JPS642543B2 - - Google Patents

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JPS642543B2
JPS642543B2 JP58207729A JP20772983A JPS642543B2 JP S642543 B2 JPS642543 B2 JP S642543B2 JP 58207729 A JP58207729 A JP 58207729A JP 20772983 A JP20772983 A JP 20772983A JP S642543 B2 JPS642543 B2 JP S642543B2
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JP
Japan
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JP58207729A
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JPS6099765A (ja
Inventor
Kenzo Kasai
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Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
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Publication date
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Priority to US06/626,110 priority patent/US4616844A/en
Priority to GB08417534A priority patent/GB2144684B/en
Priority to IT8421894A priority patent/IT1213189B/it
Priority to AU34752/84A priority patent/AU567467B2/en
Priority to KR1019840006725A priority patent/KR850004058A/ko
Publication of JPS6099765A publication Critical patent/JPS6099765A/ja
Priority to US06/820,949 priority patent/US4645229A/en
Priority to GB08619968A priority patent/GB2179897B/en
Priority to AU75925/87A priority patent/AU580216B2/en
Publication of JPS642543B2 publication Critical patent/JPS642543B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B7/00Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators
    • B62B7/04Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor
    • B62B7/06Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor collapsible or foldable

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、折りたたみ式乳母車の開状態およ
び閉状態の双方をロツクするための機構に関する
ものである。
先行技術の説明 折りたたみ式乳母車では、それが使用される状
況に応じて、開状態とされたり閉状態とされたり
する。たとえば、乳幼児を乗せて走行する場合に
は、折りたたみ式乳母車は開状態とされる。他
方、乳幼児を乗せずに携行する場合には、閉状態
とされる。
乳母車の開状態を確実に維持することは、乳幼
児を乗せたままでの走行を安定させ、かつ安全性
を高める上で重要なことである。また、閉状態と
された乳母車が不所望に開く場合は、閉状態での
乳母車の携帯に対して支障をきたすことになる。
したがつて、このような折りたたみ式乳母車で
は、開状態においても、閉状態おいても、各状態
を確実なものとするために、適当なロツク機構が
必要となる。このロツク機構は、乳母車の形式に
応じてそれぞれ設計されるものであるが、この発
明のロツク機構が適用される折りたたみ式乳母車
は、次のような構成を少なくとも含んでいる。
すなわち、1対の前脚と、1対の後脚と、1対
の押棒と、各後脚と各押棒とを両端において回動
自在に連結する1対の連結棒とを備えている。そ
して、各押棒とこれに対応の各連結棒とが直線状
態にされて固定されたときに乳母車の開状態がロ
ツクされ、各押棒とこれに対応の各連結棒とが屈
曲状態にされて固定されたときに乳母車の閉状態
がロツクされる。
このような折りたたみ式乳母車において、開状
態および閉状態がロツクされるように構成すると
き、閉状態から開状態への動作の終端および開状
態から閉状態への動作の終端のそれぞれにおい
て、自動的にロツクがかかるのが、操作性の上で
望ましい。他方、開状態から閉状態にする場合お
よび閉状態から開状態へする場合には、積極的に
人間が操作した上でロツク状態が解除されること
が、安全性の上で望ましい。
発明の目的 この発明の目的は、前述したような形式の折り
たたみ式乳母車において、1個の部材を兼用して
開状態および閉状態の双方をロツクすることがで
きる。簡単な構成のかつ操作性および安全性の優
れた、乳母車の開閉状態ロツク機構を提供するこ
とである。
発明の概要 この発明は、前述したように、1対の前脚と、
1対の後脚と、1対の押棒と、各後脚と各押棒と
を両端において回動自在に連結する1対の連結棒
とを備える折りたたみ式乳母車に適用される。こ
こで、各連結棒の一方端には、各後脚を回動自在
に連結する第1の枢支点が位置される。各連結棒
のほぼ中央部には、各押棒を回動自在に連結する
第2の枢支点が位置される。この第2の枢支点は
各押棒の下端部から所定の距離だけ上方に位置さ
れ、そのため、各押棒と各連結棒とが直線状態に
あるとき、各押棒と各連結棒とは、前述の所定の
距離分だけ重なり合う状態となる。各押棒には、
第2の枢支点より上方において、押棒の長さ方向
にスライド可能なロツク操作部材がそれぞれ設け
られる。これら各ロツク操作部材はばねにより常
に各押棒の下端部方向にスライドするように付勢
されている。各ロツク操作部材の下端部には、押
棒側係合部がそれぞれ形成される。各連結棒に
は、ロツク操作部材が下端位置にありかつ前記直
線状態にあるとき、押棒側係合部と係合する開状
態ロツク用連結棒側係合部がそれぞれ形成され
る。さらに、各連結棒には、もう1つの係合部が
形成される。すなわち、ロツク操作部材が下端位
置にありかつ押棒と連結棒とが屈曲状態にあると
き、前記押棒側係合部と係合する閉状態ロツク用
連結棒側係合部がそれぞれ各連結棒に形成され
る。押棒側係合部と開状態ロツク用連結棒側係合
部および閉状態ロツク用連結棒側係合部との少な
くとも一方は、この乳母車の開閉動作の過程にお
いて互いに近付くとき、前記ばねの弾性に抗して
自動的に係合する状態へと導くための傾斜面をも
つて形成される。さらに、各ロツク操作部材の各
連結棒と向い合う面には、係合爪が形成される。
他方、各連結棒の各ロツク操作部材と向い合う面
には、開状態ロツク解除用係合穴および閉状態ロ
ツク解除用係合穴が形成される。開状態ロツク解
除用係合穴は、前記開状態ロツク用連結棒側係合
部に対応して設けられ、閉状態ロツク解除用係合
穴は、前記閉状態ロツク用連結棒側係合部に対応
して設けられる。ロツク操作部材が前記押棒上を
前記ばねの弾性に抗して押棒の上端部方向へスラ
イドしたとき、前記係合爪は、開状態ロツク解除
用係合穴または閉状態ロツク解除用係合穴に係合
する。それによつて、押棒側係合部の開状態ロツ
ク用連結棒側係合部または閉状態ロツク用連結棒
側係合部との係合が外れた状態で、各ロツク操作
部材のスライドが各連結棒に対して一時的に固定
される。
発明の効果 この発明によれば、乳母車の開状態および閉状
態の双方において、ロツク操作部材の押棒側係合
部が、連結棒側に形成された2つの係合部のいず
れかに係合して、開状態および閉状態の各状態を
ロツクすることができる。たとえば、開状態にお
いては、押棒側係合部が連結棒の開状態ロツク用
連結棒側係合部に係合して、直線状態となつた押
棒と連結棒とが、その状態に維持され、しかもば
ねにより、この係合を強制しているので、確実な
ロツク状態を得ることができる。また、閉状態に
おいては、押棒側係合部が連結棒の閉状態ロツク
用連結棒側係合部に係合して、屈曲状態となつた
押棒と連結棒とが、その状態に維持され、ばねに
より確実なロツク状態を得ることができる。
また、これらのロツク状態を解除したい場合に
は、ロツク操作部材を上方へスライドさせればよ
い。これによつて、乳母車が開状態であれば、ロ
ツク操作部材の係合爪が開状態ロツク解除用係合
穴に係合して、ロツクが解除された状態が一時的
に維持されるので、ばねの弾性に抗して操作者が
力を加えておく必要がない。他方、閉状態におけ
るロツクを解除したい場合にも、ロツク操作部材
を上方へスライドさせれば、係合爪が閉状態ロツ
ク解除用係合穴に係合して、閉状態でのロツクが
解除された状態が維持される。これらのことか
ら、操作者は、乳母車を開状態から閉状態へ、ま
たは閉状態から開状態へとする操作に専念するこ
とができる。さらに、乳母車を、閉状態から開状
態にする場合および開状態から閉状態にする場
合、これらの過程において、押棒側係合部と連結
棒側係合部とが自動的に係合する状態へと、傾斜
面によつて導かれるので、わざわざロツクをかけ
るための特別な操作は必要としない。
実施例の説明 第1図は、この発明の一実施例が採用された乳
母車の開状態における斜視図である。第2図は、
第1図の乳母車の閉状態における右側面図であ
る。
この発明の一実施例としての乳母車の開閉状態
ロツク機構は、第1図の開状態および第2図の閉
状態の双方をロツクするために取付けられてい
る。その取付場所は、第1図および第2図におい
て、Aで示されている。このようなロツク機構を
理解するためには、まず乳母車の本体側の構成の
理解が先決となるので、以下には、まず乳母車の
全体的な構成について説明する。
この乳母車には、1対の前脚1と、1対の後脚
2と、1対の押棒3と、1対の連結棒4とを備え
ている。1対の連結棒4は、各後脚2と各押棒3
とを両端において回動自在に連結するものであ
る。
図示された乳母車のさらに他の構成について説
明すると、1対の前脚1間には、折り曲げ可能な
前脚連結部材5が、その両端において各前脚1に
対して回動可能に連結される。また、1対の後脚
2間には、折り曲げ可能な後脚連結部材6が、そ
の両端において各後脚2に対して回動可能に連結
される。後脚2は、その上端部において、前脚1
に対して回動可能に連結される。前脚1の上端部
には、手摺7の前方端が回動可能に連結され、手
摺7の後方端は、押棒3に回動可能に連結され
る。1対の手摺7間には、折り曲げ可能な胴ガー
ド8が、その両端において各手摺7に対して回動
可能に連結される。1対の押棒3の上端間には、
折り曲げ可能な握り部9が、その両端において各
押棒3に対して回動可能に連結される。前脚1に
は、前後方向連結部材10の前方端が回動可能に
連結され、前後方向連結部材10の後方端は、連
結棒4に対して回動可能に連結される。1対の前
後方向連結部材10間には、折り曲げ可能な座部
支え部材11が、その両端において各前後方向連
結部材10に回動可能に連結される。前脚連結部
材5と前後方向連結部材10との間には、連動ロ
ツド12が連結され、折りたたみ動作において、
前後方向連結部材10の動きと前脚連結部材5の
折り曲げとが連動するように構成される。また、
後脚連結部材6と座部支え部材11との間には、
連動ロツド13が連結され、これによつて、折り
たたみ動作において、後脚連結部材6の折り曲げ
と座部支え部材11の折り曲げとが連動するよう
に構成される。
なお、図示されないが、この乳母車の座席の座
部は、1対の前後方向連結部材10の間に形成さ
れ、座部支え部材11によつて支えられる。座席
の背もたれ部は、背もたれ保持部材14によつて
保持される。
このような折りたたみ式乳母車において、開状
態から閉状態にされるときには、前脚連結部材
5、後脚連結部材6、胴ガード8、握り部9、お
よび座部支え部材11などの折り曲げを伴ない、
乳母車の幅方向の寸法が縮められるとともに、第
2図に示されるように、前脚1、後脚2および押
棒3などがほぼ平行な状態に並ぶ。このような折
りたたみ動作において、A部分の動きに注目すれ
ば、まず開状態においては、各押棒3と各連結棒
4とが直線状に整列している。そして、閉状態に
おいては、この直線状態は崩れ、各押棒3と各連
結棒4とは、屈曲状態となり、たとえばV字状に
配置された状態となつている。
言い換えれば、乳母車の開状態から閉状態へさ
れるときには、少なくとも、押棒3と連結棒4と
の直線状態が崩される必要がある。さらに言い換
えれば、このような押棒3と連結棒4との直線状
態が維持される限り、乳母車は閉状態へと移行し
得ないことになる。また、逆に閉状態から開状態
へされるときには、少なくとも、屈曲状態にある
押棒3と連結棒4との配置が崩される必要があ
る。したがつて、閉状態においては、このような
押棒3と連結棒4との屈曲状態が維持される限
り、乳母車は開状態へと移行し得ないことにな
る。
このような原理に基づいて、この発明の実施例
では、乳母車の開状態において、押棒3と連結棒
4との直線状態に対してロツクがかかり、他方、
乳母車の閉状態においては、押棒3と連結棒4と
の屈曲状態に対してロツクがかかるように構成さ
れたロツク機構が提供される。
以下、このロツク機構の詳細について、第3図
ないし第12図を参照して説明する。
第1図および第2図に示す押棒3や連結棒4の
姿勢から明らかなように、それらは乳母車の開閉
動作に応じて変化している。しかしながら、ここ
で説明するロツク機構は、押棒3と連結棒4との
相対的な位置関係が問題となるものであり、この
ような相対的な位置関係を明確に把握できるよう
にするため、第3図等の図面においては、押棒3
の姿勢を垂直方向に延びるように固定し、このよ
うな押棒3との関連で連結棒4が図示されてい
る。
第3図は、押棒3と連結棒4との連結状態を示
す外観図であり、乳母車の開状態に対応してい
る。連結棒4の下端には、後脚2を回動自在に連
結する第1の枢支点となる第1の枢支ピン15が
位置される。連結棒4のほぼ中央部には、押棒3
を回動自在に連結する第2の枢支点となる第2の
枢支ピン16が位置される。
第4図には、連結棒4のみが縦断面図で示さ
れ、第5図には、第4図の線−に沿う断面図
が示されている。これらの図面から明らかなよう
に、連結棒4は、スペーサ17によつて互いに間
隔があけられた2枚の平行なプレート18を備え
る。したがつて、第3図に示される押棒3は、こ
れら2枚のプレート18間に配置される。各プレ
ート18は、互いに対称的な形状とされている。
そのため、第3図に現われたプレート18と第4
図に現われたプレート18とがあるが、第4図に
示したプレート18上に現われた形状は、もう一
方のプレート18にも付されている。
連結棒4のプレート18の内側面には、他の部
分に比べて高く形成された段部19が設けられ、
この段部19によつて、開状態ロツク用連結棒側
係合部20と、閉状態ロツク用連結棒側係合部2
1とが形成される。また、前述のスペーサ17と
一体的に、連結棒側補助係合部22が形成され
る。また、連結棒4には、U字状の切込23,2
4によつて囲まれた2個の舌片25,26が形成
される。舌片25,26は、舌片25について第
5図に示されるように、他の部分に比べて肉薄と
される。各舌片25,26上には、それぞれ、開
状態ロツク解除用係合穴27および閉状態ロツク
解除用係合穴28が設けられる。
第6図には、押棒3の下端部が示されている。
押棒3の下端部には、ロツク操作部材29および
補助ロツク部材30が、共に押棒3の長さ方向に
スライド可能に設けられる。ロツク操作部材29
と補助ロツク部材30とは、連結板31によつて
連結され、共に同じ方向の動作をするように構成
される。
第7図には、ロツク操作部材29および補助ロ
ツク部材30と押棒3との関連がわかるように、
押棒3の一部および補助ロツク部材30が断面図
で示されている。補助ロツク部材30には、押棒
3を貫通するガイドピン32が取付けられ、この
ガイドピン32は、押棒3の長さ方向に延びて押
棒3に設けられるガイド長穴33内に受入れられ
る。したがつて、補助ロツク部材30は、ガイド
ピン32がガイド長穴33内において移動できる
範囲だけ、押棒3上をスライドすることができ
る。この補助ロツク部材30のスライド範囲は、
そのまま、ロツク操作部材29のスライド範囲と
なる。押棒3は、たとえばパイプから構成され、
その内部に、たとえばコイル状の圧縮ばね34が
収納される。圧縮ばね34は、その各端部におい
て、第2の枢支ピン16とガイドピン32とに当
接し、補助ロツク部材30ひいてはロツク操作部
材29を、常に押棒3の下端部方向にスライドす
るように付勢する。
ロツク操作部材29の下端部には、前述した開
状態ロツク用連結棒側係合部20および閉状態ロ
ツク用連結棒側係合部21と係合の対をなす押棒
側係合部35が、1対の傾斜面36,37間に挾
まれた状態で形成される。補助ロツク部材30の
下端部には、前述した連結棒側補助係合部22と
係合の対をなす押棒側補助係合部38が、傾斜さ
れたガイド部39に続いて形成される。
さらに、ロツク操作部材29の、連結棒4と向
い合う面には、すなわち、第6図および第7図に
おける正面方向および背面方向には、係合爪40
が形成される。この係合爪40は、前述した連結
棒4に設けられた開状態ロツク解除用係合穴27
または閉状態ロツク解除用係合穴28に係合する
ものである。なお、ロツク操作部材29には、操
作部41が突出して設けられ、これは、第3図に
示すように、押棒3の下端部が連結棒4内に受入
れた状態にあるときにも、連結棒4から突出し、
外からの操作を容易にする。
次に、以上述べた押棒3、連結棒4、ロツク操
作部材29および補助ロツク部材30によつて得
られるロツク機構の操作方法および動作について
説明する。
第3図、第6図および第7図は、乳母車の開状
態でロツクされた状態を示している。ロツク操作
部材29および補助ロツク部材30は、圧縮ばね
34によつて下方へスライドされた状態となつて
おり、押棒側係合部35および押棒側補助係合部
38は、それぞれ、開状態ロツク用連結棒側係合
部20および連結棒側補助係合部22に係合して
いる。したがつて、押棒3と連結棒4とは、第2
の枢支ピン16を中心に、いずれの方向にも相対
的に回動し得ない状態となつている。すなわち、
押棒3と連結棒4とが直線状態でロツクされてい
る。
上述のロツクを解除すれば、乳母車は開状態か
ら閉状態へ移行することができる。このようなロ
ツクの解除を行なうために、第6図に矢印42で
示す方向に、たとえば操作部41に指をかけて、
ロツク操作部材29が、圧縮ばね34の弾性に抗
して引上げられる。この引上げに応じて、第8図
および第9図に示すように、係合爪40が、開状
態ロツク解除用係合穴27に係合し、それによつ
て、圧縮ばね34の作用にもかかわらず、ロツク
操作部材29および補助ロツク部材30は、その
状態で一時的に維持される。係合爪40が開状態
ロツク解除用係合穴27に係合すれば、ロツク操
作部材29の押棒側係合部35は、開状態ロツク
用連結棒側係合部20から係合が外れた状態にな
るとともに、側補ロツク部材30の押棒側補助係
合部38は、連結棒側補助係合部22から係合が
外れた状態となつている。したがつて、連結棒4
は、押棒3に対して、第2の枢支ピン16を中心
に時計方向に相対的に回動し得る状態となる。こ
の回動は、前述したような乳母車の開状態から閉
状態への移行過程における押棒3と連結棒4との
相対的な動きを許容することになる。
第10図には、連結棒4が第2の枢支ピン16
を中心に時計方向に相対的に回動し、乳母車が開
状態から閉状態になる途中の状態が示される。第
8図および第9図に示す状態から第10図の状態
になる途中で、係合爪40は開状態ロツク解除用
係合穴27から脱出する。このような脱出を終え
たなら、直ちに、ロツク操作部材29および補助
ロツク部材30は、圧縮ばね34の作用で、押棒
3の下端部方向へ変位される。
第10図の状態からさらに進んで、乳母車の閉
状態への移行の終端にいよいよ近付こうとすると
き、閉状態ロツク用連結棒側係合部21が、ロツ
ク操作部材29の傾斜面37と接触し合う状態が
得られる。この接触し合う状態で、閉状態ロツク
用連結棒側係合部21と傾斜面37とは互いに滑
り合いながら、ロツク操作部材29および補助ロ
ツク部材30は、圧縮ばね34の弾性に抗して押
棒3上でスライドされる。そして、閉状態ロツク
用連結棒側係合部21が傾斜面37の終端に達し
たとき、ロツク操作部材29および補助ロツク部
材30は、圧縮ばね34の作用により、直ちに下
方へスライドし、押棒側係合部35が閉状態ロツ
ク用連結棒側係合部21に係合する状態が得られ
る。この状態が、第11図および第12図に示さ
れていて、乳母車の閉状態がロツクされた状態で
ある。
第11図および第12図に示す状態では、押棒
3と連結棒4とは、第2の枢支ピン16を中心
に、いずれの方向にも相対的に回動し得ない状態
となつている。すなわち、押棒3と連結棒4とが
屈曲状態でロツクされている。
乳母車を、閉状態から開状態へ移行させるに
は、再び、上述のロツクを解除することになる。
このようなロツクの解除を行なうために、前述し
た開状態におけるロツク解除と同様に、たとえば
操作部41に指を掛けて、ロツク操作部材29お
よび補助ロツク部材30が、圧縮ばね34の弾性
に抗して引上げられる。これに応じて、図示しな
いが、係合爪40が、閉状態ロツク解除用係合穴
28に係合し、それによつて、圧縮ばね34の作
用にもかかわらず、ロツク操作部材29および補
助ロツク部材30は、その状態で一時的に維持さ
れる。このとき、押棒側係合部35は、閉状態ロ
ツク用連結棒側係合部21から係合が外れた状態
となつている。したがつて、連結棒4は、押棒3
に対して、第2の枢支ピン16を中心に反時計方
向に相対的に回動し得る状態となる。この回動
は、前述したような乳母車の開状態から閉状態へ
の移行過程における押棒3と連結棒4との相対的
な動きを許容することになる。
上述の連結棒4の反時計方向の回動に応じて、
再び第10図に示すような状態が得られ、さらに
進めば、ロツク操作部材29の傾斜面36が、連
結棒4の開状態ロツク用連結棒側係合部20と接
触し合うとともに、補助ロツク部材30のガイド
部39が、連結棒4側の連結棒側補助係合部22
と接触し合う状態が得られる。この接触し合う状
態で、ロツク操作部材29および補助ロツク部材
30は、圧縮ばね34の弾性に抗して、押棒3上
でスライドされる。そして、開状態ロツク用連結
棒側係合部20が傾斜面36の終端に達し、か
つ、連結棒側補助係合部22がガイド部39の終
端に達したとき、ロツク操作部材29および補助
ロツク部材30は、圧縮ばね34の作用により、
共に直ちに下方へスライドし、それによつて、押
棒側係合部35が開状態ロツク用連結棒側係合部
20と係合し、かつ、押棒側補助係合部38が連
結棒側補助係合部22と係合する状態が得られ
る。すなわち、乳母車の閉状態から開状態への過
程の終端においても、自動的にロツク状態が得ら
れる。
以上、この発明を、図示された実施例に関連し
て説明したが、他の変形例も可能である。
たとえば、図示の実施例では、ロツク操作部材
29に対して連結板31を介して連結された補助
ロツク部材30とこれに対応する連結棒側補助係
合部22が設けられたが、これらは、あくまでも
補助的なものであつて、たとえ開状態において
も、ロツク操作部材29の押棒側係合部35と連
結棒4の開状態ロツク用連結棒側係合部20とが
あれば、十分なロツク状態が得られる。したがつ
て、補助ロツク部材30および連結棒側補助係合
部22がなくても、十分に機能させることができ
る。
また、連結棒4は、2枚のプレート18によつ
て構成されたが、単なる1枚のプレートによつて
構成されてもよい。
また、押棒側係合部35に関連して、自動的な
係合を可能とするための傾斜面36,37が設け
られたが、逆に、このような傾斜面は、開状態ロ
ツク用連結棒側係合部20および閉状態ロツク用
連結棒側係合部21側に設けられてもよく、さら
に、これら両方に設けられてもよい。
また、図示した実施例では、開状態ロツク解除
用係合穴27および閉状態ロツク解除用係合穴2
8が、それぞれ、肉薄の舌片25,26上に位置
された。このようにすれば、各係合穴27,28
への係合爪40の係合が円滑に行なわれるが、こ
のような利点を望まないならば、係合穴に対して
このような配慮を払う必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例が採用される乳
母車の開状態における斜視図である。第2図は、
第1図の乳母車の閉状態における右側面図であ
る。第3図は、第1図のA部分を示し、押棒3と
連結棒4との連結部分が示され、乳母車の開状態
に対応している。第4図は、第3図の連結棒4の
縦断面図である。第5図は、第4図の線−に
沿う連結棒4の断面図である。第6図は、押棒3
の下端部を示す。第7図は、押棒3の下端部を一
部断面で示す。第8図は、乳母車の開状態におけ
るロツク解除状態を示す。第9図は、第8図の状
態を一部断面で示す。第10図は、乳母車の開状
態と閉状態との途中の状態を示す。第11図は、
乳母車の閉状態におけるロツク状態を示す。第1
2図は、第11図の状態を一部断面で示す。 図において、1は前脚、2は後脚、3は押棒、
4は連結棒、15は第1の枢支点(第1の枢支ピ
ン)、16は第2の枢支点(第2の枢支ピン)、2
0は開状態ロツク用連結棒側係合部、21は閉状
態ロツク用連結棒側係合部、22は連結棒側補助
係合部、23,24は切込、25,26は舌片、
27は開状態ロツク解除用係合穴、28は閉状態
ロツク解除用係合穴、29はロツク操作部材、3
0は補助ロツク部材、31は連結板、34はばね
(圧縮ばね)、35は押棒側係合部、36,37は
傾斜面、38は押棒側補助係合部、40は係合爪
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1対の前脚と、1対の後脚と、1対の押棒
    と、各後脚と各押棒とを両端において回動自在に
    連結する1対の連結棒とを備える折りたたみ式乳
    母車の開および閉状態をロツクするための機構で
    あつて、前記各押棒とこれに対応の前記各連結棒
    とが直線状態にあるときにこの直線状態を固定し
    て乳母車の開状態をロツクし、かつ前記各押棒と
    これに対応の前記各連結棒とが屈曲状態にあると
    きにこの屈曲状態を固定して乳母車の閉状態をロ
    ツクするための、乳母車の開閉状態ロツク機構に
    おいて、 前記各連結棒の一方端には、前記各後脚を回動
    自在に連結する第1の枢支点が位置され、 前記各連結棒のほぼ中央部には、前記各押棒を
    回動自在に連結する第2の枢支点が位置され、当
    該第2の枢支点は各押棒の下端部から所定の距離
    だけ上方に位置され、そのため、前記直線状態に
    おいて、前記各押棒と前記連結棒とは、前記所定
    の距離分だけ重なり合う状態となり、 前記各押棒には、前記第2の枢支点より上方に
    おいて、押棒の長さ方向にスライド可能にロツク
    操作部材がそれぞれ設けられ、これら各ロツク操
    作部材はばねにより常に各押棒の下端部方向にス
    ライドするように付勢されており、各ロツク操作
    部材の下端部には押棒側係合部がそれぞれ形成さ
    れ、 前記各連結棒には、前記ロツク操作部材が下端
    位置にありかつ前記直線状態にあるとき、前記押
    棒側係合部と係合する開状態ロツク用連結棒側係
    合部がそれぞれ形成されるとともに、前記ロツク
    操作部材が下端位置にありかつ前記屈曲状態にあ
    るとき、前記押棒側係合部と係合する閉状態ロツ
    ク用連結棒側係合部がそれぞれ形成され、 前記押棒側係合部と前記開状態ロツク用連結棒
    側係合部および閉状態ロツク用連結棒側係合部と
    の少なくとも一方は、当該乳母車の開閉動作の過
    程において互いに近付くとき、前記ばねの弾性に
    抗して自動的に係合する状態へと導くための傾斜
    面をもつて形成され、 前記各ロツク操作部材の前記各連結棒と向い合
    う面には、係合爪が形成され、 前記各連結棒の前記各ロツク操作部材と向い合
    う面には、前記開状態ロツク用連結棒側係合部に
    対応して開状態ロツク解除用係合穴が形成され、
    かつ、前記閉状態ロツク用連結棒側係合部に対応
    して閉状態ロツク解除用係合穴が形成され、それ
    によつて、前記ロツク操作部材が前記押棒上を前
    記ばねの弾性に抗して押棒の上端部方向へスライ
    ドしたとき、前記係合爪が前記開状態ロツク解除
    用係合穴または閉状態ロツク解除用係合穴に係合
    し、前記押棒側係合部の前記開状態ロツク用連結
    棒側係合部または閉状態ロツク用連結棒側係合部
    との係合が外れた状態で、前記各ロツク操作部材
    のスライドが前記各連結棒に対して一時的に固定
    されることを特徴とする、乳母車の開閉状態ロツ
    ク機構。 2 前記連結棒は、前記押棒を挾むように配置さ
    れた2枚のプレートを備える、特許請求の範囲第
    1項記載の乳母車の開閉状態ロツク機構。 3 前記係合穴は、前記連結棒の一部に形成され
    た肉薄の舌片上に形成される、特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の乳母車の開閉状態ロツク
    機構。 4 前記各押棒の下端部には、前記ロツク操作部
    材と連結され当該ロツク操作部材とともに押棒の
    長さ方向にスライド可能に補助ロツク部材がそれ
    ぞれ設けられ、各補助ロツク部材の下端部には押
    棒側補助係合部が形成され、 前記各連結棒には、前記補助ロツク部材が下端
    位置にありかつ前記直線状態にあるとき、前記押
    棒側補助係合部と係合する連結棒側補助係合部が
    それぞれ形成される、特許請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載の乳母車の開閉状態ロ
    ツク機構。
JP58207729A 1983-07-15 1983-11-04 乳母車の開閉状態ロツク機構 Granted JPS6099765A (ja)

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US06/626,110 US4616844A (en) 1983-07-15 1984-06-28 Mechanism for locking opened state of baby carriage
GB08417534A GB2144684B (en) 1983-07-15 1984-07-10 Locking mechanism for baby carriage
IT8421894A IT1213189B (it) 1983-07-15 1984-07-13 Meccanismo per bloccare un passeggino da neonato nella condizione di apertura.
AU34752/84A AU567467B2 (en) 1983-11-04 1984-10-26 Foldable baby carriage
KR1019840006725A KR850004058A (ko) 1983-11-04 1984-10-29 유모차의 개방상태 록킹기구
US06/820,949 US4645229A (en) 1983-07-15 1986-01-21 Mechanism for locking opened state of baby carriage
GB08619968A GB2179897B (en) 1983-07-15 1986-08-15 Locking mechanism for folding baby carriage
AU75925/87A AU580216B2 (en) 1983-11-04 1987-07-20 Mechanism for locking opened state of baby carriages

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JPS6099765A JPS6099765A (ja) 1985-06-03
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KR850004058A (ko) 1985-07-01
JPS6099765A (ja) 1985-06-03
AU7592587A (en) 1987-10-22
AU567467B2 (en) 1987-11-19
AU580216B2 (en) 1989-01-05
AU3475284A (en) 1985-05-09

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