JP2587702Y2 - タンブルシートの緩衝構造 - Google Patents

タンブルシートの緩衝構造

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JP2587702Y2
JP2587702Y2 JP1991009997U JP999791U JP2587702Y2 JP 2587702 Y2 JP2587702 Y2 JP 2587702Y2 JP 1991009997 U JP1991009997 U JP 1991009997U JP 999791 U JP999791 U JP 999791U JP 2587702 Y2 JP2587702 Y2 JP 2587702Y2
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稔 武内
勉 大河内
太志 安井
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シートにおける
タンブルシート(前部を回動中心として後部が回動して
起立状態となるシートクッション)の緩衝構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】タンブルシートは、図5、6
に示す様に、前部を回動中心として後部が回動して起立
状態となるシートクッションSCで、このシートクッシ
ョンSCの後部は車床Fの後部ストライカ1、1に係脱
可能に取付けられている。尚、SBはシートバックで、
このシートバックSBはシートクッションSCに傾動可
能に装着されている。 後部ストライカ1、1には、シ
ートクッションSCの後部左、右両端に各々回動可能に
軸着した後部ラッチ11、11が解除可能に係止し、一
方、車床Fの前部ストライカ2、2にはシートクッショ
ンSCの前部左、右両端に各々回動可能に軸着した前部
ラッチ22、22が係止し、後部ラッチ11、11の後
部ストライカ1、1からの係止状態を解除すると、シー
トクッションSCは前部ストライカ2、2を回動中心と
して、シートクッションSCの後部が回動して起立状態
となる。そして、後部ストライカ11、11の前方の車
床Fには、シートクッションSCを起立状態から使用状
態に戻すために倒す際、シートクッションSCの後部の
衝撃を緩和するために、緩衝材3、3が設けられてい
る。緩衝材3、3は、シートクッションSCの後部に当
接する様に、L字状ブラケット4、4の突部4aに固設
されている。従って、後部ラッチ1、1が後部ストライ
カ11、11に係止した際には、シートクッションSC
の後部が緩衝材3、3に当接する為、シートクッション
SCの衝撃が緩和されるが、シートクッションSCが起
立状態となり、シートクッションSCり後方の空間を荷
物室として利用する際には、緩衝材3、3が車床(F)
面より上方に突出しているため荷物が引掛かり、この緩
衝材3、3によって荷物室としての利用に支障が生じて
いた。そこで、本考案は、シートクッションの後方の空
間を荷物室として利用する際、緩衝材による支障を解消
することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案に係るタンブルシ
ートの緩衝構造は、コ字状ストライカの頂部を車幅方向
に向けて両脚部を車床に固着し、このストライカに係止
するラッチを後部に有し前部を車床側に回動自在に取付
けてなるタンブルシートにおいて、タンブルシートにお
けるストライカに当接する位置に、緩衝材を固定し、該
緩衝材には前記ストライカの頂部と一方の脚部とが嵌合
される湾曲部を設けて、タンブルシートの上下、左右方
向のガタを防止することを特徴とするものである。
【0004】
【実施例】本考案に係る一実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明するが、従来構造と同一材には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0005】シートクッションSCのフレームにおける
後部ラッチ11、11を取付ける部分は、メインメンバ
ー5の両遊端部側に夫々内方に折曲した折曲部5aを設
け、この折曲部5aの両先端面はアフターメンバー6の
両端部に対して内側に溶接し、後部ラッチ11、11を
シートクッションSCに軸着するためのブラケット7は
アフターメンバー6の両端部とメインメンバー5の折曲
部5aとに渉って架設されている。アフターメンバー6
は金属パイプからなる管材6aと、この管材6aを上部
に抱持し且つ上方に開口部を有するチャンネル材6bと
から構成され、管材6aはチャンネル材6bに一体溶接
され、又、管材6aの端部6cにはチャンネル材6bか
ら突出し、この突出部はフレームの前後方向に圧潰され
ている。尚、チャンネル材6bには後部側に、シートベ
ルトのアンカーが取付けられる。
【0006】ブラケット7は、メインメンバー5の折曲
部5aに溶接する取付片71と、この取付片71の内側
に溶接される二ケの挟持片72、73とから構成され、
取付片71の一側縁にはメインメンバー5の外径と同一
の内径を有する接合部71aが設けられ、この接合部7
1aが折曲部5aに嵌合して溶接される。そして、この
取付片71の外側面にボルト11cによって、後部ラッ
チ11が締結されている。また、挟持片72、73は夫
々の側縁72a、73aが溶接によって取付片71に固
着され、両挟持片72、73間には前記アフターメンバ
ー6の端部6cが挿入され、この端部はボルト8、ナッ
ト9によって両挟持片72、73に上下方向に回動自在
に軸着される。図中、74、75はブラケット7におけ
るリクライニングデバイス取付用螺孔を示す。
【0007】以上のラッチ11は車床Fのストライカ1
に係合するラッチ本体11aと、このラッチ本体11a
を挟持する二枚の支持片11b、11bとから構成され
ている。従って、操作部材の操作によってラッチ本体1
1aのストライカ1に対する係止状態を解除すると、シ
ートクッションSCの後部は車床Fから取り外される。
【0008】前記緩衝材30はゴム、軟質合成樹脂など
でブラケット7の取付片71と一方の挟持片72とで形
成される壁内に内蔵されている。挟持片72はその下部
が上面部72bと側面部72cとでL字状に折曲形成さ
れ、緩衝材30がボルト31によって挟持片72の側面
部72cに締結されている。取付片71の下部には後部
ストライカ1が遊嵌する切欠き部71bが形成されてい
る。一方、後部ストライカは図2、3に示すようにコ字
状に形成され、その頂部1Aが車幅方向に向けて両脚部
1Bが車床に固着されている。そして、緩衝材30の下
部には図2に示すように、後部ストライカ1の頂部1A
の内側とこの頂部1A側の脚部1Bにおける上部とを嵌
合する湾曲部32が形成され、この湾曲部32が後部ス
トライカ1に密接することにより、上下及び左右方向に
生じるタンブルシートのガタを防止することができる。
また、緩衝材30は取付片71の切欠き部71bを介し
て後部ストライカ1に当接する。
【0009】従って、後部ラッチ11が後部ストライカ
1に係止した際、緩衝材30が取付片71と挟持片72
の上面部72b、側面部72cとの閉断面内に内蔵した
状態であるため、後部ストライカ1との上、下方向のガ
タ付きを、緩衝材30が吸収している。その為、後部ラ
ッチ11と後部ストライカ1との接触による異音の発生
を防止することができる。又、緩衝材30は挟持片72
に締結して取付けられているため、後部ストライカ1か
らの負荷は緩衝材30を介してアフターメンバー6に固
定した挟持片72に生じる。その為、取付片71へ生じ
る負荷が減少し、取付片71の強度が向上する。
【0010】
【効果】本考案によれば、車床側のストライカにタンブ
ルシートの緩衝材が存在しないため、従来のように、タ
ンブルシートを起立させた際、緩衝材による支障が生じ
ない。加えて、緩衝材にはコ字状ストライカの頂部と脚
部とが嵌合される湾曲部を設けているため、タンブルシ
ートにおける上下及び左右方向のガタの発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案を用いたタンブルシートにおける後部の側
面図である
【図2】図1に示すII−II線に沿う断面図である
【図3】図1に示すタンブルシートにおける後部の分解
斜視図である
【図4】本案を用いたタンブルシートの側面図である
【図5】従来構造を用いたタンブルシートの側面図であ
【図6】図5に示す緩衝材の斜視図である
【符号の説明】
SC シートクッション 1 後部ストライカ 30 緩衝材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安井 太志 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株 式会社 タチエス内 (56)参考文献 実開 平2−113526(JP,U) 実開 平2−121437(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/02 B60N 2/30 - 2/36

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コ字状ストライカの頂部を車幅方向に向
    けて両脚部を車床に固着し、このストライカに係止する
    ラッチを後部に有し前部を車床側に回動自在に取付けて
    なるタンブルシートにおいて、 タンブルシートにおけるストライカに当接する位置に、
    緩衝材を固定し、該緩衛材には前記ストライカの頂部と
    一方の脚部とが嵌合される湾曲部を設けたことを特徴と
    するタンブルシートの緩衝構造。
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JPH0650544U JPH0650544U (ja) 1994-07-12
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JP2018065535A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 シロキ工業株式会社 車両用シート

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