JP2005132316A - 車両用シートのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 シートロックアッシーのガタ付きおよびシートのぐらつき、並びに、ストライカとラッチが元の位置に戻るときの異音の発生。
【構成】 車体4に対して移動自在に設けた車両用シートに、車体4に設けたストライカ6が進入するストライカ進入溝11を有するベースプレート10と、該ベースプレート10に設けた前記ストライカ6が係合するU型係合溝16を有するラッチ12と、該ラッチ12のアンロック方向の回転を規制するラチェット20とを設けて構成したシートロックアッシー5を設けて前記車体4に固定するように構成し、前記ラッチ12はラッチ軸13により前記ベースプレート10に回転自在に軸支し、該ラッチ12の外周には前記ラチェット20のラッチ当り面22が係合するラチェット係合面24を形成し、前記ラッチ当り面22はラチェット係合面24から離れるに従い前記ラチェット20を軸支したラチェット軸21から遠くなる傾斜面に形成した車両用シートのロック装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車体に対して脱着式の車両用シートや、車体に対して回動あるいは回転等の移動する車両用シートを車体に固定する車両用シートのロック装置に係るものである。
従来、ラッチとラチェットによりストライカを係合保持させるシートロックアッシーでは、ストライカが進入するストライカ進入溝の奥側にゴムダンパを設け、ゴムダンパとラッチのU型係合溝の内周面によりストライカを係合保持する構成であった(例えば、特許文献1・特許文献2参照)。
この従来構成では、ストライカはゴムダンパにより押すことによりガタ取りとロック解除時のストライカの押出しを兼ねているため、ダンパーの撓み剛性以上の荷重が係ると、ストライカはダンパーを凹ませて移動して、シートロックアッシーのガタ付きおよびシートのぐらつきが発生するという課題がある。
また、荷重が減るとダンパは弾性復元し、ストライカとラッチが元の位置に戻るとき、ラッチとラチェットが当たり異音が発生する。
したがって、ストライカをダンパーに当てても、これ以上奥に移動しないようにする構成は、製造・組立て誤差によりラッチの係合溝とストライカの間に僅かに隙間ができ、非常に難しいのである。
実公平6−7970号公報 実開昭58−27460号公報
シートロックアッシーのガタ付きおよびシートのぐらつき、並びに、ストライカとラッチが元の位置に戻るときの異音の発生。
本願は、ストライカをダンパーに当てても移動しないように特に工夫してガタ付きのないシートロックアッシー5を提供するものであり、車体4に対して移動自在に設けた車両用シートに、車体4に設けたストライカ6が進入するストライカ進入溝11を有するベースプレート10と、該ベースプレート10に設けた前記ストライカ6が係合するU型係合溝16を有するラッチ12と、該ラッチ12のアンロック方向の回転を規制するラチェット20とを設けて構成したシートロックアッシー5を設けて前記車体4に固定するように構成し、前記ラッチ12はラッチ軸13により前記ベースプレート10に回転自在に軸支し、該ラッチ12の外周には前記ラチェット20のラッチ当り面22が係合するラチェット係合面24を形成し、前記ラッチ当り面22はラチェット係合面24から離れるに従い前記ラチェット20を軸支したラチェット軸21から遠くなる傾斜面に形成した車両用シートのロック装置としたものである。
本発明は、前記ラチェット係合面24は、前記ラッチ12の外周に半径方向に凹むように設けた凹部23内に形成した車両用シートのロック装置としたものである。
本発明は、前記ラッチ12は前記ラチェット20のラッチ当り面22によりU型係合溝16にストライカ6が係合した後もロック方向に回転するようにし、前記ストライカ6はラッチ12のU型係合溝16のロック方向面27と前記ストライカ進入溝11の最奥のベースプレート10の進入停止面26とにより隙間なく挟まれて係合保持されるように構成した車両用シートのロック装置としたものである。
本発明は、車体4に対して移動自在に設けた車両用シートに、車体4に設けたストライカ6が進入するストライカ進入溝11を有するベースプレート10と、該ベースプレート10に設けた前記ストライカ6が係合するU型係合溝16を有するラッチ12と、該ラッチ12のアンロック方向の回転を規制するラチェット20とを設けて構成したシートロックアッシー5を設けて前記車体4に固定するように構成し、前記ラッチ12の外周には前記ラチェット20のラッチ当り面22が係合するラチェット係合面24を形成し、前記ラッチ当り面22はラチェット係合面24から離れるに従い前記ラチェット20を軸支したラチェット軸21から遠くなる傾斜面に形成し、前記ラチェット20の先端側にはフック35を有するロックレバー31の基部を軸34により回動自在に取付け、前記ロックレバー31はラチェット20がラッチ12のラチェット係合面24に係合すると、前記ベースプレート10に設けたストッパ15に係合するように構成した車両用シートのロック装置としたものである。
本発明は、前記ロックレバー31には、前記フック35を前記ストッパ15に係合する方向に移動するように付勢するバネ40と、前記ストッパ15に係合したフック35を前記軸34中心に回動させて離脱させる操作ワイヤ37とを夫々連結し、前記バネ40は前記ラチェット20をラチェット係合面24に係合するように付勢するように構成した車両用シートのロック装置としたものである。
請求項1の発明では、ラチェット20は、ラッチ12にストライカ6が係合した後も、ラッチ12をロック方向に回転させて締め込むので、ガタ付きおよびシートのぐらつきを防止でき、ストライカ6とラッチ12が元の位置に戻ることもないので異音の発生もない。
請求項2の発明では、ラチェット20によるラッチ12のロック方向回転を円滑確実にさせる。
請求項3の発明では、ガタ付きおよびシートのぐらつきを防止できる。
請求項4の発明では、ラッチ12とラチェット20以外の手段によりアンロックを二重に防止できる。
請求項5の発明では、構成を簡素にできる。
本発明の実施例を図により説明すると、1は車両用シートであり、座席シート2および背凭シート3を有する。前記車両用シート1は、車体4に対して脱着自在、あるいは、座席シート2の前側を中心に回動自在や縦軸回転自在等の移動自在に取付けるように構成し、車両用シート1に設けたシートロックアッシー5により車体4に固定する。
シートロックアッシー5は車体4に固定のストライカ6を係合させることでロックする。
即ち、取付軸7中心に回動自在に取付けてシートロックアッシー5により車体4に固定するか、あるいは、車体係合部8に前側シート係合部9を係合させてからシートロックアッシー5により車体4に固定すればよいが、本願はシートロックアッシー5に関するものであるから、車両用シート1の脱着あるいは移動構成は要件ではない。
前記シートロックアッシー5のベースプレート10には前記ストライカ6が進入する縦のストライカ進入溝11を形成する。ストライカ進入溝11は長さ方向の一方(下側)のみを開口させている。
前記ベースプレート10にはラッチ12をラッチ軸13により回転自在に取付ける。ラッチ軸13は前記ストライカ進入溝11より後側のベースプレート10に軸装する。ラッチ12は後述するバネにより図2において反時計回転方向に付勢され、前記ストライカ進入溝11の上方のベースプレート10に設けたストッパ15に当接して停止している。
ラッチ12には前記ストライカ6と当接係合するU型係合溝16を形成し、車両用シート1を車体4に向けて固定方向に移動させると、ストライカ6はアンロック位置にあるU型係合溝16に当接して前記バネの弾力に抗して時計回転させる。
前記ストライカ進入溝11の前側(図2において左側)のベースプレート10にはラッチ12の回転を停止させてストライカ6の係合状態を保持するラチェット20の基部をラチェット軸21により取付ける。ラチェット20の先端にはラッチ当り面22を形成する。
ラッチ当り面22はラッチ12側から反ラッチ12側に至るに従いラチェット軸21に対して離れる傾斜面形状に形成する。
即ち、ラチェット軸21を中心とする円弧線Rに対して楔状にθ度(好適には略5〜8度)終端側がラチェット軸21より離れるように傾斜させることで、衝突時の大荷重入力時でもラッチ当り面22が滑ることを防止する。
ラッチ12の外周には半径方向に凹む凹部23を形成し、凹部23のアンロック回転方向側の内面にラチェット係合面24を形成する。ラチェット係合面24にラチェット20のラッチ当り面22が係合すると、車両用シート1のアンラッチ方向の回転が規制され、ラッチ12のU型係合溝16とストライカ6との係合保持され、車両用シート1が車体4に固定される。
この場合、ラッチ当り面22はラッチ12側から反ラッチ12側に至るに従いラチェット軸21に対して離れる傾斜面形状に形成しているから、ストライカ6がラッチ12のU型係合溝16に係合した後も、ラチェット20のラッチ当り面22はストライカ6がストライカ進入溝11内の最奥部に向けて移動することで、ラッチ12を回転させるように作用する。
そのため、ストライカ進入溝11とラッチ12のU型係合溝16とラチェット20に関係は、ストライカ進入溝11内の最奥部のベースプレート10をストライカ6の進入停止面26に形成し、進入停止面26に当ってストライカ6が進入停止するまで、ラチェット20のラッチ当り面22とラッチ12のU型係合溝16によるストライカ6を締め込む作用が奏するように、ラッチ当り面22とラッチ12の凹部23およびラチェット係合面24を相対的に配置構成する。
したがって、ストライカ6はラッチ12のU型係合溝16のロック方向面27とベースプレート10の進入停止面26との二つの面により隙間なく挟まれて係合保持される。
なお、ストライカ進入溝11には弾性ダンパー28を設けているが、弾性ダンパー28はストライカ6を押出すためのものであり、ストライカ6がストライカ進入溝11に進入して弾性ダンパー28に当接した後、ストライカ6は弾性ダンパー28を弾性変形させながら進入停止面26に向かって移動し、ストライカ6の移動は進入停止面26に当接して停止する。
しかして、ベースプレート10にはロック状態のラッチ12のアンロック防止手段30を設ける。アンロック防止手段30は、前記ラチェット20の先端部にロックレバー31を設けて構成する。ロックレバー31はアーム部32の先端に突出部33を設けて逆L型形状に形成し、アーム部32の基部を軸34によりラチェット20に回動自在に取付ける。突出部33の先端にはフック35を設ける。フック35の下面にはストッパ15に係合する係合面36を設ける。
即ち、ロックレバー31は軸34中心にラチェット20に対して回動自在であると共に、ラチェット20がラチェット軸21中心に回動すると、それに連動してロックレバー31全体が移動するため、フック35の係合面36は突出部33の先端より基部側に下方に突き出るように形成し、突出部33がストッパ15を通過した後にフック35の係合面36は上側から係合する。
アーム部32の先端には、反突出部33側に牽引する操作ワイヤ37を接続する。また、アーム部32には操作ワイヤ37の牽引方向と反対にロックレバー31全体を移動させるように付勢するバネ40を設ける。
この場合、バネ40は、フック35がストッパ15に係合した後、係合面36をストッパ15から離れる方向に付勢することになるが、ラチェット20に荷重が掛かったとき、ラチェット20の開放方向の回動力を軸34にて方向変換して係合面36がストッパ15に係合するように作用するようにバネ40を配置構成する。
また、前記係合面36は軸34中心とする円弧面に形成すると、衝突時等の大荷重入力時にも滑って外れるの防止し、また、ストッパ15との係合を離脱させるのが円滑になって好適である。
41はラッチ12の外周のラチェット20の側面42に摺接してラチェット20を退避位置に誘導する誘導面であり、前記ラチェット係合面24よりロック回転方向側のラッチ12の外周に形成する。
また、側面42はラッチ12のロック方向回転に干渉しないように円弧面に形成している。
しかして、前記バネ40は引っ張りバネにより形成し、その一端はロックレバー31のアーム部32に係止し、バネ40の他端は前記ラッチ12に係止し、ロックレバー31をロック方向に移動するように付勢すると共に、ラッチ12をアンロック方向に回転するように付勢する。また、バネ40はラチェット20を係合方向に付勢するため、ラチェット20のラッチ当り面22をラッチ12の外周に弾着させるバネ25も兼用している。
この場合、夫々、単独に作用するバネを設けてもよい。
43はバックプレート、44は弾性ダンパー28を設けたホルダプレートである。
(実施例の作用)
車両用シート1のシートロックアッシー5を車体4のストライカ6に係合させてロックすると、車両用シート1は車体4に固定状態になり、反対に、シートロックアッシー5とストライカ6の係合を開放してアンロックさせると、車両用シート1は取り外しまたは移動自在となる。
しかして、シートロックアッシー5は、図2のアンロック状態において、ストライカ6がベースプレート10のストライカ進入溝11に進入すると、ラッチ12のU型係合溝16の内周に当接し、ラッチ12は図2において時計回転(ロック方向)する。ラッチ12の誘導面41はラチェット20の側面42に当接し、ラチェット20はバネ25によりラッチ12の外周に弾着するように付勢されているため、誘導面41がラチェット20のラッチ当り面22を通過すると、ラッチ当り面22はラッチ12のラチェット係合面24に係合する。
ラチェット係合面24にラチェット20のラッチ当り面22が係合すると、車両用シート1のアンラッチ方向の回転が規制され、ラッチ12のU型係合溝16とストライカ6との係合保持される。
この場合、ラッチ当り面22はラッチ12側から反ラッチ12側に至るに従いラチェット軸21に対して離れる傾斜面形状に形成しているから、ストライカ6がラッチ12のU型係合溝16に係合した後も、ラチェット20のラッチ当り面22はストライカ6がストライカ進入溝11内の最奥部に向けて移動するように、ラッチ12を回転させるように作用する。
そのため、ストライカ6が弾性ダンパー28にあたった状態で、弾性ダンパー28が荷重で変形して、ストライカ6が更に奥に移動しても、ラチェット20のラッチ当り面22はラッチ12をアンロック方向に回転させてラッチ12のU型係合溝16によるストライカ6の締め込むように作用させ、ガタ付きを防止する。
この場合、ストライカ進入溝11とラッチ12のU型係合溝16とラチェット20の関係は、ストライカ進入溝11内の最奥部のベースプレート10をストライカ6の進入停止面26に形成し、進入停止面26に当ってストライカ6の進入が停止するまで、ラチェット20のラッチ当り面22とラッチ12のU型係合溝16によるストライカ6の締め込み作用が奏するように、ラッチ当り面22とラッチ12の凹部23およびラチェット係合面24を相対的に配置構成しているから、ストライカ6は進入停止面26に当たるまでストライカ進入溝11内を進入し、進入停止面26にストライカ6が当たって停止する。
このときでも、ラチェット20のラッチ当り面22はラッチ12をロック方向に回転させるように付勢しているため、ストライカ6はラッチ12のU型係合溝16のロック方向面27とベースプレート10の進入停止面26とにより隙間なく挟まれて係合保持され、ストライカ6とラッチ12が元の位置に戻ることもないので異音の発生もない。
したがって、ストライカ6は上下に隙間なく挟まれているので、従来のようなストライカ6の上下移動が原因の異音は発生しない。
しかして、ラチェット係合面24はラッチ12の凹部23にラッチ当り面22を形成しているから、ラチェット係合面24の長さ方向の始端側はラッチ12の凹部23に食込んで、一層、ストライカ6の係合後のラッチ12の挟み込み作用を確実にする。
しかして、ストライカ6がラッチ12により保持されると、アンロック防止手段30のロックレバー31はバネ40の弾力により図2のイ方向に移動し、ロックレバー31のフック35の係合面36がストッパ15を通過すると、係合面36はストッパ15に係合する。
この場合、一旦係合面36がストッパ15に係合すると、バネ40は係合面36をストッパ15から離れる方向に付勢することになるが、ラチェット20に荷重が掛かってバネ40に抗してロックレバー31全体が反イ方向に移動すると、係合面36はストッパ15に係合し、係合面36がストッパ15に係合すると、これ以上のロックレバー31の移動は停止される。
また、ラチェット20の開放方向の回動力は軸34にて方向変換されて係合面36がストッパ15に係合するように作用するため、一層、係合面36はストッパ15に強固に係合する。
したがって、ラッチ12に掛かるアンロック方向の荷重に対して、ラチェット20とアンロック防止手段30により二重にアンロックを防止する。
この場合、ロックレバー31の係合面36は軸34中心とする円弧面に形成されているため、衝突時等の大荷重入力時にも滑って外れることはない。
しかして、図3のロック状態において、操作ワイヤ37を引くと、ラチェット20のラッチ当り面22はラッチ12のラチェット係合面24に係合したまま、ロックレバー31は軸34中心に回動し、フック35の係合面36がストッパ15から外れる。
この場合、係合面36は軸34中心とする円弧面に形成されているため、ストッパ15との係合を離脱させるのが円滑になり、ロック解除不能状態となるのを防止する。
次に、ロックレバー31の上面がベースプレート10のフランジに当たって、ロックレバー31の軸34中心の回動が停止し、前方にスライドする。
更に、操作ワイヤ37を引くと、ロックレバー31全体が反イ方向に移動し、これにより、ラチェット20がラチェット軸21中心にアンロック方向に回動する。
ラチェット20のラッチ当り面22がラッチ12のラチェット係合面24から離脱すると、ラッチ12は瞬時にアンロック方向に回転し、ストライカ6を開放し、前記ロックレバー31のフック35が外れたストッパ15の端面にラッチ12の外周が当接し、これによりラッチ12は所定の待機位置てアンロック回転を停止させる。
また、ラチェット20のラッチ当り面22がラッチ12のラチェット係合面24から離脱してラッチ12が回転すると、ラッチ12の誘導面41がラチェット20の側面42に当接してラチェット20のロック方向の回動を阻止しているため、ロックレバー31はバネ40により牽引されても、アンロック位置にある軸34中心に下方回動してフック35がストッパ15の上面に当接するだけで、ストッパ15に係合しているラッチ12の外周面とは干渉しない。
なお、ストライカ6は車体4に設けられているが、理解を容易にするためシートロックアッシー5に対して相対的に移動させて説明しており、また、上下や前後といった方向が記載されているが、これらの記載によって構成が限定されるものではない。
シート側面図。 シートロックアッシーの側面図(アンロック状態)。 同ロック状態側面図。 アンロック防止手段が外れた状態の側面図。 ラチエットが外れた状態の側面図。 シートロックアッシーの分解図。 ラチエットのラッチ当り面とラチェット係合面との関係を示す説明図。
符号の説明
1…車両用シート、2…座席シート、3…背凭シート、4…車体、5…シートロックアッシー、6…ストライカ、10…ベースプレート、11…ストライカ進入溝、12…ラッチ、13…ラッチ軸、15…ストッパ、16…U型係合溝、20…ラチェット、21…ラチェット軸、23…凹部、24…ラチェット係合面、22…ラッチ当り面、25…バネ、26…進入停止面、27…ロック方向面、28…弾性ダンパー、30…アンロック防止手段、31…ロックレバー、32…アーム部、33…突出部、34…軸、35…フック、36…係合面、37…操作ワイヤ、40…バネ、42…側面。

Claims (5)

  1. 車体4に対して移動自在に設けた車両用シートに、車体4に設けたストライカ6が進入するストライカ進入溝11を有するベースプレート10と、該ベースプレート10に設けた前記ストライカ6が係合するU型係合溝16を有するラッチ12と、該ラッチ12のアンロック方向の回転を規制するラチェット20とを設けて構成したシートロックアッシー5を設けて前記車体4に固定するように構成し、前記ラッチ12はラッチ軸13により前記ベースプレート10に回転自在に軸支し、該ラッチ12の外周には前記ラチェット20のラッチ当り面22が係合するラチェット係合面24を形成し、前記ラッチ当り面22はラチェット係合面24から離れるに従い前記ラチェット20を軸支したラチェット軸21から遠くなる傾斜面に形成した車両用シートのロック装置。
  2. 請求項1において、前記ラチェット係合面24は、前記ラッチ12の外周に半径方向に凹むように設けた凹部23内に形成し、または、ラチェット係合面24に続いて凹部23をラッチ24の外周に形成した車両用シートのロック装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記ラッチ12は前記ラチェット20のラッチ当り面22によりU型係合溝16にストライカ6が係合した後もロック方向に回転するようにし、前記ストライカ6はラッチ12のU型係合溝16のロック方向面27と前記ストライカ進入溝11の最奥のベースプレート10の進入停止面26とにより隙間なく挟まれて係合保持されるように構成した車両用シートのロック装置。
  4. 車体4に対して移動自在に設けた車両用シートに、車体4に設けたストライカ6が進入するストライカ進入溝11を有するベースプレート10と、該ベースプレート10に設けた前記ストライカ6が係合するU型係合溝16を有するラッチ12と、該ラッチ12のアンロック方向の回転を規制するラチェット20とを設けて構成したシートロックアッシー5を設けて前記車体4に固定するように構成し、前記ラッチ12の外周には前記ラチェット20のラッチ当り面22が係合するラチェット係合面24を形成し、前記ラッチ当り面22はラチェット係合面24から離れるに従い前記ラチェット20を軸支したラチェット軸21から遠くなる傾斜面に形成し、前記ラチェット20の先端側にはフック35を有するロックレバー31の基部を軸34により回動自在に取付け、前記ロックレバー31はラチェット20がラッチ12のラチェット係合面24に係合すると、前記ベースプレート10に設けたストッパ15に係合するように構成した車両用シートのロック装置。
  5. 請求項4において、前記ロックレバー31には、前記フック35を前記ストッパ15に係合する方向に移動するように付勢するバネ40と、前記ストッパ15に係合したフック35を前記軸34中心に回動させて離脱させる操作ワイヤ37とを夫々連結し、前記バネ40は前記ラチェット20をラチェット係合面24に係合するように付勢するように構成した車両用シートのロック装置。
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