JP2004175199A - 車両のスライドドア構造 - Google Patents

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龍雄 松浦
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Abstract

【課題】スライドレール先端の湾曲部による車室内への突出量を抑えることができる車両のスライドドア構造を提供する。
【解決手段】車両のスライドドア構造20は、乗降用開口部15の下部28に前後方向に延びるスライドレール30を取り付け、スライドレール30にスライド部材31を移動自在に取り付け、スライド部材31に連結リンク32を回転自在に取り付け、連結リンク32を構成する一対の延出部33,34のうち、長い方の第1延出部33を車体11外側に突出させてスライドドア21に連結し、短い方の第2延出部34をガイドレール35に移動自在に連結し、ガイドレール35の湾曲部36を車体11内側に湾曲させたものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のサイドドアを車体の前後方向にスライドさせて乗降用開口部を開閉するように構成した車両のスライドドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の開口部をスライドドアで閉じるために、スライドドアを案内するスライドレールの先端部を車体中心に向けて湾曲させている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2―68219号公報(第2頁、第2図)
【0004】
以上の特許文献1の第2図を再掲して、従来の技術を詳しく説明する。
図12は従来の車両のスライドドア構造の断面図である。なお、符号を振り直した。
車両のスライドドア構造150は、サイドシル151の外側壁面に沿ってスライドレール152を設け、このスライドレール152の先端部(以下、「湾曲部」という)153を車体中心に向けて湾曲させ、スライドレール152にローラ154,154を移動自在に設け、ローラ154,154を支える支持プレート155にピン156を介してアーム157をスイング自在に取り付け、アーム157をスライドドア158にボルト159,159で取り付けたものである。
【0005】
スライドドア158を開ける際には、閉位置Pのスライドドア158を、例えば手動で矢印A1の如く後方に引くことにより、スライドレール152の湾曲部153に沿ってローラ154,154が矢印B1の如く車体外側に向けて移動する。
これにより、スライドドア158を矢印A1の如く後方に移動させながら、車体から離れる方向に移動させることができる。
【0006】
ローラ154,154がスライドレール152の湾曲部153から直線部161に到達した時点で、スライドドア158を車体外側面162から所定距離S1離すことができる。これにより、スライドドア158を車体にオーバラップさせながら開位置まで車体後方に移動させることができる。
【0007】
一方、スライドドア158を開位置から閉じる際には、開位置のスライドドア158を、例えば手動で前方に引くことにより、スライドレール152の直線部161に沿ってローラ154,154が移動する。これにより、スライドドア158を前方に移動させることができる。
【0008】
ローラ154,154がスライドレール152の湾曲部153に到達した後、スライドドア158を前方に移動させることにより、スライドレール152の湾曲部153に沿ってローラ154,154が矢印B2の如く車体中心側に移動する。
これにより、スライドドア158を車体前方に移動させながら、車体に近づける方向に移動させてスライドドア158を閉位置Pに配置することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、スライドドア158を閉じるためには、スライドレール152先端の湾曲部153を車体中心に向けて湾曲させる必要がある。しかし、スライドレール152先端に湾曲部153を設けると、湾曲部153が車室内側に距離S2だけ突出し、突出した湾曲部153が乗員の邪魔になる。
【0010】
特に、運転席側のフロントサイドドアにスライドドア158を適用した場合には、運転者の足下にスライドレール152先端の湾曲部153が距離S2だけ突出することになり、アクセルペダルやブレーキペダルを操作する際に、スライドレール152先端の湾曲部153が邪魔になることが考えられる。
【0011】
そこで、本発明の目的は、スライドレール先端の湾曲部による車室内への突出量を抑えることができる車両のスライドドア構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、スライドドアを車体の前後方向に移動させて車体開口部を開閉する車両のスライドドア構造において、前記車体開口部の下部に前後方向に延びるスライドレールを取り付け、このスライドレールにスライド部材を移動自在に取り付け、このスライド部材に連結リンクを回転自在に取り付け、この連結リンクを構成する一対の延出部のうち、長い方の第1延出部を車体外側に向けて突出させて前記スライドドアに連結し、短い方の第2延出部をガイドレールに移動自在に連結し、このガイドレールの先端部を車体内側に湾曲させ、この湾曲させたガイドレールの先端部に第2延出部を導くことで、前記連結リンクを回転させて第1延出部を車体側に近づけるように構成したことを特徴とする。
【0013】
湾曲させたガイドレールの先端部に第2延出部を導くことで、連結リンクを回転させて第1延出部を車体側に近づけるように構成した。第1延出部を第2延出部より長く形成することで、第2延出部の移動量を第1延出部で拡大することができる。
【0014】
このため、第2延出部の車室内への移動量を少量に抑えても、第1延出部を車室内側へ所定量だけ移動させて、スライドドアを閉じるために必要な移動量を確保することができる。
これにより、湾曲させたガイドレール先端部の車室内への突出量を小さくすることができる。
【0015】
請求項2は、スライド部材をスライドレールに沿って移動させる駆動手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
よって、スライドドアを手動で開閉する他に、駆動手段で開閉することができる。これにより、車両の使用状況に合わせてスライドドアの開閉方法を選択することができる。
【0017】
請求項3は、スライドレール、スライド部材、第2延出部およびガイドレールを、前記車体開口部の下部に備えたサイドシル内に納めたことを特徴とする。
【0018】
スライドレール、スライド部材、第2延出部およびガイドレールをサイドシル内に納めた。よって、スライドレール、スライド部材、第2延出部およびガイドレールをサイドシルの外側に設ける必要がないので、これらの部材が乗員の邪魔になることを防止できる。
加えて、これらの部材をサイドシルの外側に露出させなくてもよいので、車両の見栄えをよくすることができる。
【0019】
請求項4は、第1延出部に前記スライドドアの前端部を水平回動自在に取り付けたことを特徴とする。
【0020】
第1延出部にスライドドアの前端部を水平回動自在に取り付けることで、スライドドアの前端部を第1延出部で支えた状態で、スライドドアをスイング移動で開閉することができる。
よって、スライドドアをスライド移動で開閉する他に、スイング移動で開閉することができる。これにより、車両の使用状況に合わせてスライドドアの開閉方法を選択することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。ここで、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従う。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るスライドドア構造を備えた車両を示す斜視図である。
自動車10は、車体11の前部にフロントウインドガラス12を設け、車体11の後部にリヤウインドガラス13を設け、車体11の左右側部14に車体開口部としての乗降用開口部15(右側は図示せず)を設け、左右の乗降用開口15の後方にクォータガラス16をそれぞれ設け、左右の乗降用開口15を開閉するスライドドア構造20を車体11の左右にそれぞれ備える。
【0022】
左側のスライドドア構造20は、左側のスライドドア21の前端部22を前スライド支持部23で車体11の側部14に沿って移動自在に取り付け、左側のスライドドア21の後上端部24を後スライド支持部25で車体11の側部14に沿って移動自在に取り付けることで、スライドドア21を車体11の前後方向にスライド可能とし、このスライドドア21を前後方向にスライドすることで左側の乗降用開口部15を開閉するように構成したものである。
【0023】
このスライドドア21には、上端26にサイドウインドガラス27を昇降可能に備える。なお、左側のスライドドア構造20は、右側のスライドドア構造と左右対称形の部材であり、右側のスライドドア構造の説明については省略する。
【0024】
図2は本発明に係る車両のスライドドア構造の前スライド支持部を示す分解斜視図である。
前スライド支持部23は、乗降用開口部15の下部28(図1参照)に前後方向に延びるスライドレール30を取り付け、このスライドレール30にスライド部材31を移動自在に取り付け、このスライド部材31に略L形の連結リンク32を回転自在に取り付け、この連結リンク32を構成する一対の延出部33,34のうち、長い方の第1延出部33を車体11(図1参照)の外側に向けて突出させてスライドドア21に連結し、短い方の第2延出部34をスライドレール30上方に設けたガイドレール35に移動自在に連結し、このガイドレール35の先端部(すなわち、湾曲部)36を車体11の内側に向けて湾曲させたものである。
【0025】
スライドレール30は、車体11の前後方向に直線状に延びた断面略コ字形のレール(図4参照)で、後端に後取付部材40を備えるとともに、前端に前取付部材41を備える。このスライドレール30にスライド部材31をスライド自在に取り付け、スライド部材31に駆動手段43を連結する。
【0026】
駆動手段43は、前取付部材41に駆動モータ44を取り付け、この駆動モータ44の駆動軸(図示せず)にボールねじ45を連結し、このボールねじ45をスライド部材31に回動自在に連結し、ボールねじ45の後端45bを後取付部材40に回転自在に取り付けたものである。
この駆動モータ44でボールねじ45を回転することにより、スライド部材31をスライドレール30に沿って車体11の前後方向に移動させることができる。
【0027】
スライド部材31の上部47には支持ピン48を介して連結リンク32を回転自在に備える。すなわち、連結リンク32は、基部32aを支持ピン48でスライド部材31に回転自在に取り付け、この基部32aから第1延出部33を車体11の外側に向けて延ばすとともに、基部32aから第2延出部34をスライドレール30に沿って車体11の前方に向けて延ばすことにより、略L形に形成した部材である。
【0028】
第1延出部33の長さ(すなわち、支持ピン48〜支えロッド50間の距離)L1と、第2延出部34の長さ(すなわち、支持ピン48〜支えピン51間の距離)L2との関係は、L1>L2であり、この実施形態においては、一例としてL1をL2の略4倍の長さに設定した。
【0029】
第1延出部33の先端33aに支えロッド50を立て、この支えロッド50をスライドドア21の前端部22の連結部22aに回転自在(水平回転自在)に取り付ける。
また、第2延出部34の先端34aに支えピン51を介してローラ52を回転自在に取り付け、このローラ52をガイドレール35にスライド自在に配置する。
【0030】
ガイドレール35は、スライドレール30に沿って直線部37を車体11の前後方向に延ばし、この直線部37の前端37aから湾曲部36を車体11中心に向けて湾曲状に延ばし、断面形状を略コ字形(図4参照)に形成した部材である。この湾曲部36は、ガイドレール35の先端部を構成する。
【0031】
これらスライドレール30、スライド部材31、第2延出部34およびガイドレール35の各部材を、乗降用開口部15の下部28に備えたサイドシル55内に納める。
サイドシル55は、ガイドレール35の上方に上サイドシル部材56を配置し、スライドレール30の下方に下サイドシル部材57を配置したものである。
【0032】
上サイドシル部材56は、フロアプレート58の折曲片59に鉛直片60の下端を溶接し、この鉛直片60の上端から車体11の外側に向けて水平片61を水平に延ばし、この水平片61の裏面61a(図4参照)にガイドレール35を取り付けた部材である。
【0033】
下サイドシル部材57は、フロアプレート58の折曲片59近傍に水平折曲片62を溶接し、水平折曲片62から内側鉛直片63を下方に延ばし、内側鉛直片63の下端から車体11の外側に向けて斜め上向けに傾斜片64を延ばし、傾斜片64の上端から外側鉛直片65を上方に延ばし、内外の鉛直片63,65間に水平プレート66を掛け渡し、この水平プレート66の上面にスライドレール30を取り付けた部材である。
【0034】
図3は本発明に係る車両のスライドドア構造の前スライド支持部を示す斜視図である。
上サイドシル部材56をフロアプレート58の折曲片59に溶接するとともに、下サイドシル部材57をフロアプレート58の折曲片59近傍に溶接してサイドシル55を構成した際に、上下のサイドシル部材56,57間で間隔Gを形成する。
【0035】
このサイドシル55内に、スライドレール30、スライド部材31(図2も参照)、第2延出部34およびガイドレール35およびボールねじ45の各部材を納め、上下のサイドシル部材56,57の間隔67から第1延出部33を車体11外側に向けて突出する。なお、間隔67は隙間の大きさがGに設定されている。
【0036】
スライドドア構造20によれば、サイドシル55内に、スライドレール30、スライド部材31、第2延出部34およびガイドレール35およびボールねじ45の各部材を納めることができる。
よって、スライドレール30、スライド部材31、第2延出部34およびガイドレール35およびボールねじ45の各部材をサイドシル55の外側に設ける必要がないので、これらの部材が乗員の邪魔になることを防止でき、車両の見栄えをよくすることができる。
【0037】
上下のサイドシル部材56,57の間隔67から突出した第1延出部33の先端33aには、支えロッド50を介してスライドドア21の前端部22を回転自在に取り付ける。
これにより、スライドドア21を支えロッド50を軸にして矢印の如く水平方向にスイングさせることが可能になる。
【0038】
図4は図3の4−4線断面図である。
下サイドシル部材57の水平プレート66上面にスライドレール30を取り付け、このスライドレール30の一対のガイド片70,70間にスライド部材31を配置するとともに、スライド部材31の嵌合溝71,71に各ガイド片70,70をスライド自在に嵌め込む。
【0039】
スライド部材31の中央に空間73を形成し、この空間73にボールねじ45を貫通させ、このボールねじ45のねじ部45aにクラッチ片74を係止することにより、クラッチ片74を介してスライド部材31をボールねじ45に連結することができる。
一方、図示しないクラッチ手段でクラッチ片74をボールねじ45から離すことで、ボールねじ45とスライド部材31との連結を切り離すことができる。
【0040】
なお、このクラッチ手段は、スライトドア21のスライド用取手76(図1〜図3参照)に手を掛けて操作レバー(図示せず)を操作することにより、ボールねじ45のねじ部45aからクラッチ片74を離すことができる。
一方、スライド用取手76の操作レバーから手を離すことにより、クラッチ片74でスライド部材31とボールねじ45とを連結させることができる。
【0041】
スライド部材31の上部47に支持ピン48を介して連結リンク32をスイング自在に取り付け、連結リンク32の第1延出部33を上下のサイドシル部材56,57間の間隔67を通してサイドシル55の外側に延出し、この第1延出部33の先端33aに支えロッド50を立て、この支えロッド50にスライドドア21の前端部22を回転自在に取り付け、第2延出部34の先端34a(図4参照)に支えピン51を介して取り付けたローラ52をガイドレール35に移動自在に配置し、ガイドレール35を上サイドシル部56の水平片61の裏面61aに取り付ける。
【0042】
これにより、ボールねじ45のねじ部45aにクラッチ片74を係止させてスライド部材31をボールねじ45に連結した状態で、駆動モータ44(図2参照)でボールねじ45を回転することにより、スライド部材31を介して連結リンク32をスライドレール30に沿って移動させることができる。
【0043】
一方、クラッチ片74をボールねじ45から離してボールねじ45からスライド部材31を切り離した状態で、スライドドア21を手動で車体11(図1参照)の前後方向に移動することにより、スライド部材31を介して連結リンク32をスライドレール30に沿って移動させることができる。
【0044】
図5は図3の5部拡大図である。
後スライド支持部25は、乗降用開口部15の後部80から上下の後ガイドレール81,82を車体11後方に向けて水平に延ばし、上下の後ガイドレール81,82間に連結バー83の基端84を差し込み、連結バー83の基端84に支軸85を介して取り付けた上下のローラ86,86を上下の後ガイドレール81,82にそれぞれ移動自在に配置する。
【0045】
この連結バー83の先端87に取付孔87aを形成し、連結バー83の先端87を一対の取付けブラケット88,88間に配置するとともに、取付けブラケット88,88の貫通孔88a,88a(上側のみを図示する)に取付孔87aを合わせ、ソレノイド89のロッド89aを貫通孔88a,88aおよび取付孔87aに通すことにより、連結バー83の先端87を取付けブラケット88,88に回転自在に連結する。
【0046】
なお、このソレノイド89は、スライトドア21のスイング用取手77(図1、図3参照)に手を掛けて操作レバー(図示せず)を操作することにより、ソレノイド89が通電状態になり、ソレノイド89内に内蔵したばね(図示せず)の付勢力に抗してロッド89aを後退させることができる。
ロッド89aが後退することで、ロッド89aを貫通孔88a,88aおよび取付孔87aから退避させることにより、連結バー83の先端87と取付けブラケット88,88との連結を解除することができる。
【0047】
一方、スイング用取手77の操作レバーから手を離すことにより、ソレノイド89が非通電状態になり、ソレノイド89内に内蔵したばね(図示せず)の付勢力でロッド89aを進出(突出)させることができる。
ロッド89aが突出することで、ロッド89aを貫通孔88a,88aおよび取付孔87aに差し込み、連結バー83の先端87と取付けブラケット88,88とを連結することができる。
【0048】
このように、後スライド支持部25を採用することで、車体11側に連結バーを介してスライドドア21の後上端部24を連結するものである。
なお、上下の後ガイドレール81,82の前端81a,82a近傍にロック部材90を備える。このロック部材90は、スライドドア21を閉じた際に、連結バー83の基縁84aを受け入れる凹部91を備える。
【0049】
連結バー83の基縁84aをロック部材90の凹部91に受け入れることにより、ソレノイド89のロッド89aを貫通孔88a,88aおよび取付孔87aから退避させて連結バー83の先端87と取付けブラケット88,88との連結を解除しても、連結バー83を所定位置に保持しておくことができる。
【0050】
図6は本発明に係る車両のスライドドア構造のスライドドアが開いた状態を示す平面図である。
前スライド支持部23を構成するスライド部材31の上部47に、支持ピン48を介して連結リンク32を回転自在に設け、連結リンク32の第1延出部33を車体11の外側に向けて延ばし、第1延出部33の先端33aに支えロッド50を立て、この支えロッド50をスライドドア21の前端部22に回転自在に取り付ける。
【0051】
また、連結リンク32の第2延出部34をスライドレール30に沿って車体11の前方に向けて延ばし、第2連結部34の先端34aに支えピン51を介してローラ52を回転自在に取り付け、このローラ52をガイドレール35にスライド自在に配置する。
第1延出部33の長さL1と、第2延出部34の長さL2との関係は、L1>L2であり、一例としてL1をL2の略4倍の長さに設定した。
【0052】
さらに、ガイドレール35の直線部37をスライドレール30に沿って車体11の前後方向に延ばし、この直線部37の前端37aからガイドレール35の湾曲部36を車体11の中心に向けて湾曲状に延ばす。
【0053】
この前スライド支持部23によれば、直線部37に沿わせて範囲H1間でローラ52を移動する際には、ローラ52は支持ピン48と同じ軌跡95で車体11の前後方向に直線状に移動する。
これにより、連結リンク32をスイング移動させずに、第1延出部33をスライドレール30やボールねじ45に対して略直交させた状態に保ちながらスライド部材31とともに車体11の前後方向に移動する。
よって、スライドドア21を車体11の外側面17から所定距離L3離した状態で車体11の前後方向に移動することができる。
【0054】
一方、湾曲部36に沿わせて範囲H2間でローラ52を移動する際には、ローラ52は支持ピン48の軌跡95から外れて車体11中心側に向けて湾曲状の軌跡96で移動する。
これにより、連結リンク32は支持ピン48を軸にして時計回り方向にスイング移動しながらスライド部材31とともに車体11の前方向に移動する。よって、第1延出部33の先端33a(すなわち、支えロッド50)を湾曲状の軌跡97で移動させることができる。
【0055】
この際、第1延出部33の長さL1を第2延出部34の長さL2より長く設定することで、第2延出部34の先端34aの移動量を第1延出部33の先端33aで拡大することができる。
【0056】
このため、第2延出部34の先端34aが車室98内に移動する移動量(すなわち、P3〜P4間の距離)L4を少量に抑えても、第1延出部33の先端33aを車室97内側へ所定量(すなわち、P1〜P2間の距離)L5大きく移動させることができ、スライドドア21を閉じるために必要な移動量を確保することができる。
これにより、ガイドレール35先端の湾曲部36の車室97内への突出量をL4と小さくすることができるので、ガイドレール35の湾曲部36が乗員の邪魔になることを防止することができる。
【0057】
図7は本発明に係る車両のスライドドア構造のスライドドアが閉じた状態を示す平面図である。
ローラ52が湾曲部36の先端位置P4に到達することにより、連結リンク32が支持ピン48を軸にしてθ°回転し、第1延出部33の先端33aの支えロッド50を閉位置P2まで移動することができる。
これにより、スライドドア21を閉位置P2に配置して乗降用開口部15をスライドドア21で閉じることができる。
【0058】
このように、第1延出部33の長さL1を第2延出部34の長さL2より長く形成することで、第2延出部34の車室97内への移動量をP3からP4までのL4と少量に抑えても、第1延出部33を車室97内側へP1からP2まで所定量L5(図6参照)だけ移動させて、スライドドア21を閉じるために必要な移動量を確保することができる。
これにより、ガイドレール35の湾曲部36の車室97内への突出量をL4と小さくすることができるので、ガイドレール35の湾曲部36が乗員の邪魔になることを防止することができる。
【0059】
次に、車両のスライドドア構造の作用について説明する。先ず、スライドドア21を電動でスライド状態に閉じる例を図8〜図9に基づいて説明する。
図8(a),(b)は本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第1説明図である。
(a)において、ボールねじ45のねじ部45aにクラッチ片74(図4参照)を係止させ、スライド部材31をボールねじ45に連結した状態で、駆動モータ44でボールねじ45を矢印▲1▼の如く回転する。
ボールねじ45を矢印▲1▼の如く回転することで、スライド部材31を矢印▲2▼の如く移動する。スライド部材31とともに連結リンク32をスライドレール30に沿って車体11((b)参照)の前方に向けて移動する。
【0060】
(b)において、ローラ52がガイドレール35の湾曲部36に到達した後も、スライド部材31がスライドレール30に沿って矢印矢印▲2▼の如く継続して移動することにより、ローラ52は支持ピン48の軌跡95から外れて車体11の中心側に向けて湾曲状の軌跡96で矢印▲3▼の如く移動する。
【0061】
これにより、連結リンク32は支持ピン48を軸にして時計回り方向にスイング移動しながらスライド部材31とともに車体11の前方向に移動する。
よって、第1延出部33の先端33a(すなわち、支えロッド50)を湾曲状の軌跡97で矢印▲4▼の如く移動させることができる。
【0062】
図9(a),(b)は本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第2説明図である。
(a)において、ローラ52が湾曲部36の先端位置P4まで到達することにより、連結リンク32が支持ピン48を軸にしてθ°回転し、第1延出部33の先端33aの支えロッド50を閉位置P2まで移動することができる。
スライドドア21を閉位置P2に配置して乗降用開口部15をスライドドア21で閉じることができる。
【0063】
(b)は、スライドドア21で乗降用開口部15を閉じた状態を示す。
なお、この状態からスライドドア21を電動で開ける場合には、図8(a)に示す駆動モータ44を逆回転してボールねじ45を逆回転させることで、スライドドア21を車体11の後方の開位置まで移動することができる。
【0064】
次に、スライドドア21を手動で閉じる例について説明する。
図8(a)に戻って、スライトドア21のスライド用取手76に手99を掛け、取手76の操作レバー(図示せず)を操作する。
これにより、ボールねじ45のねじ部45aからクラッチ片74(図4参照)を離して、スライド部材31とボールねじ45との連結を解除する。
【0065】
この状態で、スライド用取手76に力をかけて、スライドドア21を車体11((b)参照)の前方へ矢印▲5▼の如く移動させる。
これにより、スライドドア21と一体にスライド部材31を矢印▲2▼の如く移動する。スライド部材31と一体に連結リンク32をスライドレール30に沿って車体11の前方に向けて移動する。
以下、スライドドア21を電動で移動する場合と同様に、車両のスライドドア構造20を作動させてスライドドア21で乗降用開口15を閉じることができる。
【0066】
このように、スライドドア構造20によれば、スライドドア21を駆動モータ44でスライド移動することや、手動でスライド移動することができる。車両の使用状況に合わせてスライドドア21のスライド開閉方法を適宜選択することができる。
【0067】
次に、スライドドア21を手動でスイング状態に開く例を図10〜図11に基づいて説明する。
図10(a),(b)は本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第3説明図である。
(a)において、スライトドア21のスイング用取手77に手99を掛け、取手77の操作レバー(図示せず)を操作する。
【0068】
(b)において、スイング用取手77の操作レバーを操作することで、ソレノイド89が作動してロッド89aが矢印▲6▼の如く後退する。
ロッド89aが後退することで、ロッド89aを貫通孔88a,88aおよび取付孔87aから退避させることにより、連結バー83の先端87と取付けブラケット88,88との連結を解除する。
【0069】
この際、連結バー83の基縁84aをロック部材90の凹部91に受け入れているので、連結バー83を所定位置に保持しておくことができる。
よって、スライドドア21を閉じた際に、ソレノイド89のロッド89aを進出させると、ロッド89aを貫通孔88a,88aおよび取付孔87aに差し込むことができる。
これにより、連結バー83の先端87と取付けブラケット88,88とを再度連結することができる。
【0070】
図11(a),(b)は本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第4説明図である。
(a)において、スイング用取手77を手99で握った状態で、スライドドア21の後端部24を矢印▲7▼の如く車体11の外側に引く。
(b)において、スライドドア21を支えロッド50を軸にして水平方向にスイング移動することにより、スライドドア21を開くことができる。
【0071】
このように、スライドドア構造20によれば、スライドドア21をスライド移動で開閉することができ、加えてスイング移動で開閉することもできる。
これにより、車両の使用状況に合わせてスライドドア21の開閉方法を適宜選択することができる。
【0072】
なお、前記実施形態では、クラッチ手段としてクラッチ片74(図4参照)を例に説明したが、クラッチ手段はこれに限るものではなく任意に選択することが可能である。
また、前記実施形態では、図5に示すようにソレノイド89で連結バー83をスライドドア21側に連結する例について説明したが、その他の手段で連結バー83をスライドドア21側に連結させることも可能である。
【0073】
さらに、前記実施形態では、連結バー83をロック部材90で所定位置にロックする例について説明したが、連結バー83をロックする手段はこれに限るものでではない。
また、前記実施形態では、サイドシル55を上下のサイドシル部材56,57で構成した例について説明したが、サイドシル55の構成はこれに限らない。要は、サイドシル55は、スライドレール30、スライド部材31、第2延出部34およびガイドレール35の各部材を収納可能な部材であればよい。
【0074】
さらに、前記実施形態では、支えロッド50の下端のみを第1延出部33の先端33aに取り付け、この状態で支えロッド50を軸にしてスライドドア21をスイングさせる例について説明したが、その他の例として、スライドドアを閉じた際に、支えロッド50の上端部を車体側に回転自在に連結させ、支えロッド50の下端部を第1延出部33で支えるとともに、支えロッド50の上端部を車体側で支えた状態でスライドドア21をスイングさせるように構成することも可能である。
【0075】
また、前記実施形態では、連結リンク32を略L形に形成した例について説明したが、連結リンク32の形状はこれに限らないでその他の形状とすることも可能である。
さらに、前記実施形態では、ガイドレール35をスライドレール30の上方に設けた例について説明したが、ガイドレール35を設ける位置はスライドレール30の上方に限らないで、下方などのその他の位置に設けることも可能である。
【0076】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、湾曲させたガイドレールの先端部に第2延出部を導くことで、連結リンクを回転させて第1延出部を車体側に近づけるように構成した。第1延出部を第2延出部より長く形成することで、第2延出部の移動量を第1延出部で拡大することができる。
【0077】
このため、第2延出部の車室内への移動量を少量に抑えても、第1延出部を車室内側へ所定量だけ移動させて、スライドドアを閉じるために必要な移動量を確保することができる。
これにより、湾曲させたガイドレール先端部の車室内への突出量を小さくすることができるので、ガイドレール先端部が乗員の邪魔になることを防止することができる。
【0078】
請求項2は、スライド部材をスライドレールに沿って移動させる駆動手段を備えることで、スライドドアを手動で開閉する他に、駆動手段で開閉することができる。
これにより、車両の使用状況に合わせてスライドドアの開閉方法を選択することができるので、車両の使い勝手を高めることができる。
【0079】
請求項3は、スライドレール、スライド部材、第2延出部およびガイドレールをサイドシル内に納めた。よって、スライドレール、スライド部材、第2延出部およびガイドレールをサイドシルの外側に設ける必要がないので、これらの部材が乗員の邪魔になることを防止でき、車両の使い勝手を高めることができる。
加えて、これらの部材をサイドシルの外側に露出させなくてもよいので、車両の見栄えをよくすることができる。
【0080】
請求項4は、第1延出部にスライドドアの前端部を水平回動自在に取り付けることで、スライドドアの前端部を第1延出部で支えた状態で、スライドドアをスイング移動で開閉することができる。
よって、スライドドアをスライド移動で開閉する他に、スイング移動で開閉することができる。これにより、車両の使用状況に合わせてスライドドアの開閉方法を選択することができるので、車両の使い勝手を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドア構造を備えた車両を示す斜視図
【図2】本発明に係る車両のスライドドア構造の前スライド支持部を示す分解斜視図
【図3】本発明に係る車両のスライドドア構造の前スライド支持部を示す斜視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5部拡大図
【図6】本発明に係る車両のスライドドア構造のスライドドアが開いた状態を示す平面図
【図7】本発明に係る車両のスライドドア構造のスライドドアが閉じた状態を示す平面図
【図8】本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第1説明図
【図9】本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第2説明図
【図10】本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第3説明図
【図11】本発明に係る車両のスライドドア構造の作用を示す第4説明図
【図12】従来の車両のスライドドア構造の断面図
【符号の説明】
10…自動車、11…車体、15…乗降用開口部(車体開口部)、20…車両のスライドドア構造、21…スライドドア、22…スライドドアの前端部、23…前スライド支持部、25…後スライド支持部、28…乗降用開口部の下部、30…スライドレール、31…スライド部材、32…連結リンク、33…第1延出部、34…第2延出部、35…ガイドレール、36…ガイドレールの湾曲部(ガイドレールの先端部)、43…駆動手段、50…支えロッド、55…サイドシル。

Claims (4)

  1. スライドドアを車体の前後方向に移動させて車体開口部を開閉する車両のスライドドア構造において、
    前記車体開口部の下部に前後方向に延びるスライドレールを取り付け、
    このスライドレールにスライド部材を移動自在に取り付け、
    このスライド部材に連結リンクを回転自在に取り付け、
    この連結リンクを構成する一対の延出部のうち、長い方の第1延出部を車体外側に向けて突出させて前記スライドドアに連結し、
    短い方の第2延出部をガイドレールに移動自在に連結し、
    このガイドレールの先端部を車体内側に向けて湾曲させ、
    この湾曲させたガイドレールの先端部に第2延出部を導くことで、前記連結リンクを回転させて第1延出部を車体側に近づけるように構成したことを特徴とする車両のスライドドア構造。
  2. 前記スライド部材をスライドレールに沿って移動させる駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両のスライドドア構造。
  3. 前記スライドレール、スライド部材、第2延出部およびガイドレールを、前記車体開口部の下部に備えたサイドシル内に納めたことを特徴とする請求項1記載の車両のスライドドア構造。
  4. 前記第1延出部に前記スライドドアの前端部を水平回動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の車両のスライドドア構造。
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