JP6851622B2 - 止め金具、折畳机 - Google Patents
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Description
本発明は、折畳机のように固定と解除が必要な対象物に使用すると、その固定も解除も簡単な止め金具と、この止め金具を用いた折畳机とを提供することを目的とする。
切欠部と引掛用切欠部とで形成される引掛孔に引っ掛かるので、ピン等は止め金具に固定される。
しかも、この止め金具は、レバー部を引けば、ピン等が引掛用切欠部からはずれ、挿入用切欠部からも抜くことができる状態になるので、ピン等を引掛孔から簡単に固定を解除することもできる。
(2)本発明の止め金具は、次のように構成されていてもよい。
(3)本発明の止め金具を用いた場合、折畳机は、次のように構成されていてもよい。
また、この折畳机は、各止め金具の各レバーを引けば、各第1ピンとの係合が解かれ、各脚部が天板に対して折りたたむことができ、さらに幕板も折りたたむことができる。
(4)本発明の止め金具を用いた折畳机は、次のように構成されていてもよい。
この折畳机は、各脚部を折りたたんだ上から幕板を折りたたむと、各第2ピンが各止め金具の各引掛孔に引っ掛かって幕板が各脚部に固定される。そのため、この折畳机は幕板と各脚部が折りたたまれた状態で固定されるので、持ち運び時に傾けても脚部や幕板が開かない。
(c)実施形態の止め金具のうち、内側カバーを取ったものの正面図でレバー部及びバネ部が設置される位置を点線で示した図ある。
(c)実施形態の止め金具の内側カバーの正面図である。
(c)実施形態の止め金具のうち、外側カバーを取ったものの正面図である。
(c)実施形態の止め金具の外側カバーの正面図である。
本実施形態の止め金具について、図1〜図5を用いて説明する。
図1に示す本実施形態の止め金具1は、主に裏板部3(図2参照)、内側カバー5(図3参照)、外側カバー7(図5参照)、レバー部2(図2参照)、バネ部4(図2参照)とを備えている。
1)裏面部3
裏面部3については、図2を用いて説明する。
内側カバー5について、図3、図4を用いて説明する。
内側カバー5は、図3(a)に示すように、平面視したとき、長方形の長手方向に沿った一方の辺側の2つの角部分を削り取り、他方の辺の中央部分を半円状に切り欠いた形状の本体部50を有している。この半円状に切り欠いた切欠部分56は、後述する外側カバー7に形成された挿入用切欠部73に対向する位置に形成される。この切欠部分56は、挿入用切欠部73に重ならないよう、挿入用切欠部73よりも幅広に形成されている。
内側カバー5を裏板部3に取り付けるとき、図4(c)に示すように、凹部30〜32と凹部53〜55の間には、円筒形状のスペーサが設置される。図4(c)では、図面作成の都合上、凹部53と凹部30との間に設置されるスペーサ80しか示していないが、他の凹部30,31と凹部53、54との間にもスペーサが設置される。ただし、凹部31は他の凹部30,32よりも深い窪みなので、他の凹部30,32に設置されるスペーサよりも短いスペーサが設置される。これらのスペーサの中央には、筒内を通してネジが通され、裏板部3と内側カバー5とが固定される。
凹部31と凹部54との間に設置されたスペーサには、レバー部2の支点孔21(図6参照)が通される。この結果レバー部2は、裏面部3と内側カバー5との間の空間内で揺動可能に軸支される。
外側カバー7について、図5を用いて説明する。
外側カバー7は、図5に示すように、内側カバー5の上から被せて裏板部3及び内側カバー5の全体を覆うことができる大きさのカバーである。外側カバー7は、図5(a)に示すように、平面視したときに、裏板部3及び内側カバー5を覆う長方形状に形成された上面部70を備えている。また外側カバー7は、図5(b)(c)に示すように、上面部70の長手方向に沿った2つの辺のうち一方の辺と、短手方向に沿った2つの辺とを下方に向けて折り曲げて形成した側面部71とを備えている。この側面部71の下端部には、外側に向かって折り曲げたつば部72が設けられている。
レバー2について、図6を用いて説明する。
レバー部2は、図6に示すように、弓形状に形成され、長手方向の一端側に、当該レバー部2を揺動可能に支持するための支点となるスペーサを通すための支点孔21が形成されている。このスペーサは、凹部31(図2参照)と凹部54(図3参照)との間に設置されるスペーサである。
バネ部4について、図2を用いて説明する。
このバネ部4からは、2本の支線が延びていて、一本は、凹部31に当接し、一本はレバー部2に当接するように、配置される。
6)止め金具1の組み立て
以上のように構成された止め金具1は、次のように組み立てられる。
このように組み立てられた止め金具1に対し、その後さらに外側カバー7を内側カバー5の外側から被せて、裏板部3及び内側カバー5に対して外側カバー7をネジ止めする。
以上のように構成され組み立てられた止め金具1は、次のような特徴的な作用効果をそうする。
また、本実施形態の止め金具1は、レバー部2が裏面部3の凹部31と内側カバー5の
凹部54とに挟まれた状態で裏面部3及び内側カバー5に対し揺動可能に固定されている。
次に、以上説明した止め金具1を、折畳机に適用した例について図7を用いて説明する。
この折畳机100は、2つの止め金具1を備える机である。
このうち、脚部102は、天板101に対して二つ折り可能に天板101にそれぞれ固定されるとともに、互いに反対方向に開いて天板101に対して垂直に起きるよう固定されている。
せば、各脚部102を幕板103に固定する操作を行うことなく、止め金具1及び第1ピン105を介して各脚部02を幕板103に固定することができる。この結果、各脚部012及び幕板103は、それぞれ天板101に固定されているので、天板10に対して垂直に起き上がった状態で固定される。
また、本実施形態の折畳机100は、図7(b)に示すように、各脚部102を折りたたんだ上から幕板103を天板101に対して折りたたんだとき、各止め金具1の各引掛孔に引っ掛かる位置に設置された各第2ピン106を各脚部102がそれぞれを備えている。
(本実施形態と本発明との対応関係)
本実施形態の裏板部3が本発明の裏部に相当し、本実施形態の内側カバー5の本体部50及び外側カバー7の上面部70が本発明の表部に相当する。
本実施形態の内側カバー5の脚部52が、本発明のストッパー部に相当する。
[他の実施形態]
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲に記載された発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(2)本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
7…外側カバー、21…支点孔、22…縁部、23…引掛用切欠部、30…凹部、
31…凹部、32…凹部、33…壁部、50…本体部、51…脚部、52…脚部、
53…凹部、54…凹部、55…凹部、56…切欠部分、70…上面部、71…側面部、72…つば部、73…挿入用切欠部、80…スペーサ、90…引掛孔、100…折畳机、101…天板、102…脚部、103…幕板、104…机下空間、105…第1ピン、
106…第2ピン、110…蝶番。
Claims (4)
- 長尺な形状に形成され、長手方向の一端側を支点として揺動するレバー部と、
前記レバー部が揺動する揺動面の表側及び裏側のそれぞれに配置される表部と裏部と有し、前記表部と前記裏部とを所定間隔離して固定するとともに、前記レバー部の前記支点が前記表部と前記裏部との間の空間に位置し、前記レバー部の遊端が前記空間の外に位置するように前記レバー部を揺動可能に固定する本体部と、
前記レバー部の揺動を予め定めた停止位置で止めるストッパー部と、
前記レバー部が揺動する前記揺動面に沿って、前記レバー部を前記停止位置に向かって付勢する付勢部と、
を備える止め金具であって、
前記表部には、
当該表部の縁部を切り欠いた挿入用切欠部であって、前記停止位置に位置する前記レバー部に対向する部分を切り欠いた挿入用切欠部が形成され、
前記レバー部は、
前記付勢部が当該レバー部を付勢する付勢方向に向かって凸型である弓形状に形成されるとともに、
前記弓形状に沿った外側の縁部を切り欠いた引掛用切欠部であって、当該レバー部が前記停止位置に位置するときに前記挿入用切欠部と重なって引掛孔を形成する引掛用切欠部が形成され、
前記本体部を構成する前記表部及び前記裏部には、
前記レバー部の前記支点に向かって凹ませた凹部が形成され、
前記レバー部は、
前記表部側の凹部と前記裏部側の凹部とに挟まれた状態で前記本体部に対し揺動可能に固定されている
ことを特徴とする止め金具。 - 請求項1に記載の止め金具であって、
前記表部側の凹部と前記裏部側の凹部との間には、スペーサが配置されていることを特徴とする止め金具。 - 請求項1又は請求項2に記載の止め金具を2つ備える折畳机であって、
天板と、
平行に並べた2本の脚を1の脚部とする一対の脚部であって、前記天板に対して二つ折り可能に前記天板にそれぞれ固定されるとともに、互いに反対方向に開いて前記天板に対して垂直に起きるよう固定された一対の脚部と、
前記各脚部が折られた前記天板に対して二つ折り可能に前記天板に固定されるとともに、前記各脚部が開く方向に対し垂直方向に開いて、起き上がった4つの前記脚で囲まれた机下空間の外側で、前記天板に対して垂直に起きるよう固定された幕板と、
前記各止め金具の前記各引掛孔に引っ掛かる各第1ピンであって、前記各脚部のうち、前記天板に対して垂直に起き上がった前記幕板に対向する位置に設けられた各第1ピンと、
前記天板に対して垂直に起き上がった前記幕板の前記机下空間に対向する面のうち、前記天板に対して起き上がった前記各脚部が対向する位置であって、前記各第1ピンを前記各引掛孔に引っ掛け可能な位置にそれぞれ設けられた前記各止め金具と、
を備え、
前記各止め金具は、
前記各脚部を起き上げるときに移動してくる前記各第1ピンに対して、前記各レバー部がなす弓形状の外側の各縁部が対向するように配置されるとともに、前記各脚部を起き上げるときに前記各第1ピンが移動するルート上に前記各レバー部及び前記挿入用切欠部が位置するように前記幕板に対してそれぞれ固定されている
ことを特徴とする折畳机。 - 請求項3に記載の折畳机において、
前記各止め金具の前記各引掛孔に引っ掛かり、かつ、前記各挿入用切欠部が形成する空間に対して垂直に挿入可能な各第2ピンであって、前記各脚部のうち、前記各脚部を折りたたんだ上から折りたたんだ前記幕板に対向する位置に設けられた各第2ピンを備え、
前記各止め金具は、
前記各第2ピンを前記各引掛孔に引っ掛け可能な位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする折畳机。
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