JP4918980B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1レールおよび第2レールの相対位置を記憶する機能を有する車両用シート装置に関する。
従来、自動車などの車両用シート装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用シート装置は、車両フロアに固定されるロアレール(3)と、シートに固定されるアッパレール(4)とを備え、アッパレールはロアレールに長さ方向に沿って相対移動可能に支持されている。この車両用シート装置は、ロアレールに対しアッパレールを相対移動させることで、シート位置を調整できる。またこの車両用シート装置は、ロアレール及びアッパレールの相対移動を規制するロック部材(7)を備えている。ロック部材は、ロック爪と、ロック爪が挿入されるロック孔とを有する。利用者がスライドロック解除レバー(8)を操作することによりロック部材はロック解除され、ロアレール及びアッパレールの相対移動は可能となり、シートが移動可能となる。
特公平6−86194号公報(第1−5図)
ところで、本出願人は、第1レールおよび第2レールの相対位置を記憶する記憶部材と、操作部材の操作に伴い記憶部材の記憶を解除する記憶解除部材とを備える車両用シート装置を近年開発している(本出願時に未公知)。この記憶部材は、車両フロアに固定されている第1レールに沿って設けられた複数のメモリロック部をもつメモリレールと、このメモリレールに沿って移動可能に設けられたメモリスライダとを備えている。
このものによれば、メモリスライダは、メモリレールのメモリロック部にロックされて固定されているときには、メモリスライダは、第1レールおよび第2レールの相対位置を記憶していることになる。つまり、メモリスライダは、第1レールの長さ方向におけるシートの位置を記憶していることになる。
これに対して利用者が操作レバーの操作によりシートを移動させるときには、操作レバーの操作により記憶解除部材が作動し、メモリスライダをメモリロック部からロック解除する。この場合、記憶解除部材とメモリスライダとが係合しているため、シートが記憶解除部材と共に移動すると、メモリスライダも連動して同方向に同量移動する。
そしてシートが新しい位置にスライド移動して第1レールおよび第2レールの相対位置がその位置でロックされると、メモリスライダが新しい位置でメモリレールのメモリロック部にロックされる。このことは、メモリスライダは、第1レールおよび第2レールの新しい相対位置を記憶していることになる。つまり、メモリスライダは、第1レールの長さ方向におけるシートの新しい位置を記憶していることになる。
ところで、シートのスライド作動を終了して利用者が操作ハンドルから手を離したとき、ロック爪がロック孔の位置に必ずいるわけではなく、隣接する2つのロック孔の間に位置する場合がある。この場合、メモリスライダは、メモリレールの隣接するメモリロック部間に位置しており、メモリロック部にロックされていない。更に、利用者が操作ハンドルから手を離すと、記憶解除部材とメモリスライダとの係合も充分でなくなる。
このためシートを一方向(後から前に向けて)移動させるとき、メモリスライダを連動させて移動させることができない。この結果、ロック部材の位置に対するメモリスライダの相対位置がずれ、メモリスライダにより記憶すべき位置がずれてしまうおそれがある。
本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、ロック部材の位置に対してメモリスライダの相対位置がずれることを抑えるのに有利な車両用シート装置を提供することにある。
本発明に係る車両用シート装置は、記憶部材は、第1レールに沿って設けられ複数のメモリロック部をもつメモリレールと、メモリレールに沿って移動可能に設けられメモリレールの各メモリロック部にロック可能およびロック解除可能なメモリスライダとを備えており、
第2レールおよびメモリスライダのうちの一方は、第2レールおよびメモリスライダのうちの他方に対面可能な係合部をもつ弾性変形可能な係合部材を有しており、
係合部材の係合部は、
メモリスライダがメモリロック部にロックされていないとき、第2レールおよびメモリスライダのうちの他方に係合し、シートの移動に伴い係合によりメモリスライダをメモリレールに沿って移動させる状態と、
メモリスライダがメモリレールにロックされているとき、係合部材の弾性変形に伴い第2レールおよびメモリスライダのうちの他方を乗り越えると共にメモリスライダをメモリロック位置に残す状態とに変位可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、記憶部材は、第1レールに沿って設けられ複数のメモリロック部をもつメモリレールと、メモリレールに沿って移動可能に設けられメモリレールの各メモリロック部にロック可能およびロック解除可能なメモリスライダとを備えている。第2レールおよびメモリスライダのうちの一方は、第2レールおよびメモリスライダのうちの他方に対面可能な係合部をもつ係合部材を有する。この係合部材の係合部は、メモリスライダがメモリロック部にロックされていないとき、第2レールおよびメモリスライダのうちの他方に係合し、シートの移動に伴いメモリスライダをメモリレールに沿って移動させる状態と、メモリスライダがメモリレールにロックされているとき、係合部材の弾性変形に伴い第2レールおよびメモリスライダのうちの他方を乗り越えると共にメモリスライダをメモリロック位置に残す状態とに変位可能とされている。
前述したように、シートのスライド作動を終了して操作ハンドルから手を離したとき、メモリスライダはメモリレールのメモリロック部にロックされていないことがある。この場合、利用者が操作ハンドルを離すと、記憶解除部材とメモリスライダとの係合も充分でなくなる。このためシートを第2レールと共に一方向(例えば後から前に向けて)移動させるとき、メモリスライダをシートに連動させて移動させることができない。このため、ロック部材の位置に対するメモリスライダの相対位置がずれる。ひいては、メモリスライダが記憶しているシート位置がずれてしまうおそれがある。
この点本発明によれば、メモリスライダがメモリロック部にロックされていないとき、シートの移動に伴いメモリスライダをメモリレールに沿って移動させる係合部をもつ弾性変形可能な係合部材が設けられている。このため、メモリスライダがメモリロック部にロックされていないとき、シートが第2レールと共に移動する場合には、係合部材の係合部によりメモリスライダがシートに連動して同方向に移動できる。
更に、メモリスライダがメモリレールにロックされているときには、係合部材は弾性変形し、係合部は第2レールおよびメモリスライダのうちの他方を乗り越えると共にメモリスライダをメモリロック位置に残す。この結果、メモリスライダによるメモリロック機能が維持される。
本発明によれば、メモリスライダがメモリロック部にロックされていないとき、シートが第2レールと共に移動する場合には、係合部材の係合部によりメモリスライダがシートに連動して同方向に移動できる。ロック爪の位置に対するメモリスライダの相対位置がずれることを抑えるのに有利となる。
ロック部材は、第1レール及び第2レールをロックして第1レール及び第2レールの相対移動を規制する機能をもつものであれば、構造および形状は限定されない。操作部材は、ロック部材と係合し、ロック部材による第1レール及び第2レールのロックを解除する機能をもつものであれば、構造および形状は限定されない。記憶部材は、第1レールに設けられ第1レールおよび第2レールの相対位置を記憶する機能をもつ。記憶解除部材は、操作部材に接続されており、操作部材の操作に伴い記憶部材の記憶を解除するものであれば、構造および形状は限定されない。
ここで、記憶部材は、第1レールに沿って設けられ複数のメモリロック部をもつメモリレールと、メモリレールに沿って移動可能に設けられメモリレールの各メモリロック部にロック可能およびロック解除可能なメモリスライダとを備えている。メモリレールはメモリスライダをロックする複数のメモリロック部をもつものである。メモリレールはメモリロック部を有する限り、第1レールと一体的とされていても良い。メモリスライダはシートの位置を記憶するメモリ機能をもつ可動体である。
好ましくは、第2レールはメモリスライダに対面可能な係合部をもつ係合部材を備えている。メモリスライダがメモリロック部にロックされていないときには、メモリスライダは移動可能である。この場合、係合部材の係合部は、シートの移動に伴い、メモリスライダに係合してメモリスライダをメモリレールに沿って同方向に移動させる。
また、ウォークイン操作時等のように、メモリスライダがメモリレールにロックされているときには、係合部材の係合部はメモリスライダから離脱可能とされている。このためロックされているメモリスライダにより、シートの移動が制約されることが防止される。従って、メモリロック部にロックされているメモリスライダによる記憶機能を損なうことが防止される。更に、メモリスライダと係合部材の係合部との衝突による破損も抑制される。
本発明によれば次の形態を例示することができる。
弾性変形可能な係合部材は、メモリスライダに係合可能な係合部をもつ板状のバネ部材で形成されている。板状のバネ部材の形状および構造は特に限定されない。係合部としては、係合部材の先端部に形成されていることが好ましい。
・板状のバネ部材の係合部は断面でV字形状またはリング形状に曲成されている。またメモリスライダは、係合部材の係合部に係脱可能な被係合部をもつ。メモリスライダの被係合部は係合部材の係合部に係脱可能であれば良い。メモリスライダの被係合部は突起状にできる。
弾性変形可能な係合部材は第2レールに取り付けられており、係合部材は、メモリロック部にロックされているメモリスライダと係合部材の係合部とが当接すると、係合部材を弾性変形させてメモリスライダから係合部を離脱させる傾斜部分を有する。この場合、メモリスライダがメモリロック部にロックされている場合に対処できる。
弾性変形可能な係合部材は第2レールに取り付けられており、メモリスライダは、メモリロック部にロックされているメモリスライダと係合部材の係合部とが当接すると、係合部材を弾性変形させてメモリスライダから係合部を離脱させる傾斜部分を有する。この場合、メモリスライダがメモリロック部にロックされている場合に対処できる。
弾性変形可能な係合部材は第2レールに取り付けられており、メモリスライダは、係合部材の係合部に対面する突起状の被係合部を有している。そして、被係合部は、係合部材に係合可能であり且つ互いに対向する第1傾斜面および第2傾斜面を有する。メモリスライダの被係合部は、互いに対向する第1傾斜面および第2傾斜面を有する。このように第1傾斜面および第2傾斜面が互いに対向しているため、第2レール(シート)の前方への移動と、後方への移動との双方に対応できる。
以下、本発明を具体化した一実施例について図面に従って説明する。本実施例に係るシート装置は、通常のシートスライド機構の他に、ウォークイン操作する機構を併有する。ウォークイン操作とは、一般的には、車両の後側のシートに乗降するとき、前側のシートのシートバックを前方に傾動させることにより、ロアレール(床に固定されている)に対してアッパレールのスライドロックを解除し、乗降スペースを増加させるべく、前側のシートを前方に移動させる機構をいう。この場合、前側のシートの元の位置を記憶させる記憶部材が設けられており、前方に移動させたシートを後方に復帰させるとき、シート側のストッパを記憶部材に当てることにより、記憶部材が記憶している元の位置にシートを戻す。
図1及び図2は、例えば自動車などの車両の前席側に搭載される車両用シート装置1の骨格部を示す側面図である。この骨格部は、車両用シート装置1の幅方向(図1、図2において紙面に直交する方向)で対をなして配設されている。図1及び図2は車両の前方に向かって左側に配置された骨格部をそれぞれシート内側及び外側から見た側面図を示す。車両の前方に向かって右側に配置される骨格部については基本的に同様の構造である。なお、後述するメモリレール46およびメモリスライダ47等のメモリ装置は、本実施例では左右の骨格部の両方に備えられているが、本発明の実施にあたり、上記メモリ装置をいずれか一方の骨格部に備えるようにしてもよい。また、図3は図2のA−A線、図4は図2のB−B線、図6は図2D−D線に沿った断面図を示す。図5は、図1のC−C線に沿った断面図を示す。
図1及び図2に示すように、車両フロア(図示略)に一対のブラケット2 を介して固定される第1レールとしてのロアレール3は、車両前後方向に延在する。図3に示すように、このロアレール3は、シート幅方向両側から立設された一対の側壁部11及びこれら側壁部11を互いに連結する底壁部12を有する断面略リング形状を呈している。そして、各側壁部11の先端(上端)には、幅方向内側に屈曲されて更に側壁部11の基端側に折り返された第1折返し壁部13が連続形成されている。このロアレール3は、略リング形状のレール断面内に収容空間Sを形成している。
第2レールとしてのアッパレール4は、シートクッション(シート)の骨格をなすシートクッションフレーム(図示略)に固定され、シートと共に移動する。アッパレール4は、車両前後方向に延在する。図3に示すように、このアッパレール4は、断面略リング形状を呈して下方に開口する壁部20及び壁部20の上面に固着されて上下方向に延びる支持壁部21を有する。壁部20は、シート幅方向で前記ロアレール3 の両第1折返し壁部13間に挟まれるように配置されており、その先端(下端)にはこれに連続して幅方向両外側に曲成されて更に前記側壁部11及び前記第1折返し壁部13に包囲されるように折り返された第2折返し壁部22が形成されている。
図6に示すように、上記アッパレール4は、ロアレール3の底壁部12との間に介在する複数のローラ5を介して支持されている。また、アッパレール4は、第2折返し壁部22の先端部において、これに対向する前記第1折返し壁部13とボール6を介して係合する。これによりアッパレール4はロアレール3との間でローラ5を転動させつつ、同ロアレール3に対し長手方向(車両前後方向)に摺動自在に支持される。つまり、シート側のアッパレール4は、ロアレール3に対し相対移動可能となっている。そして、アッパレール4に固定されるシートは、ロアレール3が固定される車両フロアに対して車両前後方向にスライドする。
図1及び図5に示すように、ロアレール3において、シート幅方向内側に配置される側壁部11には、その長手方向に並設された複数のロック孔11a が所定の間隔をもって形成されている。アッパレール4において、シート幅方向内側に配置される第2折返し壁部22が形成されている。第2折返し壁部22には、複数の挿通孔22aが形成されている。挿通孔22aは隣り合う複数(例えば3つ)のロック孔11aと合致可能とされている。さらに図5に示すように、アッパレール4の支持壁部21において、シート幅方向内側面には、補助プレート23が固定されている。補助プレート23には、隣り合う複数(例えば3つ)のロック孔11aと合致可能な複数の貫通孔23aが形成されている。
図5に示すように、アッパレール4には、補助プレート23とともにブラケット24が固定されている。ブラケット24には、ロック部材としてのロックプレート25が、ポールを挟んだ軸支ピン26により回動自在に支持されている。ロックプレート25には、複数(例えば3つ)のロック爪25aが形成されている。ロックプレート25がスライドロック方向(矢印W1方向)に回動すると、ロック爪25aは貫通孔23a及び挿通孔22aに対して挿入される。またロックプレート25がスライドロック解除方向(矢印W2方向)に回動すると、ロック爪25aは貫通孔23a及び挿通孔22aから離脱する。なお、ロック爪25aは、貫通孔23a及び挿通孔22aに対する挿脱に合わせて、隣り合う複数(例えば3つ)のロック孔11aに対して挿脱可能となっている。
換言すると、ロックプレート25がスライドロック方向(図5において反時計回転方向、矢印W1方向)に回動すると、ロック爪25aがロック孔11aに対して貫通孔23a 及び挿通孔22aとともに、第1折返し壁部13側へと挿入される。すると、ロアレール3及びアッパレール4がロックされ、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が規制される。このとき、ロック孔11aは、ロック爪25aが挿入された貫通孔23a及び挿通孔22a間で同ロック爪25aが挿入されることで堅固に係止されている。これにより、アッパレール4は、ロアレール3に対する相対移動範囲における所要位置で保持される。故に、アッパレール4に支持されるシートも位置決めされる。
なお、ロックプレート25は、軸支ピン26周りに配設されたスプリング25d(図1参照)によりスライドロック方向に付勢されている。これによりロックプレート25のロック爪25aは、ロック孔11aに挿入される方向(スライドロック方向、図5において反時計回転方向、矢印W1方向)に常時回動付勢されている。また図5に示すように、ロックプレート25には当接フランジ25bが形成されている。当接フランジ25bは、軸支ピン26を挟んでロック爪25aと対向する。
一方、図1に示すように、アッパレール4の支持壁部21においてシート幅方向内側面には、操作部材としてのスライドロック解除操作レバー28が設けられている。スライドロック解除操作レバー28は、その長手方向の中央部位でピン29により回動自在に支持されている。図5に示すように、スライドロック解除操作レバー28の長手方向後端には、当接フランジ28bが形成されている。この当接フランジ28bは当接フランジ25bと当接可能に対向配置されている。また、スライドロック解除操作レバー28の長手方向の前端には、保持部28cが形成されている。保持部28cには、利用者により操作される操作ハンドル(図示略)が嵌合保持される。操作ハンドルの操作に伴ってスライドロック解除操作レバー28がピン29を中心として回動すると、当接フランジ25b、28b同士が当接する。この結果、ロックプレート25をスプリング25dの付勢力に抗してスライドロック解除方向、つまり、図5における時計回転方向(矢印W2方向)に回動させる。これによりロック爪25aとロック孔11aとの係合を解除し、アッパレール4およびシートはスライドロック解除されるので、ロアレール3に沿ってスライド可能となる。
さらに、図5に示すように、ロックプレート25には当接フランジ25cが形成されている。当接フランジ25cとロック爪25aとで軸支ピン26を挟むように、当接フランジ25cは形成されている。図5に示すように、当接フランジ25cは、アッパレール4の支持壁部21を貫通し、シート幅方向外側面側に突出している。
なお、スプリング28d(図1参照)はスライドロック解除操作レバー28を矢印Y1方向に常時回動付勢している。この結果、当接フランジ28bが当接フランジ25bから離れる方向に付勢されている。利用者により図略の操作ハンドルが操作されると、操作ハンドルに接続されているスライドロック解除操作レバー28がスプリング28dの付勢力に抗してピン29周りで矢印Y2方向(図1参照)に回動する。すると、スライドロック解除操作レバー28は、前述したようにロック爪25aとロック孔11aとの係合を解除し、スライドロックを解除し、ロアレール3に対してアッパレール4(シート)は相対移動可能となる。この状態でシートをスライドさせれば、シートを位置調整できる。
一方、図2に示すように、ウォークイン操作する機構MAは、シートバックの前倒しにより作動するロッド35と、シートバックの前倒しにより作動したスライドロックを解除する解除部材としての解除レバー31とを備えている。シートバックはシートのうち着座者の背中に対面する。解除レバー31は、アッパレール4の支持壁部21において、シート幅方向外側面には、ピン32を中心として回動自在に支持されている。この解除レバー31の先端部には、当接ピン33(図2参照)が固着されている。この当接ピン33はスライドロックを解除する機能をもち、ロックプレート25の当接フランジ25cに当接可能に対向配置されている(図5参照)。ピン32の周りに配設されたスプリング34(ねじりコイルバネ)により、解除レバー31は常時付勢されている。これにより当接ピン33が当接フランジ25cから離れる方向(図2において時計回転方向)とされており、当接ピン33と当接フランジ25cとの間に空間E1(図5参照)が形成されている。
更に、ウォークイン操作する機構MAについて説明を加える。図7に示すように、解除レバー31の先端部には、ロッド35の一端35hが回動自在に連結されている。ピン36によりシートクッションフレーム(図示略)に回動自在に支持されたリクライニングプレート37が設けられている。このロッド35の他端35kは、リクライニングプレート37のレバー部37aに回動自在に連結されている。ピン36の軸心は、シートクッションに対するシートバックの回動中心に一致している。リクライニングプレート37から係合片37bが延出している。シートバックの骨格をなすシートバックフレーム(図示略)に固着された係合片38が係合片37bに対向している。シートクッションフレームに対しシートバックフレームがピン36周りを回動することで、係合片37bは、係合片38により押圧されるようになっている。
図7(a)(b)(c)はウォークイン操作を説明する。図7(a)は、ウォークイン操作前を示し、シートバックが乗員の着座可能な通常使用の傾斜角度にあるときを示す。この場合、係合片37b 、38間に間隙Cが設定されて互いに干渉しないようになっている。図7(b)(c)は、シートバックがスライドロック解除方向(図7において反時計回転方向)へ回動された状態を示す。この場合、シートバックが所定角度を超えて前方に傾斜している。この場合、図7(b)(c)に示すように、係合片37bが係合片38に押圧される。この結果、リクライニングプレート37は、これに連動してスライドロック解除方向(図7において反時計回転方向、矢印W8方向)に回動する。この回動に伴い、リクライニングプレート37は、レバー部37aを介してロッド35をスライドロック解除方向(矢印W9方向)に引き込む。この結果、スプリング34の付勢力に抗して、ピン32を中心として解除レバー31をスライドロック解除方向(図7において反時計回転方向、矢印W4方向)に回動させる。この結果、図5から理解できるように、解除レバー31の当接ピン33は、ロックプレート25の当接フランジ25cを押圧し、ロックプレート25をスライドロック解除方向(矢印W2方向)に回動させる。
つまり、ウォークイン操作時において、所定角度を超えたシートバックの傾斜に伴ってピン32の周りで解除レバー31が回動すると、当接フランジ25c及び当接ピン33が互いに当接する。この結果、解除レバー31は、ロックプレート25をスライドロック解除方向、即ち、図5における矢印W2方向に回動させる。この結果、ロック爪25aとロック孔11aとの係合が解除される。このように、所定角度を超えたシートバックの傾斜に連動してスライドロックを解除する解除レバー31およびロッド35等は、いわゆるウォークイン操作する機構MAを構成する。
次に、記憶部材の周辺の機構について説明を加える。図3〜図5に示すように、ロアレール3の底壁部12には収容空間Sが形成されている。収容空間S内にメモリレール46が固着されている。これによりメモリレール46はロアレール3を介して車両フロアに固定されている。メモリレール46は、開口側がシート幅方向内側に折り返された断面略リング字形状を呈している。メモリレール46は、その中心線をロアレール3の中心線に略一致させて、ロアレール3の長手方向に沿って、即ち、車両前後方向に沿って延在している。図5に示すように、メモリレール46において、シート幅方向内側に折り返された両先端部には、溝状のメモリロック部46aが形成されている。メモリロック部46aは、メモリレール46の長手方向において所定の間隔で直列に複数並設されている。複数のメモリロック部46aは、複数のロック孔11aと同等の所定の間隔をもって形成されている。
図5に示すように、メモリレール46の内部には、記憶部材としてのメモリスライダ47が移動可能に設けられている。このメモリスライダ47は、メモリレール46とともに収容空間S内に配置されている。図8に示すように、メモリスライダ47は、スライダ本体48と、スライダ本体48に形成された収容凹部48aに収容された係止体49とを備えている。スライダ本体48は、メモリレール46の内壁面に対応する外壁面を有しており、メモリレール46に沿って摺動可能とされている。収容凹部48aは上方に開口している。係止体49の下面と収容凹部48aの底面との間には、メモリロック用のスプリング50が介装されている。スプリング50により係止体49は上方(メモリロック方向、図8の矢印W6方向と反対方向)に突出するように付勢されている。
図8において、矢視X1−X1は係止体49の中央に沿った断面を示す。矢視力X2−X2は係止体49の中央よりも片側に寄った断面を示す。図8に示すように、係止体49には、複数(例えば2つ)の嵌合片49aが突設されている。嵌合片49aは、メモリレール46のメモリロック部46aに対して係脱可能とされている。嵌合片49aは、シート幅方向両側にそれぞれ配設されている。スプリング50により係止体49がメモリロック方向に付勢され、嵌合片49aがメモリロック部46aに嵌入する。この結果、メモリレール46に対してメモリスライダ47はロックされて固定される。ロックされたメモリスライダ47の位置は、記憶したシート位置(ロアレール3およびアッパレール4の相対位置)の基準に相当するものである。
また図8に示すように、係止体49には、可動式の係止片49bが形成されている。一方、アッパレール4にはストッパ51(図2参照)が固着されている。ストッパ51は、スライダ本体48のストッパ面48fに対面し、ストッパ面48fに当接可能とされている。従って、メモリレール46においてメモリスライダ47がメモリロック部46aによりロックされている状態において、アッパレール4(シート)が後方(矢印R方向)へ移動されると、アッパレール4(シート)側のストッパ51がメモリスライダ47のストッパ面48fに当接する。このとき、メモリスライダ47がメモリロック部46aにロックされて固定されているため、アッパレール4(シート)を、メモリスライダ47による記憶位置に復帰させることができる。これによりメモリスライダ47は、シート位置を記憶するメモリ機能を果たすことができる。
図2及び図3に示すように、アッパレール4の支持壁部21において、シート幅方向外側面には、メモリ解除レバー41が設けられている。メモリ解除レバー41は、シート位置を記憶するメモリスライダ47によるメモリ機能を解除する記憶解除部材として機能する。メモリ解除レバー41は、ピン29により回動自在にアッパレール4に支持されている。メモリ解除レバー41は、スライドロック解除操作レバー28に接続されており、スライドロック解除操作レバー28に連動する。図8に示すように、メモリ解除レバー41の長手方向後端には、係合片41aが形成されている。係合片41aは、アッパレール4の壁部20を貫通しつつロアレール3上に配置されている。
図8に示すように、メモリ解除レバー41の長手方向中間部には、ピン29周りの周方向に延びる長孔41bが形成されている。一方、図2及び図4に示すように、スライドロック解除操作レバー28には、係合ピン42が固着されている。この係合ピン42は、アッパレール4の支持壁部21を貫通して前記長孔41bに挿通されている。従って、スライドロック解除操作レバー28及びメモリ解除レバー41の相対回動可能範囲は、長孔41b内において係合ピン42の移動範囲で規定されている。
そして、ピン29の周りにスプリング43が配設されている。メモリ解除レバー41の係合片41aがロアレール3側に近づく方向(図2において時計回転方向、矢印W6方向)に、メモリ解除レバー41はスプリング43により常時回動付勢されている。詳述すると、スプリング43の一端はメモリ解除レバー41に係止されており、スプリング43の他端は係合ピン42に係止されている。このスプリング43は、長孔41bの周方向一側(図8において反時計回転方向)の内壁面と係合ピン42とが当接するように付勢している。従って、メモリ解除レバー41によれば、これの係合片41aがロアレール3側に近づく方向に常時回動付勢され、係合片41aが係合ピン42に係脱可能に係止されている。
ここで、アッパレール4には、図8に示すように、規制部材としての規制壁部44が設けられている。メモリ解除レバー41が所定範囲を超えるように一側(図8において時計回転方向、矢印W6方向)へ回動すると、メモリ解除レバー41が規制壁部44に当接する。この結果、規制壁部44は、メモリ解除レバー41の所定範囲を超えた一側(図8において時計回転方向)への回動を規制する。
本実施例によれば、スライドロック解除操作レバー28とメモリ解除レバー41は連動する。従って、利用者が操作ハンドルを操作すると、スライドロック解除操作レバー28をスライドロック解除方向に回動させると共に、メモリ解除レバー41をメモリ解除方向に回動させることができる。従って、図8(a)(b)(c)に示したように、メモリ解除レバー41が規制壁部44により規制されるまでの間は、スライドロック解除操作レバー28の回動に連動して、メモリ解除レバー41は、長孔41bの内壁面を係合ピン42に当接させつつ回動する。この際、図9(a)(b )に示す段階では、スライドロック解除操作レバー28は、当接フランジ25b 、28b同士を当接させ、ロックプレート25を図9における時計回転方向(矢印W2方向)に回動させるが、未だロック爪25aとロック孔11aとのロック解除を完了させるには至っていない。
ここで、図8(a)に示すように、アッパレール4に連結されたメモリ解除レバー41の係合片41aは、メモリスライダ47の係止体49の係止片49bに係合可能に対向している。つまり、メモリ解除レバー41の係合片41aは、メモリスライダ47の係止体49を押圧し得る位置に配置されている。図8(b)(c)に示すように、利用者による操作ハンドルの操作に伴って、スライドロック解除操作レバー28が回動すると、メモリ解除レバー41がメモリ解除方向(図8において時計回転方向、矢印W6方向)に回動する。すると、メモリ解除レバー41の係合片41aにより、係止片49bを挟み込むように、スプリング50の付勢力に抗して、メモリスライダ47の係止体49をメモリロック解除方向(下方、矢印W6方向)に押し下げる。これによりメモリレール46のメモリロック部46aに嵌入していた嵌合片49aがメモリロック部46aから離脱する。この結果、メモリレール46に対するメモリスライダ47のメモリロックが解除される。即ち、メモリレール46に対するメモリスライダ47の相対移動の規制が解除される。
本実施例によれば、基本的にロックプレート25によるロアレール3及びアッパレール4がロックされている状態において、メモリスライダ47はメモリロック部46aに嵌入しており、メモリレール46においてロックされている。この結果、メモリスライダ47はメモリレール46に対する相対移動が規制されている。そして利用者の操作によりメモリ解除レバー41を矢印W6方向へ回動させれば、係合片41aが係止体49をメモリロック解除方向(矢印W6方向)に下降させる。このためメモリスライダ47はメモリロック解除され、メモリスライダ47はメモリレール46において相対移動可能となる。この場合、メモリ解除レバー41の係合片41aがメモリスライダ47の係止体49に係合しているため、アッパレール4(シート)がメモリ解除レバー41と共に前方または後方に移動すれば、メモリスライダ47は連動して同方向にメモリメール46に沿って移動する。
図8(d)は、メモリ解除レバー41の回動が規制壁部44により規制された状態を示す。この場合、図9(c)に示すように、スライドロック解除操作レバー28は、ロックプレート25をスライドロック解除方向(矢印W2方向)に回動させ、ロック爪25aとロック孔11aとのロックの解除を完了する。
つまり、スライドロック解除操作レバー28は、長孔41bに規制されるまで長孔41b内で係合ピン42を移動させつつピン29周りに更に回動することで、ロック爪25aとロック孔11aとの係合の解除を完了する。従って、スライドロック解除操作レバー28がロック解除する解除ストロークは、前記係合ピン42と前記長孔41bとの当接で決められている。
上記したよう通常操作時には、利用者が操作ハンドル(図略)を操作することにより、スライドロック解除操作レバー28およびメモリ解除レバー41が作動する。即ち、スライドロック解除操作レバー28の作動により、ロアレール3及びアッパレール4のロックを解除して、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動可能とする。更にメモリ解除レバー41の作動により、メモリスライダ47をメモリロック部46aからロック解除する。従ってアッパレール4(シート)が前方または後方に移動すると、アッパレール4(シート)と共にメモリスライダ47は、メモリレール46に沿って摺動する。メモリスライダ47の係止体49の係止片49bがメモリ解除レバー41の係合片41aに係止されているためである。これによりメモリスライダ47は、アッパレール4およびシートと一体に同じ方向にメモリレール46に対して相対移動する。
これに対して、ウォークイン操作時には、利用者は、シートバックを所定角度を超えるように前方に傾斜させる。この場合、スライドロック解除操作レバー28を操作しない。この結果、前記したようにウォークイン操作の機構MAの解除レバー31がシートロック解除方向(矢印W4方向)回動し、ロアレール3及びアッパレール4のロック解除を行い、これによりロアレール3及びアッパレール4を相対移動可能とする。ウォークイン操作時には、スライドロック解除操作レバー28およびメモリ解除レバー41は回動操作されないため、メモリレール46に対するメモリスライダ47は、メモリロック部46aに係止してメモリロックされてメモリレール46に固定されたままである。故に、メモリレール46に対するメモリスライダ47の相対移動は規制されている。従ってウォークイン操作時には、メモリスライダ47はシートの位置(ロアレール3およびアッパレール4の相対位置)を記憶しているメモリ機能を果たす。
ウォークイン操作時には、前方(乗降スペース増加方向、矢印F方向)に移動させたシートを後方(矢印R方向)に復帰させる。この場合、アッパレール4のストッパ51がメモリスライダ47のストッパ面48fに当接するまで、アッパレール4(シート)は後方(矢印R方向)に移動することができる。これにより、シートの位置(ロアレール3及びアッパレール4の相対位置)は、アッパレール4の前方へ移動する前の相対位置(メモリ位置)に復帰する。そしてメモリ解除レバー41の係合片41aもメモリスライダ47の係止体49を押圧して係合し得る位置に復帰する。
以上詳述したように本実施例によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
本実施例では、利用者によりスライドロック解除操作レバー28(操作部材)が操作されると、ロアレール3とアッパレール4とのスライドロックが解除される。これによりロアレール3(車両フロア)に対するアッパレール4(シート)の相対移動の規制が解除され、シートが移動可能となる。このとき、メモリ解除レバー41とメモリスライダ47とが係合することで、アッパレール4(シート)と共にメモリスライダ47が一体で同方向に移動する。即ち、アッパレール4(シート)の移動距離と同じ距離、メモリスライダ47は移動することができる。そして、スライドロック解除操作レバー28(操作部材)の操作が解除されると、ロックプレート25によりロアレール3及びアッパレール4がロック(スライドロック)されるので、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が規制される。この場合、メモリスライダ47もメモリレール46にロックされる。
一方、ウォークイン操作時に、利用者により所定角度を超えてシートバックが傾斜されると、これに連動してロッド35および解除レバー31が回動し、ロックプレート25によるロアレール3(車両フロア)とアッパレール4(シート)とのロックが解除され、シートが移動可能となる。しかしメモリスライダ47はロックされたままである。
以上説明したように本実施例によれば、2系統(スライドロック解除操作レバー28の操作、シートバックの傾斜操作)の操作で、メモリスライダ47をメモリロックとメモリロック解除とで切り替えることができる。従って、シート位置の調整においてその操作性を向上することができる。
更に本実施例では、ロアレール3のレール断面内に形成された収容空間S内にメモリレール46及びメモリスライダ47を配置をしているため、レール断面の外側への部材配置が解消される。このためコンパクト化を図ることができる。また、部材の外部への露出が抑制されるため、周辺部材との干渉を抑制することができる。また本実施例によれば、スライドロック解除操作レバー28及びメモリ解除レバー41を同軸上に配置したことで、これらの連係動作をより簡易に設定することができる。
さて、本実施例の要部構成について図10〜図12を参照として説明する。図10は図2に相当する。図10に示すように、アッパレール4側には、係合部材としての板バネ100(板状のバネ部材)がロアレール3に向けて取付具101により取り付けられている。図11に示すように、板バネ100は、バネ材料で弾性変形可能に設けられており、アッパレール4から斜め下方向にメモリスライダ47に向けて延設された延設部102と、延設部102の先端部を曲成して設けられた係合部104とを有する。板バネ100の先端部に形成されている係合部104は、断面でV字形状に曲成されている。よって図11に示すように、板バネ100の係合部104は、底部100mから互いに逆方向に上昇傾斜する第1傾斜部111および第2傾斜部112を有する。なお、板バネ100によれば、板バネ100の厚さ方向への撓み量を大きくできるが、板バネ100の幅方向の剛性は高いという特徴をもつ。
また図11に示すように、メモリスライダ47の上面(アッパレール4に対向する面)には、被係合部としての突起部130が形成されている。突起部130は、板バネ100の先端部の係合部104に係脱可能とされている。突起部130は、板バネ100の係合部104に離間しつつも接近した状態で対面している。上方から投影すると、メモリスライダ47と板バネ100の係合部104とは重なる位置とされている。ここで、突起部130は、断面で山形状とされており、第1傾斜面131と、第2傾斜面132と、第1傾斜面131と第2傾斜面132との間に形成された頂上面133とをもつ。
メモリスライダ47がロックされておらず移動可能なとき、メモリスライダ47よりも後方に位置するアッパレール4(シート)が一方向(ウォークイン時における乗降スペース増加方向、矢印F方向)に向けて移動すると、板バネ100の係合部104の第1傾斜部111がメモリスライダ47の突起部130の第1傾斜面131を押圧する。これによりメモリスライダ47がロックされておらず移動可能なときには、アッパレール4(シート)が一方向(前方つまり矢印F方向)に向けて移動すると、メモリスライダ47を同じ方向に向けて移動させることができる。
ところで、前述したように、通常のシートスライド操作時において、シート(アッパレール4)のスライド作動を終了し、利用者が操作ハンドル(図略)から手を離したとき、ロック爪25aがロック孔11aの位置になく、隣接する2つのロック孔11aの間に位置することが往々にしてある。この場合、アッパレール4(シート)はロックされておらず、移動可能である。更に、メモリスライダ47はメモリレール46のメモリロック部46aにロックされていない。更に、利用者が操作ハンドルを離すと、メモリ解除レバー41の係合片41aがメモリスライダ47の係止片49bに充分に係止していないことがある。この場合、アッパレール4(シート)を一方向(後から前に向けて、矢印F方向)移動させるとき、板バネ100が装備されていないと、アッパレール4(シート)は移動するものの、メモリスライダ部47を同じ方向に移動させることができない。この場合、ロック爪の位置に対するメモリスライダ47の相対位置がずれるおそれがある。
この点本実施例によれば、アッパレール4(シート)にはメモリスライダ47に対面する板バネ100が設けられている。このため、シート(アッパレール4)が矢印F方向へ移動するとき、板バネ100の係合部104がメモリスライダ47の突起部130の第1傾斜面131に係合してメモリスライダ47を押圧する。従って、メモリスライダ47をメモリレール46に沿ってシート(アッパレール4)と共に同じ方向に移動させることができ、シート(アッパレール4)にメモリスライダ47を連動させることができる。これによりロック爪の位置に対するメモリスライダ47の相対位置がずれることが抑えられる。
ところで、ウォークイン操作時等のように、メモリスライダ47がメモリレール46にロックされているときには、シート(アッパレール4)が矢印F方向(ウォークイン操作時における乗降スペースの増加方向)へ移動する場合、板バネ100の係合部104の第1傾斜部111がメモリスライダ47の突起部130の第1傾斜面131に当たる。ここで、メモリスライダ47がメモリロック部46aにロックされて固定されているため、板バネ100の係合部104がメモリスライダ47の突起部130を乗り上げるように、板バネ100が上方(離脱方向、矢印U方向)に弾性変形する。故に、板バネ100の係合部104がメモリスライダ47の突起部130に衝突しても、突起部130から容易に離脱することができる。
即ち、メモリスライダ47の第1傾斜面131および板バネ100の第1傾斜部111は、板バネ100の係合部104をメモリスライダ47の突起部130から離脱させ得る方向に傾斜している。この結果、板バネ100およびメモリスライダ47の損傷が回避される。上記したように板バネ100の係合部104がメモリスライダ47の突起部130に乗り上げて突起部130から離脱することができるため、シート(アッパレール4)は、ロックされているメモリスライダ47をメモリロック位置に停止させたまま、前方(矢印F方向)に移動することができる。
仮に、弾性変形可能な板バネ100の代わりに、剛体状のストッパ部がアッパレール4に設けられていると、剛体状のストッパ部がメモリスライダ47の突起部130に衝突する。この場合、シート(アッパレール4)は矢印F方向(ウォークイン操作時における乗降スペースの増加方向)へそれ以上移動できず、ウォークイン操作が実現できないことになる。
ウォークイン操作時により利用者が乗降した後では、前方に移動させたシート(アッパレール4)を後方(矢印R方向)に復帰移動させる。このとき図12に示すように、シート(アッパレール4)の移動に伴い、板バネ100の先端部の係合部104の第2傾斜部112がメモリスライダ47の突起部130の第2傾斜面132に係合する。このときメモリスライダ47はロックされて固定されているため、板バネ100が上向き(矢印U方向)に弾性変形し、板バネ100の係合部104がメモリスライダ47の突起部130から容易に離脱し、突起部130を乗り越えることができる。このようにメモリスライダ47の第2傾斜面132および板バネ100の第2傾斜部112は、板バネ100の係合部104をメモリスライダ47の突起部130から離脱させ得る方向に傾斜している。上記したようにウォークイン操作時等のように、メモリスライダ47がロックされて固定されていれば、板バネ100の係合部104がメモリスライダ47の突起部130から容易に離脱可能とされているため、板バネ100および突起部130が衝突により破損することが抑制される。
図13は実施例2を示す。本実施例は基本的には実施例1と同様な構成および作用効果を有する。図13に示すように、メモリスライダ47の突起部130は、断面で山形状とされており、傾斜状の第1傾斜面131と、立壁面状の第2傾斜面132と、第1傾斜面131と第2傾斜面132との間の頂上面133とをもつ。
図14は実施例3を示す。本実施例は基本的には実施例1と同様な構成および作用効果を有する。図14に示すように、板バネ100は、バネ材料で弾性変形可能に設けられており、斜め下方向にメモリスライダ47に向けて延設された延設部102と、延設部102の先端部を曲成して設けられたリング形状の係合部104Mとを有する。リング形状の係合部104Mは、互いに対向する傾斜部分108、109とをもつ。この傾斜部分108、109は、メモリスライダ47の突起部130に当接すると、板バネ100を上向きに弾性変形させるのに貢献できる。
図15は実施例4を示す。本実施例は基本的には実施例1と同様な構成および作用効果を有する。図15に示すように、アッパレール4側には突起状の突起部100B(被係合部)が取り付けられている。突起部100Bは断面半円形状の外壁面119をもつ。従って、外壁面119は、図15において板バネ300に対面する傾斜面119aと、図15において板バネ300と逆側に存在する傾斜面119cをもつ。メモリスライダ47は、係合部材としての板バネ300をもつ。板バネ300は、アッパレール4側の突起部100Bに接近しつつ突起部100Bに係合可能とされている。板バネ300は、逆V字形状をなすV字部310(係合部)を先端部にもつ。つまり、板バネ300のV字部310は、アッパレール4側に取り付けられた突起部100Bに対面可能とされている。板バネ300のV字部310は第1傾斜部311および第2傾斜部312をもつ。この板バネ300は離脱方向(下方、矢印Y5方向)に弾性変形できる。
このため本実施例によれば、メモリスライダ47がメモリレール46にロックされているとき、アッパレール4が矢印F方向に移動すると、アッパレール4の突起部100Bの第1傾斜面119aが板バネ300のV字部310の第1傾斜部311に当接すると、板バネ300が離脱方向(矢印R1方向)に弾性変形し、突起部100Bは板バネ300のV字部310を乗り越えることができる。この結果、メモリスライダ47をメモリロック位置に残したまま、アッパレール4側の突起部100Bは前方に移動できる。そして、突起部100Bが板バネ300よりも前方に移動した後に、後方(矢印R方向)に復帰するときには、突起部100Bの第2傾斜面119cが板バネ300の第2傾斜部312に当たり、板バネ300が離脱方向(矢印R1方向)に弾性変形させるため、突起部100Bは板バネ300のV字部310を再び乗り越えることができる。
これに対してメモリスライダ47がメモリレール46にロックされておらず、移動可能であるときには、アッパレール4が矢印F方向に移動すると、アッパレール4の突起部100Bにより板バネ300のV字部310の第1傾斜部311が押されるため、メモリスライダ47は連動して同方向に移動する。
(その他)
本発明は上記しかつ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。例えは、前記実施例において、各車両用シート装置1に対してロアレール及びアッパレールをそれぞれ3つ以上設けてもよい。また、十分な強度と安定性が確保されるのであれば、各車両用シート装置1に対しロアレール及びアッパレールは1つだけでもよい。また前記実施例において、ロアレール及びアッパレールの相対移動に伴うシートの移動方向は、車両の前後方向とされているが、これに限られるものではなく、例えば車両の幅方向であってもよい。また、前記実施例において、ウォークイン操作時には前側のシートを前方に移動させるが、前側のシートは運転席、助手席側に限らない。更に、ウォークイン操作時には前側のシートを前方に移動させるが、後席側のシートを後方に移動させて乗降スペースを増加させることにしても良い。
本発明の一実施例をシート内側から見た側面図である。 同実施例をシート外側から見た側面図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 図2のB−B線に沿った断面図である。 図1のC−C線に沿った断面図である。 図2のD−D線に沿った断面図である。 (a )(b )(c )は、同実施例の動作を示す説明図である。 (a )(b )(c )(d)は、同実施例の動作を示す説明図である。 (a )(b )(c )は、同実施例の動作を示す説明図である。 板バネ100を有するアッパレールが組みこまれている側面図である。 アッパレールの板バネとメモリスライダとを示す要部の側面図である。 後方に移動するアッパレールの板バネがメモリスライダに接近する直前の状態を示す要部の側面図である。 実施例2に係り、メモリスライダの突起部に板バネの係合部が対面している状態の側面図である。 実施例3に係り、メモリスライダの突起部に板バネの係合部が対面している状態の側面図である。 実施例4に係り、メモリスライダにアッパレールの係合部材が対面している状態の側面図である。
3は第1レールとしてのロアレール、4は第2レールとしてのアッパレール、25はロック部材としてのロックプレート、28は操作部材としてのスライドロック解除操作レバー、31は解除部材としての解除レバー、41は記憶解除部材としてのメモリ解除レバー、41bは長孔、42は係合ピン、44、56は規制部材としての規制壁部、46はメモリレール、46aは係止溝、47は記憶部材としてのメモリスライダ、48はスライダ本体、48aは収容凹部、49は係止体、50はスプリング、51はストッパ、100は板バネ(係合部材)、104は係合部、111は第1傾斜部、112は第2傾斜部、130は突起部(被係合部)、300は板バネ(係合部材)を示す。

Claims (6)

  1. 車両フロアに固定される第1レールと、
    シートに固定され、前記第1レールに対し相対移動可能な第2レールと、
    前記第1レール及び前記第2レールをロックして前記第1レール及び前記第2レールの相対移動を規制するロック部材と、
    前記ロック部材に接続され、前記ロック部材による前記第1レール及び第2レールのロックを解除する操作部材と、
    前記第1レールに設けられ前記第1レールおよび前記第2レールの相対位置を記憶する記憶部材と、
    前記操作部材に接続され、前記操作部材の操作に伴い前記記憶部材の記憶を解除する記憶解除部材とを具備しており、
    前記記憶部材は、前記第1レールに沿って設けられ複数のメモリロック部をもつメモリレールと、前記メモリレールに沿って移動可能に設けられ前記メモリレールの各メモリロック部にロック可能およびロック解除可能なメモリスライダとを備えており、
    前記第2レールおよび前記メモリスライダのうちの一方は、前記第2レールおよび前記メモリスライダのうちの他方に対面可能な係合部をもつ弾性変形可能な係合部材を有しており、
    前記係合部材の前記係合部は、
    前記メモリスライダが前記メモリロック部にロックされていないとき、前記第2レールおよび前記メモリスライダのうちの他方に係合し、前記シートの移動に伴い前記係合により前記メモリスライダを前記メモリレールに沿って移動させる状態と、
    前記メモリスライダが前記メモリレールにロックされているとき、前記係合部材の弾性変形に伴い前記第2レールおよび前記メモリスライダのうちの他方を乗り越えると共に前記メモリスライダをメモリロック位置に残す状態とに変位可能とされていることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項1において、前記係合部材は前記係合部をもつ板状のバネ部材で形成されていることを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項において、前記板状のバネ部材の前記係合部は断面でV字形状またはリング字形状に曲成されていることを特徴とする車両用シート装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項において、前記係合部材は前記第2レールに取り付けられており、
    前記係合部材は、前記メモリロック部にロックされている前記メモリスライダと前記係合部材とが当接すると、前記係合部材を弾性変形させて前記メモリスライダから前記係合部を離脱させる傾斜部分を有することを特徴とする車両用シート装置。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項において、前記係合部材は前記第2レールに取り付けられており、
    前記メモリスライダは、前記メモリロック部にロックされている前記メモリスライダと前記係合部材とが当接すると、前記係合部材を弾性変形させて前記メモリスライダから前記係合部を離脱させる傾斜部分を有することを特徴とする車両用シート装置。
  6. 請求項1〜のうちのいずれか一項において、前記係合部材は前記第2レールに取り付けられており、前記メモリスライダは、前記係合部材の前記係合部に対面する突起状の被係合部を有しており、前記被係合部は、前記係合部材の前記係合部に係合可能であり且つ互いに対向する第1傾斜面および第2傾斜面を有することを特徴とする車両用シート装置。
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