JPH111136A - シートトラックスライド装置における部品固定構造 - Google Patents

シートトラックスライド装置における部品固定構造

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JPH111136A
JPH111136A JP15511197A JP15511197A JPH111136A JP H111136 A JPH111136 A JP H111136A JP 15511197 A JP15511197 A JP 15511197A JP 15511197 A JP15511197 A JP 15511197A JP H111136 A JPH111136 A JP H111136A
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JP
Japan
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main body
lower rail
bracket
fastening
rail main
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JP15511197A
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English (en)
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Takuo Yanagihara
卓夫 柳原
Yasuhiko Mori
康彦 森
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Gifu Auto Body Co Ltd
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Gifu Shatai Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ロアレール本体6に対するロアブラケット
14の固定構造において、締結孔17,18及びリベッ
ト19に回り止め面17a,18a,20aを形成し
た。そのため、一本のリベット19を利用するだけで、
ロアレール本体6に対しロアブラケット14を回動しな
いように固定することができる。また、アッパレール本
体に対するアッパブラケットの固定構造において、締結
孔及びリベットに回り止め面を形成した。そのため、一
本のリベットを利用するだけで、アッパレール本体に対
しアッパブラケットを回動しないように固定することが
できる。 【効果】部品点数や加工工数を少なくして製造コストを
低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用シートト
ラックスライド装置において、ロアブラケットやアッパ
ブラケット等の部品の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来、ロアレール本
体6に対するロアブラケット14の固定構造や、アッパ
レール本体8に対するアッパブラケット16の固定構造
においては、それぞれ、断面円形状の丸リベット19,
25により締結されている。この場合、ロアレール本体
6に対しロアブラケット14を回動しないように固定す
るために、二本の丸リベット19を必要としている。ま
た、アッパレール本体8に対しアッパブラケット16を
回動しないように固定するために、二本の丸リベット2
5を必要としている。そのほか、二本の丸リベット1
9,25に代えて、一本の丸リベットと一箇所の溶接部
とにより締結する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように締結と
回動阻止とを行うために二箇所以上で支持する必要があ
るので、部品点数や加工工数が多くなって製造コストが
高くなる。
【0004】本発明は、シートトラックスライド装置の
部品固定構造において、部品点数や加工工数を少なくし
て製造コストを低減することを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜3)の符号を援用して本発明を説明する。請求項1
の発明にかかるシートトラックスライド装置において
は、ロアブラケット(14)により車体のフロア(2)
に固定されるロアレール本体(6)と、アッパブラケッ
ト(16)によりシート(4)に固定されこのロアレー
ル本体(6)に対し移動可能に支持したアッパレール本
体(8)と、前記ロアレール本体(6)側においてこの
アッパレール本体(8)の移動方向に沿って並設した複
数のロック部(7)と、前記アッパレール本体(8)側
においてロック位置とロック解除位置との間で回動可能
に取り付けたハンドル(11)と、このハンドル(1
1)の回動に伴い前記ロアレール本体(6)側の各ロッ
ク部(7)に対し係脱可能にしたロック部材(13)と
を備えている。
【0006】前記ロアレール本体(6)またはアッパレ
ール本体(8)とこれに取着される部品(14,16)
とにそれぞれ締結孔(17,18、23,24)を設け
るとともに、この各締結孔(17,18、23,24)
に締結部材(19,25)を挿着している。この各締結
孔(17,18、23,24)及び締結部材(19,2
5)には、ロアレール本体(6)またはアッパレール本
体(8)に対する前記部品(14,16)の回動を阻止
する回り止め面(17a,18a,20a、23a,2
4a,26a)を形成している。
【0007】請求項2の発明においては、請求項1の発
明に記載の部品を、ロアレール本体(6)に取着される
ロアブラケット(14)とした。請求項3の発明におい
ては、請求項1の発明に記載の部品を、アッパレール本
体(8)に取着されるアッパブラケット(16)とし
た。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
車両用シートトラックスライド装置を図1〜3を参照し
て説明する。
【0009】<車両用シートトラックスライド装置の概
略>図1(a)に概略的に示すように、シートトラック
1として、車体のフロア2には一対のロアレール3が固
定されているとともに、シート4には一対のアッパレー
ル5が固定され、両アッパレール5は両ロアレール3に
嵌入されて移動可能に支持されてる。
【0010】図1(b)に概略的に示すように、一方の
ロアレール3において、ロアレール本体6の下側には複
数のロック孔7(ロック部)がアッパレール5の移動方
向に沿って並設されている。
【0011】一方のアッパレール5において、アッパレ
ール本体8にはロックブラケット9とハンドルサポート
10とが取着されている。このロックブラケット9には
一対の軸支部9aが二股状に形成されている。このロッ
クブラケット9の両軸支部9a及びハンドルサポート1
0にはハンドル11が回動可能に挿嵌されている。この
ハンドル11はロック位置とロック解除位置との間で回
動し、ねじりコイルばね12の弾性力により常にロック
位置で保持されている。
【0012】ロックレバー13(ロック部材)は、前記
ロックブラケット9の両軸支部9a間でハンドル11の
外周に固着されてハンドル11とともに回動する。ロッ
ク状態では、このロックレバー13が前記ロアレール本
体6のロック孔7に係入されるため、アッパレール本体
8がロアレール本体6に対し移動不能になる。
【0013】前記ハンドル11をねじりコイルばね12
の弾性力に抗してロック位置からロック解除位置まで回
動させると、ロックレバー13もロック解除位置になっ
てロック孔7から抜ける。従って、ロック解除状態とな
り、アッパレール本体8をシート4とともにロアレール
本体6に対し移動させることができる。シート4を位置
決めした後、ハンドル11を離すと、ハンドル11がね
じりコイルばね12の弾性力によりロック位置へ回動
し、ロックレバー13もロック位置になってロック孔7
に係入される。
【0014】図1(b)に示すロアレール3において、
ロアレール本体6の両端部下側には、それぞれ、前記ロ
アレール本体6をフロア2に固定するためのロアブラケ
ット14,15が取着されている。また、図1(b)に
示すアッパレール5において、アッパレール本体8の一
端部には、前記アッパレール本体8をシート4に固定す
るためのアッパブラケット16が取着されている。
【0015】<図2に示すロアブラケット14の固定構
造>図2(a)に示すように、前記ロアレール本体6及
びロアブラケット14には、それぞれ、同一の形状及び
大きさをなす締結孔17,18が貫設されている。これ
らの締結孔17,18は、正方形状をなし、その各辺に
回り止め面17a,18aを有している。
【0016】図2(a)に示すかしめ前のリベット19
(締結部材)は、断面正四角形状の軸部20と円形状の
頭部21とからなり、この軸部20の外周各面に回り止
め面20aを有している。
【0017】図2(b)に示すようにロアブラケット1
4がロアレール本体6に当てがわれた状態で、それらの
締結孔18,17が互いに合致し、その両締結孔18,
17にかしめ前のリベット19の軸部20が挿着され
る。そして、この軸部20がつぶされて頭部22が形成
され、この両頭部21,22がかしめられてロアブラケ
ット14とロアレール本体6とが両頭部21,22によ
り挟着される。
【0018】従って、図2(c)に示すように軸部20
の各回り止め面20aに締結孔18の各回り止め面18
aが係合されるとともに、図2(d)に示すように軸部
20の各回り止め面20aに締結孔17の各回り止め面
17aが係合され、ロアブラケット14とロアレール本
体6との相対回動が阻止される。
【0019】<図3に示すアッパブラケット16の固定
構造>図3(a)に示すように、前記アッパレール本体
8及びアッパブラケット16には、それぞれ、同一の形
状及び大きさをなす締結孔23,24が貫設されてい
る。これらの締結孔23,24は、正方形状をなし、そ
の各辺に回り止め面23a,24aを有している。
【0020】図3(a)に示すかしめ前のリベット25
(締結部材)は、断面正四角形状の軸部26と円形状の
頭部27とからなり、この軸部26の外周各面に回り止
め面26aを有している。
【0021】図3(b)に示すようにアッパブラケット
16がアッパレール本体8に当てがわれた状態で、それ
らの締結孔24,23が互いに合致し、その両締結孔2
4,23にかしめ前のリベット25の軸部26が挿着さ
れる。そして、この軸部26がつぶされて頭部28が形
成され、この両頭部27,28がかしめられてアッパブ
ラケット16とアッパレール本体8とが両頭部27,2
8により挟着される。
【0022】従って、図3(c)に示すように軸部26
の各回り止め面26aに締結孔24の各回り止め面24
aが係合されるとともに、図3(d)に示すように軸部
26の各回り止め面26aに締結孔23の各回り止め面
23aが係合され、アッパブラケット16とアッパレー
ル本体8との相対回動が阻止される。
【0023】<本実施形態の特徴>本実施形態は下記*
の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 前記ロアブラケット14の固定構造においては、締
結孔17,18及びリベット19に回り止め面17a,
18a,20aを形成した。そのため、一本のリベット
19を利用するだけで、ロアレール本体6に対しロアブ
ラケット14を回動しないように固定することができ
る。従って、部品点数や加工工数を少なくして製造コス
トを低減することができる。
【0024】* 前記アッパブラケット16の固定構造
においては、締結孔23,24及びリベット25に回り
止め面23a,24a,26aを形成した。そのため、
一本のリベット25を利用するだけで、アッパレール本
体8に対しアッパブラケット16を回動しないように固
定することができる。従って、部品点数や加工工数を少
なくして製造コストを低減することができる。
【0025】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記*のように構成してもよい。 * リベット19,25の軸部20,26の断面形状、
並びにこれに合わせた締結孔17,18,23,24の
内周形状については、ロアレール本体6に対するロアブ
ラケット14の回動阻止、並びにアッパレール本体8に
対するアッパブラケット16の回動阻止を行う回り止め
面20a,17a,18a,26a,23a,24aを
有する各種形状に変更する。例えば、断面円形状に形成
したリベット19,25の軸部20,26に面取りを施
してその部分を回り止め面20a,26aにするととも
に、内周円形状に形成した締結孔17,18,23,2
4に面取りを施してその部分を回り止め面17a,18
a,23a,24aにする。要するに、リベット19,
25を中心として、ロアレール本体6及びロアブラケッ
ト14並びにアッパレール本体8及びアッパブラケット
16が回動しないように規制するストッパ部を有する形
状であればよい。
【0026】* シートトラックスライド装置におい
て、ロアブラケット14やアッパブラケット16以外の
他の部品、例えば前記ロックブラケット9やハンドルサ
ポート10などの締結で、前述した場合と同様な回り止
めリベットを利用する。
【0027】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握で
きる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項1または請求項2または請求項3におい
て締結部材は、ロアレール本体6またはアッパレール本
体8に対しかしめられたリベット19,25である。従
って、締結を簡単に行うことができる。
【0028】(ロ) 請求項1または請求項2または請
求項3または上記(イ)において、部品(ロアブラケッ
ト14、アッパブラケット16)ごとに一本の締結部材
(リベット19,25)を有している。従って、部品点
数や加工工数を少なくして製造コストを低減することが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明にかかるシートトラックスライド
装置の部品固定構造によれば、回り止め締結部材(1
9,25)の採用により、部品点数や加工工数を少なく
して製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はフロア上にシートをシートトラック
を介して設置した状態を示す概略側面図であり、(b)
はシートトラックスライド装置を示す組付け斜視図であ
る。
【図2】 (a)は図1(b)のシートトラックスライ
ド装置においてロアレール本体に対するロアブラケット
の固定構造を示す部分分解斜視図であり、(b)は
(a)の組付け状態を示す部分側断面図であり、(c)
は(b)のX1 ーX1 線部分断面図であり、(d)は
(b)のX2 ーX2 線部分断面図である。
【図3】 (a)は図1(b)のシートトラックスライ
ド装置においてアッパレール本体に対するアッパブラケ
ットの固定構造を示す部分分解斜視図であり、(b)は
(a)の組付け状態を示す部分平断面図であり、(c)
は(b)のY 1 ーY1 線部分断面図であり、(d)は
(b)のY2 ーY2 線部分断面図である。
【図4】 (a)は従来のシートトラックスライド装置
を示す部分組付け斜視図であり、(b)は(a)のシー
トトラックスライド装置においてロアレール本体に対す
るロアブラケットの固定構造を示す部分平断面図であ
り、(c)は(a)のシートトラックスライド装置にお
いてアッパレール本体に対するアッパブラケットの固定
構造を示す部分側断面図である。
【符号の説明】
1…シートトラック、2…フロア、3…ロアレール、4
…シート、5…アッパレール、6…ロアレール本体、7
…ロック孔(ロック部)、8…アッパレール本体、11
…ハンドル、13…ロックレバー(ロック部材)、14
…ロアブラケット、16…アッパブラケット、17,1
8,23,24…締結孔、17a,18a,23a,2
4a…回り止め面、19,25…リベット(締結部
材)、20a,26a…回り止め面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアブラケット(14)により車体のフ
    ロア(2)に固定されるロアレール本体(6)と、 アッパブラケット(16)によりシート(4)に固定さ
    れ、このロアレール本体(6)に対し移動可能に支持し
    たアッパレール本体(8)と、 前記ロアレール本体(6)側においてこのアッパレール
    本体(8)の移動方向に沿って並設した複数のロック部
    (7)と、 前記アッパレール本体(8)側においてロック位置とロ
    ック解除位置との間で回動可能に取り付けたハンドル
    (11)と、 このハンドル(11)の回動に伴い前記ロアレール本体
    (6)側の各ロック部(7)に対し係脱可能にしたロッ
    ク部材(13)とを備えたシートトラックスライド装置
    において、 前記ロアレール本体(6)またはアッパレール本体
    (8)とこれに取着される部品(14,16)とにそれ
    ぞれ締結孔(17,18、23,24)を設けるととも
    に、この各締結孔(17,18、23,24)に締結部
    材(19,25)を挿着し、この各締結孔(17,1
    8、23,24)及び締結部材(19,25)には、ロ
    アレール本体(6)またはアッパレール本体(8)に対
    する前記部品(14,16)の回動を阻止する回り止め
    面(17a,18a,20a、23a,24a,26
    a)を形成したことを特徴とするシートトラックスライ
    ド装置における部品固定構造。
  2. 【請求項2】 前記部品は、ロアレール本体(6)に取
    着されるロアブラケット(14)であることを特徴とす
    る請求項1に記載のシートトラックスライド装置におけ
    る部品固定構造。
  3. 【請求項3】 前記部品は、アッパレール本体(8)に
    取着されるアッパブラケット(16)であることを特徴
    とする請求項1に記載のシートトラックスライド装置に
    おける部品固定構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103298650A (zh) * 2011-01-04 2013-09-11 C.劳勃.汉默斯坦两合有限公司 适于机动车辆座椅的座椅导轨
KR101392754B1 (ko) * 2013-06-14 2014-05-20 주식회사 오스템 자동차 시트트랙용 인터록 부재

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