JPH0240213Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0240213Y2 JPH0240213Y2 JP1983022889U JP2288983U JPH0240213Y2 JP H0240213 Y2 JPH0240213 Y2 JP H0240213Y2 JP 1983022889 U JP1983022889 U JP 1983022889U JP 2288983 U JP2288983 U JP 2288983U JP H0240213 Y2 JPH0240213 Y2 JP H0240213Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- lever
- slider
- door
- unlocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 21
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 8
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 8
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、例えばバン・ワゴン車等の車両の
バツクドアに設けられた施錠用のドアロツク装置
を、リモートコントロール用のレバーで施錠・解
錠操作し得るようにした車両用ドアの施錠・解錠
用リモートコントロール装置に関するものであ
る。
バツクドアに設けられた施錠用のドアロツク装置
を、リモートコントロール用のレバーで施錠・解
錠操作し得るようにした車両用ドアの施錠・解錠
用リモートコントロール装置に関するものであ
る。
(従来の技術)
従来からこの種のリモートコントロール装置に
は、電磁式のものと、リンクやワイヤ等を用いた
機械式のものとがある。前者のものは高価となる
欠点があり、後者は施錠または解錠のいずれか一
方のみの操作しかできないため実用上不便であつ
た。
は、電磁式のものと、リンクやワイヤ等を用いた
機械式のものとがある。前者のものは高価となる
欠点があり、後者は施錠または解錠のいずれか一
方のみの操作しかできないため実用上不便であつ
た。
そこで、これらの点に鑑み、安価で施錠・解錠
の両操作ができるロツク装置が要望され、最近こ
の要望に沿うものが考えられてきている。第1図
〜第6図は、出願人が本出願前にした考案[実願
昭56−132575号(実開昭58−55160号)]のロツク
装置の一例を示したものである。
の両操作ができるロツク装置が要望され、最近こ
の要望に沿うものが考えられてきている。第1図
〜第6図は、出願人が本出願前にした考案[実願
昭56−132575号(実開昭58−55160号)]のロツク
装置の一例を示したものである。
第1図はワゴン車に車両用ドアの施錠・解錠用
リモートコントロール装置を適用した例を示した
もので、図中1はワゴン車の車体、2は上端部を
中心に開閉可能なバツクドアである。このバツク
ドア2と車体1の後部フロア縁部との間には、施
錠・解錠可能なドアロツク装置3が介装されてい
る(第3図参照)。このドアロツク装置3は車体
側ロツク部品とドア側ロツク部品とからなる。そ
して、車体側ロツク部品は、車体1の後部フロア
縁部に固定された略コ字状のキヤツチヤ4からな
る。また、ドア側ロツク部品は、バツクドア2に
固定されたブラケツト5と、このブラケツト5の
下端部に回動自在に軸支された係止鉤6と、ブラ
ケツト5の上端部に軸支されたプツシユレバー7
を備えている。しかも、このプツシユレバー7と
係止鉤6とは図示しないリンクを介して連動して
おり、プツシユレバー7の上端部を前方側に押圧
していない状態では、係止鉤6がブラケツト5内
の図示しないバネでキヤツチヤ4に係止させられ
て、ドアロツク装置3はロツク状態となつてい
る。また、プツシユレバー7の上端部を前方に押
圧変位させると、係止鉤6が回動させられてキヤ
ツチヤ4から外れ、ロツク解除状態となる。
リモートコントロール装置を適用した例を示した
もので、図中1はワゴン車の車体、2は上端部を
中心に開閉可能なバツクドアである。このバツク
ドア2と車体1の後部フロア縁部との間には、施
錠・解錠可能なドアロツク装置3が介装されてい
る(第3図参照)。このドアロツク装置3は車体
側ロツク部品とドア側ロツク部品とからなる。そ
して、車体側ロツク部品は、車体1の後部フロア
縁部に固定された略コ字状のキヤツチヤ4からな
る。また、ドア側ロツク部品は、バツクドア2に
固定されたブラケツト5と、このブラケツト5の
下端部に回動自在に軸支された係止鉤6と、ブラ
ケツト5の上端部に軸支されたプツシユレバー7
を備えている。しかも、このプツシユレバー7と
係止鉤6とは図示しないリンクを介して連動して
おり、プツシユレバー7の上端部を前方側に押圧
していない状態では、係止鉤6がブラケツト5内
の図示しないバネでキヤツチヤ4に係止させられ
て、ドアロツク装置3はロツク状態となつてい
る。また、プツシユレバー7の上端部を前方に押
圧変位させると、係止鉤6が回動させられてキヤ
ツチヤ4から外れ、ロツク解除状態となる。
8はバツクドア2に装着されたシリンダ式の施
錠装置(キーシリンダ)である。この施錠装置8
は第2図に示したように、シリンダ本体9と、こ
のシリンダ本体9の後端部に軸線方向に進退動可
能に保持させ且つ後方にバネ付勢されたプツシユ
釦10を備えている。このプツシユ釦10には図
示を省略したキー穴が設けられている。また、施
錠装置8は、プツシユ釦10のキー穴にキーを挿
入して回すことにより回動操作され且つプツシユ
釦10を前方に押すことにより前方に進出する軸
10aと、軸10aの前端部に取り付けられたレ
バー11と、レバー11の一端部に取り付けられ
た押圧及び施錠用のネジ12を備えている。な
お、軸10aはシリンダ本体9内に保持されてい
る。
錠装置(キーシリンダ)である。この施錠装置8
は第2図に示したように、シリンダ本体9と、こ
のシリンダ本体9の後端部に軸線方向に進退動可
能に保持させ且つ後方にバネ付勢されたプツシユ
釦10を備えている。このプツシユ釦10には図
示を省略したキー穴が設けられている。また、施
錠装置8は、プツシユ釦10のキー穴にキーを挿
入して回すことにより回動操作され且つプツシユ
釦10を前方に押すことにより前方に進出する軸
10aと、軸10aの前端部に取り付けられたレ
バー11と、レバー11の一端部に取り付けられ
た押圧及び施錠用のネジ12を備えている。な
お、軸10aはシリンダ本体9内に保持されてい
る。
また、バツクドア2にはブラケツト13が取り
付けられ、このブラケツト13には被操作側の伝
達部材であるベルクランク14の中間部が枢軸1
5で回動自在に保持され、ベルクランク14の上
端部とレバー11の他端部とにはリンク16の両
端部がそれぞれ枢着されている。
付けられ、このブラケツト13には被操作側の伝
達部材であるベルクランク14の中間部が枢軸1
5で回動自在に保持され、ベルクランク14の上
端部とレバー11の他端部とにはリンク16の両
端部がそれぞれ枢着されている。
車体1の後部フロア縁部にはベルクランク14
の回動規制および回動操作用の操作手段Aが第1
図の如く設けられている。なお、第1図中、この
操作手段Aは概略的に示してある。この操作手段
Aの支持ベース17は車体1側に固定されてい
て、この支持ベース17の起立部18の中間部に
は車体1の横方向に細長いガイド孔19が形成さ
れ、起立部18の両端部にはカールさせた板バネ
20,20がリターンスプリングとして一体に設
けられている。そして、この両板バネ20,20
間には操作側の伝達部材であるスライダ21が介
装されている。このスライダ21は、連設部21
aと、この連設部21aの両側に一体に設けられ
た対向片部21b,21cから略コ字状に形成さ
れている。しかも、スライダ21は、第4図に示
した如く、連設部21a及びガイド孔19を貫通
するガイドピン22によつて、起立部18に横動
自在に保持されている。このスライダ21の対向
片部21b,21c間にはベルクランク14の下
端部が遊挿されている。
の回動規制および回動操作用の操作手段Aが第1
図の如く設けられている。なお、第1図中、この
操作手段Aは概略的に示してある。この操作手段
Aの支持ベース17は車体1側に固定されてい
て、この支持ベース17の起立部18の中間部に
は車体1の横方向に細長いガイド孔19が形成さ
れ、起立部18の両端部にはカールさせた板バネ
20,20がリターンスプリングとして一体に設
けられている。そして、この両板バネ20,20
間には操作側の伝達部材であるスライダ21が介
装されている。このスライダ21は、連設部21
aと、この連設部21aの両側に一体に設けられ
た対向片部21b,21cから略コ字状に形成さ
れている。しかも、スライダ21は、第4図に示
した如く、連設部21a及びガイド孔19を貫通
するガイドピン22によつて、起立部18に横動
自在に保持されている。このスライダ21の対向
片部21b,21c間にはベルクランク14の下
端部が遊挿されている。
車体1の運転席の側方には第1図に示した如く
ブラケツト23が固定され、このブラケツト23
にはリモートコントロール用のレバー24が第2
図の如く軸25で枢着され、このレバー24の下
部とブラケツト23の下部との間にはスプリング
26が介装されている。このレバー24にはプツ
シユプルワイヤ27の一端部が枢着され、このプ
ツシユプルワイヤ27のガイドチユーブ28は車
体1のフロア側部に沿つて配設され、プツシユプ
ルワイヤ27の他端部には間隔をおいてフランジ
29,30が一体に設けられている。そして、こ
のプツシユプルワイヤ27のフランジ29,30
間の取付軸部31がスライダ21の対向片部21
bに形成した切欠部32に係合させられている。
このような構成の車両用ドアの施錠・解錠用リモ
ートコントロール装置においては、レバー24を
第2図の如く上方に起立させた状態では、ベルク
ランク14の下端部が第5図、第6図中左右に回
動変位できるようになつている。
ブラケツト23が固定され、このブラケツト23
にはリモートコントロール用のレバー24が第2
図の如く軸25で枢着され、このレバー24の下
部とブラケツト23の下部との間にはスプリング
26が介装されている。このレバー24にはプツ
シユプルワイヤ27の一端部が枢着され、このプ
ツシユプルワイヤ27のガイドチユーブ28は車
体1のフロア側部に沿つて配設され、プツシユプ
ルワイヤ27の他端部には間隔をおいてフランジ
29,30が一体に設けられている。そして、こ
のプツシユプルワイヤ27のフランジ29,30
間の取付軸部31がスライダ21の対向片部21
bに形成した切欠部32に係合させられている。
このような構成の車両用ドアの施錠・解錠用リモ
ートコントロール装置においては、レバー24を
第2図の如く上方に起立させた状態では、ベルク
ランク14の下端部が第5図、第6図中左右に回
動変位できるようになつている。
この状態からレバー24を前方に押圧して、ス
ライダ21をプツシユプルワイヤ27を介して第
5図の2点鎖線の如く左方に変位させると、ベル
クランク14が第5図中2点鎖線の位置まで時計
方向に回動させられると共に、レバー11がリン
ク16を介して第5図中時計方向に回動させられ
て、ネジ12の頭部がプツシユレバー7上端後方
より上方に変位させられる。この状態ではネジ1
2の頭部がプツシユレバー7上端部に後方から臨
んでいないので、プツシユ釦10を前方に押圧し
て、軸10a、レバー11及びネジ12を前方に
押圧変位させても、ネジ12がプツシユレバー7
の上方を前方側に変位するのみでプツシユレバー
7を前方に押圧しないので、ドアロツク装置3は
施錠状態すなわちロツク状態となつている。
ライダ21をプツシユプルワイヤ27を介して第
5図の2点鎖線の如く左方に変位させると、ベル
クランク14が第5図中2点鎖線の位置まで時計
方向に回動させられると共に、レバー11がリン
ク16を介して第5図中時計方向に回動させられ
て、ネジ12の頭部がプツシユレバー7上端後方
より上方に変位させられる。この状態ではネジ1
2の頭部がプツシユレバー7上端部に後方から臨
んでいないので、プツシユ釦10を前方に押圧し
て、軸10a、レバー11及びネジ12を前方に
押圧変位させても、ネジ12がプツシユレバー7
の上方を前方側に変位するのみでプツシユレバー
7を前方に押圧しないので、ドアロツク装置3は
施錠状態すなわちロツク状態となつている。
また、レバー24を後方に押圧して、スライダ
21をプツシユプルワイヤ27を介して第6図の
2点鎖線の如く右方に変位させると、ベルクラン
ク14が図中2点鎖線の位置まで反時計方向に回
動させられると共に、レバー11がリンク16を
介して図中反時計方向に2点鎖線の位置まで回動
させられて、ネジ12の頭部がプツシユレバー7
の上端部に後方から臨む。この状態からプツシユ
釦10を前方に押圧して、軸10a、レバー11
及びネジ12を前方に押圧変位させると、プツシ
ユレバー7の上端部がネジ12によつて前方に押
圧変位させられる。これによつて、係止鉤6は回
動させられてキヤツチヤ4から外され、ドアロツ
ク装置3が解除される。
21をプツシユプルワイヤ27を介して第6図の
2点鎖線の如く右方に変位させると、ベルクラン
ク14が図中2点鎖線の位置まで反時計方向に回
動させられると共に、レバー11がリンク16を
介して図中反時計方向に2点鎖線の位置まで回動
させられて、ネジ12の頭部がプツシユレバー7
の上端部に後方から臨む。この状態からプツシユ
釦10を前方に押圧して、軸10a、レバー11
及びネジ12を前方に押圧変位させると、プツシ
ユレバー7の上端部がネジ12によつて前方に押
圧変位させられる。これによつて、係止鉤6は回
動させられてキヤツチヤ4から外され、ドアロツ
ク装置3が解除される。
(考案が解決しようとする課題)
ところで、このような車両用ドアの施錠・解錠
用リモートコントロール装置においては、一対の
板バネ20,20間にスライダ21を保持させて
いるが、板バネ20,20のバネ力のバラツキに
よりスライダ21は所定の中立位置からずれる虞
れがある。しかも、このスライダ21が中立位置
からずれると、レバー24の操作によつてレバー
11を回動操作することにより、ネジ12がプツ
シユレバー7の上端部後方より上方に外れ、又
は、この位置からプツシユレバー7の上端部後方
に臨むようにしても、板バネ20,20のうちの
強い方のもののバネ力によつてスライダ21が中
立位置よりずらされたときに、この板バネ20に
よつてベルクランク14が操作位置よりも若干、
操作以前の位置側に戻されて、ネジ12がプツシ
ユレバー7に対して中途半端な位置まで戻される
虞れがあつた。この場合には、施錠操作しても施
錠状態とならなかつたり、又、解錠操作しても解
錠状態とならなかつたりする虞れがある。第7図
は、板ばね20,20に代えてスプリング33,
33によりスライダ21の中立位置を割い出そう
としたものであるが、この場合も板バネ20,2
0を用いたときと同様な問題が生ずる。
用リモートコントロール装置においては、一対の
板バネ20,20間にスライダ21を保持させて
いるが、板バネ20,20のバネ力のバラツキに
よりスライダ21は所定の中立位置からずれる虞
れがある。しかも、このスライダ21が中立位置
からずれると、レバー24の操作によつてレバー
11を回動操作することにより、ネジ12がプツ
シユレバー7の上端部後方より上方に外れ、又
は、この位置からプツシユレバー7の上端部後方
に臨むようにしても、板バネ20,20のうちの
強い方のもののバネ力によつてスライダ21が中
立位置よりずらされたときに、この板バネ20に
よつてベルクランク14が操作位置よりも若干、
操作以前の位置側に戻されて、ネジ12がプツシ
ユレバー7に対して中途半端な位置まで戻される
虞れがあつた。この場合には、施錠操作しても施
錠状態とならなかつたり、又、解錠操作しても解
錠状態とならなかつたりする虞れがある。第7図
は、板ばね20,20に代えてスプリング33,
33によりスライダ21の中立位置を割い出そう
としたものであるが、この場合も板バネ20,2
0を用いたときと同様な問題が生ずる。
そこで、この考案は、製作時におけるバネのバ
ラツキ等に拘わりなく、スライダの中立位置を正
確に割り出すことができる車両用ドアの施錠・解
錠用リモートコントロール装置を提供することを
目的とするものである。
ラツキ等に拘わりなく、スライダの中立位置を正
確に割り出すことができる車両用ドアの施錠・解
錠用リモートコントロール装置を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
この目的のもとに、この考案は、車体とドアと
の間にドアロツク装置を介装し、該ドアロツク装
置の施錠・解錠をさせるキーシリンダを前記ドア
に設け、該キーシリンダに連動する被操作側の伝
達部材を設けると共に、前記車体側にリモートコ
ントロール用のレバーを設け、該レバーに連動し
て前記被操作側の伝達部材を操作する操作側の伝
達部材を設けて、前記レバーを操作することによ
り前記キーシリンダによるドアロツク装置の施
錠・解錠操作を行わせるようにした車両用ドアの
施錠・解錠用リモートコントロール装置であつ
て、前記操作側の伝達部材は、第1スライド片及
び第1係止片からL字状に形成された第1のスラ
イダと、第2スライド片及び第2係止片からL字
状に形成されている第2スライダを備えていると
共に、前記第1,第2係止片は互いに対向させら
れ、前記第1,第2スライド片同士は前記第1,
第2係止片同士が相対接近・離反する方向に変位
するように互いに組付られ、 前記第1,第2スライダを所定範囲で変位可能
に規制する移動規制手段が設けられ、 該第1,第2係止片はリターンスプリングで互
いに離反する方向にバネ付勢されて移動規制手段
に当接され、該第1,第2係止片間に前記被操作
側の伝達部材が配設され、 前記レバーに連動して前記両スライダーの移動
方向に変位するスライダ操作部材が設けられ、該
スライダ操作部材には前記第1,第2スライダを
バネ付勢力に抗して変位させる係合部がそれぞれ
設けられている車両用ドアの施錠・解錠用リモー
トコントロール装置としたことを特徴とするもの
である。
の間にドアロツク装置を介装し、該ドアロツク装
置の施錠・解錠をさせるキーシリンダを前記ドア
に設け、該キーシリンダに連動する被操作側の伝
達部材を設けると共に、前記車体側にリモートコ
ントロール用のレバーを設け、該レバーに連動し
て前記被操作側の伝達部材を操作する操作側の伝
達部材を設けて、前記レバーを操作することによ
り前記キーシリンダによるドアロツク装置の施
錠・解錠操作を行わせるようにした車両用ドアの
施錠・解錠用リモートコントロール装置であつ
て、前記操作側の伝達部材は、第1スライド片及
び第1係止片からL字状に形成された第1のスラ
イダと、第2スライド片及び第2係止片からL字
状に形成されている第2スライダを備えていると
共に、前記第1,第2係止片は互いに対向させら
れ、前記第1,第2スライド片同士は前記第1,
第2係止片同士が相対接近・離反する方向に変位
するように互いに組付られ、 前記第1,第2スライダを所定範囲で変位可能
に規制する移動規制手段が設けられ、 該第1,第2係止片はリターンスプリングで互
いに離反する方向にバネ付勢されて移動規制手段
に当接され、該第1,第2係止片間に前記被操作
側の伝達部材が配設され、 前記レバーに連動して前記両スライダーの移動
方向に変位するスライダ操作部材が設けられ、該
スライダ操作部材には前記第1,第2スライダを
バネ付勢力に抗して変位させる係合部がそれぞれ
設けられている車両用ドアの施錠・解錠用リモー
トコントロール装置としたことを特徴とするもの
である。
(実施例)
以下、この考案を第8図〜第14図に基づいて
説明する。この説明において第1図〜第7図と同
一ないし均等な部位または部材については、同一
の符号を付し重複した説明を省略する。
説明する。この説明において第1図〜第7図と同
一ないし均等な部位または部材については、同一
の符号を付し重複した説明を省略する。
第8図はこの考案に係る車両用ドアの施錠・解
錠用リモートコントロール装置の配置を示したも
ので、図中、Bは被操作側の伝達部材すなわちベ
ルクランク14を操作する操作手段である。この
操作手段Bは、略L字状のスライダ支持ベース3
4と、操作側の伝達部材35を備えている。この
操作側の伝達部材35は第1,第2のスライダ3
6,37を有する。
錠用リモートコントロール装置の配置を示したも
ので、図中、Bは被操作側の伝達部材すなわちベ
ルクランク14を操作する操作手段である。この
操作手段Bは、略L字状のスライダ支持ベース3
4と、操作側の伝達部材35を備えている。この
操作側の伝達部材35は第1,第2のスライダ3
6,37を有する。
第1のスライダ36は第10図に示した如く第
1スライド片36aと第1係止片36bから略L
字状に形成されている。そして、第1スライド片
36aには細長いガイド孔38が形成され、第1
係止片36bには上端に開口する切欠39が形成
されている。また、第2のスライダは、第2スラ
イド片37aと、この第2スライド片37aに直
角に設けられ、且つ略クランク状に折曲された第
2係止片37bから略L字状に構成されている。
しかも、第2スライド片37aには細長いガイド
孔40が形成され、第2係止片37bの第2スラ
イド片37a側の部分には上端に開口する切欠4
1が形成されている。
1スライド片36aと第1係止片36bから略L
字状に形成されている。そして、第1スライド片
36aには細長いガイド孔38が形成され、第1
係止片36bには上端に開口する切欠39が形成
されている。また、第2のスライダは、第2スラ
イド片37aと、この第2スライド片37aに直
角に設けられ、且つ略クランク状に折曲された第
2係止片37bから略L字状に構成されている。
しかも、第2スライド片37aには細長いガイド
孔40が形成され、第2係止片37bの第2スラ
イド片37a側の部分には上端に開口する切欠4
1が形成されている。
なお、図中、34aはスライダ支持ベース34
の基部、34bはスライダ支持ベース34の起立
部、42,42は基部34aに設けられたボルト
挿通孔、43,43は起立部34bに形成された
ピン挿通孔である。
の基部、34bはスライダ支持ベース34の起立
部、42,42は基部34aに設けられたボルト
挿通孔、43,43は起立部34bに形成された
ピン挿通孔である。
このスライダ支持ベース34は、ボルト挿通孔
42,42にボルト44,44を挿通した後、こ
のボルト44,44を第9図の如く車体1の後部
フロア縁部に螺合することにより、車体1側に固
定されている。そして、起立部34bは車体1の
横方向に向けて延びている。この起立部34bに
はスライダ36の第1スライド片36aが当接さ
れられ、第1スライド片36aにはスライダ37
の第2スライド片37aが当接させられている。
しかも、スライダ36,37の第1,第2係止片
36b,37bは後方に向けられていると共に互
いに対向させられている。また、スライダ36,
37の第1,第2スライド片36a,37aは、
ガイドピン45,45をガイド孔38,40及び
ピン挿通孔43,43に挿通した後、ガイドピン
45,45の端部をカシメることにより、起立部
34bに取り付けられている。ここで、ガイドピ
ン45,45はガイド孔38,40の幅方向(車
体1の上下方向)にはガタなく且つ長手方向(車
体1の横方向)には移動自在にガイド孔38,4
0に挿入されている。また、ガイドピンン45,
45のカシメ力は、スライダ36,37がガイド
孔38,40の長手方向(車体1の横方向)に対
して相対変位できると共に、スライダ36,37
がガイドピン45,45の軸線方向(車体1の前
後方向)にガタつかない程度にしてある。
42,42にボルト44,44を挿通した後、こ
のボルト44,44を第9図の如く車体1の後部
フロア縁部に螺合することにより、車体1側に固
定されている。そして、起立部34bは車体1の
横方向に向けて延びている。この起立部34bに
はスライダ36の第1スライド片36aが当接さ
れられ、第1スライド片36aにはスライダ37
の第2スライド片37aが当接させられている。
しかも、スライダ36,37の第1,第2係止片
36b,37bは後方に向けられていると共に互
いに対向させられている。また、スライダ36,
37の第1,第2スライド片36a,37aは、
ガイドピン45,45をガイド孔38,40及び
ピン挿通孔43,43に挿通した後、ガイドピン
45,45の端部をカシメることにより、起立部
34bに取り付けられている。ここで、ガイドピ
ン45,45はガイド孔38,40の幅方向(車
体1の上下方向)にはガタなく且つ長手方向(車
体1の横方向)には移動自在にガイド孔38,4
0に挿入されている。また、ガイドピンン45,
45のカシメ力は、スライダ36,37がガイド
孔38,40の長手方向(車体1の横方向)に対
して相対変位できると共に、スライダ36,37
がガイドピン45,45の軸線方向(車体1の前
後方向)にガタつかない程度にしてある。
尚、このガイド孔38,40及びガイドピン4
5,45は第1,第2のスライダ36,37を所
定範囲内で移動可能にする移動規制手段を構成し
ている。
5,45は第1,第2のスライダ36,37を所
定範囲内で移動可能にする移動規制手段を構成し
ている。
このスライダ36,37の切欠39,41には
プツシユプルワイヤ27の取付軸部31(スライ
ダ操作部材)の両端部が挿入され、第1,第2ス
ライド片36a,37a間には取付軸部31の外
周に遊嵌した一本のリターンスプリング46が介
装されている。このリターンスプリング46はス
ライダ36,37を互いに離反する方向にバネ付
勢している。
プツシユプルワイヤ27の取付軸部31(スライ
ダ操作部材)の両端部が挿入され、第1,第2ス
ライド片36a,37a間には取付軸部31の外
周に遊嵌した一本のリターンスプリング46が介
装されている。このリターンスプリング46はス
ライダ36,37を互いに離反する方向にバネ付
勢している。
尚、取付軸31の両端のフランジ30,29
(係合部)は、リターンスプリング46のバネ力
に抗して第1,第2係止片36b,37bを押圧
可能に、第1,第2係止片36a,37aの互い
に反対側の面に当接させられている。
(係合部)は、リターンスプリング46のバネ力
に抗して第1,第2係止片36b,37bを押圧
可能に、第1,第2係止片36a,37aの互い
に反対側の面に当接させられている。
次に、このような構成の車両用ドアの施錠・解
錠用リモートコントロール装置の作用を説明す
る。
錠用リモートコントロール装置の作用を説明す
る。
リモートコントロール用のレバー24を後方に
傾動操作して、プツシユプルワイヤ27を引つ張
ることにより、第1のスライダ36を第11図中
2点鎖線の位置から実線の位置まで右方に変位さ
せると、ベルクランク14が第9図中反時計方向
に回動変位させられて、ベルクランク14の下部
は第11図中2点鎖線の位置から実線の位置まで
右方に変位させられる。このベルクランク14の
回動により、リンク16が上方に変位させられ、
レバー11が第9図中反時計方向に回動させら
れ、ネジ12の頭部が実線の位置から2点鎖線の
位置まで下方に回動変位させられて、ネジ12の
頭部がプツシユレバー7の上端部に後方から臨ん
で解錠状態となる。この後、レバー24から操作
力を解除すると、レバー24がスプリング26及
びリターンスプリング46のバネ力で原状に復帰
すると共に、スライダ36がリターンスプリング
46のバネ力で第12図の如く原状に復帰する。
傾動操作して、プツシユプルワイヤ27を引つ張
ることにより、第1のスライダ36を第11図中
2点鎖線の位置から実線の位置まで右方に変位さ
せると、ベルクランク14が第9図中反時計方向
に回動変位させられて、ベルクランク14の下部
は第11図中2点鎖線の位置から実線の位置まで
右方に変位させられる。このベルクランク14の
回動により、リンク16が上方に変位させられ、
レバー11が第9図中反時計方向に回動させら
れ、ネジ12の頭部が実線の位置から2点鎖線の
位置まで下方に回動変位させられて、ネジ12の
頭部がプツシユレバー7の上端部に後方から臨ん
で解錠状態となる。この後、レバー24から操作
力を解除すると、レバー24がスプリング26及
びリターンスプリング46のバネ力で原状に復帰
すると共に、スライダ36がリターンスプリング
46のバネ力で第12図の如く原状に復帰する。
この状態からプツシユ釦10を前方に押圧し
て、軸10a、レバー11、ネジ12を前方側に
押圧変位させると、プツシユレバー7の上端部が
前方に押圧変位させられて、係止鉤6がキヤツチ
ヤ4から外れ、ドアロツク装置3のロツクが解除
される。
て、軸10a、レバー11、ネジ12を前方側に
押圧変位させると、プツシユレバー7の上端部が
前方に押圧変位させられて、係止鉤6がキヤツチ
ヤ4から外れ、ドアロツク装置3のロツクが解除
される。
一方、第12図の状態からリモートコントロー
ル用のレバー24を前方に傾動操作して、プツシ
ユプルワイヤ27を押すことにより、第2のスラ
イダ37を第13図中2点鎖線の位置から実線の
位置まで左方に変位させると、ベルクランク14
が第9図中時計方向に回動変位させられて、ベル
クランク14の下部は第13図中2点鎖線の位置
から実線の位置まで左方に変位させられる。この
ベルクランク14の回動により、リンク16が下
方に引つ張られレバー11が第9図中時計方向に
回動させられ、ネジ12の頭部がプツシユレバー
7の上端部後方より上方に変位させられて、施錠
状態となる。この後、レバー24から操作力を解
除すると、レバー24がスプリング26及びリタ
ーンスプリング46のバネ力によつて原状に復帰
すると共に、スライダ37がリターンスプリング
46のバネ力で第14図の如く原状に復帰する。
ル用のレバー24を前方に傾動操作して、プツシ
ユプルワイヤ27を押すことにより、第2のスラ
イダ37を第13図中2点鎖線の位置から実線の
位置まで左方に変位させると、ベルクランク14
が第9図中時計方向に回動変位させられて、ベル
クランク14の下部は第13図中2点鎖線の位置
から実線の位置まで左方に変位させられる。この
ベルクランク14の回動により、リンク16が下
方に引つ張られレバー11が第9図中時計方向に
回動させられ、ネジ12の頭部がプツシユレバー
7の上端部後方より上方に変位させられて、施錠
状態となる。この後、レバー24から操作力を解
除すると、レバー24がスプリング26及びリタ
ーンスプリング46のバネ力によつて原状に復帰
すると共に、スライダ37がリターンスプリング
46のバネ力で第14図の如く原状に復帰する。
この状態からプツシユ釦10を前方に押圧し
て、軸10a、レバー11、ネジ12を前方に押
圧変位させても、ネジ12はプツシユレバー7の
上方を前方に変位するのみでプツシユレバー7を
前方へ押圧しないので、ドアロツク装置3の施錠
状態が確保されることになる。
て、軸10a、レバー11、ネジ12を前方に押
圧変位させても、ネジ12はプツシユレバー7の
上方を前方に変位するのみでプツシユレバー7を
前方へ押圧しないので、ドアロツク装置3の施錠
状態が確保されることになる。
更に、上述したようにリモートコントロール用
のレバー24から操作力を解除した状態では、ス
ライダ36,37はリターンスプリング46で最
大限に離反させられて、ガイド孔38,40の一
端部がストツパとしてのガイドピン45,45に
当接しているので、スライダ36,37は所定の
位置(中立位置)に位置決めされる。この状態で
は、スライダ36,37がベルクランク14の下
部から車体1の横方向に離れているので、リター
ンスプリング46のバネ力はスライダ36,37
を介してベルクランク14には作用しない。
のレバー24から操作力を解除した状態では、ス
ライダ36,37はリターンスプリング46で最
大限に離反させられて、ガイド孔38,40の一
端部がストツパとしてのガイドピン45,45に
当接しているので、スライダ36,37は所定の
位置(中立位置)に位置決めされる。この状態で
は、スライダ36,37がベルクランク14の下
部から車体1の横方向に離れているので、リター
ンスプリング46のバネ力はスライダ36,37
を介してベルクランク14には作用しない。
また、スライダ36,37を一本のリターンス
プリング46で互いに離反する方向にバネ付勢し
ているが、スライダ36,37を個々のリターン
スプリングで互いに離反する方向にバネ付勢する
こともできる。また、実施例では、キーシリンダ
8側のネジ12がロツク装置3のプツシユレバー
7に臨んだときに、プツシユ釦10の押圧操作す
ると、ネジ12がプツシユレバー7を押圧するよ
うにして、キーシリンダ8とロツク装置3を連動
させようとしたタイプのものに上記構成を適用し
ているが、必ずしもこれに限定されるものではな
い。例えば、キーシリンダとロツク装置とが直接
連結されているタイプのものにも、上述した構成
を適用できることは勿論である。
プリング46で互いに離反する方向にバネ付勢し
ているが、スライダ36,37を個々のリターン
スプリングで互いに離反する方向にバネ付勢する
こともできる。また、実施例では、キーシリンダ
8側のネジ12がロツク装置3のプツシユレバー
7に臨んだときに、プツシユ釦10の押圧操作す
ると、ネジ12がプツシユレバー7を押圧するよ
うにして、キーシリンダ8とロツク装置3を連動
させようとしたタイプのものに上記構成を適用し
ているが、必ずしもこれに限定されるものではな
い。例えば、キーシリンダとロツク装置とが直接
連結されているタイプのものにも、上述した構成
を適用できることは勿論である。
第15図はこの考案の第2実施例を示したもの
である。なお、第1図〜第14図に示した部分と
同一ないし均等な部位または部材については、同
一の符号を付し重複した説明を省略する。
である。なお、第1図〜第14図に示した部分と
同一ないし均等な部位または部材については、同
一の符号を付し重複した説明を省略する。
第15図において、スライダ支持ベース34の
起立部34bには横方向に細長いガイド孔47の
みが形成され、第1のスライダ36の第1のスラ
イド片36aにはガイド孔38の他にピン挿通孔
48が形成され、第2のスライダ37の第2スラ
イド片37aにはピン挿通孔49のみが形成され
ている。そして、ガイドピン45,45の一方は
挿通孔48、ガイド孔47に挿通された後に端部
がカシメられ、ガイドピン45,45の他方はピ
ン挿通孔49、ガイド孔38,47に挿通された
後に端部がカシメられる。これによつて、スライ
ダ37,36は第16図、第17図の如くスライ
ダ支持ベース34に相対変位自在に組み付けられ
ている。
起立部34bには横方向に細長いガイド孔47の
みが形成され、第1のスライダ36の第1のスラ
イド片36aにはガイド孔38の他にピン挿通孔
48が形成され、第2のスライダ37の第2スラ
イド片37aにはピン挿通孔49のみが形成され
ている。そして、ガイドピン45,45の一方は
挿通孔48、ガイド孔47に挿通された後に端部
がカシメられ、ガイドピン45,45の他方はピ
ン挿通孔49、ガイド孔38,47に挿通された
後に端部がカシメられる。これによつて、スライ
ダ37,36は第16図、第17図の如くスライ
ダ支持ベース34に相対変位自在に組み付けられ
ている。
また、切欠39,41はスライダ36,37の
第1,第2スライド片36a,37aの上端の折
曲部近傍から第1,第2係止片36b,37b側
に斜めに形成されていて、この切欠39、41に
プツシユプルワイヤ27の取付軸部31の両端部
が挿入されている。なお、この実施例におけるス
ライダ37の第2スライド片37aは図から明ら
かな如く短く形成され、この第2スライド片37
aの端部には円弧状切欠50が形成され、第2係
止片37bは平板状に形成されている。しかも、
第1,第2スライド片36a,37aはスライダ
支持ベース34の基部34aの段部51上を摺接
移動できるようになつている。第16図中、実線
は施錠位置を示し、2点鎖線は解錠位置を示し、
第17図中実線は解錠位置を示し、2点鎖線は施
錠位置を示す。しかも、この実施例の各部材の作
動は第8図〜第14図にものとほぼ同じであるの
で、その説明は省略する。
第1,第2スライド片36a,37aの上端の折
曲部近傍から第1,第2係止片36b,37b側
に斜めに形成されていて、この切欠39、41に
プツシユプルワイヤ27の取付軸部31の両端部
が挿入されている。なお、この実施例におけるス
ライダ37の第2スライド片37aは図から明ら
かな如く短く形成され、この第2スライド片37
aの端部には円弧状切欠50が形成され、第2係
止片37bは平板状に形成されている。しかも、
第1,第2スライド片36a,37aはスライダ
支持ベース34の基部34aの段部51上を摺接
移動できるようになつている。第16図中、実線
は施錠位置を示し、2点鎖線は解錠位置を示し、
第17図中実線は解錠位置を示し、2点鎖線は施
錠位置を示す。しかも、この実施例の各部材の作
動は第8図〜第14図にものとほぼ同じであるの
で、その説明は省略する。
(考案の効果)
この考案は、以上説明したように、操作側の伝
達部材は互いに所定範囲内で相対変位自在に組み
付けられた第1,第2のスライダを備え、この第
1,第2のスライダは互いに離反する方向にバネ
付勢され、この両スライダ間に第1の伝達部材が
配設され、前記両スライダの一方が他方側に前記
レバーにより変位させられたときは他方のスライ
ダが移動しないように、前記両スライダとレバー
とが連動させられた車両用ドアの施錠・解錠用リ
モートコントロール装置としたので、製作時のバ
ネのバラツキ等に拘わりなく、スライダの中立位
置を正確に割り出すことができる。この結果、ス
ライダによる被操作側の伝達部材の操作後に、リ
モートコントロール用のレバーから操作力を解除
したとき、被操作側の伝達部材が操作前の位置側
に戻るような虞れは全く生じないので、正確かつ
確実な施錠及び解錠操作を行なうことができる。
達部材は互いに所定範囲内で相対変位自在に組み
付けられた第1,第2のスライダを備え、この第
1,第2のスライダは互いに離反する方向にバネ
付勢され、この両スライダ間に第1の伝達部材が
配設され、前記両スライダの一方が他方側に前記
レバーにより変位させられたときは他方のスライ
ダが移動しないように、前記両スライダとレバー
とが連動させられた車両用ドアの施錠・解錠用リ
モートコントロール装置としたので、製作時のバ
ネのバラツキ等に拘わりなく、スライダの中立位
置を正確に割り出すことができる。この結果、ス
ライダによる被操作側の伝達部材の操作後に、リ
モートコントロール用のレバーから操作力を解除
したとき、被操作側の伝達部材が操作前の位置側
に戻るような虞れは全く生じないので、正確かつ
確実な施錠及び解錠操作を行なうことができる。
また、第1,第2のスライダを第1,第2係止
片間に介装した一本のリターンスプリングで互い
に離反する方向にバネ付勢した場合には、スライ
ダの付勢構造を簡単にできる。
片間に介装した一本のリターンスプリングで互い
に離反する方向にバネ付勢した場合には、スライ
ダの付勢構造を簡単にできる。
第1図は車両用ドアの施錠・解錠用リモートコ
ントロール装置を装備したワゴン車の斜視図、第
2図は第1図に示した車両用ドアの施錠・解錠用
リモートコントロール装置の分解斜視図、第3図
は第1図に示したドアロツク装置の斜視図、第4
図は第1図のスライダの部分の断面図、第5図、
第6図はスライダ操作時の施錠・解錠状態を示す
説明図、第7図はスライダの部分の他の例を示し
た断面図、第8図はこの考案に係る車両用ドアの
施錠・解錠用リモートコントロール装置の配置を
示す斜視図、第9図は第8図に示した車両用ドア
の施錠・解錠用リモートコントロール装置の部分
分解斜視図、第10図は第8図のスライダの部分
の分解斜視図、第11図〜第14図はスライダ操
作時の施錠・解錠状態を示す説明図、第15図は
この考案の第2実施例を示すスライダの部分の分
解斜視図、第16図、第17図は第15図のスラ
イダ操作時の施錠・解錠状態を示す説明図であ
る。 1……車体、2……バツクドア、3……ドアロ
ツク装置、4……キヤツチヤ、6……係止鉤、8
……施錠装置、9……シリンダ本体、10……プ
ツシユ釦、11……レバー、12……ネジ(押圧
部材)、14……ベルクランク(被操作側の伝達
部材)、15……枢軸、16……リンク、24…
…レバー、27……プツシユプルワイヤ、35…
…操作側の伝達部材、36……第1のスライダ、
37……第2のスライダ、46……リターンスプ
リング。
ントロール装置を装備したワゴン車の斜視図、第
2図は第1図に示した車両用ドアの施錠・解錠用
リモートコントロール装置の分解斜視図、第3図
は第1図に示したドアロツク装置の斜視図、第4
図は第1図のスライダの部分の断面図、第5図、
第6図はスライダ操作時の施錠・解錠状態を示す
説明図、第7図はスライダの部分の他の例を示し
た断面図、第8図はこの考案に係る車両用ドアの
施錠・解錠用リモートコントロール装置の配置を
示す斜視図、第9図は第8図に示した車両用ドア
の施錠・解錠用リモートコントロール装置の部分
分解斜視図、第10図は第8図のスライダの部分
の分解斜視図、第11図〜第14図はスライダ操
作時の施錠・解錠状態を示す説明図、第15図は
この考案の第2実施例を示すスライダの部分の分
解斜視図、第16図、第17図は第15図のスラ
イダ操作時の施錠・解錠状態を示す説明図であ
る。 1……車体、2……バツクドア、3……ドアロ
ツク装置、4……キヤツチヤ、6……係止鉤、8
……施錠装置、9……シリンダ本体、10……プ
ツシユ釦、11……レバー、12……ネジ(押圧
部材)、14……ベルクランク(被操作側の伝達
部材)、15……枢軸、16……リンク、24…
…レバー、27……プツシユプルワイヤ、35…
…操作側の伝達部材、36……第1のスライダ、
37……第2のスライダ、46……リターンスプ
リング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体とドアとの間にドアロツク装置を介装
し、該ドアロツク装置の施錠・解錠をさせるキ
ーシリンダを前記ドアに設け、該キーシリンダ
に連動する被操作側の伝達部材を設けると共
に、前記車体側にリモートコントロール用のレ
バーを設け、該レバーに連動して前記被操作側
の伝達部材を操作する操作側の伝達部材を設け
て、前記レバーを操作することにより前記キー
シリンダによるドアロツク装置の施錠・解錠操
作を行わせるようにした車両用ドアの施錠・解
錠用リモートコントロール装置であつて、 前記操作側の伝達部材は、第1スライド片及
び第1係止片からL字状に形成された第1のス
ライダと、第2スライド片及び第2係止片から
L字状に形成されている第2スライダを備えて
いると共に、 前記第1,第2係止片は互いに対向させら
れ、前記第1,第2スライド片同士は前記第
1,第2係止片同士が相対接近・離反する方向
に変位するように互いに組付られ、 前記第1,第2スライダを所定範囲で変位可
能に規制する移動規制手段が設けられ、 該第1,第2係止片はリターンスプリングで
互いに離反する方向にバネ付勢されて移動規制
手段に当接され、該第1,第2係止片間に前記
被操作側の伝達部材が配設され、 前記レバーに連動して前記両スライダーの移
動方向に変位するスライダ操作部材が設けら
れ、該スライダ操作部材には前記第1,第2ス
ライダをバネ付勢力に抗して変位させる係合部
がそれぞれ設けられていることを特徴とする車
両用ドアの施錠・解錠用リモートコントロール
装置。 (2) 第1,第2のスライダ同士を第1,第2係止
片間に介装したリターンスプリングで互いに離
反する方向にバネ付勢したことを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用ドア
の施錠・解錠用リモートコントロール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983022889U JPS59128867U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 車両用ドアの施錠・解錠用リモ−トコントロ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983022889U JPS59128867U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 車両用ドアの施錠・解錠用リモ−トコントロ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59128867U JPS59128867U (ja) | 1984-08-30 |
JPH0240213Y2 true JPH0240213Y2 (ja) | 1990-10-26 |
Family
ID=30153980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983022889U Granted JPS59128867U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 車両用ドアの施錠・解錠用リモ−トコントロ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59128867U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754518Y2 (ja) * | 1989-03-28 | 1995-12-18 | 日産車体株式会社 | 車両の施錠・解錠用リモートコントロール装置 |
JP5151843B2 (ja) * | 2008-02-05 | 2013-02-27 | 株式会社アドヴィックス | ケーブル式駆動力伝達機構 |
JP5710292B2 (ja) * | 2011-01-28 | 2015-04-30 | アイシン機工株式会社 | ドアロック用チャイルドプロテクタ装置 |
-
1983
- 1983-02-21 JP JP1983022889U patent/JPS59128867U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59128867U (ja) | 1984-08-30 |
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