JPH0538996Y2 - - Google Patents

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JPH0538996Y2
JPH0538996Y2 JP3686689U JP3686689U JPH0538996Y2 JP H0538996 Y2 JPH0538996 Y2 JP H0538996Y2 JP 3686689 U JP3686689 U JP 3686689U JP 3686689 U JP3686689 U JP 3686689U JP H0538996 Y2 JPH0538996 Y2 JP H0538996Y2
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support bracket
teeth
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bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用シートスライダーのロツク
構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来、自動車用シートスライダーにおいて、第
8図及び第9図に示すように、ロアレール1とア
ツパーレール2とを備え、上記ロアレール1に、
多数の係止孔3aを有するストツパーブラケツト
3が固定され、上記アツパーレール2にサポート
ブラケツト4が固定され、該サポートブラケツト
4の一対のフランジ部4a,4aで、手操作用ス
ライドレバー5が回転自在に支持され、該スライ
ドレバー5に、上記サポートブラケツト4の一対
のフランジ部4a,4aの間で、上記ストツパー
ブラケツト3の係止孔3aに係合可能な歯部6a
を形成したロツクプレート6が固定され、上記サ
ポートブラケツト4に、該ロツクプレート6の歯
部6aと噛み合う歯部4bが形成されてなるもの
が実用化されている。
上記サポートブラケツト4の歯部4bにロツク
プレート6の歯部6aを噛み合わせるのは、ロツ
クプレート6の軸方向の移動を規制してガタつき
を防止するため、及びアツパーレール2にスライ
ド方向の大荷重が作用したときにロツクプレート
6の歯部6aの変形を防止するためである。
そして、このようなガタつき防止や変形防止の
ために、従来では、サポートブラケツト4の歯部
4bとロツクプレート6の歯部6aとの噛み合わ
せ隙間tをほぼ零に設定していた。
ところが、サポートブラケツト4とロツクプレ
ート6はそれぞれ金属製であるから、歯部4b,
6aは常に金属接触状態となり、ガタつき感が大
きく感じられると共に、接触異音が発生しやすい
という問題があつた。
そこで本出願人は、上記のような自動車用シー
トスライダーにおいて、サポートブラケツトの一
対のフランジ部とロツクプレートとの間に、該ロ
ツクプレートの軸方向の移動を規制する合成樹脂
製のワツシヤーがそれぞれ介設されると共に、該
ロツクプレートの歯部と上記サポートブラケツト
の歯部との間に、上記ロツクプレートの移動許容
隙間よりも大きい隙間が形成されていることを特
徴とするロツク構造を提案した。
これによれば、サポートブラケツトとロツクプ
レートとの間に合成樹脂製のワツシヤーが介設さ
れているから、ワツシヤーの弾力によりロツクプ
レートの軸方向の移動が規制され、ロツクプレー
トのガタつきが減少してガタつき感が少なくな
る。
また、ロツクプレートの歯部とサポートプレー
トの歯部との隙間は、ロツクプレートの移動許容
隙間よりも大きく設定されているから、常時は金
属同士が接触しないので接触異音が発生せず、一
方、アツパーレールにスライド方向の大荷重が作
用したとき合成樹脂製のワツシヤーがたわんで、
ロツクプレートの軸方向に移動し、両歯部が接触
することにより、ロツクプレートの歯部の変形を
防止することができる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記ワツシヤーがいわゆるドーナツ
形状である場合、サポートブラケツトの一対のフ
ランジ部の間に2個のワツシヤーを配置し、スラ
イドレバーを、これらを貫通させ、その後にスラ
イドレバーにロツクプレートを嵌めることにより
組付ける必要があるから、組付け性が悪いうえ、
ワツシヤーが耐熱性に乏しい合成樹脂製であるの
で、スライドレバーとロツクプレートを溶接でき
ず、スプリングピンやカシメ等で固定しなければ
ならず、この点でも組付け性が悪いという問題が
生じる。
本考案は上記問題を解決するためになされたも
ので、特にワツシヤーの形状を工夫して、組付け
性の向上を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、ロアレールとアツパーレー
ルとを備え、上記ロアレールに、多数の係止孔を
有するストツパーブラケツトが固定され、上記ア
ツパーレールにサポートブラケツトが固定され、
該サポートブラケツトの一対のフランジ部で、手
操作用スライドレバーが回転自在に支持され、該
スライドレバーに、上記サポートブラケツトの一
対のフランジ部の間で、上記ストツパーブラケツ
トの係止孔に係合可能な歯部を形成したロツクプ
レートが固定され、上記サポートブラケツトに、
該ロツクプレートの歯部と噛み合う歯部が形成さ
れてなる自動車用シートスライダーにおいて、上
記サポートブラケツトの一対のフランジ部とロツ
クプレートとの間に、半径方向の一部が切欠かれ
て上記スライドレバーに半径方向から嵌め合わせ
られ、該ロツクプレートの軸方向の移動を規制す
る合成樹脂製のワツシヤーがそれぞれ介設される
と共に、該ロツクプレートの歯部と上記サポート
ブラケツトの歯部との間に、上記ロツクプレート
の移動許容隙間よりも大きい隙間が形成されてい
ることを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) 本考案は、合成樹脂製のワツシヤーの半径方向
の一部を切欠くことにより、スライドレバーに半
径方向から嵌め合わせることができるから、スラ
イドレバー、ロツクプレート、サポートブラケツ
トを組付けた後、ワツシヤーの組付けができるの
で、組付け性が良好となる。
また、耐熱性に乏しい合成樹脂製のワツシヤー
を後で組付けることができるから、スライドレバ
ーとロツクプレートの組付けを溶接で行なえ、組
付け後に塗装を同時に行なえるので、これらの組
付け性も向上する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第4図〜第7図に示すように、自動車用シート
に設けられるシートスライダーは、車体フロア側
に固定されるロアレール11とシートクツシヨン
の下面に固定されるアツパーレール12とで構成
され、ロアレール11にアツパーレール12が前
後動自在に嵌合されて、シートクツシヨンが前後
方向へスライドされるようになつている。
上記ロアレール11の下面には、前後方向に多
数の係止孔13a,……,13aを有するストツ
パーブラケツト13が固定されている。
上記アツパーレール12の外側面には、長手方
向の後寄り位置にコ字状のサポートブラケツト1
4が固定され、前寄り位置にL字状のブラケツト
15が固定され、サポートブラケツト14の一対
のフランジ部14a,14aとブラケツト15で
手操作用スライドレバー16が回転自在に支持さ
れ、該スライドレバー16の前端部には、手操作
ノブ17が取付けられている。
上記スライドレバー16には、上記ブラケツト
14の一対のフランジ部14a,14aの間で、
複数の歯部18aが形成されたロツクプレート1
8が固定されている。
上記サポートブラケツト14の下部には、上記
ロツクプレート18の歯部18aと噛み合う複数
の歯部14bが形成されている。
上記サポートブラケツト14の一対のフランジ
部14a,14aとロツクプレート18との間に
は、第3図に示すように、スライドレバー16に
嵌合されて、ロツクプレート18の軸方向の移動
を規制する合成樹脂製のワツシヤー19,19が
それぞれ介設されている。
そして、ロツクプレート18の歯部18aと上
記サポートブラケツト14の歯部14bとの間に
は、ロツクプレート18の移動許容隙間t′よりも
大きい隙間t″が形成されている。
一方、レール方向に伸長する細棒状のトーシヨ
ンバー20が設けられ、該トーシヨンバー20の
一端部20aはL字状に折曲され、上記ロツクプ
レート8に明けた小孔18bに、内側から外側に
向かつて掛け止められている。
また、トーシヨンバー20の他端部20bもL
字状に折曲されて、上記ブラケツト15に掛け止
められている。
そして、このトーシヨンバー10によりロツク
プレート18の歯部18aが上記ストツパーブラ
ケツト13の係止孔13aの1つ(実際にはロツ
クプレート18の歯部18aの数)に係合するロ
ツク方向にスライドレバー16が付勢されてい
る。このロツクプレート18がストツパーブラケ
ツト13の係止孔13aに係合した状態ではアツ
パーレール(シートクツシヨン)12は当該位置
にロツクされる(第4図参照)。
手操作ノブ17の操作でトーシヨンバー20の
付勢力に抗してスライドレバー16を回転させる
と、ロツクプレート18がストツパーブラケツト
13の係止孔13aから抜けてアンロツク方向に
揺動され、アツパーレール(シートクツシヨン)
12は前後方向へスライド可能となる(第5図参
照)。
しかして、サポートブラケツト14のフランジ
部14a,14aとロツクプレート18との間に
介設した合成樹脂製のワツシヤー19,19の弾
力により、ロツクプレート18の軸方向の移動が
規制されるので、ロツクプレート18のガタつき
が減少する。
また、ロツクプレート18とサポートプレート
14の両歯部18a,14bとの隙間t″は、ロツ
クプレート18の移動許容隙間t′よりも大きいか
ら、金属製のロツクプレート18とサポートプレ
ート14とは常時は接触しないので、接触異音が
発生しない。
さらに、アツパーレール12にスライド方向の
大荷重が作用した場合、合成樹脂製のワツシヤー
19,19がたわむので、ロツクプレート18が
軸方向に移動し、両歯部18a,14bがここで
初めて接触し、ロツクプレート18の歯部18a
の変形が防止されるようになる。
一方、上記各ワツシヤー19は、第1図に示す
ように、半径方向の一部に切欠き19aが形成さ
れ、該切欠き19aにより、スライドレバー16
に半径方向から嵌め合わせることができる。
なお、各ワツシヤー19は、二点鎖線で示すよ
うに、連結片19bで一体的に連結しても良い。
したがつて、第2図に示すように、まずアツパ
ーレール12にサポートブラケツト14を溶接
し、このサポートブラケツト14にスライドレバ
ー16を貫通させて、サポートブラケツト14の
フランジ部14a,14a間のスライドレバー1
6にロツクプレート18を嵌め、ロツクプレート
18をスライドレバー16に溶接する。
ついで、この組立体を塗装した後、第1図に示
すように、サポートブラケツト14のフランジ部
14a,14aとロツクプレート18との間隙に
半径方向からワツシヤー19,19を差し込み、
切欠き19aからスライドレバー16に嵌め合わ
せると、ワツシヤー19の組付けが完了する。
ワツシヤー19が上記のような構成であると、
アツパーレール12にサポートブラケツト14を
溶接し、サポートブラケツト14にスライドレバ
ー16を貫通させて、スライドレバー16にロツ
クプレート18を嵌めて溶接した後に、ワツシヤ
ー19を組付けられるので、ワツシヤー19の組
付け性が良好である。
また、耐熱性に乏しい合成樹脂製のワツシヤー
19を組付けを後からできるので、スライドレバ
ー16とロツクプレート18の組付けを溶接で行
なえ、アツパーレール12、サポートブラケツト
14、スライドレバー16、ロツクプレート18
の塗装を同時に行なえるので、これらの組付け性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロツク構造のワツシヤー
組付け要領を示す斜視図、第2図は第1図のワツ
シヤー組付け前の部品組付け要領を示す斜視図、
第3図は本考案に係るロツク構造の側面図、第4
図はロツクプレートのロツク時の第7図の−
線に相当する拡大断面図、第5図はロツクプレー
トのアンロツク時の第7図の−線に相当する
拡大断面図、第6図はロツク構造を採用したシー
トスライダーの平面図、第7図は第6図の側面
図、第8図は従来のロツク構造の第7図の−
線に相当する断面図、第9図は第8図の側面図で
ある。 11……ロアレール、12……アツパーレー
ル、13……ストツパーブラケツト、13a……
係止孔、14……サポートブラケツト、14a…
…フランジ部、16……スライドレバー、18…
…ロツクプレート、19……ワツシヤー、19a
……切欠き、20……トーシヨンバー、t′,t″…
…隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロアレールとアツパーレールとを備え、上記ロ
    アレールに、多数の係止孔を有するストツパーブ
    ラケツトが固定され、上記アツパーレールにサポ
    ートブラケツトが固定され、該サポートブラケツ
    トの一対のフランジ部で、手操作用スライドレバ
    ーが回転自在に支持され、該スライドレバーに、
    上記サポートブラケツトの一対のフランジ部の間
    で、上記ストツパーブラケツトの係止孔に係合可
    能な歯部を形成したロツクプレートが固定され、
    上記サポートブラケツトに、該ロツクプレートの
    歯部と噛み合う歯部が形成されてなる自動車用シ
    ートスライダーにおいて、 上記サポートブラケツトの一対のフランジ部と
    ロツクプレートとの間に、半径方向の一部が切欠
    かれて上記スライドレバーに半径方向から嵌め合
    わせられ、該ロツクプレートの軸方向の移動を規
    制する合成樹脂製のワツシヤーがそれぞれ介設さ
    れると共に、該ロツクプレートの歯部と上記サポ
    ートブラケツトの歯部との間に、上記ロツクプレ
    ートの移動許容隙間よりも大きい隙間が形成され
    ていることを特徴とする自動車用シートスライダ
    ーのロツク構造。
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