JP2007160002A - 遊技球誘導構造及び遊技機用揺動部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 玉受け面上の遊技球が有する力学的エネルギーを利用して遊技球に複雑で予測困難な動きを付与するとともに、相対的に大きな揺動運動を可能とすることによって、興趣を向上させることのできる遊技球誘導構造及び遊技機用揺動部材を提供する。
【解決手段】 下段ステージ20には、左右一対のシーソー体21L,21Rが左右方向に沿って一列状に近接配置されている。シーソー体21L,21Rが揺動軸部21d(軸線O)の周りに回動可能に支持されている。シーソー体21L,21Rは、長手方向の一端部側が中央部寄りに位置するように、互いに突合せ状に接近させて配置され、接近した一端部間には、遊技球を載せて前方側に流出させる流出案内通路22が形成される。シーソー体21L,21Rは、軸線Oに対して重心を長手方向の外側に所定距離オフセットして配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機の遊技盤に配置され、一般にはステージやスロープと通称されることもある遊技球誘導構造とその主たる構成要素である遊技機用揺動部材に関する。
従来より、遊技球自体の動きに変化を与えるために、遊技盤(具体的には、例えば盤面中央部の中央役物)にステージ又はスロープのような遊技球誘導構造が配置されている。このようなステージには、盤面に沿う左右方向に長く形成され、盤面と交差する(例えば直交する)前後方向に所定の幅を有する床面(玉受け面)が形成されるとともに、床面に傾斜や段差をつけることによって長手方向(左右方向)の中央部が低くなるように形成されている。さらに、その中央部には、幅方向(前後方向)の前方(手前)側又は後方(奥)側に遊技球が流出する出口が設けられている。したがって、このようなステージの床面に流入した遊技球は、傾斜や段差によって長手方向の中央部に誘導案内され、その中央部で流動方向が幅方向に変化し前方側又は後方側から流出する。
そして、ステージの床面とは反対側(下側)に突出形成された支点部を、支持枠に形成された支持部で保持し、ステージをシーソー状に揺動させることによって、遊技球の動きを複雑にして興趣を高める技術も開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−149547号公報
ところが、特許文献1に示すものでは、遊技球待ち受け状態である中立位置を基準にステージの揺動範囲(回動角)が定められるため、実際に揺動(右傾き及び左傾き)する作動範囲は全回動角の半分程度に抑えられ、大きく揺動させることは難しい。また、ステージは動力で駆動されるものではないため、中立位置を保持することにも困難を伴う。
さらに、遊技球が床面に載っているときには常に、ステージは支点部(支持部)を中心に揺れを生じることになり、揺れが収束する前に遊技球はステージの出口(排出部)から排出される(流出する)。つまり、遊技球は長手方向への揺れ(移動)を伴いながらステージ(中央役物)から落下することになる。したがって、例えば中央役物の直下にスタートチャッカー(始動入賞口)が配置されている場合に、ステージから排出された遊技球のスタートチャッカーへの入賞率が低くなり、遊技球の動きを複雑にすることで折角高められた興趣が失われてしまうおそれがある。
本発明の課題は、玉受け面上の遊技球が有する力学的エネルギーを利用して遊技球に複雑で予測困難な動きを付与するとともに、相対的に大きな揺動運動を可能とすることによって、興趣を向上させることのできる遊技球誘導構造及び遊技機用揺動部材を提供することにある。また、遊技球が玉受け面から流出する際に安定した状態で落下できることによって、興趣を向上させることのできる遊技球誘導構造を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技球誘導構造は、
遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球を受け止めて、前記盤面に沿う形で遊技球の流下方向と交差する誘導方向に誘導・案内する第一誘導通路が形成されるとともに、その第一誘導通路の前記流下方向下方において前記誘導方向に沿って配置され、当該第一誘導通路から遊技者側又は盤面側に流出した遊技球を受け止めて誘導・案内する第二誘導通路が形成される遊技球誘導構造であって、
前記第二誘導通路には、前記誘導方向を長手方向とし前記盤面と交差する前後方向に所定の幅を有する玉受け面が形成され、かつ前記長手方向の中間部において前記前後方向の軸線周りで揺動可能に支持される一対の揺動体が、前記長手方向の一端部側を互いに接近させてそれらの一端部間に遊技球を遊技者側又は盤面側に流出させる流出案内通路を形成する形で、一列状に近接配置され、
各揺動体は、前記軸線に対して重心を前記長手方向の他端部側に所定距離オフセットして配置することにより、前記玉受け面がその重心オフセット側に揺動変位して遊技球を待ち受けるための第一位置で停止するとともに、
前記第一誘導通路から遊技者側又は盤面側に流出する遊技球は、前記一対の揺動体の一端部間に形成される流出案内通路で受け止められ、その遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、前記一対の揺動体の玉受け面がともに前記第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動するに伴い遊技球を前記流出案内通路を介して遊技者側又は盤面側に流出させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の遊技機用揺動部材は、
遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球を受け止めて、前記盤面に沿う形で遊技球の流下、方向と交差する誘導方向に誘導・案内するための誘導通路に配設されるとともに、前記誘導方向を長手方向とし前記盤面と交差する前後方向に所定の幅を有する玉受け面が形成され、かつ前記長手方向の中間部において前記前後方向の軸線周りで揺動可能に支持される遊技機用揺動部材であって、
前記軸線に対して重心を前記誘導方向に所定距離オフセットして配置することにより、前記玉受け面がその重心オフセット側に揺動変位して遊技球を待ち受けるための第一位置で停止するとともに、
遊技球が前記軸線に対して重心オフセット側の玉受け面に流入したときには、前記玉受け面は前記第一位置に停止したまま、遊技球を重心オフセット側の端部から流出させる一方、
遊技球が前記軸線に対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面に流入したときには、その玉受け面上の遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、当該玉受け面は前記第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動して、遊技球を重心オフセット側とは反対側の端部から流出させることを特徴とする。
このように、揺動体(遊技機用揺動部材)の重心は揺動軸線からオフセット(齟齬;偏位)して配置される。そして、その玉受け面は、面上の遊技球が有する力学的エネルギー(運動エネルギー及び/又は位置エネルギー)に基づいて、重心オフセット側(長手方向他端部側)に揺動変位して遊技球を待ち受ける状態の第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動する。つまり、玉受け面を流動する遊技球の動きに、玉受け面の揺動運動が加わることによって、遊技球は複雑で予測困難な動きを呈するようになるので、従来のステージ(又はスロープ)にはない楽しみが付与され、興趣を向上させることができる。しかも、玉受け面の揺動運動は遊技球が有する力学的エネルギーによって産み出され、揺動体(遊技機用揺動部材)を作動させるための特別な動力を要しないので、簡素で安価な構造とすることができる。
さらに、揺動体(遊技機用揺動部材)の重心が揺動軸線からオフセットして配置され、玉受け面は中立位置を挟んで上記第一位置と第二位置との間で変位するので、中立位置から第一位置又は第二位置に変位する場合(例えば特許文献1)に比べて大きな揺動範囲(回動角)での揺動運動が可能となって、興趣を向上させることができる。また、第一位置と第二位置との間で変位するので、中立位置での保持に気を使う必要がない。なお、重心を揺動軸線からオフセットさせるには、例えば、揺動体(遊技機用揺動部材)を樹脂等で一体成形する際に不釣合い部(復帰手段)を組み込んだり、揺動体(遊技機用揺動部材)に錘等の不釣合い部(復帰手段)を一体的に取り付けたりすることができる。
しかも、第一誘導通路から流出する遊技球が一対の揺動体の一端部間に形成される流出案内通路(特定領域)で受け止められ、一対の揺動体の玉受け面がともに第一位置から第二位置へ移動するに伴って遊技球を流出案内通路を介して遊技者側又は盤面側に流出させる場合には、遊技球が玉受け面から流出する際に安定した状態で落下できる。したがって、例えば直下にスタートチャッカー(始動入賞口)が配置されている場合に、流出案内通路から流出した遊技球は安定した状態でほぼ真下に落下することができるので、スタートチャッカーへの入賞率が高くなり、遊技球の動きが複雑化されたことと相まって興趣を一層高めることができる。
なお、「流下方向」は、遊技盤の盤面に上下方向(例えば鉛直方向)からわずかな高低差をつけた水平方向まで所定の勾配を設けることにより、設定することができる。また、盤面に沿う形で遊技球の流下方向と交差する方向である「誘導方向」には、水平方向(左右方向)の他に斜め下や斜め上方向(斜め左右方向)も含まれる。さらに、「盤面と交差する方向」(例えば直交する方向)から遊技者が対面することができる。
そして、一対の揺動体を用いて遊技球誘導構造を構成する場合、
第一誘導通路から遊技者側又は盤面側に流出する遊技球は、各揺動体の玉受け面又は一対の揺動体の一端部間に形成される流出案内通路で受け止められ、
(1)一対の揺動体のうちのいずれか一方の揺動体に関し、遊技球が軸線に対して重心オフセット側の玉受け面に流入したときには、玉受け面は第一位置に停止したまま、遊技球を長手方向の他端部側から流出させ、
(2)一対の揺動体のうちのいずれか一方の揺動体に関し、遊技球が軸線に対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面に流入したときには、その玉受け面上の遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、玉受け面は第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動して、遊技球を長手方向の一端部側から流出させ、
(3)遊技球が流出案内通路に流入したときには、その遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、一対の揺動体の玉受け面がともに第二位置へ移動するに伴い遊技球を流出案内通路を介して遊技者側又は盤面側に流出させることができる。
このように、第一誘導通路からの遊技球が一対の揺動体(第二誘導通路)へ流入したとき、その流入態様に応じ、揺動体の作動態様及び揺動体からの流出態様は少なくとも上記3通りが実現可能となる。その結果、揺動体の動きと遊技球の動きとが多彩に組み合わされるため、さらに興趣を向上させることができる。
また、第一誘導通路には、その第一誘導通路から流出する遊技球を流出案内通路へ導くための落下案内枠が固定配置(配設)されていると、第一誘導通路から一対の揺動体(第二誘導通路)に流出する遊技球を流出案内通路に載せやすくなる。したがって、例えば流出案内通路の直下(下方)に始動入賞口を配置すれば、落下案内枠を通り抜けた遊技球の始動入賞口への入賞率を高めることができる。
さらに、流出案内通路を挟んで両側に位置する玉受け面の一端部側に、盤面側から遊技者側へ向って順次(次第に;徐々に)低くなる流出案内面をそれぞれ形成すれば、流出案内通路を通る遊技球の軌道が一層安定するので、上記した始動入賞口への入賞率を高くかつ安定して維持することができる。
次に、流出案内通路を挟んで両側に位置する揺動体の一端部側には、互いに対向する壁部がそれぞれ形成され、
一対の揺動体のうちのいずれか一方の揺動体に関し、遊技球が軸線に対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面に流入したときには、その玉受け面上の遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、玉受け面は第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動し、長手方向の一端部側から流出させた遊技球を他方の揺動体の壁部に接触させ、流出案内通路を介して遊技者側に流出させることもできる。
揺動体の一端部側に、互いに対向する壁部をそれぞれ形成することにより、壁部は玉受け面の下側に端面を構成することになる。こうすることによって、いずれか一方の揺動体に関し、遊技球が軸線に対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面に流入し、玉受け面が第一位置から第二位置へ移動したとき(すなわち上記(2)の場合)に、長手方向の一端部側から流出した遊技球は、他方の揺動体の壁部(端面)に接触(衝突)して、流出案内通路を遊技者側に向けて流出することができるようになる。したがって、流出案内通路を通る遊技球の数を増やし、ひいては上記した始動入賞口への入賞数を増加させることができる。なお、このとき玉受け面の一端部側に、上記した流出案内面が形成されていると、流出案内通路を通る遊技球の軌道が安定し、上記した始動入賞口への入賞率が高くなる。
ところで、揺動体(遊技機用揺動部材)の玉受け面には、前後方向の遊技者側において両端部を除く長手方向全体にわたり、その両端部のいずれか一方に向けて遊技球を案内するための案内壁が上面側に突出形成されているとよい。このような案内壁を設けることによって、揺動体(遊技機用揺動部材)が揺動運動する際に玉受け面上の遊技球を広範囲に移動させても、両端部以外の部分から落下しないように案内壁で案内しながら確実に排出誘導できる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る遊技球誘導構造を備えたパチンコ機の一例を示す正面図、図2はその遊技球誘導構造を含むステージ部の一例を示す斜視図、図3は図2の平面図、図4は図2の正面図である。図1に示すように、パチンコ機100(遊技機)の遊技盤101の前面(以下、盤面という)101aには、ほぼ左半周が内外2本の発射レール102によって区画され、全体としてほぼ円形の遊技領域103が形成されている。
盤面101a(遊技領域103)のほぼ中央には、手前側(遊技者側)に開口する箱状の中央役物1(役物装置)が配設されている。この中央役物1は、箱型の下部(下辺)及び左右の側部(側辺)を構成する本体枠2aと、その上部(上辺)を構成する屋根状の上部枠2bとを有する。本体枠2a内の下部には床状のステージ部3(遊技球誘導構造)が載置され、本体枠2a内の左右側部内面には上部枠2bとステージ部3とを連結する形で通路状のワープ部4L,4R(遊技球案内通路)が形成されている。そして、中央役物1の内側奥部(盤面101a側)には、複数(例えば3桁)の図柄表示領域を有する特別図柄表示部108が備えられている。一方、上部枠2bの中央頂部には、1又は複数(例えば2個)の図柄表示領域を有する普通図柄表示部107が備えられている。なお、ワープ部4L,4Rの上部又は中間部には、遊技領域103内を流下する遊技球を取り入れるためのワープ入口(図示せず)がそれぞれ開口している。また、ワープ部4L,4Rの下端部には、内部通路を流下した遊技球をステージ部3に向けて放出するためのワープ出口(図示せず)がそれぞれ開口している。
中央役物1の下方には、狭く開口し入賞困難な第一状態(閉鎖状態)と広く開口し入賞容易な第二状態(開放状態)とに開口態様が変化する一対の回動翼片105a,105aを有し、入賞に基づき特別図柄表示部108の図柄変動表示をスタートさせるスタートチャッカー105(始動入賞口)が配置されている。さらにその下方には、特別図柄表示部108が所定の図柄(例えば、「777」等の3桁のゾロ目)に揃ったときに開口するアタッカー106(大入賞口)が配置されている。また、中央役物1の左右斜め下方でスタートチャッカー105の左右には、入球(ゲート通過)に基づき普通図柄表示部107に所定の図柄(例えば〇×等)の変動表示をスタートさせるゲート状のスルーチャッカー104,104(通過ゲート)がそれぞれ配置されている。
なお、本実施例において、上下方向とは遊技盤101の盤面101aに沿う形で遊技球が流下する方向(例えば鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは盤面101aに沿う形で上下方向と交差する方向(例えば水平方向)を意味し、遊技者側から見て左側、右側をいう。さらに、前後方向とは盤面101aと交差(例えば直交)する方向を意味し、前方側(手前側)が遊技者側、後方側(奥側)が盤面101a側となる。
図2に示すように、中央役物1のステージ部3は、盤面101aに固定される後方枠3bと、その後方枠3bに底枠3cを介して固定された前方枠3aと、それら前後の枠3a,3bに固定された左側支持枠3d,右側支持枠3eとによって、枠組構成されている。その枠組構成されたステージ部3の内部には、盤面101aの手前側に固定配置される上段ステージ10(第一誘導通路)と、上段ステージ10の前方下方に配置される下段ステージ20(第二誘導通路)と、中段ステージ20のさらに前方下方に固定配置される補助ステージ30(排出通路)とが各々取り付けられている。
図2〜図4に示すように、上段ステージ10は後方枠3bに一体形成され、盤面101a(図1参照)に沿って流下する遊技球を受け止めて、盤面101aに沿う形で流下方向と交差する誘導方向(左右方向;長手方向)に誘導・案内する第一誘導通路として構成される。また、上段ステージ10は、第一誘導通路の全長にわたり左右対称形態に形成された起伏部11を有している。
起伏部11には、導入口3iから流入する遊技球を受け止めて転動(往復動)させるために、下向き凸状面と上向き凸状面とがなだらかに連結された起伏を有する玉載せ面11aが左右対称に形成されている。また、その玉載せ面11aの左右の最下部には前方側ほど低くなる放出案内面11b,11bが形成されるとともに、中央の最上部には前方側ほど低くなる落下案内面11cが形成され、それぞれ遊技球を前方側から下段ステージ20へ落下・案内する。なお、玉載せ面11aは、前後方向に対しては、長手方向全体にわたり水平状となるように配設されている。
下段ステージ20には、左右一対のシーソー体21L,21Rが、誘導方向(左右方向)に沿って一列状に近接配置されている。各シーソー体21L,21Rには、誘導方向を長手方向とし前後方向に所定の幅を有する玉受け面21aが形成されている。シーソー体21L,21Rの長手方向の中間部において、玉受け面21aの下方に位置して盤面101a(図1参照)に直交する揺動軸部21d(軸線O)が後方枠3bに固定支持され、シーソー体21L,21Rが揺動軸部21d(軸線O)の周りに回動可能に支持されている。シーソー体21L,21Rは、長手方向の一端部側が中央部寄りに位置するように、互いに突合せ状に接近させて配置されている。それにより、接近した一端部間には、遊技球を載せて前方側に流出させる流出案内通路22(特定領域)が形成される。
シーソー体21L,21Rは、軸線Oに対して重心(図示せず)を長手方向の外側(他端部側)に所定距離オフセットして(齟齬して;偏位させて)配置されている。具体的には、シーソー体21L,21Rを樹脂一体成形する際に不釣合い部を組み込むことによって、その重心が軸線Oに対して長手方向の外側にオフセットしてある。また、底枠3cの上面をストッパ(停止手段)として、シーソー体21L,21Rの長手方向の外側(他端部側)下部が接当して停止する(図4参照)。これによって、シーソー体21L,21Rは、図2〜図4に示すように、玉受け面21aがその重心オフセット側(長手方向の他端部側)に揺動変位して遊技球を待ち受ける状態(第一位置)にセットされる。
左側シーソー体21Lと右側シーソー体21Rとは左右対称に形成されているが、基本的に同一形状を有している。そこで、図5において、シーソー体を代表して左側シーソー体21L(以下、単にシーソー体21Lともいう)の具体的形状を説明する。
左側シーソー体21Lの重心オフセット側とは反対側(長手方向一端部側、すなわち流出案内通路22側)には、右側シーソー体21Rに対向する壁部21fが形成され、玉受け面21aの下側に端面を構成する。
玉受け面21aの重心オフセット側(長手方向他端部側、すなわち流出案内通路22とは反対側)には、上記した第一位置での遊技球を流出させるための第一流出案内面21bが形成されている。この第一流出案内面21bは盤面側(後方側)から遊技者側(前方側)へ向って順次(次第に;徐々に)低くなるので、遊技球をスムーズに流出できる。
一方、玉受け面21aの重心オフセット側とは反対側(長手方向一端部側、すなわち流出案内通路22側)には、後述する第二位置での遊技球を流出させるための第二流出案内面21c(流出案内面)が形成されている。この第二流出案内面21cは盤面側(後方側)から遊技者側(前方側)へ向って順次(次第に;徐々に)低くなるので、遊技球をスムーズに流出できるとともに、流出案内通路22を通る遊技球の軌道が安定する。なお、図5に示す例では、第一流出案内面21b及び第二流出案内面21cの傾きは、連続的かつ平面的に変化させてあるが、断続的な変化や曲面的な変化を採用してもよい。また、玉受け面21aは、前後方向に対しては、長手方向全体にわたり水平状となるように配設されている。
これによって、遊技球がシーソー体21Lの軸線Oに対して重心オフセット側の玉受け面21aに流入したときには、玉受け面21aは上記した第一位置に停止した状態を維持する(図10参照)。このとき、シーソー体21Lの第一流出案内面21b(長手方向の他端部側)から流出した遊技球は、補助ステージ30に流出する。
一方、遊技球がシーソー体21Lの軸線Oに対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面21aに流入したときには、玉受け面21a上の遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、玉受け面21aは上記した第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動する(図8参照)。このとき、シーソー体21Lの第二流出案内面21c(長手方向の一端部側)から流出した遊技球は右側シーソー体21Rの壁部21fに衝突(接触)して、流出案内通路22を介して前方側(遊技者側)に流出するので、スタートチャッカー105への入賞数が増加する。
また、シーソー体21Lの玉受け面21aの前縁には、両端部の案内面21b,21cを除く長手方向全体にわたり、その両端部の案内面21b,21cのいずれか一方に向けて遊技球を案内するための案内壁21eが上面側に突出形成されている。このような案内壁21eを設けることによって、第一位置(図10)では第一流出案内面21bから、第二位置(図8)では第二流出案内面21cから、遊技球を確実に排出誘導できる。
図2に戻り、補助ステージ30は、前方枠3aに一体形成されて下段ステージ20の前方下方に配置されている。具体的には、補助ステージ30は、下段ステージ20から前方側に流出した遊技球を受け止める玉流下面30aと、その遊技球を前方枠3aに形成された玉排出口3fへ誘導・案内する排出案内面30bとを備えている。玉流下面30aは、中段ステージ20の流出案内面21b,21c等から流出する遊技球を受け止めて誘導方向に往復動(転動)させることができるように、誘導方向中央位置側ほど低くなる下向き凸状の湾曲形状に形成されている。また、排出案内面30bは、玉流下面30aの最下部に対応する位置に形成され、後方側から前方側へ向って徐々に(連続的に)低くなる。なお、玉流下面30aは、前後方向に対しては、長手方向全体にわたり水平状となるように配設されている。
なお、前方枠3aの下部には、排出案内面30bを除く補助ステージ30の長手方向全体にわたり、中央下部の排出案内面30bに向けて遊技球を案内するための案内壁3hが玉流下面30aよりも高位に突出形成されているので、玉流下面30a上の遊技球を排出案内面30bへ確実に排出誘導できる。
また、上段ステージ10(後方枠3b)には、起伏部11(玉載せ面11a)の上向き凸状部(中央頂部)に形成された落下案内面11cから前方へ向けて流出する遊技球を下方(直下)に位置する流出案内通路22(特定領域)へ導くための落下案内枠3g(玉通過部)が固定配置されている。上段ステージ10から一対の揺動体21L,21R(下段ステージ20)に流出する遊技球が流出案内通路22に載りやすくなるので、落下案内枠3gを通り抜けた遊技球のスタートチャッカー105への入賞率が高くなる。
この実施例では、遊技球を上段ステージ10に導入案内するための導入口3iが、誘導方向一端側(例えば左側)のみに配置されている。そして、流出案内通路22及び排出案内面30bは、落下案内枠3gの直下で、スタートチャッカー105(図1参照)の直上に位置している。
ここで、図1を用いて、パチンコ機100における遊技の流れ(遊技盤101上の遊技状態の変化)について概要を説明する。遊技球がスルーチャッカー104,104をゲート通過すると、遊技盤101は普通入賞状態となり、普通図柄表示部107が変動表示(例えば〇×表示を各別に照射するランプを交互に点灯する等)した後停止する。このとき、停止図柄が外れ(例えば×のランプ表示)の場合には普通入賞状態はそのまま終了するが、停止図柄が当たり(例えば〇のランプ表示)の場合には、スタートチャッカー105の回動翼片105a,105aが所定時間(例えば0.5秒間)にわたり開放状態(上記第二状態)となる。
遊技球がスタートチャッカー105に入賞すると、乱数を用いた当否判定(抽選)が行われる。この当否判定において大当たり判定がなされると、特別図柄表示部108の3桁の図柄が変動表示した後所定の順序で停止表示し、停止図柄が一列状に所定の同一図柄(例えば、「777」のゾロ目)で揃って「大当たり状態(特別遊技状態)」となる。すると、アタッカー106が開き、遊技球がきわめて入り易い状況をもたらす。そして、アタッカー106に所定数(例えば10個)の入賞又は所定時間(例えば30秒間)の経過によってアタッカー106は一旦閉じられるが、その間にアタッカー106内の特定領域(図示せず)に入賞すると、再びアタッカー106が開いて入賞し易くする。このようなアタッカー106の開閉は予め決められたラウンド回数(例えば最高16回)まで繰り返されるので、このような大当たり状態の間に遊技者は多数の賞球を得ることができる。
ところで、上記した遊技中において、スタートチャッカー105の回動翼片105a,105aが閉鎖状態(第一状態)のままであるか開放状態(第二状態)に態様変化したかにかかわらず、遊技球は、中央役物1のワープ部4L,4Rから導入口3iを通り、上段ステージ10(起伏部11)の玉載せ面11aに流入することができる(図2参照)。
次に、図6〜図10によりステージ部3の各部の作動を具体的に説明する。
(1)まず、図6及び図7は、遊技球B1が起伏部11(玉載せ面11a)中央部の上向き凸状面に形成された落下案内面11cから前方側に流出し、遊技球B1は落下案内枠3gを通り、左右一対のシーソー体21L,21Rの一端部間に形成される流出案内通路22で受け止められる場合を示す。この遊技球B1が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づいて、両シーソー体21L,21Rの玉受け面21a,21aがともに第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動する。遊技球B1は、流出案内通路22及び排出案内面30b(補助ステージ30)を通過して、玉排出口3fから前方側に排出されるので、下方のスタートチャッカー105(図1参照)への入賞率がきわめて高くなる。なお、図6において、遊技球B1は、起伏部11の上向き凸状面(落下案内面11c)を超えて右側の領域に至り、湾曲状の玉載せ面11aを引き返して上向き凸状面(落下案内面11c)で落下案内枠3gを通る場合もある。
(2)次に、図8及び図9は、遊技球B2が起伏部11の放出案内面11bから前方側に流出し、遊技球B2は左側シーソー体21Lの重心オフセット側とは反対側(長手方向一端部側、すなわち流出案内通路22側)の玉受け面21aで受け止められる場合を示す。玉受け面21a上の遊技球B2が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づいて、左側シーソー体21Lの玉受け面21aは第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動する。左側シーソー体21Lの第二流出案内面21c(長手方向の一端部側)から流出した遊技球B2は右側シーソー体21Rの壁部21fに衝突して、流出案内通路22及び排出案内面30bを通過して、玉排出口3fから前方側に排出されるので、下方のスタートチャッカー105(図1参照)への入賞率がかなり高くなる。
(3)さらに、図10は、遊技球B3が起伏部11の放出案内面11bから前方側に流出し、遊技球B3は左側シーソー体21Lの重心オフセット側とは反対側(長手方向一端部側、すなわち流出案内通路22側)の玉受け面21aで受け止められる場合を示す。両シーソー体21L,21Rの玉受け面21a,21aはともに第一位置に停止した状態を維持する。左側シーソー体21Lの第一流出案内面21b(長手方向の他端部側)から流出した遊技球B3は玉流下面30a及び排出案内面30bを通過して、玉排出口3fから前方側に排出されるので、下方のスタートチャッカー105(図1参照)への入賞率が相当低くなる。なお、図10において、遊技球B3は、起伏部11の上向き凸状面(落下案内面11c)を超えて右側の領域に至り、右側シーソー体21Rの玉受け面21aで受け止められ、その第一流出案内面21bから流出する場合もある。
このように、シーソー体21L,21Rの重心が揺動軸線Oからオフセットして配置され、玉受け面21aは中立位置を挟んで第一位置と第二位置との間で変位するので、大きな揺動範囲(回動角)での揺動運動が可能となって、興趣を向上させることができる。また、一対のシーソー体21L,21Rの一端部間に形成される流出案内通路22を遊技球が通るときには、スタートチャッカー105への入賞率が高くなり、遊技球の複雑な動きと相まって興趣を一層高めることができる。
(実施例2)
図11は本発明に係る遊技球誘導構造を含むステージ部の他の例を示す斜視図である。図11に示すステージ部3(遊技球誘導構造)の内部には、盤面101aの手前側に固定配置される上段ステージ10(第一誘導通路)と、上段ステージ10の前方下方に配置される下段ステージ20(第二誘導通路)とが各々取り付けられている。
このように実施例2では、実施例1から補助ステージが省略されている。そのため、実施例2では、下段ステージ20内の遊技球Bは、流出案内面21b,21c、流出案内通路22から直接前方側に排出されることになる。なお、実施例2(図11)において、実施例1(図1〜図10)と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。
以上の実施例では、上下方向を鉛直方向とし、左右方向を水平方向とする場合について述べたが、上下方向には斜め上下方向を含み、左右方向には斜め左右方向を含む。また、遊技盤101(盤面101a)が鉛直方向に配置される場合のみについて説明したが、鉛直状以外(例えばほぼ水平状)に配置されていてもよい。なお、導入口3iを左右いずれか一方に設ける場合についてのみ説明したが、左右両側に設けてもよい。
本発明に係る遊技球誘導構造を備えたパチンコ機の一例を示す正面図。 本発明に係る遊技球誘導構造を含むステージ部の一例を示す斜視図。 図2の平面図。 図2の正面図。 左側シーソーの平面図、正面図及び右側面図。 図2から両シーソーがともに第二位置へ揺動変位した状態を示す斜視図。 図6の正面図。 図2から左側シーソーのみが第二位置へ揺動変位した状態を示す斜視図。 図8の正面図。 図2において両シーソーがともに第一位置を維持しつつ、遊技球が流動する様子を示す斜視図。 本発明に係る遊技球誘導構造を含むステージ部の他の例を示す斜視図。
符号の説明
1 中央役物(役物装置)
3 ステージ部(遊技球誘導構造)
3c 底枠(停止手段)
3g 落下案内枠(玉通過部)
10 上段ステージ(第一誘導通路)
20 下段ステージ(第二誘導通路)
21L 左側シーソー体(揺動体;遊技機用揺動部材)
21R 右側シーソー体(揺動体;遊技機用揺動部材)
21a 玉受け面
21b 第一流出案内面
21c 第二流出案内面(流出案内面)
21d 揺動軸部
21e 案内壁
21f 壁部(端面)
22 流出案内通路(特定領域)
100 パチンコ機(遊技機)
101 遊技盤
101a 盤面
O 軸線

Claims (8)

  1. 遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球を受け止めて、前記盤面に沿う形で遊技球の流下方向と交差する誘導方向に誘導・案内する第一誘導通路が形成されるとともに、その第一誘導通路の前記流下方向下方において前記誘導方向に沿って配置され、当該第一誘導通路から遊技者側又は盤面側に流出した遊技球を受け止めて誘導・案内する第二誘導通路が形成される遊技球誘導構造であって、
    前記第二誘導通路には、前記誘導方向を長手方向とし前記盤面と交差する前後方向に所定の幅を有する玉受け面が形成され、かつ前記長手方向の中間部において前記前後方向の軸線周りで揺動可能に支持される一対の揺動体が、前記長手方向の一端部側を互いに接近させてそれらの一端部間に遊技球を遊技者側又は盤面側に流出させる流出案内通路を形成する形で、一列状に近接配置され、
    各揺動体は、前記軸線に対して重心を前記長手方向の他端部側に所定距離オフセットして配置することにより、前記玉受け面がその重心オフセット側に揺動変位して遊技球を待ち受けるための第一位置で停止するとともに、
    前記第一誘導通路から遊技者側又は盤面側に流出する遊技球は、前記一対の揺動体の一端部間に形成される流出案内通路で受け止められ、その遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、前記一対の揺動体の玉受け面がともに前記第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動するに伴い遊技球を前記流出案内通路を介して遊技者側又は盤面側に流出させることを特徴とする遊技球誘導構造。
  2. 前記第一誘導通路から遊技者側又は盤面側に流出する遊技球は、前記各揺動体の玉受け面又は前記一対の揺動体の一端部間に形成される流出案内通路で受け止められ、
    (1)前記一対の揺動体のうちのいずれか一方の揺動体に関し、遊技球が前記軸線に対して重心オフセット側の玉受け面に流入したときには、前記玉受け面は前記第一位置に停止したまま、遊技球を前記長手方向の他端部側から流出させ、
    (2)前記一対の揺動体のうちのいずれか一方の揺動体に関し、遊技球が前記軸線に対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面に流入したときには、その玉受け面上の遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、当該玉受け面は前記第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動して、遊技球を前記長手方向の一端部側から流出させ、
    (3)遊技球が前記流出案内通路に流入したときには、その遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、前記一対の揺動体の玉受け面がともに前記第二位置へ移動するに伴い遊技球を前記流出案内通路を介して遊技者側又は盤面側に流出させる請求項1に記載の遊技球誘導構造。
  3. 前記第一誘導通路には、その第一誘導通路から流出する遊技球を前記流出案内通路へ導くための落下案内枠が固定配置されている請求項1又は2に記載の遊技球誘導構造。
  4. 前記流出案内通路を挟んで両側に位置する前記玉受け面の一端部側には、盤面側から遊技者側へ向って順次低くなる流出案内面がそれぞれ形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技球誘導構造。
  5. 前記流出案内通路を挟んで両側に位置する前記揺動体の一端部側には、互いに対向する壁部がそれぞれ形成され、
    前記一対の揺動体のうちのいずれか一方の揺動体に関し、遊技球が前記軸線に対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面に流入したときには、その玉受け面上の遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、当該玉受け面は前記第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動し、前記長手方向の一端部側から流出させた遊技球を他方の揺動体の前記壁部に接触させ、前記流出案内通路を介して遊技者側に流出させる請求項2ないし4のいずれか1項に記載の遊技球誘導構造。
  6. 前記揺動体の玉受け面には、前記前後方向の遊技者側において両端部を除く長手方向全体にわたり、その両端部のいずれか一方に向けて遊技球を案内するための案内壁が上面側に突出形成されている請求項2ないし5のいずれか1項に記載の遊技球誘導構造。
  7. 遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球を受け止めて、前記盤面に沿う形で遊技球の流下方向と交差する誘導方向に誘導・案内するための誘導通路に配設されるとともに、前記誘導方向を長手方向とし前記盤面と交差する前後方向に所定の幅を有する玉受け面が形成され、かつ前記長手方向の中間部において前記前後方向の軸線周りで揺動可能に支持される遊技機用揺動部材であって、
    前記軸線に対して重心を前記誘導方向に所定距離オフセットして配置することにより、前記玉受け面がその重心オフセット側に揺動変位して遊技球を待ち受けるための第一位置で停止するとともに、
    遊技球が前記軸線に対して重心オフセット側の玉受け面に流入したときには、前記玉受け面は前記第一位置に停止したまま、遊技球を重心オフセット側の端部から流出させる一方、
    遊技球が前記軸線に対して重心オフセット側とは反対側の玉受け面に流入したときには、その玉受け面上の遊技球が有する運動エネルギー及び/又は位置エネルギーに基づき、当該玉受け面は前記第一位置から反転揺動変位した第二位置へ移動して、遊技球を重心オフセット側とは反対側の端部から流出させることを特徴とする遊技機用揺動部材。
  8. 前記玉受け面には、前記前後方向の遊技者側において両端部を除く長手方向全体にわたり、その両端部のいずれか一方に向けて遊技球を案内するための案内壁が上面側に突出形成されている請求項7に記載の遊技機用揺動部材。
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