JP2011069437A - コントロールケーブルの端部構造及びラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントロールケーブルの撓みを防止して、抜け止めを越えるようなコントロールケーブルの動きを抑制する。
【解決手段】コントロールケーブルの端部構造において、載置プレート108と、載置プレート108の縁に立設する立壁109と、インナーケーブル101の端部に設けられ、載置プレート108に載置された係止ボール107と、係止ボール107を係止する係止部110と、係止部110から載置プレート108の縁近傍に向けて延び出ており、その先端が載置プレート108の係止ボール107が載置される面114よりもその面114の反対面115側に突出している抜け止め112と、載置プレート108の縁から隙間111に向かって延び出ており、その先端が係止部110の係止ボール107を係止する面116よりもその面116の反対面117側に突出している凸部113と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、コントロールケーブルの端部構造及びそれを用いたラッチ装置に関する。
コントロールケーブル装置は、動作を離れた場所へ伝達させて遠隔操作の役割をするものであって、車両用シート等に使用されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載のコントロールケーブル装置にあっては、ケーブル(73)の先端(73a)が、スライド部(31)に取り付けられたアーム(51a)の先端の係合部(51c)に係合し、ケーブル(73)の後端が操作部(60)の第2ドラム(68)に巻き付けられている。これにより操作部(60)を回転させることでケーブル(73)を引っ張り又は緩め、スライド部(31)を前進又は後退させる。
また、特許文献2に記載のコントロールケーブル装置にあっては、回動自在に軸着されたウォークイン用クランク(80)を伝達部材(47)により回動させ、スライド機構(5)をアンロックして車両用シート(1)をウォークイン状態にすることが記載されている。
特開2008−49066公報 特開2008−68721公報
ところで、このようなコントロールケーブル装置におけるその端部構造において、次のような問題がある。図16は、従来のコントロールケーブル装置100aの端部を示した概略断面図であり、コントロールケーブルの端部構造の問題点を説明するものである。従来のコントロールケーブル装置100aは、図示しない操作レバーにケーブル101aが取り付けられ、ケーブル101aの端部に設けられた係止端部107aが載置プレート108aに載置されるとともに係止部110aに係止されて構成される。載置プレート108aと係止部110aとの間には隙間111が形成され、ケーブル101aは隙間111を通って延在している。操作レバーを引くことにより係止端部107aを引っ張り、係止端部107aを係止する係止部110aに引っ張る力を伝達させて遠隔操作を可能としている。
ここで、図16に示されているように係止端部107aが常に係止部110aに当接して取り付けられている場合がある。この場合、ケーブル101aに遊び部分がないため操作レバーを引いたとき装置が急激に作動して不都合を生じることがある。したがってケーブル101aの長さを延ばして遊び部分を設ける必要があるが、遊び部分を設けるとケーブル101aが緩むことでケーブル101aが撓み、抜け止め112を越えて外れてしまうという問題がある。ケーブル101aが外れないように係止部を複雑な形状にするという方法もあるが、この場合ケーブル101aの取り付け作業が煩雑になるという別の問題が生じる。
そこで、本発明の課題は、コントロールケーブルの撓みを防止して抜け止めを越えるようなコントロールケーブルの動きを抑制し、かつ取り付け作業が容易なコントロールケーブルの端部構造及びそれを利用したラッチ装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明によれば、コントロールケーブルの端部構造が、被操作部材を引く操作をするコントロールケーブルの端部構造において、
前記被操作部材に設けられた載置プレートと、
前記載置プレートの縁に立設する立壁と、
前記被操作部材を引くコントロールケーブルの端部に設けられ、前記載置プレートに載置された第一の係止部と、
前記立壁から延出して、前記コントロールケーブルを通す隙間を前記載置プレートとの間で形成し、前記第一の係止部を係止する第二の係止部と、
前記第二の係止部から前記載置プレートの縁近傍に向けて延び出ており、その先端が前記載置プレートの前記第一の係止部が載置される面よりもその面の反対面側に突出している抜け止めと、
前記載置プレートから前記隙間に向かって延び出ており、その先端が前記第二の係止部の前記第一の係止部を係止する面よりもその面の反対面側に突出している凸部と、を備えることとした。
また、ラッチ装置が、ストライカーが進入可能な進入溝と、
前記進入溝に進入した前記ストライカーに噛合して、前記ストライカーを前記進入溝内に保持するラッチと、
前記ラッチに係合して、前記ラッチと前記ストライカーの噛合を保持するラチェットと、
所定の向きに引き動かされることで前記ラチェットを前記ラッチと係合した状態から解放するオープンレバーと、
前記オープンレバーに設けられた載置プレートと、
前記載置プレートの縁に立設する立壁と、
前記載置プレートに載置された第一の係止部と、
前記立壁から延出するとともに、前記第一の係止部よりも前記所定の向き側に配置され、前記載置プレートとの間に隙間を形成し、前記第一の係止部を係止する第二の係止部と、
前記第二の係止部から前記載置プレートの縁近傍に向けて延び出ており、その先端が前記載置プレートの前期第一の係止部が載置される面よりもその面の反対面側に突出している抜け止めと、
前記載置プレートから前記隙間に向かって延び出ており、その先端が前記第二の係止部の前記第一の係止部を係止する面よりもその面の反対面側に突出している凸部と、
前記第一の係止部から前記隙間を通って前記所定の向きに延出するコントロールケーブルと、を備えることとした。
請求項1に係る発明によれば、載置プレートから隙間に向かって凸部が突出することにより、コントロールケーブルが緩んだ場合にコントロールケーブルが凸部に当接し、抜け止めを越えるようなコントロールケーブルの動きを抑制することができる。また、凸部が第二の係止部と載置プレートとの間の隙間を狭めるので、第二の係止部をコントロールケーブルから離れた位置に設けることができるとともに隙間から第一の係止部が抜けない。これによりコントロールケーブルを引く際に、コントロールケーブルが第二の係止部と接触しないからコントロールケーブルの磨耗を防止できる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様の効果を奏することができる。
本発明を適用した実施形態におけるシート装置の左側面図である。 同実施形態におけるラッチ装置が係合状態にある場合の同ラッチ装置の左側面図である。 同ラッチ装置が解放状態にある場合の同ラッチ装置の左側面図である。 同ラッチ装置のオープンレバーの左側面図である。 図2、図3における矢印Aの方向に見て示した図面である。 同実施形態におけるコントロールケーブル装置の一方の端部及びその周辺を示した斜視図である。 同コントロールケーブル装置の一方の端部及びその周辺を示した斜視図である。 同コントロールケーブル装置の一方の端部及びその周辺を示した斜視図である。 同コントロールケーブル装置の一方の端部の概略断面図である。 同コントロールケーブル装置の一方の端部を、図2における矢印Bの方向に見て示した図面である。 同コントロールケーブル装置の他方の端部を示した斜視図である。 同ラッチ装置の左側面図である。 同ラッチ装置の左側面図である。 同ラッチ装置の左側面図である。 同ラッチ装置の左側面図である。 従来のコントロールケーブル装置を示す概略断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、車両用シート装置90の左側面図である。
この車両用シート装置90においては、座部91の後部がリクライニング機構によってバックレスト92の下端部に連結され、ヘッドレスト93がバックレスト92の上部に設けられている。座部91の前部の下部がブラケット94に回転可能に連結され、そのブラケット94が車両のフロア99上に固定されている。座部91がブラケット94との連結部を中心にして前後に起伏可能に設けられている。
座部91の後部の下部には、ラッチ装置1が取り付けられている。一方、ストライカー2がフロア99上に固定されている。ラッチ装置1がストライカー2と係脱可能である。ラッチ装置1がストライカー2に係合することによって、座部91が後ろに倒伏した状態が保持される。一方、ラッチ装置1がストライカー2を解放することによって、座部91を起伏することができる。
図2、図3は、ラッチ装置1の左側面図である。図2は、ラッチ装置1がストライカー2と係合した状態を示し、図3は、ラッチ装置1がストライカー2を解放した状態を示す。
図2、図3に示すように、ベースプレート10の上部が軸11によって座部91のフレームに連結されている。軸11が左右方向に対して平行に設けられ、ベースプレート10が軸11を中心にして座部91のフレームに対して回転可能に設けられている。
ベースプレート10の下端には、ストライカー2が進入可能な切欠溝12が形成されている。この切欠溝12は軸11の径方向であって上下方向に延在し、切欠溝12の下側が開口している。切欠溝12の幅は、つまり、切欠溝12の前辺13と後辺14の間隔は、下側の開口において最も広く、その開口から上側の突き当たり15に向かって漸次狭くなる。切欠溝12の突き当たり15が弧状に湾曲している。一方、ストライカー2の上面が、横から見て弧状に湾曲しており、ストライカー2の上面の曲率と突き当たり15の曲率が等しい。従って、ストライカー2が切欠溝12に進入して突き当たり15に当接した場合、ストライカー2の上面と突き当たり15が面接触をする。そのため、ストライカー2がベースプレート10に対してがたつかないようにするために、別途ストッパ等を切欠溝12の奥部に設けずに済み、部品点数の削減を図ることができる。なお、切欠溝12の突き当たり15の形状がストライカー2の上面の形状に合致していれば、これらの形状が弧状に限るものではない。
ベースプレート10には、ラッチ20、ラチェット30及びオープンレバー(被操作部材)40が連結され、ラッチ20には、作動レバー50が連結されている。
ラッチ20は、ラッチ軸21によってベースプレート10に連結されている。ラッチ軸21が軸11に対して平行であり、ラッチ20がラッチ軸21を中心にしてベースプレート10に対して回転可能に設けられている。ラッチ20とベースプレート10の連結箇所は、つまり、ラッチ軸21の位置は、切欠溝12の突き当たり15の後方である。ラッチ軸21から切欠溝12の突き当たり15までの距離が短くなるよう、ラッチ軸21の位置が設定されている。
ラッチ20は、第一フック部22、第二フック部23、噛合溝24、進入段部25及び係合フック部26を有する。第一フック部22は、ラッチ20の外周面からラッチ軸21の径方向外側に突出する態様で形成されている。第二フック部23は、ラッチ20の外周面から第一フック部22と略平行に突出する態様で形成されている。噛合溝24は、第一フック部22と第二フック部23との間に形成されているとともに、ラッチ20の外周面の一部を開口する態様で形成されている。噛合溝24が前方に向けて開口した場合、第一フック部22が噛合溝24の上に位置し、第二フック部23が噛合溝24の下に位置する。係合フック部26は、ラッチ20の外周面からラッチ軸21の径方向外側に突出する態様で形成されている。進入段部25は、第二フック部23と係合フック部26との間に形成されているとともに、ラッチ20の外周面の一部をラッチ軸21の径内方向に凹む態様で形成されている。
ラチェット30は、ラチェット軸31によってベースプレート10に連結されている。ラチェット軸31が軸11及びラッチ軸21に対して平行であり、ラチェット30がラチェット軸31を中心にしてベースプレート10に対して回転可能に設けられている。ラチェット30とベースプレート10の連結箇所は、つまり、ラチェット軸31の位置は、切欠溝12の突き当たり15の斜め上前方である。
ラチェット30は、係合部32及び作動腕33を有する。係合部32は、ラチェット軸31からラチェット軸31の径方向外側に延出している。係合部32の先端を挟む外周面34,35のうち一方の外周面34が、ラチェット軸31の径方向に延在している。その外周面34は凹状に湾曲している。他方の外周面35がラチェット軸31の周方向に延在しているとともに、ラチェット軸31を中心にして弧状に設けられている。係合部32の突端とラチェット軸31との間の部分には、カムフォロワ36が凸設されている。作動腕33は、ラチェット軸31を中心にした反時計回りの向きに係合部32から延出している。作動腕33の突端部には、係合ピン37が取り付けられている。
ラチェット軸31には、ストッパ60が設けられている。ストッパ60が円盤状に設けられ、ラチェット軸31とストッパ60が同軸に設けられている。
オープンレバー40は、レバー軸41によってベースプレート10に連結されている。レバー軸41が軸11、ラッチ軸21及びラチェット軸31に対して平行であり、オープンレバー40がレバー軸41を中心にしてベースプレート10に対して回転可能に設けられている。オープンレバー40とベースプレート10の連結箇所は、つまり、レバー軸41の位置は、ラチェット軸31の上方である。
図4は、オープンレバー40の左側面図である。オープンレバー40は板状に設けられているとともに、係合溝42を有する。係合溝42は、オープンレバー40の外周面の一部を開口する態様で形成されており、レバー軸41の径方向に延在している。この係合溝42に係合ピン37が係合している。レバー軸41を中心にして係合溝42の時計回り側の縁43は、直線状に形成されている。レバー軸41を中心にして係合溝42の反時計回り側の縁44のうち開口部分には、切欠き45が形成されている。そのため、係合溝42の開口側の幅が突き当たり側の幅よりも広くなっている。係合溝42の突き当たり側の幅は、係合ピン37の直径に等しく、係合溝42の開口側の幅は、係合ピン37の直径よりも大きい。
図2,図3に示すように、作動レバー50は、連結軸51によってラッチ20に連結されている。連結軸51が軸11、ラッチ軸21、ラチェット軸31及びレバー軸41に対して平行であり、作動レバー50が連結軸51を中心にしてラッチ20に対して回転可能に設けられている。作動レバー50とラッチ20の連結箇所は、つまり、ラッチ軸21の位置は、ラッチ軸21よりも係合フック部26の突端寄りである。
作動レバー50は、内接カム52、バネ掛部57、摺接面58及び当接部59を有する。
当接部59は、作動レバー50の外周面から、連結軸51を中心にした反時計回りの向きに凸設する態様で形成されている。
摺接面58は、当接部59の突端から連結軸51を中心にした時計回りの向きに延設されている。この摺接面58は作動レバー50の外周面に形成され、その摺接面58が連結軸51を中心とする略弧状に設けられている。
内接カム52は、摺接面58と連結軸51との間に設けられている。内接カム52は、作動レバー50の一側面から反対面に貫通するように形成された穴部である。この内接カム52内に、カムフォロワ36が挿入されている。内接カム52の内周面は、第一カム面53、第二カム面54、第一受け面55及び第二受け面56から構成される。第一カム面53の一端が第二カム面54の一端に連接され、第二カム面54の他端が第二受け面56の一端に連接され、第二受け面56の他端が第一受け面55の一端に連接され、第一受け面55の他端が第一カム面53の他端に連接されている。第一カム面53は、カムフォロワ36に対して連結軸51の径方向外側でカムフォロワ36に摺接する。第二カム面54は、カムフォロワ36に対してラチェット軸31の径方向外側でカムフォロワ36に摺接する。第一受け面55は、カムフォロワ36に対して連結軸51の周方向反時計回り側でカムフォロワ36に当接する。第二受け面56は、カムフォロワ36に対して連結軸51の周方向時計回り側でカムフォロワ36に当接する。
バネ掛部57は、当接部59よりも連結軸51を中心にした時計回り側において作動レバー50の径外方向端部に設けられている。図5は、図2、図3における矢印Aの方向に見て示した図面である。図5に示すように、バネ掛部57と作動レバー50が一体成形され、作動レバー50の径外方向端部が折り曲げ加工されることによってバネ掛部57が形成される。バネ掛部57と作動レバー50が一体形成されているので、別途バネ掛用のピン等を作動レバー50に取り付けずに済み、部品点数・コストの削減を図ることができる。
バネ掛部57には、バネ掛溝57aが形成されている。図2に示すように、バネ70の一端部がバネ掛部57に掛かり、バネ70の他端部が係合ピン37に掛かっている。バネ70によって、ラチェット30の作動腕33と作動レバー50の径外方向端部とを互いに近づける向きの荷重がラチェット30及び作動レバー50に作用する。つまり、連結軸51を中心にした反時計回りのモーメントがバネ70によって作動レバー50に作用し、ラチェット軸31を中心にした時計回りのモーメントがバネ70によってラチェット30に作用する。
連結軸51からバネ掛部57までの距離が長くなるよう、バネ掛部57の位置、連結軸51の位置及び作動レバー50の形状が設定されている。具体的には、図2において、バネ掛部57が係合ピン37よりも上部でバネを連結している。そのため、図2において、バネ70によってラチェット30及び作動レバー50に作用するモーメントが大きくなり、振動等によってラチェット30が反時計回りに回転しにくく、作動レバー50が時計回りに回転しにくい。それゆえ、がたつきや騒音を抑えることができる。
続いて、図2、図3、図6〜図11を参照して、オープンレバー40を反時計回りに回転させるコントロールケーブル装置100の構成について説明する。図6〜図8は、それぞれ異なる向きにコントロールケーブル装置100の一端部を見て示した斜視図である。図9は、コントロールケーブル装置100の一端部の概略断面図である。図10は、コントロールケーブル装置100の一端部を、図2における矢印Bの方向に見て示した図面である。図11は、コントロールケーブル装置100の他端部の側面図である。
ベースプレート10には、ブラケット106が取り付けられている。ブラケット106の取付位置は、レバー軸41の上斜め後ろである。ブラケット106にはアウターチューブ102の一端部が固定されている。インナーケーブル(コントロールケーブル)101がアウターチューブ102内に通され、インナーケーブル101の両端部がアウターチューブ102から延び出ている。
インナーケーブル101がオープンレバー40から操作レバー103にかけて配索されている。操作レバー103は、軸104によって取付部105に連結されている。操作レバー103は、軸104を中心にして取付部105に対して回転可能に設けられている。取付部105は、座部91又はバックレスト92等に固定されている。
インナーケーブル101の一端が操作レバー103に連結されている。インナーケーブル101の他端部には、例えば、ボール型に形成された係止ボール(第一の係止部)107が固定されている。係止ボール107は、載置プレート108上に載置され、載置プレート108上で摺動可能となっている。載置プレート108はオープンレバー40と一体に形成されている。
載置プレート108の縁部分には、立壁109が立設されている。立壁109の設置箇所は、レバー軸41に関して係合溝42の反対側である。レバー軸41を中心にして立壁109の反時計回り側端部には、係止部(第二の係止部)110が設けられている。係止部110は、立壁109からレバー軸41の径方向に載置プレート108の縁に沿って延出している。係止部110が載置プレート108の側面(係止ボール107が載置される面)から離れ、係止部110と載置プレート108との間には隙間111が形成されている。インナーケーブル101は、隙間111に通されている。隙間111にインナーケーブル101が通された状態では、係止部110が係止ボール107よりもブラケット106側に位置している。
係止部110の先端には、抜け止め112が形成されている。抜け止め112が係止部110の先端から載置プレート108の縁近傍に向けて突出している。抜け止め112の先端は、係止ボール107が載置される面114よりも更にその面114の反対面115側にまで突出している。抜け止め112と載置プレート108の縁の間に隙間が形成され、インナーケーブル101の端部に係止ボール107が取り付けられた状態であっても、その隙間を通じてインナーケーブル101を隙間111に対して係脱することができる。また、抜け止め112によってインナーケーブル101が隙間111から抜けることを防止することができる。
載置プレート108の縁の一部には、凸部113が形成されている。この凸部113は、載置プレート108の縁から隙間111内へ向かってインナーケーブル101方向に延出している。凸部113の先端は、係止部110の係止ボール107を係止する面116よりも更にその面116の反対面117側にまで突出している。更に、凸部113の先端は反対面117よりもインナーケーブル101の他端部側(操作レバー103側)にまで突出している。凸部113は係止部110から離れており、隙間111が凸部113によって塞がれていない。インナーケーブル101は、凸部113と係止部110の間において隙間111に通されている。このような凸部113によって隙間111を狭くすることができ、係止ボール107が隙間111を通って抜けることを防止することができる。更にインナーケーブル101が緩んだとき、インナーケーブル101が凸部113に当接するので、インナーケーブル101が抜け止め112を越えて抜けてしまうことを防止できる。
係止ボール107が載置プレート108に載置されているから、インナーケーブル101が緩んだ状態でも、係止ボール107が載置プレート108やオープンレバー40の外周面に引っ掛からないようにすることができる。
図9に示されているように、凸部113が係止部110の面116からベースプレート10に向かって延びる延長線を超えて、ブラケット106側に延びているため、インナーケーブル101が緩んだ場合に凸部113がインナーケーブル101に当接する。インナーケーブル101が凸部113に当接することにより、インナーケーブル101の動きが制限され、インナーケーブル101が撓むことにより隙間111から抜けてしまうのを防止できる。
また、係止部110の下端部はインナーケーブル101から離れた位置に設けられており、隙間111が大きくなるよう形成されている。凸部113が突出しているため隙間111が狭められ、係止ボール107が隙間111から抜けることがない。更に、係止部110の下端部がインナーケーブル101から離れて設けられているため、インナーケーブル101を引いたり緩めたりする際にインナーケーブル101が係止部110の下端部に接触しない。これによりインナーケーブル101が磨耗するのを防ぐことができる。
図10に示されているように、抜け止め112の先端は係止ボール107が載置される面114よりもその面114の反対面115側に突出している。上述の通り凸部113によりインナーケーブル101が撓みにくくなっているため、インナーケーブル101が抜け止め112を越えて抜けてしまうのを効果的に防止できる。また、コントロールケーブル装置100の一端部がこのような構造となっていることにより、インナーケーブル101及び係止ボール107の係止部110への取り付けが容易である。
次に、図2に示すようにラッチ装置1が係合状態にある場合の各部材の位置・状態について説明する。
ストライカー2がベースプレート10の切欠溝12に挿入され、そのストライカー2が切欠溝12の突き当たり15に当接している。ラッチ20は、切欠溝12に進入したストライカー2に噛合して、ストライカー2を切欠溝12内に保持するものである。具体的には、ラッチ20の第二フック部23がストライカー2の下側において切欠溝12を前後に横切り、ストライカー2が第二フック部23に当接している。第一フック部22が切欠溝12よりも僅かに上に位置し、側面視して第一フック部22の下縁が切欠溝12に突き当たり15に揃っている。ストライカー2が噛合溝24に挿入されているとともに、噛合溝24の突き当たりに当接している。これによって、ストライカー2が第二フック部23、噛合溝24の突き当たり及び切欠溝12の突き当たり15によって拘束されているとともに、ラッチ軸21を中心としたラッチ20の時計回りの回転が止められている。切欠溝12の突き当たり15の形状がストライカー2の上面の形状に合致して、ストライカー2が切欠溝12に突き当たり15に当接しているから、ストライカー2がベースプレート10に対してがたつかない。また、ストライカー2が第二フック部23に当接した状態で噛合溝24の突き当たりに当接しているから、ストライカー2がラッチ20に対してもがたつかない。また、ラッチ軸21から切欠溝12の突き当たり15までの距離が短くなるよう、ストライカー2から第二フック部23に下向きの荷重が作用した場合でも、ラッチ20に作用するモーメントを小さくすることができる。そのため、耐荷重性を向上させることができる。
連結軸51が、ラッチ軸21の上であって、ラチェット軸31の後ろに位置している。
当接部59がストッパ60の後ろに位置し、摺接面58がストッパ60の後ろ側でストッパ60に当接している。具体的には、摺接面58は、ラチェット軸31と連結軸51とを結ぶ線よりも上でストッパ60に当接している。これにより、連結軸51を中心とした作動レバー50の反時計回りの回転が止められているとともに、ラッチ軸21を中心としたラッチ20の反時計回りの回転が止められている。
進入段部25が上斜め前に向けて開口している。ラチェット30の係合部32がラチェット軸31を中心にして後倒し、その係合部32が進入段部25に入り込み、ラッチ20の係合フック部26が係合部32の前側で係合部32の外周面35に当接している。これにより、ラッチ軸21を中心としたラッチ20の反時計回りの回転が止められている。つまり、ラチェット30はラッチ20に係合して、ラッチ20とストライカー2の噛合を保持するものである。
係合部32の突端が進入段部25の底に当接している。これにより、ラチェット軸31を中心としたラチェット30の時計回りの回転が止められている。
ラチェット30のカムフォロワ36が、内接カム52の第一カム面53、第二カム面54及び受け面55の何れからも離れている。
係合ピン37がラチェット軸31の上斜め後ろに位置している。その係合ピン37が、切欠き45よりも係合溝42の突き当たり寄りに位置しているが、係合溝42の突き当たりから離れている。係合溝42の縁44が後ろ斜め下に傾斜している。
係止ボール107及び係止部110がレバー軸41の上斜め前に位置しているとともに、ブラケット106の下斜め前に位置している。係止ボール107が係止部110に係止している。
バネ70は自然長であるか、又は自然長よりも僅かに伸びた状態にある。
次に、ラッチ装置1の解放動作について説明する。
作業者が操作レバー103を回転して、インナーケーブル101を引く。そうすると、ラッチ装置1が図2の状態から図12の状態に動く。オープンレバー40は、所定の向きに引き動かされることで、ラチェット30をラッチ20と係合した状態から解放するものである。すなわち、係止ボール107が係止部110に当接してオープンレバー40がレバー軸41を中心にして時計回りに回転するとともに、ラチェット30がラチェット軸31を中心にして反時計回りに回転する。この際、カムフォロワ36が第一カム面53に近づいて、第一カム面53に当接する。カムフォロワ36が第一カム面53に当接する時に、係合部32が進入段部25から抜ける(図12参照)。係合部32が進入段部25から抜けるまでは、ラッチ軸21を中心としたラッチ20の反時計回りの回転が係合部32及び係合フック部26によって止められている。係合部32が進入段部25から抜けるようにラチェット30が反時計回りに回転する際には、係合部32の外周面35が係合フック部26に対して摺動する。ラチェット30が図2の状態から図12の状態に反時計回りに回転する際には、バネ70が伸びて、作動レバー50がバネ70によって反時計回りの向きに引っ張られる。しかし、摺接面58がラチェット軸31と連結軸51とを結ぶ線よりも上でストッパ60に当接し、バネ70の引張荷重がストッパ60に受けられているので、作動レバー50が反時計回りに回転しない。
作業者が操作レバー103を更に回転して、インナーケーブル101を更に引くと、ラッチ装置1が図12の状態から図13の状態に動く。すなわち、オープンレバー40がレバー軸41を中心にして時計回りに回転するとともに、ラチェット30がラチェット軸31を中心にして反時計回りに回転する。この際、カムフォロワ36が第一カム面53に当接した状態で前斜め上に移動するから、カムフォロワ36によって作動レバー50が引き上げられるとともに、カムフォロワ36が第一受け面55に当接するまで第一カム面53に沿って摺動する。そのため、作動レバー50がバネ70の引張荷重に抗して、連結軸51を中心にして時計回りに回転する。作動レバー50が図12の状態から図13の状態に時計回りに回転しても、ラッチ20はラッチ軸21を中心として回転しない。
作業者が操作レバー103を更に回転して、インナーケーブル101を更に引くと、ラッチ装置1が図13の状態から図14の状態に動く。すなわち、オープンレバー40がレバー軸41を中心にして時計回りに回転するとともに、ラチェット30がラチェット軸31を中心にして反時計回りに回転する。この際、カムフォロワ36が第一カム面53と第一受け面55の間の角部に位置した状態で前斜め上に移動するから、カムフォロワ36によって作動レバー50が前斜め上に引き上げられる。そのため、作動レバー50がバネ70の荷重に抗して、連結軸51を中心にして時計回りに回転するとともに、連結軸51がラッチ軸21とカムフォロワ36との間に向かってラッチ軸21を中心にして反時計回りに回転する。それに伴って、ラッチ20はラッチ軸21を中心として反時計回りに回転する。ラッチ20が反時計回りに回転することによって、係合フック部26がラチェット軸31を中心とした係合部32の円弧状軌道上に移動する。また、ラッチ20が反時計回りに回転することによって、連結軸51がラチェット軸31及びストッパ60に近づき、連結軸51からラチェット軸31及びストッパ60までの距離がラチェット軸31から当接部59までの距離よりも短くなる。また、ラッチ20が反時計回りに回転することによって、第一フック部22が切欠溝12の突き当たり15から切欠溝12内にはみ出て、第一フック部22からストライカー2に荷重が掛かり、その反力がラッチ20及びベースプレート10等に対して上に向かって作用する。そのため、ラッチ20が反時計回りに回転すると、ベースプレート10が軸11を中心にして後ろに振り上げられる。
そして、カムフォロワ36、連結軸51及びラッチ軸21が一直線状に並んだ状態になると、ラチェット30がそれ以上反時計回りに回転できない。カムフォロワ36、連結軸51及びラッチ軸21が一直線状に並んだ状態では、係合ピン37が切欠き45よりも係合溝42の開口寄りに位置している。切欠き45の部分では係合溝42の幅が係合ピン37の直径よりも広いから、作業者が操作レバー103でインナーケーブル101を更に引っ張っても、オープンレバー40が時計回りに回転する。従って、インナーケーブル101のオーバーストローク量を稼ぐことができる。
また、カムフォロワ36、連結軸51及びラッチ軸21が一直線状に並んだ状態では、第二フック部23の突端から切欠溝12の前辺13までの距離がストライカー2の直径よりも短く、ストライカー2が噛合溝24内にある。
その後、作業者が操作レバー103を離す。そうすると、図15に示すように、ラチェット30がバネ70の引張荷重によってラチェット軸31を中心にして時計回りに回転し、作動レバー50がバネ70の引張荷重によって連結軸51を中心にして反時計回りに回転し、カムフォロワ36が第一カム面53及び第二受け面55から離れる。ラチェット30が時計回りに回転することによって、係合部32が係合フック部26に近づく。一方、作動レバー50が反時計回りに回転することによって、当接部59がストッパ60に近づき、当接部59がストッパ60の上部に当接する(図15参照)。
当接部59がストッパ60の上部に当たった後、ラチェット30がバネ70によって更に時計回りに回転し、係合部32の外周面34が係合フック部26の上から係合フック部26に当接する。ここで、係合部32の外周面34が凹状に湾曲しているから、外周面34が係合フック部26の上から係合フック部26に線接触する。そのため、ラッチ20の反時計回りの回転が係合部32によって妨げられないようにすることができる。
係合部32の外周面34が係合フック部26の上部に当接した後、ラチェット30がバネ70によって更に時計回りに回転し、係合フック部26が係合部32によって下に押される。そのため、ラッチ20が反時計回りに回転する。ラッチ20が反時計回りに回転することによって、切欠溝12の後辺14から前に突き出ていた第二フック部23が後ろに引き込む。これによって、第二フック部23の突端から切欠溝12の前辺13までの距離がストライカー2の直径よりも長くなるとともに、ストライカー2が噛合溝24から抜ける(図3参照)。従って、ストライカー2が解放され、ストライカー2を切欠溝12から離脱することが可能になる。ストライカー2が解放された状態では、座部91を起伏することができる。
図3に示すようなラッチ装置1が解放状態にある場合には、バネ70が自然長である。そして、図3に示すような状態のラッチ20が時計回り・反時計回りのどちらに回転する場合でも、係合ピン37とバネ掛部57の距離が広がるので、図3に示すような状態がバネ70によって保たれている。また、図3に示すような状態では、第一フック部22が切欠溝12を前後に横切っている。そして、第一フック部22の突端から切欠溝12の前辺13までの距離は短く、ストライカー2の直径の3分の1の長さよりも短い。
次に、ラッチ装置1の係合動作について説明する。
ベースプレート10を下に移動させて、ストライカー2を切欠溝12に進入させる。ストライカー2が切欠溝12に進入すると、ストライカー2が第一フック部22に当たる。そして、ベースプレート10を押し下げると、ストライカー2から第一フック部22に上方向の反力が作用し、ラッチ20がラッチ軸21を中心にして時計回りに回転する。ここで、第一フック部22の突端から切欠溝12の前辺13までの距離が短く設定されているから、ストライカー2の反力によって、ラッチ軸21を中心にして時計回りのモーメントが第一フック部22に作用する。そのため、ラッチ20が反時計回りに回転しないようにすることができる。
ラッチ20が時計回りに回転することによって、ストライカー2が噛合溝24に進入する。これによって、ベースプレート10が軸11を中心にして前に振り下げられる。
また、ラッチ20が時計回りに回転することによって、係合部32が係合フック部26によって上に押され、ラチェット30がラチェット軸31を中心にして反時計回りに回転する。そのため、バネ70が伸びる。この際、連結軸51がラッチ軸21を中心にして時計回りに移動し、作動レバー50が連結軸51を中心にして反時計回りに回転し、その作動レバー50が全体として後ろに動く。その際、当接部59がストッパ60の外周面に当接した状態で、その当接部59がストッパ60の外周面に沿って時計回りに摺動する。同時に、係合部32の突端が係合フック部26の外周面に沿って進入段部25に向かって摺動する。このとき、ラチェット30はラチェット軸31を中心にして反時計回りに回転する。これに伴い係合ピン37もラチェット軸31を中心にして反時計回りに回転し、オープンレバー40がレバー軸41を中心にして時計回りに回転する。このとき、コントロールケーブル装置100には何の動作も加えられていないため、インナーケーブル101及び係止ボール107はラッチ装置1の解放時の位置から動かない。したがって係合部32が係合フック部26の外周面を摺動するにつれて、載置プレート108が係止ボール107に対して摺動し、インナーケーブル101が緩められていく。すなわち、係止ボール107と係止部110との距離が離れていく。載置プレート108に凸部113が設けられていることにより、インナーケーブル101が緩むことによりインナーケーブル101が凸部113と当接し、インナーケーブル101が撓むのを防止することができる。したがってインナーケーブル101が抜け止め112を越えて抜けてしまうのを防止できる。
そして、係合部32の突端が係合フック部26の外周面を進入段部25にまで摺動すると(図12参照)、バネ70の引張荷重によってラチェット30がラチェット軸31を中心にして時計回りに回転する。それに伴い、係合ピン37もラチェット軸31を中心にして時計回りに回転し、オープンレバー40もレバー軸41を中心にして反時計回りに回転する。このときコントロールケーブル装置100には何の動作も加えられていないため、インナーケーブル101及び係止ボール107はラッチ装置1の解放時から動かない。したがって載置プレート108が係止ボール107に対して摺動し、係止ボール107と係止部110の距離が近づく。そして、係合部32が進入段部25に進入し、係合部32の突端が進入段部25の底に当接する(図2参照)。また、係合フック部26が係合部32の外周面35に当接する(図2参照)。この際、当接部59がストッパ60の後ろに位置している。係合部32の突端が当接すると、ラチェット30及びオープンレバー40の回転も止まる。オープンレバー40の回転が止まったとき、係止部110と係止ボール107は接近した状態にあるが僅かに隙間が形成されており接触はしていない。以上により、ラッチ装置1が係合状態になる。
以上のように、本実施形態によればコントロールケーブル装置100の一端側において、凸部113が載置プレート108から係止部110の反対面117側に突出しているので、インナーケーブル101が緩んだときインナーケーブル101が凸部113と当接して、インナーケーブル101が抜け止め112を越えて抜けてしまうのを防止できる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態は本発明のコントロールケーブルの端部構造をラッチ装置1に適用したものであるが、操作レバーによって遠隔操作する装置であれば変速機、ブレーキ機構等に適用可能である。
また、上記実施形態ではラッチ装置1が座部91に取り付けられ、ストライカー2がフロア99に取り付けられていたが、逆に、ラッチ装置1がフロア99に取り付けられ、ストライカー2が座部91に取り付けられていてもよい。
また、上記実施形態では本発明に係るラッチ装置を自動車の座席に用いた場合について説明したが、その他の乗物(例えば、航空機、船舶、鉄道の車両等)の座席に用いてもよい。更に、座席以外のもの、例えば、ドア、ボンネット、トランク、グローブボックス等のように動く物をラッチするために、本発明に係るラッチ装置を用いてもよい。
1 ラッチ装置
2 ストライカー
10 ベースプレート
20 ラッチ
30 ラチェット
31 ラチェット軸
40 オープンレバー(被操作部材)
50 作動レバー
60 ストッパ
70 バネ
90 車両用シート装置
100 コントロールケーブル装置
101 インナーケーブル(コントロールケーブル)
102 アウターチューブ
103 操作レバー
104 軸
105 取付部
106 ブラケット
107 係止ボール(第一の係止部)
108 載置プレート
109 立壁
110 係止部(第二の係止部)
111 隙間
112 抜け止め
113 凸部
114 面
115 反対面
116 面
117 反対面

Claims (2)

  1. 被操作部材を引く操作をするコントロールケーブルの端部構造において、
    前記被操作部材に設けられた載置プレートと、
    前記載置プレートの縁に立設する立壁と、
    前記被操作部材を引くコントロールケーブルの端部に設けられ、前記載置プレートに載置された第一の係止部と、
    前記立壁から延出して、前記コントロールケーブルを通す隙間を前記載置プレートとの間で形成し、前記第一の係止部を係止する第二の係止部と、
    前記第二の係止部から前記載置プレートの縁近傍に向けて延び出ており、その先端が前記載置プレートの前記第一の係止部が載置される面よりもその面の反対面側に突出している抜け止めと、
    前記載置プレートから前記隙間に向かって延び出ており、その先端が前記第二の係止部の前記第一の係止部を係止する面よりもその面の反対面側に突出している凸部と、を備えることを特徴とするコントロールケーブルの端部構造。
  2. ストライカーが進入可能な進入溝と、
    前記進入溝に進入した前記ストライカーに噛合して、前記ストライカーを前記進入溝内に保持するラッチと、
    前記ラッチに係合して、前記ラッチと前記ストライカーの噛合を保持するラチェットと、
    所定の向きに引き動かされることで前記ラチェットを前記ラッチと係合した状態から解放するオープンレバーと、
    前記オープンレバーに設けられた載置プレートと、
    前記載置プレートの縁に立設する立壁と、
    前記載置プレートに載置された第一の係止部と、
    前記立壁から延出するとともに、前記第一の係止部よりも前記所定の向き側に配置され、前記載置プレートとの間に隙間を形成し、前記第一の係止部を係止する第二の係止部と、
    前記第二の係止部から前記載置プレートの縁近傍に向けて延び出ており、その先端が前記載置プレートの前期第一の係止部が載置される面よりもその面の反対面側に突出している抜け止めと、
    前記載置プレートから前記隙間に向かって延び出ており、その先端が前記第二の係止部の前記第一の係止部を係止する面よりもその面の反対面側に突出している凸部と、
    前記第一の係止部から前記隙間を通って前記所定の向きに延出するコントロールケーブルと、を備えることを特徴とするラッチ装置。
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