JP2002046472A - 2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置 - Google Patents

2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置

Info

Publication number
JP2002046472A
JP2002046472A JP2000238447A JP2000238447A JP2002046472A JP 2002046472 A JP2002046472 A JP 2002046472A JP 2000238447 A JP2000238447 A JP 2000238447A JP 2000238447 A JP2000238447 A JP 2000238447A JP 2002046472 A JP2002046472 A JP 2002046472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
lock
lower door
opening
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000238447A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Mori
眞二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Industrial Co Ltd, Taiheiyo Kogyo KK filed Critical Pacific Industrial Co Ltd
Priority to JP2000238447A priority Critical patent/JP2002046472A/ja
Publication of JP2002046472A publication Critical patent/JP2002046472A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、車両用バックドアに車両上方・後
方共に突出低減を促進した省スペース開閉と共に、ドア
下部のみ単独で開閉可能なドアを提供する。 【解決手段】 本発明の2ウェイスライド方式の車両用
バックドア装置は、車体後方の開口部3に、ドアを上下
に2分割してアッパドア1とロアドア2を設けると共に
これらの一方のドアにはスライドレールを設け、他方の
ドアには前記スライドレール内を転動自在とするローラ
を設け、また前記のアッパドア1にはロアドア2を支え
る付勢手段を設け、さらに、前記のアッパドア1には、
ドアロック機構11を設けると共に該アッパドア1をヒ
ンジでとダンパステイによって跳ね上げ式に開閉可能に
支持し、ドアの開閉に際しては、始めにロアドア2を上
方向にスライドさせてアッパドア1の外側にロアドア2
を重ねあわせた後、これらを上方に跳ね上げて開閉でき
るようにしたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックアルミバ
ン等のパネルバン、ワンボックスカー、RV車、ハッチ
バック型乗用車、貨車等の車両(本発明ではこれらを車
両と定義する)の開口を開閉する車両用バックドア装置
に係り、特に、上下方向に2分割された一方のアッパド
アをヒンジにて車体に取付けると共に、スライド機構を
利用してこのアッパドアにロアドアを重ねる事により、
車両の後方並びに上方のスペースが少ない時に用いて好
適な2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、車両のドアはその駐車空間が小さ
な場所でも開閉操作を必要とされるだけでなく、扉の開
閉空間を保持した場所に車両を駐停車することにより荷
室からの歩行距離が延びる事から、さしずめ車庫及び自
走式立体駐車場等では後方・側方だけでなく上方へも省
スペースで開閉出来るドアの開閉機構が望まれている。
【0003】従来の横開き扉や跳ね上げ式扉には該扉の
開閉の為に専用空間が大きく必要であり、ガラスハッチ
一体バックドアも部分的に小さな荷物を出し入れ出来る
もののドア全体の開閉には専用空間が大きく必要であ
る。又、上下分割跳ね上げ・下げ式は奥の荷物の出し入
れが不便であり、観音開き扉では意匠制約だけでなく扉
開閉空間分の使用者の歩行距離が伸びて作業性が低下す
る。
【0004】それぞれの扉方式に特徴は有るものの、こ
れらの不具合を解消する為に少ないスペースで開閉でき
るようにしたバックドアが提案されている。
【0005】図6は、特開平8−188049号公報に
開示されたマルチウェイ開閉式扉の使用状態を説明する
図であり、(a)は、跳ね上げ方式でドアを開いた状態
図を示し、(b)は上下方向にスライドさせてドアを開
いた状態図を示している。
【0006】このドアの開閉構造は、車体の開口101
の相対向する側部の長手方向に沿って延設され、互いに
スライド可能に構成された左右のスライド支持部材10
2を有し、此の互いにスライドするスライド支持部材1
02の何れか一方のスライド側のスライド支持部材に、
上記開口101を覆う扉本体103を取付け、此の他方
の被スライド側のスライド支持部材の端部を上記開口1
01の側部にヒンジ104を介して開閉自在に装着する
ようになっている。図中、105はダンパステイ、10
6はインナーレール、107はアウターレールである。
【0007】そして、上記の構成においては、車両の開
口を開閉自在に該開口に設けられた扉と、該扉に対して
扉本体を上記車両の上下,左右方向にもスライドせしめ
て該開口を開閉出来るようにしたものである。
【0008】図7は、特開平10−338033号公報
に開示された自動車の跳ね上げ式ドア使用状態を説明す
る図である。
【0009】この跳ね上げ式ドアの開閉構造は、車体1
11のサイドパネルからルーフパネルにかけて形成され
た開口をルーフパネル側に支点を有するドア112で開
閉するようにした自動車の跳ね上げ式ドアにおいて、上
記ドア112を互いにヒンジ113で屈折自在に連結さ
れた上部ドア114と下部ドア115とからなるものと
し、上記上部ドア114の上端部を車体側の第1支点1
0により回動可能に支持し、車体2の該第1支点116
近傍に設けられた第2支点117によりリンク部材11
8の基端部を回動可能に支持し、該リンク部材118の
先端部を上記下部ドア115に上記ヒンジ113近傍部
分に設けられた第3支点119により回動可能に連結
し、上記第1,第2,第3支点116,117,119
及び上記ヒンジ113によりリンク機構を構成してい
る。なお、図中、120は第1ダンパ機構、121は第
2ダンパ機構、122はストラップである。
【0010】そして、上記の構成においては、ドアの開
動作に伴って下部ドアは略全閉時の角度状態を保ったま
まで上昇し、全開状態では下部ドアは上部ドアに対して
内側に対して折り畳まれることとなり、その結果、リン
ク部材を追加するだけの簡単な構造により車幅方向に必
要な配置スペースを削減できるというものである。
【0011】図8は、特開昭64−47617号公報に
開示された車両用のバックドア装置の使用状態を説明す
る図である。
【0012】このバックドア装置の構造は、車体130
後部の開口131を跳ね上げて開閉するバックドア13
2を設けてなる車両用のバックドア装置において、前記
バックドア132をメインドア133とサブドア134
とにより上下に分割し、 該メインドア133の上部を
開口上縁部に枢着して跳ね上げて該開口の上部を開閉す
るようにし、更に、前記メインドア133を開閉不能に
車体側に拘束するメインロック装置135と、前記サブ
ドア134を開閉不能に車体側に拘束するサブロック装
置136と、前記メインロック装置135の拘束を解除
するロック解除機構(図示しない)と、該ロック解除機
構を操作するドアハンドル138とを設けたものであ
る。なお、図中、137はヒンジ機構、139はメイン
ステイ、140はサブステイである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図6及び図7に示される従来の技術では、開閉専用空
間がまだまだ大きく必要である。又、図8に示される従
来の技術では、扉が著しく前傾したクーペ系車両に限っ
てメリットがあるものの、扉がある程度以上直立したほ
とんどの車両おいて、ロアドアのみを使って荷物の出し
入れ作業をする場合、使用者が手前に開けたロアドアを
避けながらの低姿勢作業を強いられる。
【0014】つまり、従来の技術においては、さしずめ
車庫及び自走式立体駐車場の場合のように、車両の後方
・側方だけでなく上方へも省スペースで開閉出来るドア
の開閉機構が必要と言う望みを、使用者の作業性を低減
しながら解決することができていないという問題があっ
た。
【0015】
【課題を解決する為の手段】本発明は、上記課題に鑑み
て創案されたものであって、扉の開閉専用空間は上下2
分割としてロアドアをアッパドアにスライド機構により
重ねて跳ね上げることにより、後方への突出は観音開き
式並に最低限に抑えると共に、作業性は跳ね上げ式扉と
同様に抑える事が出来るようにした2ウェイスライド開
閉式扉を提供することを目的とするものである。
【0016】つまり、請求項1に記載の2ウェイスライ
ド方式の車両用バックドア装置は、車体後部に開口が形
成され、該開口を跳ね上げて開閉するバックドアを設け
てなる車両用のバックドア装置において、車体の開口部
3の上方には、ドアを上下に2分割してアッパドア1と
ロアドア2を設け、さらに前記のアッパドア1には、ロ
アドア用ロック11Aと車体用ロック11Bを一体的に
形成してなるドアロック機構11を設けると共に該アッ
パドア1をヒンジでとダンパステイによって跳ね上げ式
に開閉可能に支持し、前記のアッパドア1の下端部もし
くはロアドア2の上端部にはローラ取付け片4を一体的
に設けると共に、該ローラ取付け片4にはスライドレー
ル6内を転動自在とするローラ5を設け、他方のアッパ
ドア1外側の左右もしくはロアドア2内側の左右にはス
ライドレール6を設けると共に、前記のアッパドア1に
はロアドア2を支える付勢手段10を設け、ドアの開閉
に際しては、始めにロアドア2を上方向にスライドさせ
てアッパドア1の外側にロアドア2を重ねあわせた後、
これらを上方に跳ね上げて開閉できるようにしたことを
特徴とするものである。
【0017】この発明では、上下2分割されたいずれか
一方のドアをスライドさせてバックドアを約半分の高さ
に縮め、ドア上部に枢支されたヒンジによってドア全体
が開閉可能となっているため、ドアの最大回転軌跡スペ
ースが小さくなり、上下並びに後方の開閉スペースが従
来品に比べて約1/2になる。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、前記のロ
アドアを支える付勢手段10として、アッパドア1の内
側には、ワイヤ巻取式のロアドア用バランサー7を設け
ると共に該バランサーのワイヤー8をロアドア2のワイ
ヤフック9に係合させたことを特徴とする請求項1記載
のものである。
【0019】この発明では、ロアドア2を支える付勢手
段としてワイヤ巻取式のロアドア用バランサー7を設け
ているため、ロアドア2の開閉操作をスムーズに行うこ
とができる。
【0020】また、請求項3に記載の発明は、前記のア
ッパドア1下部に設けられたドアロック機構11は、ロ
アドア用ロック11Aと車体用ロック11Bとにより構
成され、ロアドア2が全開でアッパドア1下部のロアド
ア用ロック11Aに施錠された時にのみリンク又はワイ
ヤー等によりアッパドア1と車体用ロックB11Bのキ
ャンセル機構が解除されて開錠可能となり、且つ、ドア
ロック機構内の車体用ロック11Bが施錠されていない
時には、ロアドア用ロック11Aが開錠しないようにキ
ャンセル機構が働き、ロアドア2を閉めることが出来
ず、ドアロック機構の内車体用ロック11Bが施錠され
た時には、キャンセル機構が働きロアドア用ロック11
Aが開錠出来るようになることにより、ロアドア2を閉
めることが出来るようにしたことを特徴とする請求項1
記載の2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置で
ある。
【0021】この発明では、上下2分割されたドアの
内、アッパドア1に設けられたドアロック機構11は、
ロアドア2を全開でアッパドアに施錠固定した状態での
み車体とのロック機構が開錠可能であり、且つ、アッパ
ドア1と車体との間に設けられたロックが施錠固定され
ないとロアドア2とアッパドア1との間に設けられたロ
ック機構が開錠出来ないようになっている。従って、ア
ッパドア1の開閉途中にロアドア2が落ちるなどの誤動
作を抑えることにより、使用上安全な開閉操作を提供で
きるという効果がある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施例
について説明する。先ず図1は、本発明をワンボックス
型車両のリア扉に適用した場合の斜視図を示し、(イ)
は2つのドアが閉じた状態、(ロ)はロアドアが開いた
状態、(ハ)は2つのドアが開いた状態を示している。
図2は、本発明の分解斜視図である。図3は、本発明の
ロアドアの縦断面図である。
【0023】図1〜図3に示すように、車両のリア開口
部3のバックドアは、上下に2分割(アッパドア1、ロア
ドア2)されている。
【0024】前記のアッパドア1は、車両の開口の上端
部の車体側に図示しないヒンジにより枢支されると共に
図示しないダンパステイによって跳ね上げ式に開閉可能
に支持されるものであり、該アッパドア1は、その下端
部の左右にローラ取付け片4が一体的に設けられると共
に、それぞれの取付け片4にはそれぞれ上下を1組とし
左右に2列配置させたローラ5が取付けられている。
【0025】前記のロアドア2は、図2および図3に示
すように、その内側のステイ等(図示しない)にスライ
ドレール6が前記のローラ4と対応させて取付けられて
いる。
【0026】前記の実施形態においては、アッパドア1
側にはローラ5を、またロアドア2側にはスライドレー
ル6を設けているが必ずしも限定するものでなく、図示
しないが、前記のロアドア(2)の上端部にローラ取付
け片を一体的に設けると共に、該ローラ取付け片)には
ローラ5を設け、他方、アッパドア1外側にスライドレ
ールを設けても同じ作用効果が得られるのは言うまでも
ない。
【0027】ロアドア2を支える付勢手段10は、図2
に示すように、アッパドア1の内側に取付けられたワイ
ヤ巻取式のロアドア用バランサー7によって前記のロー
ラ5とスライドレール6によるロアドア2の開閉操作が
スムーズに行えるようにするものであり、前記バランサ
ー7のワイヤー8は、ロアドア2のワイヤフック9に係
合されるようになっている。
【0028】図4は、ドアロック機構11をアッパドア
半開きの状態での室内側から見た斜視図であり、ドアロ
ック機構11は、2つのロック機能を持った一体式のも
ので、内部で互いにキャンセル機能を持っている。な
お、この詳細については省略する。そして、ドアロック
機構11は、ロアドア2のアウトサイドハンドル12を
操作することによりロアドア2と車体との間に設けられ
たドアロック13が開錠され上述のようにロアドア2を
付勢手段10(図2を参照)の補助力を得ながらアッパド
ア1の外側を上下方向にスライド自在に開閉できる。な
お、図中、11Aaはロアドア用ストライカ、11Ba
は車体ロック用ストライカ、13aはドアロック用スト
ライカである。
【0029】また、アッパドア1に設けられたロック機
構11は、ロアドア用ロック11Aと車体用ロック11
Bが一体的に設けられており、ロアドア2を全開にして
アッパドア1のロック機構11のロアドア用ロック11
Aによって施錠固定されると、リンクまたはワイヤー等
によりアウトサイドハンドル12と車体用ロック11B
を結ぶキャンセル機構が解除され、再びアウトサイドハ
ンドルを操作すると車体用ロック11Bが開錠する。
尚、アッパドア1と車体との間に設けられたドアロック
機構11の車体用ロック11Bはロアドア2を全開でア
ッパドア1にドアロック機構11のロアドア用ロック1
1Aに施錠固定された場合でのみ開錠可能である。
【0030】図5は、前記キャンセル機構の一例を示す
斜視図であり、(イ)は、ワイヤーを使ったキャンセル機
構の例を示し、(ロ)は、リンクーを使ったキャンセル機
構の例を示すが、これらは一般的な機構であるため詳細
な説明を省略する。
【0031】上述した構成における本発明の2ウェイス
ライド方式の車両用バックドア装置では、ドアの開閉に
際しては、始めにロアドア2を上方向にスライドさせて
アッパドア1の外側にロアドア2を重ねあわせた後、こ
れらを上方に跳ね上げて開閉出来るようになっている。
【0032】従って、車両後方・上方への扉の開閉空間
は、該扉をアッパドア1にロアドア2をスライド軌跡で
重なるように固定されたまま、車体開口上端部に設けら
れたヒンジによって開閉揺動させることから、扉の開閉
最大軌跡を小さくして該扉を開閉揺動することが出来
る。又、側方への扉の開閉空間は必要としない。
【0033】また本発明のドアは、ロアドア2をアッパ
ドア1にスライド軌跡で重なるようにドアロック機構1
1によって固定されたまま、車体開口上端部に設けられ
たヒンジによって閉方向に揺動してアッパドア1と車体
との間に設けられたドアロック機構11の車体用ロック
11Bに施錠固定されると、ロアドア2をアッパドア1
に固定していたドアロック機構11のロアドア用ロック
11Aがリンクまたはワイヤー等によりアウトサイドハ
ンドル12とロアドア用ロック11Aのキャンセル機構
が解除される。ここでアウトサイドハンドル12を下方
へ操作するとロアドア用ロック11Aが開錠しロアドア
2はロアドア用バランサー7の補助力を得ながらスライ
ド自在に開閉できる。
【0034】
【発明の効果】本発明の2ウェイスライド方式の車両用
バックドア装置では、車体の開口上下方向にスライド自
在に形成されたスライド支持部材を、上下2分割された
いずれか一方のドアに取付けられ上記開口を覆う構造を
持つと共に、ドア上部に枢支されたヒンジによってドア
全体が開閉可能に構成され、扉の開閉専用空間は上下2
分割されたロアドアをアッパドアにスライド機構を利用
し重ねて跳ね上げることにより、該車両が車両の後方・
側方だけでなく上方へも省スペースで開閉出来ることか
ら、狭い駐停車空間で開閉操作が容易に出来るだけでな
く、近接した開閉空間に駐停車出来ることにより荷室か
らの歩行距離が縮まる等の効果がある。
【0035】また、上下2分割されたドアの内、アッパ
ドア1に設けられたドアロック機構11は、車体用ロッ
ク11Bとロアドア用ロック11Aの2つのロック部が
あり、ロアドア2を全開でアッパドア1に施錠固定した
状態でのみ車体用ロック11Bが開錠可能であり、且
つ、車体用ロック11Bが施錠固定されないとロアドア
用ロック11Aが開錠出来ない構造としているため、ア
ッパドアが車体に施錠固定された状態でのみロアドアの
スライド開閉が可能となり、アッパドア1の開閉途中に
ロアドア2が落ちるなどの誤動作を抑えることにより、
使用上安全な開閉操作を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のをワンボックス型車両のリア扉に適
用した場合の斜視図。
【図2】 本発明の分解斜視図。
【図3】 本発明のロアドアの縦断面図。
【図4】 本発明のドアロック機構の斜視図。
【図5】 本発明のキャンセル機構の一例を示す斜視
図。
【図6】 従来のマルチウェイ開閉式扉の使用状態を説
明する図。
【図7】 従来の自動車の跳ね上げ式ドア使用状態を説
明する図。
【図8】 従来の車両用のバックドア装置の使用状態を
説明する図。
【符号の説明】
1 アッパドア、 2 ロアド
ア、3 開口部、 4 ロー
ラ取付け片、5 ローラ、
6 スライドレール、7 ロアドア用バランサー、
8 バランサーのワイヤー、9 ワイヤフッ
ク、ストライカ、 10 ロアドアを支える付勢手
段、11 ドアロック機構、 12 ア
ウトサイドハンドル、13 ドアロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部に開口が形成され、該開口を跳ね
    上げて開閉するバックドアを設けてなる車両用のバック
    ドア装置において、車体の開口部(3)の上方には、ドア
    を上下に2分割してアッパドア(1)とロアドア(2)
    を設け、さらに前記のアッパドア(1)には、ロアドア用
    ロック(11A)と車体用ロック(11B)を一体的に形成
    してなるドアロック機構(11)を設けると共に該アッパ
    ドア(1)をヒンジでとダンパステイによって跳ね上げ式
    に開閉可能に支持し、前記のアッパドア(1)の下端部も
    しくはロアドア(2)の上端部にはローラ取付け片
    (4)を一体的に設けると共に、該ローラ取付け片
    (4)にはスライドレール(6)内を転動自在とするロ
    ーラ(5)を設け、他方のアッパドア(1)外側の左右も
    しくはロアドア(2)内側の左右にはスライドレール
    (6)を設けると共に、前記のアッパドア(1)にはロアド
    ア(2)を支える付勢手段(10)を設け、ドアの開閉に
    際しては、始めにロアドア(2)を上方向にスライドさせ
    てアッパドア(1)の外側にロアドア(2)を重ねあわせた
    後、これらを上方に跳ね上げて開閉できるようにしたこ
    とを特徴とする2ウェイスライド方式の車両用バックド
    ア装置。
  2. 【請求項2】前記のロアドアを支える付勢手段(10)と
    して、アッパドア(1)の内側には、ワイヤ巻取式のロア
    ドア用バランサー(7)を設けると共に該バランサーの
    ワイヤー(8)をロアドア(2)のワイヤフック(9)
    に係合させたことを特徴とする請求項1記載の2ウェイ
    スライド方式の車両用バックドア装置。
  3. 【請求項3】前記のアッパドア(1)下部に設けられたド
    アロック機構(11)は、ロアドア用ロック(11A)と車
    体用ロック(11B)とにより構成され、ロアドア(2)が
    全開でアッパドア(1)下部のロアドア用ロック(11A)
    に施錠された時にのみリンク又はワイヤー等によりアッ
    パドア(1)と車体用ロックB(11B)のキャンセル機構
    が解除されて開錠可能となり、且つ、ドアロック機構内
    の車体用ロック (11B)が施錠されない時には、ロア
    ドア用ロック(11A)が開錠しないようにキャンセル機
    構が働き、ロアドア(2)を閉めることが出来ず、ドアロ
    ック機構の内車体用ロック(11B)が施錠された時に
    は、キャンセル機構が働きロアドア用ロック (11A)
    が開錠出来るようになることにより、ロアドア(2)を閉
    めることが出来るようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置。
JP2000238447A 2000-08-07 2000-08-07 2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置 Pending JP2002046472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000238447A JP2002046472A (ja) 2000-08-07 2000-08-07 2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000238447A JP2002046472A (ja) 2000-08-07 2000-08-07 2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002046472A true JP2002046472A (ja) 2002-02-12

Family

ID=18730144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000238447A Pending JP2002046472A (ja) 2000-08-07 2000-08-07 2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002046472A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2862039A1 (fr) * 2003-11-10 2005-05-13 Peugeot Citroen Automobiles Sa Structure de hayon pour vehicule automobile et vehicule automobile equipe d'une telle structure de hayon
EP1679213A1 (fr) * 2005-01-11 2006-07-12 Wagon Sas Portière coulissante pour véhicule automobile, et véhicule automobile correspondant
EP2386435A1 (en) 2010-05-10 2011-11-16 Tofas Turk Otomobil Fabrikasi Anonim Sirketi A commercial vehicle with a door assembly
TWI416004B (zh) * 2010-04-01 2013-11-21 Univ Ishou Two-way door opening and closing device
US8991898B2 (en) 2011-10-05 2015-03-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Opening/closing body structure for vehicle
CN114643840A (zh) * 2022-03-24 2022-06-21 浙江吉利控股集团有限公司 车门、车门的控制方法及车辆

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2862039A1 (fr) * 2003-11-10 2005-05-13 Peugeot Citroen Automobiles Sa Structure de hayon pour vehicule automobile et vehicule automobile equipe d'une telle structure de hayon
EP1679213A1 (fr) * 2005-01-11 2006-07-12 Wagon Sas Portière coulissante pour véhicule automobile, et véhicule automobile correspondant
FR2880588A1 (fr) * 2005-01-11 2006-07-14 Wagon Sas Portiere coulissante pour vehicule automobile, et vehicule automobile correspondant
TWI416004B (zh) * 2010-04-01 2013-11-21 Univ Ishou Two-way door opening and closing device
EP2386435A1 (en) 2010-05-10 2011-11-16 Tofas Turk Otomobil Fabrikasi Anonim Sirketi A commercial vehicle with a door assembly
US8991898B2 (en) 2011-10-05 2015-03-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Opening/closing body structure for vehicle
CN114643840A (zh) * 2022-03-24 2022-06-21 浙江吉利控股集团有限公司 车门、车门的控制方法及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7950719B2 (en) Vehicle dual hinge rear door articulating and sliding system
US6921492B2 (en) Motor vehicle with a cargo space and cargo space door
JP5647186B2 (ja) テールゲート付き車両
JP4281163B2 (ja) 車両の後部開閉体構造
JP5639618B2 (ja) テールゲート付き車両
US20090072582A1 (en) Vehicle unsequenced rear door articulating mechanism
US8132846B2 (en) Slide hatch assembly
US8167357B2 (en) Dual action rear hatch
JP6215918B2 (ja) 車両
JP2002046472A (ja) 2ウェイスライド方式の車両用バックドア装置
JP6225177B2 (ja) 車両
JP2005053315A (ja) 車両の後部開閉構造
EP2998141B1 (en) Vehicle
JP4544138B2 (ja) スイングスライドドア
JP2004189162A (ja) 車両の後部荷室構造
JP2003148024A (ja) 自動車のドアロック装置
JP2007153138A (ja) コンバーチブル車
JPH056174Y2 (ja)
KR200181523Y1 (ko) 트럭의 적재함 덮개장치
JP3521917B2 (ja) 自動車のオープンルーフ構造
JPH045369Y2 (ja)
JPH11115497A (ja) 車両用シャッタ装置
JP2964953B2 (ja) バン型車両のスライドドア
JPS583705Y2 (ja) リヤシエルフ開閉機構
JPH0948245A (ja) 車両のバックドア