JPH0437910B2 - - Google Patents

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JPH0437910B2
JPH0437910B2 JP17401385A JP17401385A JPH0437910B2 JP H0437910 B2 JPH0437910 B2 JP H0437910B2 JP 17401385 A JP17401385 A JP 17401385A JP 17401385 A JP17401385 A JP 17401385A JP H0437910 B2 JPH0437910 B2 JP H0437910B2
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JP
Japan
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lock
door
lever
release
lock release
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Application number
JP17401385A
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English (en)
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JPS6237487A (ja
Inventor
Hitoshi Nakamura
Masao Iwata
Masamitsu Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP60174013A priority Critical patent/JPS6237487A/ja
Priority to US06/889,338 priority patent/US4722206A/en
Publication of JPS6237487A publication Critical patent/JPS6237487A/ja
Publication of JPH0437910B2 publication Critical patent/JPH0437910B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/10Doors arranged at the vehicle rear
    • B60J5/101Doors arranged at the vehicle rear for non-load transporting vehicles, i.e. family cars including vans
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/18Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at the vehicle rear
    • B60J1/1838Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at the vehicle rear movable for non-convertible vehicles, including vehicles with versatile load area
    • B60J1/1876Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at the vehicle rear movable for non-convertible vehicles, including vehicles with versatile load area where the window is pivotable relative to a stationary axis
    • B60J1/1884Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at the vehicle rear movable for non-convertible vehicles, including vehicles with versatile load area where the window is pivotable relative to a stationary axis about a horizontal axis
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B65/00Locks or fastenings for special use
    • E05B65/0003Locks or fastenings for special use for locking a plurality of wings, e.g. simultaneously
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/16Locks for luggage compartments, car boot lids or car bonnets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T70/00Locks
    • Y10T70/50Special application
    • Y10T70/5889For automotive vehicles
    • Y10T70/5903Hood

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の車体に枢着された第1扉
と、該第1扉に枢着された第2扉とを備える自動
車の後部ドア用のロツク装置に関する。
(従来の技術) 第21図に示すように、従来のバン型自動車等
の後部ドアaには、上部が車体bに枢着された第
1扉cと、その第1扉cに穿設された窓孔dを開
閉するように、上部が第1扉cに枢着されたガラ
スハツチ等の第2扉eとからなるものがある(例
えば特開昭57−191125号公報参照)。
このような型の従来の後部ドアaにおいては、
第1扉cを車体bに対してロツクするロツク装置
fと、第2扉eを第1扉cに対してロツクするロ
ツク装置gとが、互いに別個独立に設けられてい
たのがほとんどであつた。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のような従来の後部ドアaにおいては、例
えば自動車の屋根に、長寸の荷物hを、その後端
が車体bの後方に突出するようにして載置した状
態で、又は天井の低い車庫等内に駐車した状態
で、まず第2扉eを開き、その後、第2扉eが開
いたままで、第1扉cを開いたり、又は第1扉c
が開いたままで、第2扉eを開いた場合、第2扉
eが荷物hや車庫の天井等に衝突して破損するお
それがあるという問題点がある。
そのため、第1扉cや第2扉eの最大開き角度
をある程度に制限して、上述のようなおそれをな
くすことが考えられるが、そうすると、車体後部
からの荷物の搬入、搬出に不便となる。
また、上述のような従来の後部ドアaにおいて
は、各ロツク装置f,gを車外からロツク解除す
るためのキーシリンダ装置(図示略)が2個並設
されていたため、いずれのキーシリンダ装置が、
いずれのロツク装置を解除するためのものである
か混同するおそれがあるとともに、外観上の体裁
が悪いという問題点もある。
本発明は、上述のような問題点を解決すること
により、バツクドア開閉時の安全性と操作性との
向上を計つた自動車の後部ドア用のロツク装置を
提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、 自動車の車体に枢着された第1扉と、 該第1扉に枢着された第2扉と、 第1扉に設けられ、かつ第1扉を閉扉状態で車
体に対してロツクする第1ロツクと、 第1扉に設けられ、かつ第2扉を閉扉状態で第
1扉に対してロツクする第2ロツクと、 第1扉に設けられ、かつ前記第1ロツク及び第
2ロツクにそれぞれ連係手段を介して連係され、
一方向に移動させられることにより、第1ロツク
を解除し、かつ他方向に移動させられることによ
り、第2ロツクを解除するようにしたロツク解除
操作装置 とを備える自動車の後部ドア用のロツク装置にお
いて、 少なくとも前記第2ロツクとロツク解除操作装
置とそれらを連係する連係手段とのいずれかの間
に、第2ロツクが施錠状態のとき、前記第1ロツ
クを解除させる方向への前記ロツク解除操作装置
の移動を許容する所要の遊びと、第2ロツクが解
除状態のとき、第1ロツクを解除させる方向への
前記ロツク解除操作装置の移動を阻止する拘束手
段とを設けたことを特徴としている。
(作用) 本発明によると、ロツク解除操作装置により、
第1ロツクと第2ロツクとのうち、少なくとも第
2ロツクをロツク解除すると、拘束手段により、
第1ロツクのロツク解除操作が不能となるので、
第2扉を開いているときは、第1扉が開扉不能と
なり、上述のような第2扉の破損のおそれを未然
に防止することができる。
また、本発明によると、1つのロツク解除操作
装置により、第1ロツクと第2ロツクとを選択的
にロツク解除操作することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
〔第1実施例〕 第1図乃至第15図は、本発明の第1実施例を
示す。
第1図及び第2図において、1は自動車の車
体、2は後部ドアで、この後部ドア2は、上端部
が車体1の後端上部に、左右1対のヒンジ3をも
つて枢着されたはね上げ式の第1扉4と、この第
1扉4に穽設された矩形の窓孔5を開閉するよう
に、上端部が第1扉4の上部に、左右1対のヒン
ジ6をもつて枢着された第2扉7とからなつてい
る。第2扉7は、透明なガラス板等からなり、い
わゆるガラスハツチをなしている。
8は、車体1の床部の後端部中央上面に固着さ
れたストライカ、9は、第1扉4の下端部中央に
設けられ、ストライカ8と噛合することにより、
第1扉4を閉扉状態で車体1に対してロツクする
第1ロツクである。
10は、第2扉7の下端部中央前面に固着され
たストライカ、11は、第1扉4における窓孔5
の下縁中央部に設けられ、ストライカ10と噛合
することにより、第2扉7を閉扉状態で第1扉4
に対してロツクする第2ロツクである。
12は、第1扉4における第1ロツク9と第2
ロツク11との間に設けられ、かつ後述するよう
に、第1ロツク9及び第2ロツク11にそれぞれ
連係手段を介して連係され、一方向に移動させら
れることにより、第1ロツク9を解除し、かつ他
方向に移動させられることにより、第2ロツク1
1を解除するようにしたロツク解除操作装置で、
この実施例においては、1個のキーシリンダ装置
13よりなつている。
14は、第1ロツク9用のオープンハンドルで
ある。
なお、この実施例においては、第2ロツク11
は、ロツク解除操作装置12のロツク解除操作の
みにより、ストライカ10との係合が外れて、第
2扉7が即座に開扉し得るような型のものとして
あるが、第1ロツク9は、ロツク解除操作装置1
2のロツク解除操作のみでは、第1扉4を即座に
開くことはできず、その後にオープンハンドル1
4を操作して始めて第1扉4が開くようにした型
のものとしてある。
次に、第3図以下に基づいて、各部の詳細につ
いて説明する。
キーシリンダ装置13は、第1扉4に固着され
たシリンダ15内に、中央にキー挿入孔16を備
えるロータ17が内嵌された公知のシリンダ錠型
のもので、第1扉4の後方より、キー(図示略)
をキー挿入孔16に挿入して、ロータ17を所要
角度左右に回動させることにより、ロータ17の
前端に固着されたキープレート18を、第4図に
示す中立位置から、第6図に示す第2ロツク解除
位置又は第7図に示す第1ロツク解除位置にそれ
ぞれ回動し得るようになつている。
なお、第6図及び第7図において、キープレー
ト18の各位置を、キープレート18と一体をな
すロータ17におけるキー挿入孔16の向きによ
つて特定して示してある。
キープレート18は、ロータ17との固着部よ
り、第4図における左方に延出した後、下方に向
かつてU字状に屈曲する形状をなし、その先端に
は、車体1の前方を向く係合片18aが連設され
ており、また、その左端には、第1ロツク9との
連係手段である上下方向を向くロツド19の上端
折曲部19aが連結されている。
第3図乃至第5図に示すように、第2ロツク1
1は、第1扉4に固着されたケース20と、この
ケース20に、ほぼ上下方向を向く軸21をもつ
て枢着されたラツチ22と、同じくケース20
に、軸21と平行な軸23をもつて枢着されたポ
ール24とを備えている。
ラツチ22は、第2扉7が開いているときは、
第5図に想像線で示す開放位置に位置しており、
第2扉7を閉じたときには、周縁部の一部に形成
された凹溝22aがストライカ10と噛合した状
態で、第5図に実線で示すラツチ位置まで回動さ
せられるようになつている。
ポール24は、ラツチ22が開放位置に位置し
ているとき、すなわち、第2扉7が開いていると
きは、第5図に想像線で示すように、先端部に形
成された係止部24aが、ラツチ22の周縁にお
ける軸21を中心とする弧状縁22bに当接する
ロツク解除位置に停止しており、第2扉7が閉じ
て、ラツチ22がラツチ位置まで回動させられた
ときには、第5図に実線で示すように、係止部2
4aが、ラツチ22における弧状縁22bと凹溝
22aとの角部22cに係合するロツク位置まで
回動し、ラツチ22の開放位置方向への回動を阻
止するようになつている。
25は、ラツチ22を、開放位置に向けて、す
なわち第5図における時計方向に向けて付勢する
巻きばね、26は、ポール24を、ロツク位置に
向けて、すなわち第5図における反時計方向に向
けて付勢する巻きばねで、その一端は後述するピ
ン27に係止されている(図示略)。
ポール24の先端部下面には、下方を向くピン
27が突設されている。
28は、ケース20の底部より下方に向けて切
り起こされた突片20aに、車体1の前後方向を
向く軸29をもつて上端近傍部が枢着されたほぼ
上下方向を向くレバーで、その上端部は、ケース
20の底部を貫通して、ケース20内に突入して
いる。
そのレバー28の上端両側部には、ピン27を
左右より挾む1対の挾持片28aが連設されてお
り、このピン27と挾持片28aとの係合によ
り、レバー28は、ポール24と互いに連動する
ように連係されている。
すなわち、レバー28は、ポール24がロツク
位置のときは、第4図に実線で示すようなロツク
位置に位置し、ポール24がロツク解除位置に回
動したときは、第4図に想像線で示すようなロツ
ク解除位置に位置するようになつている。
なお、レバー28の回動に伴つて、両挾持片2
8aとピン27との噛合関係が不円滑となるのを
防止するため、両挾持片28aは、中央部が互い
に内方に向かつて膨出する弧状としてある。
28bは、レバー28がロツク位置に達したと
き、突片20aの下縁に当接するように、レバー
28の一側縁に連設した後方を向くストツパ、3
0は、レバー28を、ロツク位置に向けて、すな
わち第4図における反時計方向に向けて付勢する
巻きばねである。
レバー28の下端には、キープレート18の係
合片18aを、所要の間隔を隔てて左右から挾む
1対の足片28c,28dが、二股状に形成され
ている。
この足片28c,28dとキープレート18と
の位置関係は、レバー28が、第4図に実線で示
すロツク位置にあるときは、第4図における左方
(以下左右をいうときは、後部ドア2を車体1の
後方より見た場合のものをいう)の足片28c
が、中立位置におけるキープレート18の係合片
18aの左側面に当接又は近接し、この状態か
ら、キープレート18を第2ロツク解除位置まで
回動させることにより、係合片18aで足片28
cを押動して、レバー28をロツク解除位置まで
回動させることができ(第6図参照)、一旦レバ
ー28が、第4図に想像線で示すロツク解除位置
に位置すると、右方の足片28dが、中立位置に
おけるキープレート18の係合片18aの右側面
に近接し、キープレート18が中立位置から第1
ロツク解除位置の方向に回動するのを、この足片
28dで阻止するような関係としてある。
また、レバー28がロツク位置にあるときは、
係合片18aが、両足片28c,28d間を遊動
することにより、キープレート18は、中立位置
と第1ロツク解除位置との間を自由に回動し得る
ようにしてある。
すなわち、この実施例においては、第2ロツク
11側の連係手段であるレバー28とロツク解除
操作装置12のキープレート18との間に所要の
遊びと拘束手段とを設けてある。
したがつて、キーを、キーシリンダ装置13の
キー挿入孔16に挿入して、キープレート18を
中立位置から第2ロツク解除位置まで回動させる
ことにより、レバー28及びポール24を、ロツ
ク解除位置まで回動させ、ラツチ22の拘束を解
いて、第2扉7を開けることができるが、一旦第
2扉7が開くと、ポール24の係止部24aがラ
ツチ22の弧状縁22bに摺接することにより、
ポール24及びレバー28はロツク解除位置に保
持され、それ以後、キープレート18が中立位置
から第1ロツク解除位置に向けて回動するのを阻
止する。
その結果、第2扉7が開いている間は、キープ
レート18を第1ロツク解除位置まで回動させ
て、第1ロツク9をロツク解除することができな
くなる。
第2扉7を閉じると、ラツチ22はラツチ位置
に、かつポール24及びレバー28はロツク位置
に、それぞれ復帰するので、それ以後は、キープ
レート18を第1ロツク解除位置まで回動させ、
後述するようにして、第1ロツク9を解除し、第
1扉4を開くことができる。
なお、以上の説明から明らかなとおり、この実
施例においては、レバー28は、ロツク解除操作
装置12と第2ロツク11とを連係する連係手段
の役目と、第2ロツク11がロツク解除状態のと
き、第1ロツク9を解除させる方向へのロツク解
除操作装置12の移動を阻止する拘束手段の役目
との2つの役目を果している。
次に第3図及び第8図乃至第15図を参照し
て、第1ロツク9とロツク解除操作装置12との
関係について説明する。
なお、第1ロツク9の構成中、本発明に直接関
係しない部材については、単に図示するに止め、
その詳細な説明は省略する。
第1ロツク9は、底壁31aが前部下向き傾斜
状態で第1扉4の下端面より下方に若干膨出する
ようにして第1扉4に固着され、かつストライカ
8の進入溝32が形成されたケース31と、この
ケース31内に若干上部前向き傾斜する軸33を
もつて枢着されたラツチ34と、同じくケース3
1内に、軸33と平行な軸35をもつて枢着され
たポール36とを備えている。
側面形がほぼ下向きコ字状をなすように金属製
棒材を折曲して形成したストライカ8の下端は、
第1扉4の閉扉時に、ケース31の底壁31aと
ほぼ平行となるようにした車体1における床部の
後端中央の傾斜面1aに固着されている。
ラツチ34とポール36とストライカ8との関
係は、上述の第2ロツク11におけるラツチ22
とポール24とストライカ10との関係とほぼ同
一である。
すなわち、ラツチ34は、第1扉4が開いてい
るときは、第11図に示す開放位置に位置してお
り、第1扉4を閉じたときには、周縁部の一部に
形成された凹溝34aがストライカ8と噛合した
状態で、第9図に示すフルラツチ位置まで回動さ
せられるようになつている。
ポール36は、ラツチ34が開放位置に位置し
ているとき、すなわち、第1扉4が開いていると
きは、第11図に示すように、周縁部の一部に形
成された係止部36aが、ラツチ34の周縁にお
ける軸33を中心とする弧状縁34bに当接する
ロツク解除位置に停止しており、第1扉4が閉じ
て、ラツチ34がフルラツチ位置まで回動させら
れたときには、第9図に示すように、係止部36
aが、ラツチ34における凹溝34aの一方の角
部34cに係合するロツク位置まで回動し、ラツ
チ34の開放位置方向への回動を阻止するように
なつている。
第14図において、37は、ラツチ34を、開
放位置に向けて、すなわち第9図及び第11図に
おける時計方向に向けて付勢する巻きばね、38
は、ポール36を、ロツク位置に向けて、すなわ
ち第9図及び第11図における反時計方向に向け
て付勢する巻きばねである。
ポール36の後端部には、上方を向く作動杆3
9がほぼ直角に折曲形成されている。
ケース31の後縁には、直上を向く後板40が
連設されており、この後板40の一側部の前面側
には、ハンドルレバー41とオープンレバー42
とが、ハンドルレバー41を前方とし、かつ互い
に重ね合わせた状態で、前後方向を向く共通の軸
43をもつて枢着されている。
また、後板40の他側部の後面側には、施解錠
レバー44が、前後方向を向く軸45をもつて枢
着されている。
第8図に示すように、ハンドルレバー41の右
端上縁には、第3図に示すオープンハンドル14
の支持アーム14aの先端に連結された上下方向
を向くロツド46の下端におけるクランク状の折
曲部46aの先端が連結され、オープンハンドル
14を第3図における反時計方向に回動させるこ
とにより、ロツド46を介して、ハンドルレバー
41の右端が下方に押動され、ハンドルレバー4
1は、第8図に示す不作動位置から、軸43を中
心として第8図における時計方向に若干回動させ
られるようになつている。
47は、後板40に穿設された、軸43を中心
とする弧状孔でこの弧状孔47に、ハンドルレバ
ー41の一周縁部を後方に向けて折曲形成したス
トツパ41aを、軸43を中心とする円周方向に
所要の余裕をもたせて嵌合することにより、ハン
ドルレバー41の回動範囲を一定範囲に制限して
いる。
48は、上端が、ハンドルレバー41より左方
に延出する腕部41bの先端に、かつ下端が、ケ
ース31における後縁左部に連設された上方を向
く突片31bの上端にそれぞれ係止された引張り
ばねで、この引張りばね48により、ハンドルレ
バー41は、不作動位置に向けて常時第8図にお
ける反時計方向に付勢されている。
ハンドルレバー41の右側部には、ほぼ逆T字
状をなす溝孔49が穿設されている。この溝孔4
9は、第8図において、後述するピン52が位置
している中間位置49aから右方に向かつて、軸
45を中心とする弧状に延出する弧状溝49b
と、中間位置49aから左方に向かつてほぼ扇形
に拡開し、かつ下縁が弧状溝49bの下縁と連続
して、軸45を中心とする弧状をなす扇形溝49
cと、中間位置49aから上方に向かつて、軸4
3を中心とする弧状に延出する上向き溝49dと
からなつている。
オープンレバー42は、軸43より右上方に延
出する拘束腕部42aと、同じく右下方に延出す
る被押動腕部42bと、同じく下方に延出する連
結腕部42cとを備えている。
連結腕部42cの下端両側部には、上述の作動
杆39を左右より挾む1対の挾持片42dが連設
されており、この作動杆39と挾持片42dとの
係合により、上述の第2ロツク11におけるレバ
ー28とポール24との関係と同様に、オープン
レバー42は、ポール36と互いに連動するよう
に連係されている。
すなわち、オープンレバー42は、ポール36
が第9図に示すロツク位置のときは、第8図に示
すようなロツク位置に位置し、ポール36が第1
1図に示すロツク解除位置に回動したときは、第
10図に示すようなロツク解除位置に位置するよ
うになつている。
オープンレバー42がロツク位置(第8図)の
ときは、拘束腕部42aの先端は、ハンドルレバ
ー41における溝孔49から外れた位置に位置
し、かつ被押動腕部42bの先端部上縁は、溝孔
49における弧状溝49bの下縁とほぼ整合する
位置に位置しており、オープンレバー42がロツ
ク解除位置(第10図)になると、拘束腕部42
aの先端は、溝孔49における扇形溝49c内に
突入し、ピン52が中間位置49aから扇形溝4
9c側に進入するのを阻止し、かつ被押動腕部4
2bの先端部上縁は、弧状溝49bの下縁よりも
下降するようになつている。
施解錠レバー44の右端には、上端がキープレ
ート18に連結されたロツド19の下端が、公知
のロツドホルダ50をもつて連結されており、こ
のロツド19により、施解錠レバー44は、キー
プレート18と互いに連動するように連係されて
いる。
すなわち、施解錠レバー44は、キープレート
18が中立位置のときは、第8図及び第10図に
示す施錠位置に位置し、キープレート18が、第
1ロツク解除位置に回動すると、第12図に示す
解錠位置まで回動し、かつキープレート18が第
2ロツク解除位置に回動すると、第13図に示す
第2ロツク解除位置まで回動するようになつてい
る。
施解錠レバー44における軸45の上方部に
は、施解錠レバー44が解錠位置のとき、軸43
を中心とする弧状をなす長孔51が穿設されてお
り、この長孔51には、前後方向を向くピン52
の後端部が、摺動自在に嵌合されている。なお、
このピン52が、施解錠レバー44の面に対して
常時垂直状態を維持したまま、長孔51に沿つて
摺動し得るようにするため、ピン52に固着した
前後1対の円板形のカラー52aで、長孔51の
縁部を摺動可能な程度に挾むようにしてある。
ピン52は、ハンドルレバー41の溝孔49に
嵌入しており、施解錠レバー44が施錠位置のと
きは、溝孔49の中間位置49aに、施解除レバ
ー44が解錠位置のときは、弧状溝49b側に、
また施解錠レバー44が第2ロツク解錠位置のと
きは、扇形溝49c側にそれぞれ位置するように
なつている。
44aは、施解錠レバー44の周縁より、軸4
5の右下方に延出し、かつ先端が前方に向けて折
曲されたストツパで、このストツパ44aは、施
解錠レバー44が解錠位置に達したときは、後板
40の右縁下部に当接し、また施解錠レバー44
が第2ロツク解除位置に達したときは、後板40
の右縁中位部に連設された突片40aの下縁に当
接して、施解錠レバー44の回動範囲を制限する
ようになつている。
53は、施解錠レバー44が施錠位置から第2
ロツク解除位置側に回動したとき、施解錠レバー
44を施錠位置に復帰させるための巻きばねで、
一端が軸45に止着され、中間部が軸45に巻回
され、かつ他端が軸45から半径方向に延出した
後、施解錠レバー44に穿設された軸45を中心
とする弧状孔54を通つて前向きに折曲され、か
つその前向き折曲部53aが、突片40aの上縁
に掛止された後、その端末を下向き折曲して形成
された垂下部53bが突片40aの前面に摺接す
るようになつている。
55は、施解錠レバー44に対してピン52を
上向きに付勢するとともに、ピン52が溝孔49
における中間位置49aから弧状溝49b側に、
又はその反対方向に通過するときに、そのピン5
2の移動に適度の抵抗力を付与して、施解錠レバ
ー44の回動に適度の節度感を与えるようにする
ための巻きばねで、一端が軸43に止着され、中
間部が軸43に巻回され、かつ他端が軸45を中
心とする弧状をなして軸43の半径方向に延出
し、この弧状部55aがピン52の下縁に摺接す
るようにするとともに、この弧状部55aの中間
に、ピン52が溝孔49の中間位置から弧状溝4
9b側に、又はその逆方向に通過する際に乗り上
がるようにした上向き山形の突曲部55bを形成
してある。
かくして、キープレート18が中立位置に位置
しているときは、施解錠レバー44は施錠位置に
位置しており、この状態で、オープンハンドル1
4を引いて、ハンドルレバー41の右端をいくら
下向き回動させても、ピン52が溝孔49の上向
き溝49dに相対的に進入し、ハンドルレバー4
1のみが単独で回動するだけで、第1ロツク9を
解除することはできない。
この状態から、キー操作により、キープレート
18を第1ロツク解除位置側に回動させ、第12
図に示すように、施解錠レバー44を解錠位置と
した後、オープンハンドル14を引いて、ハンド
ルレバー41の右端を下向き回動させることによ
り、溝孔49における弧状溝49bの上縁でピン
52を押し下げ、かつピン52の下縁で、オープ
ンレバー42の被押動腕部42bの先端部上縁を
押し下げて、オープンレバー42を第10図に示
すロツク解除位置に、かつポール36を第11図
に示すロツク解除位置にそれぞれ回動させて、第
1ロツク9を解除し、第1扉4を開くことができ
る。
一旦第1扉4が開くと、ポール36の係止部3
6aがラツチ34の弧状縁34bに摺接すること
により、ポール36及びオープンレバー42はそ
れぞれロツク解除位置に保持され、このとき、オ
ープンレバー42の拘束腕部42aの先端が溝孔
49の扇形溝49c内に突入し、ピン52が扇形
溝49c内を進入するのを阻止するので、施解錠
レバー44およびそれに連係されたキープレート
18は、それぞれ第2ロツク解除位置側には移動
できなくなる。
その結果、第1扉4が開いている間は、第2ロ
ツク11をロツク解除して、第2扉7を開くこと
はできなくなる。
第1扉4を閉じると、ラツチ34はフルラツチ
位置に、かつポール36及びオープンレバー42
はロツク位置にそれぞれ復帰し、オープンレバー
42の拘束腕部42aの先端は溝孔49から外れ
るので、それ以後は、キープレート18を第2ロ
ツク解除位置まで回動させ、前述したようにし
て、第2ロツク11を解除し、第2扉7を開くこ
とができる。
この第1ロツク9側においては、ロツド19と
施解錠レバー44等により、ロツク解除操作装置
12と第1ロツク9とを連係する連係手段が形成
され、また溝孔49により、所要の遊びが形成さ
れるとともに、オープンレバー42の主として拘
束腕部42aにより、第1ロツク9がロツク解除
状態のとき、第2ロツク11を解除させる方向へ
のロツク解除操作装置12の移動を阻止する拘束
手段が形成されている。
〔第2実施例〕 第16図は、本発明の第2実施例を示す。
61は、第1実施例における第2ロツク11と
同様の構成と機能とを備える第2ロツク、62
は、同じくレバー28と同様の第2ロツク解除レ
バーである。
第2ロツク解除レバー62は、第2ロツク61
がロツク状態のとき、第16図に実線で示すロツ
ク位置に位置し、この状態から、第16図に想像
線で示すロツク解除位置まで回動させられること
により、第2ロツク61を解除することができ、
第2ロツク61が解除させられると、ロツク解除
位置に拘束され、かつ第2ロツク61が再度ロツ
クされると、ロツク位置に復帰させれられるよう
になつている。
第2ロツク61より左下方に延出する第2ロツ
ク解除レバー62の先端部には、枢軸63を中心
とする弧状の長孔64が穿設されている。
65は、第2ロツク61を上下逆向きとしたの
とほぼ同様の構成を有し、かつ第1扉を車体(い
ずれも図示略)にロツクする機能を有する第1ロ
ツク、66は、第1ロツク解除レバーである。
第1ロツク解除レバー66は、第1ロツク65
がロツク状態のとき、第16図に実線で示すロツ
ク位置に位置し、この状態から、第16図に想像
線で示すロツク解除位置まで回動させられること
により、第1ロツク65を解除することができ、
第1ロツク65が解除させられると、ロツク解除
位置に拘束され、かつ第1ロツク65が再度ロツ
クされると、ロツク位置に復帰させられるように
なつている。
第1ロツク65より右上方に延出する第1ロツ
ク解除レバー66の先端部には、枢軸67を中心
とする弧状の長孔68が穿設されている。
第1ロツク65と第2ロツク61との間におけ
る第1扉の中間位置には、車外からキー(図示
略)を差し込んで回動させることにより、ロータ
69を第16図に実線で示す中間位置から同じく
想像線で示す第1ロツク解除位置又はそれと反対
側の第2ロツク解除位置に回動し得るようにした
キーシリンダ装置70が設けられている。
ロータ69には、左方に延出する第1腕部71
aと右方に延出する第2腕部71bとを有するキ
ープレート71が固着され、ロータ69と一体と
なつて回動するようになつている。
第1腕部71aの先端には、ほぼ上下方向を向
くロツド72の下端が連結されており、ロツド7
2の上端に第16図の図面上の前方に向けて直角
に折曲形成された折曲端部72aは、第2ロツク
解除レバー62の長孔64に嵌合されている。
このロツド72の折曲端部72aと長孔64と
の関係は、第2ロツク解除レバー62がロツク位
置にある状態では、ロータ69を中立位置から第
1ロツク解除位置まで、又はその逆方向に回動さ
せると、折曲端部72aが長孔64内を遊動し、
ロータ69を中立位置から第2ロツク解除位置ま
で回動させると、折曲端部72aが長孔64の上
端に当接して、第2ロツク解除レバー62をロツ
ク解除位置まで回動させることができ、また第2
ロツク解除レバー62がロツク解除位置に拘束さ
れている状態では、ロータ69は、中立位置まで
は復帰できるが、それ以上は折曲端部72aが長
孔64の下端に当接して、第1ロツク解除位置側
には回動できなくなるような関係としてある。
キープレート71の第2腕部71bの先端に
は、ほぼ上下方向を向くロツド73の上端が連結
されており、ロツド73の下端に第16図の図面
上の上方に向けて直角に折曲形成された折曲端部
73aは、第1ロツク解除レバー66の長孔68
に嵌合されている。
このロツド73の折曲端部73aと長孔68と
の関係は、第1ロツク解除レバー66がロツク位
置にある状態では、ロータ69を中立位置から第
2ロツク解除位置まで、又はその逆方向に回動さ
せると、折曲端部73aが長孔68内を遊動し、
ロータ69を中立位置から第1ロツク解除位置ま
で回動させると、折曲端部73aが長孔68の上
端に当接して、第1ロツク解除レバー66をロツ
ク解除位置まで回動させることができ、また第1
ロツク解除レバー66がロツク解除位置に拘束さ
れている状態では、ロータ69は、中立位置まで
は復帰できるが、それ以上は折曲端部73aが長
孔68の下端に当接して、第2ロツク解除位置側
には回動できなくなるような関係としてある。
このような構成とした第2実施例においても、
第1実施例の場合とほぼ同様に作用する。
すなわち、第1扉と第2扉とがともに閉じてい
る状態で、キーシリンダ装置70にキーを挿入し
て、ロータ69を第1ロツク解除位置まで回動さ
せることにより、ロツド73を引き上げて、第1
ロツク解除レバー66をロツク解除位置に移動さ
せ、第1ロツク65を解除して、第1扉が開くこ
とができる。
このとき、ロツド72は、キープレート71の
第1腕部71aにより引き下げられるが、その上
端の折曲端部72aが長孔64内を遊動するだけ
で、第2ロツク解除レバー62を移動させること
はない。
第1扉が開くと、第1ロツク解除レバー66は
ロツク解除位置に拘束され、かつ長孔68とロツ
ド73の折曲端部73aとの関係により、ロータ
69の中立位置から第2ロツク解除位置側への回
動が阻止される。
したがつて、第1扉が開くと、第2扉は開扉不
能となる。
第1扉と第2扉とがともに閉じている状態で、
キーシリンダ装置70にキーを挿入して、ロータ
69を第2ロツク解除位置まで回動させると、ロ
ツド72が押し上げられ、第2ロツク解除レバー
62がロツク解除位置に移動させられ、第2ロツ
ク61が解除させられて、第2扉が開く。
このとき、ロツド73は、キープレート71の
第2腕部71bにより押し下げられるが、その下
端の折曲端部73aが長孔68を遊動するだけ
で、第1ロツク解除レバー66を移動させること
はない。
第2扉が開くと、第2ロツク解除レバー62は
ロツク解除位置に拘束され、かつ長孔64とロツ
ド72の折曲端部72aとの関係により、ロータ
69の中立位置から第1ロツク解除位置側への回
動が阻止される。
したがつて、第2扉が開くと、第1扉は開扉不
能となる。
かくして、第2実施例においては、キープレー
ト71の第2腕部71bと、ロツド73と、第1
ロツク解除レバー66等により、第1ロツク65
側の連係手段が形成され、キープレート71の第
1腕部71aと、ロツド72と、第2ロツク解除
レバー62等により、第2ロツク61側の連係手
段が形成され、またこれらと、キーシリンダ装置
70とにより、ロツク解除操作装置が形成されて
いる。
また、このロツク解除操作装置と一部重複する
が、ロツド73と第1ロツク解除レバー66と
の、特に折曲端部73aと長孔68との関係によ
り、またロツド72と第2ロツク解除レバー62
との、特に折曲端部72aと長孔64との関係に
より、所要の遊びと拘束手段とが形成されてい
る。
〔第3実施例〕 第17図乃至第20図は、本発明の第3実施例
を示す。
第3実施例においては、第2実施例におけるキ
ープレート71に代えて、右方に延出する腕部8
1aを有する第1キープレート81と、左方に延
出する腕部82aを有する第2キープレート82
とを、互いに前後に重ね合せて、かつ互いに独立
して枢動可能なように、ロータ69に枢嵌し、第
1キープレート81の腕部81aの先端にロツド
73の上端を、また第2キープレート82の腕部
82aの先端にロツド72の下端をそれぞれ連結
してある。
ロツド73の下端は、第1ロツク解除レバー6
6の先端部に、第2実施例におけるような折曲端
部73aと長孔68との関係のような遊びを持た
せないで直接連結し、またロツド72の上端も、
同様に遊びを持たせないで、第2ロツク解除レバ
ー62の先端部に直接連結してある。
第1キープレート81及び第2キープレート8
2におけるロータ69まわりには、扇形の溝83
及び84が形成されており、これらの溝83,8
4には、ロータ69の外周部に連設された左方を
向くスプライン状の突片69aが円周方向に所要
の遊びをもつて嵌合している。
溝83と突片69aとの関係は、第2実施例に
おける長孔68とロツド73の折曲端部73aと
の関係と、溝84と突片69aとの関係は、第2
実施例における長孔64とロツド72の折曲端部
72aとの関係と、それぞれ一致するようにして
ある。
すなわち、各溝83,84と突片69aとの関
係は、ロータ69を中立位置から第1ロツク解除
位置まで回動させることにより、第1キープレー
ト81とロツド73とを介して、第1ロツク解除
レバー66のみを、第17図に実線で示す中立位
置から、同じく想像線で示すロツク解除位置まで
移動させることができ、ロータ69を中立位置か
ら第2ロツク解除位置まで回動させることによ
り、第2キープレート82とロツド72とを介し
て、第2ロツク解除レバー62のみを、第17図
に実線で示す中立位置から、同じく想像線で示す
ロツク解除位置まで移動させることができ、第1
ロツク解除レバー66がロツク解除位置に拘束さ
れている間は、ロータ69の中立位置から第2ロ
ツク解除位置側への回動が阻止され、また第2ロ
ツク解除レバー62がロツク解除位置に拘束され
ている間は、ロータ69の中立位置から第1ロツ
ク解除位置側への回動が阻止されるような関係と
してある。
その他の構成は、第2実施例のものと同一であ
り、それらについて、第2実施例におけるのと同
一の符号を付して、その説明を省略する。
第2実施例においては、第1ロツク解除レバー
66とロツド73との間、及び第2ロツク解除レ
バー62とロツド72との間に所要の遊びを設け
て、それらの間で相対移動し得るようにしている
のに対して、第3実施例においては、第1キープ
レート81の溝83とロータ69の突片69aと
の間、及び第2キープレート82の溝84とロー
タ69の突片69aとの間に所要の遊びを設け
て、それらの間で相対移動し得るようにした点が
相違するだけで、全体的な作用は第2実施例のも
のと同一である。
なお、第3実施例においては、第1キープレー
ト81と、ロツド73と、第1ロツク解除レバー
66等により、第1ロツク65側の連係手段が形
成され、第2キープレート82と、ロツド72
と、第2ロツク解除レバー62等により、第2ロ
ツク61側の連係手段が形成され、またこれら
と、キーシリンダ装置70とにより、ロツク解除
操作装置が形成されている。
また、第1ロツク65側の第1ロツク解除レバ
ー66と、第2ロツク61側の第2ロツク解除解
除レバー62とにより、拘束手段が形成されると
ともに、ロータ69と第1キープレート81と
の、特に突片69aと溝83との関係により、又
はロータ69と第2キープレート82との、特に
突片69aと溝84との関係により、所要の遊び
が形成されている。
(変形例) 第1の実施例においては、第1ロツク9と第2
ロツク11の両方に、そのロツクが解除状態のと
き、他方のロツクを解除させる方向へのロツク解
除操作装置の移動を阻止する拘束手段をそれぞれ
設けているが、第1扉を開いた後に、第2扉を開
くことはほとんどないので、このような拘束手段
は、少なくとも第2ロツク側にさえ設けておけば
よく、第1ロツク側のものは省略して実施しても
よい。
(発明の効果) 以上から明らかなように、本発明によると、次
のような効果を奏することができる。
(a) 第1発明(特許請求の範囲第1項に記載の発
明)によると、第2扉が開扉しているときは、
第1扉が開扉不能となるので、第1扉が開扉し
ているときは第2扉を開扉することがほとんど
ない第21図に示すような自動車に適用すれ
ば、両扉の同時開扉による上述したような第2
扉の破損のおそれを未然に防止することができ
る。
(b) 第2発明(特許請求の範囲第2項に記載の発
明)によると、第2扉が開扉しているときは、
第1扉が開扉不能となり、また第1扉が開扉し
ているときは、第2扉が開扉不能となり、第1
扉と第2扉とのいずれか一方だけしか開扉でき
なくなるので、両扉の同時開扉を確実に防止す
ることができ、両扉の同時開扉による弊害をな
くすことができる。
(c) 一つのロツク解除操作装置により、第1扉用
の第1ロツクの解除操作と第2扉用の第2ロツ
クの解除操作とを選択的に行なえ、この種の後
部ドアにおける開閉時の安全性と操作性との向
上を計ることができる(第1発明及び第2発
明)。
(d) 少なくとも第2ロツクの解除により、第1ロ
ツクを解除させる方向へのロツク解除操作装置
の移動を阻止するようにすることによつて、第
1ロツクの解除を間接的に阻止するようにした
ので、ロツク解除操作装置の他に、第1及び第
2の両ロツク同士を互いに直接的に連係する手
段を設ける必要がなく、構造を簡素化できると
ともに、部品点数を削減でき、組立てが容易
で、かつ安価に製造できる(第1発明及び第2
発明)。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第15図は、本発明の第1実施例を
示すもので、第1実施例のロツク装置を備える自
動車の背面図、第2図は、第1図の−線に沿
う概略縦断側面図、第3図は、第1図の−線
に沿う拡大縦断側面図、第4図は、第3図の−
線に沿う拡大断面図、第5図は、第4図のV−
V線に沿う横断平面図、第6図は、キープレート
を、中立位置から第2ロツク解除位置に回動させ
た状態を示す要部の断面図、第7図は、キープレ
ートを、中立位置から第1ロツク解除位置に回動
させた状態を示す要部の断面図、第8図は、第3
図の−線に沿う拡大背面図、第9図は、第3
図の−線に沿う拡大断面図、第10図は、第
8図示の状態から、オープンレバーがロツク解除
位置に移動した状態を示す第8図と同様の背面
図、第11図は、第1ロツク解除時の状態を示
す、第9図と同様の部分の断面図、第12図は、
第8図示の状態から、施解錠レバーが解錠位置に
移動した状態を示す背面図、第13図は、第8図
示の状態から、施解錠レバーが第2ロツク解除位
置に移動した状態を示す背面図、第14図は、第
3図のX−X線に沿う拡大矢視図、第15図
は、第14図のXV−XV線に沿う断面図、第1
6図は、本発明の第2実施例の要部を示す縦断背
面図、第17図乃至第20図は、本発明の第3実
施例を示すもので、第17図は、第3実施例の要
部の縦断背面図、第18図は、第17図のX−
X線に沿う横断平面図、第19図は、第18図
のX−X線に沿う縦断面図、第20
図は、第18図のXX−XX線に沿う縦断面図、
第21図は、従来のロツク装置を備える自動車の
側面図である。 1……車体、2……後部ドア、4……第1扉、
7……第2扉、8,10……ストライカ、9……
第1ロツク、11……第2ロツク、12……ロツ
ク解除操作装置、13……キーシリンダ装置、1
4……オープンハンドル、18……キープレー
ト、19……ロツド、22,34……ラツチ、2
4,36……ポール、28……レバー(連係手段
兼拘束手段)、41……ハンドルレバー、42…
…オープンレバー(拘束手段)、44……施解錠
レバー、61……第2ロツク、62……第2ロツ
ク解除レバー、64,68……長孔、65……第
1ロツク、66……第1ロツク解除レバー、69
……ロータ、70……キーシリンダ装置、71…
…キープレート、72,73……ロツド、81…
…第1キープレート、82……第2キープレー
ト、83,84……溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車の車体に枢着された第1扉と、 該第1扉に枢着された第2扉と、 第1扉に設けられ、かつ第1扉を閉扉状態で車
    体に対してロツクする第1ロツクと、 第1扉に設けられ、かつ第2扉を閉扉状態で第
    1扉に対してロツクする第2ロツクと、 第1扉に設けられ、かつ前記第1ロツク及び第
    2ロツクにそれぞれ連係手段を介して連係され、
    一方向に移動させられることにより、第1ロツク
    を解除し、かつ他方向に移動させられることによ
    り、第2ロツクを解除するようにしたロツク解除
    操作装置 とを備える自動車の後部ドア用のロツク装置にお
    いて、 少なくとも前記第2ロツクとロツク解除操作装
    置とそれらを連係する連係手段とのいずれかの間
    に、第2ロツクが施錠状態のとき、前記第1ロツ
    クを解除させる方向への前記ロツク解除操作装置
    の移動を許容する所要の遊びと、第2ロツクが解
    除状態のとき、第1ロツクを解除させる方向への
    前記ロツク解除操作装置の移動を阻止する拘束手
    段とを設けたことを特徴とする自動車の後部ドア
    用のロツク装置。 2 自動車の車体に枢着された第1扉と、 該第1扉に枢着された第2扉と、 第1扉に設けられ、かつ第1扉を閉扉状態で車
    体に対してロツクする第1ロツクと、 第1扉に設けられ、かつ第2扉を閉扉状態で第
    1扉に対してロツクする第2ロツクと、 第1扉に設けられ、かつ前記第1ロツク及び第
    2ロツクにそれぞれ連係手段を介して連係され、
    一方向に移動させられることにより、第1ロツク
    を解除し、かつ他方向に移動させられることによ
    り、第2ロツクを解除するようにしたロツク解除
    操作装置 とを備える自動車の後部ドア用のロツク装置にお
    いて、 前記第1ロツクとロツク解除操作装置とそれら
    を連係する連係手段とのいずれかの間に、第1ロ
    ツクが施錠状態のとき、前記第2ロツクを解除さ
    せる方向への前記ロツク解除操作装置の移動を許
    容する所要の遊びと、第1ロツクが解除状態のと
    き、第2ロツクを解除させる方向への前記ロツク
    解除操作装置の移動を阻止する拘束手段とを設
    け、かつ前記第2ロツクとロツク解除操作装置と
    それらを連係する連係手段とのいずれかの間に、
    第2ロツクが施錠状態のとき、前記第1ロツクを
    解除させる方向への前記ロツク解除操作装置の移
    動を許容する所要の遊びと、第2ロツクが解除状
    態のとき、第1ロツクを解除させる方向への前記
    ロツク解除操作装置の移動を阻止する拘束手段と
    を設けたことを特徴とする自動車の後部ドア用の
    ロツク装置。 3 第1ロツク及び第2ロツクとその連係手段と
    の間に拘束手段を設けるとともに、所要の遊びを
    ロツク解除操作装置と各連係手段との間に設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    自動車の後部ドア用のロツク装置。
JP60174013A 1985-08-09 1985-08-09 自動車の後部ドア用のロツク装置 Granted JPS6237487A (ja)

Priority Applications (2)

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JP60174013A JPS6237487A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 自動車の後部ドア用のロツク装置
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