JP2008157356A - 上下2個所解除式の足場組立用フック - Google Patents

上下2個所解除式の足場組立用フック Download PDF

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Abstract

【課題】解除作業を楽な姿勢でできること、構造上小さな力で操作を可能にすること、小さい力で軽快に接合できること、解除レバーが不意に作動することがない足場組立用フックを提供する。
【解決手段】接合相手パイプBを足場組立用フックAの挿入部Cに近づけると、挿入部Cに対向して設けた一対のパイプ保持部22と32が自動的に回転して接合相手パイプBの挿入通路を開いて、接合相手パイプBを挿入凹部13内に収納する。そして収納後はパイプ保持部22,32はスプリング25と60により解除不能にする。逆にフック解除用レバー40、またはフック解除用レバー40の反対側に設けたプッシュレバー50を押上操作することで、接合相手パイプBを保持している一対の保持部22と32を同時に開放してロック状態を解除可能にした。またフック本体10の前記フック解除用レバー40の後部位置に接触防止用ガード70を設けて、誤作動を防止可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は例えばアルミニウム合金製の足場用フックに関し、特に組立作業者が接続部の上又は下の2個所から指で操作してフックの保持状態を解除可能な足場用フックに関するものである。
足場用フックにおいて、従来のものは接続相手パイプを保持しているフックのロック状態を解除する際に、解除用レバーが、フックの上部または、下部に一箇所のみにしかなく、足場用フックの使用位置によっては、フックを解除できない等の問題が生じていた。(特許文献1)
また、上下の2箇所から解除可能なものもあるが、解除レバーの作動が、偏心する円運動であり、なおかつ重かった。このため持ち替えや作動させる指を変える等の思考時間が必要で、解除作業に手間取り、簡単でスムーズな解除操作をすることが出来なかった。(特許文献2)
さらに、解除レバーが重いため、接合相手パイプとの接合に大きな力を必要としていた。(特許文献3)
その上、組み立て式のアルミニウム合金製の足場、ステージ、作業台の作業状況から考えると、安全帯やその他の機器類を同製品に対して掛けて使用することが想定される。この場合安全帯やその他機器類が、アルミニウム合金製の足場、ステージ、作業台の材料の上を滑り、これが従来型の組立用フックに接触し、意図しないフックの解除を引き起こし、事故を起こす恐れがあった。
特許第3817304号明細書 特許第3465181号明細書 特開2001−227157号公報
パイプ接合用の足場組立用フックにおいて、
(1)組立用フックのロック状態の解除動作を、組立用フックの上部と下部の2個所で操作できるようにして、解除作業を指の操作で、しかも楽な姿勢で容易にできるようにすること、
(2)この組立用フックの解除操作をする為のフック解除レバー及び接合相手パイプの保持部の運動を円運動と直線運動のみとし、構造上小さな力で操作を可能にすること、
(3)接合相手パイプとの接合が、小さい力で軽快に接合できること、そして
(4)安全帯等が接合部でパイプを滑って伝り、不意に異物がフック解除レバーに接触し、解除レバーが不意に作動することがないような構成の安全な足場組立用フックを提供することを課題とする。
このような課題を解決するため、上下2個所解除式の足場組立用フックは、
2本のパイプを交差させて組立てる足場組立用フックであって、接合相手パイプを前記足場組立用フックの挿入部に近づけると、前記接合相手パイプによってパイプの挿入部に左右対向して設けた一対のパイプ保持部が自動的に回転して接合相手パイプの挿入通路を開くことにより、接合相手パイプを接合相手パイプの挿入凹部内に収納し、収納した後は前記パイプ保持部は、スプリングにより閉止方向へ押し付けられて接合相手パイプのロック状態を解除不能にした。
逆に解除レバー、または前記解除レバーの反対側に設けたプッシュレバーを指で操作することで、接合相手パイプを保持している一対のパイプ保持部を同時に開放して接合相手パイプのロック状態を解除可能にした。
また、上下2個所解除式の足場組立用のフックは、
2本のパイプを交差させて組立てる足場組立用フックであって、
前記足場組立用フックはフック本体と、
前記フック本体の頂部にピン軸で揺動可能に支持され、下端に接合相手パイプの保持部を具え、他端にフック解除用レバーと係合する傾斜カム部を備えたカム部材と、
前記フック本体にピン軸で支持され、前記カム部材の下端に設けた接合相手パイプの保持部に対向するパイプ保持部を有するフック部材と、
前記フック部材をフック本体に対して支持するピン軸に支持され、前記カム部材の傾斜カム部との係合部を具えたフック解除用のレバーと、
前記フック部材に対しフック可動軸により前記フック解除用のレバーと連動するよう結合されたプッシュレバーと、
前記プッシュレバーを下向方向に押圧するスプリングとからなり、
前記接合相手パイプを下方からの押し上げ動作で前記フック本体の接合相手パイプの挿入凹部内に保持でき、
前記プッシュレバーを押圧するスプリングに抗して前記フック解除用のレバーを回転させる動作、または前記プッシュレバーの押上げ動作の何れかにより、前記カム部材の下端に設けた接合相手パイプの保持部と、これと対向する前記フック部材下端のパイプの保持部とを同時に開き、接合相手パイプのロック状態を解除可能にした。
そして、前記フック本体は、半円弧状部と該半円弧状部の下部に接続する直線案内部とからなる接合相手パイプの挿入凹部を有し、当該挿入凹部内には、前記カム部材の巾と等しく、前記ピン軸のまわりに揺動するカム部材の保持溝を有し、該カム部材の保持溝の端部には、前記カム部材の保持部を接合相手パイプをロックする側に付勢するスプリングを装着するスプリング保持溝を有しており、
前記スプリング保持溝と対向する側には、前記フック解除用のレバーと前記フック部材及び前記プッシュレバーよりなる作動機構を収納する収納凹部を備えている。
また、前記カム部材は、中央部に前記フック本体の頂部に挿入したピン軸が通る挿入孔を有し、該カム部材の内面は円弧状をなし、前記カム部材の外面は前記ピン軸の挿入孔の部分が最も肉厚で、一端下部に相手接合パイプの保持部、他端に前記フック解除用レバーと係合する傾斜カム面を有し、前記フック解除用レバーを前方に押して回転させると、前期傾斜カム面を介して前記カム部材に設けたパイプの保持部を解除方向に作動させるようにした。
さらに、前記フック解除用レバーは、上部に設けた指による操作部と、該操作部と一体で、操作部の下部と直交する平行2片よりなる断面U字形の下部片よりなり、該断面U字形下部片にはピン軸挿入用のピン孔とフック可動軸挿入用の長孔を有している。
そして、前記フック本体部の上部には、前記フック解除用レバーの指による操作部の後部位置に、フック解除用レバーの誤作動を防止するための接触防止用ガードが設けられ、これにより誤動作によるロック解除を防ぐようにした。
そしてまた、前記フック部材は、中央部に前記フック解除用レバーのピン孔に挿入するピン軸挿入用の長孔を有し、下部に接合相手パイプをロックするパイプ保持部を、また該パイプ保持部の反対側に前記フック解除レバーの下部側片に設けた長孔に挿入するフック可動軸を挿入するためのフック可動軸挿入孔を、さらに上部にスプリング保持用上向突片を有している。
さらに前記プッシュレバーは縦長の角筒形をなし、該角筒形をなしたプッシュレバーの上部壁に前記フック部材のスプリング保持用上向突片を貫通させるスリットを有し、角筒状をなしたプッシュレバーの並行する両側壁には前記フック解除用レバーと前記フック部材を中に収めたのちこれらを一体化するピン挿入用長孔を有している。
さらにまた、前記スプリングは前記スプリング保持用上向突片と前記フック本体の頂壁間に装入され、前記プッシュレバーを下向きに付勢し、前記接合相手パイプのロック状態を保持するように付勢している。
本発明は上下の2個所で足場用フックのロック解除作業ができるようにしたので、足場用フックに対する作業者の使用位置により、フックを解除できない場合が生じる等の問題がなくなり、いかなる姿勢にあっても解除作業を容易に行うことができる。
また公知の上下2箇所から解除可能なものは、解除レバーの作動が偏心する円運動であったため、レバーを作動させるための力の向きを変えながら作動させなくてはならない。このために、作業者には重く使いにくいという問題があった。しかし、本発明においては、解除用レバーの作動軌跡をピン軸のまわりに回動させる正円運動としたので、あるいはまたプッシュレバーも上方に押すのみの直線的な力で作動することが出来るので、作動しやすくなった。因みに作動荷重を実測すると、従来型フックの約半分の荷重で作動することを確認できた。当然ながら、接合相手パイプの保持力は、従来型のフックと何等変わらない。
さらに従来型のものは、解除レバーの作動軌跡の影響で、構造上接合相手パイプとの接合に大きな力を必要とした。しかし、本発明は、実測の結果約1/4の力で接合が可能となった。
また従来品は、組み立て式のアルミニウム合金製の足場、ステージ、作業台の組立作業の際、作業の安全を図るため、安全帯やその他の機器類を。同製品に対し掛けて使用することが想定される。この場合に安全帯やその他機器類が、アルミニウム合金製の足場や、ステージ、あるいは作業台の材料を滑り落ち、これが足場組立用フックに接触し、意図しないフックの解除を引き起こし、事故を起こす恐れがあった。しかし本発明品では、接触防止用のガードをフック本体に設けたので、このガードの存在より不意な解除を生ずることはなく、安全な組立作業を確保することができる。
以下図面を参照して本発明の一つの実施形態について説明する。
図1は本発明にかかわる2本のパイプを交差させて組立てる足場組立用フックAの側面図で、結合相手パイプBを下から近付け結合しようとする状態を示す。
図1のごとく本発明の上下2個所解除式足場組立用フックは、接合相手パイプBを足場組立用フックAの挿入部Cに下側から近づける(矢印a)と、前記接合相手パイプBによって前記の挿入部Cに左右対向して設けた一対のパイプ保持部22と32が自動的に外に回転し、接合相手パイプBの挿入通路を開くことにより、接合相手パイプBを挿入凹部13内に収納することができる、収納後は前記パイプ保持部22と32は、スプリング25と60により閉止方向へ押し戻されて接合相手パイプBを解除不能にロックする。
逆にフック解除レバー40、または前記フック解除レバー40の反対側(図1の下側)に設けたプッシュレバー50を指で上方に押し上げることで、接合相手パイプBを保持している一対のパイプ保持部22と32を同時に開いて、接合相手パイプBのロック状態の解除が可能となる。
さて、このような足場組立用フックAはフック本体10と、フック本体10の上部にピン軸21の回りに揺動可能に支持され、下端(図1の左側下部)に接合相手パイプBの片側を保持する保持部22を具え、他端(図1の上部右端)にフック解除用レバー40と係合する傾斜カム部23(図6)を備えたカム部材20と、前記フック本体10にピン軸31で支持され、前記カム部材20の下端に設けたパイプ保持部22に対向するパイプ保持部32を有するフック部材30(図8)と、前記フック部材30をフック本体10に対して支持するピン軸31に回動可能に支持され、前記カム部材20の傾斜カム部23との係合部45(図7)を具えたフック解除用レバー40と、前記フック部材30に対しフック可動軸33により前記フック解除用レバー40と連動するよう結合されたプッシュレバー50と、前記プッシュレバー50を下方向に押圧するスプリング60とからなっている。
この構成により前記接合相手パイプBを下方から図1の上に向って押し上げる動作で前記フック本体10の接合相手パイプBの挿入凹部13内に確実に保持することができる。
そして前記プッシュレバー50を下方向に押圧するスプリング60及びカム部材20をロック方面に付勢するスプリング25のバネ力に抗して前記フック解除用レバー40を回転させる動作、または前記プッシュレバー50の押上げ動作の何れかにより、前記カム部材20の下端に設けた接合相手パイプBの保持部22と、これと対向する前記フック部材30の下端の保持部32とを同時に開き、接合相手パイプBのロック状態を解除可能にしている。
以上のような構成の上下2箇所解除式の足場組立用フックの各構成部材について、以下より詳細に説明する。
図2で前記フック本体10は、半円弧状部11と該半円弧状部11の下部に接続する直線案内部12とからなる、接合相手パイプBの挿入凹部13を有している。当該挿入凹部13内には、前記カム部材20の巾と等しく、穴21aで端を支持されたピン軸21のまわりに揺動するカム部材20の保持溝14(図5)を有し、該カム部材の保持溝14の下端部には、前記カム部材20を接合相手パイプBをロックする側に付勢するスプリング25を装着するスプリング保持溝15を有している(図4、図5)。
前記スプリング保持溝15と対向する側には、前記フック解除用レバー40と前記フック部材30及び前記プッシュレバー50よりなる作動機構を収納する収納凹部16(図5)を備えている。
収納凹部16について図4と図5を参照してさらに詳しく説明する。該収納凹部16内には前記ピン軸31の端を挿入する穴31a(図5)が設けられている。またこの収納凹部16は上部に角形の開口17を有し、ここから前記フック解除用レバー40の操作部41(図7)が上方に突出する構成となっている。
収納凹部16内には、前記フック部材30(図8)に設けたフック可動軸挿入孔35に挿通するフック可動軸33のガイド溝18が図4に示す如く、対向して設けられ、前記プッシュレバー50を押し上げたとき、このガイド溝18に沿って前記フック可動軸33が上下に案内されて動くことができる。19は前記プッシュレバー50の両側面を案内する案内面である。
61(図5)は収納凹部16の頂面で前記スプリング60(図1)の上端をこの頂面61で支持する。スプリング60の下端は前記フック部材30に設けた上向突片36(図8)に嵌り支持されている。
次に前記カム部材20は、図6に示すごとく中央部に前記フック本体10の上部に設けた穴21aで両端を支持されたピン軸21の挿入孔26を有し、カム部材20の内面24は接合相手パイプの半径と等しい半径の円弧状をなしている。前記カム部材20は前記ピン軸21の挿入孔26の部分が最も肉厚で、一端に接合相手パイプの保持部22、他端に前記フック解除用レバー40のカム係合部45(図7)と係合する傾斜カム部23を有している。前記フック解除用レバー40(図7)を前方(図1の矢印b)に押してピン軸31のまわりに回転させると、前記カム係合部45が前期傾斜カム部23の上面に当接し、カム部材20を下に押し、ピン軸21のまわりに回転させる。するとカム部材20の反対側下端のパイプ保持部22が外向き(図1の左側)に開く。
なお傾斜カム部23の部分は、図6(b)のごとく、平行二又状をなし二又のそれぞれの上面に傾斜カム部23が形成されている。接合相手パイプBの保持部22の外側には、スプリング25の保持穴24が設けられている。
次に前記フック解除用レバー40は図7に示すごとく側面視(図7(a))で概略L字形をなし、上部の指による操作片41と、上部の操作片41と一体で、上部の操作片41と直交する平行2片よりなる断面U字形下部片42よりなっている。この断面U字形下部片42にはピン軸31を挿入するピン孔43と、フック可動軸33を挿入する長孔44を有している。
なお図1に示すごとく、フック本体10の上部には、前記フック解除用レバー40の操作片41の後部位置に、上方に突出した接触防止用ガード70を設けた。これにより、フック解除用レバー40を指の操作以外の他の物体の接触でロックが解除される危険を防止することができる。
次に前記フック部材30は、図8に示すごとく中央部に前記フック解除用レバー40のピン孔43に挿入するピン軸31挿入用の長孔34を有し、下部に接合相手パイプBをロックする保持部32を、また該保持部32の反対側に前記フック解除レバー40の長孔44に挿入するフック可動軸33を挿入するためのフック可動軸挿入孔35を、さらに上部にそのスプリング保持用上向突片36を有している。
さらに前記プッシュレバー50は図9に示すように断面が縦長の角筒形をなし、該角筒形の上部に前記フック部材30のスプリング保持用上向突片36が貫通するスリット51を有し、角筒の並行する側辺52には前記解除用レバー40と前記フック部材30を中に収めたのち、これらを一体化するフック可動軸33挿入用の長孔53を有している。
そして前記スプリング60は、前記スプリング保持用上向突片36と前記フック本体10の頂壁61(図5)との間に装入され、前記プッシュレバー50を下向きに付勢し、前記接合相手パイプBの保持部32によるロックの解除を防止している。
(足場組立用フックの作動)
(1)接合相手パイプBの挿入(図10〜図13参照)
a)接合相手パイプBを挿入凹部13(図1)に向って押し込む(図10)。このとき、フック部材30は、スプリング60のバネ力に抗してピン軸31のまわりに回転し、またカム部材20のパイプ保持部22はスプリング25に抗して回り、接合相手パイプBの挿入部Cを開放する。そして直線案内部12,12に沿ってパイプ挿入部13内に向ってスムーズに進入する。(図11)
一旦挿入されると、スプリング25とスプリング60のバネ力によってパイプの保持部22と32は押し返され、ロックされる。
(2)接合相手パイプBのアンロック。
解除用レバー40を図12の矢印b方向に指で押す。するとカム部材20の傾斜カム部23を介し、カム部材20をピン軸21の回りに右回転させる。
すると下端の保持部22は外方(図1の左)に開く。同時にフック部材30はピン軸31の位置は動かないが、フック解除用レバー40の後端にある長孔44に挿通されているフック可動軸33がスプリング60に抗して上方に押し上げられる。
するとパイプの保持部32は図12の矢印c方向に回転しロック状態を解除する。
かくして、接合相手パイプBは図13のごとく、平行案内面12,12に沿って案内され、引出しが可能となる。
また、上方のフック解除用レバー40の操作片41が作業者の作業位置の関係で操作不能、または操作し難い場合には、プッシュレバー50を上向方向(図13の矢印c)にスプリング60に抗して押し上げる。すると、フック解除用レバー40による操作の場合と同様、フック部材30がピン軸31のまわりに回転し、フック部材30下端の保持部32が開放して接合相手パイプBの引き出しを可能とする。
以上のように、上と下の2個所で解除操作が可能となるので、組立てに従事する作業員は極めて自然な姿勢で、無理なく解除作業を行うことができる。
足場組立用フックと接合相手パイプのパイプ接合前の側面図。 フック本体の側面図。 図2のX矢視平面図。 図2のY矢視下面図。 図3のAーA断面図。 カム部材の側面図と平面図。 (a)は解除用レバー側面図、(b)は(a)の左側面図。 (a)はフック部材の側面図、(b)は(a)のX矢視図。 (a)はプッシュレバーの正面図、(b)は(a)のX矢視図。 組立用フックに接合相手パイプを挿入しようとする状態の図。 挿入し終った状態の図。 ロックを解除した状態の図。 ロックを解除して、接合相手パイプを取出した状態の図。
符号の説明
A 足場組立用フック 21 ピン軸
B 結合相手パイプ 21a (ピン軸21の端を支持する)穴
C パイプの挿入部 22 (パイプの)保持部
10 フック本体 23 傾斜カム部
11 半円弧状部 24 (スプリングの)保持穴
12 平行平面部 25 スプリング
13 挿入凹部 26 (ピン軸21の)挿入孔
14 (カム部材の)保持溝 30 フック部材
15 スプリング保持溝 31 ピン軸
16 収納凹部 31a (ピン31の端を挿入する)穴
17 上部開口 32 パイプ保持部
18 ガイド溝 33 フック可動軸
19 案内面 34 長孔
20 カム部材 35 フック可動軸挿入孔

36 (スプリング保持用)上向突片
40 フック解除用レバー
41 操作片
42 断面U字形下部片
43 ピン孔
44 長孔
45 カム係合部
50 プッシュレバー
51 スリット
52 側辺
53 長孔
60 スプリング
61 (収納凹部の)頂壁
70 接触防止用ガード

Claims (9)

  1. 2本のパイプを交差させて組立てる足場組立用フックであって、接合相手パイプを前記足場組立用フックの挿入部に近づけると、前記接合相手パイプによって前記の挿入部に左右対向して設けた一対のパイプ保持部が自動的に回転して接合相手パイプの挿入通路を開くことにより、接合相手パイプを接合相手パイプの挿入凹部内に収納し、収納後は前記パイプ保持部材はスプリングにより閉止方向へ押し付けられて接合相手パイプを解除不能にし、
    逆に解除レバー、または前記解除レバーの反対側に設けたプッシュレバーを指で操作することで、接合相手パイプを保持している一対の保持部を同時に開放して接合相手パイプのロック状態を解除可能にしたことを特徴とする上下2箇所解除式の足場組立用フック。
  2. 2本のパイプを交差させて組立てる足場組立用フックであって、
    前記足場組立用フックはフック本体と、
    前記フック本体の上部にピン軸で揺動可能に支持され、下端に接合相手パイプの保持部を具え、他端にフック解除用レバーと係合する傾斜カム部を備えたカム部材と、
    前記フック本体にピン軸で支持され、前記カム部材の下端に設けた相手接合パイプの保持部に対向するパイプ保持部を有するフック部材と、
    前記フック部材をフック本体に対して支持するピン軸に支持され、前記カム部材の傾斜カム部との係合部を具えたフック解除用のレバーと、
    前記フック部材に対しフック可動軸により前記フック解除用のレバーと連動するよう結合されたプッシュレバーと、
    前記プッシュレバーを下方向に押圧するスプリングとからなり、
    前記接合相手パイプを下方からの押し上げ動作で前記フック本体の接合パイプの挿入凹部内に保持でき、
    前記プッシュレバーを押圧するスプリングに抗して前記フック解除用のレバーを回転させる動作、または前記プッシュレバーの押上げ動作の何れかにより、前記カム部材の下端に設けた相手接合パイプの保持部とこれと対向する前記フック部材下端の保持部とを同時に開き、接合相手パイプのロック状態を解除可能にしたことを特徴とする上下2箇所解除式足の場組立用フック。
  3. 前記フック本体は、半円弧状部と該半円弧状部の下部に接続する直線案内部とからなる接合相手パイプの挿入凹部を有し、当該挿入部凹内には、前記カム部材の巾と等しく、前記ピン軸のまわりに揺動するカム部材保持溝を有し、該カム部材保持溝の端部には前記カム部材の保持部を接合相手パイプをロックする側に付勢するスプリングを装着するスプリング保持溝を有しており、
    前記スプリング保持溝と対向する側には、前記フック解除用のレバーと前記フック部材及び前記プッシュレバーよりなる作動機構を収納する収納凹部を備えていることを特徴とする請求項2記載の上下2箇所解除式の足場組立用フック。
  4. 前記カム部材は、中央部に前記フック本体の頂部に挿入したピン軸の挿入孔を有し、該カム部材の内面は円弧状をなし、前記カム部材の外面は前記ピン軸の挿入孔の部分が最も肉厚で、一端に相手接合パイプの保持部を、他端に前記フック解除用レバーと係合する傾斜カム面を有し、前記フック解除用レバーを前方に押して回転させると前期傾斜カム面を介して前記カム部材の保持部を解除方向に作動させるようにした請求項2記載の上下2箇所解除式の足場組立用カム。
  5. 前記フック解除用レバーは、上部の指による操作片と、該上部の操作片と一体で、上部の操作片と直交する平行2片よりなる断面U字形下部片よりなり、該断面U字形下部片にはピン挿入用の長孔を有している請求項2記載の上下2箇所解除式の足場組立用カム。
  6. 前記フック本体部の上部には、前記フック解除用レバーの指による操作片の後部位置にフック解除用レバーの誤作動を防止するための接触防止用ガードを設けられていることを特徴とする請求項5記載の上下2箇所解除式の足場組立用フック。
  7. 前記フック部材は、中央部に前記フック解除用レバーのピン孔に挿入するピン軸挿入用長孔を有し、下部に接合相手パイプをロックする保持部を、また該保持部の反対側に前記フック解除レバーの長孔に挿入するピン軸を挿入するための挿入孔を、さらに上部にスプリング保持用突片を有している請求項2記載の上下2箇所解除式の足場組立用フック。
  8. 前記プッシュレバーは縦長の角筒形をなし、該角筒形をなしたプッシュレバーの上部に前記フック部材のスプリング保持用突片を貫通させるスリットを有し、角筒状をなしたプッシュレバーの並行する側辺には前記フック解除用レバーと前記フック部材を中に収めたのちこれらを一体化するピン挿入用長孔を有していることを特徴とする請求項2記載の上下2箇所解除式の足場組立用フック。
  9. 前記スプリングは前記スプリング保持用突片と前記フック本体の頂壁間に装入され、前記プッシュレバーを下向きに付勢し、前記接合相手パイプのロック状態を保持するように付勢していることを特徴とする請求項2記載の上下2箇所解除式の足場組立用カム。
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