JP5967167B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、演出領域への遊技玉の進入を規制する進入規制部材を、遊技盤に備えた弾球遊技機に関する。
弾球遊技機は、遊技盤の盤面に、遊技玉が流下する遊技領域と、遊技の演出のための演出領域とを備える。演出領域には、たとえば液晶表示装置などの演出装置が配置されている。演出領域の前方には、ステージが配置されている。下記特許文献1には、ステージ上の領域と演出領域との間を仕切るように配置されたカバー部材を備えたパチンコ機が開示されている。
特開2011−92639号公報
遊技領域を流下する遊技玉は、ステージ上の空間に進入して、ステージに乗り上げることがある。ステージへの進入が許容されるのは、所定の流路(たとえばワープ通路)を通過した遊技玉のみであることが望ましく、当該所定の流路以外の経路を通って、遊技玉がステージに進入するのは、入賞率を調節する関係上、好ましくない。特許文献1に記載の進入規制部材(カバー部材)は、演出領域への遊技玉の進入を抑制できるが、ステージへの遊技玉の進入を抑制できない。
そこで、本発明は、遊技領域からステージへの遊技玉の進入を抑制できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、盤面に形成されて遊技玉が流下する遊技領域と、遊技の演出のための演出領域とを有する遊技盤を有する弾球遊技機であって、上面が略水平に設けられた水平領域を有し、前記演出領域の前方に配置され、所定の流路を通過した遊技玉が転動するステージと、前記演出領域への遊技玉の進入を規制すべく、前記ステージと前記演出領域との間を仕切る仕切部と、前記仕切部から前方に向けて設けられる庇部と、前記庇部の前後方向の途中に配置され、前記遊技領域から前記ステージへの遊技玉の進入を規制するステージ進入規制部とを有する進入規制部材とを含み、前記ステージ進入規制部は、前記庇部においてステージ側に向かって凹んで形成された凹部の前側に設けられる前壁により構成され、前記前壁は、前記盤面と略同一平面に位置している、弾球遊技機を提供する。
遊技領域からステージへの遊技玉の進入を抑制できる弾球遊技機を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る弾球遊技機の斜視図である。 前記弾球遊技機に含まれる遊技盤の正面図である。 図2に示すステージ、進入規制部材およびワープ通路役物の正面図である。 前記ステージ、前記進入規制部材および前記ワープ通路役物を前方側から見た分解斜視図である。 前記ステージ、前記進入規制部材および前記ワープ通路役物を後方側から見た分解斜視図である。 図3に示す切断面線VI−VIから見た断面図である。 図3に示す切断面線VII−VIIから見た断面図である。 図3に示す切断面線VIII−VIIIから見た断面図である。 図3に示す切断面線IX-IXから見た断面図である。 ステージ進入規制壁に対する遊技玉の挙動の一例を説明するための模式的な断面図である。 本発明の第2実施形態に係る進入規制部材の断面図である。 第1変形例に係る進入規制部材の断面図であって、図8に対応する断面図である。 第2変形例に係る進入規制部材の断面図であって、図8に対応する断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る弾球遊技機1の斜視図である。
弾球遊技機1は、遊技店内に配列された遊技島への取付け(設置)のための略四角枠状の外枠2と、外枠2に対し片開き可能に取り付けられた前枠3とを備えている。前枠3は、外枠2の左右一方、たとえば左側のヒンジ4によって、ヒンジ4の回動軸まわりに回動可能に保持されている。
前枠3の上部分には、遊技盤5が収容保持されている。前枠3の下部分には、発射装置(図示しない)が収容保持されている。前枠3の手前側には、前扉6が開閉可能に設けられている。また、前枠3の手前側には、前扉6の下方に、下部開閉板7が開閉可能に設けられている。前扉6には、遊技盤5に対向する位置に略円形の開口部8が形成されている。開口部8には、ガラス板などの透明板9が嵌められていて、前扉6を閉じた状態で、透明板9を介して、透明板9の奥側の遊技盤5を視認できる。前扉6の上部には、左右一対のスピーカ10が配置されている。また、前扉6の下部分には、左右一対のランプユニット11が配置されている。
下部開閉板7には、遊技に使用する遊技玉を貯留しておくための上皿12と、上皿12からオーバーフロー路(図示しない)を通して溢れた遊技玉を受け止める下皿13とが上下に並んで設けられている。また、下皿13の右側には、遊技玉を遊技盤5の盤面5A(前面。図2参照)に打ち出す際に操作されるハンドル14が配置されている。遊技者が、ハンドル14を把持して回転操作することにより、発射装置(図示しない)から遊技盤5の盤面5Aに向けて遊技玉を発射できる。また、遊技者は、ハンドル14の回転角度を調整することにより、遊技盤5の盤面5Aに向けて発射される遊技玉の勢いを調節できる。
図2は、弾球遊技機1に含まれる遊技盤5の正面図である。
遊技盤5の盤面5Aには、遊技玉が流下する略円形状の遊技領域15と、遊技の演出のための演出領域16とが設定されている。演出領域16は、遊技盤5の中央部に形成された開口17内に設けられ、遊技領域15から独立した領域である。開口17内に、すなわち演出領域16には、液晶表示装置18が配置されている。液晶表示装置18は、その前面に、略矩形の液晶表示領域19を有している。液晶表示装置18は、略矩形の液晶表示領域19の略全域が開口17から前方に臨むように鉛直姿勢をなしている。
遊技領域15の周縁には、発射装置(図示しない)から発射された遊技玉を、遊技盤5の上部(左側上部)に導くための略円弧状のガイドレール20と、ガイドレール20に対向して延びる内レール21とが配置されている。内レール21の先端は遊技領域15の上部まで延びていて、発射装置(図示しない)により発射された遊技玉は、ガイドレール20と内レール21との間を通って遊技領域15の上部へと導かれる。遊技玉は、遊技領域15に植設された多数本の障害釘22の間を流下する。
遊技領域15の下部には、第1特別図柄始動口23、第2特別図柄始動口24および電動チューリップ役物25が配置されている。第1特別図柄始動口23および第2特別図柄始動口24は、上下に並置されている。電動チューリップ役物25は、第2特別図柄始動口24を開閉する一対の可動羽根27を含み、各可動羽根27の先端部が互いに接近する状態に窄められた姿勢と、一対の可動羽根27が互いに離間するように拡開された姿勢との間で姿勢変形可能に設けられている。第1または第2特別図柄始動口23,24に遊技玉が入ると、予め定める個数(第1特別図柄始動口23への遊技玉入玉に対してはたとえば5玉、または第2特別図柄始動口24への遊技玉入玉に対してはたとえば3玉)の賞玉が、賞玉払出装置(図示しない)から払い出される。また、第1または第2特別図柄始動口23,24への遊技玉の入玉に伴って、特別利益状態を実行するか否かを決定するための大当たり判定が実行される。
第2特別図柄始動口24の下方には、たとえば、左右に長い平面視長方形状をなす第1可変入賞口28が配置されている。第1可変入賞口28は、左右方向に関して、複数個(たとえば3〜4個)の遊技玉が同時に入玉可能なサイズに形成されている。第1可変入賞口28は、横長の矩形板状の第1可変入賞役物30によって開閉される。第1可変入賞口28に遊技玉が入玉すると、予め定める個数(たとえば10玉)の賞玉が、賞玉払出装置から払い出される。
遊技領域15の右下部(始動入賞口ユニット26の右方)には、左右に長い平面視長方形状をなす第2可変入賞口31が配置されている。第2可変入賞口31は、左右方向に関して、複数個(たとえば2〜3個)の遊技玉が同時に入玉可能なサイズに形成されている。第2可変入賞口31は、横長の矩形板状の第2可変入賞役物33によって開閉される。第2可変入賞口31に遊技玉が入玉すると、予め定める個数(たとえば10玉)の賞玉が、賞玉払出装置から払い出される。
また、遊技盤5の右下部(第2可変入賞口31の右上方)には、遊技盤5の遊技領域15を流下する遊技玉が通過可能な普通図柄ゲート34が配置されている。普通図柄ゲート34を遊技玉が通過すると、一対の可動羽根27を拡開された姿勢にするか否かを決定するための普通図柄抽選が実行される。
また、遊技領域15の左下部には、第1普通入賞口36および第2普通入賞口37が配置されている。第1および第2普通入賞口36,37に遊技玉が入賞すると、予め定める個数(たとえば3玉)の賞玉が、賞玉払出装置から払い出される。
遊技領域15を流下する遊技玉のうち、第1もしくは第2特別図柄始動口23,24、第1もしくは第2可変入賞口28,31、または第1もしくは第2普通入賞口36,37のいずれにも入玉しなかった遊技玉(アウト玉)は、遊技領域15の下部に設けられたアウト口39から機内に入り、玉回収部(図示しない)に回収される。
遊技盤5の盤面5Aにおけるガイドレール20の外側領域の右上隅部には、第1特別図柄表示手段40、第2特別図柄表示手段41および普通図柄表示手段42が配置されている。
第1特別図柄表示手段40は、第1特別図柄始動口23に遊技玉が入玉することを条件に、第1特別図柄を所定時間変動表示して、第1特別図柄始動口23への入玉時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合にははずれ態様で停止する。
第2特別図柄表示手段41は、第2特別図柄始動口24に遊技玉が入玉することを条件に、第2特別図柄を所定時間変動表示して、第2特別図柄始動口24への入玉時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合にははずれ態様で停止する。
普通図柄表示手段42は、普通図柄ゲート34に遊技玉が通過することを条件に普通図柄を所定時間変動表示して、普通図柄ゲート34に対する遊技玉の通過時に取得された当り判定乱数値が予め定められた当り判定値と一致する場合には所定の当り態様で、一致しない場合には所定のはずれ態様で停止させるようになっている。
大当たり判定の結果(第1または第2特別図柄始動口23,24への入玉時に取得された大当たり判定乱数値が、予め定められた大当たり判定値と一致するか否か)は、第1または第2特別図柄表示手段40,41だけでなく、液晶表示装置18の液晶表示領域19にも表示される。すなわち、第1または第2特別図柄表示手段40,41における特別図柄の図柄変動動作中は、液晶表示領域19において演出図柄(図示しない。たとえば「0」〜「9」の数字)の図柄変動動作が実行される。
大当たり判定の結果が大当たりであるときは、演出図柄の図柄変動動作の終了後、大当たり用の演出図柄の組合せが液晶表示領域19に表示される。一方、大当たり判定の結果がはずれであるときは、演出図柄の図柄変動動作の終了後、はずれ用の演出図柄の組合せが液晶表示領域19に停止表示される。
演出領域16において、開口17は、遊技領域15と演出領域16とを前後に仕切る枠部材51により取り囲まれている。
枠部材51は、開口17の縁部に沿って配置されたフレーム枠52と、フレーム枠52の左辺部の前面に配置されたワープ通路役物53と、枠部材51の下部分の前方に配置されたステージ54と、演出領域16への遊技玉の進入を規制するための進入規制部材55と、フレーム枠52の前面、ステージ54の前面およびワープ通路役物53の前面をそれぞれ覆う装飾部材56とを含む。ワープ通路役物53は、枠部材51の外側(ワープ通路役物53の左側方)を流下する遊技玉を取り込んで、ステージ54へと案内するための通路役物である。盤面5Aの構成の説明は以上の通りであるが、本願発明は、ワープ通路役物53、ステージ54および進入規制部材55に関する発明、とくに進入規制部材55に関する発明であるので、盤面5Aのうち、これらの部材以外の構成は、遊技の内容や盤面デザインに応じて適宜変更可能である。
図3は、ワープ通路役物53、ステージ54および進入規制部材55の正面図である。図4は、ワープ通路役物53、ステージ54および進入規制部材55を前方側から見た分解斜視図である。図5は、ワープ通路役物53、ステージ54および進入規制部材55を後方側から見た分解斜視図である。図6は、図3に示す切断面線VI−VIから見た断面図である。図7は、図3に示す切断面線VII−VIIから見た断面図である。図8は、図3に示す切断面線VIII−VIIIから見た断面図である。図9は、図3に示す切断面線IX-IXから見た断面図である。
図3〜図5に示すように、進入規制部材55は、ワープ通路役物53との間でワープ通路57(所定の流路)を区画するワープ通路区画部69と、ステージ54上の領域と演出領域16との間を仕切る仕切部70と、仕切部70の上端縁から上斜め前方に向けて張り出す庇部71とを有し、透明の樹脂材料を用いて一体的に形成されている。進入規制部材55は、開口17(図2参照)の下部領域の後方を覆うように枠部材51(図2参照)の下部分に取り付けられており、枠部材51にねじ等を用いて後方から固定されている。仕切部70は、開口17の縁部の下部領域から鉛直方向に立ち上がる板状部材である。
ワープ通路役物53は、略L字状をなす筒状部材であり、進入規制部材55の左端部に、ねじ等を用いて前方から固定されている。本実施形態では、ワープ通路役物53は、ワープ通路役物53単体のみでワープ通路57を区画するのではなく、ワープ通路役物53と進入規制部材55との間にワープ通路57を区画している。本実施形態では、ワープ通路役物53と、ワープ通路役物53の前面装飾用の装飾部材56とは、一体的に形成されている。なお、ワープ通路57が、ワープ通路役物53単体のみで区画される構成を採用することもできる。この場合、進入規制部材55にワープ通路区画部69を設ける必要はない。
ワープ通路57は、遊技領域15(図2参照)の左部において左向きに開口する玉取入口58と、ステージ54の左端部上方で鉛直方向下向きに開口する玉放出口59と、玉取入口58と玉放出口59との間において、上部分が鉛直下方に延びながら下部分が右下方向に向けて屈曲するように区画された通路部60とを有している。遊技領域15の左部を流下する、ある遊技玉は玉取入口58に取り込まれ、通路部60を通って玉放出口59からステージ54に放出(案内)される。
ステージ54は、進入規制部材55の下部分にねじ等を用いて前方から固定されている。ステージ54は、左右に延びる長尺状をなすステージ上面61を有している。ステージ上面61は、略水平に延びる底部(水平領域)101と、底部101の左右にそれぞれ設けられる第1および第2テーパ部102,103とを含む。第1および第2テーパ部102,103には、それぞれ、底部101から離れるに従って高くなる上り傾斜が付されている。ステージ上面61の右端には、ステージ立板部61aが、左右方向に垂直な鉛直方向上向きに一体的に設けられている。
ステージ上面61の底部101は、左右方向に所定の長さW1を有している。底部101は、略水平な平坦面からなる平坦面部104と、平坦面部104において、互いに間隔を隔てて左右に並置された複数のスロープ(本実施形態では3つ。以下、「第1〜第3スロープ62,63,64」という。)を含む。第1〜第3スロープ62,63,64のそれぞれは、前方に向かうに従って下方に向かうスロープである。第1〜第3スロープ62,63,64のそれぞれは、平坦面部104よりも僅かに低く設けられており、後方側から前方側に向けて広がる略台形状に設けられている。
ステージ54には、ステージ上面61の前端縁から鉛直方向上向きに立ち上がる落下規制壁67が、ステージ上面61と一体的に設けられている。落下規制壁67は、ステージ上面61の左右方向の全域に亘って設けられている。第1〜第3スロープ62,63,64と対向する部分を除き、遊技者がステージ上面61を視認可能なように、落下規制壁67の高さは、左右方向の全域に亘って低く均一に設定されている。落下規制壁67は、ステージ54が遊技盤5(図2参照)に取り付けられた状態で、遊技盤5の盤面5A(図2参照。すなわち遊技領域15(図2参照))と同一平面上に位置している。落下規制壁67における第1〜第3スロープ62,63,64のそれぞれと対向する部分には、円弧状または楕円弧状の玉放出用切欠き105,106,107がそれぞれ形成されている。各玉放出用切欠き105,106,107は、対応するスロープ62,63,64によって捕獲された遊技玉を、遊技盤5の盤面5Aの遊技領域15に向けて落下するように導く。第2スロープ63に対応する玉放出用切欠き106は、当該玉放出用切欠き106から落下する遊技玉が、第1特別図柄始動口23またはその周囲に導かれるように、第1特別図柄始動口23の直上に配置されている。
右に向かうに従って下向きの傾斜が第1のテーパ部102に付されているので、ワープ通路57の玉放出口59からステージ上面61に放たれた遊技玉は、ステージ上面61を左端部側から右向きに転動する。第1のテーパ部102上を転動することにより加速された遊技玉は、底部101を右向きに通過し、右に向かうに従って上向きの傾斜が付された第2のテーパ部103上に乗り上がる。第2のテーパ部103上を転動する遊技玉は、その自重により減速し、その右向きの速度が零になった後、遊技玉は反転して左向きの転動を開始する。左向きに転動する遊技玉は、底部101を右向きに通過し、第1のテーパ部102上に乗り上がって減速し、その後、反転する。このように、遊技玉は、ステージ上面61(とくに底部101)において、左右に往復転動しながら減速する。左右方向の流速をほとんど失った遊技玉は、底部101において第1〜第3スロープ62,63,64のいずれかに捕獲されて、玉放出用切欠き105,106,107を通って、盤面5Aの遊技領域15に向けて落下する。第2スロープ63に対応する玉放出用切欠き106が第1特別図柄始動口23の直上に配置されているので、玉放出用切欠き106から落下する遊技玉は、第1特別図柄始動口23に入玉(ヘソ入賞)の可能性が高い。一方、第1スロープ62に対応する玉放出用切欠き105や、第3スロープ64に対応する玉放出用切欠き107から落下する遊技玉は、第1特別図柄始動口23に入玉の可能性が低い。
仕切部70は、前述のように、ステージ54上の領域と演出領域16との間を仕切るための部分である。仕切部70は、ステージ上面61を転動する遊技玉の後方へ移動を規制し、すなわち、仕切部70は、ステージ54の後端規制壁として機能している。仕切部70は、正面視において、ステージ上面61に沿う円弧状の上端部72を有している。庇部71は、仕切部70の上端部72の全域から、上斜め前方に向けて張り出している。
庇部71は、ステージ上面61に対向する主板部73と、主板部73の左端部から水平な姿勢で左方向に延在し、ワープ通路役物53に隣接する平板部74と、主板部73の右端部から鉛直方向下向きに延在する立板部75とを有している。
主板部73は、遊技領域15からの演出領域16への遊技玉の進入を規制するための部分であり、湾曲状をなしている。図6〜図9に示すように、主板部73の、左右方向に直交する方向の断面形状は、前方に向かうに従って上方に向かう平板テーパ状である。主板部73は上端部76を有している。主板部73の傾斜角度および上端部76の高さは、遊技領域15からの遊技玉が演出領域16に進入できない角度および高さにそれぞれ設定されている。この実施形態では、ステージ54が遊技盤5(図2参照)に取り付けられた状態で、庇部71の上端部76は、遊技盤5の盤面5A(図2参照。すなわち遊技領域15(図2参照))よりも前方側に位置している。
庇部71の主板部73には、遊技領域15からステージ54への遊技玉の進入を規制するステージ進入規制壁(ステージ進入規制部)78が、主板部73と一体的に設けられている。本実施形態では、ステージ進入規制壁78は、左右に沿って延びる長尺な壁である。ステージ進入規制壁78は、庇部71の主板部73において、ステージ54側に向って凹んで形成された凹み(凹部)77を区画する前壁によって構成されている。凹み77の前端縁は、上端部(前端縁)76よりも後方に位置している。凹み77は、主板部73のうち正面視でステージ54の底部101の上方に位置し、かつ前後方向に関し主板部73の後ろ側半分の領域に設けられており、主板部73と仕切部70の上端部72とに跨って形成されている。
具体的には、凹み77は、主板部73よりも一段低い底部分77Aを有している。底部分77Aを区画する底壁は、主板部73に沿う湾曲板状である。凹み77は、庇部71に直交する方向から見た平面視で、左右方向に長い略矩形状である。凹み77の左側の横端面77Bを区画する横壁は、前方に向かうに従って左側に向かうテーパ面により構成されており、凹み77の右側の横端面77Cを区画する横壁は、前方に向かうに従って左側に向かうテーパ面により構成されている。
ステージ進入規制壁78は、盤面5A(図2参照。遊技領域15(図2参照))よりも前方(盤面と略同一平面に位置)で、かつ庇部71の主板部73の上端部76よりも後方に位置している。ステージ進入規制壁78は、前方に向かうに従って上方に向けて傾斜するテーパ状をなしている。ステージ進入規制壁78の水平面に対する傾斜角度は、主板部73の水平面に対する傾斜角度(たとえば約5°〜約20°)よりも大きく(たとえば約40°〜約70°)設定されている。
正面視で、底部101の上方の領域以外の部分には、凹み77はほとんど形成されていない。ステージ進入規制壁78について言えば、ステージ進入規制壁78の左端縁は、左右方向に関し、底部101の左端縁と略揃っている(厳密に言えば、微小量だけ左側にずれている)。ステージ進入規制壁78の右端縁は、左右方向に関し、底部101の右端縁と略揃っている(厳密に言えば、微小量だけ右側にずれている)。換言すると、ステージ進入規制壁78(の下端縁)は、正面視で底部101の上方の全域に亘って配置されているが、正面視で底部101の上方の領域以外の部分に、ステージ進入規制壁78は設けられていない。ステージ進入規制壁78は、正面視において、底部101の長さW1と略同一の(微小量だけ大きい)左右方向の長さW2を有している。
図10は、ステージ進入規制壁78に対する遊技玉79の挙動の一例を説明するための模式的な断面図である。図3〜図5および図10を参照して、ステージ進入規制壁78に対する遊技玉79の挙動の一例について説明する。遊技領域15を流下する遊技玉79が、遊技領域15におけるステージ54の下方部に配置された障害釘22等によって弾かれることがある。弾かれた遊技玉79が、ステージ54に乗り上げることは好ましくない。なぜなら、ワープ通路57(図3等参照)を通過した遊技玉のみがステージ54に進入することが望ましい。遊技領域15からの遊技玉79の乗上げは、ワープ通路57以外の経路を通ってステージ54に進入することになり、ステージ54を経由した第1特別図柄始動口23への入賞率を調節する関係上好ましくない。
本実施形態では、遊技領域15からステージ54への遊技玉79の乗上げ(進入)を規制するステージ進入規制壁78が、進入規制部材55に設けられている。とくに、本実施形態では、ステージ進入規制壁78は遊技盤5の盤面5Aよりも前方(盤面と略同一平面に位置)に配置されている。すなわち、ステージ進入規制壁78が、ステージ54上の空間よりも前方寄りに配置されている。しかも、ステージ進入規制壁78は、前方に向かうに従って上方に傾斜するテーパ状をなしている。
したがって、遊技領域15におけるステージ54の下方部に配置された障害釘22等によって弾かれた遊技玉79がステージ54側に向けて飛んだとしても、当該遊技玉79はステージ進入規制壁78と当接し、ステージ54上の空間への当該遊技玉79の進入が阻止される。
また、ステージ進入規制壁78が、庇部71の主板部73において、正面視で底部101の上方の全域に亘って配置されている。ステージ54では、最も低位置にある底部101において、とくに遊技玉79の飛入りの懸念が大きいのであるが、ステージ進入規制壁78がこのように設けられているので(図3も併せて参照)、遊技玉79のステージ54上の空間への進入をより効果的に抑制できる。
ゆえに、本実施形態によれば、遊技領域15からステージ54への遊技玉79の乗上げを効果的に抑制できる。
また、ステージ進入規制壁78が、庇部71に形成される凹み77を区画する前壁によって構成されている。庇部71に凹み77を設け、かつ凹み77を区画する前壁でステージ進入規制壁78を構成することにより、左右に長尺な壁であるステージ進入規制壁78を、比較的簡単な構成で実現できる。
また、ステージ進入規制壁78が、主板部73の上端部76よりも後方に位置しているので、主板部73の上端部76を、演出領域16への遊技玉79の進入を阻止可能な高さ位置に設けることが可能である。これにより、演出領域16への遊技玉79の進入を阻止するという庇部71の機能を阻害することなく、ステージ54への遊技玉79の進入を阻止できる。
また、主板部73の左右方向の端部73B,73C(図3等参照)は、比較的高い位置に設けられており、そのため、遊技領域15からの遊技玉79が進入し難いから、端部73B,73Cには、ステージ進入規制壁78を形成していない。この場合、主板部73の端部73B,73Cにおいて、主板部73の上端部76の高さ位置および主板部73の傾斜角度を、演出領域16への遊技玉の進入阻止だけを考慮して設定することが可能であり、これにより、主板部73の端部73B,73Cの周辺(とくに左側の端部73B)を介して、遊技玉79が演出領域16に進入することを確実に抑制できる。
図11は、本発明の第2実施形態に係る進入規制部材80の断面図であって、図8に対応する断面図である。
第2実施形態に係る進入規制部材80が前述の第1実施形態に係る進入規制部材55と異なる点は、ステージ進入規制壁78に代えて、ステージ進入規制壁82が設けられている点である。その他の点は、前述の第1実施形態と同様である。図11において、前述の図1〜図10に示された各部と対応する部分には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図11に示すように、ステージ進入規制壁82は、遊技盤5の盤面5A(遊技領域15)と同一平面上に位置し、鉛直方向に沿っている。ステージ進入規制壁82が、左右に長尺な壁である点、庇部71の主板部73において凹み77を区画する前壁によって構成されている点は、第1実施形態に係るステージ進入規制壁78の場合と同様である。
この場合、ステージ進入規制壁82が、ステージ54の前端縁と前後方向に揃っている。障害釘22(図10参照)等によって弾かれた遊技玉がステージ54側に向けて飛んだとしても、当該遊技玉はステージ進入規制壁82と当接し、ステージ54への当該遊技玉の進入が阻止される。
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の各実施形態では、ステージ進入規制壁78,82は、1つの凹みの前壁によってではなく、左右方向に間隔を空けて形成された複数の凹みの前壁によって構成されていてもよい。
また、図12に示すように、第1実施形態に係るステージ進入規制壁78が、庇部71の主板部73において、ステージ54側に向って膨らんで形成された肉厚部84のテーパ状の前壁によって、構成されていてもよい。この場合、庇部71の主板部73の上面は、その全域に亘って略平坦な平坦面を有している。また、肉厚部84は、前後方向に関し主板部73の後ろ側半分の領域に設けられており、主板部73と仕切部70の上端部72とに跨って形成されている。むろん、このような構成を第2実施形態に係るステージ進入規制壁82に適用してもよい。
また、図13に示すように、第2実施形態に係るステージ進入規制壁82が、主板部73から垂下する板状部材によって構成されていてもよい。むろん、このような構成を第1実施形態に係るステージ進入規制壁78に適用してもよい。
また、各ステージ進入規制壁78,82の前面は、なだらかな1つの面でなく、階段状に形成されていてもよい。
また、正面視で底部101の上方の領域だけでなく、正面視で底部101の上方の領域以外の部分にも、ステージ進入規制壁78,82が設けられていてもよい。
また、前述の各実施形態では、ステージ54と進入規制部材55とが別体とされた例について説明したが、ステージ54と進入規制部材55とが一体的に形成されていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 弾球遊技機
5 遊技盤
15 遊技領域
16 演出領域
54 ステージ
55 進入規制部材
57 ワープ通路
61 ステージ上面
71 庇部
77 凹み
78 ステージ進入規制壁
80 進入規制部材
82 ステージ進入規制壁
84 肉厚部
101 底部(水平領域)

Claims (5)

  1. 盤面に形成されて遊技玉が流下する遊技領域と、遊技の演出のための演出領域とを有する遊技盤を有する弾球遊技機であって、
    上面が略水平に設けられた水平領域を有し、前記演出領域の前方に配置され、所定の流路を通過した遊技玉が転動するステージと、
    前記演出領域への遊技玉の進入を規制すべく、前記ステージと前記演出領域との間を仕切る仕切部と、前記仕切部から前方に向けて設けられる庇部と、前記庇部の前後方向の途中に配置され、前記遊技領域から前記ステージへの遊技玉の進入を規制するステージ進入規制部とを有する進入規制部材とを含み、
    前記ステージ進入規制部は、前記庇部においてステージ側に向かって凹んで形成された凹部の前側に設けられる前壁により構成され、
    前記前壁は、前記盤面と略同一平面に位置している、弾球遊技機。
  2. 前記ステージ進入規制は、前方に向かうに従って上方に傾斜するテーパ状をなしている、請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記ステージ進入規制、鉛直状をなして配置されている、請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 前記ステージは、その上面が略水平に設けられた水平領域を含み、
    前記ステージ進入規制は、前記庇部の、正面視で前記水平領域の上方の領域に形成されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記ステージ進入規制は、前記庇部の、正面視で前記水平領域の上方の領域を除く領域には形成されていない、請求項に記載の弾球遊技機。
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