JPH0336285Y2 - - Google Patents

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JPH0336285Y2
JPH0336285Y2 JP14540884U JP14540884U JPH0336285Y2 JP H0336285 Y2 JPH0336285 Y2 JP H0336285Y2 JP 14540884 U JP14540884 U JP 14540884U JP 14540884 U JP14540884 U JP 14540884U JP H0336285 Y2 JPH0336285 Y2 JP H0336285Y2
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、遊星歯車機構を用いたリクライニン
グ装置に関し、更に詳しくは、シートクツシヨン
側に固着されるロアアームと、インナギヤ及び該
インナギヤと同心の貫通穴を有しシートバツク側
に固着されるアツパアームと、該アツパアームの
インナギヤに噛合するアウタギヤ及び該アウタギ
ヤと同心の貫通穴を有し前記ロアアーム側に係止
される中間ギヤプレートと、該中間ギヤプレート
の貫通穴と前記アツパアームの貫通穴に同心部と
偏心部が回動自在に挿入され且つ前記ロアアーム
によつて回動可能に支持された回動シヤフトと、
該回動シヤフトを回動させるための操作ハンドル
とを備えたリクライニング装置に関する。
(従来の技術) この種のリクライニング装置において、衝突時
等にはインナギヤに大きな負荷がかかることにな
るので、強度を上げる必要がある。そこで、強度
アツプの一手法として、インナギヤに浸炭を行う
ことがあるが、この浸炭を行う場合、インナギヤ
がアツパアームと一体に形成されている場合、ア
ツパアーム全体に浸炭(焼入)がなされる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、浸炭を行うと高強度になるという利点
はあるものの変形せず、車両等に用いられる場
合、衝突時の衝撃を吸収できないという問題があ
る。又、浸炭を行うと衝撃にもろくなり、このた
め、衝突時にアツパアームが亀裂を生じ破断する
場合もある。この問題を避けるため、インナギヤ
部分をアツパアーム本体とは別部材で構成し、そ
れだけを浸炭することも考えられるが、この場合
には部品点数が増えるだけでなく両者をリベツト
等で結合する作業も必要になりコス高になる。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コスト高を招くことなく衝撃を
吸収できるリクライニング装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する本考案は、シートクツシ
ヨン側に固着されるロアアームと、インナギヤ及
び該インナギヤと同心の貫通穴を有しシートバツ
ク側に固着されるアツパアームと、該アツパアー
ムのインナギヤに噛合するアウタギヤ及び該アウ
タギヤと同心の貫通穴を有し前記ロアアーム側に
係止される中間ギヤプレートと、該中間ギヤプレ
ートの貫通穴と前記アツパアームの貫通穴に同心
部と偏心部が回動自在に挿入され且つ前記ロアア
ームによつて回動可能に支持された回動シヤフト
と、該回動シヤフトを回動させるための操作ハン
ドルとを備えたリクライニング装置において、上
部に位置しシートバツク側への取付位置部分をな
す非浸炭部と、該非浸炭部の下部に一体に形成さ
れ前記アウタギヤ部分をなす浸炭部とで、前記ア
ツパアームを構成したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本考案ではシートバツク側から衝撃荷重がかか
つた場合に、アツパアームの上部の非浸炭部分が
変形し、衝撃を吸収する。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説
明する。第1図乃至第5図に示す装置は両側リク
ライニング装置の実施例で、これらの図はアウタ
側の機構を示している。図中、1はシートクツシ
ヨン側(シートクツシヨンフレーム)にビス等で
固着されるロアアーム、2は同様にシートバツク
側(シートバツクフレーム)に固着されるアツパ
アームである。該アツパアーム2の一方の側面に
は、インナギヤ2aが精密プレス加工等によりエ
ンボス成形されている。又、アツパアーム2の上
部のシートバツクフレームへの取付位置部分に
は、円形穴2e,2fが前記シートバツクフレー
ムへの取付穴として穿設されている。このアツパ
アーム2のシートバツクフレームへの取付位置部
分は浸炭がなされておらず、インナギヤ2aが成
形された部分は浸炭がなされている。例えば、第
1図における一点鎖線Lより上部は浸炭されず、
下部は浸炭されている。3はアツパアーム2に隣
接して配設された中間ギヤプレート(ラツチ)
で、アツパアーム2のインナギヤ2aに相対する
側面にはアウタギヤ3aが精密プレス加工等によ
りエンボス成形され、又、その外縁には係合歯3
bが刻設されている。該係合歯3bはシートバツ
クを中間位置に保持するための1段目の歯とシー
トバツクを後倒れ位置に保持するための2段目の
歯とからなる。尚、前記インナギヤ2aの歯数は
アウタギヤ3aの歯数より少なくとも1歯以上多
く選ばれている。4は段付ピン5でもつて回動可
能にロアアーム1に枢着されたポールで、中間ギ
ヤプレート3の係合溝3bと係脱する係止部4a
が形成されている。又、この係止部4a付近には
ロアアーム1と反対側に突出したピン7が植設さ
れており、該ピン7がレリーズレバー8の中間部
分8aに穿設されたカム穴8cに挿入されてい
る。9はレリーズレバー8よりロアアーム1側に
配置されるサブプレート9で、前記段付ピン5と
段付ピン10,11に対応する位置に取付穴を有
し、該取付穴を介してロアアーム1に固着され、
アツパアーム2,中間ギヤプレート3,ポール4
等の抜け止めを行うものである。12は同心部の
一部に偏心部12aを有する回動シヤフトであ
る。組立時には、この回動シヤフト12の同心部
は、ロアアーム1(ブツシユ14),中間ギヤプ
レート3,レリーズレバー8が回動可能に装着さ
れたサブプレート9,サブプレート9に固着され
たスペーサ16のそれぞれに形成されている中心
穴に挿通され、偏心部12aはアツパアーム2の
回動中心穴に挿通され、又、同心部の一端にはス
プロケツト3が該回動シヤフト12と一体となつ
て回動するように取り付けられる。これによつ
て、アツパアーム2と中間ギヤプレート3がそれ
ぞれ回動シヤフト12の偏心部12aと同心部に
回動自在に取り付けられると共に、インナギヤ2
aとアウタギヤ33aとの噛合がなされる。
17は回動シヤフト12の同心部に回動可能に
取り付けられたレリーズアームプレートで、第2
図の右下方に延びた延出部17bはウオークイ
ン・ペダルとなつている。又、中間部に穿設され
た穴17aには、粗調整用コネクテイングパイプ
(同様の機構を持つたインナ側のロツク機構にレ
リーズレバー8の運動を伝達するもの)18に固
着されたフツクプレート19の爪19aが嵌入さ
れている。この爪19aの幅は、レリーズアーム
プレート17の前記穴17aの幅より小さく選ば
れており、アウタ側とインナ側のロツク機構にお
けるロツク位置のバラツキを吸収し、ハーフロツ
ク状態が生じないようになつている。尚、微調整
用コネクテイングバー(上記インナ側のロツク機
構に回動シヤフト12の運動を伝達するもの)2
0は、回動シヤフト12に連結されている。又、
前記レリーズアームプレート17の回動先端部
は、段付ピン21を介してレリーズアーム8の中
間部分8aの中間部に係止されている。該段付ピ
ン21には、ポール4の背部に当接し、ポール4
の係止部4aと中間ギヤプレート3の係合歯3b
との係合を確実ならしめるローラ22が嵌合され
ている。
23はロアアーム1にヒンジシヤフト23aで
もつて回動可能に取り付けられたハンドル軸で、
該ハンドル軸23の一端には操作ハンドル24が
取り付けられ、中間部分にはスプロケツト25が
該ハンドル軸23と一体に回動するように設けら
れている。該スプロケツト25と前記スプロケツ
ト13との間には、チエーン26が巻掛けられて
おり、該チエーン26の中間部分はチエーンガイ
ド27で案内されている。尚、28はレリーズレ
バー8とロアアーム1との間に張設されたスプリ
ングで、ポール4に中間ギヤプレート3と噛合す
るような方向の付勢力を与えるためのものであ
る。又、29はロアアーム1に段付ピン10及び
11を用いて固着されたピンブラケツトで、該ピ
ンブラケツト29に溝付きピン30が固設されて
いる。そして、該ピン30の縦溝には、バランス
用スパイラルスプリング31の内端が掛止されて
いる。又、ピン30にはフツクプレート32が回
動可能に装着されており、スパイラルスプリング
31の外端はこのフツク32aに掛止されてい
る。更に、その折曲部32bの側面は中間ギヤプ
レート3のフツク3cに当接している。ここで、
仮に前記スペーサ16がないとすれば、該スパイ
ラルスプリング31によつて中間ギヤプレート3
と回動シヤフト12間に力が作用し合い、これに
よる摩擦力によつて、回動シヤフト12の回動に
際し大きな操作力を要することになるが、本実施
例では上記構成の如くスペーサ16を設け、該ス
ペーサ16に中間ギヤプレート3を支持させこの
事態を回避している。即ち、中間ギヤプレート3
のアウタギヤ3aと反対側の凹部(歯部)に、ス
ペーサ16を挿入し、スペーサ16の外周面での
中間ギヤプレート3を支持させている。
インナ側の構成は上記アウタ側の構成と略同一
であるが、レリーズ操作等はアウタ側でなされる
ため、レリーズレバー8の操作部分8b,レリー
ズアームプレート17の延出部17b及び操作ハ
ンドル24等は設けられていない。尚、インナ側
のアツパアームの浸炭はアウタ側と同様である。
このように構成された実施例の作動を次に説明
する。第2図に示す状態では、ポール4の係止部
4aが中間ギヤプレート3の係合歯3bに噛合
し、中間ギヤプレート3はロツクされている。従
つて、アウタギヤ3aはロアアーム1に固定され
ていることになり、操作ハンドル24を回動させ
れば、チエーン26を介して回動シヤフト12が
回動し、遊星歯車機構によりアツパアーム2も一
定の減速比をもつて回動して、リクライニング角
の微調整を行うことができる。次に粗調整を行う
場合には、レリーズレバー8の操作部分8bを第
2図の時計回り方向に回動させればよい。これに
より、ローラ22も同方向に回動し(ロアアーム
1にはこのローラ22の回動を確保するため、ピ
ン7,21が通る長穴が穿設されている)、ポー
ル4との当接が解除されると共に、カム穴8cと
係合しているピン7が操作ハンドル24側に移動
する。このためポール4の係止部4aとの中間ギ
ヤプレート3の係合歯3bとの噛合が解かれ、中
間ギヤプレート3のロツクは解除される。従つ
て、リクライニング角の粗調整(早送り)を行う
ことができる。勿論、インナ側も同様な作動を行
う。
上記構成の実施例において、リクライニング装
置に衝撃荷重が加わつたとすると、アツパアーム
2の取付位置部分が変形する。このため、ここで
もつて衝撃を吸収することができる。
尚、上記説明は、両側リクライニング装置の場
合であつたが、片側リクライニング装置にも本考
案を適用できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では、アツパアー
ムの一部が変形するため、衝突時等の衝撃を吸収
できる。又、部分浸炭によりこれを達成している
ため、コスト高にもならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に用いるアツパアー
ムの説明図、第2図は本考案の一実施例の要部構
成図、第3図は第2図のAA拡大断面図、第4図
は第2図のBB拡大断面図、第5図は第2図のCC
拡大断面図である。 1……ロアアーム、2……アツパアーム、2a
……インナギヤ、2e,2f……円形穴(取付
穴)、3……中間ギヤプレート(ラツチ)、3b…
…係合歯、4……ポール、8……レリーズレバ
ー、9……サブプレート、12……回動シヤフ
ト、13……スプロケツト、16……スペーサ、
18……コネクテイングパイプ、19……フツク
プレート、20……コネクテイングバー、22…
…ローラ、23……ハンドル軸、24……操作ハ
ンドル、26……チエーン、31……スパイラル
スプリング、32……フツクプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨン側に固着されるロアアーム
    と、インナギヤ及び該インナギヤと同心の貫通穴
    を有しシートバツク側に固着されるアツパアーム
    と、該アツパアームのインナギヤに噛合するアウ
    タギヤ及び該アウタギヤと同心の貫通穴を有し前
    記ロアアーム側に係止される中間ギヤプレート
    と、該中間ギヤプレートの貫通穴と前記アツパア
    ームの貫通穴に同心部と偏心部が回動自在に挿入
    され且つ前記ロアアームによつて回動可能に支持
    された回動シヤフトと、該回動シヤフトを回動さ
    せるための操作ハンドルとを備えたリクライニン
    グ装置において、上部に位置しシートバツク側へ
    の取付位置部分をなす非浸炭部と、該非浸炭部の
    下部に一体に形成され前記アウタギヤ部分をなす
    浸炭部とで、前記アツパアームを構成したことを
    特徴とするリクライニング装置。
JP14540884U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0336285Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14540884U JPH0336285Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14540884U JPH0336285Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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JPS6160849U JPS6160849U (ja) 1986-04-24
JPH0336285Y2 true JPH0336285Y2 (ja) 1991-08-01

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JP14540884U Expired JPH0336285Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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JP (1) JPH0336285Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060641A1 (ja) * 2007-11-09 2009-05-14 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha 車両用シートのリクライニング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060641A1 (ja) * 2007-11-09 2009-05-14 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha 車両用シートのリクライニング装置
JP5195761B2 (ja) * 2007-11-09 2013-05-15 トヨタ紡織株式会社 車両用シートのリクライニング装置

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JPS6160849U (ja) 1986-04-24

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