JP6042222B2 - L形ペット用トイレ - Google Patents

L形ペット用トイレ Download PDF

Info

Publication number
JP6042222B2
JP6042222B2 JP2013024631A JP2013024631A JP6042222B2 JP 6042222 B2 JP6042222 B2 JP 6042222B2 JP 2013024631 A JP2013024631 A JP 2013024631A JP 2013024631 A JP2013024631 A JP 2013024631A JP 6042222 B2 JP6042222 B2 JP 6042222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
mesh member
tray body
tray
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013024631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014150773A (ja
Inventor
三輪 久夫
久夫 三輪
本田 智彦
智彦 本田
聖 宮本
聖 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Richell Corp
Original Assignee
Richell Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Richell Corp filed Critical Richell Corp
Priority to JP2013024631A priority Critical patent/JP6042222B2/ja
Publication of JP2014150773A publication Critical patent/JP2014150773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6042222B2 publication Critical patent/JP6042222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Description

本発明は、尿吸収性のシーツを敷設してペットの排泄に用いるペット用トイレに関し、特に床部と縦壁部を有するL形ペット用トイレに関する。
なお、尿吸収性のシーツは、その周縁部に吸湿部のない薄い部分があり、その内側に吸湿部が設けられているのが一般的であるが、上記薄い部分の幅は製品によって区々であり、本明細書において「シーツの周縁部」という場合、上記薄い部分に限定する趣旨ではなく、文字通りシーツの周縁部を指しており、上記薄い部分のみの場合や、薄い部分と吸湿部の両方を含む場合がある。
ペット用のトイレとしては、平板状のトイレ本体に尿吸収性のシーツを敷設して使用するものが一般的である。
しかしながら、平板状のトイレ本体の場合、特に雄犬が片足を上げて排尿する際に、トイレ本体の縁から尿が外部に飛び散る可能性がある。
そこで、このような尿の外部への飛び散りを防止するものとして、トイレ本体を、床部と縦壁部とで構成し、床部に対して縦壁部を略90度になるように立設して全体形状をL形にしたものがある。このような、L形ペット用トイレの例としては、特許文献1に「折り畳み式ペットトレー」として開示されている。
特許文献1に開示された「折り畳み式ペットトレー」は、トイレ本体を、床部と、縦壁部の2つの部材から構成し、床部と縦壁部との連結部において、両者を回動可能に連結している。そして、連結部において、床部側の一辺に凹溝状の固定用凹部を、縦壁部側の一辺に凸条の固定用凸部をそれぞれ形成し、これらによってシーツを押圧することで、連結部から尿の漏れ出しを防止している。
実用新案登録第3078807
特許文献1に開示された「折り畳み式ペットトレー」は、トイレ本体を構成する床部と、縦壁部との形状が異なっているため、成形品として製造する場合には、異なる2つの金型が必要となり、製造コストが高くなるという問題がある。
また、連結部において、凸条の固定用凸部と、凹溝状の固定用凹部によってシーツを挟持するようにしているが、シーツの厚みは種々あるため、このような構造の場合、特定の厚みのシーツであれば固定することができるが、厚みの薄いものでは固定力が弱くなり、ペットが引っ掻いたときにずれやすく、尿の漏れ出しの原因となる。逆に、厚みが厚いシーツでは縦壁部を垂直にするために回動したときに、シーツが固定用凸部に当たり、回動の邪魔になって、縦壁部を所定角度まで回動ができなくなるという問題がある。
つまり、特許文献1の連結部におけるシーツ固定構造では、一対のトイレ本体の回動を円滑にし、かつシーツの固定と尿の漏れ出し防止の両方を確実にできる構造とは言い難い。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、一つの目的として、床部と縦壁部を有するL形のL形ペット用トイレに関し、製造コストを低減できるL形ペット用トイレを提供することを目的とするものである。
また、他の目的として、一対のトイレ本体の回動を円滑にし、かつ連結部におけるシーツの固定と尿の漏れ出し防止の両方を確実にできるL形ペット用トイレを提供することを目的とするものである。
(1)本発明に係るL形ペット用トイレは、シーツが敷設されるシーツ敷設部を有する一対のトレー本体と、前記シーツ敷設部に敷設されたシーツを固定するシーツ固定部を有し、各トレー本体は、回動可能に連結されて、一方を床部側とし、他方を縦壁部とするL形に設置可能なL形ペット用トイレであって、
前記一対のトレー本体における各トレー本体は、同形状の成形品からなり、
各トレー本体は、
回動可能に連結するヒンジ部と、
該ヒンジ部が設けられた辺部に形成されると共に互いに当接して互いの成す角度を規制する角度規制当接面と、
前記辺部に設けられて、互いに対向配置されることで前記シーツを挟持する同形状のシーツ挟持部とを備えてなることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記シーツ固定部は、前記ヒンジ部が設けられた辺部を除く前記トレー本体の周縁部に形成された立設部と、該立設部を覆うように該立設部に着脱可能に取り付けられて、前記シーツ敷設部に敷設された前記シーツにおける周縁部を前記トレー本体と共に挟持して前記シーツを固定する枠部材とを備えてなることを特徴とするものである。
(3)また、上記(2)に記載のものにおいて、前記シーツ敷設部に被せるように設置されるメッシュ部材を有し、該メッシュ部材が前記各トレー本体における少なくとも一方の枠部材に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
(4)また、上記(3)に記載のものにおいて、前記枠部材は前記立設部を覆う辺部以外の辺部が開放された開放辺となっており、前記メッシュ部材が該開放辺側にスライドするのを防止するスライド防止片を有することを特徴とするものである。
(5)また、上記(3)又は(4)に記載のものにおいて、メッシュ部材は、その周縁部に、下面側に垂下する垂下片を有し、
枠部材は、前記メッシュ部材の周縁部が載置される載置部と、該載置部に載置された前記メッシュ部材の前記垂下片に係合する垂下片係合部と、前記載置部に載置された前記メッシュ部材の周縁部の上面側に配置されて前記メッシュ部材が上方に外れるのを防止するメッシュ部材外れ防止片とを有することを特徴とするものである。
(6)また、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載のものにおいて、前記シーツ挟持部は、傾斜面からなり、該傾斜面に互いに対向配置される凸部と凹部を有し、各トレー本体をL形にしたときに前記傾斜面同士には所定の隙間が形成されると共に前記凸部と凹部は当接又は近接するように構成されていることを特徴とするものである。
(7)また、上記(1)乃至(6)のいずれかに記載のものにおいて、前記ヒンジ部は、該ヒンジ部が設けられた辺部の一方の端部に設けられて軸挿通穴を有する凸片部と、前記辺部の他方の端部に設けられて軸挿通穴を有すると共に前記凸片部が挿入可能な隙間を介して対向するように配置された一対の凸片部によって構成されていることを特徴とするものである。
本発明においては、一対のトレー本体における各トレー本体を同形状の成形品から構成すると共に、各トレー本体は、ヒンジ部と、該ヒンジ部が設けられた各辺部に形成されると共に互いに当接して互いの成す角度を規制する角度規制当接面と、前記各辺部に設けられて、互いに対向配置されることで前記シーツの周縁部を挟持する同形状のシーツ挟持部とを備えてなり、L形ペット用トイレであって、各トイレ本体に敷設したシーツを各トレー本体の連結部で挟持できる機能を有するものでありながら、各トレー本体を1種類の金型で成形することができ、コストを低減することができる。
本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレの平面図である。 本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレの正面図である。 本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレの右側面図である。 本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレを下方から見上げた状態を図示したものであり、L形ペット用トイレの動作を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレを折り畳んだ状態を図示したものである。 本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るL形ペット用トイレに枠部材が設置された状態のトレー本体の斜視図である。 図3におけるA−A矢視断面図である。 図3におけるB−B矢視断面図である。 メッシュ部材が設置された状態の枠部材を、図7における太矢印の方向から見上げた場合を図示したものである。 図2におけるC−C矢視断面図である。 図2におけるD−D矢視断面図である。
本発明の一実施の形態に係るL形ペット用トイレ1は、図1、図2および図7に示すように、尿吸収性のシーツ5(図10参照)が敷設されるシーツ敷設部15と、シーツ敷設部15の周囲3辺を囲むようなコ字状に形成された立設部19(図7参照)を有する一対のトレー本体7と、立設部19を覆うように各トレー本体7に着脱可能に取り付けられて、トレー本体7に敷設されたシーツ5の周縁部をトレー本体7と共に挟持してシーツ5を固定するコ字状の枠部材9と、枠部材9の枠内にシーツ5の吸湿部に被せるように設置されたメッシュ部材11とを有している。なお、図1においては、図が煩雑にならないように、メッシュ部材11のメッシュ11aの一部のみを図示している。
各トレー本体7は同一の形状であり、1種類の金型によって成形可能である。各トレー本体7は、各トレー本体7に設けられたヒンジ部13によって回動可能に連結されている。より詳細には、トレー本体7は、ヒンジ部13の軸13aを中心にトレー本体7同士のなす角度が0度〜略90度の間で回動可能になっている(図5中の太矢印参照)。
上記のように構成されるL形ペット用トイレ1の各部構成について主に図7〜図13に基づいて、また他の図を適宜参照しながら以下に詳細に説明する。
<トレー本体>
トレー本体7は、図8に示すように、平面視において略長方形状からなる。
トレー本体7の上面には、矩形状の低台からなりシーツ5を設置するシーツ敷設部15が設けられている。シーツ敷設部15は、トレー本体7の周縁部(立設部19、連結辺部21)の内側に前記周縁部から隙間を介して設けられ、この隙間には平坦部16が形成されている。
シーツ敷設部15の周囲には、枠部材9と協働してシーツ5をトレー本体7側に固定するための先端が円錐状の突起からなる固定突起部17が所定間隔で複数設けられている(図7、図13参照)。
トレー本体7の縁部には、シーツ敷設部15の周囲3辺を囲むように立設する平面視でコ字状の立設部19が設けられている。
立設部19は尿等が外側に流れ出さないようにする機能を有する。なお、立設部19は、必ずしも立設部19全体にわたって、均一の高さにする必要はなく、部分的に凹部等が存在してもよい。
トレー本体7の立設部19が設けられていない辺部は、他のトレー本体7と連結する連結辺部21になっている。
連結辺部21にはシーツ敷設部15に対して45度に傾斜する角度規制当接面21aが形成されている(図8参照)。それ故に、各トレー本体7の角度規制当接面21aが当接したときにはトレー本体7同士のなす角度が略90度になるように、連結された各トレー本体7の成す角度が規制される。
連結辺部21の幅方向の両端部は、立設部19の高さと同程度の高さになっており、この両端部にヒンジ部13が形成されている。ヒンジ部13は倒立U字状に形成された軸受部13bを有している。軸受部13bは、本発明の軸挿通穴を有する凸片に相当する。軸受部13bは、図8中左側の端部に所定間隔を離して一対が形成され、反対側の端部に1箇形成されている。
各軸受部13bは、図7に示すように、一方のトレー本体7の一対の軸受部13bの間に、他方のトレー本体7の片側1箇の軸受部13bが挿入されて、各軸受部13bの穴が連通するようになっている。この状態で、軸受部13bの穴に軸13aを挿通することで、図9に示すようにトレー本体7同士が連結される。
各トレー本体7は、このような構造のヒンジ部13を有しているが故に同一形状でありながら回動可能に連結することができる。
各トレー本体7における連結辺部21の下辺部には、図8に示すように、コ字状のリブで形成された姿勢ロックばね取付部21bが所定間隔離して一対設けられている。また、姿勢ロックばね取付部21bに隣接して、切欠き部21cが形成されている。
姿勢ロックばね23は、図10に示すように、帯状の金属板を略L字状に屈曲させてなり、一端に略U字状に折り返した折り返し部23aを有している。姿勢ロックばね23の他端部には、ねじ孔23bが設けられており、このねじ孔23bによって姿勢ロックばね23は姿勢ロックばね取付部21bにねじ止めされている。
各トレー本体7を、連結辺部21で連結したときに、一方のトレー本体7に形成した姿勢ロックばね取付部21bと、他方のトレー本体7に形成した切欠き部21cとが連結辺部21を挟んで対応する位置に配置される。
そのため、連結されたトレー本体7同士のなす角度を略90度にしたとき、図10に示すように、姿勢ロックばね23の折り返し部23aが、他方のトレー本体7の切欠き部21cの上方の部分を押圧し、トレー本体7同士の成す角度が略90度になった姿勢を維持(ロック)できるようになっている。
また、連結辺部21には、トレー本体7の縁部に沿うように長台からなるシーツ挟持台25が設けられている。そして、シーツ挟持台25には角度規制当接面21aと平行な面からなるシーツ挟持面25aが形成されており、シーツ挟持面25aには、円錐状の凸部25bと、この凸部25bの先端部が挿入可能な凹部25cとが、所定の間隔で交互に設けられている。
トレー本体7同士のなす角度を略90度にすると、シーツ挟持面25aは互いに対向配置され、一方のトレー本体7のシーツ挟持面25aに形成した凸部25bの先端部が他方のトレー本体7のシーツ挟持面25aに形成した凹部25cに挿入される。
このとき、シーツ挟持面25a同士の間には、1.5mm〜2.2mm程度の隙間(シーツにおける吸湿部を2枚重ねた程度の隙間)が形成され、凸部25bの先端は凹部25cの底部に当接又は近接するようになっている(図8、図10参照)。なお、図10には、この点を説明するため、点線の丸で囲んだ部位を、凸部25b及び凹部25cの中心で断面にした状態を拡大して示している。
吸湿部がシーツ挟持面25aに位置するよう床部側と縦壁部側にシーツ5を敷設して、トレー本体7同士のなす角度を略90度にすると、シーツ5の吸湿部は凸部25bと凹部25cで固定される。凸部25bと凹部25cの隙間はほとんどないが、凸部25bと凹部25cが設けられているのは複数点であり、他の部位では所定の隙間が形成されているので、トレー本体7同士が回動する障害にはならずに、シーツ5を固定できる。
そして、シーツ5の吸湿部が尿を吸い込むことで、吸湿部が膨張して、シーツ挟持面25a同士の隙間を塞ぎ、尿の外部への漏れ出しを防止する。
つまり、シーツ挟持台25を上記のように構成することで、トレー本体7同士のなす角度を略90度に回動することの障害にはならず、かつペットの引っ掻きによってずれることはなくシーツ5を固定できると共に尿の漏れ出しを確実に防止できる。
<メッシュ部材>
メッシュ部材11は、図1、図2、図7および図11に示すように、枠状の周縁部の内側にメッシュ11aが形成されてなる。なお、図1、図7および図11においては、図が煩雑にならないように、メッシュ11aの一部のみ図示している。
メッシュ部材11は、トレー本体7のシーツ敷設部15を覆うように枠部材9に着脱可能に取り付けられる。
メッシュ部材11は、ペットが排泄した尿をスムーズに通過させて、その下に固定したシーツ5に吸収させるともに、シーツ5が掻きむしられるのを防止するのが目的であり、そのため、メッシュ11aの形状は図2等に示すように格子状でなくてもよく、丸穴形状、ひし形形状等にしてもよい。
メッシュ部材11は、通常、床部として使用されるトレー本体7にのみ設置されるが、縦壁部として使用されるトレー本体7にも設置してもよい。また、縦壁部として使用されるトレー本体7にのみ設置してもよいし、いずれにも設置しなくてもよい。このように、メッシュ部材11は、必要に応じて適宜設置可能である。
メッシュ部材11の周縁部には、周縁部から垂下する垂下片27が複数設けられ(図11、図12参照)、各垂下片27の先端には、後述する枠部材9の垂下片係合部35と係合する爪部27aが設けられている(図12参照)。
さらに、メッシュ部材11の周縁部における裏面側には、メッシュ部材11の強度を向上させるためのリブ11bが複数設けられている。
<枠部材>
枠部材9は、図7に示す通り、トレー本体7の立設部19の形状に対応して略コ字状になっており、立設部19を上方から覆うようにして装着される。
枠部材9の内周縁には、メッシュ部材11の周縁部が設置される載置部31が前記内周縁に沿うように設けられており、さらに載置部31の内周縁端部には、下方に延出するように垂下する垂下部33が形成されている。
垂下部33には、矩形状の切欠きからなる垂下片係合部35が設けられており、メッシュ部材11を枠部材9に設置した際に、メッシュ部材11の垂下片27と係合するようになっている。
メッシュ部材11を枠部材33に設置するには、まず、メッシュ部材11の垂下片27を枠部材9の載置部31に位置させて、枠部材9側に押し付ける。そうすると、メッシュ部材11の垂下片27が撓むことで、垂下片27の爪部27aが垂下片係合部35と係合する。
メッシュ部材11の垂下片27と垂下片係合部35の係合状態を図11中の拡大図(a)および図12に示す。
載置部31の上面には、図7に示すように、小片からなるメッシュ部材スライド防止片37が立設されている。メッシュ部材スライド防止片37は、図11中の拡大図(b)に示すように、メッシュ部材11のリブ11bに枠部材9の開放辺側から当接して、メッシュ部材11が開放辺側にスライドして脱落することを防止している。
載置部31の裏面側には、図11に示すように、トレー本体7の固定突起部17に対応する位置に、固定突起部17の先端が挿入される円筒状の固定円筒部39が設けられている(図11中の拡大図(c)参照)。固定円筒部39に固定突起部17の先端が挿入されている状態を図13に示す。固定突起部17の先端が挿入されることにより、固定突起部17と固定円筒部39とによってシーツ5を挟持するようになっている。
枠部材9の開放辺側の内周側には、図1中の拡大図および図2に示すように、内方に向けて突出する小片からなるメッシュ部材外れ防止片41が設けられている。
メッシュ部材外れ防止片41は、メッシュ部材11の設置時にメッシュ部材11の上面に近接配置される(図10参照)。
メッシュ部材外れ防止片41の作用効果について以下に説明する。
メッシュ部材11は、枠部材9に取り付けられた状態では、垂下片係合部35と垂下片27とが係合しているため、多少のことでは外れることはない。しかし、枠部材9はコ字状であるため、矩形状に形成した場合と比較的すると開放辺側が撓みやすくなっている。そのため、枠部材9は、トレー本体7から取り外す場合等に撓みが生じて、垂下片係合部35と垂下片27の係合が外れてしまうことがある。
メッシュ部材外れ防止片41は、このような場合にメッシュ部材11の周縁部上面と当接することで、メッシュ部材11が上方に外れることを防止する。
なお、メッシュ部材11を載置部31に載置するには、メッシュ部材11の辺部を、載置部31とメッシュ部材外れ防止片41の間に挿入してからメッシュ部材11全体を載置するようにする。このためメッシュ部材外れ防止片41は、図10に示すように、枠部材9の反開放辺側の先端部が上方に反った形状をしており、メッシュ部材11の辺部を挿入しやすくなっている。
以上のように構成された本実施の形態に係るL形ペット用トイレ1の使用方法の一例を説明する。
各トレー本体7から枠部材9、メッシュ部材11を外した状態で、一対のトレー本体7を連結状態のまま片方のトレー本体7を床面に載置する。
そして、床面に載置したトレー本体7側のシーツ敷設部15を覆うようにシーツ5を敷設する。このとき、縦壁部側のトレー本体を少し倒すことにより、対向するシーツ挟持面25a同士の隙間を広げ、この隙間にシーツ5の一辺を挿入する。このとき、シーツ5における吸湿部がシール挟持面25aを覆うようにするのが好ましい。
次に、縦壁部側のトレー本体7を略90度にして、床部側のトレー本体7の立設部19に枠部材9を設置する。枠部材9を設置すると、トレー本体7の固定突起部17の先端が、枠部材9の固定円筒部39に挿入され、シーツ5が両者によって挟持されて固定される。
次に、シーツ5を敷設したトレー本体7が縦壁部側に、シーツ5を敷設していないトレー本体7が床部側になるようにL形ペット用トイレ1を置き直し、上記と同様に、シーツ5の敷設と枠部材9の設置を行う。
このようにして、床部側と縦壁部側の両方のトレー本体7にシーツ5を敷設した状態では、対向するシーツ挟持面25a同士の間に、2枚のシーツ5が重なった状態で配置される。この場合であっても、上述したように、対向するシーツ挟持面25a同士の間には、図10に示したように、1.5mm〜2.2mmの隙間があるので、2枚のシーツ5を挿入することが可能であり、かつトレー本体7の回動に支障が出ることもない。その一方で、シーツ挟持面25aに設けられた凸部25bと凹部25cによってシーツ5が挟み込まれて保持されるので、シーツ5がペットのいたずらによってずれることがない。
次に、必要に応じてメッシュ部材11を設置する。本例では、床部として使用するトレー本体7にのみメッシュ部材11を設置する場合について説明する。
まず、メッシュ部材11の辺部を、メッシュ部材外れ防止片41の下に潜らせるように挿入して、メッシュ部材11を枠部材9の載置部31に載置する。このとき、前述したように、メッシュ部材外れ防止片41のメッシュ部材11が挿入される側(枠部材9の反開放辺側)の先端部が上方に反った形状になっているため、メッシュ部材11の辺部を挿入しやすくなっている。
次に、メッシュ部材11全体を載置部31に押し付ける。こうすることによって、メッシュ部材11の垂下片27の爪部27aと枠部材9の垂下片係合部35とが係合されて、メッシュ部材11が枠部材9に設置される。
メッシュ部材11が設置されることで、シーツ5の吸湿部が覆われて、シーツ5をペットのいたずらから保護することができる。また、例えばペットの爪などがメッシュ11aに引っ掛かってメッシュ部材11に外力が作用しても、メッシュ部材11は枠部材9と係合しているため外れないようになっている。
使用時において、ペットがトレー本体7の縦壁部側に向けて尿をすると、各トレー本体7の連結辺部21の近傍にも尿が飛び散り、シーツ5によって吸収される。このとき、上述したとおり、シーツ挟持面25aはシーツ5の吸湿部が配置され、尿が吸収されることで当該部位のシーツ5が膨張し、連結辺部21の隙間を塞ぎ、連結辺部21から尿が漏れ出すのを確実に防止できる。
次に、シーツ5の交換の手順について以下に説明する。
シーツ5を交換するには、まず、枠部材9を取り外すが、枠部材9にメッシュ部材11が設置してある場合には、メッシュ部材11ごと枠部材9を取り外す。
このとき、枠部材9が撓んでもメッシュ部材外れ防止片41がメッシュ部材11の上面と当接するため、メッシュ部材11が上方に外れるのが防止される。また、メッシュ部材スライド防止片37がメッシュ部材11のリブ11bに当接しているので、メッシュ部材11が、枠部材9の開放辺側にスライドして外れることもない。
このように、枠部材9をトレー本体7から取り外す際に、メッシュ部材11が枠部材9から外れることがないので、尿が付いたメッシュ部材が不意に床面に落下して床面を汚損することがない。
枠部材9を取り外したら、次に、縦壁部側のトレー本体7の上辺部を下方に向けて押し下げるように回動させ、トレー本体7同士のなす角度を狭める。これによって、姿勢ロックばね23のロックを解除して、対向するシーツ挟持面25a同士の隙間を広げることで、シーツ挟持面25aからシーツ5が取り外せる状態にする。この状態で、シーツ5を取り外して、上述した手順によって新しいシーツ5を敷設する。
以上のように、本実施の形態のL形ペット用トイレ1においては、対向配置されたシーツ挟持台25によってシーツ5が挟持されるので、シーツ5を敷設した状態でも各トレー本体7が支障なく回動できると共にシーツをしっかりと固定でき、かつ使用時に尿が連結辺部21から漏れ出すこともない。このように、本実施の形態のものは、一対のトイレ本体7の回動を円滑にし、かつ床部と縦壁部の連結辺部21におけるシーツ5の固定と尿の漏れ出しを確実に防止できる。
また、本実施の形態では、メッシュ部材外れ防止片41とメッシュ部材スライド防止片37を設けたことにより、メッシュ部材11を枠部材9に設置した場合でも、シーツ交換時にメッシュ部材11が枠部材から容易に外れることがないので、尿のついたメッシュ部材11の不意の落下で床面を汚損することがない。
また、上記のような優れた作用効果を有する各トレー本体7であるが、これが同一の形状であるため1種類の金型で成形可能であり、それ故、金型コストを抑えることができる。
1 L形ペット用トイレ
5 シーツ
7 トレー本体
9 枠部材
11 メッシュ部材
11a メッシュ
11b リブ
13 ヒンジ部
13a 軸
13b 軸受部
15 シーツ敷設部
16 平坦部
17 固定突起部
19 立設部
21 連結辺部
21a 角度規制当接面
21b 姿勢ロックばね取付部
21c 切欠き部
23 姿勢ロックばね
23a 折り返し部
23b ねじ孔
25 シーツ挟持台
25a シーツ挟持面
25b 凸部
25c 凹部
27 垂下片
27a 爪部
31 載置部
33 垂下部
35 垂下片係合部
37 メッシュ部材スライド防止片
39 固定円筒部
41 メッシュ部材外れ防止片

Claims (7)

  1. シーツが敷設されるシーツ敷設部を有する一対のトレー本体と、前記シーツ敷設部に敷設されたシーツを固定するシーツ固定部を有し、各トレー本体は、回動可能に連結されて、一方を床部側とし、他方を縦壁部とするL形に設置可能なL形ペット用トイレであって、
    前記一対のトレー本体における各トレー本体は、同形状の成形品からなり、
    各トレー本体は、
    回動可能に連結するヒンジ部と、
    該ヒンジ部が設けられた辺部に形成されると共に互いに当接して互いの成す角度を規制する角度規制当接面と、
    前記辺部に設けられて、互いに対向配置されることで前記シーツを挟持する同形状のシーツ挟持部とを備えてなることを特徴とするL形ペット用トイレ。
  2. 前記シーツ固定部は、前記ヒンジ部が設けられた辺部を除く前記トレー本体の周縁部に
    形成された立設部と、該立設部を覆うように該立設部に着脱可能に取り付けられて、前記シーツ敷設部に敷設された前記シーツにおける周縁部を前記トレー本体と共に挟持して前記シーツを固定する枠部材とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のL形ペット用トイレ。
  3. 前記シーツ敷設部に被せるように設置されるメッシュ部材を有し、該メッシュ部材が前記各トレー本体における少なくとも一方の枠部材に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のL形ペット用トイレ。
  4. 前記枠部材は前記立設部を覆う辺部以外の辺部が開放された開放辺となっており、前記メッシュ部材が該開放辺側にスライドするのを防止するスライド防止片を有することを特徴とする請求項3記載のL形ペット用トイレ。
  5. メッシュ部材は、その周縁部に、下面側に垂下する垂下片を有し、
    枠部材は、前記メッシュ部材の周縁部が載置される載置部と、該載置部に載置された前記メッシュ部材の前記垂下片に係合する垂下片係合部と、前記載置部に載置された前記メッシュ部材の周縁部の上面側に配置されて前記メッシュ部材が上方に外れるのを防止するメッシュ部材外れ防止片とを有することを特徴とする請求項3又は4に記載のL形ペット用トイレ。
  6. 前記シーツ挟持部は、傾斜面からなり、該傾斜面に互いに対向配置される凸部と凹部を有し、各トレー本体をL形にしたときに前記傾斜面同士には所定の隙間が形成されると共に前記凸部と凹部は当接又は近接するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のL形ペット用トイレ。
  7. 前記ヒンジ部は、該ヒンジ部が設けられた辺部の一方の端部に設けられて軸挿通穴を有する凸片部と、前記辺部の他方の端部に設けられて軸挿通穴を有すると共に前記凸片部が挿入可能な隙間を介して対向するように配置された一対の凸片部によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のL形ペット用トイレ。
JP2013024631A 2013-02-12 2013-02-12 L形ペット用トイレ Active JP6042222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024631A JP6042222B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 L形ペット用トイレ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024631A JP6042222B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 L形ペット用トイレ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014150773A JP2014150773A (ja) 2014-08-25
JP6042222B2 true JP6042222B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=51573295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024631A Active JP6042222B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 L形ペット用トイレ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6042222B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019045357A1 (ko) * 2017-08-28 2019-03-07 이종은 폴딩형 애완동물용 배변판
KR101827226B1 (ko) * 2017-11-29 2018-02-07 서준덕 가림막이 구비된 애견용 배변판 받침대
US11425884B2 (en) * 2018-06-22 2022-08-30 10729752 Canada Inc. (Doggy Bathroom) Wetting wall device for pets
KR102483068B1 (ko) * 2022-07-08 2022-12-29 송상호 애완동물 배변용 트레이

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4986218A (en) * 1989-10-16 1991-01-22 Rudolph Cassone Canine lavatory
US5080046A (en) * 1989-10-16 1992-01-14 Rudolph Cassone Disposable canine lavatory
JP3050575B2 (ja) * 1990-08-01 2000-06-12 日本電信電話株式会社 自然言語自動翻訳装置
JP3050576B2 (ja) * 1990-08-06 2000-06-12 古河電気工業株式会社 化合物線状体の製造方法
JP3078807B2 (ja) * 1998-10-29 2000-08-21 大塚化学株式会社 摺動部材
JP4102765B2 (ja) * 2004-02-02 2008-06-18 株式会社ボンビ ペット用トイレ
JP2006101830A (ja) * 2004-09-08 2006-04-20 Richell Corp 犬トイレ
JP2008029360A (ja) * 2005-06-08 2008-02-14 Bonbi:Kk ペットシーツ固定補助具およびペット用トイレ
JP4467602B2 (ja) * 2007-05-17 2010-05-26 株式会社ヤマヒサ ペット用トイレ
JP4731632B2 (ja) * 2010-07-29 2011-07-27 株式会社リッチェル ペット用トイレ
JP5192567B2 (ja) * 2011-05-27 2013-05-08 株式会社ボンビ ペット用トイレ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014150773A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6042222B2 (ja) L形ペット用トイレ
JP5860274B2 (ja) マット固定装置
JP5565956B2 (ja) 照明器具
JP2014136963A (ja) 保護カバーの枢軸揺動ユニット
JP4731632B2 (ja) ペット用トイレ
JP5374414B2 (ja) 便器
JP4634237B2 (ja) 洗濯機用防水パン
JP6115376B2 (ja) パネル固定構造、及び自動取引装置
JP5219277B2 (ja) ペット用トイレ
JP6851622B2 (ja) 止め金具、折畳机
JP2010185640A (ja) 空気調和機の室外機
JP4790645B2 (ja) ペット用トイレ
JP6807098B2 (ja) 押さえ具
JP5966671B2 (ja) クランプ装置
JP6383819B2 (ja) 排水ドレン装置
KR101303132B1 (ko) 커버와 본체간의 용이한 착탈구조를 구비한 led면조명
JP2007284997A (ja) 蓋具
JP6118215B2 (ja) デッキ
JP6030942B2 (ja) 火災報知設備用機器
JP2019043418A (ja) 蓋部材の構造
TWM503072U (zh) 理線架及其固定機構及應用該理線架的插座面板總成
JP5232701B2 (ja) 建具
JP6465709B2 (ja) 留め具
JP6243269B2 (ja) 配管カバー
JP3173911U (ja) ブラケット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6042222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250