JP5789561B2 - 掛止装置 - Google Patents
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Description
図1〜7は、この発明に係る掛止装置の第1の実施形態を示す。
図1〜3を参照すると、掛止装置1は、縦方向Y、横方向Xおよびこれらに直交する垂直方向Zを有し、第1および第2物体を互いに締結するために用いられ、例えば、第1物体としての筐体本体2に取付けられる掛金本体4と、第2物体としての、該筐体本体の蓋3に取付けられる受金5とを含む。掛金本体4および受金5は、一般的には、それぞれ金属から形成される。
ベース10の前記他端部近傍の両側縁において垂直方向Zへ屈曲する両側壁11の間にはブラケット45の支持部45aが位置し、これらによってスペースS1が形成される。支持部45aには、摘部42の幅寸法W1より小さく、かつ、軸部43の幅寸法W2よりも大きい直径寸法の円孔46が位置する。支持部45aの内面にはスロット47を有する第1保持板48aが設けられる。スロット47は、スイベル40の軸部43の軸方向への移動が可能なだけの寸法、すなわち、円孔46の直径寸法よりも小さくて、軸部43の幅および厚さ寸法よりも僅かに大きい。スペースS1における軸部43の端部は第1保持板48aと対向する第2保持板48bに固定され、第1および第2保持板48a,48bの間で軸部43には、スイベル40をベース10の側へ付勢させる截頭円錐形のコイルばね49が設けられる。
スイベル40の摘部42を90度だけ旋回してその幅方向を操作レバー20のスロット部25bの長さ方向と一致するようにした状態で、操作レバー20をコイルばね24の作用によって閉じると、摘部42がスロット部25bを通って操作レバー20の頂部22上から突出する。この状態で、摘部42を摘まんでこれが操作レバー20の頂部22から離反するように引っ張って90度だけ円孔部25aの内周に沿って旋回し、その引っ張りを解除すると、摘部42の第1肩部42aがコイルばね49の作用によって操作レバー20の頂部22に圧接する。したがって、操作レバー20がスイベル40によって確実に、かつ、スイベル40が妄りに旋回しないように保持される。この状態で、スイベル40の孔41に南京錠などのシャックルが通され、操作レバー20の閉じ状態が施錠される。
一方、掛止装置1において、前記解除状態から前記掛止状態にするには、前記操作と逆操作すればよいが、掛金30と受金5との関係について特に述べると、次のとおりである。すなわち、操作レバー20を受金5の側へ旋回し、受金5の受部52が掛金30の内側に位置するようにしたのち、操作レバー20をベース10の側へ旋回すると、掛金30の掛止部32に形成される接触部34が受部52に嵌合状態に、特に両保持縁34bが受部52の両側縁53に接触してこれを保持する状態になる。したがって、受金5の横方向Xへの移動が阻止される。よって、既述した従来技術の課題(段落0004参照)を解決することができる。
図8〜11は、この発明の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態においては、掛止装置1における掛金本体4の掛金30の構成が第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と同様の構成については、第1の実施形態と同じ符号を用い、その詳細な説明を省略する。
2 第1物体(筐体本体)
3 第2物体(蓋)
4 掛金本体
5 受金
10 ベース
20 操作レバー
20P 第1近位端部(近位端部)
20D 第1遠位端部(遠位端部)
23 ピン(第1ピン)
24 ばね(コイルばね)
26 ピン(第2ピン)
30 掛金
30P 第2近位端部(近位端部)
30D 第2遠位端部(遠位端部)
31 両側部
32 掛止部
33 両案内部
34 接触部
34a 凹面
34b 両保持縁
35 両凹部
36 外側板部
37 内側板部
38 屈曲部分
51 ベース(受金ベース)
52 受部
53 両側縁
S2 スペース
Claims (1)
- 縦方向、横方向およびこれらに直交する垂直方向を有し、互いに隣接する第1および第2物体を互いに締結するための掛止装置であって、
前記掛止装置は、前記第1物体に取付けられる掛金本体と、前記第2物体に取付けられる受金とを含み、
前記受金は、受金ベースと、前記受金ベースから突出し、L形であって平坦な板面の受部とを含み、
前記受部は、前記受金ベースから前記垂直方向へ突出する部分と、該部分の先端から前記縦方向の上方へ突出する部分とを有し、
前記受部の前記受金ベースから前記垂直方向へ突出する部分は、平坦な板面に対して直角に交差する両側縁を前記横方向の端に有し、
前記両側縁が、平坦面に形成され、
前記掛金本体は、前記掛金本体が前記第1物体に固定されるベースと、前記縦方向に位置する第1近位端部および第1遠位端部と、第2近位端部および第2遠位端部とを有し、前記第1近位端部が前記受金の側および前記ベースの側へ旋回可能に前記ベースに連結されるとともに、前記ベースの側へ旋回するようにばねによって常に付勢される操作レバーと、前記操作レバーの前記第1近位端部に旋回可能に連結されるとともに、前記受金に掛止められる掛金とを含み、
前記ベースと前記操作レバーとは、前記ベース及び前記操作レバーを貫通する第1ピンを介して前記ベースに前記操作レバーが旋回可能に連結され、
前記操作レバーは、前記ばねの付勢によって前記ベースに前記第1遠位端部が近接する掛止位置と、前記ばねの付勢に抗して前記ベースに前記第1遠位端部が離れた起立位置とに旋回し、
前記操作レバーと前記掛金とは、前記操作レバー及び前記掛金を貫通する第2ピンを介して前記操作レバーに前記掛金が旋回可能に連結され、
前記操作レバーと前記掛金とを連結する前記第2ピンに対して、前記ベースと前記操作レバーとを連結する前記第1ピンを前記第1近位端部に近接するように配置し、
前記掛金は、前記第2近位端部が前記操作レバーの前記第1近位端部近傍に旋回可能に連結され、前記第2近位端部から前記第2遠位端部の側へ互いに平行に延びる両側部と、前記両側部に連なり前記第2遠位端部へ向って互いに近接するように延びる両案内部と、前記両案内部に連なり前記第2遠位端部に位置し前記受金に掛けられる掛止部とを含み、横断面が円形を有し、一方の前記両側部から他方の前記両側部に延びる円柱状であって、一方の前記両側部から他方の前記両側部にわたってU字状に形成され、
前記掛金は、前記掛止部に対して前記掛金本体側に位置する接触部をさらに含み、
前記接触部は、前記操作レバーに対向し、前記横方向へ延びて平坦面に形成した凹面と、前記凹面に対して前記横方向の両側に位置し、前記凹面に対して直角に交差する平坦な両保持縁とを有し、
前記ばねの付勢に抗して前記ベースに前記第1遠位端部が離れた起立位置に前記操作レバーを旋回させて前記受金と前記掛金との掛止を解除した状態から、一方の前記両側部から他方の前記両側部にわたってU字状に形成された前記掛金の内側へ前記受金が入るように前記操作レバーに対して前記掛金を旋回させ、前記ばねの付勢によって前記操作レバーを前記起立位置から前記掛止位置へと移動して前記ベースの側へ旋回させると、前記掛金の平坦に形成された前記凹面と、前記受部の前記受金ベースから前記垂直方向へ突出する部分における平坦な板面とが対向し、かつ前記掛金の平坦な前記両保持縁と、前記受部の平坦に形成された前記両側縁とが接触した嵌合状態で、前記掛金と前記受金とが掛止されることを特徴とする掛止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012094167A JP5789561B2 (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | 掛止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012094167A JP5789561B2 (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | 掛止装置 |
Publications (2)
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JP2013221343A JP2013221343A (ja) | 2013-10-28 |
JP5789561B2 true JP5789561B2 (ja) | 2015-10-07 |
Family
ID=49592527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012094167A Active JP5789561B2 (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | 掛止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5789561B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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CN109572728B (zh) * | 2017-09-29 | 2020-11-06 | 比亚迪股份有限公司 | 一种搭扣及具有其的轨道车辆和轨道交通系统 |
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JPH0643411Y2 (ja) * | 1990-02-10 | 1994-11-14 | タキゲン製造株式会社 | 位置調整型ファスナー装置 |
JP2001227226A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Takigen Mfg Co Ltd | 掛金装置 |
JP2003232157A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-22 | Takigen Mfg Co Ltd | 掛金装置 |
-
2012
- 2012-04-17 JP JP2012094167A patent/JP5789561B2/ja active Active
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JP2013221343A (ja) | 2013-10-28 |
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