JP3719916B2 - 車両用シート係合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、リクライニングアジャストなどと呼ばれる車両用背凭シートの傾斜角度を変更して保持する係合装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来公知の実開昭56−63634号公報には、車体側に固定のストライカと、シート側のボディに回動自在に軸着され前記ストライカと係合する複数の係合溝を長さ方向に並設した係合部材とからなる車両用シート係合装置について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例の係合部材は、操作用のつまみにより係合部材を操作しないと、係合しないため、操作が面倒であるという課題がある。
即ち、係合部材を係合および解除の両方で、一々操作する必要があるので、操作が面倒である。
【0004】
【発明の目的】
操作性の向上、構成の簡素化、コスト削減。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体側に固定のストライカ2と、シート側のボディ1に軸5により回動自在に軸着され前記ストライカ2と係合する複数の係合溝を長さ方向に並設した係合部材4とを有し、前記係合溝は、ストライカ2側の手前側係合溝7の後側内周面11の下部に対して奥側に形成した奥側係合溝8の前側内周面14の下部を高く形成し、前記手前側係合溝7から前記奥側係合溝8の間は奥側に至るに従い高くなるように傾斜させ、前記係合部材4は、前記手前側係合溝7より先端側の下面側にストライカ2が進入して当接すると、前記係合部材4を係合離脱方向に回動させるように作用する先端に至るに従い高くなる傾斜の傾斜案内面6を形成し、前記係合部材4はバネ33により常時係合方向に回動するように付勢すると共に前記後側内周面11の下部に形成した当接部32を前記ボディ1側に形成したストッパー面31に当接させて前記傾斜案内面6を作用させるように構成した車両用シート係合装置としたものである。
本発明は、前記ストッパー面31は、前記ボディ1に取付けるカバー21のカバー側ストライカ進入溝30の下方に形成した車両用シート係合装置としたものである。
本発明は、前記ストッパー面31は、金属板により形成した前記カバー21を屈曲させて形成した車両用シート係合装置としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の一実施例を図面により説明すると、1はラッチ装置(ロック装置)Lのボディであり、その上下中間部に車体に固定したストライカ2が進入するボディ側ストライカ進入溝3を形成する。
ボディ1にはフック形状の係合部材(ラッチ)4を係合部材取付軸5により取付ける。係合部材4は、その先端下面側に先端に至るに従い高くなる傾斜の傾斜案内面6を形成する。傾斜案内面6はストライカ2が進入して当接すると、係合部材4を上方(係合離脱方向)回動させるように作用する傾斜面に形成する。
【0007】
傾斜案内面6の係合部材取付軸5側の係合部材4には前記ストライカ2が係合する第一段係合溝(ラッチ溝)7を形成し、第一段係合溝7と前記係合部材取付軸5の間に前記ストライカ2が係合する第二段係合溝(ラッチ溝)8を形成する。第二段係合溝8の奥側の係合部材4には前記ストライカ2が突き当たる突当面9を形成し、ストライカ2が突当面9に突き当たった状態で第二段係合溝8が係合する。なお、前記第一段係合溝7と前記第二段係合溝8の間に前記ストライカ2が係合する係合溝を複数形成してもよい。
しかして、前記第一段係合溝7は、ストライカ2側に位置する前側内周面10と奥側の後側内周面11とを有するが、前記後側内周面11の下端を前記前側内周面10の下端より下方に位置するように形成し、ストライカ2が傾斜案内面6と前側内周面10の下端を通過したとき、後側内周面11に必ず当たるようにしている。
【0008】
また、前記後側内周面11は、係合状態のとき、下方に至るに従い後側になるように直線または円弧状に傾斜させ、前側内周面10と後側内周面11の前後幅は上方に至る従い狭く形成し、ストライカ2が第一段係合溝7(第二段係合溝8)の上部に隙間を残して前側内周面10と後側内周面11の両者に当接して係合するように形成している。
しかして、前記後側内周面11の下部の一部は後退面12に形成する。後退面12は、ストライカ2が傾斜案内面6と前側内周面10の下端を通過したとき、ストライカ2が当接する後側内周面11の下側部分に形成する。後退面12は後側内周面11の上下中間所定部分から下方に至るに従い後側になるように直線状または円弧状に傾斜させて形成する。即ち、第一段係合溝7に係合するストライカ2の係合位置よりも側面視後退面12を奥側に位置させ、ストライカ2が係合部材4に当たる反動でストライカ2が前側に移動しようとするのを、第一段係合溝7に係合する所定係合位置よりも後退面12により奥側にまで一旦ストライカ2を移動させることで、係合部材4が下方回動して係合するまで時間を稼いで、係合を確実にする。
【0009】
また、後側内周面11は下方に至るに従い後側になるように直線状または円弧状に傾斜し、後退面12は後側内周面11よりも後側(奥側)に位置させて、ストライカ2との係合係合状態から非係合状態にする上方回動するとき、後側内周面11がストライカ2から離れるように構成する。
しかして、後側内周面11(後退面12)の下部は前記第二段係合溝8の前側内周面14の下部より低く、後側内周面11(後退面12)の下部と前記第二段係合溝8の前側内周面14の間は後側に至るに従い高くなるように傾斜させる。この場合、ボディ1には側面視第二段係合溝8の奥側部分と重合するように弾性部材15を設けて、この弾性部材15にストライカ2を突き当たらせ、第二段係合溝8と弾性部材15とによりストライカ2を挟持するようにしても良い。
【0010】
しかして、前記係合部材4の側面には裏側に突出する軸形状の係合体17を設け、係合体17には開放用レバー18のレバー部19を係合体17との間に所定の隙間70を設けて臨ませる。前記開放用レバー18は軸20によりカバー21に回動自在に取付け、開放用レバー18には操作ロッド22の一端を取付け、操作ロッド22の他端は任意のノブ等の操作部材23に係止する。24は前記開放用レバー18に設けた規制体であり、カバー21に設けた係合孔25に係合させ、開放用レバー18の逆転を規制する。
なお、前記開放用レバー18はボディ1側に設けても良い。
【0011】
しかして、係合部材4は、前記ストライカ2がストライカ進入溝3に進入すると、最初は傾斜案内面6により案内されて上動し、ストライカ2が第一段係合溝7の下方に至ると係合し、次ぎに、操作ロッド22により係合部材4を上動させると、ストライカ2は移動可能になって、奥側に進入させると、第二段係合溝8に係合する。
しかして、前記カバー21には前記ボディ1側ストライカ進入溝3に対応するカバー側ストライカ進入溝30を形成し、該カバー側ストライカ進入溝30の下方にはカバー側ストライカ進入溝30の長さ方向に略平坦なストッパー面31を設け、ストッパー面31に係合部材4の係合部材取付軸5を中心に回動させたとき最も低い部分(実施例では後側内周面11の下部)の当接部32を当接させて、傾斜案内面6にストライカ2が当接すると係合部材4を上方回動させるように待機位置に待機させる。33は前記係合部材4を常時下方(係合方向)回動するように付勢するバネである。
なお、前記ストッパー面31はボディ1側に設けても良い。
【0012】
しかして、ラッチ装置Lは、前記のように前記ボディ1と前記カバー21と係合部材4により構成し、これらは、夫々係合部材取付軸5のみにより組立て、この状態のラッチ装置Lを車体に設けた車両用シート35の背凭シート36の側面にボルト、螺子等の止着具37により取付ける。
即ち、ボディ1およびカバー21には、夫々取付孔38、39を複数形成し、取付孔38と取付孔39に挿通した止着具37を背凭シート36側に螺合させることによって、ラッチ装置Lを背凭シート36に取付けるだけでなく、ボディ1とカバー21との取付けも強固にしている。
【0013】
この場合、カバー21は、前記ボディ1に対して所定間隔を有するように、カバー側ストライカ進入溝30を形成した中間板部40の上部にボディ1側に屈曲させてボディ1と平行となる上側取付部41を、中間板部40の下部に下側取付部42を設け、該上側取付部41と下側取付部42に前記取付孔39を形成する。また、前記中間板部40に対して下側取付部42を屈曲させた部分が前記ストッパー面31となって、構成を簡素にしている。
また、ボディ1の所定位置の周縁にはカバー21側に突き出るフランジ部43を設け、ボディ1とカバー21の中間板部40の間の内部に異物が混入するのを防止する。
【0014】
44は位置決め用のボディ1に形成したボディ側位置決め用係合部材、45はボディ側位置決め用係合部材44が係合するカバー21に形成したカバー側位置決め用係合部材である。
また、前記背凭シート背凭シート36は座席シート46に回動自在に取付ける。実施例では、車両用シート35は2列目以降のシートに構成し、背凭シート36の傾斜角度を2段階に変更する。47は背凭シート36の背凭骨格フレーム、48は車体側に固定する固定用ブラケットである。
【0015】
【作用】
以上の構成であり、傾斜案内面6にストライカ2が当接すると係合部材4を上方回動させるように待機位置に待機させるカバー21に設けたストッパー面31に、係合部材4の最も低い後側内周面11の下部の当接部32を当接させて待機させており、バネ33により係合部材4は常時下方回動するように付勢されているから、前倒し状態の背凭シート36を起こすと、ボディ1のストライカ進入溝3にストライカ2が進入し、ストライカ2は係合部材4の傾斜案内面6に当接し、傾斜案内面6は係合部材4をバネ33に抗して係合部材取付軸5中心に上方回動させるように案内し、ストライカ2が傾斜案内面6を通過して第一段係合溝7の下方に至ると、係合部材4はバネ33の弾力により係合する。
【0016】
したがって、カバー21のストッパー面31により傾斜案内面6が作用するように待機させているから、背凭シート36を起立させたときは、何の操作をすることなく、起立させただけで、係合部材4はストライカ2に係合し、操作性を向上させる。
しかして、係合部材4の第一段係合溝7の係合部材取付軸5側には別の第二段係合溝8が形成され、係合部材4の係合体17には、他端は任意のノブ等の操作部材23に係止した開放用レバー18のレバー部19を臨ませているから、開放用レバー18を操作ロッド22により上動させると、開放用レバー18のレバー部19は係合体17を上方に牽引し、これにより係合部材4は係合部材取付軸5中心に上方回動して、第一段係合溝7よりストライカ2を離脱させる。
【0017】
この場合、レバー部19は係合体17との間に所定の隙間70を設けているから、開放用レバー18のレバー部19が所定量回動した後係合体17に当接して回動させる。
したがって、レバー部19から操作部材23までの間の製造誤差等により発生する長さの相違があっても、隙間70がこれを吸収し、操作部材23は常時一定位置に位置させることができ、かつ、確実に操作を伝達する。
次ぎに、この状態で、背凭シート36を後側に倒すと、ストライカ2はストライカ進入溝3の最奥位置まで進入し、係合部材4の第二段係合溝8の奥の突当面9に当接し、次ぎに、開放用レバー18を離すと、係合部材4の第二段係合溝8がストライカ2に係合し、2段目の位置にて背凭シート36を保持する。
【0018】
しかして、係合部材4の第一段係合溝7は、ストライカ2側に位置する前側内周面10と係合部材取付軸5側に位置する後側内周面11とを有するが、後側内周面11の下端を前記前側内周面10の下端より下方に位置するように形成しているから、ストライカ2が傾斜案内面6に当接し、係合部材4を上方回動させつつストライカ2が進入して前側内周面10の下端を通過したとき、ストライカ2は後側内周面11に必ず当たる。
したがって、背凭シート36を起立させると、係合操作が不要なだけでなく、必ず、一段目の第一段係合溝7に係合する。
【0019】
しかして、第一段係合溝7の後側内周面11は下方に至るに従い後側になるように直線または円弧状に傾斜させ、前側内周面10と後側内周面11の前後幅は上方に至る従い狭く形成しているから、係合部材4が下方回動して、第一段係合溝7がストライカ2の上方から係合すると、ストライカ2は第一段係合溝7の上部に隙間を残して前側内周面10と後側内周面11の両者に当接して係合する。したがって、係合状態で係合部材4ががたつくのを防止する。
しかして、第一段係合溝7の後側内周面11の下部は、側面視、ストライカ2の係合位置よりも奥側に位置する後退面12に形成しているから、ストライカ2は本来の係合位置よりも一旦奥まで進入し、係合部材4が下方回動して係合するまで時間を稼いで、係合を確実にする。
【0020】
即ち、ストライカ2がストライカ進入溝3に進入して係合部材4に当たったとき、ストライカ2はその反動で前側に移動しようとするから、反動が大きいときには、第一段係合溝7の下方より手前側にストライカ2が位置して空振りになることがあるが、所定係合位置よりも奥側の後退面12によりストライカ2を係合位置よりも一旦奥まで進入させるので、反動で戻ってもなお第一段係合溝7の下方に位置させて、第一段係合溝7を係合させる。したがって、後退面12により係合部材4が下方回動して係合するまで時間を稼いで、係合を確実にする。
しかして、後側内周面11は下方に至るに従い後側になるように直線または円弧状に傾斜し、後側内周面11の一部である後退面12は所定係合位置よりも後側(奥側)に位置させているから、ストライカ2との係合状態から非係合状態に係合部材4を上方回動させたとき、後側内周面11はストライカ2から離れる。したがって、ストライカ2と係合部材4の相対位置を変化させずに、離脱させるので、非係合操作のとき、操作荷重を重くしない。
【0021】
即ち、後側内周面11が実施例と反対に、前側に傾斜させると、後側内周面11はストライカ2を押しながら離脱することになるので、着座者の背中を押しながら移動することになって、その分操作荷重が重くなるが、これを解消する。
しかして、後側内周面11(後退面12)の下部は前記第二段係合溝8の前側内周面14の下部より低く、後側内周面11(後退面12)の下部と前記第二段係合溝8の前側内周面14の間は後側に至るに従い高くなるように傾斜させているから、不慮の原因により係合状態で係合部材4が上下に振動しても、第一段係合溝7から外れて第二段係合溝8に係合することはない。また、後側内周面11(後退面12)の下部と前記第二段係合溝8の前側内周面14の間は後側に至るに従い高くなるように傾斜させているから、第二段係合溝8から離脱させるとき、ストライカ2は最も低い後側内周面11の下部を通過することになって第一段係合溝7に係合することも無く、ワンモーションでストライカ2をフリー状態にする。
【0022】
しかして、前記のように、後側内周面11(後退面12)の下部は前記第二段係合溝8の前側内周面14の下部より低く、後側内周面11(後退面12)の下部と前記第二段係合溝8の前側内周面14の間は後側に至るに従い高くなるように傾斜させているから、係合部材4の最も低い後側内周面11の下部の当接部32をカバー21の上面に当接させると、傾斜案内面6にストライカ2が当接すると係合部材4を上方回動させるように待機位置に待機させる。
したがって、倒伏上体から起こすとき、傾斜案内面6によって係合させるための操作が不要なだけでなく、起立状態から倒伏させたときも、係合部材4はストッパー面31とバネ33の作用により初期自動復帰し、係合待機操作をも不要にする。
【0023】
このストッパー面31は、ボディ1に取付けるカバー21を屈曲形成して構成しているから、ボディ1にカバー21を取付けるだけで良く、製造組立てが容易である。
しかして、ラッチ装置Lは、ボディ1とカバー21との間に係合部材4を挟持して構成し、ボディ1とカバー21と係合部材4とは、夫々係合部材取付軸5のみにより組立てるから、組立ての際の止着部が係合部材取付軸5の一か所なので、組立てが非常に容易である。
そして、この状態のラッチ装置Lは、ボディ1とカバー21に設けた数カ所の取付孔39を止着具37により車体に設けた車両用シート35の背凭シート36の側面に取付けるから、ボディ1とカバー21は数カ所で固定され、組立て強度が強固になり、しかも、背凭シート36への組み付け作業も兼用して、作業を容易にして効率を向上させる。
【0024】
しかして、カバー21は、ボディ1に対して所定間隔を有するように、カバー側ストライカ進入溝30を形成した中間板部40の上部にボディ1側に屈曲させてボディ1と平行となる上側取付部41を、中間板部40の下部に下部に下側取付部42を夫々設け、ボディ1の所定位置の周縁にはカバー21側に突き出るフランジ部43を設けているから、ボディ1とカバー21とを係合部材取付軸5により止めたとき、カバー21の周縁がフランジ部43に当たって、ボディ1とカバー21とが係合部材取付軸5を中心に互いに回転するのを防止して、組み付け作業を容易にする。
また、ボディ1にボディ側位置決め用係合部材44を、カバー21にボディ側位置決め用係合部材44が係合するカバー側位置決め用係合部材45を設けているから、ボディ1とカバー21を係合部材取付軸5により止着するとき、一層止着作業を容易にする。
【0025】
しかして、カバー21は、中間板部40の上下側を屈曲させて上側取付部41と下側取付部42を夫々形成し、前記中間板部40に対して下側取付部42を屈曲させた部分をストッパー面31に構成しているから、合理的な構成となって、製造を容易にし、部品点数を減少させる。
また、ボディ1の所定位置の周縁に前記フランジ部43を設けているから、フランジ部43はカバー21をボディ1に対して回転させないだけでなく、ボディ1とカバー21の中間板部40の間の内部に異物が混入するのも防止する。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、車体側に固定のストライカ2と、シート側のボディ1に軸5により回動自在に軸着され前記ストライカ2と係合する複数の係合溝を長さ方向に並設した係合部材4とを有し、前記係合溝は、ストライカ2側の手前側係合溝7の後側内周面11の下部に対して奥側に形成した奥側係合溝8の前側内周面14の下部を高く形成し、前記手前側係合溝7から前記奥側係合溝8の間は奥側に至るに従い高くなるように傾斜させ、前記係合部材4は、前記手前側係合溝7より先端側の下面側にストライカ2が進入して当接すると、前記係合部材4を係合離脱方向に回動させるように作用する先端に至るに従い高くなる傾斜の傾斜案内面6を形成し、前記係合部材4はバネ33により常時係合方向に回動するように付勢すると共に前記後側内周面11の下部に形成した当接部32を前記ボディ1側に形成したストッパー面31に当接させて前記傾斜案内面6を作用させるように構成した車両用シート係合装置としたものであるから、ストッパー面31により傾斜案内面6が作用するように待機させているので、背凭シート36を起立させるときは、起立させる以外に何の操作をすることなく、係合部材4とストライカ2とを係合させ、操作性を向上させる。
本発明は、前記ストッパー面31は、前記ボディ1に取付けるカバー21のカバー側ストライカ進入溝30の下方に形成した車両用シート係合装置としたものであるから、合理的な構成となって、製造を容易にし、部品点数を減少させる。
本発明は、前記ストッパー面31は、金属板により形成した前記カバー21を屈曲させて形成した車両用シート係合装置としたものであるから、プレス加工により製造でき、製造を簡単にして、コストを低くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 係合装置の分解斜視図。
【図2】 係合装置の組立状態斜視図。
【図3】 初期待機状態の係合装置の一部省略側面図。
【図4】 ストライカが何れかの係合溝に係合した想定の側面図。
【図5】 シートの斜視図。
【図6】 係合装置を取付けるフレームの一例を示す斜視図。
【図7】 ストライカ進入前の側面図。
【図8】 ストライカが後退面に当接した状態の側面図。
【図9】 ストライカが係合溝に進入する状態の側面図。
【図10】 ストライカが係合溝に係合した状態の側面図。
【符号の説明】
1…ボディ、2…ストライカ、3…ストライカ進入溝、4…係合部材、5…係合部材取付軸、6…傾斜案内面、7…第一段係合溝、8…第二段係合溝、9…突当面、10…前側内周面、11…後側内周面、12…後退面、15…弾性部材、17…係合体、18…開放用レバー、19…レバー部、20…軸、21…カバー、22…操作ロッド、23…操作部材、24…規制体、25…係合孔、30…カバー側ストライカ進入溝、31…ストッパー面、32…当接部、33…バネ、36…背凭シート、37…止着具、38…取付孔、39…取付孔、40…中間板部、41…上側取付部、42…下側取付部、43…フランジ部、44…ボディ側位置決め用係合部材、45…カバー側位置決め用係合部材、70…隙間。

Claims (3)

  1. 車体側に固定のストライカ2と、シート側のボディ1に軸5により回動自在に軸着され前記ストライカ2と係合する複数の係合溝を長さ方向に並設した係合部材4とを有し、前記係合溝は、ストライカ2側の手前側係合溝7の後側内周面11の下部に対して奥側に形成した奥側係合溝8の前側内周面14の下部を高く形成し、前記手前側係合溝7から前記奥側係合溝8の間は奥側に至るに従い高くなるように傾斜させ、前記係合部材4は、前記手前側係合溝7より先端側の下面側にストライカ2が進入して当接すると、前記係合部材4を係合離脱方向に回動させるように作用する先端に至るに従い高くなる傾斜の傾斜案内面6を形成し、前記係合部材4はバネ33により常時係合方向に回動するように付勢すると共に前記後側内周面11の下部に形成した当接部32を前記ボディ1側に形成したストッパー面31に当接させて前記傾斜案内面6を作用させるように構成した車両用シート係合装置。
  2. 請求項1において、前記ストッパー面31は、前記ボディ1に取付けるカバー21のカバー側ストライカ進入溝30の下方に形成した車両用シート係合装置。
  3. 請求項2において、前記ストッパー面31は、金属板により形成した前記カバー21を屈曲させて形成した車両用シート係合装置。
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