JP4621269B2 - 車両用内装装置 - Google Patents

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本発明は、車両用コンソールボックス等の車両用内装装置に関する。
特開2005−299242号公報は、可動部材を車両後方にスライドさせる際には、ロック装置のロックを解除することによりスライド付勢部材の付勢力により可動部材が自動的にスライドし、車両後方にスライドした可動部材を車両前方にスライドさせる際には、使用者が可動部材をスライド付勢部材の付勢力に抗して車両前方に押し込むようにした、車両用内装装置を開示している。
しかし、上記公報開示の車両用内装装置にはつぎの問題点がある。
可動部材を車両後方にスライドさせる際には、可動部材がスライド付勢部材の付勢力により自動的にスライドするため使用者への操作上の負担は無いが、車両後方にスライドした可動部材を車両前方にスライドさせる際には、使用者が可動部材を車両前方に押し込む操作によりスライド付勢部材の力を蓄え、次に可動部材を車両後方にスライドさせるときのために備える必要がある。そのため、可動部材を車両前方にスライドさせる過程において、スライド開始付近ではスライド付勢部材の付勢力が比較的弱いため使用者への負担も少ないが、スライド終了付近ではスライド付勢部材の付勢力が比較的強くなり、使用者への負担が大きくなる。そのため、可動部材の操作性に改善の余地がある。
特開2005−299242号公報
本発明の目的は、従来に比べて可動部材の操作性を向上させることができる車両用内装装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 固定部材と、
前記固定部材に対して第1の位置と該第1の位置とは異なる第2の位置にスライド可能な可動部材と、
前記可動部材を前記固定部材に対して前記第1の位置から第2の位置側に付勢するスライド付勢部材と、
前記可動部材が前記第1の位置と前記第2の位置との間に位置する所定位置から前記第1の位置に前記スライド付勢部材の付勢力に抗して移動するときに前記可動部材を前記固定部材に対して前記第1の位置側に付勢する付勢部材を備える、付勢機構アッセンブリと、
前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力を調整する付勢力調整機構と、
を有する車両用内装装置であって、
前記可動部材と前記付勢機構アッセンブリと前記付勢力調整機構との関係が、
(a)前記可動部材が前記第1の位置から前記第2の位置にスライドするとき、前記付勢力調整機構により前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力がゼロまたは略ゼロとされ、
(b)前記可動部材が前記第2の位置から前記所定位置にスライドするとき、前記付勢力調整機構により前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力が蓄えられ、
(c)前記可動部材が前記所定位置から前記第1の位置にスライドするとき、前記付勢力調整機構により前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力が解放される、
となるように設定されている車両用内装装置。
(2) 前記付勢機構アッセンブリは、固定部材側回動軸芯まわりに前記固定部材に回動可能に連結されるとともに可動部材側回動軸芯まわりに前記可動部材に回動可能に連結されており前記固定部材側回動軸芯から離れる方向に延びるガイド部を備えるリンク機構と、前記固定部材側回動軸芯とは異なるローラー軸芯まわりに前記固定部材に対して回動可能であるとともに該ローラー軸芯に接近・離反する方向に可動であり前記リンク機構のガイド部に該ガイド部の延び方向に可動に支持されるローラー部と、を備えており、
前記付勢機構アッセンブリの付勢部材は、前記可動部材が前記固定部材に対して前記所定位置から前記第1の位置にスライドするときに、前記ローラー部を前記ローラー軸芯から離れる方向に付勢することで、前記可動部材を前記固定部材に対して前記第1の位置側に付勢する、(1)記載の車両用内装装置。
(3) 前記付勢力調整機構は、前記リンク機構のガイド部に該ガイド部の延び方向に可動に支持され前記ローラー部に当接可能なホルダと、該ホルダと前記リンク機構とに取付けられ該ホルダが前記リンク機構に対して前記可動部材が前記固定部材に対して前記第1の位置および前記第2の位置にあるときに位置する位置である基準位置から前記ガイド部の延び方向に移動したときに該ホルダを前記リンク機構に対して移動前の位置である前記基準位置に戻す方向に付勢するホルダ付勢部材と、前記固定部材に設けられ前記可動部材が前記固定部材に対してスライドし前記リンク機構が前記固定部材側回動軸芯まわりに回動するときに前記ホルダを前記リンク機構に対して前記ガイド部の延び方向に移動させるワンウェイガイドと、を備える、(2)記載の車両用内装装置。
(4) 前記ワンウェイガイドは、前記可動部材が前記第1の位置から前記第2の位置にスライドするときに前記ホルダが通る第1のガイド通路と、前記可動部材が前記第2の位置から前記所定位置にスライドするときに前記ホルダが通る第2のガイド通路と、前記可動部材が前記所定位置から前記第1の位置にスライドするときに前記ホルダが通る第3のガイド通路と、を備えており、
前記第1のガイド通路は、前記第2、第3のガイド通路より、前記ローラー軸芯との距離が大とされており、
前記第2のガイド通路は、前記第3のガイド通路に近づくにつれて前記ローラー軸芯との距離が小とされており、
前記第3のガイド通路は、前記第2のガイド通路から離れるにつれて前記ローラー軸芯との距離が大とされている、(3)記載の車両用内装装置。
上記(1)〜(4)の車両用内装装置によれば、可動部材を固定部材に対して第1の位置から第2の位置側に付勢するスライド付勢部材と、可動部材が第1の位置と第2の位置との間に位置する所定位置から第1の位置にスライド付勢部材の付勢力に抗して移動するときに可動部材を前記固定部材に対して第1の位置側に付勢する付勢部材を備える付勢機構アッセンブリと、付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力を調整する付勢力調整機構と、を備えるため、つぎの効果を得ることができる。
付勢力調整機構によって付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力を調整することにより、可動部材を第2の位置から第1の位置にスライドさせる過程において、スライド開始付近(第2の位置から所定位置までの間)のスライド付勢部材の付勢力が比較的弱いときに付勢機構アッセンブリの付勢部材の力を蓄え、スライド終了付近(所定位置から第1の位置までの間)のスライド付勢部材の付勢力が比較的強いときに付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力を解放させることができる。その結果、使用者がスライド付勢部材の付勢力に抗して可動部材を所定位置から第1の位置にスライドさせる際の操作荷重を軽減することができ、可動部材の操作性を向上させることができる。
上記(3)の車両用内装装置によれば、付勢力調整機構が、リンク機構のガイド部にガイド部の延び方向に可動に支持されローラー部に当接可能なホルダと、ホルダとリンク機構とに取付けられホルダがリンク機構に対してガイド部の延び方向に移動したときにホルダをリンク機構に対して移動前の位置に戻す方向に付勢するホルダ付勢部材と、固定部材に設けられ可動部材が固定部材に対してスライドしリンク機構が固定部材側回動軸芯まわりに回動するときにホルダをリンク機構に対してガイド部の延び方向に移動させるワンウェイガイドと、を備えているため、ホルダをワンウェイガイドでリンク機構に対してガイド部の延び方向に移動させることで、ローラー部をローラー軸芯に接近・離反させることができる。
上記(4)の車両用内装装置によれば、ワンウェイガイドは、可動部材が第1の位置から第2の位置にスライドするときにホルダが通る第1のガイド通路と、可動部材が第2の位置から所定位置にスライドするときにホルダが通る第2のガイド通路と、可動部材が所定位置から第1の位置にスライドするときにホルダが通る第3のガイド通路と、を備えており、第1のガイド通路は、第2、第3のガイド通路よりローラー軸芯との距離が大とされている。そのため、可動部材が第1の位置から第2の位置にスライドするとき、ホルダをローラー軸芯から離れた位置に位置させることができる。その結果、可動部材が第1の位置から第2の位置にスライドするときに、付勢機構アッセンブリのローラー部をローラー軸芯から離れた位置に位置させることができ、付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力をゼロまたは略ゼロにすることができる。
また、第2のガイド通路は第3のガイド通路に近づくにつれてローラー軸芯との距離が小とされているため、可動部材が第2の位置から所定位置に近づくにつれてホルダをローラー軸芯に近づけることができる。その結果、可動部材が第2の位置から所定位置に近づくにつれて、付勢機構アッセンブリのローラー部をホルダで押し込んでローラー軸芯に近づけることができ、付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力を蓄積させることができる。
また、第3のガイド通路は第2のガイド通路から離れるにつれてローラー軸芯との距離が大とされているため、可動部材が所定位置から第1の位置にスライドするにつれてホルダをローラー軸芯から離すことができる。その結果、可動部材が所定位置から第1の位置にスライドするにつれて、付勢機構アッセンブリのローラー部をローラー軸芯から離すことができ付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力を解放することができる。
図1〜図25は、本発明実施例の車両用内装装置を示している。
本発明実施例の車両用内装装置10は、車両の運転席と助手席との間に配置される車両用コンソール装置である。ただし、車両用内装装置10は、コンソール装置に限定されるものではなく、インストルメントパネル等に配置される車両用カップホルダ装置等であってもよい。以下、本発明実施例および図示例では、車両用内装装置10が車両用コンソール装置である場合を説明する。なお、図中UPは上方を示し、FRは車両前方を示す。
車両用内装装置10は、図1に示すように、固定部材20と、固定部材20に対して第1の位置(閉位置)30aと第1の位置30aとは異なる第2の位置(開位置)30bにスライド動可能な可動部材30と、可動部材30を固定部材20に対して第1の位置30aから第2の位置30b側に付勢するスライド付勢部材40と、可動部材30が第1の位置30aと第2の位置30bとの間に位置する所定位置30cから第1の位置30aにスライド付勢部材40の付勢力に抗して移動するときに可動部材30を固定部材20に対して第1の位置30a側に付勢する付勢部材54を備える付勢機構アッセンブリ50と、付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力を調整する付勢力調整機構60と、を有する。
固定部材20は、車両の内装部材であるコンソールパネル自体であってもよくコンソールパネルとは別体に形成されてコンソールパネルに固定して取付けられていてもよい。固定部材20には、可動部材30を第1の位置30aから第2の位置30bにスライドさせたときに小物等を出し入れ可能な収納部が設けられていてもよい。
可動部材30は、固定部材20に開閉可能に設けられる蓋部材である。ただし、可動部材30は、アームレストとして使用可能とされていてもよい。
可動部材30は、図示略のロック装置のロックが外れたときにスライド付勢部材40の付勢力により自動的に第1の位置30aから第2の位置30bに車両後方に(車両前方であってもよい)スライドし、第2の位置30bから第1の位置30aにスライドさせる時は第1の位置30aまで手で可動部材30をスライド付勢部材40の付勢力に抗してスライドさせる。可動部材30は、図示略のロック装置のロックがかかることにより第1の位置30aに保持される。
スライド付勢部材40は、たとえば、ボビン41と、ボビン41に巻取り・巻きほどし可能とされた板バネ42と、を備える。ただし、スライド付勢部材40は、コイルスプリング、トーションスプリング等であってもよい。
付勢機構アッセンブリ50は、リンク機構51と、支持部材52と、ローラー部53aが設けられるロッド53と、付勢部材54と、を備える。
リンク機構51は、第1のリンク51aと、第2のリンク51bと、アーム部51cと、ガイド部51dと、を備える。
第1のリンク51aは、延び方向一端部で固定部材側回動軸芯P1まわりに固定部材20に回動可能に連結されている。
第2のリンク51bは、延び方向一端部で第1のリンク51aの延び方向他端部に回動可能に連結され、延び方向他端部で可動部材側回動軸芯Qまわりに可動部材30に回動可能に連結されている。
アーム部51cは、固定部材側回動軸芯P1を中心とする半径方向に延びている。アーム部51cは、固定部材側回動軸芯P1から第1のリンク51aが延びる方向と異なる方向に延びている。アーム部51cは、第1のリンク51aと一体に形成されていてもよく、第1のリンク51aと別体に形成されて第1のリンク51aに固定して取付けられていてもよい。
ガイド部51dは、アーム部51cに形成されている。ガイド部51dは、アーム部51cの延び方向と同方向に延びている。ガイド部51dは、ローラー部53aと付勢力調整機構60のホルダ61とを、ガイド部51dの延び方向に可動に支持する。
支持部材52は、固定部材20に回動可能に支持される。支持部材52は、固定部材側回動軸芯P1とは異なり固定部材側回動軸芯P1よりも上方に位置するローラー軸芯P2まわりに固定部材20に対して回動可能とされている。
ロッド53は、支持部材52に、ロッド53の延び方向の一端部またはその近傍で(上端部またはその近傍で)、ロッド53の延び方向に直線動可能に支持されている。ロッド53の延び方向の他端部(下端部)に、ローラー部53aが設けられている。
ローラー部53aは、支持部材52がローラー軸芯P2まわりに固定部材20に対して回動可能でありロッド53が支持部材52に直線動可能に支持されているため、ローラー軸芯P2まわりに固定部材20に対して回動可能であるとともにローラー軸芯P2に接近・離反する方向に可動である。
ローラー部53aは、ガイド部51dに可動に支持されている(入り込んでいる)。ローラー部53aがガイド部51dに可動に支持されているため、ローラー部53aは、リンク機構51の第1のリンク51aが固定部材20に対して固定部材側回動軸芯P1まわりに回動したとき第1のリンク51aとともに固定部材側回動軸芯P1まわりに回動する。
ローラー部53aは、第1のリンク51aに対して、ガイド部51dの延び方向に移動可能とされており、ガイド部51dの延び方向と直交する方向には移動不能とされている。
付勢部材54は、たとえば、コイルスプリング、トーションスプリングなどからなる(図示例ではコイルスプリングからなる場合を示している)。付勢部材54の付勢力は、スライド付勢部材40の付勢力より小とされている。付勢部材54は、ダンパー機能付きのスプリングであってもよい。付勢部材54は、可動部材30が固定部材20に対して所定位置30cから第1の位置30aにスライドしリンク機構51が回動するときに、ローラー部53aがローラー軸芯P2から離れる方向に、ロッド53を支持部材52に対して付勢する。
ロッド53が付勢部材54によって付勢されるため、可動部材30が所定位置30cから第1の位置30aにスライドしリンク機構50が回動するとき、ローラー部53aがアーム部51cを固定部材側回動軸芯P1を中心とする半径方向と異なる方向に押圧する。その結果、可動部材30は、所定位置30cから第1の位置30aに回動するとき、付勢部材54によって固定部材20に対して第1の位置30a側に付勢される。
付勢力調整機構60は、付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力を調整する機構である。
付勢力調整機構60は、図5に示すように、ホルダ61と、ホルダ付勢部材62と、ワンウェイガイド63と、を備える。
ホルダ61は、ホルダ本体部61aと、ホルダ突出部61bと、を備える。
ホルダ本体部61aは、ガイド部51dに可動に支持されている(入り込んでいる)。ホルダ本体部61aがガイド部51dに可動に支持されているため、ホルダ61は、可動部材30が固定部材20に対してスライドし第1のリンク51aが固定部材側回動軸芯P1まわりに回動したとき第1のリンク51aとともに固定部材側回動軸芯P1まわりに回動する。
ホルダ本体部61aは、第1のリンク51aに対して、ガイド部51dの延び方向に移動可能とされており、ガイド部51dの延び方向と直交する方向には移動不能とされている。このため、ホルダ61は、第1のリンク51aに対して、ガイド部51dの延び方向に移動可能であり、ガイド部51dの延び方向と直交する方向には移動不能である。
ホルダ本体部61aは、付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aに下方から当接可能とされている。
ホルダ突出部61bは、ホルダ本体部61aに一体に形成されていてもよく、ホルダ本体部61aと別体に形成されてホルダ本体部61aに固定して取付けられていてもよい。ホルダ突出部61bは、ホルダ本体部61aからワンウェイガイド63に接近する方向に突出している。ホルダ突出部61bの突出方向先端部は、ワンウェイガイド63内に入り込んでいる。ホルダ突出部61bがワンウェイガイド63内に入り込んでいるため、ホルダ61はワンウェイガイド63によって案内される。ホルダ突出部61bの突出方向先端部の外周部には、ワンウェイガイド63内での移動を滑らかにするためにホルダ側ローラー61cが設けられていてもよい。
ホルダ61は、可動部材30が第2の位置30bにあるとき、図6に示すように、ワンウェイガイド63の第2の位置対応位置63jに位置し、可動部材30が第1の位置30aにあるとき、ワンウェイガイド63の第1の位置対応位置63kに位置する。ホルダ61は、可動部材30が第1の位置30aから第2の位置30bにスライドするとき、ワンウェイガイド63の第1のガイド通路63gを通り、可動部材30が第2の位置30bから所定位置30cにスライドするとき、ワンウェイガイド63の第2のガイド通路63hを通り、可動部材30が所定位置30cから第1の位置30aにスライドするとき、ワンウェイガイド63の第3のガイド通路63iを通る。
ホルダ付勢部材62は、たとえば、コイルスプリング、トーションスプリングなどからなる。図5に示すように、ホルダ付勢部材62の一端は第1のリンク51aに取付けられており、ホルダ付勢部材62の他端はホルダ本体部61aに取付けられている。ホルダ付勢部材62は、ホルダ61が第1のリンク51aに対してガイド部51dの延び方向に移動したときに、ホルダ61を第1のリンク51aに対してガイド部51dの延び方向に移動する前の位置(以下、基準位置61d(図7、図12参照)という)に戻す方向に付勢する。
ホルダ付勢部材62の付勢力は、ホルダ61がワンウェイガイド63内で第2の位置対応位置63jおよび第1の位置対応位置63kにあるときに、ホルダ61が第1のリンク51aに対して基準位置61dに位置するように、設定されている。ホルダ付勢部材62の付勢力は、ホルダ61がワンウェイガイド63の第1のガイド通路63gと第2、第3のガイド通路63h、63iの上下方向中間部に位置するように設定されている。
ワンウェイガイド63は、固定部材20に固定されている。ワンウェイガイド63は、図1に示すように、上下方向で、固定部材側回動軸芯P1とローラー軸芯P2との間に設けられている。ワンウェイガイド63は、可動部材30が固定部材20に対してスライドし第1のリンク51aが固定部材20に対して回動するときに、ホルダ61を第1のリンク51aに対してガイド部51dの延び方向に移動させる。
ワンウェイガイド63は、図6に示すように、外側壁63aと、外側壁63aの内側に配置された内側壁63bと、を備える。外側壁63aと内側壁63bとの間は、ホルダ61が通るガイド通路である。
内側壁63bは、第1〜第4の壁63c,63d,63e,63fを備える。
第1の壁63cは、可動部材30が第1の位置30aから第2の位置30b側にスライドし始め第1のリンク51aが回動し始めたときに、基準位置61dにあるホルダ61を、第1のリンク51aに対してホルダ付勢部材62の付勢力に抗してローラー軸芯P2から離れる方向(固定部材側回動軸芯P1に接近する方向)に移動させる壁である。
第2の壁63dは、可動部材30が第1の位置30aから第2の位置30bにスライドする途中で、ホルダ61を、第1のリンク51aに対してローラー軸芯P2から離れた状態に維持させる壁である。第2の壁63dは、固定部材側回動軸芯P1を中心とする円弧上にある。
第3の壁63eは、可動部材30が第2の位置30bから所定位置30cにスライドし第1のリンク51aが回動するときに、基準位置61dにあるホルダ61を、第1のリンク51aに対してホルダ付勢部材62の付勢力に抗してローラー軸芯P2に接近する方向(固定部材側回動軸芯P1から離れる方向)に移動させる壁である。
第4の壁63fは、可動部材30が所定位置30cから第1の位置30aにスライドし第1のリンク51aが回動するときに、ホルダ61を、第1のリンク51aに対してローラー軸芯P2から離れる方向に移動させる壁である。
外側壁63aと内側壁63bとの間のガイド通路は、可動部材30が第1の位置30aから第2の位置30bにスライドするときにホルダ61が通る第1のガイド通路63gと、可動部材30が第2の位置30bから所定位置30cにスライドするときにホルダ61が通る第2のガイド通路63hと、可動部材30が所定位置30cから第1の位置30aにスライドするときにホルダ61が通る第3のガイド通路63iと、を備える。
第1のガイド通路63gは、第2、第3のガイド通路63h、63iより、ローラー軸芯P2との距離が大とされている。
第2のガイド通路63hは、第3のガイド通路63iに近づくにつれてローラー軸芯P2との距離が小とされている。
第3のガイド通路63iは、第2のガイド通路63hから離れるにつれてローラー軸芯P2との距離が大とされている。
ここで、本発明実施例の作動・作用を説明する。
(a)可動部材30が第1の位置30aにあるとき(図7)
可動部材30は、図示略のロック装置により第1の位置30aを維持している。
ホルダ付勢部材62は、フリー状態にあり、ホルダ61は第1のリンク51aに対して基準位置61dにある。
ホルダ61は、ワンウェイガイド63内で、第1の位置対応位置63k(図6参照)にある。ホルダ61は、付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aに非接触であるか、または、接触してローラー部53aを押し込んでいても付勢部材54の付勢力がゼロまたは略ゼロとなる程度である。
(b)第1の位置30aにある可動部材30を第2の位置30bにスライドさせるとき(図8)
図示略のロック装置のロックを解除すると、可動部材30は、スライド付勢部材40の付勢力により固定部材20に対してスライドする。可動部材30がスライドするため、リンク機構50も回動する。
ホルダ61は、ワンウェイガイド63の第1の壁63cに摺動接触し、ホルダ付勢部材62の付勢力に抗して第1のリンク51aに対してローラー軸芯P2から離れる方向に移動する。
付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aは、ホルダ61が第1のリンク51aに対してローラー軸芯P2から離れる方向に移動するため、ホルダ61によって押し込まれていない。
付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力は、ローラー部53aがホルダ61によって押し込まれていないため、ゼロである。
(c)可動部材30が第1の位置30aと第2の位置30bとの途中にあるとき(図9、図10)
ホルダ61は、第1のガイド通路63g(図6参照)にある。ホルダ61はワンウェイガイド63の第2の壁63dに摺動接触しており、ホルダ付勢部材62の付勢力に抗して、ローラー軸芯P2から離れた状態にある。
付勢部材54の付勢力は、ローラー部53aがホルダ61によって押し込まれていないため、ゼロである。
(d)可動部材30が第2の位置30bに達したとき(図11、図12)
可動部材30が第2の位置30bに達したとき、ホルダ61は、ワンウェイガイド63の第2の壁63dから離れ、ホルダ付勢部材62の付勢力によりローラー軸芯P2に接近する方向に第1のリンク51aに対して移動し、第2の位置対応位置63j(図6参照)に達する。
ホルダ61が第2の位置対応位置63jに達したとき、ホルダ付勢部材62はフリー状態にあり、ホルダ61は第1のリンク51aに対して基準位置61dにある。
ホルダ61は付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aに非接触であるか、または、接触してローラー部53aを押し込んでいても付勢部材54の付勢力がゼロまたは略ゼロとなる程度である。
(e)第2の位置30bにある可動部材30を所定位置30cまでスライドさせるとき(図13)
可動部材30を手でスライド付勢部材40の付勢力に抗してスライドさせリンク機構50を回動させると、ホルダ61は、ワンウェイガイド63の第3の壁63eに摺動接触し、ホルダ付勢部材62の付勢力に抗して第1のリンク51aに対してローラー軸芯P2に接近する方向に移動し、第2のガイド通路63h(図6参照)に進入する。
付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aは、ホルダ61が第1のリンク51aに対してローラー軸芯P2に接近する方向に移動するため、付勢部材54の付勢力に抗してローラー軸芯P2に接近する方向にホルダ61によって押し込まれて移動する。
付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力は、ローラー部53aがホルダ61によって押し込まれてローラー軸芯P2に接近する方向に移動するため、蓄積される。
(f)可動部材30が所定位置30cに達したとき(図14)
固定部材側回動軸芯P1とローラー軸芯P2とを結ぶ直線上またはほぼ直線上にガイド部51dが位置する。
ホルダ61は、ワンウェイガイド63の第3の壁63eにより、第1のリンク51aに対して、ホルダ付勢部材62の付勢力に抗してローラー軸芯P2に最も接近した位置にある。
付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aは、ホルダ61がローラー軸芯P2に最も接近した位置にあるため、付勢部材54の付勢力に抗してホルダ61によって押し込まれてローラー軸芯P2に最も接近した位置にある。
付勢部材54の付勢力は、ローラー部53aがローラー軸芯P2に最も接近した位置にあるため、最大となる。
(g)可動部材30が所定位置30cを越えて第1の位置30a側に移動したとき(図15)
ホルダ61は、第2のガイド通路63h(図6参照)から第3のガイド通路63i(図6参照)に進入する。ホルダ61は、ワンウェイガイド63の第3の壁63eから第4の壁63f側に移動し、ホルダ付勢部材62の付勢力により第4の壁63fに摺動接触しながらローラー軸芯P2から離れる方向に第1のリンク51aに対して移動する。
ホルダ61がローラー軸芯P2から離れる方向に移動するため、付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aは付勢部材54の付勢力によりホルダ61に当接しながらローラー軸芯P2から離れる方向に移動する。このとき、ローラー部53aはアーム部51cを、可動部材30を第1の位置30a側にスライドさせる方向に押圧している。
(h)可動部材30が第1の位置30aに達したとき(図16、図17)
可動部材30が第1の位置30aに達したとき、ホルダ61は、ワンウェイガイド63の第4の壁63fから離れ、ホルダ付勢部材62の付勢力によりローラー軸芯P2から離れる方向に第1のリンク51aに対して移動し、第1の位置対応位置63k(図6参照)に達する。
ホルダ61が第1の位置対応位置63kに達したとき、ホルダ付勢部材62はフリー状態にあり、ホルダ61は第1のリンク51aに対して基準位置61dにある。
ここで、ワンウェイガイド63について、図18〜図25を参照して、さらに説明する。
付勢部材54の付勢力で可動部材30を第1の位置30a側にスライドさせて第1の位置30aに到達させ、図示略のロック装置のロックをかけるためには、ホルダ61(の中心)が、図18に示すワンウェイガイド63のロック位置63mを通過しなければならない。
ホルダ61がロック位置63mを通過するためには、ホルダ61を図19のような軌跡を通すことが必要になる。
しかし、ホルダ61およびワンウェイガイド63の内側壁63bの形状に何ら工夫がなければ、ホルダ61はワンウェイガイド63内で、図20のような軌跡をとり、ホルダ63がロック位置63mを通らなくなってしまう。
ホルダ61がロック位置63mを通るようにするために、単純にワンウェイガイド63の内側壁63bを図21のように延長させることが考えられるが、その場合、ホルダ61は図22のような軌跡となり、可動部材30を第1の位置30aに達した後さらに固定部材20に対しオーバーストロークさせる必要が生じてしまう。
可動部材30のオーバーストローク量を低減させるために、図23、図24に示すように、ホルダ61のホルダ突出部61bの突出方向先端部にその他のホルダ突出部61b部位に比べて小径な小径部61eを設け、ワンウェイガイド63にホルダ61がロック位置63mを通るときのみホルダ61を小径部61eで通過させる凹溝63nを設ける。
この構成をとることにより、図25に示すように、小径部61eと凹溝63nが設けられていない場合(図22の場合)に比べて少ない可動部材30のオーバーストローク量で、ホルダ61を、確実にロック位置63mを通すことができる。また、ロック位置63m以外の位置でとくにホルダ61が第2の位置対応位置63jにあるときには、可動部材30への過負荷を考慮するとホルダ61の大径化が必要となるため、ホルダ61が負荷の比較的少ないロック位置63mを通過するときのみ、小径部61eが凹溝63nを通るようにしている。
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
本発明実施例では、可動部材30を固定部材20に対して第1の位置30aから第2の位置30b側に付勢するスライド付勢部材40と、可動部材30が第1の位置30aと第2の位置30bとの間に位置する所定位置30cから第1の位置30aにスライド付勢部材40の付勢力に抗して移動するときに可動部材30を固定部材20に対して第1の位置30a側に付勢する付勢部材54を備える付勢機構アッセンブリ50と、付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力を調整する付勢力調整機構60と、を備えるため、つぎの作用を得ることができる。
付勢力調整機構60によって付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力を調整することにより、可動部材30を第2の位置30bから第1の位置30aにスライドさせる過程において、スライド開始付近(第2の位置30bから所定位置30cまでの間)のスライド付勢部材40の付勢力が比較的弱いときに付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の力を蓄え、スライド終了付近(所定位置30cから第1の位置30aまでの間)のスライド付勢部材40の付勢力が比較的強いときに付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力を解放させることができる。その結果、使用者がスライド付勢部材40の付勢力に抗して可動部材30を所定位置30cから第1の位置30aにスライドさせる際の操作荷重を軽減することができ、可動部材の操作性を向上させることができる。
付勢力調整機構60が、リンク機構50のガイド部51dにガイド部51dの延び方向に可動に支持されローラー部53aに当接可能なホルダ61と、ホルダ61とリンク機構50とに取付けられホルダ61がリンク機構50に対してガイド部51dの延び方向に移動したときにホルダ61をリンク機構50に対して移動前の位置に戻す方向に付勢するホルダ付勢部材62と、固定部材20に設けられ可動部材30が固定部材20に対してスライドしリンク機構50が固定部材側回動軸芯P1まわりに回動するときにホルダ61をリンク機構50に対してガイド部51dの延び方向に移動させるワンウェイガイド63と、を備えているため、ホルダ61をワンウェイガイド63でリンク機構50に対してガイド部51dの延び方向に移動させることで、ローラー部53aをローラー軸芯P2に接近・離反させることができる。
ワンウェイガイド63は、可動部材30が第1の位置30aから第2の位置30bにスライドするときにホルダ61が通る第1のガイド通路63gと、可動部材30が第2の位置30bから所定位置30cにスライドするときにホルダ61が通る第2のガイド通路63hと、可動部材30が所定位置30cから第1の位置30aにスライドするときにホルダ61が通る第3のガイド通路63iと、を備えており、第1のガイド通路63gは、第2、第3のガイド通路63h、63iよりローラー軸芯P2との距離が大とされている。そのため、可動部材30が第1の位置30aから第2の位置30bにスライドするとき、ホルダ61をローラー軸芯P2から離れた位置に位置させることができる。その結果、可動部材30が第1の位置30aから第2の位置30bにスライドするときに、付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aをローラー軸芯P2から離れた位置に位置させることができ、付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力をゼロまたは略ゼロにすることができる。
また、第2のガイド通路63hは第3のガイド通路63iに近づくにつれてローラー軸芯P2との距離が小とされているため、可動部材30が第2の位置30bから所定位置30cに近づくにつれてホルダ61をローラー軸芯P2に近づけることができる。その結果、可動部材30が第2の位置30bから所定位置30cに近づくにつれて、付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aをホルダ61で押し込んでローラー軸芯P2に近づけることができ、付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力を蓄積させることができる。
また、第3のガイド通路63iは第2のガイド通路63hから離れるにつれてローラー軸芯P2との距離が大とされているため、可動部材30が所定位置30cから第1の位置30aにスライドするにつれてホルダ61をローラー軸芯P2から離すことができる。その結果、可動部材30が所定位置30cから第1の位置30aにスライドするにつれて、付勢機構アッセンブリ50のローラー部53aをローラー軸芯P2から離すことができ付勢機構アッセンブリ50の付勢部材54の付勢力を解放することができる。
本発明実施例の車両用内装装置の、固定部材と可動部材とスライド付勢部材と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、固定部材とリンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構との、部分分解斜視図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、固定部材とリンク機構と付勢機構アッセンブリ(付勢部材省略)と付勢力調整機構との、部分斜視図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリのローラー部と付勢力調整機構との関係を示す部分拡大側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、概略断面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、付勢力調整機構のワンウェイガイドの正面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第1の位置にあるときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第1の位置と第2の位置との開にあるときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第1の位置と第2の位置との間にあるときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第1の位置と第2の位置との間にあるときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第1の位置から第2の位置にスライドして第2の位置に達したときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第2の位置にあるときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第2の位置と所定位置との閉にあるときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が所定位置に達したときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が所定位置と第1の位置との間にあるときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材が第1の位置に達したときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、リンク機構と付勢機構アッセンブリと付勢力調整機構とを示す、可動部材を第1の位置に達した後にさらにオーバーストロークさせたときの部分側面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の比較例を示す図であり、付勢力調整機構のホルダとワンウェイガイドに可動部材のオーバーストローク量低減のための工夫が何ら施されていない場合の、ホルダとワンウェイガイドとを示す正面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の比較例を示す図であり、付勢力調整機構のホルダとワンウェイガイドに可動部材のオーバーストローク量低減のための工夫が何ら施されていない場合の、ホルダとワンウェイガイドとを示す正面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の比較例を示す図であり、付勢力調整機構のホルダとワンウェイガイドに可動部材のオーバーストローク量低減のための工夫が何ら施されていない場合の、ホルダとワンウェイガイドとを示す正面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の比較例を示す図であり、付勢力調整機構のホルダとワンウェイガイドに、可動部材のオーバーストローク量低減のために単純に内側壁を延長させた場合の、ホルダとワンウェイガイドとを示す正面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の比較例を示す図であり、付勢力調整機構のホルダとワンウェイガイドに、可動部材のオーバーストローク量低減のために単純に内側壁を延長させた場合の、ホルダとワンウェイガイドとを示す正面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の、付勢力調整機構のホルダとワンウェイガイドに可動部材のオーバーストローク量低減のために小径部と凹溝を設けた、ホルダとワンウェイガイドとを示す正面図である。 図23のA−A線断面図である。 本発明実施例の車両用内装装置の比較例を示す図であり、付勢力調整機構のホルダとワンウェイガイドに、可動部材のオーバーストローク量低減のために単純に内側壁を延長させた場合の、ホルダとワンウェイガイドとを示す正面図である。
符号の説明
10 車両用内装装置
20 固定部材
30 可動部材
30a 第1の位置
30b 第2の位置
30c 所定位置
40 スライド付勢部材
41 ボビン
42 板バネ
50 付勢機構アッセンブリ
51 リンク機構
51a 第1のリンク
51b 第2のリンク
51c アーム部
51d ガイド部
52 支持部材
53 ロッド
53a ローラー部
54 付勢部材
60 付勢力調整機構
61 ホルダ
61a ホルダ本体部
61b ホルダ突出部
61c ホルダ側ローラー
61d 基準位置
61e 小径部
62 ホルダ付勢部材
63 ワンウェイガイド
63a 外側壁
63b 内側壁
63c 第1の壁
63d 第2の壁
63e 第3の壁
63f 第4の壁
63g 第1の通路
63h 第2の通路
63i 第3の通路
63j 開位置対応位置
63k 閉位置対応位置
63m ロック位置
63n 凹溝
P1 固定部材側回動軸芯
P2 ローラー軸芯
Q 可動部材側回動軸芯

Claims (4)

  1. 固定部材と、
    前記固定部材に対して第1の位置と該第1の位置とは異なる第2の位置にスライド可能な可動部材と、
    前記可動部材を前記固定部材に対して前記第1の位置から第2の位置側に付勢するスライド付勢部材と、
    前記可動部材が前記第1の位置と前記第2の位置との間に位置する所定位置から前記第1の位置に前記スライド付勢部材の付勢力に抗して移動するときに前記可動部材を前記固定部材に対して前記第1の位置側に付勢する付勢部材を備える、付勢機構アッセンブリと、
    前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力を調整する付勢力調整機構と、
    を有する車両用内装装置であって、
    前記可動部材と前記付勢機構アッセンブリと前記付勢力調整機構との関係が、
    (a)前記可動部材が前記第1の位置から前記第2の位置にスライドするとき、前記付勢力調整機構により前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力がゼロまたは略ゼロとされ、
    (b)前記可動部材が前記第2の位置から前記所定位置にスライドするとき、前記付勢力調整機構により前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力が蓄えられ、
    (c)前記可動部材が前記所定位置から前記第1の位置にスライドするとき、前記付勢力調整機構により前記付勢機構アッセンブリの付勢部材の付勢力が解放される、
    となるように設定されている車両用内装装置。
  2. 前記付勢機構アッセンブリは、固定部材側回動軸芯まわりに前記固定部材に回動可能に連結されるとともに可動部材側回動軸芯まわりに前記可動部材に回動可能に連結されており前記固定部材側回動軸芯から離れる方向に延びるガイド部を備えるリンク機構と、前記固定部材側回動軸芯とは異なるローラー軸芯まわりに前記固定部材に対して回動可能であるとともに該ローラー軸芯に接近・離反する方向に可動であり前記リンク機構のガイド部に該ガイド部の延び方向に可動に支持されるローラー部と、を備えており、
    前記付勢機構アッセンブリの付勢部材は、前記可動部材が前記固定部材に対して前記所定位置から前記第1の位置にスライドするときに、前記ローラー部を前記ローラー軸芯から離れる方向に付勢することで、前記可動部材を前記固定部材に対して前記第1の位置側に付勢する、請求項1記載の車両用内装装置。
  3. 前記付勢力調整機構は、前記リンク機構のガイド部に該ガイド部の延び方向に可動に支持され前記ローラー部に当接可能なホルダと、該ホルダと前記リンク機構とに取付けられ該ホルダが前記リンク機構に対して前記可動部材が前記固定部材に対して前記第1の位置および前記第2の位置にあるときに位置する位置である基準位置から前記ガイド部の延び方向に移動したときに該ホルダを前記リンク機構に対して移動前の位置である前記基準位置に戻す方向に付勢するホルダ付勢部材と、前記固定部材に設けられ前記可動部材が前記固定部材に対してスライドし前記リンク機構が前記固定部材側回動軸芯まわりに回動するときに前記ホルダを前記リンク機構に対して前記ガイド部の延び方向に移動させるワンウェイガイドと、を備える、請求項2記載の車両用内装装置。
  4. 前記ワンウェイガイドは、前記可動部材が前記第1の位置から前記第2の位置にスライドするときに前記ホルダが通る第1のガイド通路と、前記可動部材が前記第2の位置から前記所定位置にスライドするときに前記ホルダが通る第2のガイド通路と、前記可動部材が前記所定位置から前記第1の位置にスライドするときに前記ホルダが通る第3のガイド通路と、を備えており、
    前記第1のガイド通路は、前記第2、第3のガイド通路より、前記ローラー軸芯との距離が大とされており、
    前記第2のガイド通路は、前記第3のガイド通路に近づくにつれて前記ローラー軸芯との距離が小とされており、
    前記第3のガイド通路は、前記第2のガイド通路から離れるにつれて前記ローラー軸芯との距離が大とされている、請求項3記載の車両用内装装置。
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