JP3633259B2 - 車両用シートにおけるシートバックの取付構造 - Google Patents

車両用シートにおけるシートバックの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばリヤシートバックを車両ボディ側に取付ける車両用シートにおけるシートバックの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両、例えば自動車のシートは、着席人体の諸動作の反力や衝撃力を受ける構造物として十分な強度と剛性をもったものである必要があり、車両への取付けもそれに見合ったものである必要もある。
一例として、車室内から見たリヤシート周辺の斜視図を図8に示す。図8におけるリヤシート100は、シートバック101が車幅方向の中間部で2つに分割されており、シートバック101を前方に倒すと、車室内とトランクとが空間的に一体につながるように構成されている。そして、リヤシート100の後ろには、荷物を置くためのトランクスペースが設けられている。
このような自動車が前方からの衝撃を受けた場合、トランクスペース内の荷物が慣性により前方に移動するので、シートバック101には、その荷物の重量が衝撃力として直接作用する。したがって、シートバック101自体の剛性に加えて、その取付けにも、特に高い取付強度が求められる。なお、シートベルトの取付に関しても同様に要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシートバック101の取付構造を、その一例として図9に示す。図9は、図8中において、シートバック101の分割位置で車両前後方向に延びるA−A線による断面図であり、(a)と(b)は、互いに異なる取付構造である。なお、図中、シートバック101とシートクッション102は、説明の便宜のために二点鎖線で表してある。
シートバック101は、分割位置における側面下部でセンターヒンジ103と連結されている。このセンターヒンジ103は、(a)では、リヤフロアパネル104にレーンフォースメント105を共締めして取付けられており、(b)では、リヤフロアパネル104に溶接固定したブラケット106に取付けられている。すなわち、シートバック101に作用する衝撃力は、センターヒンジ103からリヤフロアパネル104へと伝わる。最終的にリヤフロアパネル104が衝撃力を受け持つことになり、剛性・強度を向上させにくい。
【0004】
また、センターヒンジ103は、大物部品であるリヤフロアパネル104に単体で組付けられるので、所定の位置決めをする際にセットしづらく、部品セット工数が大きく、生産性が悪い。また、セット治具を用いたとしても、そのセット位置は、リヤフロアパネル104のほぼ中央であるため、セット治具自体が大掛かりなものになってしまう。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、シートバックの取付強度を向上してシートの剛性をより一層高め、また、組付け性が更に向上させた車両用シートにおけるシートバックの取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、リヤフロアパネルに車両用シートを取付ける構造において、上記車両用シートのシートバックと、該シートバックを上記リヤフロアパネルに対して固定するヒンジと、断面がコ字状の両フランジ付き長手部材であり、該ヒンジの固定位置と車両前後方向に関して異なる位置で上記リヤフロアパネルの下面上記フランジ部の溶接により取付けられるリヤフロアクロスメンバと、上記リヤフロアパネルに取付けられ、上記リヤフロアクロスメンバ及び上記ヒンジの両方と結合する結合部材とを備え、上記リヤフロアパネルの上面に上記ヒンジ、上記リヤフロアパネルの下面に上記結合部材と上記リヤフロアクロスメンバをそれぞれ配置し、上記結合部材は上記リヤフロアパネルとスポット溶接にて複数箇所接合されるとともに、その後端を上記リヤフロアクロスメンバの車両前方側のフランジ部と部分的に重複させ、該重複部分において、上記結合部材は、上記リヤフロアクロスメンバ及び上記リヤフロアパネルとスポット溶接され、上記リヤフロアパネルに上記ヒンジを取付けるための取付穴を設け、上記結合部材にナットが固定された取付穴を設け、上記リヤフロアパネルを挟んで上記結合部材と上記ヒンジを、上記ヒンジ側から上記リヤフロアパネルを貫通させたねじにて締結するようにしている。
本明細書における「結合」には、直接的に結合する場合のほか、リヤフロアパネルを挟んで間接的に結合する場合も含む。例えば、ヒンジ、結合部材及びリヤフロアクロスメンバのいずれもが、リヤフロアパネルの上面に取付く場合には、結合部材は、直接リヤフロアクロスメンバ及びヒンジと結合できる。しかし、リヤフロアパネルの上面にヒンジ、リヤフロアパネルの下面に結合部材とリヤフロアクロスメンバがそれぞれ取付く場合、並びに、リヤフロアパネルの上面にヒンジと結合部材、リヤフロアパネルの下面にリヤフロアクロスメンバがそれぞれ取付く場合には、結合部材は、ヒンジ(前者の場合)あるいはリヤフロアクロスメンバ(後者の場合)と直接結合せず、リヤフロアパネルを挟んで相互に結合する。なお、リヤフロアパネルを挟んだ結合の方法としては、例えば、スポット溶接等の抵抗溶接その他の方法による溶接や、リヤフロアパネルを貫通させたねじ締結等がある。
結合部材は、リヤフロアクロスメンバ及びヒンジの両方と結合するものであれば、その形状は問わず、また、そのリヤフロアパネルの上面と下面のいずれか一方又は両方に取付けても良い。
【0006】
また、上記結合部材及び上記リヤフロアクロスメンバは、互いに係合する係合部を有しても良い。
【0007】
上記結合部材の後端に、上記リヤフロアクロスメンバの板厚にほぼ等しい高さの段付け部及び断面略U字状の係合部が設けられ、上記リヤフロアクロスメンバには、上記結合部材の係合形状に適合する凸形状の係合部が設けられ、上記段付け部が上記リヤフロアクロスメンバの車両前方のフランジ部を部分的に下から覆うように重複させ、上記結合部材及び上記リヤフロアクロスメンバの係合部を互いに係合させるとともに、上記結合部材は、上記リヤフロアクロスメンバを挟んだ形で上記リヤフロアパネルとスポット溶接されても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る車両用シートにおけるシートバックの取付構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、分割可倒式のリヤシートの分解斜視図である。リヤシート71は、シートクッション72とシートバック1とを有する。シートクッション72は、両端をリング73とフック74とを用いて、リヤフロアパネル2の上面21に直接取付ける。
シートバック1は、車幅方向において中央から少しずれた位置で、シート長の長いシートバックライト11と、短いシートバックレフト12とに分割されている。シートバック1の後側には、カーペットライト75とカーペットレフト76がそれぞれ設けられている。
シートバック1は、ロック機構を解除すると、シートクッション72側(車両前方)に倒すことができる構造になっている。ロック機構は、ストライカ78とロックアッシ79とを有し、それぞれシートバックライト11とシートバックレフト12とにねじで取付けられる。
シートバックライト11とシートバックレフト12の対向側面13の下部には、ヒンジ3が取付けられており、このヒンジ3は、リヤフロアパネル2の上面21に取付けられる。
【0009】
図2にヒンジ3の外観図を示す。同図(a)はヒンジ3の平面図、同図(b)はその側面図である。ヒンジ3は、前倒れヒンジで、ヒンジ本体31と2つの回動部32、33とからなり、ヒンジ本体31には、ねじ締結用の丸穴34が2つ設けられている。ヒンジ本体31と回動部32、33とは、同図(c)に示すピン35により軸支されている。回動部32、33には、それぞれシートバック1との取付穴36が設けられている。ピン35はかしめられており、ガタがなく、回動部32、33がスムーズに回動できるようになっている。
シートバックライト11とシートバックレフト12の対向側面13の反対側の各側面14、15には、ヒンジ取付位置と対応するように、それぞれケース77でボディに軸支されている(図1参照)。このように、シートバックライト11とシートバックレフト12は、同じ取付構造で、ヒンジ3とケース77とにより回動自在に軸支されており、それぞれ別個独立に回動できるようになっている。
【0010】
次に、ヒンジ3とリヤフロアパネル2との取付状態について、図3及び図4により説明する。図3及び図4は、図8中において、シートバック1の分割位置で車両前後方向に延びるA−A線による断面図を表したものである。図3は、従来技術の図9(a)に対応するものであり、図4は、従来技術の同図(b)に対応するもので、互いに取付構造が異なっている。なお、図中、シートバック1とシートクッション72は、説明の便宜のために二点鎖線で表してある。
リヤフロアパネル2は、所定の形状に形成されている。リヤフロアクロスメンバ4は、断面がコ字状の両フランジ付き長手部材であり、リヤフロアパネル2の下面22に、長手方向が車幅方向(紙面垂直方向)となるように配置しており、フランジ部41、42で溶接している。
図3と図4では、リヤフロアパネル2の形状は互いに異なっている。図3では、リヤフロアパネル2の傾斜部23にヒンジ3を取付けており、図4では、リヤフロアパネル2の平面部24にヒンジ3を取付けている。なお、この相違は、室内レイアウト等の相違によるものである。
【0011】
図3では、リヤフロアパネル2の下面22に、補強材としてレーンフォースメント5(結合部材)を取付けている。図5にレーンフォースメント5の外観図を示す。同図(a)は平面図、同図(b)は側面図であり、同図(c)は、(b)中の5cの矢視図である。なお、同図におけるレーンフォースメント5は、従来のもの(図9(a)参照)よりもその全長が長くなっており、後端51がリヤフロアクロスメンバ4に結合している(図3参照)。
レーンフォースメント5は、平板状であり、長手方向52に関して曲げられた曲げ部53を有する((b)参照)。曲げ角度は、リヤフロアパネル2に対応させている。
【0012】
レーンフォースメント5は、その長手方向52における一端部の略中心部に、絞り部54(係合部)を有する。絞り部54は、緩やかな傾斜面54aで底面部54bに連続するように形成されており、その底面部54bの形状は、U字状である。なお、短手方向55に沿って絞り部54の近傍に設けられた2つの丸穴56は、リヤフロアパネル2に取付ける際に用いる治具用である。
レーンフォースメント5の短手方向55に沿って、絞り部54を横切るように、段付け部57が全長にわたって設けられている。段付け部57の高さは、リヤフロアクロスメンバ4の板厚にほぼ等しい(図3参照)。
レーンフォースメント5の長手方向52に沿って、2つの取付穴58が設けられている。取付穴58には、ナット58aがかしめ固定されており、ねじ締結できるようになっている。取付穴58の穴ピッチは、ヒンジ本体31(図2(a)参照)の丸穴34の穴ピッチと同じである。
【0013】
レーンフォースメント5とリヤフロアクロスメンバ4との取付位置関係を説明する。図6は、リヤフロアクロスメンバ4のリヤフロアパネル2への取付面側(図3における平面視)から見た図面である。
リヤフロアクロスメンバ4の長手方向に対する中心は、一点鎖線で表示した線43であり、対称形であるため部分的に省略してある。レーンフォースメント5は、段付け部57の後端51でリヤフロアクロスメンバ4の車両前方のフランジ部41を、部分的に下から覆うように重複させている。
リヤフロアクロスメンバ4には、凸部44(係合部)が設けられている。凸部44は、レーンフォースメント5の絞り部54に適合する形状であり、絞り部54を係合させることができる。図6は、その状態である。絞り部54と凸部44との係合により、レーンフォースメント5は、リヤフロアクロスメンバ4に対して位置決めされることになり、組付け性が向上する。すなわち、レーンフォースメント5は、リヤフロアパネル2に比べると小物部品であるが、車幅方向にリヤフロアパネル2を横切るリヤフロアクロスメンバ4と係合するので、リヤフロアパネル2における車幅方向と車両前後方向に関する位置決めが容易になり、また、用いる治具(図示省略)も簡易なもので足りる。
また、リヤフロアパネル2には、ヒンジ3を取付けるための取付穴(図示省略)が、同じ穴ピッチで設けられており、この取付穴を利用すると、レーンフォースメント5の位置決めを、より容易かつ確実に行うことができる。
【0014】
レーンフォースメント5は、所定の位置決めがなされた後、リヤフロアパネル2とスポット溶接で、レーンフォースメント5の長手方向52に複数箇所接合される。また、レーンフォースメント5とリヤフロアクロスメンバ4との重複部分においては、レーンフォースメント5は、リヤフロアクロスメンバ4を挟んだ形でリヤフロアパネル2とスポット溶接され、レーンフォースメント5、リヤフロアパネル2及びリヤフロアクロスメンバ4が、一体となって固定されることになる。
衝撃時に車室にかかる減速度を減らすために車体部の前後方向の剛性を下げ、衝撃のエネルギを十分吸収し得るよう設計した車体が増える傾向にあるが、従来よりも寸法の大きなレーンフォースメント5を、リヤフロアパネル2のみならず、リヤフロアクロスメンバ4ともスポット溶接して部分的に剛性を上げることで、シートバック1の耐衝撃性を向上させることができる。特に、シートバック1の略中央部にあるヒンジ取付部の周辺には、より多くの衝撃力が加わることになるので、その部分の剛性を効率的に向上させることができる。そして、これによる車重の増加はきわめて低く抑えることができ、また、レーンフォースメント5の位置決め作業が容易になり、作業性を向上させることができるとともに、使用する治具も簡易なもので足り、製造コストを抑えることができる。なお、ヒンジ3をリヤフロアパネル2に取付ける際、上方からねじ締結することができるので、シートバック1の組付け作業性は低下しない。
【0015】
次に、ブラケット6を用いた図4の場合について説明する。図7にブラケット6の外観図を示す。同図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は正面図である。なお、同図におけるブラケット6は、従来のもの(図9(b)参照)よりもその全長が長くなっており、後端61が、フランジ部41の取付位置の、リヤフロアパネル2の上面21側に相当する位置に達している(図4参照)。
ブラケット6は、傾斜面62を有し、底面部63は、リヤフロアパネル2の形状に合うような形状に形成されている。この傾斜面62には、2つの取付穴64が設けられている。傾斜面62に対向する後斜面65には、楕円形状の穴66が形成されている。この穴66を利用して、取付穴64には、ねじ締結が容易にできるように、ナット64aがかしめ固定されている。取付穴64の穴ピッチは、ヒンジ本体31(図2(a)参照)の丸穴34の穴ピッチと同じである。
ブラケット6は、図4(b)に示すように、リヤフロアパネル2の上面21に配置されており、ヒンジ3は、このブラケット6の傾斜面62に取付けられている。したがって、ヒンジ3は、ブラケット6を介してリヤフロアパネル2に固定される。なお、ヒンジ3は、図3の場合と同様のものを用いている。また、ブラケット6の傾斜面62により、図3と同様の傾斜角度に保持されている。
底面部63により、車両前後方向におけるブラケット6の位置決めは、容易に行うことができ、また、用いる治具も簡易なもので足りる。
ブラケット6の後端61とリヤフロアクロスメンバ4とは、リヤフロアパネル2を挟んだ形でスポット溶接される。したがって、ブラケット6、リヤフロアパネル2及びリヤフロアクロスメンバ4が、一体となって固定されることになり、図3の場合と同様の効果を奏する。
【0016】
なお、シートバック1の分割位置は、中央部の場合にも応用することができる。また、前方から衝撃を受けた場合のみならず、後方からの場合にも対応することができる。また、ヒンジ3は、前倒れヒンジを用いているが、これ以外に、リクライニングヒンジや前倒れ付きリクライニングヒンジを用いてもよい。また、スポット溶接により接合しているが、接合方法はこれに限定されるものではなく、強固に結合する手段であれば採用することは可能である。
【0017】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の車両用シートにおけるシートバックの取付構造は、上記車両用シートのシートバックと、該シートバックを上記リヤフロアパネルに対して固定するヒンジと、断面がコ字状の両フランジ付き長手部材であり、該ヒンジの固定位置と車両前後方向に関して異なる位置で上記リヤフロアパネルの下面上記フランジ部の溶接により取付けられるリヤフロアクロスメンバと、上記リヤフロアパネルに取付けられ、上記リヤフロアクロスメンバ及び上記ヒンジの両方と結合する結合部材とを備え、上記リヤフロアパネルの上面に上記ヒンジ、上記リヤフロアパネルの下面に上記結合部材と上記リヤフロアクロスメンバをそれぞれ配置し、上記結合部材は上記リヤフロアパネルとスポット溶接にて複数箇所接合されるとともに、その後端を上記リヤフロアクロスメンバの車両前方側のフランジ部と部分的に重複させ、該重複部分において、上記結合部材は、上記リヤフロアクロスメンバ及び上記リヤフロアパネルとスポット溶接され、上記リヤフロアパネルに上記ヒンジを取付けるための取付穴を設け、上記結合部材にナットが固定された取付穴を設け、上記リヤフロアパネルを挟んで上記結合部材と上記ヒンジを、上記ヒンジ側から上記リヤフロアパネルを貫通させたねじにて締結するようにしているので、シートバックの取付強度を向上させてシートの剛性をより一層高め、組付け性を向上させることができるとともに、製造コストを削減することができる。また、結合部材により、より一層の強度が求められる箇所に部分的にフロア剛性を向上させることができ、シートバックの後方に載置された荷物の慣性力受止め限度を向上させ、耐衝撃性を向上させることができる。
また、本発明の取付構造では、上記結合部材及び上記リヤフロアクロスメンバは、互いに係合する係合部を有したり、あるいは、上記結合部材の後端に、上記リヤフロアクロスメンバの板厚にほぼ等しい高さの段付け部及び断面略U字状の係合部が設けられ、上記リヤフロアクロスメンバには、上記結合部材の係合形状に適合する凸形状の係合部が設けられ、上記段付け部が上記リヤフロアクロスメンバの車両前方のフランジ部を部分的に下から覆うように重複させ、上記結合部材及び上記リヤフロアクロスメンバの係合部を互いに係合させるとともに、上記結合部材は、上記リヤフロアクロスメンバを挟んだ形で上記リヤフロアパネルとスポット溶接されるようにすれば、結合部材の位置決めが容易になり、組付け用の治具や装置を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分割可倒式のリヤシートの分解斜視図である。
【図2】ヒンジの外観図であり、(a)はヒンジの平面図、(b)はその側面図であり、(c)はヒンジ本体と回動部とを軸支するピンである。
【図3】図8中におけるA−A線の断面図であり、本発明に係る一実施形態を示す。
【図4】図8中におけるA−A線の断面図であり、本発明に係る一実施形態を示す。
【図5】図3におけるレーンフォースメントの外観図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は、(b)中の5cの矢視図である。
【図6】図3において上方から見た平面図で、リヤフロアパネルを略してリヤフロアクロスメンバとリヤフロアパネルとの位置関係を示したものである。
【図7】図4におけるブラケットの外観図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図8】車室内から見たリヤシート周辺の斜視図である。
【図9】図8中におけるA−A線の断面図であり、(a)及び(b)は、従来技術に係る一例を示す。
【符号の説明】
1 シートバック
11 シートバックライト
12 シートバックレフト
2 リヤフロアパネル
21 上面
22 下面
3 ヒンジ
31 ヒンジ本体
32、33 回動部
34 丸穴
4 リアフロアクロスメンバ
41、42 フランジ部
44 凸部
5 レーンフォースメント
51 後端
53 曲げ部
54 絞り部
57 段付け部
58 取付穴
6 ブラケット
61 後端
62 傾斜面
63 底面部
64 取付穴

Claims (3)

  1. リヤフロアパネルに車両用シートを取付ける構造において、上記車両用シートのシートバックと、該シートバックを上記リヤフロアパネルに対して固定するヒンジと、断面がコ字状の両フランジ付き長手部材であり、該ヒンジの固定位置と車両前後方向に関して異なる位置で上記リヤフロアパネルの下面上記フランジ部の溶接により取付けられるリヤフロアクロスメンバと、上記リヤフロアパネルに取付けられ、上記リヤフロアクロスメンバ及び上記ヒンジの両方と結合する結合部材とを備え、上記リヤフロアパネルの上面に上記ヒンジ、上記リヤフロアパネルの下面に上記結合部材と上記リヤフロアクロスメンバをそれぞれ配置し、上記結合部材は上記リヤフロアパネルとスポット溶接にて複数箇所接合されるとともに、その後端を上記リヤフロアクロスメンバの車両前方側のフランジ部と部分的に重複させ、該重複部分において、上記結合部材は、上記リヤフロアクロスメンバ及び上記リヤフロアパネルとスポット溶接され、上記リヤフロアパネルに上記ヒンジを取付けるための取付穴を設け、上記結合部材にナットが固定された取付穴を設け、上記リヤフロアパネルを挟んで上記結合部材と上記ヒンジを、上記ヒンジ側から上記リヤフロアパネルを貫通させたねじにて締結するようにしたことを特徴とする車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
  2. 上記結合部材及び上記リヤフロアクロスメンバは、互いに係合する係合部を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
  3. 上記結合部材の後端に、上記リヤフロアクロスメンバの板厚にほぼ等しい高さの段付け部及び断面略U字状の係合部が設けられ、上記リヤフロアクロスメンバには、上記結合部材の係合形状に適合する凸形状の係合部が設けられ、上記段付け部が上記リヤフロアクロスメンバの車両前方のフランジ部を部分的に下から覆うように重複させ、上記結合部材及び上記リヤフロアクロスメンバの係合部を互いに係合させるとともに、上記結合部材は、上記リヤフロアクロスメンバを挟んだ形で上記リヤフロアパネルとスポット溶接されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
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