JP4190376B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域内に装飾部材を備えたパチンコ遊技機や雀球遊技機などの遊技機に関する。
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機においては、遊技盤上に区画形成された遊技領域の略中央にセンターケースを、左右両側にサイドランプ(装飾部材)をそれぞれ設け、センターケース内には液晶表示装置などの可変表示装置を配置し、遊技球が始動口に入賞することを条件にして可変表示装置に数字等の識別表示を高速可変表示する可変表示遊技を行えるようにした遊技機がある。このパチンコ遊技機は、可変表示遊技等の状態に合わせてサイドランプを点灯あるいは点滅させて、遊技の興趣を高めている。
そして、上記パチンコ遊技機の中には、サイドランプに遊技球が入賞可能な入賞部材を一体成形し、遊技球が入賞するチャンスを増やして遊技の興趣を更に高めたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−88616号公報(第4頁,第1図)
この入賞部材を備えたサイドランプは、入賞部材を備えないサイドランプに比べて形状が複雑になりがちであるので、製造工程の所要時間や製造コスト(例えば金型のコスト)が掛かってしまう。そのため、パチンコ遊技機の各メーカーは、既存の遊技盤に取り付けられていた入賞部材付きのサイドランプを新規の遊技盤に転用するようにして、遊技盤の製造効率や製造コストの改善を試みている。
ところで、上記パチンコ遊技機は、可変表示遊技において停止した時の表示態様が7,7,7などの賞態様を成立させるか否かが注目されるので、近年、可変表示装置が大型化する傾向にあり、この大型化に伴ってセンターケースも大型化する。
この大型化したセンターケースを遊技領域内に配置すると、その周辺にサイドランプを配置するスペースが狭くなり、サイドランプに備えられた入賞部材も配置可能な範囲が限定されてしまう。すなわち、入賞部材は、遊技球の流下し易い場所に配置されたり、あるいは、遊技球が流下しない場所に配置されたりする場合がある。このことから、サイドランプの入賞部材は、転用先の遊技盤のどの位置に配置可能であるかによって、入賞率を大きく異ならせてしまう虞があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入賞率の調整の自由度が大きい入賞部材を装飾部材に備えた遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤の表面に遊技領域を遊技領域区画部材により区画形成し、該遊技領域の左右両側に遊技に関する装飾を行う装飾部材を配設した遊技機において、
前記装飾部材は、
前記遊技盤の表面に取り付けるベース部材と、該ベース部材の前面側に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞部材と、を備え、
該入賞部材は、
入賞する遊技球が流下する入賞領域を有し、該入賞領域を区画する入賞領域区画壁部と、前記入賞領域の下端部に開設された入賞開口と、該入賞開口の両側上方に配置され、遊技球を案内し得る遊技球案内部とを備え、
前記入賞領域区画壁部は、
前記入賞開口の一側から遊技領域中央寄りで上方に延設した第1区画部と、前記入賞開口の他側から前記第1区画部の反対側で上方に延設した第2区画部とを含んで構成され、
前記第2区画部の上端を前記第1区画部の上端よりも高く設定するとともに、前記第1区画部の上端と前記第2区画部の上端との間を遊技球の直径よりも数倍広く設定して前記入賞部材への遊技球を導入するための入賞導入部とし、
前記入賞領域区画壁部の下方には、遊技球を遊技領域の中央側へ誘導する球誘導部材を設け、
前記入賞領域区画壁部の第2区画部を前記遊技領域区画部材から遊技球が流下可能な間隔を空けて配置して、前記遊技領域区画部材との間に球流路を形成し、
前記球誘導部材の上端を球流路の下端に配置するとともに、球誘導部材の上面を遊技領域の中央に向けて下り傾斜させ、
前記球誘導部材と入賞領域区画壁部の外側面との間には、遊技球が通過可能な球誘導路を球流路の下流側へ連通した状態で区画形成し
前記遊技球案内部は、
前記入賞開口の周囲から前方へ向かって延設され、上方を開放した開口ガイド部と、遊技領域の中央寄りから前記入賞開口へ向かって下り傾斜する第1球流下案内面と、前記入賞開口に対して前記第1球流下案内面とは反対側から前記入賞開口へ向かって下り傾斜する第2球流下案内面とを備え、
該第2球流下案内面の前側には、前記遊技領域区画部材へ向かって延設された延設部を重合し、該延設部の先端部を球流路に臨ませ、
前記開口ガイド部の前端部には蓋部材を設け、該蓋部材の裏側から支柱を延設し、
前記延設部は、
前記蓋部材の支柱に遊嵌する回動孔と、当該延設部の先端部の裏側に設けられ、遊技球を1個吸着可能な吸着手段と、を備え、
前記球流路を流下する遊技球が延設部の後方に差し掛かると、吸着手段が遊技球を吸着し、該遊技球の重力によって延設部が蓋部材の支柱を中心にして回動するように構成したことを特徴とする遊技機である。
請求項に記載のものは、前記第2球流下案内面の前端に前面部を形成し、該前面部には、蓋部材の支柱を挿入する蓋部材取付孔と、該蓋部材取付孔を中心とした円弧状のスリットと、を開設し、
前記延設部には、前面部のスリットに遊嵌するピンを突設し、該ピンの先端と第2球流下案内面との間には、延設部を上方へ付勢する付勢部材を設け、
回動する延設部のピンがスリットの下端に達すると、延設部が回動を止めるように構成したことを特徴とする請求項に記載の遊技機である。
請求項に記載のものは、前記遊技領域のうち入賞導入部の上方近傍に、前記入賞部材への遊技球の流入を規制する規制釘を前記入賞導入部に対応して植設し、
前記規制釘の植設本数あるいは植設間隔を所定幅に設定することにより、前記入賞導入部のうち遊技球が通過可能な範囲を規制できるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、前記装飾部材は、前記遊技盤の表面に取り付けるベース部材と、該ベース部材の前面側に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞部材とを備え、該入賞部材は、入賞する遊技球が流下する入賞領域を有し、該入賞領域を区画する入賞領域区画壁部と、前記入賞領域の下端部に開設された入賞開口と、該入賞開口の両側上方に配置され、遊技球を案内し得る遊技球案内部とを備え、前記入賞領域区画壁部は、前記入賞開口の一側から遊技領域中央寄りで上方に延設した第1区画部と、前記入賞開口の他側から前記第1区画部の反対側で上方に延設した第2区画部とを含んで構成され、前記第2区画部の上端を前記第1区画部の上端よりも高く設定するとともに、前記第1区画部の上端と前記第2区画部の上端との間を遊技球の直径よりも数倍広く設定して前記入賞部材への遊技球を導入するための入賞導入部とし、前記入賞領域区画壁部の下方には、遊技球を遊技領域の中央側へ誘導する球誘導部材を設け、前記入賞領域区画壁部の第2区画部を前記遊技領域区画部材から遊技球が流下可能な間隔を空けて配置して、前記遊技領域区画部材との間に球流路を形成し、前記球誘導部材の上端を球流路の下端に配置するとともに、球誘導部材の上面を遊技領域の中央に向けて下り傾斜させ、前記球誘導部材と入賞領域区画壁部の外側面との間には、遊技球が通過可能な球誘導路を球流路の下流側へ連通した状態で区画形成し、前記遊技球案内部は、前記入賞開口の周囲から前方へ向かって延設され、上方を開放した開口ガイド部と、遊技領域の中央寄りから前記入賞開口へ向かって下り傾斜する第1球流下案内面と、前記入賞開口に対して前記第1球流下案内面とは反対側から前記入賞開口へ向かって下り傾斜する第2球流下案内面とを備え、該第2球流下案内面の前側には、前記遊技領域区画部材へ向かって延設された延設部を重合し、該延設部の先端部を球流路に臨ませ、前記開口ガイド部の前端部には蓋部材を設け、該蓋部材の裏側から支柱を延設し、前記延設部は、前記蓋部材の支柱に遊嵌する回動孔と、当該延設部の先端部の裏側に設けられ、遊技球を1個吸着可能な吸着手段と、を備え、前記球流路を流下する遊技球が延設部の後方に差し掛かると、吸着手段が遊技球を吸着し、該遊技球の重力によって延設部が蓋部材の支柱を中心にして回動するように構成したので、装飾部材と遊技領域区画部材との間のスペース、すなわち遊技領域の端部に遊技球を流下させることができ、限られた遊技領域を有効に活用することができる。また、遊技球の流下速度を減速させることができるとともに、延設部が遊技球を利用して回動することができる。したがって、遊技球の流下挙動に変化を与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
請求項に記載の発明によれば、前記第2球流下案内面の前端に前面部を形成し、該前面部には、蓋部材の支柱を挿入する蓋部材取付孔と、該蓋部材取付孔を中心とした円弧状のスリットとを開設し、前記延設部には、前面部のスリットに遊嵌するピンを突設し、該ピンの先端と第2球流下案内面との間には、延設部を上方へ付勢する付勢部材を設け、回動する延設部のピンがスリットの下端に達すると、延設部が回動を止めるように構成したので、遊技球は、延設部が止まった時の振動で吸着手段から離脱して、球流路、球誘導路へと流下する。したがって、遊技球の流下挙動に変化を与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
請求項に記載の発明によれば、前記遊技領域のうち入賞導入部の上方近傍に、前記入賞部材への遊技球の流入を規制する規制釘を前記入賞導入部に対応して植設し、前記規制釘の植設本数あるいは植設間隔を所定幅に設定することにより、前記入賞導入部のうち遊技球が通過可能な範囲を規制できるようにしたので、装飾部材に遊技球の入賞率を調整可能な入賞部材を備えることができる。したがって、装飾部材を他の遊技機の遊技盤に取り付けても、入賞部材の入賞率が大きく異ならないように調整することができ、装飾部材を異なる機種であっても容易に転用することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機のうち第1種のパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、表面の左側に金属帯板からなる略横C字状の第1ガイドレール2を止着し、該第1ガイドレール2の内側に打球通路3となる所定の間隔を空けて円弧状の第2ガイドレール4を止着している。また、遊技盤1の上側には、プラスチック製の横長な上側サイドケース5を備え、該上側サイドケース5の下部に第1ガイドレール2の上端部分に連続する円弧面を形成し、当該遊技盤1の右側にはプラスチック製の縦長な右側サイドケース6を備え、該右側サイドケース6の左側部に上側サイドケース5の円弧面および第2ガイドレール4の下端部分に連続する円弧面を形成している。このようにして遊技盤1は、第1ガイドレール2、第2ガイドレール4、上側サイドケース5の円弧面、および右側サイドケース6の円弧面で略円形の遊技領域7を当該遊技盤1の表面に区画形成している。なお、第1ガイドレール2、第2ガイドレール4、上側サイドケース5、および右側サイドケース6は、本発明における遊技領域区画部材に相当する。
そして、遊技盤1は、遊技領域7の略中央上寄りにセンターケース8を配置し、該センターケース8の開口窓部内に液晶表示装置などの可変表示装置9の表示面を臨ませて設け、該表示面に可変表示や普通図柄表示を行うように構成されている。また、センターケース8の左右両側方には、縦長なサイドランプ10(本発明における装飾部材に相当)を、センターケース8を中心にして左右対称となる位置に配置して、左側のサイドランプ10を第2ガイドレール4の上端部の内側近傍に、右側のサイドランプ10を上側サイドケース5と右側サイドケース6の境界部分の内側近傍にそれぞれ位置させている。そして、センターケース8の下方には、可変表示始動用の始動入賞口11を、該始動入賞口11の左右両側方には普通図柄表示始動用の通過ゲート12をそれぞれ配置している。さらに、遊技領域7の下側(すなわちセンターケース8の下方)には、大入賞口13を配置し、該大入賞口13の下方であって遊技領域7の下端にアウト口14を開設している。
なお、遊技盤1は、普通図柄を表示する普通図柄表示装置を、可変表示装置9とは別個に設けてもよい。
次に、サイドランプ10について詳細に説明する。なお、上記した2つのサイドランプ10は、左右対称であって基本的な構造は同じであるので、左側のサイドランプ10を例に挙げて説明する。
サイドランプ10は、遊技に関する装飾演出を発光によって行うための部材であり、図2に示すように、遊技盤1の表面に取り付けるベース部材21と、該ベース部材21の前面に設けられた複数のレンズ部材22と、該レンズ部材22の後方に設けられたLED、ランプ等の発光部材(図示せず)と、ベース部材21の上半部分の前面側に設けられ、遊技領域7の上側を流下する遊技球を入賞可能な入賞部材23とを備えている。
ベース部材21は、略P字状を呈した部材であり、遊技領域7の中心側とは反対側(図中左側)の縁部を第2ガイドレール4の曲率に合わせて(右側のサイドランプ10については、上側サイドケース5および右側サイドケース6の円弧面に合わせて)円弧状に形成している(図1および図7参照)。
このベース部材21は、図3に示すように、前面上側に円弧形の上側開口窓25を上に凸となる状態で、前面中央に円弧形の中央開口窓26を下に凸となる状態でそれぞれ開設し、前面下側には略水滴形の下側開口窓27を開設している。そして、発光部材を備えた発光部材基板(図示せず)を裏蓋29との間に収納して各開口窓25,26,27から発光部材を臨ませ、上側開口窓25の前方には上レンズ部材22aを、中央開口窓26の前方には中央レンズ部材22bを、下側開口窓27の前方には下レンズ部材22cをそれぞれ取り付けている。
そして、ベース部材21は、その前面であって上側開口窓25の上下両側に半球形の飾り部31を、上側に1箇所、下側に2箇所膨出している。この飾り部31は、上レンズ部材22aの位置決め突起として機能する。具体的には、最上位の飾り部31aと上から2つめの飾り部31bとは、上レンズ部材22aの上下両端に形成された半円状の切欠部32に係合するように構成されている。なお、飾り部31は、後述の入賞領域34内に設けられている。
また、後述する入賞部材23との間であって当該ベース部材21の上半部分に飾り板36を取り付けている。この飾り板36は、上部に係合切欠部37および係合孔38を設け、係合切欠部37を上から2つめの飾り部31bに、係合孔37を最下位の飾り部31cにそれぞれ係合して、ベース部材21上に位置決めされている。なお、飾り板36の下部には、中央開口窓26に連通する開口部39が開設されており、該開口部39および中央開口窓26を塞ぐ状態で中央レンズ部材22bがベース部材21に取り付けられている。
次に、入賞部材23について詳細に説明する。
入賞部材23は、ベース部材21の上半部分の前面に略U字状の入賞領域区画壁部41を有し、入賞予定の遊技球が流下する入賞領域34を入賞領域区画壁部41により区画形成し、入賞領域34の下端部に入賞開口42を開設し、該入賞開口42の左右両側に羽根部材43,44を逆ハ字状に固定し、入賞開口42の前方に略円形の蓋部材45を設け、各羽根部材43,44の一部および蓋部材45の一部で遊技球案内部47を入賞開口42の両側上方に構成している。そして、入賞部材23は、第2ガイドレール4との間に球流路48を形成している。なお、球流路48に関しては後で詳細に説明する。
入賞領域区画壁部41は、ベース部材21の前面等に立設した複数の区画部(壁部材)を連結して構成されている。具体的に説明すると、この入賞領域区画壁部41は、右側羽根部材43に形成された右側区画部50(本発明における第1区画部に相当)と、蓋部材45に形成された下側区画部51と、左側羽根部材44に形成された左側区画部52(本発明における第2区画部の一部に相当)と、入賞開口42および各羽根部材43,44の上方に形成された上側区画部53(本発明における第2区画部の一部に相当)とにより構成されている(図4参照)。
右側区画部50は、右側羽根部材43の下部および遊技領域7の中心側(図中右側)の各縁に沿って設けられた円弧状の壁部材である。この右側区画部50は、入賞開口42の一側(図中右側)から遊技領域7の中央寄りで上方に延設され、遊技領域7の中心部向き(図中右下向き)に膨出している。下側区画部51は、蓋部材45の下部に設けられた円弧状の壁部材であり、下向きに膨出し、入賞領域34の下側であって入賞開口42の下方に配置されている。左側区画部52は、左側羽根部材44の下部から上部に亘って設けられた壁部材であり、上下途中を屈曲して略く字状を呈し、入賞領域34のうち遊技領域7の中心とは反対側(図中左側)に、ベース部材21の縁よりもサイドランプ10の左右方向の中央寄りに配置されている。上側区画部53は、ベース部材21の左側中央周辺から上側中央周辺に亘って設けられた壁部材である。この上側区画部53は、入賞開口42の他側(図中左側)から右側区画部50とは反対側で上方に延設され、右側区画部50の膨出方向とは反対向き(図中左上向き)に膨出した円弧状を呈し、入賞領域34のうち飾り部31の上方であって遊技領域7の中心側とは反対の上側(図中左上側)に配置されて、右側羽根部材43の左上方から対向するように構成されている。
なお、上側区画部53は、中間部分のベース部材21側端を上レンズ部材22aの前面に固定して上レンズ部材22aと一体成形されている。したがって、上側区画部53は、上レンズ部材22aを上側開口窓25へ取り付けることで、ベース部材21上での位置決めを容易に行うことができる。
そして、入賞領域区画壁部41は、右側区画部50の下端と下側区画部51の右端、下側区画部51の左端と左側区画部52の下端、左側区画部52の上端と上側区画部53の下端とをそれぞれ近接させて、入賞領域34内の遊技球が各区画部50,51,52,53の間から遊技領域7へ通り抜けないように構成されている。
また、入賞領域区画壁部41は、左側区画部52の上端並びに上側区画部53の上端をベース部材21の上縁部に配置し、且つ左側区画部52の上端よりも上側区画部53の上端を高く設定している。さらに、入賞領域区画壁部41は、左側区画部52の上端と上側区画部53の上端との間を遊技球の直径よりも数倍広く(例えば、遊技球の直径の3倍の広さに)設定して、遊技球が入り易い(入賞率の高い)入賞導入部55を構成し、この入賞導入部55により遊技領域7から入賞部材23へ遊技球を導入できるようにしている。なお、この入賞導入部55は、遊技領域7の上端部、すなわち第1ガイドレール2の上端部周辺であって打球通路3から遊技領域7へ飛入した遊技球が到達し易い場所に臨ませた状態で開設されている。
入賞開口42は、ベース部材21の上半部分の下側に、遊技球が1個ずつ通過(入賞)可能な開口57を前後方向に貫通した状態で開設するとともに、飾り板36および裏蓋29にこの開口57に連通する開口58をそれぞれ開設して構成され(図3参照)、サイドランプ10の前面から後方へ貫通している。なお、この入賞開口42は、遊技盤1の裏面で入賞球集合樋(図示せず)に接続し、入賞開口42を通過した遊技球が集められるように構成されている。
遊技球案内部47は、入賞領域34の下部に設けられて、入賞領域34内に流下した遊技球を入賞開口42へ案内するためのものである。この遊技球案内部47は、図5(a)に示すように、入賞開口42の周辺、詳しくは左右両側および下側に設けられて上方を開放した開口ガイド部60と、右側羽根部材43(遊技領域7の中央側に設けられた羽根部材)の上面に形成された第1球流下案内面61と、左側羽根部材44(入賞開口42を挟んで右側羽根部材43とは反対側に設けられた羽根部材)の上面に形成された第2球流下案内面62とを備えている。
開口ガイド部60は、右側羽根部材43の入賞開口42側に位置する側面を第1側面64とし、左側羽根部材44の入賞開口42側に位置する側面を第2側面65とし、第1側面64を入賞開口42の右側縁から、第2側面65を入賞開口42の左側縁からそれぞれ前方へ向かって延設している。また、開口ガイド部60は、蓋部材45の裏側であって入賞開口42の下前方にリブ状の案内部材66を蓋部材45に一体成形して備え、該案内部材66を次第に高くしながら前方へ向かって延設している。このような構成を備えた開口ガイド部60は、第1側面64と第2側面65との間を流下する遊技球の流下方向を後方へスムーズに変えて、遊技球を入賞開口42へ導くことができる。
第1球流下案内面61は、右側羽根部材43のうち右側区画部50の上端、すなわち遊技領域7の中央寄りから入賞開口42に向かって下り傾斜した面であり、その上側に第1傾斜面66を配置し、該第1傾斜面66の下端から下側に第2傾斜面67を配置し、該第2傾斜面67の下端を開口ガイド部60の第1側面64の上端(開放端)に接続している。そして、上記第2傾斜面67は、第1傾斜面66よりも大きい角度で下り傾斜させて、転動する遊技球が受ける反力のうち横方向成分が第1球流下案内面61の下半に成形した第2傾斜面67において大きくなるように構成されている。
また、第2球流下案内面62は、入賞開口42を挟んで第1球流下案内面61とは反対側に位置し、左側羽根部材44のうち左側区画部52の上端から入賞開口42に向かって下り傾斜した面である。この第2球流下案内面62は、その下端を開口ガイド部60の第2側面65の上端(開放端)に接続し、下端周辺を上方へ僅かに向けている。したがって、第2球流下案内面62は、転動する遊技球を入賞開口42の上方(すなわち開口ガイド部60の上方)に差し掛かるところで僅かに跳ね上げることができる。
さらに、第2球流下案内面62は、その下端を第1傾斜面66の下端よりも低く、且つ第2傾斜面67の下端よりも高く配置している。すなわち、遊技球案内部47は、開口ガイド部60の第2側面65よりも第1側面64の高さを低くして、第1球流下案内面61と第2球流下案内面62とを入賞開口42に対して左右非対称の形状に形成し、入賞開口42の左側に起立した第2側面65と、右側で下り傾斜した第2傾斜面67とを対向させている。したがって、第2側面65と第2傾斜面67との間には、遊技球が横方向に移動できる空間が形成されるので、第2傾斜面67を転動する遊技球が横方向の成分が大きくなった反力によって横へ移動することができる。このことから、第2傾斜面67上の遊技球を拘束し難くして、入賞開口42の上方で遊技球が詰まりそうでも遊技球のバランスを崩して球詰まりを防ぎ易くすることができる。
そして、遊技球案内部47は、図5(b)に示すように、蓋部材45を各羽根部材43,44の前面に取り付けて開口ガイド部60の前端部に設けるとともに、該蓋部材45とベース部材21との間を遊技球が1個ずつ通過できる程度の間隔で離間して、蓋部材45と開口ガイド部60(あるいは各羽根部材43,44)とにより区画された入賞ポケット69を入賞開口42の前方に構成している。したがって、入賞領域34に導入された遊技球を入賞開口42へ確実且つスムーズに導くことができる。
なお、上記した各羽根部材43,44は、図3に示すように、それぞれの後端部(ベース部材21側端部)から係止爪70を後方へ延設し、該係止爪70をベース部材21に設けられた係止部71に係止することで取り付けられる。また、蓋部材45は、各羽根部材43,44に重合する部分の裏側から支柱73および係止爪74を延設し、支柱73を各羽根部材43,44の入賞開口42寄りに開設された蓋部材取付孔75、および飾り板36に開設された孔76に嵌通するとともに支柱73の先端をネジ等の止着部材(図示せず)でベース部材21の止着孔77に止着し、且つ係止爪74を各羽根部材43,44の切欠部78および飾り板36の切欠部79を通すとともに入賞開口42の左右両側に形成された係止孔80に係止することでベース部材21に取り付けられている。
そして、入賞部材23は、第2ガイドレール4と、入賞領域区画壁部41のうち第2ガイドレール4側に位置する左側区画部52および上側区画部53とを離間させて球流路48を形成している。この球流路48は、遊技球が1個ずつ(1列)流下可能な間隔を第2ガイドレール4と入賞領域区画壁部41との間に空け、第2ガイドレール4の内側に沿う状態で形成している。このような球流路48を形成することで、サイドランプ10と第2ガイドレール4との間のスペース、すなわち遊技領域7の端部に遊技球を流下させることができ、限られた遊技領域7を有効に活用することができる。また、遊技球の挙動を複雑にして遊技の興趣を高めることができる。
さらに、入賞部材23は、左側羽根部材44の前面、すなわち第2球流下案内面62の前側端を含む面を第2ガイドレール4へ向かって延設して板状の区画部材支持部82を構成している。この区画部材支持部82は、図6および図7に示すように、球流路48の前方にベース部材21から離間した状態で配置され、ベース部材21との間に遊技球が1個通過する程度の間隔を空けている。そして、区画部材支持部82は、その先端を第2ガイドレール4の内周面に近接あるいは当接させている。したがって、遊技領域7まで到達せずに打球通路3を落下してしまう遊技球、所謂ファール球が第2ガイドレール4の外側(打球通路3側)に衝突しても、区画部材支持部82により第2ガイドレール4を支持して第2ガイドレール4が撓むのを抑えることができる。このことから、第2ガイドレール4を損傷し難くし、メンテナンス作業の負担軽減を図ることができる。
また、区画部材支持部82は、上下方向に所定幅、例えば遊技球が隠れる程度の幅を有し、球流路48の下流側の一部を前方から覆う状態で配置されている。このように区画部材支持部82を配置すると、球流路48を流下する遊技球を遊技者から一時見えなくすることができ、遊技の興趣を高めることができる。なお、本実施形態の区画部材支持部82は、先端に向かって次第に先細りとなるように上下幅を有して略扇形状を形成している。
さらに、サイドランプ10は、入賞領域区画壁部41の下方であって中央レンズ部材22bと下レンズ部材22cとの間に球誘導部材83を設けている。この球誘導部材83は、ベース部材21の前面に立設した略円弧状の壁部材であり、上端をベース部材21の左側縁の略中間位置であって球流路48の下端の第2ガイドレール4側に配置し、上面を遊技領域7の中央に向けて下り傾斜させるとともに入賞領域区画壁部41の下側区画部51に沿って湾曲させている(図7参照)。また、球誘導部材83は、入賞領域区画壁部41の下側区画部51の外側面との間に遊技球が通過可能な球誘導路84を、球流路48の下流側になだらかに連通した状態で区画形成している。したがって、サイドランプ10は、球流路48を流下した遊技球を球誘導路84へ流入させ、球誘導部材83により遊技領域7の中央側へ誘導して始動入賞口11等への入賞の可能性を持たせることができる。このことから、遊技球の挙動を複雑にして遊技の興趣を更に高めることができる。
そして、遊技盤1は、図2および図7に示すように、遊技領域7のうちサイドランプ10の入賞導入部55の上方近傍に規制釘86を入賞導入部55に対応して(入賞導入部55に沿って)複数本所定の幅で植設して、遊技球が入賞部材23へ流入する範囲を規制している。本実施形態では、遊技盤1は、6本の規制釘86を植設し、上側の植設間隔(図中上5本の規制釘86のピッチ)を遊技球の直径よりも狭く、下側の植設間隔(図中下2本の規制釘86のピッチ)を遊技球が丁度1個ずつ通過可能な広さに設定して通過可能範囲PAを形成している。したがって、例えば、入賞導入部55の正面から植設間隔の広い規制釘86,86間へ流下してくる遊技球は、入賞部材23へ入賞し易いが、入賞導入部55に沿う方向に流下する遊技球は、上側の規制釘86で上方にはじかれ易くなり、入賞部材23に入賞し難くなる。このように規制釘86を植設することで、入賞部材23への入賞率を、規制釘86を植設しない状態よりも低くすることができる。
上記のような構成から成るサイドランプ10を遊技盤1に取り付けるには、入賞導入部55を上側に位置する状態でサイドランプ10を第2ガイドレール4(右側のサイドランプ10であれば、上側サイドケース5および右側サイドケース6)に押し当てる。すると、サイドランプ10の遊技領域7の中心側とは反対側の縁部が第2ガイドレール4(各サイドケース)の内側面に当接し、サイドランプ10の傾きおよび位置を容易に決めることができる。サイドランプ10の傾きおよび位置が決まったならば、ベース部材21の上端、下端および遊技領域7の中央側に開設してある止着孔87内にネジや釘等の止着部材(図示せず)を挿入してサイドランプ10を遊技盤1上に固定する。
サイドランプ10を遊技盤1に固定したならば、入賞導入部55の上方近傍に規制釘86を植設する。このとき、植設本数を増やしたり、あるいは植設間隔を狭くしたりして、遊技球が通過できない程度の植設間隔、または遊技球の直径よりも僅かに広い植設間隔を入賞導入部55の手前(上方)に形成すれば、入賞導入部55の遊技球が通過可能な範囲PAが狭くなる。また、規制釘86の植設本数を減らしたり、あるいは植設間隔を広くしたりして、遊技球が十分に通過できる程度の植設間隔を入賞導入部55の手前に形成すれば、入賞導入部55の遊技球が通過可能な範囲PAが広くなる。このようにして入賞部材23への遊技球の入賞率を容易に調整することができる。
また、サイドランプ10を他の遊技盤(図示せず)に転用する場合には、他の遊技盤で設定したい入賞率に合わせて規制釘86を植設する。このとき、規制釘86の植設間隔(あるいは植設本数)を調整することで、入賞導入部55に対する遊技球通過可能範囲PAの位置を調整することができる。例えば、規制釘86のうち上側区画部53の近傍の規制釘86を、広いピッチで植設すれば、遊技球通過可能範囲PAは、斜めに開口した入賞導入部55の上側、すなわち遊技領域7の中央とは反対側に設定される。一方、右側区画部50の近傍の規制釘86を、広いピッチで植設すれば、遊技球通過可能範囲PAは、入賞導入部55の下側、すなわち遊技領域7の中央側に設定される。したがって、サイドランプ10の取付位置の調整とは別に、入賞部材23の遊技球通過可能範囲PAの位置を上下左右に調整することができる。このことから、転用先での遊技盤においてサイドランプ10の取付位置が当初の遊技盤1での取付位置と異なってしまっても、入賞部材23の入賞率が大きく異ならないように遊技球通過可能範囲PAを調整することができ、サイドランプ10を転用し易い。
なお、規制釘86は、ベース部材21からの距離を遠くしたり近くしたりして、入賞領域区画壁部41の上側区画部53あるいは右側区画部50と規制釘86との間隔を調整することで入賞部材23の入賞率を調整してもよい。
ところで、上記した実施形態では、区画部材支持部82は、入賞部材23に固定された状態であったが、本発明はこれに限らない。例えば、図8に示す区画部材支持部90は、球流路48に沿って上下に移動することができる。具体的に説明すると、第2実施形態の左側羽根部材91は、左側区画部52、第2球流下案内面62および第2側面65の前端に蓋状の前面部92を形成し、該前面部92の前側に略扇状の区画部材支持部90(本発明における延設部に相当)を重合し、該区画部材支持部90を先端が第2ガイドレール4の内周面に近接あるいは当接するように延設している。言い換えると、区画部材支持部90を第2ガイドレール4へ向けて延設している。
また、左側羽根部材91は、前面部92に、蓋部材45の支柱73を挿入する蓋部材取付孔75と、該蓋部材取付孔75を曲率中心とした円弧状のスリット93とを開設し、区画部材支持部90には、蓋部材45の支柱73に遊嵌する回動孔94を開設し、前面部92のスリット93に遊嵌するピン95を突設して、区画部材支持部90が蓋部材45の支柱73を中心にして回動するように構成されている。さらに、左側羽根部材91は、ピン95の先端と第2球流下案内面62との間にバネ等の付勢部材96を設けて、区画部材支持部90を上方へ付勢している。なお、区画部材支持部90は、回動範囲をピン95およびスリット93にて規制され、先端が第2ガイドレール4から極端に離れない程度に抑えられている。
そして、区画部材支持部90は、球流路48に臨ませた先端部の裏側に永久磁石97を遊技球の吸着手段として備えている。この永久磁石97は、球流路48を流下中の遊技球を1個吸着できる程度の磁力を有している。
上記のような構成の区画部材支持部90を備え、球流路48に遊技球が流下して区画部材支持部90の後方に差し掛かると、区画部材支持部90は、永久磁石97で遊技球を吸着する。すると、区画部材支持部90は、遊技球の重力により遊技球とともに蓋部材45の支柱73を中心にして下方に回動し、遊技球の流下速度を減速させる。そして、ピン95がスリット93の下端に達して区画部材支持部90が回動を止めると、遊技球は、区画部材支持部90が止まった時の振動で永久磁石97から離脱して、球流路48、球誘導路84へと流下し続ける。このようにして、区画部材支持部90は、流下する遊技球を利用して回動するとともに、遊技球の流下挙動に変化を与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
なお、この左側羽根部材91の構成は、遊技領域7の右側に配置されるサイドランプ10の右側羽根部材に適用してもよい。
上記実施形態では、装飾部材としてサイドランプ10を例示したが、本発明はこれに限らない。例えば、発光部材を内蔵しない装飾部材であってもよいし、遊技に関する情報を表示可能な部材であってもよい。あるいは、始動入賞口や一般入賞口等の入賞具に本発明を適用してもよい。
また、上記した実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機のうち、第1種のパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、装飾部材を遊技領域7の左右両側に備えていれば、第2種(所謂飛行機タイプ、或はハネモノ)や第3種(所謂ケンリモノ)のパチンコ遊技機でもよいし、あるいは、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
遊技盤の正面図である。 サイドランプの正面図である。 サイドランプの分解斜視図である。 入賞部材およびレンズ部材の背面図である。 (a)は遊技球案内部の正面図、(b)は平面図である。 左側羽根部材の平面図である。 球流路および球誘導路の概略図である。 (a)は第2実施形態の区画部材支持部の正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 遊技盤
2 第1ガイドレール
3 打球通路
4 第2ガイドレール
5 上側サイドケース
6 右側サイドケース
7 遊技領域
8 センターケース
9 可変表示装置
10 サイドランプ
21 ベース部材
23 入賞部材
34 入賞領域
41 入賞領域区画壁部
42 入賞開口
43 右側羽根部材
44 左側羽根部材
45 蓋部材
47 遊技球案内部
48 球流路
50 右側区画部
51 下側区画部
52 左側区画部
53 上側区画部
55 入賞導入部
60 開口ガイド部
61 第1球流下案内面
62 第2球流下案内面
64 第1側面
65 第2側面
66 第1傾斜面
67 第2傾斜面
69 入賞ポケット
82 区画部材支持部
83 球誘導部材
84 球誘導路
86 規制釘

Claims (3)

  1. 遊技盤の表面に遊技領域を遊技領域区画部材により区画形成し、該遊技領域の左右両側に遊技に関する装飾を行う装飾部材を配設した遊技機において、
    前記装飾部材は、
    前記遊技盤の表面に取り付けるベース部材と、該ベース部材の前面側に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞部材と、を備え、
    該入賞部材は、
    入賞する遊技球が流下する入賞領域を有し、該入賞領域を区画する入賞領域区画壁部と、前記入賞領域の下端部に開設された入賞開口と、該入賞開口の両側上方に配置され、遊技球を案内し得る遊技球案内部とを備え、
    前記入賞領域区画壁部は、
    前記入賞開口の一側から遊技領域中央寄りで上方に延設した第1区画部と、前記入賞開口の他側から前記第1区画部の反対側で上方に延設した第2区画部とを含んで構成され、
    前記第2区画部の上端を前記第1区画部の上端よりも高く設定するとともに、前記第1区画部の上端と前記第2区画部の上端との間を遊技球の直径よりも数倍広く設定して前記入賞部材への遊技球を導入するための入賞導入部とし、
    前記入賞領域区画壁部の下方には、遊技球を遊技領域の中央側へ誘導する球誘導部材を設け、
    前記入賞領域区画壁部の第2区画部を前記遊技領域区画部材から遊技球が流下可能な間隔を空けて配置して、前記遊技領域区画部材との間に球流路を形成し、
    前記球誘導部材の上端を球流路の下端に配置するとともに、球誘導部材の上面を遊技領域の中央に向けて下り傾斜させ、
    前記球誘導部材と入賞領域区画壁部の外側面との間には、遊技球が通過可能な球誘導路を球流路の下流側へ連通した状態で区画形成し
    前記遊技球案内部は、
    前記入賞開口の周囲から前方へ向かって延設され、上方を開放した開口ガイド部と、遊技領域の中央寄りから前記入賞開口へ向かって下り傾斜する第1球流下案内面と、前記入賞開口に対して前記第1球流下案内面とは反対側から前記入賞開口へ向かって下り傾斜する第2球流下案内面とを備え、
    該第2球流下案内面の前側には、前記遊技領域区画部材へ向かって延設された延設部を重合し、該延設部の先端部を球流路に臨ませ、
    前記開口ガイド部の前端部には蓋部材を設け、該蓋部材の裏側から支柱を延設し、
    前記延設部は、
    前記蓋部材の支柱に遊嵌する回動孔と、当該延設部の先端部の裏側に設けられ、遊技球を1個吸着可能な吸着手段と、を備え、
    前記球流路を流下する遊技球が延設部の後方に差し掛かると、吸着手段が遊技球を吸着し、該遊技球の重力によって延設部が蓋部材の支柱を中心にして回動するように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2球流下案内面の前端に前面部を形成し、該前面部には、蓋部材の支柱を挿入する蓋部材取付孔と、該蓋部材取付孔を中心とした円弧状のスリットと、を開設し、
    前記延設部には、前面部のスリットに遊嵌するピンを突設し、該ピンの先端と第2球流下案内面との間には、延設部を上方へ付勢する付勢部材を設け、
    回動する延設部のピンがスリットの下端に達すると、延設部が回動を止めるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域のうち入賞導入部の上方近傍に、前記入賞部材への遊技球の流入を規制する規制釘を前記入賞導入部に対応して植設し、
    前記規制釘の植設本数あるいは植設間隔を所定幅に設定することにより、前記入賞導入部のうち遊技球が通過可能な範囲を規制できるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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