JP4952310B2 - ロック装置 - Google Patents

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本発明は、主として車両用のシートを車体側にロックし、あるいは、そのロックを解除することができるロック装置に関する。
この種のロック装置としては、例えば特許文献1に開示された技術がある。この技術では、車両用のシート側にロック機構が設けられ、車体のフロア側にストライカーが固定されている。ロック機構は、ベースプレート、ラッチ(フック)、ポールおよびカム部材(追い込み部材)を備えている。ベースプレートは、ストライカーの受け入れが可能な凹部を有する。このベースプレートに対し、フックが支持軸によって回転可能に支持されているとともに、別の支持軸の軸上においてポールおよびカムが相対的に回転できるように支持されている。
フックは、ベースプレートの凹部との間でストライカーを挟持したロック状態、あるいはストライカーを解放したアンロック状態を形成する。ポールは、フックに係合することによって該フックをロック状態に保持する。追い込み部材は、追い込みスプリングの付勢力に基づき、ロック状態のストライカーに押圧力を付与してロック機構側とストライカー側との間のガタを詰めるように機能する。また、追い込み部材にはロック解除の操作力を受ける解除レバー部が一体に形成され、この解除レバー部に操作力が入力されることによって追い込み部材がストライカーに対する押圧力を解放する方向へ回転する。
特開平11−208333号公報
特許文献1の技術では、追い込み部材に解除レバー部が一体に形成されているので、追い込み部材の回転角度を大きくすれば、当然のことながらロック解除時における解除レバー部の回転角度も大きくなって操作荷重が増加する。そこで、解除レバー部の回転角度を所定の範囲内に保つと、今度は追い込み部材がストライカーに押圧力を付与できる領域が狭くなり、ロック機構とストライカーとの両者間におけるガタの吸収代が小さくなる。そのため、ロック機構あるいはストライカーの寸法誤差、あるいは長期間の使用に伴う相互の変形によっては、ガタの吸収が保証されない場合がある。また、ガタの吸収代が小さいことは、ベースプレートの凹部やフックに対してロック操作時の金属接触による異音発生を解消するための樹脂コーティングを採用することも難しい。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ロック解除時の操作荷重を増加させることなく、ロック状態でのロック機構とストライカーとの間におけるガタの吸収代を大きくし、常に良好なガタ詰め機能を確保することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、互いに係止される二部材の一方に設けられたロック機構と、二部材の他方に設けられたストライカーとからなるロック装置であって、ロック機構はベースプレートと、フックと、ポールと、ロックスプリングと、追い込み部材と、追い込みスプリングと、解除レバーとを備えている。
ベースプレートは、ストライカーを受け入れ可能な凹部を有する。フックは、ベースプレートに回転可能に軸支され、この回転によりベースプレートの凹部との間でストライカーを挟持したロック状態、あるいはストライカーから離れたアンロック状態を形成する。ポールは、ベースプレートに軸支され、フックに対して係合可能な位置に回転することにより、フックをロック状態に保持する。ロックスプリングは、フックおよびポールをロック状態またはアンロック状態のいずれかで安定させるように付勢する。追い込み部材は、ベースプレートに軸支され、ロック状態においてストライカーに押圧力を付与する追い込み位置に回転可能である。追い込みスプリングは、追い込み部材を追い込み位置に向かう回転方向へ付勢する。解除レバーは、ベースプレートに軸支され、ロック解除の操作力を受けて回転することにより、追い込み部材に当接して追い込み位置から復帰する方向へ追い込み部材を回転させる。
解除レバーにおいて、その回転軸心からロック解除の操作力の入力点までの距離よりも同じく回転軸心から追い込み部材との当接点までの距離の方が大きく設定されている。
この構成によれば、ロック解除の操作時における解除レバーの操作力の入力点は小さい回転角度であっても、追い込み部材との当接点は大きな回転角度となる。換言すれば、解除レバーの回転角度はこれまでどおりに保ったまま、ロック状態のストライカーに押圧力を付与するための追い込み部材の回転角度を大きく設定することができる。したがって、解除レバーの操作荷重を増加させることなく、ロック状態でのロック機構とストライカーとの両者間におけるガタの吸収代を大きくすることができる。そのため、ロック機構またはストライカーの寸法誤差、あるいは長期間の使用に伴う変形などにかかわらず、良好なガタ詰め機能が保証される。この結果、ベースプレートの凹部やフックに対し、ロック操作時の金属接触による異音発生を解消するための樹脂コーティングを施すことも可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、フックはベースプレートに固定された支持軸に対して回転可能に支持され、この支持軸に追い込み部材が回転可能に支持されている。
この構成により、ロック状態でストライカーから追い込み部材に作用する反力は、ベースプレートに固定された支持軸で受けられ、追い込み部材に作用する反力によってフックの回転に支障をきたすことが解消される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、車両用の格納式シートを表した側面図である。図1で示すシートは、例えば三人掛け用のリヤシートであり、この形式のシートを格納するには、最初にリクライニング装置13を操作し、シートクッション10側へシートバック12を倒し込む。これと併行して、シートクッション10のリヤ側下部とフロア14側とを結合しているロック装置Lのロック解除操作を行う。この後、シートクッション10を、そのフロント側端部を支点として回転させ、シート全体をフロントシート(図示省略)の背面に立てかける。
そのための構造として、シートクッション10(クッションフレーム)のフロント端部は、フロア14に固定されたヒンジブラケット16に対し、ヒンジピン18によって連結されている。ロック装置Lの構成は、シートクッション10(クッションフレーム)のリヤ側下部(二部材の一方)に設けられたロック機構20と、フロア14(二部材の他方)に固定されたストライカー70とに大別される。なお、ヒンジブラケット16およびヒンジピン18による連結構造およびロック装置Lは、シートクッション10の両サイドにそれぞれ配置される。
図2は、ロック機構20のアンロック状態を表した構成図である。図3は、ロック機構20のロック状態を表した構成図である。図4は、図3のA-A矢視方向の断面図である。
これらの図面で示されているロック機構20は、二枚一組のベースプレート21,22、フック30、ポール40、解除レバー50および追い込み部材60を主体として構成されている。
二枚のベースプレート21,22は、相互間に所定の間隔を確保した状態で結合され(図4)、それらの間にフック30、ポール40および追い込み部材60が挟み込まれた状態で組み付けられている。そして、両ベースプレート21,22がシートクッション10(クッションフレーム)に装着される(図1)。なお、図2および図3では、紙面の手前側に位置するベースプレート21を取り除いた状態が示されている。
両ベースプレート21,22は、その下部において下向きに開放した凹部23をそれぞれ備えている。この凹部23は、その開放側からストライカー70を受け入れ可能であり、その受け入れを容易にするために、下方に向かって開口幅が漸増する形状となっている。この凹部23の縁部には、樹脂コーティング24が施されている。この樹脂コーティング24は、後で説明するロック操作時において両ベースプレート21,22とストライカー70との金属接触による異音発生を緩和するためのものである。
図4において上側に位置するベースプレート21は、その右側の縁部が部分的に切り込まれた形状のバネ掛け部25備えている。同じく、このベースプレート21における右寄りの箇所には、所定の範囲で円弧状に延びる貫通孔26が開けられている。この貫通孔26は、ポール40および解除レバー50を回転可能に支持している支持軸46の軸心を中心とした円弧状に設定されている。
フック30および追い込み部材60は、両ベースプレート21,22に両端部が固定された支持軸38の軸上で個別に回転するように支持されている。フック30は、斜め側方に向かって開口したフック凹部31を備えている。このフック凹部31に対し、ベースプレート21,22の凹部23に進入してきたストライカー70が係合し、このストライカー70を凹部23との間で挟持することにより、ロック機構20がロック状態となる(図3)。フック30において、その外周に位置する凹形状の部分の片側斜面がポール40に対する係合面32となっている。しかも、この係合面32に続く上側の外周部がポール40に対する受け面34となっている。また、フック30には、フック軸38と平行な方向へ突出したバネ掛けピン36が設けられている。
なお、ロック操作時におけるフック30とストライカー70との金属接触による異音発生を防止するために、フック凹部31の縁部に対しても樹脂コーティングを施す場合もある。
追い込み部材60には、支持軸38の軸心部からベースプレート21,22の凹部23に向かう方向へ張り出した部分の端面において、ストライカー70と接触可能な円弧状の接触面62が設けられている。追い込み部材60には、支持軸38の軸心部からベースプレート21の貫通孔26に向かう方向へ突出した当接アーム部64が設けられている。そして支持軸38の軸上には、ベースプレート21の外側において捩りコイルバネを用いた追い込みスプリング68が設けられている。この追い込みスプリング68の一端部は追い込み部材60における当接アーム部64の側面に掛けられ、他端部はベースプレート21のバネ掛け部25に掛けられている。この追い込みスプリング68の弾性力により、追い込み部材60が支持軸38の軸心回りに図2の時計回り方向へ付勢されている。
ポール40および解除レバー50は、両ベースプレート21,22に対して回転可能に支持された支持軸46と共に回転するようにそれぞれ支持されている。ポール40の先端部は、フック30の係合面32に接触して該フック30を図3のロック状態に保持するための係止端面42となっている。このポール40には、支持軸46と平行に突出したバネ掛けピン44が設けられている。このバネ掛けピン44とフック30のバネ掛けピン36との間には、引っ張りコイルバネを用いたロックスプリング58が掛けられている。このロックスプリング58の弾性力により、フック30が支持軸38の軸心回りに図2の反時計回り方向へ付勢され、同時ポール40が支持軸46の軸心回りに図2の時計回り方向へ付勢されている。
解除レバー50は、一方のベースプレート21の外側に位置し、その基端部が支持軸46の端部に固定されている(図4)。解除レバー50の先端部は、U形状に折り返されたケーブル結合部52となっている。このケーブル結合部52の結合孔52aには、ロック機構20にロック解除の操作力(引っ張り力)を伝える操作ケーブルCのインナーケーブルC1端部が結合される(図1)。したがって、ロック解除の操作によって操作ケーブルCのインナーケーブルC1が引っ張られると、解除レバー50が支持軸46を通じてとポール40と共に回転する。なお、解除レバー50において、ケーブル結合部52の結合孔52aの中心点が、本発明における「操作力の入力点」に相当する。
図5は、解除レバー50のみを表した外観斜視図である。この図面からも明らかなように解除レバー50には、その基端部において支持軸46を挿通させる軸孔51があり、この軸孔51の近くから側方へ延びるアーム部54が一体に設けられている。アーム部54の先端部には、当接ピン56が固定されている。この当接ピン56はベースプレート21の貫通孔26に挿通され、先端部が両ベースプレート21,22の間に位置している(図4)。この当接ピン56の先端部に対し、追い込みスプリング68によって図2の時計回り方向へ付勢されている追い込み部材60の当接アーム部64が接触して受け止められている。すなわち、当接ピン56と当接アーム部64との接触点が、本発明における「解除レバーと追い込み部材との当接点」に相当する。
図5において、解除レバー50の回転軸心を軸孔51の中心とし、ロック解除操作の入力点を結合孔52aの中心とし、追い込み部材60における当接アーム部64との当接点を当接ピン56の軸心と仮定する。そして、軸孔51の中心から結合孔52aの中心までの距離をS1とし、同じく軸孔51の中心から当接ピン56の軸心までの距離をS2としたとき、これらの関係は(S1<S2)に設定されている。これらの距離S1,S2の差(レバー比)により、ロック解除の操作時における解除レバー50のケーブル結合部52は小さい回転角度であっても、当接ピン56は大きな回転角度となる。
つづいて、ロック装置Lの機能について説明する。
ロック機構20は、図2で示すアンロック状態にあるものとする。このアンロック状態においては、既に述べたようにロックスプリング58の弾性力に基づき、フック30が支持軸38の軸心回りに図面で反時計回り方向へ付勢され、同時にポール40は支持軸46の軸心回りに時計回り方向へ付勢されている。また、追い込み部材60は追い込みスプリング68の弾性力により、支持軸38の軸心回りに反時計回り方向へ付勢されている。この状態において、ポール40はフック30の受け面34に当接することで、ロックスプリング58の付勢力が受け止められ、ポール40の回転位置が規制されている。また、ポール40と同じ支持軸46に固定されている解除レバー50の回転位置も決定されている。一方、追い込み部材60は、その当接アーム部64が解除レバー50の当接ピン56に当接しており、これによって追い込みスプリング68の付勢力が受け止められている。
図1で示すようにシートクッション10をフロア14側に対してロック装置Lによって結合するための操作が行われると、ロック機構20におけるベースプレート21,22の凹部23に対し、フロア14側のストライカー70が相対的に進入してくる。このストライカー70の進入に伴い、フック30のフック凹部31にストライカー70が係合するとともに、フック30を支持軸38の軸心回りに回転させる力が働く。これにより、フック30がロックスプリング58の付勢力に抗して図2の時計回り方向へ回転し、フック凹部31とストライカー70とが係合する。
フック30が図3で示すロック状態まで回転したとき、ロックスプリング58の付勢力を受けているポール40はフック30の受け面34から外れ、その係止端面42がフック30の係合面32に当接した状態まで時計回り方向へ回転する。これにより、フック30が図3の回転位置でロックされ、ロック機構20がロック状態に保持される。また、ポール40と共に解除レバー50が時計回り方向へ回転することにより、そのアーム部54が図3の位置まで回転する。これによって追い込みスプリング68の付勢力を受けている追い込み部材60が、アーム部54の当接ピン56に追従して時計回り方向へ回転する。つまり、追い込み部材60が追い込み位置に向かって回転し、その接触面62がストライカー70に接触する。そして、追い込みスプリング68の付勢力に基づき、追い込み部材60がストライカー70をフック30の逆方向から押圧する。この結果、ストライカー70は、ベースプレート21,22の凹部23と、フック30のフック凹部31と、追い込み部材60の接触面62との三点で強く挟持され、ロック機構20とストライカー70とがガタつきなく結合される。
図3で示すロック状態において、ストライカー70側から追い込み部材60に作用する反力は、ベースプレート21,22に固定された支持軸38で受け止められる。これにより、追い込み部材60に作用する反力がフック30の回転に摺動抵抗を与えることを防止することができる。したがって、つぎに説明するロック解除操作において、ポール40をロックスプリング58の付勢力に抗して図3の反時計回り方向へ回転させている途中で再ロックの操作が行われた場合でも、ポール40はロックスプリング58の付勢力によって再び図3の状態まで円滑に回転する。
また、ロック機構20のロック状態において、ストライカー70は追い込みスプリング68の付勢力を受けている追い込み部材60によってフック30とは逆方向、つまりベースプレート21,22の凹部23から押し出す方向へ押圧されている。このため、ロック状態においても、凹部23とストライカー70とが互いに強く押し付け合うことが回避される。これにより、ベースプレート21,22の樹脂コーティング24がストライカー70との接触によって剥がれることは少なく、その耐久性が高まる。
つづいて、ロック機構20のロック解除について説明する。
ロック解除のための操作により、図1で示す操作ケーブルCのインナーケーブルC1を通じて解除レバー50のケーブル結合部52が図3の左方向へ引っ張られる。これによって解除レバー50およびポール40が、ロックスプリング58の付勢力に抗して支持軸46の軸心回りに反時計回り方向へ回転操作される。ポール40の回転により、その係止端面42がフック30の係合面32から外れ、フック30がロックスプリング58の付勢力によって図2の状態に回転する。これによってフック30のフック凹部31とストライカー70との係合が解除されるとともに、ポール40はフック30の受け面34に当接した図2の状態に保持される。
これと並行して解除レバー50の反時計回り方向への回転により、そのアーム部54が図3の位置から図2の位置まで移動する。この結果、アーム部54の当接ピン56によって追い込み部材60の当接アーム部64が押され、追い込み部材60が追い込みスプリング68の付勢力に抗して追い込み位置から図2の復帰位置まで回転する。したがって、追い込み部材60の接触面62がストライカー70から離れ、追い込みスプリング68の付勢力に基づくストライカー70への押圧力が解放される。
既に説明したように解除レバー50については、その回転軸心からロック解除操作の入力点までの距離S1と、同じく解除レバー50の回転軸心から追い込み部材60における当接アーム部64との当接点までの距離S2との関係が(S1<S2)に設定されている(図5)。これにより、ロック解除の操作時において、支持軸46の軸心を支点とするケーブル結合部52の回転角度を従前どおりの値(15°程度)に保ったまま、同じく支持軸46の軸心を支点とする当接ピン56の回転角度を大きな値(44.3°程度)に設定することが可能となる。したがって、解除レバー50の操作量を増大させることなく、ロック状態において追い込み部材60によってストライカー70を押圧する追い込み量を増大させることができる。この結果、ロック解除時における解除レバー50の操作荷重を増加させることなく、ロック状態でのロック機構20とストライカー70との両者間におけるガタの吸収代を大きくすることができる。
また、ベースプレート21,22の樹脂コーティング26あるいはフック30に対して施される樹脂コーティング(図示省略)については、ロック操作時の金属接触による異音発生を解消するのに有効である反面、塑性変形や摩耗が生じやすい。しかしながら、ロック機構20とストライカー70との間におけるガタの吸収代を増大させることで、難なく樹脂コーティング26等を採用することが可能となる。
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば本実施の形態では、ロック機構20およびストライカー70が個別に設けられる二部材として、格納式シートのシートクッション10およびフロア14を例にとって説明したが、ロック装置Lによるロックおよびアンロックを必要とする二部材であれば、その他の部材であってもよい。
車両用の格納式シートを表した側面図 ロック機構のアンロック状態を表した構成図 ロック機構のロック状態を表した構成図 図3のA-A矢視方向の断面図 解除レバーのみを表した外観斜視図
符号の説明
L ロック装置
10 シートクッション(二部材の一方)
14 フロア(二部材の他方)
20 ロック機構
22 ベースプレート
23 凹部
30 フック
40 ポール
50 解除レバー
58 ロックスプリング
60 追い込み部材
78 追い込みスプリング
70 ストライカー

Claims (2)

  1. 互いに係止される二部材の一方に設けられたロック機構と、二部材の他方に設けられたストライカーとからなるロック装置であって、
    ロック機構は、ストライカーを受け入れ可能な凹部を有するベースプレートと、
    このベースプレートに回転可能に軸支され、この回転によりベースプレートの凹部との間でストライカーを挟持したロック状態、あるいはストライカーから離れたアンロック状態を形成するフックと、
    ベースプレートに軸支され、フックに対して係合可能な位置に回転することにより、フックをロック状態に保持するポールと、
    フックおよびポールをロック状態またはアンロック状態のいずれかで安定させるように付勢するロックスプリングと、
    ベースプレートに軸支され、ロック状態においてストライカーに押圧力を付与する追い込み位置に回転可能な追い込み部材と、
    追い込み部材を追い込み位置に向かう回転方向へ付勢する追い込みスプリングと、
    ベースプレートに軸支され、ロック解除の操作力を受けて回転することにより、追い込み部材に当接して追い込み位置から復帰する方向へ追い込み部材を回転させる解除レバーとを備え、
    解除レバーにおいて、その回転軸心からロック解除の操作力の入力点までの距離よりも同じく回転軸心から追い込み部材との当接点までの距離の方が大きく設定されているロック装置。
  2. 請求項1に記載されたロック装置であって、
    フックはベースプレートに固定された支持軸に対して回転可能に支持され、この支持軸に追い込み部材が回転可能に支持されているロック装置。
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