JP5369455B2 - 車両用シートの構造 - Google Patents
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また、この問題点は、例えば、2ドアの乗用自動車において、前部シート(1列目シート)のシートバックが電動でリクライニングするようになっている場合に、前部シートに乗員が着座しているときに、後部シートに着座する乗員の操作によって、前部シートが不意にスライドしないようにするときにも、同様に生じ得る。
上記シートバックは、車両室内に設けたスイッチ操作部によって駆動するアクチュエータによって前後に傾倒可能であり、
上記ヘッドレストは、上記シートバックの側部に設けたヘッドレスト用レバーを手動操作したときに、上記シートに乗員が着座していない状態においては、上記ヘッドレスト用レバーに繋がる第1ワイヤケーブルによって引っ張られて、前方へ傾倒する一方、上記ヘッドレスト用レバーを手動操作したときに、上記シートに乗員が着座している状態においては、該乗員の頭部が当該ヘッドレストの前方に存在することにより、前方へ傾倒できないよう構成してあり、
上記シートクッションは、上記ヘッドレスト用レバーを手動操作し、上記ヘッドレストが前方へ傾倒したときに、該ヘッドレストに繋がる第2ワイヤケーブルによって引っ張られて上記車両床部に対するロック状態が解除されることにより、前方にスライド可能になるよう構成してあることを特徴とする車両用シートの構造にある(請求項1)。
本発明のシートは、ヘッドレスト用レバーを手動操作してヘッドレストを前方へ傾倒させたときにのみ、シートバックを一体化したシートクッションを前方へスライドさせることができる。すなわち、ヘッドレストは、ヘッドレスト用レバーを手動操作したときに第1ワイヤケーブルによって引っ張られて、前方へ傾倒し、シートクッションは、ヘッドレストが前方へ傾倒したときに第2ワイヤケーブルによって引っ張られて、車両床部に対するロック状態が解除される。そして、ヘッドレストが前方へ傾倒している状態においてのみ、シートクッションを前方へスライドさせることができる。
本発明において、上記シートクッションは、上記ヘッドレストが前方へ傾倒したときに、手動操作によって前後にスライド可能であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、シートに乗員が着座していない状態において、ヘッドレスト用レバーを手動操作したときに、車両床部に対するシートクッションのロック状態が解除され、手動操作によって、シートクッションを可動範囲の前方端へスライド可能にすることができる。
この場合には、シートに乗員が着座していない状態において、ヘッドレスト用レバーを手動操作したときに、車両床部に対するシートクッションのロック状態が解除され、アクチュエータによる電動操作によって、シートクッションを可動範囲の前方端へスライド可能にすることができる。
本例の車両用シート1の構造は、図1、図7に示すごとく、車両床部81に対して前後にスライド可能なシートクッション11に、前後に傾倒可能なシートバック12を取り付けると共に、シートバック12の上部にヘッドレスト13を設けてなる。シートバック12は、電動でリクライニング可能であり、車両室内に設けたスイッチ操作部によって駆動するアクチュエータによって前後に傾倒可能である。
ヘッドレスト13は、シートバック12の側部に設けたヘッドレスト用レバー4の手動操作によって前方Fへ傾倒可能である。
図7に示すごとく、本例の車両用シート1は、ミニバン、ワゴン、1ボックス等の3列のシートを有する乗用自動車8において、2列目シート102として用いる。そして、本例の乗用自動車8においては、3列目シート103への乗降の際に、2列目シート102を前方Fへスライドさせて、3列目シート103の前方に乗降空間を形成することができるようになっている。本例の2列目シート102を構成するシートクッション11は、ヘッドレスト13が前方Fへ傾倒したときに、手動操作によって前後にスライド可能である。
図1は、本例の車両用シート1の構造を、シートクッション11、シートバック12におけるクッション材3を除いた状態で示す図である。同図に示すごとく、ヘッドレスト用レバー4は、シートバック12の側部における上方位置に前後方向に回動可能に設けてある。
ヘッドレスト用フレーム22は、ロック部材25が回動支点部23に設けた被係止部231を係止することによって、前方Fへ傾倒することが阻止されている。
図3に示すごとく、第1ワイヤケーブル71は、ヘッドレスト用レバー4の操作部41とは反対側の端部42と、シートバック12を構成するシートバック用フレーム212のフレーム上部213に設けた傾倒解除用回動部材27の一端部271とに接続されている。なお、第1ワイヤケーブル71は、筒本体部とこの筒本体部内を摺動するワイヤとからなり、筒本体部の端部は、シートバック用フレーム212におけるヘッドレスト用レバー4の周辺に設けた取付部216と、シートバック用フレーム212のフレーム上部213に設けた取付部214とに取り付けてある。
なお、第2ワイヤケーブル72は、筒本体部とこの筒本体部内を摺動するワイヤとからなり、筒本体部の端部は、シートバック用フレーム212のフレーム上部213に設けた取付部215と、シートクッション用フレーム211に設けた取付部217とに取り付けてある。
このように、2列目シート102に乗員が着座していない状態においては、本例のシート1は、3列目シート103に着座する乗員がヘッドレスト用レバー4を手動操作してヘッドレスト13を前方Fへ傾倒させたときにはじめて、シートバック12を一体化したシートクッション11を前方Fへスライドさせることができる。すなわち、ヘッドレスト13は、ヘッドレスト用レバー4を手動操作したときに第1ワイヤケーブル71によって引っ張られて、前方Fへ傾倒し、シートクッション11は、ヘッドレスト13が前方Fへ傾倒したときに第2ワイヤケーブル72によって引っ張られて、車両床部81に対するロック状態が解除される。そして、ヘッドレスト13が前方Fへ傾倒している状態においてのみ、シートクッション11を前方Fへスライドさせることができる。
本例の車両用シート1は、図8、図9に示すごとく、シートクッション11を、アクチュエータによって前後にスライド可能にすると共に、ヘッドレスト13を前方Fへ傾倒させたときにアクチュエータとしてのモータ63によって、シートクッション11が駆動されて可動範囲の前方端Aへスライドするよう構成した例である。
図8に示すごとく、本例のスライド用レール61は、シート1の左右に設けてあり、左右のスライド用レール61には、このスライド用レール61に沿って配置したネジ部64と、このネジ部64の回転を受けて前後に移動可能なナット部65とが配置してある。また、車両床部81には、左右のスライド用レール61に直交してモータ63が設けてあり、モータ63の軸方向両端部から突出する出力軸に設けたウォームギヤ631は、左右のネジ部64の端部に連結したウォームホイール641に噛合している。
また、傾倒検出用スイッチ73による検出信号は、制御用マイクロコンピュータユニット(Electronic Control Unit,ECU)に送信されるよう構成されており、ECUは、上記検出信号を受けて、モータ63を作動させるよう構成されている。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記実施例1、2の車両シート1の構造は、2ドアの乗用自動車において、シートバック12を電動でリクライニングするよう構成した前部シート(1列目シート)においても、同様に採用することができる。
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヘッドレスト
4 ヘッドレスト用レバー
5 スライド解除用回動部材
71 第1ワイヤケーブル
72 第2ワイヤケーブル
8 乗用自動車
81 車両床部
Claims (3)
- 車両床部に対して前後にスライド可能なシートクッションに、前後に傾倒可能なシートバックを取り付けると共に、該シートバックの上部にヘッドレストを設けてなる車両用シートにおいて、
上記シートバックは、車両室内に設けたスイッチ操作部によって駆動するアクチュエータによって前後に傾倒可能であり、
上記ヘッドレストは、上記シートバックの側部に設けたヘッドレスト用レバーを手動操作したときに、上記シートに乗員が着座していない状態においては、上記ヘッドレスト用レバーに繋がる第1ワイヤケーブルによって引っ張られて、前方へ傾倒する一方、上記ヘッドレスト用レバーを手動操作したときに、上記シートに乗員が着座している状態においては、該乗員の頭部が当該ヘッドレストの前方に存在することにより、前方へ傾倒できないよう構成してあり、
上記シートクッションは、上記ヘッドレスト用レバーを手動操作し、上記ヘッドレストが前方へ傾倒したときに、該ヘッドレストに繋がる第2ワイヤケーブルによって引っ張られて上記車両床部に対するロック状態が解除されることにより、前方にスライド可能になるよう構成してあることを特徴とする車両用シートの構造。 - 請求項1において、上記シートクッションは、上記ヘッドレストが前方へ傾倒したときに、手動操作によって前後にスライド可能であることを特徴とする車両用シートの構造。
- 請求項1において、上記シートクッションは、アクチュエータによって前後にスライド可能であると共に、上記ヘッドレストが前方へ傾倒したときに上記アクチュエータによって駆動されて、可動範囲の前方端へスライドするよう構成してあることを特徴とする車両用シートの構造。
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