JP6279035B1 - 長尺体支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性に優れ、かつ、大きな振動が作用した場合にも棒状部材からの脱落を抑止することができる長尺体支持具を提供する。【解決手段】長尺体支持具(1)は、切欠開口(22)を介して棒状部材(6)に係脱自在な係止部(21)と、長尺体を支持する支持本体部と、支持本体部に対して開閉自在に連結された蓋部(4)と、蓋部(4)を閉止姿勢に保持する蓋ロック機構とを備える。蓋部(4)の揺動端部(4s)に、閉止姿勢において切欠開口(22)を少なくとも部分的に埋めるように配置される開口閉塞部(45)が設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、長尺体支持具に関する。
吊り下げ状態で設置される棒状部材に対して長尺体を横架姿勢で支持するために長尺体支持具が用いられる。上記のような長尺体支持具として、特開2015−166627号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。特許文献1の長尺体支持具〔1〕は、棒状部材〔6〕に係脱自在な係止部〔24〕と、長尺体〔7〕を支持する支持本体部〔21〕と、支持本体部に対して開閉自在に連結された蓋部〔26〕とを備えている。特許文献1の長尺体支持具では、蓋部の先端の係止片〔27〕が挿通可能な開口部〔22〕が支持本体部に形成されており、その開口部の側方周縁領域〔LP〕を覆うように補強部〔38,48,58〕が配置されている。
特許文献1では、補強部が支持本体部とは別体の補強部材〔5〕に設けられる場合には、支持本体部に取り付けられる補強部材の一部が係止部と協働して棒状部材を前後に挟み込む構造となっている。これにより、例えば地震等によって大きな振動が作用した場合にも、棒状部材が係止部から離脱するのを抑制することができ、棒状部材からの長尺体支持具の脱落を抑止することが可能となっている。
しかし、かかる構成では、施工現場において2種類の部材を用いてそれらを組み合わせて施工する必要があるため、作業性の点で改善の余地があった。
特開2015−166627号公報
作業性に優れ、かつ、大きな振動が作用した場合にも棒状部材からの脱落を抑止することができる長尺体支持具の実現が望まれている。
本発明に係る長尺体支持具は、
吊り下げ状態で設置される棒状部材に対して係止され、長尺体を横架姿勢で支持する長尺体支持具であって、
切欠開口を有するC字状に形成され、前記切欠開口を介して前記棒状部材に係脱自在な係止部と、
前記係止部に連結されており前記長尺体を支持する支持本体部と、
前記支持本体部に対して枢支部を支点として揺動することにより開閉自在に連結された蓋部と、
前記蓋部を閉止姿勢に保持する蓋ロック機構と、を備え、
前記蓋部の揺動端部に、前記閉止姿勢において前記切欠開口を少なくとも部分的に埋めるように配置される開口閉塞部が設けられている。
この構成によれば、蓋部を開閉して、支持本体部への長尺体の出し入れを適切に行うことができる。そして、支持本体部で長尺体を支持しつつ係止部を棒状部材に係止させることで、長尺体を横架姿勢で適切に吊り支持することができる。このとき、蓋部の閉止姿勢で、蓋部の揺動端部に設けられた開口閉塞部により、係止部の切欠開口の少なくとも一部を埋めることができる。よって、棒状部材が係止部から離脱するのを抑制することができ、棒状部材からの長尺体支持具の脱落を抑止することができる。しかも、蓋部を閉止姿勢とする一動作だけで切欠開口の少なくとも一部を埋めることができるので、作業性も良好である。蓋部の閉止姿勢は蓋ロック機構によって保持されるので、長期間に亘って長尺体支持具の脱落を抑止することができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
一態様として、
前記閉止姿勢において、前記切欠開口の内縁と前記開口閉塞部とが、前記棒状部材に対して、当該棒状部材の直径方向において互いに反対側から係止することが好ましい。
この構成によれば、切欠開口の内縁と開口閉塞部とで棒状部材を直径方向に挟み込む形態となるので、棒状部材に対して長尺体支持具を安定的に取り付けることができる。よって、係止部から棒状部材が離脱するのを効果的に抑制することができ、棒状部材からの長尺体支持具の脱落を効果的に抑止することができる。
一態様として、
前記開口閉塞部は、前記蓋部側から前記棒状部材側に向かって延びる第一延在部と、前記第一延在部から連続して当該第一延在部に交差して延びる第二延在部と、を有し、
前記閉止姿勢において、前記第二延在部が前記切欠開口の内縁に対して当接可能となっていることが好ましい。
この構成によれば、蓋部側から棒状部材側に向かって延びる第一延在部で主に係止部の切欠開口の少なくとも一部を埋めつつ、第一延在部に交差する第二延在部を一種のリブとして機能させて開口閉塞部の強度を高めることができる。また、この構成では、棒状部材が係止部の切欠開口から離脱移動しそうになったとき、棒状部材に係止された開口閉塞部の第二延在部が、係止部の切欠開口の内縁に対して交差状態で当接して、棒状部材の離脱移動を食い止める。よって、棒状部材からの長尺体支持具の脱落を効果的に阻止することができる。
一態様として、
前記蓋部は、前記係止部を備えた係止部形成部材に形成された開口部に挿通可能な係止片を前記揺動端部に有し、
前記係止部形成部材に固定されて前記開口部に挿通された前記係止片を前記係止部形成部材との間に挟み込む挟持板部をさらに備え、
前記蓋ロック機構が、前記係止片及び前記挟持板部のうちの一方に設けられた係合突起と、前記係止片及び前記挟持板部の他方に設けられて前記係合突起が進入する係合孔と、で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、蓋部の閉止姿勢への姿勢変更に伴い、当該蓋部の揺動端部の係止片を、係止部形成部材の開口部に挿通させつつ係止部形成部材と挟持板部との間に進入させるだけで、係合孔と係合突起との係合によって蓋部の閉止姿勢を適切に保持できる。
一態様として、
前記蓋部は、前記係止部を備えた係止部形成部材に形成された開口部に挿通可能なフック片を前記揺動端部に有するとともに、前記閉止姿勢で前記枢支部を支点として所定角度範囲内でスライド可能に構成され、
前記蓋ロック機構が、前記フック片の係止先端部と、前記係止先端部が係止される前記開口部の周縁部と、で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、蓋部の閉止姿勢への姿勢変更後に当該蓋部をスライド変位させることで、フック片の係止先端部と係止部形成部材の開口部の周縁部との係合によって蓋部の閉止姿勢を適切に保持できる。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
第1実施形態に係る長尺体支持具を示す斜視図 長尺体支持具の側面図 長尺体支持具の分解斜視図 蓋部の閉止前の状態を示す縦断面図 蓋部の閉止後の状態を示す縦断面図 図5の要部拡大図 長尺体支持具の平面図 第2実施形態に係る長尺体支持具を示す斜視図 蓋部の閉止前の状態を示す斜視図 蓋部の閉止中の状態を示す斜視図 蓋部の閉止後の状態を示す斜視図 長尺体支持具の平面図 別形態の長尺体支持具の平面図
〔第1実施形態〕
長尺体支持具の第1実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る長尺体支持具1は、吊り下げ状態で設置される棒状部材6に対して係止され、長尺体7を横架姿勢で支持するための器具である。本実施形態に係る長尺体支持具1は、切欠開口22を介して棒状部材6に係脱自在な第一係止部21と、長尺体7を支持する支持本体部3と、支持本体部3に対して開閉自在に連結された蓋部4と、蓋部4を閉止姿勢に保持する蓋ロック機構Lとを備えている。このような構成において、長尺体支持具1は、蓋部4の揺動端部4sに、閉止姿勢において切欠開口22を少なくとも部分的に埋めるように配置される開口閉塞部45を備えている点によって特徴付けられる。これにより、長尺体支持具1を設置する際の施工性を向上させつつ、大きな振動が作用した場合にも棒状部材6からの長尺体支持具1の脱落を抑止することができる。以下、本実施形態に係る長尺体支持具1について、詳細に説明する。
図1及び図2に、長尺体支持具1を用いた長尺体7の支持構造を示す。これらの図に示すように、長尺体支持具1は、吊り下げ状態で設置される棒状部材6に対して係止され、長尺体7を横架姿勢で支持する。棒状部材6は、その上端部が躯体に固定されることで吊り下げ状態で設置されている。このような棒状部材6としては、例えばその外周面にネジ部62(図2を参照)を有する吊りボルト61を用いることができる。長尺体支持具1による支持対象となる長尺体7は、例えば冷媒経路を形成する金属製の配管部材71と、その周囲を被覆する断熱材72(ウレタンフォームやグラスウール等で構成可能)とを有するものである。
なお、図示は省略しているが、長尺体7の配設方向に沿う複数箇所に、所定間隔を隔てて複数の吊りボルト61が設置されている。長尺体7は、それぞれの吊りボルト61に取り付けられた長尺体支持具1により、配設方向の全体に亘って吊り支持されている。
図1〜図3に示すように、長尺体支持具1は、係止部材2と、支持本体部3と、蓋部4と、弾性板状部材5とを主要な構成要素として備えている。係止部材2と支持本体部3と弾性板状部材5とは、リベット等の固着手段を用いて一体化されている。蓋部4は、支持本体部3に対して開閉自在に連結されている。
係止部材2は、金属製の板状部材で構成されている。係止部材2は、第一係止部21と連結板部25と第二係止部27とを備えている。これらは、一体的に形成されている。本実施形態では、支持本体部3とは別部材からなる係止部材2が、「係止部形成部材」に相当する。第一係止部21と第二係止部27とは、連結板部25の両側に分かれて設けられている。第一係止部21と連結板部25とは、所定角度(好適には鈍角であり、本実施形態ではおよそ135°)をなすように屈曲形成されている。また、第二係止部27と連結板部25とも、所定角度(好適には第一係止部21と連結板部25とのなす角と同程度であり、本実施形態ではおよそ135°)をなすように屈曲形成されている。
なお、構成材である金属製の板状部材は比較的板厚の厚いものが用いられており、係止部材2は高剛性に構成されている。係止部材2は、例えば従来仕様の長尺体支持具で用いられる場合がある、弾性復元力によって棒状部材6に係止可能なバネ板部材とは異なり、作業者の手動操作によっては実質的には弾性変形しない。高剛性の板状部材で係止部材2を構成することで、係止部材2の強度を高め、棒状部材6への長尺体支持具1の取付状態の安定化が図られている。
図3に示すように、第一係止部21は、切欠開口22を有するC字状に形成されている。第一係止部21は、切欠開口22を介して棒状部材6に係脱自在に構成されている(図7を参照)。本実施形態では、第一係止部21が「係止部」に相当する。第一係止部21は、連結板部25との接続部側に位置する基端側部位21Aと、棒状部材6の側方を延びる側方側部位21Bと、棒状部材6に対して背面側から係止する背面側係止部位21Cとを有する。なお、「背面側」は、「棒状部材6に対して長尺体7を支持する支持本体部3とは反対側」の意である。切欠開口22は、幅方向で側方側部位21Bとは反対側の側辺から中央部側に向かって切り欠くようにして形成されている。切欠開口22は、基端側部位21Aと背面側係止部位21Cの間において幅方向で側方側部位21Bとは反対側に向かって開口している。
連結板部25は、矩形状に形成されている。連結板部25の中央部には、突出片部26が切り起こし形成されている。この突出片部26は、長尺体支持具1が棒状部材6に取り付けられたときに先端部が棒状部材6側を向くように設けられている(図4及び図5を参照)。また、突出片部26は、弾性板状部材5の付勢板部52の基端側部分に交差(本例では直交)する状態で、当該基端側部分に沿って配置されている。本実施形態では、連結板部25と第一係止部21との境界部における幅方向中央部には、連結板部25と第一係止部21とに亘る矩形状の開口部24が形成されている。この開口部24には、蓋部4の係止片42が挿通可能となっている。この連結板部25によって、第一係止部21及び第二係止部27を有する係止部材2が、支持本体部3に連結されている。また、連結板部25の支持本体部3とは反対側の面には、弾性板状部材5が固定されている。
第二係止部27は、切欠開口28を有するC字状に形成されている。第二係止部27は、切欠開口28を介して、第一係止部21とは軸芯方向の異なる位置で棒状部材6に係脱自在に構成されている。第二係止部27は、連結板部25との接続部側に位置する基端側部位27Aと、棒状部材6の側方を延びる側方側部位27Bと、棒状部材6に対して背面側から係止する背面側係止部位27Cとを有する。切欠開口28は、幅方向で側方側部位27Bとは反対側の側辺から中央部側に向かって切り欠くようにして形成されている。切欠開口28は、基端側部位27Aと背面側係止部位27Cの間において幅方向で側方側部位27Bとは反対側に向かって開口している。
本実施形態では、第一係止部21の切欠開口22と第二係止部27の切欠開口28とが、幅方向で互いに逆向きに開口している。このような構成では、2つの切欠開口22,28がそれぞれ棒状部材6に対向するように棒状部材6に対して係止部材2を斜めに配置した状態で、長尺体支持具1を回転操作して棒状部材6に取り付けることができる。この場合、棒状部材6に対して横向きの力がほとんど作用しないようにしながら、棒状部材6に長尺体支持具1を取り付けることができる。
支持本体部3は、金属製の板状部材で構成されている。本実施形態では、支持本体部3は、係止部材2とは別部材として構成されているとともに、係止部材2を構成する板状部材よりも板厚の薄い板状部材で構成されている。支持本体部3は、長尺体7を十分に支持できる程度の強度を確保可能な板厚に形成されれば良く、これにより材料コストの低減が図られている。支持本体部3は、長尺体7を支持するための中核として機能する。支持本体部3は、第一平板部31と湾曲板部32と第二平板部33と枢支部34とを備えている。これらは、一体的に形成されている。第一平板部31は、長尺体7よりも棒状部材6側を上下方向に沿って平板状に延びている。第一平板部31の上端部に、係止部材2の連結板部25が固定されている。湾曲板部32は、長尺体7の下方において断面円弧状に湾曲している。第二平板部33は、長尺体7に対して棒状部材6とは反対側を上下方向に沿って平板状に延びている。枢支部34は、第二平板部33の上端部にフック状又はループ状に湾曲形成されている。
蓋部4は、金属製の板状部材で構成されている。本実施形態では、蓋部4は、支持本体部3を構成する板状部材と同程度の板厚の板状部材で構成されている。蓋部4は、一端にて、支持本体部3の枢支部34に連結されている。蓋部4は、枢支部34を支点として上下に揺動することにより、支持本体部3に対して開閉自在に連結されている。蓋部4は、蓋本体41にて支持本体部3の上部開口を閉じる閉止姿勢(図5を参照)と、支持本体部3の上部開口を開け放つ開放姿勢(図4を参照)とに姿勢変更自在となっている。蓋部4の他方端は揺動端部4sであり、この揺動端部4sに、蓋本体41から下方に向かう係止片42が切り起こし形成されている。係止片42は、蓋部4の閉止姿勢で、係止部材2の開口部24に挿通される。係止片42には、外側(枢支部34から見て外側)に向かって突出する係合突起43が形成されている。
弾性板状部材5は、金属製の板状部材を屈曲形成して構成されている。弾性板状部材5は、支持本体部3や蓋部4よりもさらに板厚の薄い板状部材で構成されており、部品全体としての弾性が相対的に高い。弾性板状部材5は、被固定部51と付勢板部52と挟持板部53とを備えている。これらは、一体的に形成されている。被固定部51は、係止部材2の突出片部26に対して幅方向に隣接する状態で、係止部材2の連結板部25における支持本体部3とは反対側の面に固定されている。
付勢板部52は、被固定部51の下側領域において、当該被固定部51から起立形成されている。付勢板部52は、その板面が上下方向に沿い、かつ、係止部材2の幅方向に揺動自在な状態となるように設けられている。付勢板部52は、被固定部51との境界部を基点とする弾性変形により、被固定部51に対して相対変位可能となっている。付勢板部52は、係止爪52Aと第一操作部52Bとを含む。係止爪52Aは、棒状部材6を構成する吊りボルト61のネジ部62(図2を参照)の螺旋形状に沿う傾斜姿勢で、付勢板部52における上下の縁部を一部切り起こして形成されている。第一操作部52Bは、付勢板部52における揺動遊端側に設けられている。
付勢板部52は、棒状部材6を押し付けることによって被固定部51に対して相対変位するので、この状態で、棒状部材6に長尺体支持具1を取り付けることができる。その後、付勢板部52は、被固定部51との境界部を基点とする弾性復元力によって棒状部材6を圧接付勢する。これにより、付勢板部52の係止爪52Aが棒状部材6を構成する吊りボルト61のネジ部62に嵌合するとともに、第一係止部21や第二係止部27の内縁もネジ部62に嵌合する(図7を参照)。言い換えれば、付勢板部52は、第一係止部21及び第二係止部27に対して棒状部材6を圧接付勢する。これにより、長尺体支持具1を棒状部材6に対してガタツキのない状態で簡便に取り付けることができる。なお、第一操作部52Bを棒状部材6に対する圧接付勢力の作用方向とは反対側へ押圧操作することにより、圧接付勢状態を解除することができ、棒状部材6に対する長尺体支持具1の軸芯方向(上下方向)の取付位置を変更することができる。
挟持板部53は、被固定部51の上方に、係止部材2の連結板部25に平行に、かつ、連結板部25との間に所定隙間を隔てる状態となるように設けられている。挟持板部53と連結板部25との間の隙間の大きさは、概ね、蓋部4の係止片42の板厚相当分である。挟持板部53は、被固定部51との境界に設けられた段差部を基点とする弾性変形により、被固定部51に対して相対変位可能となっている。挟持板部53は、本体部53Aと屈曲辺部53Bと第二操作部53Cとを含む。本体部53Aは、挟持板部53を構成する主要部であり、平板状に形成されている。本体部53Aには、その中央部付近に、当該本体部53Aを厚み方向に貫通する係合孔53Hが形成されている。屈曲辺部53Bは、本体部53Aから、その上端の辺部に沿って、棒状部材6に近接する側(支持本体部3とは反対側)に向かって屈曲形成されている。第二操作部53Cは、挟持板部53における幅方向で被固定部51との境界の段差部とは反対側の端部に設けられている。
図4及び図5に示すように、蓋部4を閉じるのに伴い、蓋部4の揺動端部4sに設けられた係止片42が、係止部材2の開口部24に挿通されて、連結板部25と挟持板部53との間の隙間に進入する。その際、係止片42に突出形成された係合突起43は、挟持板部53を棒状部材6側に押しやるようにして棒状部材6側に突出変位させる。蓋部4が完全に閉じられると、係止片42の係合突起43が本体部53Aの係合孔53Hに進入し、それに伴い、挟持板部53の変位状態が解消して係合突起43と係合孔53Hとが係合する。この係合突起43と係合孔53Hとの係合状態で、蓋部4が閉止姿勢に保持される。本実施形態では、係止片42に設けられた係合突起43と、挟持板部53に設けられて係合突起43が進入する係合孔53Hとで、蓋ロック機構Lが構成されている。
なお、第二操作部53Cを本体部53Aが連結板部25から離間する側へ押圧操作することにより、係合突起43と係合孔53Hとの係合状態を解除することができ、蓋部4を閉止姿勢から開放姿勢へと姿勢変更することができる。逆に言えば、作業者の手動操作によって第二操作部53Cを押圧操作しない限り、係合突起43と係合孔53Hとの係合状態が維持されて、蓋部4が閉止姿勢に保持される。
図1〜図7に示すように、本実施形態の長尺体支持具1は、蓋部4の揺動端部4sに、開口閉塞部45を備えている。本実施形態では、蓋部4の揺動端部4sには、蓋本体41から斜め上方に向かって延びる延設板部44が設けられている。延設板部44は、閉止姿勢で、係止部材2の第一係止部21に面接触する状態で当該第一係止部21に沿って配置される。延設板部44は、第一係止部21のうち基端側部位21Aのおよそ全体を覆う大きさに形成されている(図7を参照)。そして、その延設板部44の蓋本体41とは反対側の端部(蓋部4の先端部)に、開口閉塞部45が設けられている。開口閉塞部45は、蓋部4の幅方向一方側(具体的には、幅方向において切欠開口22が開口している方の側)に偏って配置されている。開口閉塞部45は、閉止姿勢において切欠開口22を少なくとも部分的に埋めるように配置される。
図7に示すように、棒状部材6の軸芯方向に沿って上から見た場合に、背面側係止部位21Cと開口閉塞部45との間の最小幅が、棒状部材6の直径よりも小さく(本例では棒状部材6の半径分程度)なっている。このため、棒状部材6が第一係止部21から離脱するのを抑制することができ、棒状部材6からの長尺体支持具1の脱落を抑止することができる。しかも、蓋部4を開放姿勢とした状態で棒状部材6に長尺体支持具1を取り付け、その後、長尺体7を支持してから、蓋部4を閉止姿勢とする一動作だけで切欠開口22の少なくとも一部を埋めることができるので、作業性も良好である。蓋部4の閉止姿勢は蓋ロック機構Lによって保持されるので、長期間に亘って長尺体支持具1の脱落を抑止することができる。
図3〜図6に示すように、開口閉塞部45は、蓋部4側から棒状部材6側に向かって延びる第一延在部45Aと、第一延在部45Aから連続して当該第一延在部45Aに交差して延びる第二延在部45Bとを有する。本実施形態では、開口閉塞部45は、第一延在部45Aと、第一延在部45Aの幅方向の両端部から当該第一延在部45Aに直交して延びる一対の第二延在部45Bとを有する。開口閉塞部45は、第一延在部45Aとそれに直交する一対の第二延在部45Bとを有する断面コの字状のボックス状に形成されている。第二延在部45Bを一種のリブとして機能させることで、開口閉塞部45の強度が高められている。第一延在部45Aは、棒状部材6の軸芯方向に直交する状態で棒状部材6の外面に当接する。一対の第二延在部45Bのうちの一方は、棒状部材6の軸芯方向に沿う状態で棒状部材6の外面に当接する(図7を参照)。第二延在部45Bの下端部は、背面側係止部位21Cにおける切欠開口22の内縁22eよりも下方に位置している(図6を参照)。
図7に示すように、蓋部4の閉止姿勢において、切欠開口22の内縁22eと開口閉塞部45とが、棒状部材6に対して、当該棒状部材6の直径方向において互いに反対側から係止するように構成されている。本実施形態では、切欠開口22の内縁22eと棒状部材6との係止位置と、棒状部材6の軸芯と、開口閉塞部45と棒状部材6との係止位置とが、一直線上に並ぶように配置されている。こうして、第一係止部21の背面側係止部位21Cにおける切欠開口22の内縁22eと開口閉塞部45とが、蓋部4の長手方向(図7における左右方向)に沿って棒状部材6を直径方向に挟み込んでいる。同様に、第二係止部27の背面側係止部位27Cにおける切欠開口28の内縁と開口閉塞部45とが、蓋部4の長手方向に沿って棒状部材6を直径方向に挟み込んでいる。開口閉塞部45が、軸芯方向で第一係止部21の背面側係止部位21Cと第二係止部27の背面側係止部位27Cとの間の位置において、それらとは反対側から棒状部材6に当接するので、棒状部材6に対して長尺体支持具1を安定的に取り付けることができる。そして、棒状部材6が第一係止部21から離脱することを効果的に抑制することができ、棒状部材6からの長尺体支持具1の脱落を効果的に抑止することができる。
図6及び図7に示すように、蓋部4の閉止姿勢において、第二延在部45Bが切欠開口22の内縁22eに対して当接可能となっている。本実施形態では、第二延在部45Bが、第一係止部21の基端側部位21Aにおける切欠開口22の内縁22eに対して、交差状態(本例では直交状態)で当接可能となっている。外力が作用していない通常状態では、第二延在部45Bの端縁と切欠開口22の内縁22eとの間には、微小隙間gが存在している。例えば地震等によって大きな振動が作用した場合には、棒状部材6には切欠開口22から抜け出ようとする力が作用する場合がある。このような場合には、棒状部材6が開口閉塞部45を基端側部位21A側に押しつけることで、微小隙間gが解消されて第二延在部45Bの端縁が基端側部位21Aにおける切欠開口22の内縁22eに交差状態で当接する。すると、基端側部位21Aによって支持された開口閉塞部45によって棒状部材6の離脱移動が食い止められるので、棒状部材6からの長尺体支持具1の脱落を効果的に阻止することができる。
配設経路における所定位置で長尺体7を支持するには以下のようにすれば良い。まず、蓋部4の開放姿勢で、2つの切欠開口22,28が棒状部材6に対向するように配置した状態で、長尺体支持具1を回転操作して棒状部材6に取り付ける。このとき、作業者は、係止部材2には触れることなく、支持本体部3を把持した状態で操作すれば良い。次に、第一操作部52Bを押圧操作して棒状部材6に対する付勢板部52の圧接付勢状態を解除して、長尺体支持具1の軸芯方向(上下方向)の取付位置を調整する。次に、支持本体部3に上部開口から横架姿勢の長尺体7を挿入して支持する。
その後、蓋部4を閉止姿勢とすると、その姿勢変更動作に伴い、揺動端部4sに設けられた係止片42の係合突起43が、弾性板状部材5の挟持板部53の係合孔53Hに進入して両者が係合する。こうして、蓋ロック機構Lが働く状態となって蓋部4の閉止姿勢が保持される。また、蓋部4の閉止姿勢が保持された状態で、揺動端部4sに設けられた開口閉塞部45により、切欠開口22が少なくとも部分的に埋められる。本実施形態の長尺体支持具1によれば、施工時の作業性を向上させつつ、大きな振動が作用した場合にも棒状部材6からの脱落を有効に抑止することができる。
〔第2実施形態〕
長尺体支持具の第2実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の長尺体支持具1は、係止部材2の具体的構成、開口閉塞部45の具体的構成、及び蓋ロック機構Lの具体的構成が、上述した第1実施形態とは異なっている。以下、本実施形態に係る長尺体支持具1について、主に第1実施形態との相違点について説明する。なお、特に明記しない点に関しては、第1実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図8及び図9に示すように、本実施形態の係止部材2において、第一係止部21及び第二係止部27は、いずれも連結板部25に対して直交するように屈曲形成されている。また、本実施形態では、第一係止部21の切欠開口22と第二係止部27の切欠開口28とが、幅方向で同じ向きに開口するように形成されている。このような構成では、2つの切欠開口22,28が棒状部材6に対向するように棒状部材6に対して係止部材2を隣接配置させた状態で、長尺体支持具1を横方向にスライド操作して棒状部材6に取り付けることができる。
図9に示すように、蓋部4の揺動端部4sには、蓋本体41から下方に向かってフック片47が切り起こし形成されている。フック片47は、係止部材2に形成された開口部24に挿通可能となっている。なお、開口部24は、フック片47が挿通可能なものであれば、貫通孔や切り欠き等、各種の態様で構成されて良い。フック片47は、係止部材2の開口部24に挿通されたとき、連結板部25と挟持板部53との間の隙間に進入して両者間に挟持される(図10及び図11を参照)。また、フック片47はL字状に形成されており、その先端部は、係止部材2の開口部24の周縁部に係止可能な係止先端部48となっている。蓋部4は、図9に示すように枢支部34を支点として上下に揺動可能であるとともに、図10に示すように閉止姿勢で枢支部34を支点として所定角度範囲内(例えば±10°)でスライド可能に構成されている。蓋部4は、蓋本体41の面方向にスライド可能に構成されている。
蓋部4を開放姿勢から閉止姿勢へと姿勢変更させる場合には、係止先端部48を含むフック片47の全体が係止部材2の開口部24を通過可能な位置となるようにスライドさせた状態で蓋部4を閉じる(図10を参照)。その後、蓋部4を係止先端部48側に向かって戻すようにスライドさせると(図11を参照)、係止先端部48が係止部材2の開口部24の周縁部と上下に重なる状態となる。この状態において、蓋部4に開き方向の力が作用しても係止先端部48が開口部24の周縁部に係止して、蓋部4が閉止姿勢に保持される。本実施形態では、フック片47の係止先端部48と、係止先端部48が係止される開口部24の周縁部とで、蓋ロック機構Lが構成されている。
なお、蓋部4を閉止姿勢のままで枢支部34を支点として幅方向で係止先端部48とは反対側に向けてスライド操作することにより、係止先端部48が開口部24を通過可能な状態とすることができ、蓋部4を閉止姿勢から開放姿勢へと姿勢変更することができる。逆に言えば、作業者の手動操作によって蓋部4をスライド操作しない限り、係止先端部48と開口部24の周縁部との係止可能状態が維持されて、蓋部4が閉止姿勢に保持される。
図12に示すように、本実施形態の開口閉塞部45は、第一延在部45Aと、第一延在部45Aの幅方向の一端から当該第一延在部45Aに直交して延びる1つの第二延在部45Bとを有する。第二延在部45Bは、棒状部材6の軸芯方向に沿う状態で棒状部材6の外面に当接する。また、本実施形態の開口閉塞部45は、第一延在部45A及び第二延在部45Bに加え、第一係止部21の背面側係止部位21Cに対して上下に重ねて配置される重複部分45Cをさらに有している。このような重複部分45Cを有することで、開口閉塞部45は、閉止姿勢において切欠開口22を完全に埋めるように配置される。重複部分45Cは、閉止姿勢で、棒状部材6に対して幅方向で第一係止部21の側方側部位21Bとは反対側において、棒状部材6の側方を延びるように配置される。
切欠開口22の内縁22eと開口閉塞部45とが、棒状部材6に対して、当該棒状部材6の直径方向において互いに反対側から係止するように構成されている。本実施形態では、第一係止部21の背面側係止部位21Cにおける切欠開口22の内縁22eと第二延在部45Bとが、蓋部4の長手方向(図12における左右方向)に沿って棒状部材6を直径方向に挟み込んでいる。加えて、第一係止部21の側方側部位21Bにおける切欠開口22の内縁22eと重複部分45Cとが、蓋部4の幅方向(図12における上下方向)に沿って棒状部材6を直径方向に挟み込んでいる。
また、蓋部4の閉止姿勢において、第二延在部45Bが切欠開口22の内縁22eに当接している。本実施形態では、第二延在部45Bが、第一係止部21の基端側部位21Aにおける切欠開口22の内縁22eに対して、交差状態(本例では直交状態)で当接している。このため、例えば地震等によって大きな振動が作用した場合であっても、基端側部位21Aによって支持された開口閉塞部45(具体的には第二延在部45B)によって棒状部材6の離脱移動が食い止められる。よって、棒状部材6からの長尺体支持具1の脱落を効果的に阻止することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の第1実施形態では、蓋ロック機構Lが、係止片42に設けられた係合突起43と挟持板部53に設けられた係合孔53Hとで構成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば蓋ロック機構Lが、挟持板部53に設けられた係合突起と、係止片42に設けられて係合突起が進入する係合孔とで構成されても良い。
(2)上記の各実施形態では、開口閉塞部45が、第一延在部45Aと当該第一延在部45Aに交差する第二延在部45Bとを有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば開口閉塞部45が第二延在部45Bを有することなく第一延在部45Aだけで構成されても良い。この場合、例えば第一延在部45Aが断面円弧状に形成される等して、第一延在部45Aが、蓋部4の閉止姿勢において切欠開口22の内縁22eに対して当接可能とされても良い。
(3)上記の各実施形態では、切欠開口22の内縁22eと棒状部材6との係止位置と、棒状部材6の軸芯と、開口閉塞部45と棒状部材6との係止位置とが、一直線上に並ぶように配置されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば図13に示すように、切欠開口22の内縁22eと棒状部材6との係止位置と、棒状部材6の軸芯と、開口閉塞部45と棒状部材6との係止位置とが、中心角が鈍角をなす折線状に配置されても良い。すなわち、切欠開口22の内縁22eと棒状部材6との係止位置を通る棒状部材6の直径方向において、少なくとも棒状部材6の軸芯に対して反対側にあるいずれかの位置で、棒状部材6に開口閉塞部45が係止すれば良い。
(4)上記の各実施形態では、蓋ロック機構Lと開口閉塞部45とが互いに独立に設けられる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば開口閉塞部45に切欠開口22の内縁22eに係止する部位を具備させる等して、開口閉塞部45の一部が蓋ロック機構Lを兼用するように構成されても良い。
(5)上記の各実施形態では、第一係止部21及び第二係止部27が係止部材2に設けられ、その係止部材2が支持本体部3に固定されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば第一係止部21が支持本体部3に一体的に設けられるとともに係止部材2には第二係止部27だけが設けられ、それらが互いに固定されて長尺体支持具1が構成されても良い。この場合、第一係止部21を有する支持本体部3が「係止部形成部材」に相当する。蓋部4の係止片42が挿通可能な開口部24は、支持本体部3における第一係止部21の基端部(第一平板部31と第一係止部21との境界部)付近に形成されると良い。また、第一係止部21と第二係止部27とがそれぞれ独立した別部材に設けられ、それらが個別に支持本体部3に固定されて長尺体支持具1が構成されても良い。
(6)上記の各実施形態では、棒状部材6として、外周面にネジ部62を有する吊りボルト61を用いた例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば軸芯方向に沿って多数の係止突起が周方向の一部に形成してある棒状の部材を用いても良い。
(7)上記の各実施形態では、長尺体7として、断熱材72で被覆された配管部材71を用いた例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば長尺体7として、露出した配管部材71やケーブル等を用いても良い。
(8)上述した各実施形態(上記の各実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 長尺体支持具
2 係止部材(係止部形成部材)
3 支持本体部
4 蓋部
4s 揺動端部
6 棒状部材
7 長尺体
21 第一係止部(係止部)
22 切欠開口
22e 内縁
24 開口部
42 係止片
43 係合突起
45 開口閉塞部
45A 第一延在部
45B 第二延在部
47 フック片
48 係止先端部
53 挟持板部
53H 係合孔
L 蓋ロック機構

Claims (5)

  1. 吊り下げ状態で設置される棒状部材に対して係止され、長尺体を横架姿勢で支持する長尺体支持具であって、
    切欠開口を有するC字状に形成され、前記切欠開口を介して前記棒状部材に係脱自在な係止部と、
    前記係止部に連結されており前記長尺体を支持する支持本体部と、
    前記支持本体部に対して枢支部を支点として揺動することにより開閉自在に連結された蓋部と、
    前記蓋部を閉止姿勢に保持する蓋ロック機構と、を備え、
    前記蓋部の揺動端部に、前記閉止姿勢において前記切欠開口を少なくとも部分的に埋めるように配置される開口閉塞部が設けられており、
    前記開口閉塞部は、前記蓋部側から前記棒状部材側に向かって延びる第一延在部と、前記第一延在部から連続して当該第一延在部に交差して延びる第二延在部と、を有し、
    前記閉止姿勢において、前記棒状部材に前記切欠開口から抜け出す方向の力が作用した場合に前記第二延在部が前記切欠開口の内縁に対して当接する長尺体支持具。
  2. 前記閉止姿勢において、前記切欠開口の内縁と前記開口閉塞部とが、前記棒状部材に対して、当該棒状部材の直径方向において互いに反対側から係止する請求項1に記載の長尺体支持具。
  3. 前記係止部は、前記棒状部材よりも前記支持本体部側に位置する基端側部位と、前記棒状部材に対して背面側から係止する背面側係止部位と、を有し、
    前記閉止姿勢において、前記背面側係止部位における前記切欠開口の内縁と前記開口閉塞部とが前記棒状部材に対して当該棒状部材の直径方向において互いに反対側から係止するとともに、前記第二延在部が前記基端側部位における前記切欠開口の内縁に対して交差状態で当接可能となっている請求項に記載の長尺体支持具。
  4. 前記蓋部は、前記係止部を備えた係止部形成部材に形成された開口部に挿通可能な係止片を前記揺動端部に有し、
    前記係止部形成部材に固定されて前記開口部に挿通された前記係止片を前記係止部形成部材との間に挟み込む挟持板部をさらに備え、
    前記蓋ロック機構が、前記係止片及び前記挟持板部のうちの一方に設けられた係合突起と、前記係止片及び前記挟持板部の他方に設けられて前記係合突起が進入する係合孔と、で構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の長尺体支持具。
  5. 前記蓋部は、前記係止部を備えた係止部形成部材に形成された開口部に挿通可能なフック片を前記揺動端部に有するとともに、前記閉止姿勢で前記枢支部を支点として所定角度範囲内でスライド可能に構成され、
    前記蓋ロック機構が、前記フック片の係止先端部と、前記係止先端部が係止される前記開口部の周縁部と、で構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の長尺体支持具。
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