JP4862615B2 - ロック装置 - Google Patents

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本発明は、主として車両用のシートを車体のフロア側に結合し、あるいは、その結合を解除するためのロック装置に関する。
この種のロック装置としては、例えば特許文献1に開示された技術がある。この技術では、シート側にロック機構が設けられ、車体側にストライカーが固定されている。このロック機構は、ベースプレート、ラッチ(フック)、ポールおよびカムを備えている。ベースプレートは、ストライカーの受け入れが可能な凹部を有する。このベースプレートに対し、ポールおよびカムは一本のポール軸上において相対的に回転できるように支持されている。また、フックはポール軸とは別の軸によって回転可能に支持されている。
フックは、ベースプレートの凹部との間でストライカーを挟持したロック状態、あるいはストライカーを解放したアンロック状態を形成する。ポールは、フックに係合することによって該フックをロック状態に保持する。カムは、追い込みスプリングの付勢力に基づき、ロック状態におけるストライカー側とロック機構側との間のガタを詰めるようにストライカーに押圧力を付与する。
特開平11−208333号公報
特許文献1に開示されている技術では、ポールおよびカムが同軸上(ポール軸上)に支持されていることから、ロック状態においてストライカーからカムに作用する反力がポール軸に働く。そこで、ポール軸がベースプレートに回転可能に支持され、かつ、ポールがポール軸と共に回転するように支持された構成では、カムに作用する反力がポール(ポール軸)の回転に摺動抵抗を与えることになる。その結果、ロック状態を解除する操作の途中で再ロックしようとしても、ポールが正規の回転位置まで作動せず、ロック状態が得られにくい。
なお、ポール軸をベースプレートに固定し、このポール軸に対してポールを回転可能に支持すれば、カムに作用する反力がポールの回転に抵抗を与えることは解消される。しかしながら、ポール軸をベースプレートに固定した場合には、ポールに回転操作力を伝えるためのロック解除レバーなどをポールに結合しなければならず、このレバーの配置に制限が生じるなどの不都合を伴う。したがって、ポール軸については、ベースに対して回転可能に支持された構成を採用することが有利となる。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ポール軸をベースプレートに対して回転可能に支持するといった有利な構成を維持したままで、ロック状態においてストライカーからカムに作用する反力がポール軸に回転抵抗を与えるのを解消することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、互いに結合あるいはその解除が可能な二部材の一方に設けられたロック機構と、二部材の他方に設けられたストライカーとからなるロック装置であって、ロック機構は、ストライカーを受け入れ可能な凹部を有するベースプレートと、このベースプレートに固定されたフック軸に対して回転可能に支持され、この回転によりベースプレートの凹部との間でストライカーを挟持したロック状態、あるいはストライカーを解放したアンロック状態を形成するフックと、ベースプレートに回転可能に支持されたポール軸に対して一体的に回転可能に支持され、フックに対して係合可能な位置に回転することにより、フックをロック状態に保持するポールと、フックおよびポールをロック状態またはアンロック状態のいずれかで安定させるように付勢するロックスプリングと、フック軸に対して回転可能に支持され、ロック状態においてストライカーに押圧力を付与するカムと、ストライカーに押圧力を付与する方向へカムを付勢する追い込みスプリングとを備えている。
このように、カムをポール軸とは別のフック軸に支持したことにより、ポール軸をベースプレートに対して回転可能に支持するといった有利な構成を維持したままで、ロック状態においてストライカーからカムに作用する反力が、ポール軸の回転に摺動抵抗を与えることは解消される。このため、ロック状態を解除する操作の途中で再ロックを行う場合でも、ポールが正規の回転位置まで円滑に作動し、完全なロック状態が得られる。
また、ロック状態でストライカーからカムに作用する反力は、ベースプレートに固定されたフック軸で受けられるので、このフック軸に支持されたフックの回転に影響を及ぼすことが回避される。
の発明は、第1の発明において、ロック状態でのカムは、追い込みスプリングの付勢力により、ストライカーに対してフックとは逆方向から押圧力を付与するように設定されている。ポールはカムに干渉可能な規制部を備え、ポールがフックをロック状態に保持するまでは規制部がカムに干渉して、該カムをストライカーに押圧力を付与しない回転位置に保持するように構成されている。
この構成では、ロック状態での追い込みスプリングの付勢力がストライカーをベースプレートの凹部から押し出す方向に設定されているにもかかわらず、ポールがフックをロック状態に保持するまでは追い込みスプリングの付勢力がストライカーに働くのを防止することができる。また、ロック状態でのストライカーは、追い込みスプリングの付勢力を受けているカムによってベースプレートの凹部から押し出す方向へ押圧されているため、ベースプレートの凹部とストライカーとが互いに強く押し付け合うことが回避される。したがって、ベースプレートの凹部に樹脂コーティングなどを施すことが可能となる。
なお、ロック解除時にストライカーをベースプレートの凹部から押し出す方向へ付勢するポップアップゴムを備えた仕様のロック装置においては、ストライカーに対するポップアップゴムの付勢方向と追い込みスプリングの付勢方向とが同じになる。このため、ポップアップゴムの弾性力を考慮することなく、追い込みスプリングの弾性力を設定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
実施の形態1
まず、本発明における実施の形態1を図1〜図6によって説明する。
図1は、車両用の格納式シートを表した側面図である。この形式のシートを格納するには、まずリクライニング装置13を操作してシートクッション10の上面にシートバック12を倒し込む。これと併行して、シートクッション10のリヤ側下部とフロア14側とを結合しているロック装置Lのロック解除操作を行う。この後、シートクッション10を前方へ回転させ、シート全体をフロントシート(図示省略)の背面に立てかけて格納状態とする。なお、図1(a)はロック装置Lのロック状態が示され、図1(b)はロック装置Lのアンロック状態(ポップアップ状態)が示されている。
格納のための構造として、シートクッション10におけるクッションフレーム11のフロント端部と、フロア14に固定されたヒンジブラケット16とがヒンジピン18によって連結されている。またロック装置Lは、シートクッション10(二部材の一方)におけるクッションフレーム11のリヤ側下部に設けられたロック機構20と、フロア14(二部材の他方)に固定されたストライカー70とによって構成されている。なお、ヒンジブラケット16とヒンジピン18とによる連結部およびロック装置Lは、一般的にはシートの両サイドにそれぞれ配置されている。
図2は、ロック解除状態(アンロック状態)のロック装置Lを表した構成図である。図3は、図2のA-A矢視方向の断面図である。これらの図面から明らかなようにロック機構20の構造は、ベースプレート22、フック30、ポール40および追い込み用のカム60の各部材に大別される。ベースプレート22は2枚一組であり、相互の間にフック30、ポール40およびカム60を挟み込んだ状態で結合されている(図3)。ただし図2、図4〜図6では、紙面の手前側に位置するベースプレートを取り除いた状態で示されている。なお、ベースプレート22をクッションフレーム11(図1)に固定することで、このクッションフレーム11にロック機構20が組み付けられる。
ベースプレート22は、その下部において下向きに開放した凹部23を備えている。この凹部23は、その開放側からストライカー70を受け入れ可能であり、その受け入れを容易にするために、下方に向かって開口幅を漸増させた形状となっている。また、ベースプレート22は、その右側下部寄りの縁部を部分的に折り曲げた形状のストッパー24を備えているとともに、左側上部の一部を折り曲げた形状のバネ掛け部25を備えている。
フック30は、図3で示すように2枚のベースプレート22に両端部が固定されたフック軸38の軸上で回転するように支持されている。このフック30は、図2の左向きに開口したフック凹部31を備えている。このフック凹部31が、ベースプレート22の凹部23に受け入れたストライカー70に係合し、このストライカー70を凹部23との間で挟持することにより、ロック機構20がロック状態となる(図6)。フック30は、その外周部において回転軸心方向へ切り込まれた格好の係合面32を有するとともに、この係合面32に続く上側において受け面34を有する。またフック30は、フック軸38と平行な方向へ突出したバネ掛けピン36を有する。
ポール40は、2枚のベースプレート22に対して回転可能に支持されたポール軸46の軸上において、このポール軸46と共に回転するように支持されている。つまり、ポール軸46は基本的に円柱形状で、ポール40を支持する部分の外周二箇所に平坦面が設けられ、その部分の断面形状(小判形状)とポール40の孔形状とを対応させている。ポール40の先端部には、フック30の係合面32に接触して該フック30を図5のロック状態に保持するための係止端面42が形成されている。さらにポール40は、ポール軸46と平行な方向へ突出した突起44を有する。
ポール軸46における一方(図3の下方)の端部には、ベースプレート22の外側において解除レバー50の基端部が固定されている(図3)。この解除レバー50の先端部にはロック解除用の操作ケーブル(図示省略)が連結され、ロック解除操作によって解除レバー50がポール軸46と共に回転操作される。この結果、ポール軸46と一体的にポール40が回転する。このようにポール軸46をベースプレート22に対して回転可能に支持した構造とすることで、解除レバー50はポール軸46に固定すればよく、車種毎の要求に応じて例えば図3の反対側(上側)に解除レバー50を配置することも容易となる。
解除レバー50は、その両端部の中間付近においてバネ掛け部52を有する。このバネ掛け部52とフック30のバネ掛けピン36との間には、引っ張りコイルバネを用いたロックスプリング54が掛けられている。このロックスプリング54の弾性力により、フック30がフック軸38を支点として図2の反時計回り方向へ付勢され、同時に解除レバー50(ポール40)がポール軸46を支点として図2の時計回り方向へ付勢されている。
追い込み用のカム60は、フック軸38の軸上で回転するように支持されている。このカム60は、ベースプレート22の凹部23に近い側の縁部においてストライカー70と接触可能な接触面62を有する。またカム60の中央部には、ポール軸46との干渉を避ける形状の開口部64が開けられている。この開口部64における縁の一部は、図2の左右方向へ所定の長さをもつ係止面65となっている。そして、開口部64内にはポール40の突起44が位置しており、この突起44が係止面65に干渉している(図2)。
カム60は、図2の右側上部においてバネ掛け部66を有する。このバネ掛け部66とベースプレート22のバネ掛け部25との間には、引っ張りコイルバネを用いた追い込みスプリング68が掛けられている。この追い込みスプリング68の弾性力により、カム60がフック軸38を支点として図2の反時計回り方向へ付勢されている。すなわち、追い込みスプリング68の付勢力によるカム60の回転方向と、ロックスプリング54の付勢力によるフック30の回転方向とは同じである。
つづいて、ロック装置Lの機能について説明する。
いま、ロック装置Lは図2で示すアンロック状態にあるものとする。この状態のロック機構20においては、既に述べたようにロックスプリング54の弾性力に基づき、フック30はフック軸38を支点として反時計回り方向へ付勢され、同時にポール40はポール軸46を支点として時計回り方向へ付勢されている。また、カム60は追い込みスプリング68の弾性力により、フック軸38を支点として反時計回り方向へ付勢されている。この状態において、フック30はその外周部がベースプレート22のストッパー24に接触することで、ロックスプリング54の付勢力が受け止められている。ポール40はフック30の受け面34に接触することで、ロックスプリング54の付勢力が受け止められている。カム60は、その係止面65にポール40の突起44が干渉しており、これによって追い込みスプリング68の付勢力が受け止められている。
図1で示すシートクッション10のリヤ側とフロア14とをロック装置Lによって結合するための操作が行われると、ロック機構20におけるベースプレート22の凹部23に対してストライカー70が相対的に進行する。これに伴い、フック30がロックスプリング54の付勢力に抗して時計回り方向へ回転し、そのフック凹部31がストライカー70に係合する(図4)。フック30が図4の状態まで回転したときには、未だフック30の受け面34にポール40が接触しているので、ポール40は回転できない。一方、カム60においても、その係止面65にポール40の突起44が干渉しているので、回転できない。
フック30が図5で示すロック状態まで時計回り方向へ回転すると、ポール40がフック30の受け面34から外れ、ロックスプリング54の付勢力によって時計回り方向へ回転する。これにより、ポール40の係止端面42がフック30の係合面32に接触し、フック30を図5の回転位置でロックする。また、ポール40の回転によって突起44がカム60の係止面65から外れ、該カム60が追い込みスプリング68の付勢力によって反時計回り方向へ回転する。この結果、カム60の接触面62がストライカー70に接触し、追い込みスプリング68の付勢力に基づいてストライカー70をフック30の逆方向から押圧し、ロック装置Lがロック状態に保持される。このロック状態におけるストライカー70は、ベースプレート22の凹部23と、フック30のフック凹部31と、カム60の接触面62との三点で強く挟持される。このため、ロック機構20とストライカー70とがガタつきなく結合される。
ロック装置Lのロック状態において、ストライカー70側からカム60に作用する反力は、ベースプレート22に固定されたフック軸38で受け止められる。これにより、カム60に作用する反力がポール軸46の回転に摺動抵抗を与えないのは勿論のこと、フック30の回転に摺動抵抗を与えることもない。この結果、つぎに説明するロック解除操作において、ポール40をロックスプリング54の付勢力に抗して反時計回り方向へ回転させている途中で再ロックの操作が行われた場合、ポール40は再びロックスプリング54の付勢力によって図5の回転位置まで円滑に作動する。
また、ロック状態となる直前までは、既に述べたようにカム60の係止面65にポール40の突起44が干渉し、該カム60をアンロック状態の回転位置に保持している。したがって、ロック装置Lがロック状態になるまでは追い込みスプリング68の付勢力がストライカー70に作用することが防止される。このようにポール40の突起44は、本発明の「規制部」に相当する。
ロック状態でのストライカー70は、追い込みスプリング68の付勢力を受けているカム60によってフック30とは逆方向、つまりベースプレート22の凹部23から押し出す方向へ押圧されている。このため、図5で示すロック装置Lのロック状態においても、ベースプレート22の凹部23とストライカー70とが互いに強く押し付け合うことが回避される。これにより、ベースプレート22の凹部23に施される樹脂コーティングなどがストライカー70との接触によって剥がれることは少なく、その耐久性が高まる。
ロック機構20のロック解除操作により、解除レバー50が図5で示す位置から反時計回り方向へ回転操作され、ポール軸46を通じてポール40がロックスプリング54の付勢力に抗して反時計回り方向へ回転する。このとき、通常では解除レバー50およびポール40が図6で示すフルストロークまで回転操作され、ポール40の係止端面42がフック30の係合面32から充分に外れる。これにより、フック30がロックスプリング54の付勢力によって反時計回り方向へ回転し、ベースプレート22のストッパー24で受け止められた位置に保持される。また、カム60はポール40の回転に伴う突起44の作用を受け、追い込みスプリング68の付勢力に抗して反時計回り方向へ回転し、係止面65に突起44が干渉した状態で保持される。
ロック解除操作によるフック30の回転により、ベースプレート22の凹部23に対してストライカー70が相対的に退行する。そして、操作力が解放されることによって解除レバー50およびポール40が図2の状態に戻り、ロック装置Lは再びアンロック状態になる。なお、ロック状態におけるカム60は、追い込みスプリング68の付勢力によって反時計回り方向へ回転するように設定されている。しかし、カム60がストライカー70に対してフック30とは逆方向から押圧力を付与する構成であれば、カム60を追い込みスプリング68の付勢力によって時計回り方向へ回転させる構造に代えることも可能である。これは、つぎに説明する実施の形態2においても同様である。
実施の形態2
つづいて、本発明における実施の形態2を図7〜図9によって説明する。
図7は、実施の形態2におけるロック装置Lをアンロック状態で表した構成図である。図8は、図7のB-B矢視方向の断面図である。図9は、実施の形態2におけるロック装置Lをロック状態で表した構成図である。これらの図面に示されている実施の形態2のロック機構20においては、ポール140とカム160との関係が実施の形態1に対して次の点で異なる。
すなわち、実施の形態1では、図3で明らかなようにポール40とフック30との板厚とほぼ同じで、ポール40が突起44を有するのに対し、実施の形態2におけるポール140は、突起44が廃止され、その分、板厚が大きく設定されている(図8)。一方、実施の形態1におけるカム60は周囲が閉ざされた開口部64を有するのに対し、実施の形態2におけるカム160は、ポール140と対向する側が開放されて全体形状がコの字状になっている。そしてカム160においては、開放箇所の下側端部がストライカー70を押圧する接触面162になっており、開放箇所の上側端部が係止面165になっている。
ポール140の先端部に形成されている係止端面142は、図7で示すアンロック状態においてカム160の係止面165に干渉し、このカム160に作用している追い込みスプリング68の付勢力を受け止めている。このアンロック状態におけるカム160の回転位置は、図9で示すロック状態の直前まで保持される。すなわち実施の形態2では、係止端面142が本発明の「規制部」に相当する。また、図9で示すロック状態においては、実施の形態1の場合と同様に、ポール140の係止端面142がフック30の係合面32に接触して該フック30をロック状態に保持する。
なお、実施の形態2を表した図7〜図9において、実施の形態1と同一構成と考えられる部材については、図面に同一符号を付して重複する説明は省略する。
図10は、ポップアップ仕様のロック機構20を表した構成図である。図11は、図10のC-C矢視方向の断面図である。これらの図面は実施の形態1のロック機構20がベースになっており、このロック機構20のベースプレート22には、その凹部23に被さる状態でポップアップゴム80が固定されている。このポップアップゴム80の弾性力により、ロック解除時のストライカー70を凹部23から積極的に押し出すように作用する。また、ポップアップゴム80は、図1(b)で示すようにシートの重量でロック装置Lがロックしないように支持するだけの大きな弾性力を有する。
既に述べたようにロック装置Lのロック状態における追い込みスプリング68の付勢力は、カム60を通じてストライカー70をベースプレート22の凹部23から押し出す方向に働いている。すなわち、ストライカー70に作用するポップアップゴム80の付勢力と追い込みスプリング68の付勢力とは同方向である。したがって、追い込みスプリング68の弾性力は、ポップアップゴム80の弾性力とは無関係に、ストライカー70に対するカム60の押圧力を基準として設定することができる。なお、追い込みスプリング68の付勢力をポップアップゴム80の弾性に逆らう方向に設定する場合、現実には前記のように大きな弾性力のポップアップゴム80に打ち勝つような追い込みスプリング68を用いるのは困難である。
車両用の格納式シートを表した側面図 アンロック状態のロック装置を表した構成図 図2のA-A矢視方向の断面図 ロック作動途中のロック装置を表した構成図 ロック状態のロック装置を表した構成図 ロック解除操作時(フルストローク状態)のロック装置を表した構成図 実施の形態2におけるロック装置をアンロック状態で表した構成図 図7のB-B矢視方向の断面図 実施の形態2におけるロック装置をロック状態で表した構成図 ポップアップ仕様のロック機構を表した構成図 図10のC-C矢視方向の断面図
符号の説明
10 シートクッション
14 フロア
L ロック装置
20 ロック機構
22 ベースプレート
23 凹部
30 フック
38 フック軸
40 ポール
46 ポール軸
54 ロックスプリング
60 カム
68 追い込みスプリング
70 ストライカー

Claims (2)

  1. 互いに結合あるいはその解除が可能な二部材の一方に設けられたロック機構と、二部材の他方に設けられたストライカーとからなるロック装置であって、
    ロック機構は、ストライカーを受け入れ可能な凹部を有するベースプレートと、
    このベースプレートに固定されたフック軸に対して回転可能に支持され、この回転によりベースプレートの凹部との間でストライカーを挟持したロック状態、あるいはストライカーを解放したアンロック状態を形成するフックと、
    ベースプレートに回転可能に支持されたポール軸に対して一体的に回転可能に支持され、フックに対して係合可能な位置に回転することにより、フックをロック状態に保持するポールと、
    フックおよびポールをロック状態またはアンロック状態のいずれかで安定させるように付勢するロックスプリングと、
    フック軸に対して回転可能に支持され、ロック状態においてストライカーに押圧力を付与するカムと、
    ストライカーに押圧力を付与する方向へカムを付勢する追い込みスプリングと、
    を備えているロック装置。
  2. 請求項1に記載されたロック装置であって、
    ロック状態でのカムは、追い込みスプリングの付勢力により、ストライカーに対してフックとは逆方向から押圧力を付与するように設定されているとともに、ポールはカムに干渉可能な規制部を備え、ポールがフックをロック状態に保持するまでは規制部がカムに干渉して、該カムをストライカーに押圧力を付与しない回転位置に保持するように構成されているロック装置。
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