JP2524720Y2 - シートベルト付脱着シートのフレーム構造 - Google Patents

シートベルト付脱着シートのフレーム構造

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JP2524720Y2
JP2524720Y2 JP999291U JP999291U JP2524720Y2 JP 2524720 Y2 JP2524720 Y2 JP 2524720Y2 JP 999291 U JP999291 U JP 999291U JP 999291 U JP999291 U JP 999291U JP 2524720 Y2 JP2524720 Y2 JP 2524720Y2
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稔 武内
勉 大河内
太志 安井
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案はシートベルトのアンカー
を有し車床側に脱着可能に取付けてなる自動車用シート
におけるシートクッションのフレーム構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の自動車用シートにおけるセカンド
シート、サードシートには図5、6に示すようなものが
ある。これはシートクッション(SC)が車床(F)か
ら脱着でき、且つシートクッション(SC)の後部にシ
ートベルト(B)…のアンカーを固定し、シートクッシ
ョン(SC)の後部と、このシートクッション(SC)
に前倒したシートバック(SB)とを、シートクッショ
ン(SC)の前部を回転中心に前方に回動させて起立状
(タンブル状態)にし、シートクッション(SC)を載
置した車床(F)の有効利用を図っている。図5、図6
において、(104)はシートクッション(SC)の後
部に固定した後部ラッチで、この後部ラッチ(104)
は車床(F)に固定した後部ストライカ(5)に着脱自
在に係合されている。図中(61)はシートクッション
(SC)の前部底面に固定した前部ラッチで、この前部
ラッチ(61)は車床に固定した前部ストライカ(7)
に着脱自在に係合され、この前部ラッチ(61)の前部
ストライカ(7)に対する係合部を中心に、前記シート
クッション(SC)の後部はタンブル状態(図6矢印方
向)に回動する。以上の前、後ラッチ(104)(6
1)はシートクッション(SC)のフレームを構成する
メインメンバー(101)に固着したブラケット(10
3)(6)に取付けられている。 【0003】以上のシートクッション(SC)のフレー
ム構造を図7に示す。図7において、図中(101)は
金属製パイプを略U字状に折曲したメインメンバーで、
このメインメンバー(101)の遊端は断面コ字状のア
フターメンバー(102)の端部に溶接され、このアフ
ターメンバー(102)とメインメンバー(101)と
の溶接部分の外側面には後部ラッチ(104)取付用の
ブラケット(103)が溶接されている。 【0004】そして、前記アフターメンバー(102)
の左、右には前記シートベルトのアンカーが取付けられ
る。このアンカーに、自動車の衝突時などシートベルト
荷重が入力されると、前記アフターメンバー(10
2)、左右のブラケット(103)(103)、メイン
メンバー(101)には夫々矢印方向の荷重が加わる。
即ち、シートベルト荷重による入力を(W1)(W2
(W3)(W4)とすると、アフターメンバー(102)
には浮き上がりの方向、左右のブラケット(103)
(103)には夫々内方に傾斜する方向、ラッチ(10
4)には前方に回動する方向、メインメンバー(10
2)には前方且つ下方に回動する方向の荷重が夫々加わ
る。図7において図中(8)は補強杆、(51)、(7
1)は車床(F)にストライカ(5)(7)を固定する
ための固定ブラケットを示す。 【0005】 【考案が解決しようとする課題】図8は、以上のシート
ベルト荷重によって変形したフレーム構造体を示し、シ
ートベルトのアンカーを固定するアフターメンバー(1
02)はその中央部が高く湾曲状に変形し、このアフタ
ーメンバー(102)と一体のブラケット(103)、
ラッチ(104)は夫々下部が内側に傾斜状にこじれ
る。そのため、車床(F)に固定したストライカ(5)
(5)に係合状態のラッチ(104)(104)が、ス
トライカ(5)(5)から脱出してシートクッション
(SC)の後部が上方に回動する虞れがある。図8にお
いて、図中(13)…はシートベルトのアンカー取付部
を示す。 【0006】斯かる不具合を除去するため、前記従来品
はフレーム構造体を構成するアフターメンバー(10
2)、メインメンバー(101)、ブラケット(10
3)(103)、ラッチ(104)(104)等をシー
トベルト荷重に耐え得るように、補強材や肉厚が厚い金
属材を使用している。そのため、シートクッションの重
量が大になり、シートクッションのタンブル、脱着操作
が行い難い不具合があった。そこで、本考案は軽量で、
前記シートベルト荷重によってラッチが車床のストライ
カから外れることのないようにすることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、メインメンバーの両遊端部側に夫々内方
に折曲した折曲部を設け、該折曲部の先端面は、前頭ア
フターメンバーの端部に対して内側に溶接し、前記ブラ
ケットはアフターメンバーの端部とメインメンバーの折
曲部とに渉って架設してなるものである。 【0008】 【作用】シートクッションのフレームにおけるラッチを
取付ける部分は、メインメンバーの折曲部、アフターメ
ンバーの端部側、ブラケットによってトラス構造によ
り、シートベルト荷重によって、変形しないため、スト
ライカに係合状態のラッチはストライカに対して直角状
態を保持する。 【0009】 【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。図1は本考案に係るシートクッション
のフレームを示し、図中(1)はアフターメンバー、
(2)はメインメンバー、(3)、(3)はラッチ取付
用のブラケット、(4)はラッチを夫々示す。前記アフ
ターメンバー(1)は金属パイプからなる管材(11)
と、この管材(11)を上部に抱持し且つ上方に開口部
を有するチャンネル材(12)とから構成され、管材
(11)はチャンネル材(12)に一体に溶接され、ま
た、管材(11)の端部(111)は図2、3に示すよ
うに、チャンネル材(12)の端部から突出し、フレー
ムの前後方向に圧潰されている。 【0010】前記メインメンバー(2)は金属製パイプ
を略コ字状に折曲させ、その両遊端側には、夫々内側に
略ハ字状に折曲させてなる折曲部(21)(21)が設
けてあり、この各折曲部(21)(21)の先端面(2
1a)は前記アフターメンバー(2)のチャンネル材
(12)に溶接されている。この溶接個所は図3に示す
ように、管材(11)に対して下方位置で、管材(1
1)に加わる前方への回転荷重をメインメンバー(2)
側に伝達してメインメンバー(2)でその荷重を有効に
負担できるように連結されている。 【0011】前記ブラケット(3)(3)は前側がメイ
ンメンバー(2)の折曲部(21)に溶接され、後側が
前記アフターメンバー(1)の端部(111)に取付け
られている。そして、このブラケット(3)にラッチ
(4)が設けてある。従って、このブラケット(3)
と、メインメンバー(2)の折曲部(21)と、アフタ
ーメンバー(1)とによってラッチ(4)を取付ける部
分が図2に示すようにトラス構造になる。図1におい
て、図7と同一符号は同一部材を示し、その説明を省略
する。 【0012】図2、図3は本考案の要部を示し、前記ブ
ラケット(3)は、メインメンバー(2)の折曲部(2
1)に溶接する取付片(31)と、この取付片(31)
の内側に溶接される二ケの挟持片(32)(33)とか
ら構成され、取付片(31)の一側縁には略メインメン
バー(2)の外径と同一の内径を有する接合部(31
a)が設け、この接合部(31a)が折曲部(21)を
嵌合して溶接される。そして、この取付片(31)の外
側面にボルト(42a)によって、ラッチ(4)が締結
される。また、挟持片(32)(33)は夫々の側縁
(32a)(33a)が溶接によって取付片(31)に
固着され、両挟持片(32)(33)間には前記アフタ
ーメンバー(1)の端部(111)が挿入され、この端
部(111)はボルト(34)、ナット(35)によっ
て、両挟持片(32)(33)に上下方向に回動自在に
軸着される。図中(31a)(31a)はブラケット
(3)におけるリクライニングデバイス取付用螺孔を示
す。 【0013】以上のラッチ(4)は車床(F)のストラ
イカ(5)に係合するラッチ本体(41)と、このラッ
チ本体(41)を挟持する二枚の支持片(42)(4
2)とから構成されている。従って、操作部材の操作に
よってラッチ本体(41)のストライカ(5)に対する
係合状態を解除すると、シートクッション(SC)の後
部は車床(F)から取り外される。 【0014】図4はシートベルト荷重が加わって、フレ
ームが変形した状態を示し、フレームを構成するアフタ
ーメンバー(1)、メインメンバー(2)は、図1の鎖
線に示すように変形し、この変形によって前記ラッチ
(4)(4)のストライカ(5)(5)に対する係合状
態を保持する。即ち、図1に示すように、シートベルト
荷重による入力(W1)(W2)(W3)(W4)によっ
て、アフターメンバー(1)、メインメンバー(2)、
ブラケット(3)(3)、ラッチ(4)に夫々矢印方向
の荷重が作用し、この荷重によってアフターメンバー
(1)、メインメンバー(2)が変形(座屈)するが、
ラッチ(4)(4)、ブラケット(3)(3)は荷重が
加わる前の形態を保持し、ラッチ(4)がストライカ
(5)から外れることがない。図中(13)(13)は
アフターメンバー(1)に設けるシートベルトのアンカ
ー取付部である。図2において、(201)又は(20
2)はメインメンバー(2)における座屈部分を示す。 【0015】 【効果】本考案はシートクッションの後部を車床に取付
けるラッチが、アフターメンバー、メインメンバーの折
曲部、ブラケットによるトラスに設けてあるため、シー
トクッションのフレームにおけるラッチの取付個所が補
強される。従って、斯かる個所はシートベルトに荷重が
加わった際にラッチに対してねじれ方向に変形すること
がないため、ラッチが車床側のストライカから外れるこ
とがない。依って、フレーム全体の構成部品を補強する
必要がないため、シートクッションの軽量化が図れ、シ
ートのタンブル、或いは脱着操作が行い易い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案のシートクッションのフレームを示す斜
視図である。 【図2】本考案の要部を一部断面して示す平面図であ
る。 【図3】本考案の要部の分解斜視図である。 【図4】本考案のフレームにシートベルトの荷重が加わ
って変形した状態の背面図である。 【図5】シートベルト付脱着シートの斜視図である。 【図6】シートベルト付脱着シートの側面図である。 【図7】従来の脱着シートクッションのフレームを示す
斜視図である。 【図8】図7のフレームがシートベルト荷重によって変
形した状態を示す背面図である。 【符号の説明】 1 アフターメンバー 2 メインメンバー 3 ブラケット 4 ラッチ 5 ストライカ 21 メインメンバーの折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安井 太志 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株 式会社 タチエス内 (56)参考文献 特開 平5−49521(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 シートベルトのアンカーを設ける略直線状のアフターメ
    ンバーと、このアフターメンバーに両遊端を固着する略
    U字状のメインメンバーからなり、前記アフターメンバ
    ーの両端にはラッチ取付用のブラケットを固定し、該ブ
    ラケットに設けたラッチを車床のストライカに着脱自在
    に係合してなる脱着シートクッションのフレームにおい
    て、前記メインメンバーの両遊端側に夫々内方に折曲し
    た折曲部を設け、該折曲部の両先端面は、前記アフター
    メンバーの両端部に対して内側に溶接し、前記ブラケッ
    トはアフターメンバーの端部とメインメンバーの折曲部
    とに渉って架設してなることを特徴とするシートベルト
    付脱着シートクッションのフレーム構造。
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