では、請求項2に係る発明の弾球遊技機の作用及び効果に加えて、次の作用及び効果が得られる。
すなわち、らせん状転動ガイド部の内周面をらせん状に転動した遊技球が球受け部に到達した場合と到達しなかった場合では、その遊技球はその役物において異なった経路を経て流れた後に、同一の流出部を通って異なる方向に役物から流出する。
このため、遊技球が異なった経路を経て流れた後に各々異なった流出部を通って役物から流出する場合と比べて、遊技球の流出後の行方が遊技者にとって大きな関心の的となり、遊技者にさらに大きな興趣を与えることができる。
また、この発明においても、遊技球が同一の流出部を通って異なる方向に役物から流出することによって入賞口に入賞する可能性が異なる場合には、遊技者に対して一層より大きな興趣を与えることができる。
以上のように、本発明の弾球遊技機では、遊技球がらせん状転動ガイド部の内周面をらせん状に転動し、それが遊技者によって視認されるため、遊技者に対して大きな興趣を与えることができる。
次に、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、このパチンコ機(弾球遊技機)はほぼ鉛直な遊技盤10を有し、その下方には、ハンドル12が設けられている。また、遊技盤10の裏側には、賞球払い出し装置(図示省略)が設けられている。
遊技盤10には、外側レール13及び内側レール14が設けられており、内側レール14の内側が遊技領域(符号省略)とされ、外側レール13と内側レール14の間の部分が通路(符号省略)とされている。
そして、遊技者がハンドル12を操作することによって発射されたパチンコ球は、その通路を通り、遊技領域へと導かれる。
遊技盤10(遊技領域)には、多数の釘(図示省略)や風車19が設けられているとともに、複数の普通入賞口16が設けられている。普通入賞口16にパチンコ球が入った場合には、例えば6又は13個のパチンコ球が賞球として賞球払い出し装置から払い出される。
遊技盤10のほぼ中央にはセンター役物20が設けられている。センター役物20の下方(真下)には始動入賞口17が設けられ、その下方には大入賞口18が設けられている。
センター役物20には、表示部22が設けられている。表示部22は液晶等によって構成され、種々の図柄が表示される。
すなわち、始動入賞口17にパチンコ球が入る(これを入賞という)と、表示部22における図柄が所定の時間変動表示され、その後、最終的な図柄が静止表示される。静止表示された図柄には「当たり」と「はずれ」とがあり、「当たり」の場合(例えば「777」)には、大入賞口18が所定の回数開くようにされている。例えば、16回開き、1回当たり10個のパチンコ球が入るまで開いたままとなる。そして、1個のパチンコ球の入賞に対して、15個のパチンコ球が賞球として賞球払い出し装置から払い出される。これをセンター役物20が遊技者に与える特別な利益ということとする。
次に、図2〜図7に基づいて、センター役物20について詳しく説明する。
図3に示すように、センター役物20は、前側部材30,裏側部材40,一対の誘導路形成部材50a,50b,一対のらせん状転動ガイド部材60a,60b等がビス(図示省略)によって結合されて形成されている。
センター役物20は、左右に対称的な構造を有している。
前側部材30,裏側部材40には、開口部31,41が形成されている。
図2(a)に示すように、前側部材30の前部には、開口部31の左右両側及び上側にわたって枠状前板部32が形成されている。
図2(a)及び図3に示すように、前側部材30の開口部31は、裏側部材40の開口部41に対応した位置において、裏側部材40の開口部41よりも大きく形成されている。開口部31,41から表示部22(図2,図3等においては図示省略,図1参照)が視認される。
図2及び図3に示すように、前側部材30(枠状前板部32)のうちの上部には、上部装飾部材38が取り付けられている。
前側部材30(枠状前板部32)のうちの左右両側の中途高さ部分には、流入口部材34a,34bが取り付けられている。
各流入口部材34a,34bに対応して、前側部材30(枠状前板部32)には、流入孔部(図示省略)が形成されている。
図3に示すように、各誘導路形成部材50a,50bは、前側部材30の枠状前板部32(図2(a)参照)の裏側に配設されている。各誘導路形成部材50a,50bのうちの上流側部分は奥方向転動部52であり、下流側部分は流下部54である。
奥方向転動部52の上流端部は、前側部材30(枠状前板部32)に形成された上述の流入孔部に対応している。奥方向転動部52は、前側部材30のうちの一部とともに、パチンコ球が奥方向に転動する経路を形成している。その経路(奥方向転動部52)の底部(符号省略)は、手前側から奥側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように水平から傾斜している。
図3に示すように、左右一対の各らせん状転動ガイド部材60a,60bは、本体部62,帯状縦板部66を有している。
らせん状転動ガイド部材60a,60bの本体部62(又は、らせん状転動ガイド部材60a,60b全体)は、透明又は半透明の合成樹脂によって形成されている。
らせん状転動ガイド部材60a,60bの本体部62は、一方(このパチンコ機の幅方向における中央側)が閉塞部64によって塞がれた円筒状をしており、他方の開口部(符号省略)は蓋材68a,68bによって塞がれている。
図2〜図7に示すように、各らせん状転動ガイド部材60a,60bの本体部62は、このパチンコ機の幅方向にほぼ沿って延びた円筒状をしている。
すなわち、本体部62の外周面及び内周面とも、円形の断面を有している。本体部62の外径及び内径とも、本体部62の長さ方向に沿って一様に形成されている。
また、正確にいえば、左側のらせん状転動ガイド部材60aの本体部62は、このパチンコ機の幅方向において左側(上流側)から中央側(下流側)に向かうにつれて徐々に下方に向かうように水平から若干傾斜している。右側のらせん状転動ガイド部材60bについても同様である。
このらせん状転動ガイド部材60a,60b(その各本体部62)が、本発明のらせん状転動ガイド部に該当する。
図3に示すように、帯状縦板部66は、本体部62のうちのこのパチンコ機の幅方向における左側又は右側(左側のらせん状転動ガイド部材60aの場合は左側)のうちの奥側に形成されている。
各帯状縦板部66は、各誘導路形成部材50a,50bの流下部54に対応している。各誘導路形成部材50a,50bの流下部54は、各帯状縦板部66とともに、パチンコ球が落下する経路を形成している。
図3及び図4に示すように、各誘導路形成部材50a,50bの流下部54(それによって形成される経路)のうちの略下半部は、下方に向かうにつれてこのパチンコ機の幅方向における左側又は右側から中央側(左側の誘導路形成部材50aの場合は左側から右側)に向かうように曲がっている。すなわち、各誘導路形成部材50a,50b(その略下半部)は、各らせん状転動ガイド部材60a,60bの上流側から下流側に向かうように曲がっている。
各誘導路形成部材50a,50b(その略下半部)が、本発明(正確には、その関連発明)の流入部に該当する。
図3に示すように、各らせん状転動ガイド部材60a,60bの本体部62には、各誘導路形成部材50a,50bの流下部54に対応して、流入孔部63が形成されている。
図2(a),図3,図5(a)等に示すように、各らせん状転動ガイド部材60a,60bの本体部62の閉塞部64のうちのほぼ中央部分には、第1流出孔部71が形成されている。
本体部62の閉塞部64のうちの下側部分には第2流出孔部72が形成されている。第2流出孔部72の下縁部は本体部62の底部と一致しており、本体部62の底部に位置するパチンコ球が第2流出孔部72から流出可能である。
図2(a)等に示すように、左右一対のらせん状転動ガイド部材60a,60bの間には、その各第2流出孔部72の間をつなぐように、流出用転動部48が設けられている。
流出用転動部48は、左右の各端部から中央側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように湾曲しているとともに、奥側から手前側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように形成されている。
図3〜図7に示すように、左右一対のらせん状転動ガイド部材60a,60bにわたって、球受け部材80が設けられている。
球受け部材80は、このパチンコ機の幅方向にほぼ沿って延びている(後述するように、正確には、それより若干ずれている)。
図6(a)及び図7(a)等に示すように、球受け部材80の左右の各端部は、各らせん状転動ガイド部材60a,60bの蓋材68a,68bに対して固定されている。
図2(a)及び図5(a)等に示すように、球受け部材80は、各第1流出孔部71を通って、らせん状転動ガイド部材60a,60bの閉塞部64を貫通している。
図3,図5〜図7に示すように、球受け部材80のうちの大半の部分であって各らせん状転動ガイド部材60a,60b(各本体部62)の内部に位置する部分は、樋状部82a,82bである。樋状部82a,82bは、上方に開口し下方に凸状の円弧状断面を有している。
各樋状部82a,82bは、各らせん状転動ガイド部材60a,60bの本体部62のほぼ中心軸線上において、各らせん状転動ガイド部材60a,60bの本体部62の長さ方向に沿って延びている。すなわち、左右の各端部から中央側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜している。
この球受け部材80(その各樋状部82a,82b)が、本発明の球受け部に該当する。
図2,図3,図6(a),図7(a)に示すように、球受け部材80のうちの中央部分であって両らせん状転動ガイド部材60a,60bの間の空間に位置する部分は、奥方向転動部84である。奥方向転動部84は、手前側から奥側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように形成されている。
図2に示すように、奥方向転動部84(図2(a))の奥側には、奥側落下部45(図2(b))が形成されている。奥側落下部45は、上方及び下方が塞がれた四角筒状をなし、手前側部分は開口している。
図6(a)及び図7(a)に示すように、その開口部分(符号省略)は奥方向転動部84によって上下に仕切られており、そのうちの上側の部分は流入用開口部46であり、そのうちの下側の部分は流出用開口部47である。
奥側落下部45の底部(符号省略)は、奥側から手前側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように水平から傾斜しており、流出用転動部48に連なっている。
図2(a)及び図3等に示すように、前側部材30のうちの下部には、このパチンコ機の幅方向に延びるほぼ水平な帯板状部36が形成されており、その中央部には流出部37が形成されている。
上述の流出用転動部48は、流出部37に連なっている。
流出部37は、このパチンコ機の幅方向に沿って凹状をなしている(すなわち、その左右の各端部から中央側に向かうつれて徐々に下方に向かうように湾曲している)とともに、奥側から手前側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように水平から傾斜している。このため、いずれかの経路で流出部37に到ったパチンコ球も、流出部37のうちの中央部(このパチンコ機の幅方向における中央部)又はその近傍を転動してセンター役物20から流出する。
図6(a)及び図7(a)に示すように、始動入賞口17(図1に基づいて前述)は、流出部37の真下に設けられている。
このため、流出部37において、その中央部(このパチンコ機の幅方向における中央部)をこのパチンコ機の奥行方向に沿って手前側に転動するパチンコ球は、流出部37から鉛直下方に落下するため、始動入賞口17に入賞する可能性が高い。
一方、流出部37において、パチンコ機の奥行方向からずれた斜め方向に転動するパチンコ球は、流出部37から斜め下方に落下するため、始動入賞口17に入賞する可能性が低い。
次に、このパチンコ機の作用及び効果について、図4〜図7等に基づいて説明する。
遊技盤(図1参照)上を転動したパチンコ球(遊技球)が左側の流入口部材34a(図2(a))に流入した場合を説明する。なお、このセンター役物20は左右対称の構造を有しているため、右側の流入口部材34bに流入した場合も同様である。
図3に示すように、流入口部材34aに流入したパチンコ球B(図3においては図示省略)は、誘導路形成部材50aの奥方向転動部52(正確には奥方向転動部52等によって形成される経路)を奥方向に転動する。
その後、そのパチンコ球Bは、図4に示すように、流下部54(正確には、流下部54等によって形成される経路)を落下し、らせん状転動ガイド部材60a(その本体部62)の内部に流入する。
ここで、前述したように、流下部54のうちの略下半部は、下方に向かうにつれて右側(このパチンコ機の幅方向における右側)に向かうように、すなわち、らせん状転動ガイド部材60a(その本体部62)の上流側から下流側に向かうように曲がっているため、パチンコ球Bはそれに沿って流下する。
このため、らせん状転動ガイド部材60a(本体部62)の内部に流入したパチンコ球Bには、重力に基づいて鉛直下方に向かう速度成分が付与されているとともに、右方向(下流側)に向かう速度成分が付与されている。
そして、図5に示すように、そのパチンコ球Bは、重力に基づくエネルギーによって、らせん状転動ガイド部材60a(本体部62)の内周面に沿って転動する。
それと同時に、上述のようにそのパチンコ球Bは右方向に向かう速度成分を有するため、そのパチンコ球Bは、らせん状転動ガイド部材60a(本体部62)の内部を右方向に進行しようとする。また、前述したように、らせん状転動ガイド部材60aの本体部62はほぼ水平ではあるが、正確には左側から右側に向かうにつれて徐々に下方に向かうように水平から傾斜していることからも、パチンコ球Bはらせん状転動ガイド部材60a(本体部62)の内部を右方向に進行しようとする。
これらが合計されて、パチンコ球Bは、らせん状転動ガイド部材60a(本体部62)の内周面に沿って、左側(上流側)から右側(下流側)に向かってらせん状に転動する。
そして、パチンコ球Bは徐々にエネルギーを失っていき、上述のらせん状の転動をし得ない状態となり、図5(a)において1点鎖線で示すとともに図6に示すように、球受け部材80(樋状部82a)に到ったり、図5(a)において2点鎖線で示すとともに図7に示すように、球受け部材80(樋状部82a)に到らずに本体部62の底部(符号省略)から第2流出孔部72を通って流出用転動部48に到る。
なお、それまでにらせん状の転動を何周するか(1周未満の場合もあり得る)、及び、球受け部材80(樋状部82a)に到るか否かは、らせん状転動ガイド部材60aの本体部62に流入した際のそのパチンコ球Bのエネルギー等による。
図6に示すように、パチンコ球Bが樋状部82a(球受け部材80)に到った場合は、そのパチンコ球Bは樋状部82aに沿って右方向に転動し、奥方向転動部84において奥方向に転動し、流入用開口部46を通って奥側落下部45に流入する。奥側落下部45に流入したパチンコ球Bは、奥側落下部45を鉛直下方に落下し、流出用開口部47を通って流出用転動部48に到る。
すなわち、そのパチンコ球Bは、流出用転動部48の中央部(このパチンコ機の幅方向における中央部)に対して、その奥側から到る。このため、そのパチンコ球Bは流出用転動部48の中央部を奥行方向に沿って手前側に転動し、流出部37の中央部(このパチンコ機の幅方向における中央部)を奥行方向に沿って手前側に転動し、流出部37から鉛直下方に落下する。
このため、このような経路を経て流出部37を通ってセンター役物20から流出するパチンコ球B(第1の転動流出パターン)は、始動入賞口17に入賞する可能性が高い。すなわち、前述した特別の利益が遊技者に対して与えられる可能性が高い。
一方、図7に示すように、パチンコ球Bがらせん状転動ガイド部材60a(本体部62)の底部から第2流出孔部72を経て流出用転動部48に到った場合は、そのパチンコ球Bは、流出用転動部48を奥行方向からずれた斜め手前側に転動し、流出部37においても同様に奥行方向からずれた斜め手前側に転動し、流出部37から斜め下方に落下する。
このため、このような経路を経て流出部37を通ってセンター役物20から流出するパチンコ球B(第2の転動流出パターン)は、始動入賞口17に入賞する可能性が低い。すなわち、前述した特別の利益が遊技者に対して与えられる可能性は低い。
以上のように、このパチンコ機(センター役物20)では、パチンコ球Bがらせん状転動ガイド部材60a(本体部62)の内部においてらせん状に転動し、透視性を有する本体部62を通してそれが遊技者によって視認される。
このため、このパチンコ機では、遊技者に対して大きな興趣を与えることができる。
また、このパチンコ機(センター役物20)では、パチンコ球Bは、重力のみに基づいて上述のようにらせん状に転動し、モータ,電磁石等を必要とせず、電気的配線等を必要としないため、構造が簡略なものとなり、容易に製造することができる。
また、上述のようにしてらせん状に転動したパチンコ球Bが球受け部材80(樋状部82a,82b)に到るか否かによって、その後にどの経路を経て流出部37から落下していくか(すなわち、第1の転動流出パターンで転動し流出するか、第2の転動流出パターンで転動し流出するか)が決定される。そして、それによって、そのパチンコ球Bが始動入賞口17に入賞して遊技者に特別の利益が与えられるかが左右される。
このため、パチンコ球Bがらせん状に転動した後に球受け部材80(樋状部82a,82b)に到るか否かは遊技者に対して大きな関心の的となり、このパチンコ機では、その点でも遊技者に対して大きな興趣を与えることができる。
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施形態にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
例えば、上記の実施形態では、センター役物20が左右対称の構造を有し、左右に一対のらせん状転動ガイド部材60a,60bが設けられているが、センター役物(20)は左右対称の構造でなくてもよく、らせん状転動ガイド部材は1つのみ設けられてもよい。
本発明の一実施形態のパチンコ機の正面図である。 本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物を示す斜視図である。(a)は斜め前方から見た図であり、(b)は斜め後方から見た図である。 本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物を示す分解斜視図である。斜め後方から見た図である。 本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物のうちの左側の流下部等を示す拡大断面図である。パチンコ機の幅方向に延びる鉛直平面で切断した縦断面図である。 本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物の左側のらせん状転動ガイド部材等を示す断面図である。(a)は、パチンコ機の幅方向に延びる鉛直平面で切断した縦断面図である。(b)は、パチンコ機の奥行方向に延びる鉛直平面で切断した縦断面図である。 (a)は、本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物を示す斜視図(一部破断)である。第1の転動流出パターンを示す。(b)は、その際のらせん状転動ガイド部材等を示す断面図(パチンコ機の奥行方向に延びる鉛直平面で切断した縦断面図)である。 (a)は、本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物を示す斜視図(一部破断)である。第2の転動流出パターンを示す。(b)は、その際のらせん状転動ガイド部材等を示す断面図(パチンコ機の奥行方向に延びる鉛直平面で切断した縦断面図)である。
符号の説明
20 センター役物(役物)
37 流出部
60a,60b らせん状転動ガイド部材(らせん状転動ガイド部)
80 球受け部材(球受け部)
B パチンコ球(遊技球)

Claims (3)

  1. 役物を有する弾球遊技機であって、
    前記役物は、
    前記弾球遊技機の幅方向とほぼ平行に延び、少なくともほぼなめらかな内周面を有し、その少なくとも手前側の部分が透視性を有する筒状をなし、その内周面を遊技球がらせん状に転動することをガイドする、らせん状転動ガイド部を有する、
    弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機であって、
    前記らせん状転動ガイド部の内部には、その底部よりも高い位置に設けられた球受け部が設けられ、
    前記球受け部に到達した遊技球と前記球受け部に到達しなかった遊技球とでは、異なった経路を経て当該役物から流出するものである、
    弾球遊技機。
  3. 請求項2に記載の弾球遊技機であって、
    前記役物には、遊技球が当該役物から流出する一の流出部が形成され、
    前記球受け部に到達した遊技球と前記球受け部に到達しなかった遊技球とでは、前記流出部を通って異なる方向に当該役物から流出するものである、
    弾球遊技機。





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