JP2007137142A - スイングスライドドア - Google Patents

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Abstract

【課題】スイングスライドドアの前方の縦壁部材との干渉を防ぎつつシール性を確保できるスイングスライドドアを提供することにある。
【解決手段】車体側に一端が枢支される前アーム31及び後アーム32と、夫々の回動端がレール受けブラケット24に回動自在に枢支されてなる平行リンク16と、ドア4に結合されたレール22をレール受けブラケット24に摺動自在に架設するドア摺動機構17とを備え、ドアを旋回突出させると共に摺動させるスイングスライドドア4において、平行リンク16によるドアの車体前後方向Xへの変位成分を有する状態でドアの閉鎖位置D1を設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の側壁に設けられる乗降口を開閉するスイングスライドドア、特に、前後ドアを備えた4ドア車両に適用されるスイングスライドドアに関する。
車両、例えば、ハッチバックタイプの自動車やワゴン車に設置されているスライドドアは車体側壁に設けられる乗降口の上下開口縁近傍に設けられる上下レールと乗降口後方の車体外壁に設けられるセンターレールとに3点支持された状態で車体前後に摺動して乗降口を開閉する。これに対して、乗降口を閉鎖する状態より外側に突出るように搖動し、その上で後方にスライドして乗降口を開閉するスイングスライドドアが知られており、その一例が特開2003−320964号公報(特許文献1)や特公平7−84137号公報(特許文献2)に開示される。
これら特許文献1、2に開示のスイングスライドドアは、例えば、図9に示すように、車体基部であるキャブ床部100の乗降口近傍に平行リンクユニットRU側のベース110を取付け、スイングスライドドア120の内壁側にスライドレール130及び同レールに摺動自在にレール受けブラケット140を取付け、レール受けブラケットとベース110とを前後一対のアーム150,160を介し水平回動可能にそれぞれピン結合してドアの移動位置を規制する平行リンクユニットRUを備えている。しかも、互いに水平方向に回動可能にピン結合された一対の支持アーム170,180を用いドア120の重心近傍位置とベース110とをそれぞれピン連結し、ドア荷重を支持するというドア荷重支持アーム190を装備している。
特許文献1,2の各スイングスライドドアはキャブの乗降口を開閉するドアとして形成されている。この乗降口の周縁部は前後ピラ及び上下開口端レールにより形成され、これらと干渉しない状態でスイングスライドドアはドア閉鎖位置に進入し、離脱して乗降口を開閉でき、しかも、不図示の前後夫々配備されるラッチとストライカとによりドアの前後を閉位置に保持するよう構成されている。
特開2003−320964号公報 特公平7−84137号公報
このように、特許文献1,2の各スイングスライドドアのように、キャブの側部に1つのドアが配備されるような場合は問題がないが、車体側壁の前後にそれぞれドアを配設する4ドア車両の場合、特に、センタピラーのない4ドア車両の場合、前ドアの後端縁に対して開閉操作される後ドアのシール性を確保する上で問題がある。
即ち、後ドアがスイングスライドドアである場合、同ドアがドア閉鎖位置に進入する直前において、ドア位置規制を行う平行リンクの前後一対のアームがほぼ車体前後方向に向けて傾く状態にあり、これに応じてスイングスライドドアはほぼ車幅方向に変位しつつドア閉鎖位置に進入することとなる。このため、前ドアの後端縁に対して開閉操作されるスイングスライドドアの前端縁が十分な隙間を確保していないと相互干渉することとなる。
しかし、スイングスライドドアの前端縁は乗降口をシールする必要があり、このためのシール部材を上下に長く配備しており、このシール部材を確実に乗降口の前側縁部を成すセンタピラーや、このセンタピラーがない車両の場合は前ドアの後端縁に対して確実に当接させる必要がある。このため、スイングスライドドアの前端縁はシール性確保の点で、対向する前方の縦壁部材に対し十分な隙間を採ることはできないと共に、ドア閉鎖位置に進入した際には確実に前方の縦壁部材であるセンタピラーや、このセンタピラーがない場合は前ドアの後端縁に対してシール性を確保する必要がある。
このようにスイングスライドドアの前端縁は前方の縦壁部材との干渉を防ぎつつシール性確保を図る必要があり、問題となっている。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、スイングスライドドアの前端縁の前方の縦壁部材との干渉を防ぎつつシール性を確保できるスイングスライドドアを提供することにある。
この発明の請求項1に係る発明は、車体に一端が水平に回動自在に枢支される前アーム及び後アームと同前後アームの回動端がレール受けブラケットに水平に回動自在にそれぞれ枢支されてなる平行リンクと、上記車体に取付けられるドアの内壁に一体結合されたレールを上記レール受けブラケットに摺動自在に架設するドア摺動機構とを備え、上記平行リンクで上記ドアを閉じた閉鎖位置と車体側外方に突出させた突出位置とに旋回可能とすると共に、突出位置の上記ドアを上記ドア摺動機構で車体の前後方向に摺動させてドア開口を開閉するスイングスライドドアにおいて、上記平行リンクによる上記ドアの車体前後方向への変位成分を有する状態で上記ドアの上記閉鎖位置を設定することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスイングスライドドアにおいて、上記ドアがドア閉位置に達した際の上記平行リンクの前後一対の各アームの車体前後方向線に対する傾斜角が20±5°に設定されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のスイングスライドドアにおいて、上記車体に基端が縦ピンを介して枢支される第1支持アームの回動端に縦ピンを介して枢支される第2支持アームの他端が上記ドアの重心位置近傍を縦ピンを介して枢支してなるドア荷重支持アームを備えたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3記載のスイングスライドドアにおいて、上記ドアはセンタピラーのない車体に装着され、上記ドアと隣り合う前又は後ドアと当接して閉鎖位置となることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4記載のスイングスライドドアにおいて、上記ドアの閉鎖位置側縦壁部及び上記前又は後ドアの上記ドアとの当接側縦壁部のいずれか一方に設けたフックと他方に設けたフック係合部材とが定常時には相互に干渉せず、側突時の上記ドアの変形に応じて相互に上記フックが上記フック係合部材に噛み合うよう対向配備されたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5記載のスライドドアにおいて、上記フックと上記フック係合部材とは、上記平行リンクによる車両前後方向の変位により噛み合う位置に案内されることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6記載のスイングスライドドアにおいて、上記ドアはセンタピラーのある車体に装着され、上記ドアの閉鎖位置側縦壁部及び上記センタピラーのいずれか一方に設けたラッチと他方に設けたストライカとが上記ドアの閉鎖時に相互に噛み合うことを特徴とする。
請求項1の発明は、ドア閉鎖位置においてドアの回動軌跡が車体前後方向の変位成分を有するようにしたので、ドアの閉鎖位置側と車体側との間のシール性を容易に確保できる。
請求項2の発明は、前後一対の各アームの車体前後方向線に対する傾斜角が20±5°に設定された場合、ドアの旋回位置への突出量と、ドアの閉鎖位置側と車体側との間のシール性とを適切に両立できる。
請求項3の発明は、ドア荷重支持アームによりドアのスライド位置に関係なくドアの傾きを抑制でき、ドア開閉変位位置精度が高まりシール性がより向上する。
請求項4の発明は、センタピラーのない車体において、ドア閉鎖位置にドアが達する際の回動軌跡が車体前後方向の変動成分を有するので、隣り合う前又は後ドアに対して干渉することなくドア閉鎖位置に達するようにでき、これに付随してドアと前又は後ドアとの間のシール性を容易に確保できる。
請求項5の発明は、センタピラーのない車体での側突時において、ドアの変形に応じてフックがフック係合部材に噛み合うので、前後のドアの結合強度を増すことで両ドアの開き変位を抑制でき、乗員の安全性を確保できる。
請求項6の発明は、センタピラーのない車体での側突時において、ドアの閉鎖位置における平行リンクの車両前後方向の変位成分によって、フックとフック係合部材が噛み合うようになるので、通常ではフックとフック係合部材は干渉せずに側突時には確実に係合できる。
請求項7の発明は、センタピラーのある車体ではドア閉鎖時にラッチとストライカが噛み合い、ドアとセンタピラーとの結合強度が増し、側突時のドアの変形があってもドアの開き変位を抑制でき、乗員の安全性をより確実に保持できる。
図1にはこの発明の一実施形態としてのスイングスライドドアを示した。このスイングスライドドア(以後単にリアドアと記す)はセンタピラーのない4ドアのハッチバックタイプの自動車(以後単に車両と記す)Bの後ドアとして採用されている。
ここでの車両Bは左右の各前乗降口1を開閉するフロントドア2を備え、各フロントドア2はその前端上下2箇所をヒンジ結合され、回動端である後端の上ロック部i1が不図示のラッチとストライカを用いてルーフサイドレール10に離脱可能にロックされ、下ロック部i2が不図示のラッチとストライカを用いてサイドシル101に離脱可能にロックされる。
一方、左右の各後乗降口3を開閉するリアドア4は後述のスイングスライドユニットUに支持され、後乗降口3を閉鎖するドア閉鎖位置D1と、そのドア閉鎖位置D1より車外に突出た搖動位置D2(突出位置)と、搖動位置D2より後方に移動した開位置D3とに移動可能に支持される。ドア閉鎖位置D1においてリアドア4はその前端上ロック部J1が不図示のラッチとストライカを用いてルーフサイドレール10に離脱可能にロックされ、前端下ロック部J2が不図示のラッチとストライカを用いてサイドシル101に離脱可能にロックされ、後端上下中ほどの後端ロック部J3が不図示のラッチとストライカを用いてリアピラ102に離脱可能にロックされる。
ここで、フロント及びリアドア2,4はそれぞれ不図示のウエザーストリップを外周縁に連続して装着し、それぞれ対向する各乗降口1,3の周縁部とのシール性を確保するように形成されている。ここでの車両Bはピラーレス構造である。そこで、リアドア4の前端縦壁部7には上下に長く内外1対のウエザーストリップ8,9が取付けられている。このウエザーストリップ8,9(図6参照)はリアドア4がドア閉鎖位置D1に保持された際に、前方のフロントドア2(縦壁部材)の後端縦壁部11に対して密に圧接でき、シール性を十分に確保できるよう形成されている。
更に、図6に示すように、リアドア4の前端縦壁部7にはフック12が固着され、これと対向する前方のフロントドア2(縦壁部材)の後端縦壁部11にはフック係合部材13が固着される。ここで、その作動は後述するが、フック12はフック係合部材13に対して前後方向Xにおける位置が微量dx後方にずれ、車幅方向Yにおける位置が微量dy車外側にずれて配備され、リアドア4が定常状態でのドア閉鎖位置D1にあると両者は噛み合うことはない。
図2に示すように、リアドア4を支持するスイングスライドユニットUは車体のボデー側面14の後乗降口3近傍の取付け基部141に固着されたベース部材15を備え、ベース部材15に平行リンク16とドア摺動機構17とドア荷重支持アーム18と開閉駆動機構19とを装着する。
ベース部材15は上下フランジ151,152とこれらを連結する縦板部153とで収容空間eを形成したコ字型断面材であり、下フランジ152が取付け基部141に固着される。
平行リンク16は移動軌跡に沿って搖動するリアドア4の各位置を位置決めする機能を備える。この平行リンク16はリアドア4のインナパネル21に固着される後述のドア支持レール22に複数のローラ23を介して摺動可能に嵌着されるレール受けブラケット24と、下フランジ152上に突設される取付けブラケット25と、取付けブラケット25の前後2箇所の縦ピン26を介して一端が水平に回動自在に枢支される前アーム31及び後アーム32とを供える。前アーム31及び後アーム32は各搖動端がレール受けブラケット24の前後2箇所に縦ピン28を介して枢支される。
ドア摺動機構17はリアドア4のインナパネル21の内壁にドア支持レール22を一体結合し、このドア支持レール22レールの一対の下向きレール溝33に複数のローラ23を介してレール受けブラケット24に摺動自在に架設されるという構成を採る。ドア支持レール22は一対の下向きレール溝33を形成する断面形状をなし、リアドア4の前後方向Xに長く配備される。このドア支持レール22は一側端がインナパネル21に取付けブラケット35を介し一体結合される。取付けブラケット35はインナパネル21の内壁の中央主要部を覆うような形状の屈曲板材で、ドア重心位置近傍に後述のドア枢支ピン36を取付けたドア側枢支部37を形成している。レール受けブラケット24はその上面より縦向きローラピン38と横向きローラピン39を突設し、縦向きローラピン38には水平方向に回転できるローラ23が、横向きローラピン39には縦方向に回動できるローラ23が夫々枢支される。なお、各ローラ23はドア支持レール22の一対の下向きレール溝33に回転可能にガタが規制された状態で嵌合する。
このようなレール受けブラケット24の下向壁の前後2箇所には前アーム31及び後アーム32の搖動端がそれぞれ縦ピン28によって枢支される。
ドア荷重支持アーム18はベース部材15の下フランジ152に上向きに突設される枢支台42と、この枢支台42の中央と上フランジ151間に支持された縦ピン43と、縦ピン43に基端が枢支される第1支持アーム44と、第1支持アーム44の回動端に縦ピン62を介して枢支される第2支持アーム61と、第2支持アーム61の他端であってリアドア4の重心位置を縦向きのドア枢支ピン36を介して枢支するドア側枢支部37とを備える。
ここで、ベース部材15はドア荷重支持アーム18を縦ピン43を介して枢支しており、ドア荷重支持アーム18のドア側枢支部37は縦ピン36を介してリアドア4を枢支することより、上下方向の剛性を十分に確保した状態でドア荷重支持アーム18は搖動でき、即ち、リアドア4の重心の荷重を常にベース部材15の枢支台42に伝達でき、リアドア4が移動する何れの位置でもドア荷重を支え、リアドア4の傾きを規制するように機能する。
開閉駆動機構19はベース部材15の上下フランジ152間の収容空間eのうち奥側に配備されるモータ45及び同モータ45に駆動される巻き取りドラム46と、ベース部材15及びベース部材15に固着される不図示のブラケットに枢支される固定プーリーp1と、前アーム31に枢支されるアーム側プーリーp2と、ドア支持レール22に枢支されるドア側プーリp3と、ドア支持レール22の前後端の前後ケーブル止め47,48と、これら前ケーブル止めに結合され巻き取りドラム46に達する開作動ケーブル49と、後ケーブル止め48に結合され巻き取りドラム46に達する閉作動ケーブル51とを備える。
図3(a)〜(c)に太い実線で示すように、前ケーブル止め47に結合される開作動ケーブル49はドア側プーリp3の外面部、アーム側プーリーp2の内面部、不図示のブラケットに枢支される後の固定プーリーp1、同固定プーリーを経て巻き取りドラム46の開き巻き取り部(図23の2点差線で示す部位の左半部)に達する。
図3(a)〜(c)に太い2点鎖線で示すように、後ケーブル止め48に結合される閉作動ケーブル51はドア側プーリp3の内面部、アーム側プーリーp2の外面部、不図示のブラケットに枢支される前の固定プーリーp1を経て巻き取りドラム46の閉巻き取り部(図23の2点差線で示す部位の右半部)に達する。
このような開閉駆動機構19のモータ45に駆動される巻き取りドラム46は、不図示のコントローラ23に接続される。コントローラ23はドア開指令を受けると、リアドア4の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3にロック解除の出力を発し、リアドア4の後乗降口3へのロックを解除させる。
更にコントローラ23はドア開指令に基づくドア開出力を受けると、巻き取りドラム46を駆動して太い実線で示す開作動ケーブル49を巻き取り、太い2点鎖線で示す閉作動ケーブル51の放出を可能とする。この際、図3(a)〜(c)に示すドア閉鎖位置D1のリアドア4と一体のドア支持レール22(レール前位置P1にある)は、前ケーブル止め47が開作動ケーブル49により後方に引き寄せられ、この際、前後アーム31、32が前後一対の車内側回動中心点a1,a2を中心に車外側回動中心点b1、b2を外側に搖動し、図3(b)に示すドア搖動位置D2(ドア支持レール22はレール中位置P2にある)に保持する。更に前ケーブル止めが開作動ケーブル49により後方に引き寄せられることで、レール受けブラケット24に対してドア支持レール22及びリアドア4が後方に摺動し、後乗降口3が開放され、図3(c)に示すドア開位置D3(ドア支持レール22はレール後位置P3にある)に保持される。この開作動の間、巻き取りドラム46は太い2点鎖線で示す閉作動ケーブル51を巻き取ることとなる。このような図3(c)に示すドア開位置D3にリアドア4が保持されることで、後乗降口3での乗り降りが成される。
一方、不図示のコントローラよりドア閉指令に基づくドア閉出力を受けると、巻き取りドラム46を駆動して太い2点鎖線で示す閉作動ケーブル51を巻き取り、太い実線で示す開作動ケーブル49の放出を可能とする。この際、図3(c)に示すドア開位置D3のリアドア4と一体のドア支持レール22は、後ケーブル止め48が閉作動ケーブル51により前方に引き寄せられ、この際、レール受けブラケット24に対してドア支持レール22及びリアドア4が前方に摺動し、図3(b)に示すドア搖動位置D2に達する。更に前ケーブル止め47が閉作動ケーブル51を前方に引き寄せ作動することで、前後アーム31、32が前後一対の車内側回動中心点a1,a2を中心に車外側回動中心点b1、b2を車内側に搖動し、図3(a)に示すドア閉鎖位置D1(ドア支持レール22はレール前位置P1にある)に達する。
リアドア4がドア閉鎖位置D1に達した際、平行リンク16の前後アーム31、32(図5では2点差線で示す)の長手方向は車体前後方向Xの線に対する傾斜角αが20±5°に保持されている。即ち、ドア閉鎖位置D1において平行リンク16の前後一対の車内側回動中心点a1,a2に対してドア側の前後一対の搖動中心点b1、b2が所定量L1(図5参照)だけ車幅方向Y外側に位置するように設定されている。これに伴いリアドア4の前端縦壁部7の搖動軌跡Rにおいて、ドア閉鎖位置D1に達する直前の作動成分を見ると、車幅方向Yの成分myと前後方向Xの成分mxとを備えることが明らかである。即ち、図5,6に示すように、平行リンク16の前後一対の車内側回動中心点a1,a2に対してドア側の前後一対の搖動中心点b1、b2が所定量L1車幅方向Y外側に位置するレイアウトを採ったことで、ドア閉鎖位置D1に達する直前のリアドア4の前端縦壁部7は前後方向成分mxだけ前後方向Xに移動できる。
このようなリアドア4の前端縦壁部7に前後方向Xの変位を持たせたので、リアドア4の前端縦壁部7の前方のフロントドア2(縦壁部材)の後端縦壁部11に対してその表側では比較的隙間t1を大きく確保でき、内側のドア閉鎖位置D1に達する際の隙間t2を比較的狭めることができる。このため、ドア閉鎖位置D1に保持された際のリアドア4の前端縦壁部7に上下に長く取付けられている内外1対のウエザーストリップ8,9が前方のフロントドア2の後端縦壁部11に密に圧接でき、シール性を十分に確保できる。しかも、リアドア4の前端縦壁部7の内外1対のウエザーストリップ8,9はフロントドア2の後端縦壁部11に対してその表側では比較的隙間t1が大きく確保されているので、干渉することを防止できる。
なお、コントローラはドア閉信号を不図示の位置センサより受けると、リアドア4の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3にロック出力を発し、リアドア4を後乗降口3へロックすることとなる。
このような車両Bが走行時に側突されたとする。この場合、フロント及びリアドア2,4が車内側に屈曲を開始するとする。この際、リアドア4を支持する平行リンク16の前後アーム32の長手方向は車体前後方向Xに対する傾斜角αが20°に保持され、ドア閉鎖位置D1において平行リンク16の前後一対の車内側回動中心点a1,a2に対してドア側の前後一対の搖動中心点b1、b2が所定量L1だけ車幅方向Y外側に位置する。このためリアドア4が車内側に変位を開始すると、平行リンク16の働きで、リアドア4が前方に変位し、リアドア4の前端縦壁部7のフック12が前方のフロントドア2の後端縦壁部11のフック係合部材13に接近し、微量dxを吸収し、しかも、フロント及びリアドア4が車内側に屈曲することで、車幅方向Yの微量dyのずれも吸収される。このため、フック12が前方のフック係合部材13に噛み合い、これによりフロント及びリアドア2、4の結合剛性が強化され、フロント及びリアドア2、4が車内側に開くことを防止でき、乗員の安全性が確保される。
上述のところにおいて、リアドア4を支持する平行リンク16の前後アーム31、32はその長手方向が車体前後方向線Xに対して傾斜角αが20°に保持されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、リアドア4の前端縦壁部7とフロントドア2の後端縦壁部11の形状に応じて増減調整されるが、ハッチバックタイプの自動車のリアドア4であれば、ほぼ傾斜角αが20±5°に保持されることで上述の微量dx、微量dyを適正量確保できた。なお、上述のところにおいて、フロントドア2はドアハンドルの引き操作時にこれを検出したコントローラがフロントドア2の後端上ロック部i1と後端下ロック部i2とにロック解除出力を発し、フロントドア2を手動解放させ、乗降を許容することとなる。
次に、図7,8には本発明の他の実施形態としてのスイングスライドドア4aを示した。このスイングスライドドア4aは図1のリアドア4と比較し、センタピラー53のある車両Bの後ドアとして採用されている点のみが相違し、その他の構成は同一部分が多く、特に、スイングスライドユニットUによりリアドア4aがドア閉鎖位置D1と搖動位置D2と開放位置D3との間を移動する挙動は図1のリアドア4と同一であり、ここでは相違点のみを主に説明し、重複説明を略す。
図7のセンタピラー53付きの車両Baでは、フロントドア2aは不図示の前端上下2箇所がヒンジ結合され、回動端がセンタピラー53の上下中ほどの後ロック部に不図示のラッチとストライカを用いて離脱可能にロックされる。後乗降口3を開閉するリアドア4aはスイングスライドユニットUに支持され、ドア閉鎖位置D1においてリアドア4aはその前端上下ロック部J5,J6が不図示のラッチとストライカを用いてセンタピラー53に2点位置で離脱可能にロックされ、後端上下中ほどの後端ロック部J7が不図示のラッチとストライカを用いてリアピラ102に離脱可能にロックされる。
ここで、フロント及びリアドア2a,4aはそれぞれ不図示のウエザーストリップを外周縁に連続して装着し、それぞれ対向する各乗降口1,3の周縁部とのシール性を確保するように形成されている。ここでリアドア4の前端縦壁部7には上下に長く内外1対のウエザーストリップ8a、9aが取付けられている。このウエザーストリップ8a、9aはリアドア4aがドア閉鎖位置D1に保持された際に、前方のセンタピラー53(縦壁部材)の後端縦壁部11aに対して密に圧接でき、シール性を十分に確保できるよう形成されている。
ここで、不図示のコントローラはドア開指令を受けると、リアドア4aの前端上下ロック部J5,J6と後端上下中ほどの後端ロック部J7にロック解除の出力を発し、リアドア4aのロックを解除させ、更に、ドア開指令に基づくドア開出力を受けてスイングスライドユニットUのドア巻き取りドラム46を駆動して、図3(a)に示すドア閉鎖位置D1のドアを図3(b)に示すドア搖動位置D2に移動させ、更に、図3(c)に示すドア開位置D3に移動させ、後乗降口3での乗り降りが許容される。
一方、不図示のコントローラよりドア閉指令に基づくドア閉出力を受けると、巻き取りドラム46が駆動してドア開位置D3のリアドア4をドア搖動位置D2を経て、ドア閉鎖位置D1に移動させる。
この際、スイングスライドユニットUの平行リンク16の働きでリアドア4aの前端縦壁部7の搖動軌跡Rにおいて、ドア閉鎖位置D1に達する直前には、図8に示すように、車幅方向成分myと前後方向成分mxとを備える挙動を行い、リアドア4aの前端縦壁部7aはセンタピラー53の後端縦壁部11aに対してその表側では比較的隙間t1を大きく確保でき、内側のドア閉鎖位置D1に達する際の隙間t2を比較的狭めることができ、内外1対のウエザーストリップ8a,9aがセンタピラー53の後端縦壁部11aに密に圧接でき、シール性を十分に確保できる。
なお、不図示のコントローラはドア閉信号を不図示の位置センサより受けると、リアドア4の前端上下ロック部J5,J6と後端上下中ほどの後端ロック部J7にロック出力を発し、リアドア4を後乗降口3へロックすることとなる。
このような車両Baが走行時に側突され、フロントドア2a、リアドア4a及びセンタピラー53が車内側に屈曲するとしても、フロントドア2a及びリアドア4aがセンタピラー53にそれぞれラッチ、ストライカで結合されており、十分な結合強度を示すことで、車内への変形を十分抑制でき、乗員の安全性が確保される。
上述のところにおいて、図1,7の各スイングスライドドアはリアドア4,4aとして説明したが、図7に説明したリアドア4aをフロントドアに同様に適用でき、その場合も図7に説明したリアドア4aとほぼ同様の作用効果が得られる。また、各スイングスライドドアをフロントドアに適用し、車両前方にスライド可能としても図1,7に説明したリアドア4,4aとほぼ同様の作用効果が得られる。更にフロントドア及びリアドアの両方ともスイングスライドドアとし、フロントドアは車両前方に、リアドアは車両後方にスライド可能としても同様の効果が得られる。
更に、図7に説明したリアドア4aをトラックのキャブのドアとして採用することもでき、その場合も図7に説明したリアドア4aとほぼ同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態としてのリアドアを装備する車両の概略側面図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットの概略側面図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットの機能説明図で、(a)はドア閉鎖位置を、(b)は搖動位置を、(c)は開位置を示す平面図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットの斜視図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットおよびリアドアがドア閉載置に達した際の平面視での全体説明図である。 図1のリアドアの前端部がフロントドアの後端部に達した際の平面視での挙動説明図である。 本発明の他の実施例としてのリアドアを装備する車両の概略側面図である。 図7のリアドアに用いられるスイングスライドユニットの要部およびリアドアがドア閉載置に達した際の平面視での全体説明図である。 従来のスイングスライドドアに用いられるスイングスライドユニットの概略斜視図である。
符号の説明
3 後乗降口
4 リアドア
7 前端縦壁部
11 後端縦壁
14 フロア
141 取付け基部
15 ベース部材
16 平行リンク
17 ドア摺動機構
18 ドア荷重支持アーム
19 開閉駆動機構
22 ドア支持レール
24 レール受けブラケット
31 前アーム
32 後アーム
a1,a2 車内側回動中心点
b1,b2 搖動中心点
L1 所定量
B 自動車(車体)
D1 ドア閉鎖位置
D2 搖動位置
D3 ドア開位置
R 回動軌跡
U スイングスライドユニット
X 前後方向
Y 車幅方向

Claims (7)

  1. 車体に一端が水平に回動自在に枢支される前アーム及び後アームと同前後アームの回動端がレール受けブラケットに水平に回動自在にそれぞれ枢支されてなる平行リンクと、上記車体に取付けられるドアの内壁に一体結合されたレールを上記レール受けブラケットに摺動自在に架設するドア摺動機構とを備え、上記平行リンクで上記ドアを閉じた閉鎖位置と車体側外方に突出させた突出位置とに旋回可能とすると共に、突出位置の上記ドアを上記ドア摺動機構で車体の前後方向に摺動させてドア開口を開閉するスイングスライドドアにおいて、
    上記平行リンクによる上記ドアの車体前後方向への変位成分を有する状態で上記ドアの上記閉鎖位置を設定することを特徴とするスイングスライドドア。
  2. 請求項1に記載のスイングスライドドアにおいて、
    上記ドアがドア閉位置に達した際の上記平行リンクの前後一対の各アームの車体前後方向線に対する傾斜角が20±5°に設定されたことを特徴とするスイングスライドドア。
  3. 請求項1又は2記載のスイングスライドドアにおいて、
    上記車体に基端が縦ピンを介して枢支される第1支持アームの回動端に縦ピンを介して枢支される第2支持アームの他端が上記ドアの重心位置近傍を縦ピンを介して枢支してなるドア荷重支持アームを備えたことを特徴とするスイングスライドドア。
  4. 請求項1、2又は3記載のスイングスライドドアにおいて、
    上記ドアはセンタピラーのない車体に装着され、上記ドアと隣り合う前又は後ドアと当接して閉鎖位置となることを特徴とするスイングスライドドア。
  5. 請求項4記載のスイングスライドドアにおいて、
    上記ドアの閉鎖位置側縦壁部及び上記前又は後ドアの上記ドアとの当接側縦壁部のいずれか一方に設けたフックと他方に設けたフック係合部材とが定常時には相互に干渉せず、側突時の上記ドアの変形に応じて相互に上記フックが上記フック係合部材に噛み合うよう対向配備されたことを特徴とするスイングスライドドア。
  6. 請求項5記載のスライドドアにおいて、
    上記フックと上記フック係合部材とは、上記平行リンクによる車両前後方向の変位により噛み合う位置に案内されることを特徴とするスイングスライドドア。
  7. 請求項1、2又は3記載のスイングスライドドアにおいて、
    上記ドアはセンタピラーのある車体に装着され、上記ドアの閉鎖位置側縦壁部及び上記センタピラーのいずれか一方に設けたラッチと他方に設けたストライカとが上記ドアの閉鎖時に相互に噛み合うことを特徴とするスイングスライドドア。
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