JP4120849B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアロック装置に関するもので、操作ハンドルとオープンレバーとを連結するオープンロッドのオープンレバーへの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両用ドアロック装置としては、特開昭63−31960号公報に示されるものが知られている。
【0003】
これは、車両ドアに設けられた操作ハンドルにオープンロッドを介して連結されたオープンレバーを備えるものであって、オープンレバーに立設されたピンに抜け止め及び音消しを兼ねるツバ付クリップを支持し、オープンロッドに形成された長穴にこのクリップを介してピンを支持することでオープンロッドをオープンレバーに連結する構造となっている。
【0004】
この従来装置におけるオープンレバーとオープンロッドとの連結構造においては、オープンレバーに支持されたクッリプのツバ部分とオープンレバーの長穴とを平行に一致させることでクリップのツバ部分を長穴に挿通して、オープンロッドをオープンレバーに組付け、この後、車両ドアロック装置を車両ドアに取り付ける際にオープンロッドを車両ドアに取り付けられた操作ハンドルに連結してクリップのツバ部分と長穴とが直交するようにオープンロッドのオープンレバーに対する向きを規制することで、オープンロッドがオープンロッドに連結されるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来装置であると、オープンロッドと操作ハンドルとを連結しないかぎり連結ロッドの向きが規制されないので、車両ドアロック装置の車両ドアへの取り付け時において、オープンロッドがオープンレバーから脱落する恐れがある。
【0006】
故に、本発明は、比較的に容易に組付けでき且つ脱落しにくいオープンロッドとオープンレバーとの連結構造を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、前記オープンロッドの端部に対して軸部分とこの軸部分より大径のツバ部分とを備えた抜け止め部材が立設され、前記オープンレバーが、ピンによって回動自在に支持され、スプリングにより回動方向での初期位置に回動付勢され、前記オープンレバーの腕部分に前記ピンを中心とする円弧状の長穴が形成され、この長穴のうち前記スプリングによる回動付勢力によるオープンレバーの回動方向の上手側の端部と連続する位置に前記長穴の幅より大きい直径となる貫通孔が形成されると共に、前記長穴は前記抜け止め部材のツバ部分の直径より小さい幅で形成され、前記貫通孔は前記ツバ部分の直径より大きい直径で形成され、前記初期位置における前記オープンレバーの貫通孔の前記回動方向の上手側に重合する位置にオープンレバーの支持部材が配置され、前記貫通孔から挿通した前記抜け止め部材のツバ部分が前記長穴において抜け止め状態にあり、前記オープンレバーが前記初期位置にある状態では前記抜け止め部材のストッパ部分が前記支持部材の側面に当接することにより貫通孔側への移動が規制される、ことである。
【0008】
この技術的手段によれば、抜け止め部材のツバ部分を貫通孔に挿通し、貫通孔から長穴へと移動させることでオープンロッドをオープンレバーへ組付けし得る。又、組付け後は、抜け止め部材のストッパ部分がオープンレバーの支持部材と当接して抜け止め部材の長穴から貫通孔へのスライドが規制されるので、脱落を防止できる。よって、比較的に容易に組付けでき且つ脱落しにくいオープンロッドとオープンレバーとの連結構造を提供し得る。
【0009】
より好ましくは、前記抜け止め部材の軸部分が前記オープンロッドにかしめられて立設され、前記ツバ部分より軸方向において前記軸部分と反対方向に突出する前記ストッパ部分を一体に備えている、と良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示されるように、車両用ドアロック装置1は、車両ドア8内に配設されており、図2に示されるように、ベースプレート2,ラッチ機構3,レバー機構4を有して構成されている。
【0011】
ベースプレート2は、L字状を呈するものであって、水平壁21及び垂直壁22を備えている。
【0012】
図4に示されるように、ラッチ機構3は、ボディ31,ポール32及びラッチ33よりなるものである。ボディ31は、ベースプレート2の水平壁21の裏面に固定され、ポール32及びラッチ33を収容する。又、このボディ31には、ドア(図示せず)の開閉動作に応じて車両のボデー(図示せず)に設けられたストライカ34が出入するための挿通溝31aが形成されている。ポール32及びラッチ33は、夫々、ピン32a,33aによりボディ31に回転自在に支持されている。又、ラッチ33の外周面には、ボディ31の挿通溝31aに進入したストライカ34を受け入れるU字溝33b及びポール32と係脱可能な係合爪33cが形成されている。ポール32は、その回転動作によりラッチ33の係合爪33cと係合するようになっている。このように構成されたポール32及びラッチ33において、ストライカ34がラッチ33のU字溝33b内に受け入れられた状態でポール32とラッチ33の係合爪33cが係合してラッチ33の回転動作がポール32によって規制されることでドアを閉状態で保持する。又、ポール32を回転動作してラッチ33の係合爪33cとの係合を解除することでドアが開可能状態となる。
【0013】
図2に示されるように、レバー機構4は、リフトレバー41、オープンレバー42、ロッキングレバー43、キャンセルレバー44、スライドブッシュ45及びキーレバー47からなるものである。
【0014】
リフトレバー41は、ベースプレート2の水平壁21の表面上に配置され、ラッチ機構3のポール32を支持するピン32aに回転自在に支持されている。このリフトレバー41は、その一方の腕部分に形成された嵌合フランジ部41aによりポール32に嵌合してポール32と一体に回転動作する。又、リフトレバー41の一方及び他方の腕部分には、夫々、係合フランジ41b,41cが形成されている。
【0015】
オープンレバー42は、リフトレバー41と同様に水平壁21上に配置されピン32aに回動自在に支持されている。このオープンレバー42は、その一方の腕部分で車両ドア8の室外側に設けられたアウトサイドハンドル6にオープンロッド7を介して連結されている(図1示)。又、オープンレバー42には、部分42bが延在形成されており、この脚部分42bで車両ドア8の室内側に設けられたインサイドハンドル5にケーブル(図示せず)及びインサイドレバー46(図3示)を介して連結されている。尚、インサイドレバー46は、図3に示すように、ベースプレート2の垂直壁22にピン46aにより回動自在に支持されている。更に、オープンレバー42には、ピン部42aが形成されている。尚、このオープンレバー42は、ピン32a回りに配設され一端がオープンレバー42に係止され且つ他端がベースプレート2に係止されたスプリング48により初期位置に復帰すべく図2示時計方向に常時回動付勢されている。
【0016】
ロッキングレバー43は、水平壁21の表面上に配置され、ピン43aにより水平壁21に回動自在に支持されている。このロッキングレバー43は、車両ドア8の室内側に設けられたロックノブ(図示せず)に連結されると共にキーレバー47を介して車両ドア8の室外側に設けられたキーシリンダ機構(図示せず)に連結されている。又、ロッキングレバー43の他方の腕部分には、ピン32aを中心とした円弧状の長穴43bが形成されている。
【0017】
スライドブッシュ45は、オープンレバー42の他方の腕部分にスライド自在に支持されている。このスライドブッシュ45には、ピン部45aが形成されており、ロッキングレバー43の長穴43bに摺動自在に挿通されている。又、スライドブッシュ45には、オープンレバー42の回動動作でリフトレバー41の係合フランジ41cと係脱自在な係合突起45bが形成されている。このように構成されたスライドブッシュ45は、ロッキングレバー43の回動動作で長穴43bとピン部45aとの挿通を介してオープンレバー42の他方の腕部分に対してスライド動作させられ、これにより、係合突起45bは、リフトレバー41の係合フランジ41cとの係合軌跡上に位置したり係合軌跡上からはずれたりする。結果、ドア8の施錠状態及び解錠状態を作り出す。尚、ロッキングレバー43は、この施錠状態及び解錠状態を維持すべくロッキングレバー43とベースプレート2との間に配設されたターンオーバースプリング49により付勢されている。
【0018】
キャンセルレバー44は、ロッキングレバー43にキャンセルレバー44に一体成形されたスナップピン44aにより揺動自在に嵌合支持されている。このキャンセルレバー44の自由端部分には、長穴44bが形成されており、オープンレバー42のピン部42aが摺動自在に挿通されている。又、キャンセルレバー44の自由端部分にはリフトレバー41のポール32と一体の回転動作でリフトレバー41の係合フランジ41bと係脱自在な係合突起44cが長穴44bと並列して形成されている。このように構成されたキャンセルレバー44は、オープンレバー42の回動動作でロッキングレバー43に対して揺動させられ、これにより、係合突起44cは、リフトレバー41の係合フランジ41bとの係合軌跡上に位置したり係合軌跡上からはずれたりする。結果、オープンレバー42の回動動作に応じた施錠動作いわゆるキーレスエントリー動作及び施錠動作のキャンセリングが行われる。つまり、ドアロック装置1は、キャンセルレバー44により構成されたキーレスエントリー機構を持つ。
【0019】
キーレバー47は、水平壁21上に配置され、ピン43aにより水平壁21に回動自在に支持されている。このキーレバー47には、係合突起47aが形成されており、この係合突起47aは、ロッキングレバー43に形成された切り欠き43cに受けられている。これにより、キーレバー47の回動動作により切り欠き43cの壁部と係合突起47aとの当接によりキーレバー47の回動動作がロッキングレバー43に伝達されることとなる。
【0020】
次に本発明の主要部であるオープンロッド7とオープンレバー42の連結構造について説明する。
【0021】
図2、図5及び図6に示されるように、オープンロッド7には、一端がかしめ部位となる軸部分71a及びこの軸部分71aの他端に一体に形成されたツバ部分71bを備えたピン71がかしめにより立設されている。又、このピン71のツバ部分71bには、軸方向において軸部分71aとは反対側に突出する突起部分71cが一体に形成されている。オープンレバー42の一方の腕部分には、ピン32aを中心とした円弧状の長穴42c及び貫通孔42dが形成されている。長穴42cは、その一部位(図2示上端部位)がオープンレバー42の初期位置(図2示の位置)においてラッチ機構3のボディ31の挿通溝31aを形成するためにベースプレート2の水平壁21を貫通して水平壁21の表面上に膨出する膨出部31b上に重合する程の長さであって、その幅は、ピン71のツバ部分71bの径よりも小さい幅となっている。貫通孔42dは、ピン71のツバ部分71bの径よりも大きい径となっており、ボディ31の膨出部31b上に重合するように長穴42cの前述した一部位に連続している。
【0022】
尚、オープンロッド7とアウトサイドハンドル6との連結は、オープンロッド7がオープンレバー42に連結された車両用ドアロック装置1を車両ドアに取り付ける際に成される。
【0023】
このような構成において、先ず、オープンレバー42を初期位置からスプリング48の付勢力に抗して図2示反時計方向に回動させて、図6に示すように、貫通孔42dがボディ31の膨出部31b上から外す。この状態で、オープンロッド7のピン71を貫通孔42dに挿通して長穴42cへと移動させる。これにより、オープンロッド7がオープンレバー42に組付けられる。この後、オープンレバー42を初期位置へと復帰させる。これにより、貫通孔42dが再び膨出部31b上に重合する。この時、ピン71の突起部分71cは、膨出部31bの側面と対向してこの側面と当接可能となり、ピン71は、突起部分71cと膨出部分31bの側面との当接により、長穴42cから貫通孔42dへの移動が規制される。この結果、ピン71は、この突起部分71cと膨出部分31bとの当接及びツバ部分71bにより抜け止めされて長穴42cの膨出部31bと重合しないその他の部位に軸部分71aで支持される。
【0024】
このように、オープンロッド7は、ピン71の軸部分71aを長穴42cの膨出部31bと重合しないその他の部分で支持することで、オープンレバー42に連結され、その組付けは、オープンレバー42を初期位置から回動させた状態で、ピン71を貫通孔42dに挿通して貫通孔42dから長穴42cへと移動させることで成し得るので、比較的容易な作業であり、又、一旦組付けた後は、オープンロッド7がどのような向きになってもオープンレバー42から脱落することはない。
【0025】
このように、オープンロッド7は、オープンレバー42にツバ部分71bを備えたピン71のかしめで連結されることになるので、この連結部位の高さ方向寸法を最小限に抑えることができ、スペース的に有利なものとなる。尚、ピン71のオープンレバー42の長穴42cに支持される軸部分71a回りには、音消しのためのブッシュ72が配設されている。
【0026】
次に作動について説明する。
【0027】
図2は、車両ドア8の解錠状態を示す。この状態において、アウトサイドハンドル6を操作すると、オープンロッド7を介してオープンレバー42がスプリング48の付勢力に抗して図2示の初期位置から図2示反時計方向に所定角度だけ回動動作させられる。この時、オープンロッド7は、図7に示すように、貫通孔42dとは反対の長穴42cの端(図2示下端)と当接しており且つオープンレバー42の回動角度は、貫通孔42dがボディ31の膨出部31b上からはずれない程度の所定角度であるので、オープンロッド7のピン71が長穴42cから貫通孔42dへと移動してオープンレバー42から脱落するようなことはない。オープンレバー42が回動すると、スライドブッシュ45の係合突起45bがリフトレバー41の係合フランジ41cと係合してリフトレバー41がオープンレバー42と同方向に回動する。これにより、ポール32が回動して閉状態にある車両ドア8が開可能状態となる。又、インサイドハンドル5を操作すると、ケーブル及びインサイドレバー46を介してオープンレバー42がスプリング48の付勢力に抗して図2示の初期位置から図2示反時計方向に所定角度だけ回動動作させられる。この時、オープンロッド7のピン71は、オープンレバー42の回動によりオープンレバー42の長穴42cを貫通孔42dに向かって移動することになるが、オープンレバーの回動角度は、貫通孔42dがボディ31の膨出部31b上からはずれない程度の所定角度であるので、オープンロッド7のピン71が長穴42cから貫通孔42dへと移動してオープンレバー42から脱落するようなことはない。オープンレバー42が回動すると、スライドブッシュ45の係合突起45bがリフトレバー41の係合フランジ41cと係合してリフトレバー41がオープンレバー42と同方向に回動する。これにより、ポール32が回動して閉状態にある車両ドア8が開可能状態となる。
【0028】
図2において、ロックノブ又はキーシリンダ機構を操作してロッキングレバー43を回動動作させると、スライドブッシュ45がオープンレバー42に対してスライドさせられる。これにより、スライドブッシュ45の係合突起45bがリフトレバー41の係合フランジ41cとのオープンレバー42を回動動作させた際の係合軌跡上から外れ、オープンレバー42とリフトレバー41とは空振りする状態となる。結果、解錠状態にある車両ドア8が施錠状態となる。
【0029】
図2において、乗員が車両から離れる際に車両ドア8を施錠する場合において、ロックノブを操作して車両ドア8を施錠状態とした場合、アウトサイドハンドルを操作せずにドア8を閉めると、図11に示されるように、キャンセルレバー44の係合突起44cがリフトレバー41の係合フランジ41bと係合してロッキングレバーが車両ドア8を解錠状態とするように回動させられる。これにより、ドア8の施錠状態がキャンセリングされる。
【0030】
図2において、乗員が車両から離れる際にドアを施錠する場合において、ロックノブを操作して車両ドア8を施錠状態とした場合、アウトサイドハンドルを操作しながら車両ドア8を閉めると、キャンセルレバー44がアウトサイドハンドルを操作していることによるオープンレバー42の回動動作でロッキングレバー43に対して揺動させられる。これにより、キャンセルレバー44の係合突起44cがリフトレバー41の係合フランジ41bとの係合軌跡上から外れ、キャンセルレバー44がリフトレバー41に対して空振りする。結果、ロッキングレバ−43の解錠状態への回動動作はなく、施錠状態が維持される。
【0031】
尚、上記した実施の形態においては、インサイドレバー46と連係する脚部分42bをオープンレバー42に形成しているが、この脚部分42bをリフトレバー41に形成し、インサイドレバー46が操作されることによって、リフトレバー41を直接図2示反時計方向に回動させると共にこのリフトレバー41の回動によりキャンセルレバー44を介してロッキングレバー43を回動させるようにして、施錠状態で閉状態にある車両ドア8を解錠状態で開可能状態とするいわゆるオンモーションオープン機能を付加してもよい。この仕様におけるインサイドレバー46の操作時、オープンレバー42は、前述と異なり、図2示反時計方向に回動しないので、当然の如く、オープンロッド7がオープンレバー42から脱落するようなことはない。又、上記した実施の形態においては、ピン71の突起部分71cをラッチ機構3のボディ31の膨出部31bの側面と当接可能としたが、この膨出部31bの代わりにベースプレート2の水平壁21にフランジ壁を形成し、このフランジ壁とピン71の突起部分71cとを当接するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、オープンレバーに抜け止め部材を支持する長穴と連続して抜け止め部材が挿通可能な貫通孔を形成したので、抜け止め部材のツバ部分を貫通孔に挿通し、貫通孔から長穴へと移動させることで、オープンロッドをオープンレバーへ組付けることができる。又、抜け止め部材にストッパ部分を一体に形成したので、組付け後において、このストッパ部分がオープンレバーの支持部材と当接することで抜け止め部材の長穴から貫通孔へのスライドを規制して、オープンロッドのオープンレバーからの脱落を防止できる。これにより、オープンロッドをオープンレバーに比較的に容易な組付け作業で連結することができると共にオープンロッドの向きに関係なくオープンロッドをオープンレバーから脱落しにくくすることができる。
【0033】
又、本発明によれば、抜け止め部材を、オープンロッドにかしめられるツバ付きのピンとしたので、このピンのかしめによりオープンロッドをオープンレバーに連結することになり、連結部位の高さ方向寸法を最小限に抑えることができる。これにより、例えば、車両ドアに設けられるウインドガラス等との干渉を回避する等、スペース的に有利なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ドアロック装置を搭載した車両ドアの正面図である。
【図2】本発明に係る車両用ドアロック装置の正面図である。
【図3】本発明に係る車両用ドアロック装置の側面図である。
【図4】本発明に係る車両用ドアロック装置のラッチ機構を示す正面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】本発明に係る車両用ドアロック装置のオープンレバーとロープンロッドの連結構造を示す正面図である。
【図7】本発明に係る車両用ドアロック装置のオープンレバーとオープンロッドの作動を示す図6に相当する正面図である。
【符号の説明】
7 オープンロッド
42 オープンレバー
71 ピン(ツバ付抜け止め部材)
42c 長穴
42d 貫通孔
71a 軸部分
71b ツバ部分
71c 突起部分(ストッパ部分)
Claims (2)
- 車両ドアに取り付けられた操作ハンドルにオープンロッドを介して連結されたオープンレバーを備える車両用ドアロック装置において、
前記オープンロッドの端部に対して軸部分とこの軸部分より大径のツバ部分とを備えた抜け止め部材が立設され、
前記オープンレバーが、ピンによって回動自在に支持され、スプリングにより回動方向での初期位置に回動付勢され、
前記オープンレバーの腕部分に前記ピンを中心とする円弧状の長穴が形成され、この長穴のうち前記スプリングによる回動付勢力によるオープンレバーの回動方向の上手側の端部と連続する位置に前記長穴の幅より大きい直径となる貫通孔が形成されると共に、前記長穴は前記抜け止め部材のツバ部分の直径より小さい幅で形成され、前記貫通孔は前記ツバ部分の直径より大きい直径で形成され、
前記初期位置における前記オープンレバーの貫通孔の前記回動方向の上手側に重合する位置にオープンレバーの支持部材が配置され、
前記貫通孔から挿通した前記抜け止め部材のツバ部分が前記長穴において抜け止め状態にあり、前記オープンレバーが前記初期位置にある状態では前記抜け止め部材のストッパ部分が前記支持部材の側面に当接することにより貫通孔側への移動が規制される車両用ドアロック装置。 - 前記抜け止め部材の軸部分が前記オープンロッドにかしめられて立設され、前記ツバ部分より軸方向において前記軸部分と反対方向に突出する前記ストッパ部分を一体に備えている請求項1記載の車両用ドアロック装置。
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JPH11303484A JPH11303484A (ja) | 1999-11-02 |
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