JP3385132B2 - 回転シートの回転機構 - Google Patents

回転シートの回転機構

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JP3385132B2 JP18471995A JP18471995A JP3385132B2 JP 3385132 B2 JP3385132 B2 JP 3385132B2 JP 18471995 A JP18471995 A JP 18471995A JP 18471995 A JP18471995 A JP 18471995A JP 3385132 B2 JP3385132 B2 JP 3385132B2
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治敏 藤井
晋 落合
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前、後方向に方向転換
可能な自動車用回転シート、詳しくは、シートベルトを
備え、前後位置調節可能な回転シートの回転機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のシートベルトのアンカーをシート
クッションに取付け、左右一対のスライドレールにベー
スを固定した回転シートは、シートベルトからの人力に
よって、回転機構が変形しないように種々の補強手段を
設けている。
【0003】この補強手段は、左右のスライドレールを
連結部材で一体に連結すると共に、スライドレールの車
床側に固定するロアレールの肉厚を厚くするものであ
る。また、別の補強手段は左右のスライドにおけるアッ
パーレールに固定する左右のベースを連結材で一体に連
結するものである。従来の回転シートの回転機構はこれ
らの補強手段によって、回転機構の剛性を向上してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の回転機構の補強
手段は、いずれも回転機構を構成する各部品と別個の補
強部材を回転機構に溶接等するものである。そのため、
部品点数が多く、重量増になる不具合があった。そこ
で、本発明は部品点数を増加させることなく軽量の回転
シートの回転機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係る回転シートの回転機構は、左右一対の
スライドレールと、このスライドレールに固定され上端
に内方に突出する上部フランジと下端に外方に突出する
下部フランジとを有する筒状のベースと、ベース上に回
転自在に載置した回転プレートと、この回転プレートに
締結してシートベルトを取付けるリンフォースとからな
り、前記ベースの下部における前後、左右に、前記スラ
イドレールのアッパーレール固定用のレッグを平面X字
状に配設し、該各レッグを前記ベースの上部フランジと
下部フランジに溶接し、前記ベースには下向きに開口部
を有する複数の係合部を一体に設け、該係合部に係合す
るフックを、前記回転プレート、リンフォースと共に一
体に締結してなるものである。
【0006】
【作用】4ケのレッグがX字状に配設されてベースの
上、下フランジとスライドレールに固定されるため、レ
ッグによりベースが補強され、シートベルトからの人力
がスライドレールのアッパーレール全体に分散される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて
説明する。図1、2、3は、本発明に係る回転シートの
回転機構を示し、図中(1)(1)はシートの前後位置
調節用の左右一対のスライドレールで、車床側に固定さ
れるロアレール(12)と、このロアレール(12)内
に前後方向に摺動自在に装着してなるアッパーレール
(11)とから構成されている。
【0008】図中(2)は、4ケのレッグ(5)…によ
って前記アッパーレール(11)に取付けられているベ
ース、(3)はベース(3)上に回転自在にホルダー
(6)によって取付けられている回転プレート、(4)
は回転プレート(3)に一体に取付けられ、シートベル
トのアンカーを固定するリンフォースを夫々示す。
【0009】以上の回転プレート(3)とリンフォース
(4)にシートクッション(不図示)が載置され、回転
プレート(3)はロック装置(8)によってベース
(3)に前方又は後方に向けてロックされる。ロック装
置(8)はロック解除用の操作レバー(80)と一体の
ロック片(81A)が、ばね(83)の弾力によって付
勢されてベース(3)に設けた切欠部(22A)に係合
する構造であり、ばね(83)の弾力に抗して図2矢印
方向に操作レバー(80)を回転操作すると、ロック片
(81A)はブラケット(84)に設けた回転軸(8
2)を回転中心に回転して切欠部(22A)から脱出し
てロックが解除になり、シートクッションの方向転換が
可能となる。
【0010】ベース(2)は筒状で、その上端に内方に
突出する上部フランジ(21)が、また、下端に外方に
突出する下部フランジ(22)が夫々設けてある一枚の
金属板で、その上部フランジ(21)上に回転プレート
(3)の回転性を良好にするための図4に示す円環状の
スライダー(7)が設けてある。
【0011】このベース(2)の下部内面には、図5に
示すように4ケのレッグ(5)…が、平面X字状に配設
され、各レッグ(5)の上部は、図3及び図6に示すよ
うにベース(2)に溶接され、下部はボルト(54)に
よってアッパーレール(11)に締結されている。図中
(54A)はボルト挿通孔を示す。
【0012】各レッグ(5)は略L字状にプレス成形さ
れ、図6に示すように、上部の上端縁(51A)はベー
ス(2)の上部フランジ(21)下面に接合するように
水平状に、また、外端縁にはベース(2)の下部内面か
ら下部フランジ(22)の下面に接合するように嵌合部
(52A)が設けてあり、この上部フランジ(21)に
接合する上端縁(51A)と、嵌合部(52A)とを溶
接する。図中(51)(52)は溶接個所を示す。
【0013】依って、一枚状の金属板からなるベース
(2)は、レッグ(5)…の溶接によって補強され、そ
の変形等を防止することができる。そして、各レッグ
(5)の上部内には、図6に示すように、ホルダー
(6)締結用ボルト(61)が螺合するナット(61
A)が設けてある。従って、レッグ(5)の溶接により
ベース(2)におけるホルダー(6)の締結個所も同時
に補強される。更に、各レッグ(5)の上端縁(51
A)を溶接する部分の上部フランジ(21)には、ビー
ド(21A)がプレス成形され、レッグ(5)の溶接個
所、ホルダー(6)の締結個所を補強している。
【0014】以上のベース(2)におけるレッグ(5)
を溶接する個所の外側壁には、下向きに開口部を有する
U字状の係合部(24)が溶接され、この係合部(2
4)に係合するフック(34)は、図3に示すように、
リンフォース(4)、回転プレス(3)と共にボルト
(41)によって締結され、このボルト(41)の下方
にレッグ(5)のアッパーレール(11)に対する締結
個所が位置する。
【0015】回転プレート(3)は前述の如く、ボルト
(61)の締結により、一枚状のホルダー(6)とベー
ス(2)に挟持される一枚状の金属板で、環状に成形さ
れている。以上の如く、ベース(2)、回転プレート
(3)、ホルダー(6)が一枚状の金属板で構成するこ
とにより、軽量で簡素な構造になる。
【0016】以上の如く構造であるため、シートベルト
からリンフォース(4)に入力される荷重の大部分は、
フック(34)からレッグ(5)を通してスライドレー
ル(1)のアッパーレールに伝達されるため、回転プレ
ート(3)、ベース(2)の負担が少なくなる。
【0017】また、ベース(2)はレッグ(5)…を、
X字状に配設することにより、補強されているため、一
枚状の回転プレート(3)に加わる荷重によって変形す
ることがない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ベースとスライドレー
ルのアッパーレールとの間に、レッグを平面X字状に配
設し、その各レッグをベースの上部フランジと下部フラ
ンジに溶接しているため、ベースがレッグによって補強
される。そのため、回転機構に、別の補強部材を設ける
ことなくリンフォースに入力される荷重によるベースの
変形等を防止することができる。
【0019】しかも、ベースに下向きに開口部を有する
複数の係合部を設け、この係合部に係合するフックを回
転プレート、リンフォースと共に一体に締結することに
より、ベースの変形をより一層防止できる。そのため、
回転機構の軽量化を図ることができると共に部品点数を
削減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線に沿える断面図である。
【図3】図1のIIIーIII線に沿える断面図である。
【図4】分解斜視図である。
【図5】スライドレールにベースをレッグによって取付
けた状態の平面図である。
【図6】要部の部分切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 スライドレール 2 ベース 3 回転プレート 4 リンフォース 5 レッグ 11 スライドレールのアッパーレール 21 ベースの上部フランジ 22 ベースの下部フランジ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−38045(JP,A) 特開 平7−81471(JP,A) 実開 平7−13620(JP,U) 実開 平6−53280(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のスライドレールと、このスラ
    イドレールに固定され上端に内方に突出する上部フラン
    ジと下端に外方に突出する下部フランジとを有する筒状
    のベースと、ベース上に回転自在に載置した回転プレー
    トと、この回転プレートに締結してシートベルトを取付
    けるリンフォースとからなり、 前記ベースの下部における前後、左右に、前記スライド
    レールのアッパーレール固定用のレッグを平面X字状に
    配設し、 該各レッグを前記ベースの上部フランジと下部フランジ
    に溶接し、前記ベースには下向きに開口部を有する複数の係合部を
    一体に設け該係合部に係合するフックを、前記回転プ
    レート、リンフォースと共に一体に締結してなる回転シ
    ートの回転機構。
  2. 【請求項2】 前記ベースに設ける係合部は、レッグの
    近傍に設けてなる前記特許請求の範囲第1項記載の回転
    シートの回転機構。
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CN107662525B (zh) * 2016-07-29 2020-05-12 株式会社瑞延理化 用于车辆的座椅旋转装置
JP6638679B2 (ja) 2017-03-23 2020-01-29 テイ・エス テック株式会社 シートバックフレームの補強構造
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