JP2006232254A - 車両用コンソール装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (1)収納部21を備えるコンソール装置本体20と、コンソール装置本体20の収納部21の開口を開閉するドア30と、コンソール装置本体20に設けられドア30を閉めるための操作部材40と、ドア30と操作部材40とを連結する連結部材50と、を有する車両用コンソール装置10。(2)操作部材40は、コンソール装置本体20の収納部21の開口のうちドア30が開閉しない部分を開閉する第2のドア40aを備える。
【選択図】 図4
Description
本発明の目的は、乗員が楽な姿勢でドアを閉じることができる車両用コンソール装置を提供することにある。
(1) 収納部を備えるコンソール装置本体と、
前記コンソール装置本体の収納部の開口を開閉するドアと、
前記コンソール装置本体に設けられ前記ドアを閉めるための操作部材と、
前記ドアと前記操作部材とを連結する連結部材と、
を有する車両用コンソール装置。
(2) 前記ドアは、前記コンソール装置本体の収納部の開口の一部を開閉しており、
前記操作部材は、前記コンソール装置本体の収納部の開口のうち前記ドアが開閉しない部分を開閉する第2のドアを備える、(1)記載の車両用コンソール装置。
(3) 前記操作部材は、前記コンソール装置本体にスライド可能に設けられるスライドノブを備える(1)記載の車両用コンソール装置。
(4) 前記操作部材は、前記コンソール装置本体に回動可能に設けられる回転ノブを備える(1)記載の車両用コンソール装置。
(5) 前記操作部材は、車両前後方向で閉状態にある前記ドアの直前に設けられている、(1)記載の車両用コンソール装置。
(6) 前記操作部材は、前記コンソール装置本体の側壁のうち閉状態にある前記ドアの車両前方側1/3の部分の下側に設けられている、(1)記載の車両用コンソール装置。
(7) 前記連結部材はリンクを備える(1)記載の車両用コンソール装置。
(8) 前記連結部材はワイヤを備える(1)記載の車両用コンソール装置。
(9) 前記連結部材はギヤを備える(1)記載の車両用コンソール装置。
上記(2)の車両用コンソール装置では、ドアが収納部の開口の一部を開閉し、操作部材が収納部の開口のうちドアが開閉しない部分を開閉する第2のドアを備えるので、収納部の開口を広くすることができ、収納部に収納物を容易に出し入れできる。
上記(3)の車両用コンソール装置では、スライドノブを操作することでドアを閉めることができる。
上記(4)の車両用コンソール装置では、回転ノブを操作することでドアを閉めることができる。
上記(5)の車両用コンソール装置では、操作部材が、車両前後方向で閉状態にあるドアの直前に設けられているので、操作部材は乗員が操作し易い位置にある。そのため、乗員は楽な姿勢でドアの閉操作を行うことができる。
上記(6)の車両用コンソール装置では、操作部材が、コンソール装置本体の側壁のうち閉状態にあるドアの車両前方側1/3の部分の下側に設けられているので、操作部材は乗員が操作し易い位置にある。そのため、乗員は楽な姿勢でドアの閉操作を行うことができる。
上記(7)の車両用コンソール装置では、操作部材の動きをリンクでドアに伝達できる。
上記(8)の車両用コンソール装置では、操作部材の動きをワイヤでドアに伝達できる。
上記(9)の車両用コンソール装置では、操作部材の動きギヤでドアに伝達できる。
また、図12〜図15は、本発明実施例3の車両用コンソール装置を示しており、図16、図17は、本発明実施例4の車両用コンソール装置を示している。
本発明全実施例にわたって共通する部分には、本発明全実施例にわたって同じ符号を付してある。
本発明実施例の車両用コンソール装置10は、収納部21を備えるコンソール装置本体20と、収納部21の開口22を開閉するドア30と、コンソール装置本体20に設けられドア30を閉めるための操作部材40と、ドア30と操作部材40とを連結する連結部材50と、を有する。車両用コンソール装置10は、さらに、ヒンジアーム60を有する。
コンソール装置本体20は、図6に示すように、車両左右方向両側壁の上端部にガイドレール23を備えている。ガイドレール23には、ドア30の後述のガイド突起31が入り込んでいる。
ガイドレール23は、車両前後方向に延びている。ガイドレール23の中心線は、1つの直線であってもよく、1つまたは複数の曲率の曲線、または該曲線と直線との合成線、または傾きの異なる複数の直線であってもよい。ガイドレール23の少なくとも一部は、車両後方かつ上方に傾斜して延びている。
ドア30は、図3に示すように、車両前後方向後端部またはその近傍で、ヒンジアーム60と回動可能に連結されている。ドア30は、ヒンジアーム60と、ヒンジアーム60のアーム部62の延び方向先端部で回動可能に連結されている。
ドア30は、車両前後方向前端部またはその近傍に設けられたガイド突起31がガイドレール23に沿って可動であり、車両前後方向後端部またはその近傍でヒンジアーム60と回動可能に連結されているので、ヒンジアーム60がコンソール装置本体20に対して回動したとき、コンソール装置本体20に対し前後動する。
操作部材40は、車両前後方向で、閉状態にあるドア30の車両前方側端の直前に設けられている。ここで、「直前」とは、閉状態にあるドア30の車両前後方向長さの1/2以内にあることをいう。ただし、操作部材40は、コンソール装置本体20の車両左右方向側壁(側壁)のうち閉状態にあるドア30の車両前方側1/3の部分の下側に設けられていてもよい。
ヒンジアーム60は、コンソール装置本体20にヒンジアーム回動軸芯61まわりに回動可能に連結される。ヒンジアーム60は、湾曲するアーム部62を有する。
本発明実施例では、ドア30を閉めるための操作部材40が設けられているので、操作部材40を操作することでドア30を閉めることができる。また、操作部材40がコンソール装置本体20に設けられているので、操作部材40はドア30の開閉によらず同位置にある。そのため、操作部材40を操作し易い位置に配置することで、乗員は楽な姿勢でドアの閉操作を行うことができる。
連結部材50がヒンジアーム60を介してドア30と連結されているので、連結部材50の動き量が小であってもヒンジアーム60で増幅させてドア30の動き量を大にすることができる。
本発明実施例1、2では、ドア30がコンソール装置本体20に対しスライド可能とされている。ドア30は収納部21の開口22の一部のみを開閉する。操作部材40は開口22のうちドア30が開閉しない部分を開閉する第2のドア40aを備える。連結部材50は、リンク51を備える。
本発明実施例1,2の車両用コンソール装置は、図5に示すように、さらに、ドア30を開方向に付勢する付勢部材70と、付勢部材70の付勢力に抗してドア30を閉位置に保持するロック装置80を、有する。ただし、付勢部材70とロック装置80は、必須の構成要件ではない。
収納部21は、図2に示すように、鉛直方向上方に、および斜め車両前方に向って上方に、開放している。
ドア30は、図6に示すように、ドアアウター30aとドアインナー30bを備える。ドアアウター30aは、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。ドアインナー30bは、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。図6では、ドアアウター30aが一部品構成であり、ドアインナー30bが2部品構成である場合を示している。
操作部材40は、図3に示すように、ブラケット41を有する。
リンク51の車両前後方向後端部は、ヒンジアーム60と回動可能に連結されている。リンク51は、ヒンジアーム60のヒンジアーム回動軸芯61とは異なる位置で、ヒンジアーム60と回動可能に連結されている。リンク51がヒンジアーム回動軸芯61とは異なる位置でヒンジアーム60と回動可能に連結されているので、リンク51が車両前後方向に動くとヒンジアーム60がヒンジアーム回動軸芯61まわりにコンソール装置本体20に対して回動する。リンク51は、ヒンジアーム60のドア30との連結部とは異なる位置で、ヒンジアーム60と回動可能に連結されている。
リンク51の車両前後方向前端部は、操作部材40のブラケット41と回動可能に連結されている。リンク51は、操作部材40の回動軸芯42とは異なる位置で、ブラケット41と回動可能に連結されている。リンク51が回動軸芯42とは異なる位置でブラケット41と回動可能に連結されているので、操作部材40が回動軸芯42まわりにコンソール装置本体20に対して回動したとき、リンク51が車両前後方向に動く。
(i)閉じているドア30を開くとき
ロック装置80のロックを解除すると、付勢部材70の付勢力により、ヒンジアーム60がコンソール装置本体20に対しA方向に回動する。なお、ヒンジアーム60のコンソール装置本体20に対する回動スピードは、ダンパ90を用いて調節されることが望ましい。
ヒンジアーム60が回動するので、ヒンジアーム60と連結しているドア30がコンソール装置本体20に対し車両後方に移動して開く。また、連結部材50はヒンジアーム60と連結されているので、連結部材50が車両後方に移動する。連結部材50が車両後方に移動するので、連結部材50と連結している操作部材40がコンソール装置本体20に対し車両前方に回動する(第2のドア40aが開く)。
付勢部材70の付勢力に抗して操作部材40をコンソール装置本体20に対し車両後方に回動して閉じると、操作部材40と連結している連結部材50が車両前方に移動する。連結部材50が車両前方に移動するので、連結部材50と連結しているヒンジアーム60がコンソール装置本体20に対し反A方向に回動し、ヒンジアーム60と連結しているドア30がコンソール装置本体20に対し車両前方に移動して閉じる。
操作部材40が第2のドア40aを備えているので、収納部21の開口22が広い。そのため、収納部21に収納物を容易に出し入れできる。
ドア30がガイドレール23に沿って動くので、ドア30の開閉動を平行動またはほぼ平行動にすることができる。したがって、ドア30を開けたときにドア30の裏面が見えることを防止できる。
ガイドレール23の形状とヒンジアーム60の形状を工夫してドア30の開姿勢を「尻上がり」にすることにより、コンソール装置本体20に設けられたエアコンの吹出口1から出る風の流れをドア30が邪魔することを防止できる。
付勢部材70が設けられているので、閉位置にあるドア30を、ロック解除するだけで開けることができる。
[実施例1](図1〜図6)
本発明実施例1は、図5に示すように、ロック装置80が操作部材40をロック、ロック解除する場合を示している。
ロック装置80は、ロック爪81と、ロック解除ノブ82を有する。
ロック爪81は、第2のドア40aに設けられる。ロック爪81は、第2のドア40aが閉位置に位置するときコンソール装置本体20に引っ掛かる。
ロック解除ノブ82は、第2のドア40aに設けられる。ロック解除ノブ82を操作することにより、ロック爪81をコンソール装置本体20との引っ掛かり(係合)が外れる方向に移動させることができる。
ロック解除ノブ82を操作して収納装置本体20に引っ掛かっているロック爪81を外すことにより、ロック装置80のロックが解除される。
[実施例2](図7〜図11)
本発明実施例2は、ロック装置80がドア30を閉位置でロック、ロック解除する場合を示している。
ロック装置80は、図7に示すように、ロック爪81と、ロック解除ノブ82と、ロック爪81が係脱可能なロック爪受け部83と、ロック解除ノブ82の動きをロック爪81に伝達するロックリンク84と、ロック爪付勢スプリング85と、ロックリンク付勢スプリング86と、を有する。
ロック解除ノブ82は、図9に示すように、ロックノブベゼル82aに回動可能に取付けられておりロックノブベゼル82aをドア30の車両前後方向前端部に取付けることにより、ドア30に対して回動可能とされている。ただし、ロック解除ノブ82は、ドア30に直接回動可能に取付けられていてもよい。
ロック爪受け部83は、第1のドア30のドアアウター30aまたはドアインナー30bに設けられる。
突起部84aは、図8に示すように、ドアアウター30aまたはドアインナー30bに設けられる、穴または凹部からなるガイド部30cに入り込んで(嵌って)いる。なお、突起部84aとガイド部30cは、突起部84aをドアアウター30aまたはドアインナー30bに設けガイド部30cをロックリンク84に設けてもよい。突起部84aは、ガイド部30cに沿ってスライドする。ガイド部30cは、図7に示すように、前後方向に延びている。
ロックリンク84の前端部は、ロック解除ノブ82と当接可能である。ただし、ロックリンク84の前端部は、ロック解除ノブ82に回動可能に連結されていてもよい。ロックリンク84の後端部は、ドア30が閉位置にある状態でロック解除ノブ82を操作したときに、ロック爪81と当接する。
ロックリンク付勢スプリング86は、ロックリンク84をドアインナー30bに対して前方に付勢する。ロックリンク付勢スプリング86は、コイルスプリングであってもよく、板スプリングであってもよく、樹脂弾性等であってもよい。
(a)ロック装置80のロックを解除するとき
ロック解除ノブ82を操作すると(下方に押すと)、ロック解除ノブ82がノブ回動軸芯82bまわりに回転する。ロック解除ノブ82が回転すると、ロックリンク84はロック解除ノブ82によってロックリンク付勢スプリング86の付勢力に抗して押され、ガイド部30cに沿って後方に移動する。ロックリンク84が移動するので、ロック爪81がロックリンク84により押され、ロック爪81とロック爪受け部83との係合が外れる(ロック装置80のロックが解除される)。
ロック装置80のロックを解除した後にロック解除ノブ82の操作を止めると、ロックリンク84はロックリンク付勢スプリング86の付勢力でロック解除ノブ82によって押される前の状態に戻り、ロック解除ノブ82はロックリンク84により操作前の状態に押し戻される。また、ロック爪81は、ロック爪付勢スプリング85の付勢力により、ロックリンク84により押される前の状態に戻る。
ドア30が閉じてくると、ロック爪81がドアインナー30bによりロック爪付勢スプリング85の付勢力に抗して押される。さらにドア30が閉じてくると、図11に示すように、ロック爪81がドアインナー30bを乗り越えてロック爪受け部83に係合する。ロック爪81がロック爪受け部83に係合したとき、ロック装置80のロックがかかる。
本発明実施例3、4では、ドア30がコンソール装置本体20に対し回動可能とされている。ドア30は収納部21の開口22の全部を開閉する。
収納部21は、鉛直方向上方に開放している。
(i)閉じているドア30を開くとき
操作部材40を操作することにより、連結部材50を介してヒンジアーム60がコンソール装置本体20に対しA方向に回動する。
ヒンジアーム60が回動するので、ヒンジアーム60と連結しているドア30がコンソール装置本体20に対し車両後方に移動して開く。
(ii)開いているドア30を閉じるとき
操作部材40を操作することにより、連結部材50を介してヒンジアーム60がコンソール装置本体20に対し反A方向に回動し、ヒンジアーム60と連結しているドア30がコンソール装置本体20に対し車両前方に移動して閉じる。
[実施例3](図12〜図15)
本発明実施例3では、操作部材40がスライドノブ40bを備えており、連結部材50がワイヤ52を備える場合を示している。
操作部材40は、さらに、操作部材40の動き量を増幅させて操作部材40の動きを連結部材50に伝える動き量増幅部40d、を備える。動き量増幅部40dは、ギヤ40eと、ギヤ40eに対して固定のギヤアーム40fからなる。
ワイヤ52は、車両前後方向に延びている。ワイヤ52の車両前後方向後端部は、ヒンジアーム60に連結されている。ワイヤ52は、ヒンジアーム60のヒンジアーム回動軸芯61とは異なる位置で、ヒンジアーム60と回動可能に連結されている。ワイヤ52がヒンジアーム回動軸芯61とは異なる位置でヒンジアーム60に連結されているので、ワイヤ52が車両前後方向に動くとヒンジアーム60がヒンジアーム回動軸芯61まわりにコンソール装置本体20に対して回動する。ワイヤ52は、ヒンジアーム60のドア30との連結部とは異なる位置で、ヒンジアーム60と回動可能に連結されている。
ワイヤ52の車両前後方向前端部は、操作部材40のギヤアーム40fに連結されている。ワイヤ52は、操作部材40を操作したとき、車両前後方向に動く。
[実施例4](図16、図17)
本発明実施例4では、操作部材40が回転ノブ40cを備えており、連結部材50が少なくとも1個以上(図示例では2個)のギヤ53を備える場合を示している。
操作部材40は、コンソール装置本体20に回動可能に取付けられている。操作部材40はギヤ53と噛み合うギヤ部40gを備えている。
ギヤ53は、ヒンジアーム60に設けられるギヤ部60aと噛み合っている。
10 車両用コンソール装置
20 コンソール装置本体
21 収納部
22、22a、22b 開口
23 ガイドレール
30 ドア
31 ガイド突起
40 操作部材
40a 第2のドア
40b スライドノブ
40c 回転ノブ
41 ブラケット
42 第2のドアの回動軸芯
50 連結部材
51 リンク
52 ワイヤ
53 ギヤ
60 ヒンジアーム
61 ヒンジアーム回動軸芯
62 アーム部
70 付勢部材
80 ロック装置
81 ロック爪
82 ロック解除ノブ
83 ロック爪受け部
84 ロックリンク
85 ロック爪付勢スプリング
86 ロックリンク付勢スプリング
90 ダンパ
Claims (9)
- 収納部を備えるコンソール装置本体と、
前記コンソール装置本体の収納部の開口を開閉するドアと、
前記コンソール装置本体に設けられ前記ドアを閉めるための操作部材と、
前記ドアと前記操作部材とを連結する連結部材と、
を有する車両用コンソール装置。 - 前記ドアは、前記コンソール装置本体の収納部の開口の一部を開閉しており、
前記操作部材は、前記コンソール装置本体の収納部の開口のうち前記ドアが開閉しない部分を開閉する第2のドアを備える、請求項1記載の車両用コンソール装置。 - 前記操作部材は、前記コンソール装置本体にスライド可能に設けられるスライドノブを備える請求項1記載の車両用コンソール装置。
- 前記操作部材は、前記コンソール装置本体に回動可能に設けられる回転ノブを備える請求項1記載の車両用コンソール装置。
- 前記操作部材は、車両前後方向で閉状態にある前記ドアの直前に設けられている、請求項1記載の車両用コンソール装置。
- 前記操作部材は、前記コンソール装置本体の側壁のうち閉状態にある前記ドアの車両前方側1/3の部分の下側に設けられている、請求項1記載の車両用コンソール装置。
- 前記連結部材はリンクを備える請求項1記載の車両用コンソール装置。
- 前記連結部材はワイヤを備える請求項1記載の車両用コンソール装置。
- 前記連結部材はギヤを備える請求項1記載の車両用コンソール装置。
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