JP4534828B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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    • B60N2/0843Movement of the latch pivoting about a longitudinal axis

Description

本発明は、車両用シート装置に関するものである。
従来、自動車などの車両用シート装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用シート装置は、車両フロアに固定されるロアレール(3)と、シートに固定されるアッパレール(4)とを備え、アッパレールはロアレールに相対移動可能に支持されている。この車両用シート装置は、ロアレールに対しアッパレールを相対移動させることで、シート位置を調整できるようになっている。
また、この車両用シート装置は、ロアレール及びアッパレールの相対移動を規制するロック部材(7)を備えている。このロック部材によるロアレール及びアッパレールの相対移動の規制は、利用者がスライドロック解除レバー(8)を操作することで解除される。
さらに、この車両用シート装置は、利用者によるスライドロック解除レバーの第1段の操作では、操作前のシート位置を記憶・保持した状態のままアッパレール(シート)の後方への移動を許容するとともにアッパレールの前方への移動(復帰)を記憶・保持したシート位置までとし、一方、利用者によるスライドロック解除レバーの第2段の操作では、記憶・保持したシート位置を変更・調整可能にする記憶部材(10)を備えている。
特公平6−86194号公報(第1−5図)
ところで、この車両用シート装置では、ロアレールに対してアッパレールを相対移動させる際、即ちシート位置を調整する際の記憶部材の動作をスライドロック解除レバーの段階(操作量)で区別して切り替えている。従って、利用者は、スライドロック解除レバーの段階を使い分けてシート位置を調整する必要がある。換言すれば、この車両用シート装置は、利用者に構造の理解を強いており、理解が不十分なときには意図せぬ作動を誘発する可能性がある。
本発明の目的は、シート位置を記憶・保持する場合と、記憶・保持したシート位置を変更・調整する場合とで、操作を明確に使い分けてシート位置を調整することができる車両用シート装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項に記載の発明は、車両フロアに固定される第1レールと、シートに固定され、前記第1レールに対し相対移動可能な第2レールと、前記第1及び第2レールの相対移動を規制するロック部材と、前記ロック部材と係合し、該ロック部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制を解除する操作部材と、前記操作部材と連係する記憶解除部材と、所定角度を超えたシートバックの傾斜に連動して前記ロック部材と係合し、該ロック部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制を解除する解除部材と、前記車両フロアに固定されるメモリレールと、前記ロック部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制状態において前記メモリレールに対する相対移動が規制されるとともに、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制の解除に連動して前記記憶解除部材と係合し、前記メモリレールに対する相対移動の規制が解除されて前記第2レールと一体で移動し、一方、前記解除部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制の解除においては前記第2レールの一側への移動時に前記メモリレールに対する相対移動の規制状態を維持し、該第2レールの他側への移動時に該第2レールと係合して該第2レールの一側への移動前の前記第1及び第2レールの相対位置を復帰させる記憶部材とを備え、前記記憶解除部材は、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制解除の完了に先立って前記操作部材との連係が解放され、前記メモリレールに対する前記記憶部材の相対移動の規制解除を完了することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両用シート装置において、前記操作部材は、係合ピンを有して前記第2レールに回動可能に連結されており、前記記憶解除部材は、前記係合ピンが挿通される長孔を有して前記第2レールに回動可能に連結されており、前記第2レール及び前記記憶解除部材のいずれか一方に設けられた規制部材を備え、前記記憶解除部材は、前記操作部材の回動に伴い前記規制部材を介した前記第2レールとの係合によって回動規制されるまでの範囲で回動し、前記メモリレールに対する前記記憶部材の相対移動の規制を解除してなり、前記操作部材は、前記回動規制された前記記憶解除部材に対し前記長孔内で前記係合ピンを移動させながら回動し、前記第1及び第2レールの相対移動の規制を解除してなることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シート装置において、前記第1レールは、レール断面内に収容空間を形成してなり、前記メモリレール及び前記記憶部材は、前記収容空間内に配置されていることを要旨とする。
以上詳述したように、各請求項に記載の発明では、利用者により前記操作部材が操作されると、前記ロック部材による前記第1レール(車両フロア)に対する前記第2レール(シート)の相対移動の規制が解除される。このとき、前記記憶部材は、前記記憶解除部材と係合することで、前記メモリレールに対する相対移動の規制が解除され、前記第2レールと一体で移動する。そして、前記操作部材の操作が解放されると、前記ロック部材により前記第1及び第2レールの相対移動が規制され、前記記憶部材も前記メモリレールに対する相対移動が規制される。つまり、前記操作部材の操作に伴う前記第2レールの移動では、前記記憶部材は、前記メモリレールに対し前記第1及び第2レールの相対位置に対応した相対位置を有している。
一方、利用者により所定角度を超えてシートバックが傾斜されると、これに連動する前記解除部材により、前記ロック部材による前記第1レール(車両フロア)に対する前記第2レール(シート)の相対移動の規制が解除される。このとき、前記記憶部材は、前記第2レールの一側への移動時に前記メモリレールに対する相対移動の規制状態を維持し、該第2レールの他側への移動時に該第2レールと係合して該第2レールの一側への移動前の前記第1及び第2レールの相対位置を復帰させる。
このように、2系統(操作部材の操作、シートバックの傾斜)の操作で記憶部材の動作を切り替えることができるため、上述した各場合での前記第1レールに対する前記第2レールの相対移動、即ちシート位置の調整に係る操作を明確に使い分けることができる。従って、シート位置の調整においてその操作性を向上することができる。
また、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制解除が完了するまでの操作力が、前記記憶解除部材を介して前記記憶部材に最後まで加わることが回避される。一般に、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制解除が完了するまでの操作力は、前記記憶解除部材による前記メモリレールに対する前記記憶部材の相対移動の規制解除が完了するまでに要する操作力に比べて大きくなる。従って、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制解除が完了するまで前記操作部材と前記記憶解除部材との連係が維持されると、例えば前記操作力が前記記憶部材へと徒に加えられて、前記第2レールとの一体移動(メモリレールに対する相対移動)時における前記メモリレールに対する前記記憶部材の抵抗(摺動抵抗)を増大させてしまう。しかしながら、前記記憶解除部材は、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制解除の完了に先立って前記操作部材との連係が解放されることで、前記抵抗(摺動抵抗)の増大を抑制することができ、前記第1レールに対する前記第2レールの相対移動、即ちシート位置の調整を円滑に行うことができる。
また、請求項3に記載の発明では、レール断面の外側への部材配置が解消されるため、コンパクト化を図ることができる。また、部材の外部への露出が抑制されるため、周辺部材との干渉を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1及び図2は、例えば自動車などの車両の前席側に搭載される車両用シート装置1の骨格部を示す側面図である。この骨格部は、車両用シート装置1の幅方向(図1、図2において紙面に直交する方向)で対をなして配設されており、図1及び図2は車両の前方に向かって左側に配置された骨格部をそれぞれシート内側及び外側から見た側面図を示している。車両の前方に向かって右側に配置される骨格部については基本的に同様の構造である。また、図3、図4及び図6は、それぞれ図2のA−A線、B−B線及びD−D線に沿った断面図であり、図5は、図1のC−C線に沿った断面図である。
図1及び図2に示されるように、車両フロア(図示略)に一対のブラケット2を介して固定される第1レールとしてのロアレール3は、車両前後方向に延在する。図3に示されるように、このロアレール3は、シート幅方向両側から立設された一対の側壁部11及びこれら側壁部11を互いに連結する底壁部12を有する断面略U字形状を呈している。そして、各側壁部11の先端(上端)には、幅方向内側に屈曲されて更に側壁部11の基端側に折り返された第1折返し壁部13が連続形成されている。このロアレール3は、略U字形状のレール断面内に収容空間Sを形成している。
シートクッション(シート)の骨格をなすシートクッションフレーム(図示略)に固定される第2レールとしてのアッパレール4も、車両前後方向に延在する。図3に示されるように、このアッパレール4は、断面略U字形状を呈して下方に開口する壁部20及び壁部20の上面に固着されて上下方向に延びる支持壁部21を有している。上記壁部20は、シート幅方向で前記ロアレール3の両第1折返し壁部13間に挟まれるように配置されており、その先端(下端)にはこれに連続して幅方向両外側に曲成されて更に前記側壁部11及び前記第1折返し壁部13に包囲されるように折り返された第2折返し壁部22が形成されている。
図6に示されるように、上記アッパレール4は、前記ロアレール3の底壁部12との間に介在する複数のローラ5を介して支持されている。また、上記アッパレール4は、前記第2折返し壁部22の先端部において、これに対向する前記第1折返し壁部13とボール6を介して係合する。これにより、アッパレール4は、前記ロアレール3との間で前記ローラ5を転動させつつ同ロアレール3に対し長手方向(車両前後方向)に摺動自在に支持される。つまり、アッパレール4は、ロアレール3に対し相対移動可能となっている。そして、アッパレール4に固定されるシートは、ロアレール3が固定される車両フロアに対して車両前後方向にスライドする。
図1及び図5に示されるように、前記ロアレール3においてシート幅方向内側に配置される側壁部11には、その長手方向に並設された複数のロック孔11aが所定の間隔をもって形成されている。また、前記アッパレール4においてシート幅方向内側に配置される第2折返し壁部22には、隣り合う複数(例えば3つ)のロック孔11aと合致可能な複数の挿通孔22aが形成されている。さらに、前記アッパレール4の支持壁部21においてシート幅方向内側面には、隣り合う複数(例えば3つ)のロック孔11aと合致可能な複数の貫通孔23aが形成された補助プレート23が固定されている。
また、前記アッパレール4には、上記補助プレート23とともにブラケット24が固定されている。そして、このブラケット24には、ロック部材としてのロックプレート25がポールを挟んだ軸支ピン26により回動自在に支持されている。上記ロックプレート25には、回動に伴い前記貫通孔23a及び挿通孔22aに対して挿脱可能な複数(例えば3つ)のロック爪25aが形成されている。つまり、これらロック爪25aは、上記ロックプレート25の回動に伴い前記貫通孔23a及び挿通孔22aに対し順次、挿脱されるように配設されている。そして、これらロック爪25aは、前記貫通孔23a及び挿通孔22aに対する挿脱に合わせて、隣り合う複数(例えば3つ)のロック孔11aに対して挿脱可能となっている。
ここで、前記ロックプレート25が一側方向(図5において反時計回転方向)に回動し、上記ロック爪25aが前記ロック孔11aに対して前記貫通孔23a及び挿通孔22aとともに前記第1折返し壁部13側へと挿入されると、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が規制される。このとき、ロック孔11aは、前記ロック爪25aが挿入された前記貫通孔23a及び挿通孔22a間で同ロック爪25aが挿入されることで堅固に係止されている。これにより、アッパレール4は、ロアレール3に対する相対移動範囲における所要位置で保持され、これに支持されるシートも位置決めされる。なお、上記ロックプレート25は、軸支ピン26周りに配設されたスプリング25d(図1参照)によりロック爪25aがロック孔11aに挿入される方向(図5において反時計回転方向)に常時回動付勢されている。
また、上記ロックプレート25には、軸支ピン26を挟んでロック爪25aと対向する当接フランジ25bが形成されている。一方、図1及び図3に示されるように、前記アッパレール4の支持壁部21においてシート幅方向内側面には、操作部材としてのスライドロック解除レバー28がその長手方向中央部位でピン29により回動自在に支持されている。このスライドロック解除レバー28の長手方向後端には、当接フランジ28bが形成されている。この当接フランジ28bは、その下面で前記当接フランジ25bと当接可能に対向配置されている。また、上記スライドロック解除レバー28の長手方向前端には、操作ハンドル(図示略)が嵌合保持される保持部28cが形成されている。上記スライドロック解除レバー28は、操作ハンドルの操作に伴うピン29周りの回動により、当接フランジ25b、28b同士の当接を介してロックプレート25をスプリング25dの付勢力に抗して図5における時計回転方向に回動させることで、ロック爪25aとロック孔11aとの係合を解除する。
さらに、上記ロックプレート25には、軸支ピン26を挟んでロック爪25aと対向する当接フランジ25cが形成されている。この当接フランジ25cは、支持壁部21を貫通してそのシート幅方向外側面側に突出している。一方、図2及び図6に示されるように、前記アッパレール4の支持壁部21においてシート幅方向外側面には、解除部材としての解除レバー31がピン32により回動自在に支持されている。この解除レバー31の先端部には、当接ピン33(図2参照)が固着されている。この当接ピン33は、その外周面で前記当接フランジ25cと当接可能に対向配置されている(図5参照)。上記解除レバー31は、ピン32周りに配設されたスプリング34により当接ピン33が当接フランジ25cから離れる方向(図2において時計回転方向)に常時回動付勢されている。
また、上記解除レバー31の先端部には、ロッド35の一端が回動自在に連結されている。図7に示されるように、このロッド35の他端は、ピン36によりシートクッションフレーム(図示略)に回動自在に支持されたリクライニングプレート37のレバー部37aに回動自在に連結されている。ピン36の軸心は、シートクッションに対するシートバックの回動中心に一致しており、リクライニングプレート37からは係合片37bが延出している。そして、この係合片37bには、シートバックの骨格をなすシートバックフレーム(図示略)に固着された係合片38が対向している。上記係合片37bは、シートクッションフレームに対しシートバックフレームがピン36周りを回動することで、係合片38により押圧されるようになっている。図7(a)に示されるように、シートバックが乗員の着座可能な通常使用の傾斜角度にあるときには、これら係合片37b,38間に間隙Cが設定されて互いに干渉しないようになっている。また、図7(b)(c)に示されるように、シートバックフレームの一側(図7において反時計回転方向)への回動に伴い、シートバックが所定角度を超えて前方に傾斜すると、リクライニングプレート37は、係合片37bが係合片38に押圧されることで、これに連動して一側(図7において反時計回転方向)に回動する。そして、リクライニングプレート37は、この回動に伴いレバー部37aを介して前記ロッド35を引き込むことで、前記スプリング34の付勢力に抗して前記解除レバー31を一側(図7において反時計回転方向)に回動させる。
このとき、前記解除レバー31に固着された当接ピン33は、前記ロックプレート25の当接フランジ25cを押圧する。つまり、上記解除レバー31は、所定角度を超えたシートバックの傾斜に伴うピン32周りの回動により、当接フランジ25c及び当接ピン33の当接を介してロックプレート25をスプリングの付勢力に抗して図5における時計回転方向に回動させることで、ロック爪25aとロック孔11aとの係合を解除する。このように、所定角度を超えたシートバックの傾斜に連動してロック解除する解除レバー31等は、いわゆるウォークイン機構を構成するものである。
図2及び図3に示されるように、前記アッパレール4の支持壁部21においてシート幅方向外側面には、記憶解除部材としてのメモリ解除レバー41が前記ピン29により回動自在に支持されている。このメモリ解除レバー41は、前記スライドロック解除レバー28に対し相対回動自在に連結されている。そして、図8に示したように、このメモリ解除レバー41の長手方向後端には、係合片41aが形成されている。この係合片41aは、前記アッパレール4の壁部20を貫通する態様で前記ロアレール3上に配置されている。図5に示されるように、この係合片41aは、前記ロアレール3の中心線に沿ってその下端を突出させている。
また、前記メモリ解除レバー41の長手方向中間部には、前記ピン29周りの周方向に延びる長孔41bが形成されている。一方、図2及び図4に示されるように、前記スライドロック解除レバー28には、係合ピン42が固着されている。この係合ピン42は、前記アッパレール4の支持壁部21を貫通して前記長孔41bに挿通されている。従って、前記スライドロック解除レバー28及びメモリ解除レバー41の相対回動可能範囲は、前記長孔41b内での前記係合ピン42の移動範囲で規定されている。
そして、前記メモリ解除レバー41は、前記ピン29周りに配設されたスプリング43により係合片41aが前記ロアレール3側に近づく方向(図2において時計回転方向)に常時回動付勢されている。詳述すると、上記スプリング43の一端はメモリ解除レバー41に係止されており、同他端は前記係合ピン42に係止されている。そして、このスプリング43は、前記長孔41bの周方向一側(図8において反時計回転方向)の内壁面を前記係合ピン42に当接するように付勢している。従って、前記メモリ解除レバー41は、係合片41aが前記ロアレール3側に近づく方向に常時回動付勢される態様で係合ピン42に係止されている。
なお、スプリング28d(図1参照)は、前記当接フランジ28bが前記当接フランジ25bから離れる方向に前記スライドロック解除レバー28を常時回動付勢している。従って、上記スライドロック解除レバー28は、操作ハンドルの操作に伴うスプリング28dの付勢力に抗したピン29周りの回動により、前述の態様でロック爪25aとロック孔11aとの係合を解除する。
ここで、前記アッパレール4には、前記メモリ解除レバー41の所定範囲を超えた一側(図8において時計回転方向)への回動を規制する規制部材としての規制壁部44が設けられている。従って、図8(a)(b)(c)に示したように、前記メモリ解除レバー41の一側への回動が前記規制壁部44により規制されるまでの間は、同メモリ解除レバー41は、操作ハンドルの操作に伴うスライドロック解除レバー28の一側への回動に連動して、前記長孔41bの内壁面を前記係合ピン42に当接させつつ一体で回動する。この際、図9(a)(b)に示したように、上記スライドロック解除レバー28は、当接フランジ25b、28b同士の当接を介してロックプレート25を図9における時計回転方向に回動させるものの、未だロック爪25aとロック孔11aとの係合の解除には至っていない。
そして、図8(d)に示したように、前記メモリ解除レバー41の一側への回動が前記規制壁部44により規制された状態では、前記スライドロック解除レバー28は、操作ハンドルの更なる操作に伴い、前記長孔41b内で前記係合ピン42を移動させつつ更に一側に回動する。これにより、図9(c)に示したように、上記スライドロック解除レバー28は、ロック爪25aとロック孔11aとの係合の解除を完了する。
つまり、上記スライドロック解除レバー28は、前記長孔41bに規制されるまで同長孔41b内で前記係合ピン42を移動させつつピン29周りに更に回動することでロック爪25aとロック孔11aとの係合の解除を完了する。従って、スライドロック解除レバー28がロック解除する解除ストロークは、前記係合ピン42と前記長孔41bとの当接で決められている。なお、スライドロック解除レバー28の解除ストロークはロックプレート25とアッパレール4との当接で決められることも可能であり、長孔41bが前記係合ピン42の移動範囲の規定以上に大きく形成されていることも可能である。また、ピン29の周りであって、前記メモリ解除レバー41の上側周囲には図11(a)(b)(c)(d)に示すようなフランジ形状の規制壁部56が設けられていてもよい。図11(d)に示すように、規制壁部56の先端面56aがアッパレール4(壁部20)の上面に当接することによって、前記メモリ解除レバー41が前記アッパレール4に対して所定範囲を超えた一側(図11(d)において時計回転方向)への回動が規制されている。
図3〜図5に示されるように、前記ロアレール3の底壁部12には、前記収容空間S内に配置される態様でメモリレール46が固着されている。つまり、このメモリレール46は、ロアレール3を介して車両フロアに固定されている。上記メモリレール46は、開口側がシート幅方向内側に折り返された断面略U字形状を呈している。上記メモリレール46は、その中心線を前記ロアレール3の中心線に略一致させて、同ロアレール3の長手方向、即ち車両前後方向に延在している。そして、このメモリレール46において、シート幅方向内側に折り返された両先端部には、長手方向に並設された複数の係止溝46aが、前記ロック孔11aと同等の所定の間隔をもって形成されている。
図5に示されるように、前記メモリレール46には、記憶部材としてのメモリスライダ47が設けられている。このメモリスライダ47は、前記メモリレール46とともに前記収容空間S内に配置されている。上記メモリスライダ47は、前記メモリレール46の内壁面に対応する外壁面を有して同メモリレール46に対し摺動可能に装着されたスライダ本体48と、スライダ本体48に形成された収容凹部48aに収容された係止体49とを備えている。この収容凹部48aは上方に開口しており、前記係止体49は、その下面と収容凹部48aの底面との間に介装されたスプリング50により上方に突出するように付勢されている。
図8に示されるように、前記係止体49には、前記係止溝46aに対して嵌脱可能な複数(例えば2つ)の嵌合片49aが突設されている。これら嵌合片49aは、シート幅方向両側にそれぞれ配設されている。上記係止体49は、前記スプリング50により嵌合片49aが前記係止溝46aに嵌入するように付勢されて前記メモリレール46に対する前記スライダ本体48の摺動、即ちメモリレール46に対するメモリスライダ47の相対移動を規制する。
また、前記係止体49には、係止片49bが形成されている。一方、前記アッパレール4には、スライダ本体48の前端に当接可能なストッパ51(図2参照)が固着されている。従って、前記メモリレール46に対する前記スライダ本体48の摺動が規制されている状態では、前記アッパレール4の後方への移動は、前記ストッパ51が前記スライダ本体48に当接するまでの範囲に規定されている。
ここで、前記ロックプレート25は、前記ストッパ51が前記スライダ本体48に当接若しくは概ね当接する状態で、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動を規制し得るようになっている。図8(a)に示されるように、この状態では、前記アッパレール4に連結されたメモリ解除レバー41の係合片41aは、その下面で前記係止体49の係止片49bと係合可能に対向配置されている。つまり、上記係合片41aは、前記係止体49を押圧し得る位置に配置されている。
そして、図8(b)(c)に示されるように、操作ハンドルの操作に伴う前記スライドロック解除レバー28の回動によって前記メモリ解除レバー41が一側(図8において時計回転方向)に回動すると、同メモリ解除レバー41は、係合片41aにより前記係止片49bを挟み込む態様で、前記スプリング50の付勢力に抗して前記係止体49を下方に押し下げる。これにより、前記係止溝46aに嵌入していた嵌合片49aが抜け(外れ)、前記メモリレール46に対する前記スライダ本体48の摺動、即ちメモリレール46に対するメモリスライダ47の相対移動の規制が解除される。
つまり、前記メモリスライダ47は、基本的に前記ロックプレート25によるロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制状態において前記メモリレール46に対する相対移動が規制されており、前記メモリ解除レバー41の一側への回動に伴い同メモリ解除レバー41と係合することで、前記メモリレール46に対する相対移動の規制が解除される。
そして、前記スライドロック解除レバー28によるロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制解除に伴いロアレール3に対してアッパレール4が相対移動すると、前記スライダ本体48(メモリスライダ47)は、前記係止体49の係止片49bが前記メモリ解除レバー41の係合片41aに係止されることで、同係止体49に押圧される態様で前記メモリレール46を摺動する。これにより、前記メモリスライダ47は、前記アッパレール4と一体で前記メモリレール46に対して相対移動する。
一方、所定角度を超えたシートバックの傾斜に伴う、前記解除レバー31によるロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制解除では、前記メモリレール46に対する前記スライダ本体48の摺動、即ちメモリレール46に対するメモリスライダ47の相対移動は規制状態のままである。このとき、前記アッパレール4は、前記ストッパ51によりスライダ本体48(メモリスライダ47)よりも前方への移動のみが許容されている。また、前方に移動したアッパレール4は、前記ストッパ51が前記スライダ本体48に当接するまで後方に移動する。これにより、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対位置は、同アッパレール4の前方への移動前の相対位置に復帰する。そして、前記係合片41aも、前記係止体49を押圧し得る位置に復帰する。なお、前記アッパレール4をスライダ本体48(メモリスライダ47)よりも前方へ移動させ、その後、後方へ移動させる場合がある。この場合、ロッド35を持ち上げることによって(すなわち、前記メモリ解除レバー41がロアレール3側に向かって下方に下がった状態)、図10に示す前記メモリ解除レバー41の係合片41aがガイド面48bに案内される。こうして、前記メモリ解除レバー41がスライダ本体48と当接する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、利用者によりスライドロック解除レバー28(操作ハンドル)が操作されると、前記ロックプレート25による前記ロアレール3(車両フロア)に対する前記アッパレール4(シート)の相対移動の規制が解除される。このとき、前記メモリスライダ47は、前記メモリ解除レバー41と係合することで、前記メモリレール46に対する相対移動の規制が解除され、前記アッパレール4と一体で移動する。そして、スライドロック解除レバー28(操作ハンドル)の操作が解放されると、前記ロックプレート25により前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が規制され、前記メモリスライダ47も前記メモリレール46に対する相対移動が規制される。つまり、操作ハンドル(スライドロック解除レバー28)の操作に伴う前記アッパレール4の移動では、前記メモリスライダ47は、前記メモリレール46に対し前記ロアレール3及びアッパレール4の相対位置に対応した相対位置を有している。
一方、利用者により所定角度を超えてシートバックが傾斜されると、これに連動する前記解除レバー31により、前記ロックプレート25による前記ロアレール3(車両フロア)に対する前記アッパレール4(シート)の相対移動の規制が解除される。このとき、前記メモリスライダ47は、前記アッパレール4の前方への移動時に前記メモリレール46に対する相対移動の規制状態を維持し、同アッパレール4の後方への移動時に同アッパレール4と係合してアッパレール4の前方への移動前の前記ロアレール3及びアッパレール4の相対位置を復帰させる。
このように、2系統(スライドロック解除レバー28の操作、シートバックの傾斜)の操作でメモリスライダ47の動作を切り替えることができるため、上述した各場合での前記ロアレール3に対する前記アッパレール4の相対移動、即ちシート位置の調整に係る操作を明確に使い分けることができる。従って、シート位置の調整においてその操作性を向上することができる。
(2)本実施形態では、ロアレール3のレール断面内に形成された収容空間S内に前記メモリレール46及び前記メモリスライダ47を配置をしたことで、レール断面の外側への部材配置が解消されるため、コンパクト化を図ることができる。また、部材の外部への露出が抑制されるため、周辺部材との干渉を抑制することができる。
(3)本実施形態では、前記メモリ解除レバー41は、前記スライドロック解除レバー28による前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制解除の完了に先立って前記スライドロック解除レバー28との連係が解放され、前記メモリレール46に対する前記メモリスライダ47の相対移動の規制解除を完了する。これにより、前記スライドロック解除レバー28による前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制解除が完了するまでの操作力が、前記メモリ解除レバー41を介して前記メモリスライダ47に最後まで加わることが回避される。一般に、前記スライドロック解除レバー28による前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制解除が完了するまでの操作力は、前記メモリ解除レバー41による前記メモリレール46に対する前記メモリスライダ47の相対移動の規制解除が完了するまでに要する操作力に比べて大きくなる。従って、前記スライドロック解除レバー28による前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制解除が完了するまで前記スライドロック解除レバー28と前記メモリ解除レバー41との連係が維持されると、例えば前記操作力が前記メモリスライダ47へと徒に加えられて、前記アッパレール4との一体移動(メモリレール46に対する相対移動)時における前記メモリレール46に対する前記メモリスライダ47(スライダ本体48)の抵抗(摺動抵抗)を増大させてしまう。しかしながら、前記メモリ解除レバー41は、前記スライドロック解除レバー28による前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制解除の完了に先立って前記スライドロック解除レバー28との連係が解放される。このため、前記抵抗(摺動抵抗)の増大を抑制することができ、前記ロアレール3に対する前記アッパレール4の相対移動、即ちシート位置の調整を円滑に行うことができる。
(4)本実施形態では、スライドロック解除レバー28及びメモリ解除レバー41を同軸上に配置したことで、これらの連係動作をより簡易に設定することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、操作ハンドルの操作に伴うスライドロック解除レバー28への操作力の伝達態様は一例である。同様に、スライドロック解除レバー28を介したメモリ解除レバー41への操作力の伝達態様も一例である。例えば、スライドロック解除レバー28とメモリ解除レバー41とを、ピン29において同軸上に配置したが、これらの回動中心を互いにずらして配置してもよい。また、スライドロック解除レバー及びメモリ解除レバーを一体的に設け、あるいはこれらを一体形成してもよい。
・前記実施形態において、シートバックの傾斜に伴う解除レバー31への操作力の伝達態様は一例である。例えば、解除レバー31とリクライニングプレート37との間をケーブルなどで連結してもよい。
・前記実施形態において、前記メモリレール46を前記ロアレール3に一体形成してもよい。例えば、ロアレールの一部を切り欠いて係止溝46aに準じた形状を成形してもよい。また、前記メモリレール46を前記ロアレール3の収容空間Sの外側に配置してもよい。要は、メモリレール46は、車両フロアに対して実質的に固定されていればよい。
・前記実施形態において、メモリレール46及びメモリスライダ47等は、シート幅方向一側のロアレール3にのみ設ければよい。この場合、シート幅方向両側でロックプレートによるロアレール3及びアッパレール4の相対移動を規制する構造では、一方の規制解除にリンク又はケーブルで連動させて他方の規制解除を行えばよい。
前記実施形態において、ロックプレート25に設けられるロック爪25a及びこれに挿入されるロック孔11aの数は、1つ以上であればよい。
・前記実施形態において、ロック孔11aに挿入されるロック爪25aの軌跡上にアッパレール4の第2折返し壁部22が配置されないのであれば、挿通孔22aを割愛してもよい。また、補助プレート23を割愛してもよい。
・前記実施形態において、各車両用シート装置1に対してロアレール及びアッパレールをそれぞれ3つ以上設けてもよい。また、十分な強度と安定性が確保されるのであれば、各車両用シート装置1に対しロアレール及びアッパレールは1つだけでもよい。
・前記実施形態において、ロアレール及びアッパレールの相対移動に伴うシートの移動方向は、例えば車両の幅方向であってもよい。
・前記実施形態において、前席(運転席、助手席)側に限らず、後席側の車両用シート装置1に本発明を適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記メモリレールには、長手方向に並設された複数の係止溝が形成され、
前記記憶部材は、
前記メモリレールに対し摺動可能なスライダ本体と、
前記スライダ本体に形成された収容凹部に収容され、付勢部材により前記係止溝に嵌入するように付勢されて前記メモリレールに対する前記スライダ本体の摺動を規制する係止体とを備え、
前記記憶部材は、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制の解除に連動して前記記憶解除部材に前記係止体が押圧され、前記付勢部材に抗して前記係止溝から外れることで前記メモリレールに対する相対移動の規制が解除され、且つ、前記記憶解除部材に前記係止体が係止されることで前記第2レールと一体で移動することを特徴とする。
(ロ)前記第2レールは、係止部材を備え、
前記記憶部材は、前記解除部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制の解除においては、前記第2レールの一側への移動時に前記記憶解除部材を前記係止体から離脱させて前記メモリレールに対する相対移動の規制状態を維持し、該第2レールの他側への移動時に前記係止部材を前記スライダ本体に当接させて該第2レールの一側への移動前の前記第1及び第2レールの相対位置を復帰させるとともに、前記記憶解除部材を前記スライダ本体に案内させて前記係止体を押圧し得る位置に復帰させることを特徴とする。
本発明の一実施形態をシート内側から見た側面図。 同実施形態をシート外側から見た側面図。 図2のA−A線に沿った断面図。 図2のB−B線に沿った断面図。 図1のC−C線に沿った断面図。 図2のD−D線に沿った断面図。 (a)(b)(c)は、同実施形態の動作を示す説明図。 (a)(b)(c)(d)は、同実施形態の動作を示す説明図。 (a)(b)(c)は、同実施形態の動作を示す説明図。 同実施形態の動作を示す説明図。 (a)(b)(c)(d)は、別の実施形態の動作を示す説明図。
符号の説明
3…第1レールとしてのロアレール、4…第2レールとしてのアッパレール、25…ロック部材としてのロックプレート、28…操作部材としてのスライドロック解除レバー、31…解除部材としての解除レバー、41…記憶解除部材としてのメモリ解除レバー、41b…長孔、42…係合ピン、44,56…規制部材としての規制壁部、46…メモリレール、46a…係止溝、47…記憶部材としてのメモリスライダ、48…スライダ本体、48a…収容凹部、49…係止体、50…スプリング、51…ストッパ。

Claims (3)

  1. 車両フロアに固定される第1レールと、
    シートに固定され、前記第1レールに対し相対移動可能な第2レールと、
    前記第1及び第2レールの相対移動を規制するロック部材と、
    前記ロック部材と係合し、該ロック部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制を解除する操作部材と、
    前記操作部材と連係する記憶解除部材と、
    所定角度を超えたシートバックの傾斜に連動して前記ロック部材と係合し、該ロック部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制を解除する解除部材と、
    前記車両フロアに固定されるメモリレールと、
    前記ロック部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制状態において前記メモリレールに対する相対移動が規制されるとともに、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制の解除に連動して前記記憶解除部材と係合し、前記メモリレールに対する相対移動の規制が解除されて前記第2レールと一体で移動し、一方、前記解除部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制の解除においては前記第2レールの一側への移動時に前記メモリレールに対する相対移動の規制状態を維持し、該第2レールの他側への移動時に該第2レールと係合して該第2レールの一側への移動前の前記第1及び第2レールの相対位置を復帰させる記憶部材とを備え
    前記記憶解除部材は、前記操作部材による前記第1及び第2レールの相対移動の規制解除の完了に先立って前記操作部材との連係が解放され、前記メモリレールに対する前記記憶部材の相対移動の規制解除を完了することを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項に記載の車両用シート装置において、
    前記操作部材は、係合ピンを有して前記第2レールに回動可能に連結されており、
    前記記憶解除部材は、前記係合ピンが挿通される長孔を有して前記第2レールに回動可能に連結されており、
    前記第2レール及び前記記憶解除部材のいずれか一方に設けられた規制部材を備え、
    前記記憶解除部材は、前記操作部材の回動に伴い前記規制部材を介した前記第2レールとの係合によって回動規制されるまでの範囲で回動し、前記メモリレールに対する前記記憶部材の相対移動の規制を解除してなり、
    前記操作部材は、前記回動規制された前記記憶解除部材に対し前記長孔内で前記係合ピンを移動させながら回動し、前記第1及び第2レールの相対移動の規制を解除してなることを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シート装置において、
    前記第1レールは、レール断面内に収容空間を形成してなり、
    前記メモリレール及び前記記憶部材は、前記収容空間内に配置されていることを特徴とする車両用シート装置。
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