JP4499595B2 - メモリー付きウォークインロック機構を備えたシートスライド装置 - Google Patents

メモリー付きウォークインロック機構を備えたシートスライド装置 Download PDF

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この発明は車両のシートスライド装置におけるメモリー機構に係り、特に乗員の後席への乗り降りの際、前席シートのシートバックの前倒しに連動してシートスライドのロックが解除し、シート全体が前進するウォークイン機構を装備したものに関する。
メモリー付きウォークインロック機構を備えたシートスライド装置は、後席乗員が乗り降りする都度、前席乗員が設定していたシートの最適位置が変化しないように、既に設定した位置を機構的に記憶させるメモリー機構を備えたものであり、例えば、下記特許文献1にも開示されている。
特開2004−249862
従来のものは、ロックオン・オフの規制をする構造を取り、ロックレバーをロック解除位置に保持するオープン部材やキープ部材、及び、位置を記憶させるメモリ部材や係止部材を設けている。しかしながら、これらのメモリー構造を設けるために大きなスペースを必要とするため、従来は、これらのメモリー構造をロアレールの側部や上部に設けている。そのため、アッパレールやロアレールの周囲にメモリー構造を配置するスペースが必要となり、使用できるレイアウトが限定される。特に、最近はロアレールをフロアに埋設したり、シートクッションとフロアの間が狭い場合などには使用できないという不都合がある。
そこで、この発明は、上記不都合を解決し得るメモリー付きウォークインロック機構を備えたシートスライド装置を提供する。
そこで、上記目的を達成するため、請求項1に記載の本発明は、車体の床面に固定されたロアレールと、該ロアレールにスライド自在に装着されたアッパレールと、該アッパレールの内部に設けられロアレールに対してアッパレールを固定するためのスライドロック機構と、前記ロアレールの内底部に固定され前記ロアレールの長手方向に定ピッチで形成された切欠部を有するポジションメモリー用部品と、該ポジションメモリー用部品に沿ってスライド可能に設けられたメモリーベースと、該メモリーベースに揺動可能に設けられ一端部に前記切欠部と係脱可能な係合爪を有するメモリープレートと、前記係合爪が前記切欠部に係合する方向へ前記メモリープレートを付勢するばねと、前記アッパレールに回動自在に支持され、揺動上端部がウォークインケーブルを介してシートバックに連結され揺動下端部が前記アッパレールの内部で前記スライドロック機構のラッチ解除用ロッドを押圧操作可能なメモリー部解除レバーと、前記アッパレールに回動自在に支持され、前記メモリープレートの他端部を押して前記ばねの付勢力に抗して前記係合爪を前記切欠部から脱出させる押圧部と、該押圧部より車体前方に形成されて前記メモリーベースの車体前方側端部に設けたストッパー部に当接可能な係合部とを形成した蹴倒し用プレートと、前記蹴倒し用プレートを前記押圧部が前記メモリープレートの他端部に当接する当接位置から当接しない脱出位置へ向かうように付勢しかつ前記メモリー部解除レバーを前記メモリー部解除レバーの揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドから外れる方向へ向って付勢するメモリーばねと、前記メモリー部解除レバーの揺動上端部に設けられたピンと、前記蹴倒し用プレートに形成され前記ピンが摺接して前記蹴倒し用プレートが前記脱出位置へ回動するのを規制し前記ウォークインケーブルが引かれると該ピンが移動して前記蹴倒し用プレートが前記脱出位置へ回動するのを許容するカム部とを備え、前記メモリー部解除レバーの前記揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドから外れた位置にあるときは、前記蹴倒し用プレートの押圧部が前記メモリープレートの他端部を押すことにより、前記係合爪を前記切欠部から脱出させかつ前記メモリーベースを前記蹴倒し用プレートに連結させて前記メモリーベースを前記アッパレールと一体となってスライド可能にし、前記シートバックが倒されて前記ウォークインケーブルが引かれると、前記メモリー部解除レバーの前記揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドを押してスライドロック機構がロック解除され、前記蹴倒し用プレートの前記カム部が前記メモリー部解除レバーのピンに係合して前記メモリー部解除レバーがロック解除位置で保持される一方、前記蹴倒し用プレートの押圧部が前記メモリープレートの他端部から離れることにより、前記蹴倒し用プレートが前記メモリーベースから離れてアッパレールと共に車体前方へ移動し、前記メモリープレートの係合爪は前記ばねの付勢力により前記切欠部に係合し、前記メモリーベースはその位置でメモリーオンされ、車体前方へ移動したアッパレールを後退させると、前記メモリーオンされた前記メモリーベースのストッパー部に蹴倒し用プレートの係合部が当接して蹴倒し用プレートがメモリーばねの付勢力に抗して回動し、蹴倒し用プレートの押圧部が前記メモリープレートの他端部に係合する前記係合位置へ回動すると共に前記ピンが前記カム部から外れて前記メモリー部解除レバーが回動し、揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドから外れてスライドロック機構がロックすることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記蹴倒し用プレートは、前記アッパレールの上部に回動可能に支持されてアッパレールの開口部から内方へ垂下しており、該蹴倒し用プレートの揺動下端部側は2つに分かれて略V字状に形成され、車体前側には前記メモリーベースのストッパー部に当接可能な前記係合部が形成され、車体後側には前記メモリープレートの他端側に当接可能な前記押圧部が形成されていることを特徴とする。
メモリー機構を構成するポジションメモリー用部品とメモリープレートを有するメモリーベースをロアレールの内底部に設置できるため、ロアレールの外部に大きなスペースを必要としない。そのため、幅方向のスペースが狭いレイアウトにおいてもロック復帰位置記憶(フルメモリー)機構を搭載できる。しかも、主ロック機構と共にメモリー機構をアッパレール内に設けることにより、異物が干渉して誤作動するおそれがない
この発明を図示の実施例に基づき説明する。図1はこの発明を実施したシートスライド装置の平面図、図2はその中央縦断面側面図、図3はこの発明の要部であるメモリーユニットの断面正面図であり、車体側に固定するロアレール1に、シート側に固定するアッパレール2がスライド部材3を介在して長手方向で前後両方向へ移動可能に係合している。
ロアレール1は、断面が上向きの略コ字状を有し、その両端部には、内向きで内方に屈曲した下向屈曲部を有する。アッパレール2は、断面が下向きの略コ字状を有し、その両端部には、外向きで外方に屈曲した上向屈曲部を有する。スライド部材3は、ロアレール1とアッパレール2の間で転動する複数のスライドボールとこのスライドボールを位置決めするリテーナよりなる。
ロアレール1の内底部には長手方向へポジションメモリー用部品4が固定されている。ロアレール1の下向屈曲部には、図4に示すように、シートの位置を固定するための主ロック用穴5が定ピッチで長手方向に設けられ、アッパレール2の内部に長手方向の軸線回りに回動可能に支持されたラッチ解除用ロッド40に設けた主ロック用爪6が内方からアッパレール2に設けたロック用孔を貫通して出入り可能に設けられてスライドロック機構が構成される。ラッチ解除用ロッド40は、両端部にクランク型を有するクランク型部40a,40bが形成され、アッパレール2にリベット41で固定したブラケット45に、クランク型部40a,40bの間において軸中心で回転自在に支持されるとともに、主ロック用爪6が主ロック用穴5に係合するように、ばね46でロック方向に回転付勢されている。なお、このラッチ解除用ロッド40のクランク型部40bはメモリーユニット側へ延伸すると共に、クランク型部40aはシートの前部下側方向へ延伸し、該クランク型部40aはアッパレール2の上部にリベット41で固定したブラケット42に回動可能に支持した操作部材47に設けた作動部48により回転操作される。なお、操作部材47は操作ハンドル43が接続されて上方に持ち上げることで操作部材47を操作する。
ポジションメモリー用部品4は、図5に示すように、定ピッチで爪部7と切欠部8とが交互に形成された長尺板金からなり、爪部7は幅方向で互いに内向きに対面する断面コ字型をしている。このポジションメモリー用部品4には、メモリーベース9が長手方向へスライド可能に係合している。メモリーベース9は、図6に示すように、ポジションメモリー用部品4の爪部7を嵌合する溝10が両側面に形成された方形の、平面視コ字型のブロックからなり、その内部に、メモリープレート12がシーソー状態で揺動可能に係合し、かつ、ばね13でこのメモリープレート12に設けた係合爪15が切欠部8と係合する方向へ回転付勢され、また、車体前方側の前面に所要高さで突出するストッパー部11が形成されている。メモリープレート12は車体前方側の揺動側一端部に突起部14が形成され、また、揺動側他端部には前記切欠部8に係脱するように上下動する両翼状の係合爪15が形成されている。
したがって、メモリーベース9は、メモリープレート12の突起部14が設けられた揺動側一端部にロアレール1側へ押す力が加わらないときは、メモリープレート12がばね13で回転付勢されてその係合爪15が爪部7間の切欠部8内に入り込むのでメモリーベース9はポジションメモリー用部品4の長手方向へ移動することは出来ない。しかし、突起部14が設けられた揺動側一端部にばね13の付勢力に抗する押圧力が加わると、係合爪15は切欠部8から爪部7の上方へ脱出するので、メモリーベース9はポジションメモリー用部品4の長手方向へ移動することが出来る。
また、アッパレール2の上面で前記スライドロック機構の後部側には、メモリーブラケット16がリベット17,41で固定され、このメモリーブラケット16に軸18,19でそれぞれ回転自在に支持されるメモリー部解除レバー24と蹴倒し用プレート25が、メモリーブラケット16に形成した上向きの開口部20と、これと合致してアッパレール2の上面に開設された開口部21からアッパレール2内に垂下して揺動可能に支持されている。メモリー部解除レバー24は、その揺動上端部に図示しないシートバックの前倒しにより引かれるウォークインケーブル27のワイヤエンド28を係合するピン23が突設され、このピン23と軸18間で側部には係止部29が形成されている。また、メモリー部解除レバー24の揺動下端部24aは前記ラッチ解除用ロッド40の前記クランク型部40bに当接してそのラッチ解除用ロッド40をその軸中心で回動させることができるように曲げ形成してある。
蹴倒し用プレート25は、その揺動上端部側に前記ピン23が摺接するカム部26が形成され、また、その揺動下端部側は二つに分かれて略V字状に形成され、その前側に位置する係合部32は前記メモリーベース9のストッパー部11に当接可能に、また、後側の押圧部33はメモリープレート12の突起部14の側部に位置する上面に当接可能である。そして、この蹴倒し用プレート25には、軸19の下部で係止部34が形成され、この係止部34とメモリー部解除レバー24の係止部29との間にはメモリーばね35が連結されている。したがって、ウォークインケーブル27が図2中矢示方向へ引かれると、メモリー部解除レバー24は軸18を中心として時計回りに回動し、ピン23がカム部26から外れることでメモリーばね35の力により蹴倒し用プレート25が軸19を中心として反時計回りに回動することができる。
ところで、メモリーオフの状態では、メモリー部解除レバー24と蹴倒し用プレート25は、図2に示す状態にあり、蹴倒し用プレート25の押圧部33はメモリープレート12の突起部14の側部に位置する上面に当接していて、メモリープレート12の係合爪15が切欠部8から爪部7の上方へ脱出している。また、この押圧部33の先端はメモリーベース9の上面及びメモリープレート12の軸より内方に入っている。したがって、メモリーベース9は、蹴倒し用プレート25を介してメモリーブラケット16と連結されてアッパレール2と一体化し、アッパレール2が移動するとメモリーベース9も長手方向へ移動する。
そこで、図7に示すように、シートバックを倒す等の動きに連動してウォークインケーブル27が矢示方向へ引かれると、メモリー部解除レバー24が軸18を中心として時計回りに回動し、同時にその揺動下端部24aがラッチ解除用ロッド40のクランク型部40bを押し上げて回動させて主ロック用爪6を主ロック用穴7から外すとともに、ピン23がカム部26からはずれることでメモリーばね35の力により、蹴倒し用プレート25が軸19を中心として反時計回りに回動する。そして、ピン23が蹴倒し用プレート25のカム部26の端面に係合することでメモリー部解除レバー24がその位置で保持されクランク型部40bが押し上げられた状態に保持さされるので、スライドのロック解除状態が保持される。蹴倒し用プレート25の押圧部33は前記メモリープレート12の突起部14の側部に位置する上面から離れ、同時に、係合部32は端面がストッパー部11と平行に対向する位置に回動する。
そのため、メモリープレート12はばね13の力で回転してその係合爪15が爪部7間の切欠部8内に入り込むので、メモリーベース9は、ポジションメモリー用部品4の長手方向へ移動することは出来ず、その位置でメモリーオンが達成される。そこで、図8に示すように、アッパレール2は図示しないウォークインスプリングによって前方側へ移動するため、シートは車体前方側へ移動し、後席乗員は乗り降りができることとなる。
後席乗員が乗り降りした後、シートバックを引き起こし、シートを元の状態に戻すべく、シートを後退させると、図9に示すように、蹴倒し用プレート25の係合部32がメモリーベース9のストッパー部11に当接することで蹴倒し用プレート25は軸19を中心として時計回りに回動する。これにより、ピン23がカム部26の端面から外れるまで蹴倒し用プレート25が時計方向に回転する。このとき、押圧部33は係合爪15が切欠部8から外れるまでメモリープレート12を押していない。そして、ピン23がカム部26の端面からはずれることで、メモリーばね35の力によりメモリー部解除レバー24が軸18を中心として反時計回りに回動し、メモリー部解除レバー24の揺動下端部24aがラッチ解除用ロッド40のクランク型部40bから外れるとともに、カム部26のカム作用により蹴倒し用プレート25を更に回動して押圧部33がメモリープレート12の突起部14の側部に位置する上面を押圧して係合爪15が切欠部8から外れることにより、作動前の位置で再びメモリーベース9がアッパレール2と一体化し、メモリー機構がメモリーオフの状態に戻る。すなわち、ラッチ解除用ロッド40のクランク型部40bは付勢されたばね46の力により軸中心で回動して元の状態に復帰し、主ロック用爪6が主ロック用穴7に進入し、アッパレール2はロアレール1に元位置でロック固定される。
なお、前席乗員が交代等で変わる場合には、スライドロック機構の操作ハンドル43を回転操作して主ロック用爪6を主ロック用穴5から外してシートを適宜に前後させると、蹴倒し用プレート25の押圧部33はメモリーベース9とメモリープレート12の間に挟まるようになっているため、メモリーベース9は蹴倒し用プレート25の押圧部33に押されてアッパレール2と一体で移動する。したがって、メモリーベース9は、メモリープレート12と蹴倒し用プレート25を介してメモリーブラケット21と連結されアッパレール2と一体化して(図2参照)、ポジションメモリー用部品4の長手方向へ移動することが出来るために、交替する乗員の任意の位置に移動できて、新しいポジションを設定できることになる。
この発明を実施したシートスライド装置のアッパレールとロアレールを示す平面図である。 図1の中央縦断側面図である。 メモリーユニットの縦断面図である。 主ロック爪を供えたスライドロック機構部の縦断面図である。 ポジションメモリー用部品の斜視図である。 メモリーベースとメモリープレートの斜視図である。 図2のメモリーオフ状態からメモリーオン状態に移るメモリーユニットの作用説明図である。 メモリーオン状態におけるメモリーユニットの作用説明図である。 ロック復帰時におけるメモリーユニットの作用説明図である。
1…ロアレール
2…アッパレール
4…ポジションメモリー用部品
6…主ロック用爪
8…切欠部
9…メモリーベース
11…ストッパー部
13,46…ばね
15…係合爪
20,21…開口部
23…ピン
24…メモリー部解除レバー
24a…揺動下端部
25…蹴倒し用プレート
26…カム部
27…ウォークインケーブル
32…係合部
33…押圧部
35…メモリーばね
40…ラッチ解除用ロッド
40a,40b…クランク型部

Claims (2)

  1. 車体の床面に固定されたロアレールと、該ロアレールにスライド自在に装着されたアッパレールと、該アッパレールの内部に設けられロアレールに対してアッパレールを固定するためのスライドロック機構と、
    前記ロアレールの内底部に固定され前記ロアレールの長手方向に定ピッチで形成された切欠部を有するポジションメモリー用部品と、該ポジションメモリー用部品に沿ってスライド可能に設けられたメモリーベースと、該メモリーベースに揺動可能に設けられ一端部に前記切欠部と係脱可能な係合爪を有するメモリープレートと、前記係合爪が前記切欠部に係合する方向へ前記メモリープレートを付勢するばねと、
    前記アッパレールに回動自在に支持され、揺動上端部がウォークインケーブルを介してシートバックに連結され揺動下端部が前記アッパレールの内部で前記スライドロック機構のラッチ解除用ロッドを押圧操作可能なメモリー部解除レバーと、
    前記アッパレールに回動自在に支持され、前記メモリープレートの他端部を押して前記ばねの付勢力に抗して前記係合爪を前記切欠部から脱出させる押圧部と、該押圧部より車体前方に形成されて前記メモリーベースの車体前方側端部に設けたストッパー部に当接可能な係合部とを形成した蹴倒し用プレートと、
    前記蹴倒し用プレートを前記押圧部が前記メモリープレートの他端部に当接する当接位置から当接しない脱出位置へ向かうように付勢しかつ前記メモリー部解除レバーを前記メモリー部解除レバーの揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドから外れる方向へ向って付勢するメモリーばねと、
    前記メモリー部解除レバーの揺動上端部に設けられたピンと、前記蹴倒し用プレートに形成され前記ピンが摺接して前記蹴倒し用プレートが前記脱出位置へ回動するのを規制し前記ウォークインケーブルが引かれると該ピンが移動して前記蹴倒し用プレートが前記脱出位置へ回動するのを許容するカム部とを備え、
    前記メモリー部解除レバーの前記揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドから外れた位置にあるときは、前記蹴倒し用プレートの押圧部が前記メモリープレートの他端部を押すことにより、前記係合爪を前記切欠部から脱出させかつ前記メモリーベースを前記蹴倒し用プレートに連結させて前記メモリーベースを前記アッパレールと一体となってスライド可能にし、
    前記シートバックが倒されて前記ウォークインケーブルが引かれると、前記メモリー部解除レバーの前記揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドを押してスライドロック機構がロック解除され、前記蹴倒し用プレートの前記カム部が前記メモリー部解除レバーのピンに係合して前記メモリー部解除レバーがロック解除位置で保持される一方、前記蹴倒し用プレートの押圧部が前記メモリープレートの他端部から離れることにより、前記蹴倒し用プレートが前記メモリーベースから離れてアッパレールと共に車体前方へ移動し、前記メモリープレートの係合爪は前記ばねの付勢力により前記切欠部に係合し、前記メモリーベースはその位置でメモリーオンされ、
    車体前方へ移動したアッパレールを後退させると、前記メモリーオンされた前記メモリーベースのストッパー部に蹴倒し用プレートの係合部が当接して蹴倒し用プレートがメモリーばねの付勢力に抗して回動し、蹴倒し用プレートの押圧部が前記メモリープレートの他端部に係合する前記係合位置へ回動すると共に前記ピンが前記カム部から外れて前記メモリー部解除レバーが回動し、揺動下端部が前記ラッチ解除用ロッドから外れてスライドロック機構がロックすることを特徴とするメモリー付きウォークインロック機構を備えたシートスライド装置。
  2. 前記蹴倒し用プレートは、前記アッパレールの上部に回動可能に支持されてアッパレールの開口部から内方へ垂下しており、該蹴倒し用プレートの揺動下端部側は2つに分かれて略V字状に形成され、車体前側には前記メモリーベースのストッパー部に当接可能な前記係合部が形成され、車体後側には前記メモリープレートの他端側に当接可能な前記押圧部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のメモリー付きウォークインロック機構を備えたシートスライド装置。
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