JP4009573B2 - 乗り物用座席 - Google Patents

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この発明は、乗り物用座席、特にシートバックの頂部にヘッドレストを備えた前後動自在の乗り物用座席に関するものである。
自動車などの乗り物に採用されている座席としては、例えば、フロントモスト(摺動範囲の最も前側の位置)からリアモスト(摺動範囲の最も後ろ側の位置)まで前後動自在なるシートクッションと、該シートクッションに前後傾動自在に支持されてなるシートバックと、該シートバックの頂部に支持されてなるヘッドレストとを少なくとも備えてなる(例えば、特許文献1。)。
実開平5−29840号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、シートクッションの前後動の範囲が限定されていて、後席乗員の前側の空間が狭く開放感に乏しいことになる。更に、前席のシートバックの背面にテーブルを配設した場合は、後席乗員の前側の空間がより狭く感じさせるおそれがある。
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、後席乗員の前側が開放空間となる乗り物用座席を提供するものである。
かかる従来技術を解決するために、請求項1に記載の発明は、フロントモストからリアモストまで前後動自在なるシートクッションと、該シートクッションに前後傾動自在に支持されてなるシートバックと、該シートバックの頂部に支持されてなるヘッドレストとを少なくとも備えてなり、前記シートクッションは、該シートクッションがフロントモストに位置する時に前記ヘッドレストを前側に倒し込むことで前記フロントモストを越えて前方格納領域までスライド可能であると共に該シートクッションが前方格納領域に位置する時に前記ヘッドレストを中立位置に復帰させることで前記フロントモスト位置まで復帰可能なることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗り物用座席であって、前記シートクッションが前方格納領域に位置する時に前記ヘッドレストを中立位置に復帰させると、前記フロントモスト位置に復帰するまで警報音が鳴り続けることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の乗り物用座席であって、前記シートバックは、ヘッドレスト前倒し時に同時に前側に倒れ込むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の乗り物用座席であって、前記シートバックの背面には、テーブルを配設してなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、シートクッションは、該シートクッションがフロントモストに位置する時にヘッドレストを前側に倒し込むことでフロントモストを越えて前方格納領域までスライド可能であるので、シートクッションの前後動の範囲が大きくなり、後席乗員の前側の空間が広く開放感に富んだ商品性の向上した乗り物用座席となる。また、シートクッションが前方格納領域に位置する時にヘッドレストを中立位置に復帰させることでフロントモスト位置まで復帰可能なるので、前席に乗員を着座させる場合の位置への復帰も簡易となり、乗り物としての商品性にも優れている。
請求項2に記載の発明によれば、シートクッションが前方格納領域に位置する時にヘッドレストを中立位置に復帰させると、フロントモスト位置に復帰するまで警報音が鳴り続けるので、前席が着座位置に戻っていないことを周知させるという意味で、乗員の保護を図っていて、著しく安全に寄与したことになる。
請求項3に記載の発明によれば、シートバックは、ヘッドレスト前倒し時に同時に前側に倒れ込むことにより、シートクッションとシートバックとの間に形成される空間が狭くなり、耳が遠い乗員や子供が着座状態にない座席であることを見ただけで認識でき、その点で安全に寄与している。
請求項4に記載の発明によれば、シートバックの背面には、テーブルを配設してなることにより、後席乗員の前側の利便性が著しく高まることになる。
後席乗員の前側が開放空間となる乗り物用座席を提供するという目的を、シートクッションがフロントモストに位置する時にヘッドレストを前側に倒し込むことで、シートクッションはフロントモストを越えて前方格納領域までスライド可能であることにより、実現した。
図1乃至図5は、この発明の一実施例にかかる乗り物用座席を示した図面である。符号1は前席である乗り物用座席で、該乗り物用座席1は、スライド装置6により前側FR及び後側RRに摺動自在なるシートクッション2と、該シートクッション2に図示しないリクライニング装置の中心軸5を中心に前側FR及び後側RRに傾斜動自在なるシートバック3と、該シートバック3の頂部3aに支持されてなると共に略上下方向に可動自在且つ前倒れ自在なるヘッドレスト4とを備えてなる。符号7は前席1の後側RRに配設されてなる後席で、該後席7は、図示しない車体に固定されてなるシートクッション8と、同じく車体に固定されてなるシートバック9とよりなる。
前記前席1のシートバック3は、上側UPが図示しない前席1乗員の背もたれを保持し、下側LWOには前側FR及び後側RRに貫通した開口11が形成されていて、該開口11には、前記中心軸5を中心に開口11内に格納される位置と図3に示す後側RRに迫り出す位置とに回転自在なるリラックスシート12が配設され、該リラックスシート12が後側RRに迫り出した状態では、後席7に着座する乗員10の下肢10aがリラックスシート12の上に載置可能であるだけでなく開口11を通して足10bを前側FRに伸ばすことができる。
前記前席1のシートバック3の上側UPの後側RRの面、つまり背面3bには、該背面3bに沿った閉成状態と、略水平な全開状態とに、下側LWOに配設したヒンジ13を中心に回転自在に支持されてなると共に該全開状態で前側FR及び後側RRにスライド可能なるテーブル14を備えてなる。
前記前席1のシートクッション2の側部とシートバック3の側部、そして後席7のアームレスト15には、前席1をフロントモストF/M、リアモストR/M間を移動させる第1,第2,第3スイッチ16,17,18が配設されている。該第1スイッチ16は、図5に示すように、スライドスイッチ16aと、リクライニングスイッチ16bとよりなり、前記第2スイッチ17は、図5に示すように、スライドスイッチ17aと、リクライニングスイッチ17bと、後席7の何らかの位置から元の中立の位置に復帰させるリターンスイッチ17cとよりなる。符号19は、前記アームレスト15を回転させる際の第2回転軸で、後席7のシートバック9に配されている。
前記スライドスイッチ16a、17aの何れかを、図2のFWD側に切り換えると、モータユニット26のスライド用モータ26aの稼働により前席1は前側FRに移動し、フロントモストF/Mで停止する。前記スライドスイッチ16a、17aの何れかを、図2のRWD側に切り換えると、モータユニット26のスライド用モータ26aの稼働により前席1は後側RRに移動し、リアモストR/Mで停止する。
前記リクライニングスイッチ16b、17bの何れかを、図2のFWD側に切り換えると、モータユニット26のリクライニング用モータ26bの稼働により前席1のシートバック3は前側FRに傾動し、前倒れした位置で停止する。前記リクライニングスイッチ16b、17bの何れかを、図2のRWD側に切り換えると、モータユニット26のリクライニング用モータ26bの稼働により前席1のシートバック3は後側RRに傾動し、フルリクライニングした位置で停止する。
前記ヘッドレスト4は、緩衝体よりなる本体4aと、該本体4aより並列状に垂下されてなるステー4bとよりなる。該ステー4bは、シートバック3のフレーム20のブラケット20aに支持されたホルダー21を上下動自在なると共に該ホルダー21の上端に形成されてなるボックス22に軸24により前後回転自在に軸支されてなるダイヤル23の貫通孔23a内にあって図4に示すように前倒れ自在である。換言すると、ステー4bの下端部4cがダイヤル23内にある時は回転が可能で、下端部4cがダイヤル23から下側LWOに突出している状態では回転できない。そして、該ダイヤル23が図4に示すように回転していると、ヘッドレスト4が前倒れ状態にあるので、図4では図示しないヘッドレストスイッチ25(図5参照)がONになる。
前記ヘッドレストスイッチ25がONになると、第4スライドスイッチ27によりリレーが働いてスライド用モータ26aによりフロントモストF/Mを越えて更に前側FRに前席1が摺動する。
前席1のシートクッション2がフロントモストF/Mを越えて前方格納領域Cに位置するまで移動して、図示しないリミットスイッチにより停止する。その位置で、前記ヘッドレスト4を中立位置に復帰させることで前記フロントモストF/M位置まで復帰することが可能である。
前記シートクッション2が前方格納領域Cに位置する時に、前記ヘッドレスト4を中立位置に復帰させると、前記フロントモストF/M位置に復帰するまでアラーム28が警報音が鳴り続ける。
前記シートバック3は、ヘッドレスト4の前倒し時に同時に前側FRに倒れ込むことができる。
次に、かかる乗り物用座席1の作用について説明する。
シートクッション2は、該シートクッション2がフロントモストF/Mに位置する時にヘッドレスト4を前側FRに倒し込むことでフロントモストF/Mを越えて前方格納領域Cまでスライド可能であるので、シートクッション2の前後動の範囲が大きくなり、後席7の乗員10の前側FRの空間が広く開放感に富んだ商品性の向上した乗り物用座席となる。
また、シートクッション2が前方格納領域Cに位置する時にヘッドレスト4を中立位置に復帰させることでフロントモストF/Mの位置まで復帰が可能となるので、前席1に図示しない乗員を着座させる場合の位置への復帰も簡易となり、乗り物としての商品性にも優れている。
シートクッション2が前方格納領域Cに位置する時にヘッドレスト4を中立位置に復帰させると、フロントモストF/Mの位置に復帰するまでアラーム28による警報音が鳴り続けるので、前席1が着座位置に戻っていないことを周知させるという意味で、乗員の保護を図っていて、著しく安全に寄与したことになる。
シートバック3は、ヘッドレスト4の前倒し時に同時に前側FRに倒れ込むことにより、シートクッション2とシートバック3との間に形成される空間が狭くなり、アラーム28の警報音が聞こえない耳が遠い乗員や警報音の意味が理解できない子供が着座状態にない座席であることを見ただけで認識でき、その点で安全に寄与している。
シートバック3の背面3bには、該シートバック3の背面3bに沿った閉成状態と、略水平な全開状態とに、下側LWOに配設したヒンジ13を中心に回転自在に支持されてなると共に該全開状態で固定部材14aに対して可動部材14bが前後にスライド可能なると共にテーブル部14cを有するテーブル14を配設してなるので、使用時のテーブル14の高さが後席7のシートクッション8に着座する乗員10にとって適切であり、しかも、テーブル14のテーブル部14cを、後側RRにスライドさせることで、乗員10の手前側に移動でき、テーブル14の使用性が著しく向上する。
かかる座席1は、自動車だけでなく、航空機、船舶、鉄道など、あらゆる乗り物の座席に適用できる。
この発明の一実施例に係る乗り物用座席(前席)の移動状況を説明する側面図。 図1の乗り物用座席(前席)と後席との関係を示す側面図。 図1の乗り物用座席(前席)と後席乗員との関係を示す側面図。 図1のヘッドレストの関係を示す側面図。 図2のスイッチとアラームとの関係を示す回路図。
符号の説明
1 乗り物用座席
2 シートクッション
3 シートバック
3a シートバックの頂部
4 ヘッドレスト
14 テーブル
C 前方移動領域
F/M フロントモスト
R/M リアモスト
FR 前側
RR 後側

Claims (4)

  1. フロントモストからリアモストまで前後動自在なるシートクッションと、該シートクッションに前後傾動自在に支持されてなるシートバックと、該シートバックの頂部に支持されてなるヘッドレストとを少なくとも備えてなり、
    前記シートクッションは、該シートクッションがフロントモストに位置する時に前記ヘッドレストを前側に倒し込むことで前記フロントモストを越えて前方格納領域までスライド可能であると共に該シートクッションが前方格納領域に位置する時に前記ヘッドレストを中立位置に復帰させることで前記フロントモスト位置まで復帰可能なることを特徴とする乗り物用座席。
  2. 請求項1に記載の乗り物用座席であって、
    前記シートクッションが前方格納領域に位置する時に前記ヘッドレストを中立位置に復帰させると、前記フロントモスト位置に復帰するまで警報音が鳴り続けることを特徴とする乗り物用座席。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗り物用座席であって、
    前記シートバックは、ヘッドレスト前倒し時に同時に前側に倒れ込むことを特徴とする乗り物用座席。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の乗り物用座席であって、
    前記シートバックの背面には、テーブルを配設してなることを特徴とする乗り物用座席。
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