JPH0515792Y2 - - Google Patents

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JPH0515792Y2
JPH0515792Y2 JP1988044348U JP4434888U JPH0515792Y2 JP H0515792 Y2 JPH0515792 Y2 JP H0515792Y2 JP 1988044348 U JP1988044348 U JP 1988044348U JP 4434888 U JP4434888 U JP 4434888U JP H0515792 Y2 JPH0515792 Y2 JP H0515792Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シートクツシヨン側に固設されるロ
アアームとシートバツク側に固設されるアツパア
ームとをヒンジピンで連結し、前記アツパアーム
にはこれと一体となつて回動するラチエツト板を
取付け、前記ロアアームには前記ラチエツト板に
係脱可能なポールを枢着し、該ポールと前記ラチ
エツト板との係脱を前記ポールの背面を押圧する
ローラが設けられたレリーズレバーで行うように
したリクライニング装置に関する。
(従来の技術) 次に、第3図乃至第7図を用いて従来例を説明
する。
これらの図に示した装置は両側リクライニング
装置の場合で、図中、1はシートクツシヨン側
(シートクツシヨンフレーム)にビス等で固着さ
れるロアアーム、2は同様にシートバツク側(シ
ートバツクフレーム)に固着されるアツパアーム
である。該アツパアーム2の一方の側面には、イ
ンナギヤ2aが精密プレス加工等によりエンボス
成形されている。又、アツパアーム2の上部のシ
ートバツクフレームへの取付位置部分には、円形
穴2e,2fが前記シートバツクフレームへの取
付穴としてし穿設されている。3はアツパアーム
2に隣接して配設された中間ギヤプレート(ラチ
エツト板)で、アツパアーム2のインナギヤ2a
に相対する側面にはアウタギヤ3aが精密プレス
加工等によりエンボス成形され、又、その外縁に
は係合歯3bが刻設されている。該係合歯3bは
シートバツクを中間位置に保持するための1段目
の歯とシートバツクを後倒れ位置に保持するため
の2段目の歯とからなる。尚、前記インナギヤ2
aの歯数はアウタギヤ3aの歯数より少なくとも
1歯以上多く選ばれている。4は段付ピン5でも
つて回動可能にロアアーム1に枢着されたポール
で、中間ギヤプレート3の係合溝3bと係脱する
係止部4aが形成されている。又、この係止部4
a付近にはロアアーム1と反対側に突出したピン
7が植設されており、該ピン7がレリーズレバー
8の中間部分8aに穿設されたカム穴8cに挿入
されている。9はレリーズレバー8よりロアアー
ム1側に配置されるサブプレートで、前記段付ピ
ン5と段付ピン10,11に対応する位置に取付
穴を有し、該取付穴を介してロアアーム1に固着
され、アツパアーム2、中間ギヤプレート3,ポ
ール4等の抜け止めを行うものである。12は同
心部の一部に偏心部12aを有するヒンジピンで
ある。組立時には、このヒンジピン12の同心部
は、ロアアーム1(ブツシユ14)、中間ギヤプ
レート3,レリーズレバー8が回動可能に装着さ
れたサブプレート9、サブプレート9に固着され
たスペーサ16のそれぞれに形成されている中心
穴に挿通され、偏心部12aはアツパアーム2の
回転中心穴に挿通され、又、同心部の一端にはス
プロケツト13が該ヒンジピン12と一体となつ
て回動するように取り付けられる。これによつ
て、アツパアーム2と中間ギヤプレート3がそれ
ぞれヒンジピン12の偏心部12aと同心部に回
動自在に取り付けられると共に、インナギヤ2a
とアウタギヤ3aとの噛合がなされる。
17はヒンジピン12の同心部に回動可能に取
り付けられたレリーズプレートで、第4図の右下
方に延びた延出部17bはウオークイン・ペダル
となつている。又、中間部に穿設された穴17a
には、粗調整用コネクテイングパイプ(同様の機
構を持つたインナ側のロツク機構にレリーズレバ
ー8の運動を伝達するもの)18に固着されたフ
ツクプレート19の爪19aが嵌入されている。
この爪19aの幅は、レリーズアームプレート1
7の前記穴17aの幅より小さく選ばれており、
アウタ側とインナ側のロツク機構におけるロツク
位置のバラツキを吸収し、ハーフロツク状態が生
じないようになつている。尚、微調整用コネクテ
イングバー(上記インナ側のロツク機構にヒンジ
ピン12の運動を伝達するもの)20は、ヒンジ
ピン12に連結されている。又、前記レリーズア
ームプレート17の回動先端部は、段付ピン21
を介してレリーズレバー8の中間部分8aの中間
部に係止されている。該段付ピン21には、ポー
ル4の背部に当接し、ポール4の係止部4aと中
間ギヤプレート3の係合歯3bとの係合を確実な
らしめるローラ22が嵌合されている。
23はロアアーム1に取り付けられたブレーキ
機構で(特に第6図及び第7図参照)、該ブレー
キ機構23のハンドル軸の一端には操作ハンドル
24が取り付けられている。
このブレーキ機構23において、41はロアア
ーム1の穴1aに嵌合された状態で該ロアアーム
1に鋲着されたピニオンケース、42は該ピニオ
ンケース41の凹部に対向する如くロアアーム1
に鋲着されたカバーブラケツトで、前記ピニオン
ケース41及びカバーブラケツト42の各中央穴
には、ハンドル軸43が挿入され回動可能に支持
されている。該ハンドル軸43のピニオンケース
41側の端部付近には、一部が切欠かれたコア4
3aが設けられ、カバーブラケツト42側の端部
付近には、前記操作ハンドル24を取り付けるた
めのセレーシヨン部43bが設けられている。4
4は前記ハンドル軸43に回動可能に挿通される
スプロケツト軸で、一端に前記コア43aの切欠
部に進入する舌部44aを有し、外周部にスプロ
ケツト44bを有している。45はピニオンケー
ス41内に該ピニオンケースの内壁に圧接する如
く配設されたストツパスプリング(コイルスプリ
ング)で、その両端は内側に折り曲げられフツク
45aを形成している。ここで、前記コア43a
は該フツク45aの折曲部内側の空間に位置し、
前記舌部44aは該フツク45aの折曲部外側の
空間に位置している。
26はスプロケツト44bとスプロケツト13
との間に巻掛けられたチエーンで、該チエーン2
6の中間部分はチエーンガイド27で案内されて
いる。尚、28はレリーズレバー8とロアアーム
1との間に張設されたスプリングで、ポール4に
中間ギヤプレート3と噛合するような方向の付勢
力を与えるためのものである。又、29はロアア
ーム1に段付ピン10及び11を用いて固着され
たピンブラケツトで、該ピンブラケツト29に溝
付きピン30が固設されている。そして、該ピン
30の縦溝には、バランス用スパイラルスプリン
グ31の内端が掛止されている。又、ピン30に
はフツクプレート32が回動可能に装着されてお
り、スパイラルリング31の外端はこのフツク3
2aに掛止されている。更に、その折曲部32b
の側面は中間ギヤプレート3のフツク3cに当接
している。
33はケーブル係止用ブラケツトで、ピン34
でもつてアツパアーム2に固定されている。この
ブラケツト33は、アツパアーム2が前倒状態に
なつたとき、ウオークイン用コントロールケーブ
ル35のインナケーブル35aを、そのケーブル
エンド35bを引くことによりアウタケーブル3
5cから引き出すためのものである。上記ピン3
4は微調整角度(範囲)を規制するストツパピン
としても機能するもので、中間ギヤプレート3の
切欠部3e内に位置し、切欠部3eの前端3f、
後端3gが該ピン34の基部に当接する範囲内で
アツパアーム2の傾動を許容している。
インナ側の構成は上記アウタ側の構成と略同一
であるが、レリーズ操作等はアウタ側でなされる
ため、レリーズレバー8の操作部分8b、レリー
ズアームプレート17の延出部17b及び操作ハ
ンドル24等は設けられていない。
このように構成されたリクライニング装置の作
動を次に説明する。第3図に示す状態では、ポー
ル4の係止部4aが中間ギヤプレート3の係合歯
3bに噛合し、中間ギヤプレート3はロツクされ
ている。従つて、アウタギヤ3aはロアアーム1
に固定されていることになる。ここで操作ハンド
ル24を回動させれば、ハンドル軸43及びこれ
と一体に形成されているコア43aも回動され
る。この回動開始直後該コア43aの切欠端部に
ストツパスプリング45のフツク45aが当接す
るが、ストツパスプリング45は縮径されピニオ
ンケース41との接触抵抗を小さくするので、ハ
ンドル軸43の回動はスムーズに行われることに
なり、スプロケツト軸44も舌部44aによつて
ハンドル軸43と共に回動する。従つて、チエー
ン26を介してヒンジピン12が回動し、遊星歯
車機構によりアツパアーム2も一定の減速比をも
つて回動する。このため、ピン34に、中間ギヤ
プレート3の切欠部3eの前後端3f、3gが当
接する範囲でリクライニング角の微調整を行うこ
とができる。
次に粗調整を行う場合には、レリーズレバー8
の操作部分8bを第3図の時計回り方向に回動さ
せればよい。これにより、ローラ22も同方向に
回動し(ロアアーム1にはこのローラ22の回動
を確保するため、ピン7,21が通る長穴が穿設
されている)、ポール4との当接が解除されると
共に、カム穴8cと係合しているピン7が操作ハ
ンドル24側に移動する。このためポール4の係
止部4aとの中間ギヤプレート3の係合歯3bと
の噛合が解かれ、中間ギヤプレート3のロツクは
解除される。従つて、リクライニング角の粗調整
(早送り)を行うことができる。勿論、インナ側
も同様な作動を行う。
(考案が解決しようとする課題) 近年、シートの見栄え等の問題でレリーズレバ
ー8のロツク時の位置の管理が要求されている。
しかし、上記構成のリクライニング機構の場
合、構成部品のバラツキによるロツク強度の信頼
性の低下がないようにスプリング28を用いてポ
ール4に中間ギヤプレート3と噛合する方向の付
勢力、所謂追込みを行つている。従つて、レリー
ズレバー8のロツク時の位置にバラツキが発生す
る問題点がある。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は、各構成部品にバラツキがあつても、
ロツク強度の信頼性を落とすことなく、レリーズ
レバーのロツク位置を一定に保ことができるリク
ライニング装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本考案は、シートクツシヨ
ン側に固設されるロアアームとシートバツク側に
固設されるアツパアームとをヒンジピンで連結
し、前記アツパアームにはこれと一体となつて回
動するラチエツト板を取付け、前記ロアアームに
は前記ラチエツト板に係脱可能なポールを枢着
し、該ポールと前記ラチエツト板との係脱を前記
ポールの背部を押圧するローラが設けられたレリ
ーズレバーで行うようにしたリクライニング装置
において、 前記レリーズレバーに長穴を刻設し、該長穴に
前記ローラの軸を遊嵌させると共に、前記レリー
ズレバーに前記ローラの軸が嵌合する穴が穿設さ
れた位置決め用のプレートを取付けたものであ
る。
(作用) 本考案のリクライニング装置において、ローラ
の軸はレリーズレバーに刻設された長穴に遊嵌
し、前記レリーズレバーに取付けられる位置決め
用のプレートに穿設された穴に嵌合する。
(実施例) 次に第1図及び第2図を用いて本考案の一実施
例を説明する。尚、本実施例において、従来例を
示す第3図乃至第7図と同一部分には同一番号を
付し、それらの説明は省略する。
図において、レリーズレバー8には、ローラ2
2の軸である段付きピン21が遊嵌する長穴8d
が刻設されている。51は段付ピン21が嵌合す
る穴51aが穿設されたレリーズレバー8の位置
決め用プレートである。このプレート51はレリ
ーズレバー8上に突設されたピンにより位置決め
され、段付ピン21をかしめて取付けられてい
る。
このような構成によれば、レリーズレバー8の
位置決め用のプレート51に穿設された穴51a
の位置を少しずつ変えたものをいろいろと準備し
ておけば、各構成部品にバラツキがあつても、ロ
ツク強度の信頼性を落とすことなく、レリーズレ
バー8のロツク位置を一定に保つことができる。
尚、本考案は上記実施例に限るものではない。
例えば、上記実施例では、両側早送り機構無段リ
クライニング機構を用いて説明を行つたが、片側
有段リクライニング機構や両側有段リクライニン
グ機構にも本考案を適応できるのはいうまでもな
い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、レリーズ
レバーに長穴を刻設し、長穴に前記ローラの軸を
遊嵌させると共に、レリーズレバーにローラの軸
が嵌合する穴が穿設された位置決め用のプレート
を取付けたことにより、各構成部品にバラツキが
あつても、ロツク強度の信頼性を落とすことな
く、レリーズレバー8のロツク位置を一定に保つ
ことができるリクライニング装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をしめす要部構成
図、第2図は第1図における−断面図、第3
図は既に提案されているリクライニング装置の要
部構成図、第4図は第3図の−拡大断面図、
第5図は第3図の−拡大断面図、第6図は第
3図の−拡大断面図、第7図はブレーキ機構
部分の分解斜視図である。 1……ロアアーム、2……アツパアーム、3…
…中間ギヤプレート(ラツチ)、3b……係合歯、
4……ポール、8……レリーズレバー、8d……
長穴、9……サブプレート、9a……凹状嵌合
部、12……ヒンジピン、13,44b……スプ
ロケツト、16……スペーサ、18……コネクテ
イングパイプ、19……フツクプレート、20…
…コネクテイングバー、21……段付きピン、2
2……ローラ、23……ブレーキ機構、24……
操作ハンドル、26……チエーン、29……ピン
ブラケツト、29a……ストツパ、31……スパ
イラルスプリング、32……フツクプレート、3
7……ストツパアーム、38……ピン、39……
ストツパ、51……位置決め用プレート、51a
……穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートクツシヨン側に固設されるロアアームと
    シートバツク側に固設されるアツパアームとをヒ
    ンジピンで連結し、前記アツパアームにはこれと
    一体となつて回動するラチエツト板を取付け、前
    記ロアアームには前記ラチエツト板に係脱可能な
    ポールを枢着し、該ポールと前記ラチエツト板と
    の係脱を前記ポールの背部を押圧するローラが設
    けられたレリーズレバーで行うようにしたリクラ
    イニング装置において、 前記レリーズレバーに長穴を刻設し、該長穴に
    前記ローラの軸を遊嵌させると共に、前記レリー
    ズレバーに前記ローラの軸が嵌合する穴が穿設さ
    れた位置決め用のプレートを取付けたことを特徴
    とするリクライニング装置。
JP1988044348U 1988-03-31 1988-03-31 Expired - Lifetime JPH0515792Y2 (ja)

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JP1988044348U JPH0515792Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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JP1988044348U JPH0515792Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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JPH01151745U JPH01151745U (ja) 1989-10-19
JPH0515792Y2 true JPH0515792Y2 (ja) 1993-04-26

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