JP4585282B2 - タンブルシート - Google Patents
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Description
図7に示す状態は、シートクッション3の座面がフロアFと略平行で着座可能な状態である。この状態からシートクッション3側に設けられたアッパタンブル11のストッパ部15がフロアF側に設けられたロアタンブル9のストッパピン17に当接し、シートクッション3がフロアFに対して起立した状態(タンブル状態)になるまで、シートクッション3をヒンジピン13を中心に矢印A方向に回転させることが可能である。尚、本明細書では、着座可能状態からシートクッション3が回転した角度をタンブル角という。
しかし、シートクッションをタンブル状態にしても、そのタンブル角によっては、ポイントB,ポイントCに工具が入らない場合があり、フロアFとロアタンブル9との間にブラケットを設けて斜めから工具が入るようにしたり、ポイントB,ポイントCの位置を工具が入る箇所に変更したりしなければならない場合があった。
請求項3に係る発明によれば、前記弾性体は、一端部が前記フロア側、前記シート側の他方の側に係止され、他端部が前記タンブルストッパに当接するトーションバーであることにより、取り付けが容易で、耐久性があり、付勢力の変更も容易にできる。
ここで、図1のロック機構の拡大図である図5を用いてロック機構101の説明を行う。フロアF上には、ストライカ109が設けられている。シートクッション53後部下面には、カバーブラケット103が設けられている。このカバーブラケット103には、ピン105を用いてフック107が回転可能に設けられている。フック107には、ロック突起107bと、フロアFに設けられたストライカ109が係合可能なロック溝107aとが形成されている。
ラチェット111が固着されたピン113には、リンク115が固着され、ラチェット111とリンク115とは一体となって回転するようになっている。さらに、図示しないスプリングによって、ラチェット111とリンク115とは図において矢印E方向に付勢されている。また、リンク115の回転端部側には、ピン121が設けられ、このピン121は図示しないロック解除操作レバーにワイヤを介して接続されている。
ロアタンブル59には、2つのトーションバー係止穴85,87が形成されている。そして、一端部がトーションバー係止穴85,87に係止され、他端部がタンブルストッパ83に押接して、略「く」字形のガイド溝81の中間部81cから端部側である第1位置81a,第2位置81bに向かってタンブルストッパ83を付勢する1つの弾性体としてのトーションバー89が設けられている。
フック107は矢印D方向に回転し、図6に示すようなストライカ107aとフック107のロック溝107aとの係合が解除可能な状態(ロック解除状態)となり、シートクッション53は図1において、矢印G方向に回転可能となる。
(1) アッパタンブル61に設けられた第1ストッパ部71と第2ストッパ部73とは、ヒンジ機構57の回転中心であるヒンジピン63を中心とした円の円周方向において、異なる位置にあるので、図3、図4に示すように、タンブル角が異なった2つタンブル状態を得ることができる。すなわち、通常使用時(図3の状態)のタンブル角より大きなタンブル角(図4の状態)を設定することができ、工具等が入るスペースが大きくなり、シート51のフロアFに対する取り付けが容易となる。
(3) 弾性体としてトーションバー89を用いたことで、取り付けが容易で、耐久性があり、付勢力の変更も容易にできる。
57 ヒンジ機構
63 ヒンジピン
71 第1ストッパ部
73 第2ストッパ部
81 ガイド溝(ガイド手段)
81a 第1位置
81b 第2位置
83 タンブルストッパ
89 トーションバー
Claims (3)
- シートクッションとフロアとの間に設けられたヒンジ機構により、前記シートクッションが前記フロアに対して回転可能に設けられたタンブルシートにおいて、
前記フロア側、前記シート側のうちの一方の側に設けられた第1ストッパ部と、
前記フロア側、前記シート側のうちの一方の側に設けられ、前記ヒンジ機構の回転中心を中心とした円の円周方向において、前記第1ストッパ部と異なる位置の第2ストッパ部と、
前記フロア側、前記シート側のうちの他方の側に移動可能に設けられたタンブルストッパと、
前記第1ストッパ部にのみ当接し、前記シートクッションの回転を禁止する第1位置、前記第2ストッパ部にのみ当接し、前記シートクッションの回転を禁止する第2位置に前記タンブルストッパを案内するガイド手段と、
前記タンブルストッパを前記ガイド手段の第1位置、第2位置に保持する保持手段と、
を有することを特徴とするタンブルシート。 - 前記ガイド手段は、一端部側が前記タンブルストッパの第1位置、他端部側が前記タンブルストッパの第2位置、中間部が折曲した略「く」字形で、前記タンブルストッパが移動可能に係合するガイド溝であり、
前記保持手段は、前記フロア側、前記シート側の他方の側に一端部が係止され、
他端部が前記タンブルストッパに押接し、前記略「く」字形のガイド溝の中間部から端部側に向かって前記タンブルストッパを付勢する1つの弾性体であることを特徴とする請求項1記載のタンブルシート。 - 前記弾性体は、一端部が前記フロア側、前記シート側の他方の側に係止され、他端部が前記タンブルストッパに当接するトーションバーであることを特徴とする請求項2記載のタンブルシート。
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JP2004324637A JP4585282B2 (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | タンブルシート |
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JP2004324637A JP4585282B2 (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | タンブルシート |
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JP2000272394A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車用シート装置におけるシートの収納構造 |
JP2002321552A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-05 | Kanto Auto Works Ltd | 格納シート |
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- 2004-11-09 JP JP2004324637A patent/JP4585282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000272394A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車用シート装置におけるシートの収納構造 |
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