JP4555015B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機等のゲーム機の前面枠(前扉)を、本体枠(筐体)に対し施錠するゲーム機の施錠装置に関し、特に解錠操作時に前面枠を前方に押し出すように解錠することができるゲーム機の施錠装置に関する。
従来、この種のゲーム機の施錠装置として、基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が、連結杆に連結されて傾動可能に枢支され、基枠体の取付板の中間部に、シリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差し込むように固定され、錠軸の先端に連結杆と係合するカム板が取り付けられた構成の施錠装置が、下記特許文献1などで知られている。
この種の施錠装置では、連結杆と基枠体または他の部材との間に、連結杆つまり鉤部材を施錠方向に付勢するばね部材が装着され、鉤部材はフリーの状態で、そのばね部材のばね力により施錠側に付勢され、施錠姿勢を保持している。一方、解錠時にはシリンダ錠の錠軸とカム板の回動により、連結杆がばね部材のばね力に抗して解錠方向に摺動すると共に、鉤部材が解錠側に傾動して、鉤部材と本体枠側の受け金具との係合が外れ、解錠状態となる。
実開昭60−2585号公報 特開2004−194811
しかし、シリンダ錠を解錠操作しただけでは、鉤部材が傾動し、受け金具との係合が外れるのみであるため、前面枠を開放することができない。特に、例えばスロットマシンのようなゲーム機の場合、筐体の前縁部がその上部を後方に後退させ、その下部を前方に出すように形成され、前扉が後方に傾斜した軸の回りで回動する蝶番を介して筐体に取り付けられている。このため、前扉の自重により常に前扉を筐体側に引く力つまり閉鎖側に付勢する力が作用することになる。このため、前扉は、施錠装置を解錠操作しただけでは、全く開放されず、開放するためには、施錠装置のシリンダ錠を解錠操作しながら、さらに前扉を開方向に押し開くように操作する必要があった。このため、スロットマシンのような傾斜した蝶番回動軸を有した前扉を、解錠操作して容易に開くことができる施錠装置が要望されていた。
ところで、パチンコ機のガラス枠を施錠する施錠装置においては、ガラス枠の解錠時にガラス枠を開方向に押すための押し出し部を、基枠に枢支されたフック状の鉤部材に一体的に設けた施錠装置が、上記特許文献2などで提案されている。しかしながら、ガラス枠は前面枠に比べて軽量で、比較的容易に押し開くことができるため、簡単に鉤部材と一体的に押し出し部を形成し、その押し出し部に対応した位置のガラス枠内に、当接部を設けることができるが、前面枠は重量が重く前面枠を開く際には少なからぬ回動力を必要とするため、ガラス枠用の押し出し部やガラス枠内に設ける当接部は、前面枠用にそのまま使用することができないという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、前面枠(前扉)を本体枠(筐体)に対し解錠する際、解錠操作に応じて前面枠を容易に開放することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム機の施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、支持板の上部と下部に鉤部材が枢軸を介して傾動可能に枢支され、連結杆の上端と下端が上下の鉤部材に連結され、連結杆に鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、取付板の中間部にシリンダ錠が固定され、シリンダ錠の錠軸に取り付けられたカム板が連結杆に係合可能に配設され、ゲーム機の前面枠の内側に基枠体が縦に固定され、ゲーム機の本体枠内に受け金具の板状の係止板部がその前面を前面枠側に向けて取り付けられ、鉤部材が係止板部に係止されて前面枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、上部と下部の鉤部材に、解錠時に該鉤部材が傾動したとき、本体枠側の受け金具の係止板部の前面に当接して、前面枠を押し出すように作用する押し出し部が設けられ、押し出し部は、鉤部材の枢軸の上側位置を山形形状として形成され、前面枠を閉じて施錠する際、係止板部が鉤部材の傾斜面に接触して該鉤部材が傾動し、係止板部が鉤部材の突出端を通過するまでの間、係止板部が押し出し部とは非接触状態になるように、押し出し部の山形形状は形成され、且つ押し出し部の山形形状は、解錠する際、鉤部材が傾動して鉤部材の突出端が係止板部を離れたとき、押し出し部の斜辺部が係止板部の前面に接触を開始して係止板部を押し出す形状に形成され、シリンダ錠による前面枠の解錠操作時に、係止板部の前面を押し出し部が押圧する際の反力を前面枠に作用させて前面枠を開くように構成されたことを特徴とする。
ここで、上記基枠体の支持板に前記鉤部材を枢支するために設けた幅広部には、鉤部材の係止凹部に対応した位置に、施錠時に前記係止板部が当接可能な当接部を設けることができる
上記構成の施錠装置では、施錠された状態の前面枠を解錠する場合、キーによりシリンダ錠の錠軸を回し、カム板を回動させ、それによって、連結杆を解錠方向に摺動させて上下の鉤部材を、枢軸を軸に回動させ傾動させる。このとき、鉤部材は、その一部に形成された押し出し部が受け金具の係止板部を押し出すように作用し、これにより施錠装置側つまり前面枠側に反力が生じる。したがって、鉤部材の傾動により受け金具の係止板部との係合が解除され解錠されたとき、前面枠は前方に押し出され、開放される。
また、押し出し部は鉤部材の枢軸の上側位置に山形形状に形成され、鉤部材が傾動して鉤部材の突出端が係止板部を離れたとき、押し出し部の斜辺部が係止板部の前面に接触を開始する形状に、押し出し部は形成されるので、鉤部材が枢軸を軸として回動する動作に伴い、押し出し部を効果的に係止板部に押し付け、その反力により施錠装置の前面枠を良好に前方に押し出すことができる。
一方、施錠するために、前面枠を閉じると、先ず、鉤部材の傾斜面が受け金具の係止板部の端部に接触して鉤部材が傾動し、鉤部材の係止凹部が係止板部に係合したとき、鉤部材が復帰回動して施錠状態となる。このとき、係止板部が鉤部材の傾斜面に接触して鉤部材が傾動し、係止板部が鉤部材の突出端を通過するまでの間、係止板部が押し出し部と非接触状態になるように押し出し部は形成されるので、鉤部材は押し出し部の影響を受けずに係止板部に良好に係止され、施錠状態とすることができる。
このように、前面枠を解錠して開く際、シリンダ錠に差し込んだキーを解錠方向に回し、鉤部材が枢軸を軸に回動して傾動する際、押し出し部の斜辺部が係止板部の前面に接触を開始し、比較的短いモーメントアームで係止板部を押圧し、その後、徐々にモーメントアームを長くして、鉤部材の押し出し部を押し出すように動作するので、スロットマシンのような傾斜した蝶番回動軸を有して自重により閉じてしまう前扉であっても、解錠時に、押し出し部が係止板部を押す際の反力で前面枠を前方に容易に押し開くことができる。また、鉤部材の押し出し部は、本体枠側の受け金具の係止板部を押して前面枠を開くため、鉤部材が係止される係止板部の他に押し出し部が押すための受け部を設ける必要がなく、係止板部のみを設けた従前の受け金具をそのまま使用して、安価に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4はゲーム機用施錠装置の正面図、左右側面図、及び背面図を示し、図5は分解右側面図を示している。この施錠装置は、金属板をプレス加工して形成された縦長の基枠体1を有し、基枠体1は略断面L形に曲折された取付板2と支持板3を持ち、取付板2の反支持板側の端部は、短い幅で外側に長手方向に沿って曲折され、取付板2にはシリンダ錠14の取付用の孔と複数の固定孔が穿設されている。
取付板2に対し略直角に曲折された支持板3の上部と下部近傍に幅広部が形成され、その部分に、鉤部材5、6が枢軸7、8により回動可能に軸支されている。鉤部材5,6は、その先端部が傾斜面を有したフック状に形成され、その元部には、押し出し部5a,6aが、枢軸7,8の上側位置を山形形状とするように形成されている。
この押し出し部5a,6aは、解錠時に鉤部材5,6が下側に傾動したとき、本体枠側の受け金具33の係止板部34,35を背面側に押して、前面枠31を前方に押し出すために設けられる。さらに、この押し出し部5a,6aの形状は、施錠時に鉤部材5,6が良好に受け金具33の係止板部34,35に係止され且つ解錠時には外れるように、前面枠31を閉じる施錠時、係止板部34,35が鉤部材5,6の傾斜面に接触して鉤部材5,6が傾動し、係止板部34,35が鉤部材5,6の突出端を通過するまでの間、係止板部34,35が押し出し部5a,6aと非接触状態になる形状に形成される。さらに、押し出し部5a,6aは、前面枠31を解錠する際、鉤部材5,6が傾動して鉤部材5,6の突出端が係止板部34,35を離れたとき、押し出し部5a,6aが係止板部34,35に接触を開始する形状に形成されている。
上下の鉤部材5,6は、図2に示すように、鉛直姿勢の支持板3に対し、各々略水平横方向に突出した状態で静止するが、このために、当接支持部3aが、上の鉤部材5の元部下側に当接可能な位置に、支持板3の一部を内側に切り起こした状態で設けられている。したがって、鉤部材5,6はその元部が連結杆4を介して下側に付勢されることにより、略水平横方向に突出した状態で、その元部が当接支持部3aに当接し、静止する。
そして、鉤部材5,6は、そのような水平姿勢から下側に傾動可能に、枢軸6、7によって枢支されている。基枠体1の支持板3の内側に沿って帯状の連結杆4が摺動可能に配設され、上下の鉤部材5、6の末端部に連結軸9、10を介して連結杆4の上端と下端が連結される。したがって、連結杆4が上方に摺動することにより、鉤部材5、6は下側の解錠位置に傾動する。連結杆4にはこれを下側(施錠方向)に付勢するためのコイルばね19が後述のスイッチ作動杆15との間に装着されている。
図2、図3に示すように、鉤部材5,6を枢支した支持板3の幅広部には、フック状の鉤部材5,6の係止凹部に対応した背後位置に、当接部3bが設けられている。この当接部3bは、前面枠31が本体枠30に対し閉じられ、鉤部材5,6が本体枠側の受け金具33の係止板部34,35に係止したとき、その当接部3bに係止板部34,35が当接可能とされ、不正行為によって前面枠31が上方に持ち上げられた際、鉤部材5,6が下側に傾動して不正解錠される不具合を防止している。
取付板2の上部と中間部と下部寄りに、山形のガイド支持部2aが連結杆4をガイドするように、取付板2の一部を内側に切り起して形成されている。連結杆4はそのガイド支持部2aと支持板3間に配設され、ガイド支持部2aと支持板3により上下摺動可能にガイドされる。また、図5のように、連結杆4の一部に長孔4bが穿設され、その長孔4bにガイドピン12が挿通されて支持板3に固定され、連結杆4はガイドピン12により長手方向に摺動可能にガイドされる。また、連結杆4の中間部には、後述のカム板13の係合凸部13aに係合可能な係合部4cが形成されている。
さらに、取付板2の中間部には、シリンダ錠14を取り付けるための幅広部が形成され、その幅広部に円形孔が穿設され、その孔にシリンダ錠14が背面側から挿入され、そのフランジ部を取付板2の内側にねじ止めして、シリンダ錠14が取付板2上に取り付けられる。さらに、図4、図5に示すように、支持板3と連結杆4との間に、スイッチ作動杆15が摺動可能に配設される。このスイッチ作動杆15は、後述のシリンダ錠14によりカム板13を左に回したとき、その係合凸部13bに係合して下側に摺動し、作動スイッチ21をオンオフ動作させるように構成される。連結杆4とスイッチ作動杆15の間にコイルばね19が掛けられ、このコイルばね19のばね力によって連結杆4は下側に付勢され、スイッチ作動杆15は上側に付勢されている。
シリンダ錠14は長尺のシリンダ部を有して形成され、その錠軸の先端が基枠体1の内側に突出すように取り付けられ、錠軸の先端にカム板13が固定される。図4に示すように、カム板13には係合凸部13aと13bが設けられ、連結杆4の対応箇所には、係合凸部13aと係合可能な係合部4cが設けられ、スイッチ作動杆15にも係合凸部13bと係合可能な係合凹部が設けられる。カム板13の係合凸部13aはシリンダ錠14のキーを右に回した時、連結杆4と係合して連結杆4を上方に移動させ、カム板13の係合凸部13bはキーを左に回した時、スイッチ作動杆15と係合してこれを下方に摺動させる。
図4に示すように、スイッチ作動杆15の下端部に対向した位置の取付板2上に、透過型の光電スイッチ、近接スイッチなどの非接触式の作動スイッチ21が取り付けられ、シリンダ錠14を左に回し、スイッチ作動杆15が下に移動したとき、その端部を検知してリセット信号などの信号を出力する。
支持板3の下部の幅広部には、合成樹脂製のローラ18が回転自在に軸支される。このローラ18は、前面枠31の閉鎖時に受け金具33に設けたローラ受け上を転動して前面枠31を支持する。また、図2のように、支持板3と反対側の取付板2の側縁部には、縁部を直角に曲げて側壁2bが形成され、これによって、基枠体1を補強すると共に、カム板13やその係合部分に、針金等を侵入させないようにしている。
このように構成された施錠装置は、図7〜図10に示すように、ゲーム機例えばスロットマシンの前面枠31(前扉)の内側に基枠体1の取付板2を縦に固定して装着され、ゲーム機の本体枠30側の対応位置に受け金具33が取り付けられる。
受け金具33は、図7のように、縦長の基板の上部と下部に、係止板部34,35を突設して形成され、係止板部34,35は施錠装置側の鉤部材5、6の対向位置に配置される。さらに、受け金具33係止板部35の下側にはローラ受け37が設けられる。また、受け金具33の側部には、長尺の基板の側縁に沿った側縁部として隙間覆い部が設けられる。
施錠するために、前面枠31を本体枠30に対し閉じると、先ず、図7のように、鉤部材5,6の傾斜面が受け金具33の係止板部34,35の端部に接触して鉤部材5,6が下側に傾動し、鉤部材5,6の係止凹部が係止板部34,35に係合したとき、図8のように、鉤部材5,6が上側に傾動復帰して施錠状態となる(図9)。このとき、図11(b)に示すように、係止板部34,35が鉤部材5,6の傾斜面に接触して鉤部材5,6が傾動し、係止板部34,35が鉤部材5,6の突出端を通過するまでの間、係止板部34,35は押し出し部5a,6aと非接触状態になるため、鉤部材5,6は押し出し部5a,6aの影響を受けずに係止板部34,35に良好に係止され、施錠状態となる。
一方、前面枠31を開くために、所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを右に回すと、錠軸、カム板13が同方向に回動し、カム板13の係合凸部13aとの係合により連結杆4がコイルばね19の付勢力に抗して上方に移動し、これにより、図10のように、上下の鉤部材5、6が下側に傾動して、本体枠30側の受け金具33の係止部34,35との係合を外し、解錠状態となる。
このとき、図11(a)のように、鉤部材5,6は下側に傾動する際、鉤部材5,6の枢軸の上側に山形に形成した押し出し部5a,6aが、受け金具33の係止板部34,35を押し出すように作用し、これにより施錠装置側つまり前面枠31側に反力が生じ、鉤部材5,6の傾動により係止板部34,35との係合が解除され解錠されたとき、前面枠31は前方に押し出され、開放される。
またこのとき、押し出し部5a,6aは、図11(a)に示すように、鉤部材5,6が傾動して鉤部材5,6の突出端が係止板部34,35を離れたとき、押し出し部5a,6aが係止板部34,35に接触を開始する形状に形成されているから、鉤部材5,6の枢軸7,8を軸とした回動により、押し出し部5a,6aを効果的に係止板部34,35に押し付け、その反力により前面枠31を良好に前方に押し出すことができる。
一方、ゲーム機をリセットする場合、所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを左に回すと、錠軸、カム板13が同方向に回動し、カム板13の係合凸部13bとの係合によりスイッチ作動杆15がコイルばね19の付勢力に抗して下方に移動する。このとき、作動スイッチ21がこのスイッチ作動杆15の下端部を検知して信号を出力し、この信号がリセット信号として送出される。
このように、前面枠31を解錠して開く際、シリンダ錠14に差し込んだキーを解錠方向に回し、その動作に応じて鉤部材5,6が傾動する際、鉤部材5,6の枢軸7,8の上側に山形に設けた押し出し部が、係止板部34,35を押し出すように作用するから、その反力で前面枠31が前方に押し出されるように開放される。したがって、スロットマシンのように、筐体の前縁部が傾斜して形成され、傾斜した蝶番回動軸を介して前扉が取り付けられ、自重により閉じてしまう前扉であっても、キーの回動操作を行なうだけで、前扉を前方に効果的に押し出して、容易に開くことができる。
さらに、例えば、施錠装置の鉤部材がスライド式のものであって、そのスライド式鉤部材に押し出し部を設けた場合、押し出し部のスライド動作から押し出し力を生じさせるためには、鉤部材に、かなり大きなスライドのストローク幅と摺動力を必要とする。しかし、本発明のように、傾動する鉤部材5、6の一部に押し出し部5a,6aを設け、鉤部材5,6つまり押し出し部5a,6aの枢軸7,8を軸とした回動により、係止板部34,35を押すように構成すれば、連結杆4の比較的短いストロークと小さい摺動力により、充分に長いストローク幅と大きな押し出し力をもって押し出し部5a,6aを押し出し動作させることができる。このため、それほど大きくないキーの解錠操作力により、前面枠を効果的に押し開くことができる。また、鉤部材5,6の押し出し部5a,6aは、本体枠側の受け金具33の係止板部34,35を押して前面枠31を開くため、鉤部材5,6が係止される係止板部34,35の他に、押し出し部が押すための受け部などを別個に設ける必要がなく、簡単な構造とすることができる。
本発明の一実施形態を示す施錠装置の正面図である。 同装置の右側面図である。 同装置の左側面図である。 同装置の背面図である。 同装置の分解右側面図である。 解錠操作時の右側面図である。 前面枠を閉じる際の使用状態を示す右側面図である。 前面枠を閉じて施錠する際の使用状態を示す右側面図である。 前面枠を閉じて施錠した状態の使用状態を示す右側面図である。 キーにより解錠操作を行なって解錠した状態の使用状態を示す右側面図である。 (a)は解錠時の押し出し部の動作を示す説明図、(b)は前面枠を閉じた際の鉤部材の動作を示す説明図である。
符号の説明
1−基枠体
2−取付板
3−支持板
4−連結杆
4a−開口部
5、6−鉤部材
5a,6a−押し出し部
7,8−枢軸
13−カム板
14−シリンダ錠
19−コイルばね
34,35−係止板部

Claims (2)

  1. 取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、該支持板の上部と下部に鉤部材が枢軸を介して傾動可能に枢支され、該連結杆の上端と下端が上下の該鉤部材に連結され、該連結杆に該鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、該取付板の中間部にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸に取り付けられたカム板が該連結杆に係合可能に配設され、ゲーム機の前面枠の内側に該基枠体が縦に固定され、該ゲーム機の本体枠内に受け金具の板状の係止板部がその前面を該前面枠側に向けて取り付けられ、該鉤部材が該係止板部に係止されて前面枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、
    該上部と下部の鉤部材に、解錠時に該鉤部材が傾動したとき、該本体枠側の受け金具の該係止板部の前面に当接して、該前面枠を押し出すように作用する押し出し部が設けられ、
    該押し出し部は、該鉤部材の該枢軸の上側位置を山形形状として形成され、
    該前面枠を閉じて施錠する際、前記係止板部が該鉤部材の傾斜面に接触して該鉤部材が傾動し、該係止板部が該鉤部材の突出端を通過するまでの間、該係止板部が該押し出し部とは非接触状態になるように、該押し出し部の山形形状は形成され、
    且つ該押し出し部の山形形状は、解錠する際、該鉤部材が傾動して該鉤部材の突出端が該係止板部を離れたとき、該押し出し部の斜辺部が該係止板部の前面に接触を開始して該係止板部を押し出す形状に形成され
    該シリンダ錠による該前面枠の解錠操作時に、該係止板部の前面を該押し出し部が押圧する際の反力を該前面枠に作用させて該前面枠を開くように構成されたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記基枠体の支持板に前記鉤部材を枢支するために設けた幅広部には、該鉤部材の係止凹部に対応した位置に、施錠時に前記係止板部が当接可能な当接部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
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