JP3382489B2 - スクータ型車両のシート取付け構造 - Google Patents
スクータ型車両のシート取付け構造Info
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62J1/12—Box-shaped seats; Bench-type seats, e.g. dual or twin seats
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Description
ート取付け構造の改良に関する。
取付け構造の一例を示す図であり、このスクータ型車両
200は、シート201の下方にヘルメットなどを入れ
ることのできる大型収納部を有しており、シート201
を開けて、物を出入れすることのできる車両である。シ
ート201を前端にシートヒンジを備え、前へ倒立させ
るものである。
(後部座面)とを前後に連立させた、いわゆるダブルシ
ートは細長いシートであるから、倒立させるとハンドル
カバー202やウインドスクリーン203に当る心配が
あること、シートヒンジに大きな力が掛ること、などの
不具合がある。
「スクーター型小型車両」に示される車両は、シートヒ
ンジを前端ではなく側端へ移してダブルシートを右に開
けるものである。
の第2図に示されるとおり、シートヒンジ(符号未記
入)を側端に2個取付けものであり、長大なシートには
適している。ただし、第2図ではシートヒンジはごく小
さく記載され、シートヒンジの主要部材である下部ヒン
ジ板が見えないので、この下部ヒンジ板は車体カバーの
右側面にビス又はボルトで止められているものと推定で
きる。しかし、それでは下部ヒンジ板が外から見えて見
栄えが悪いく、その様な構造は採用しにくい。
の上面に固定する構造を採用する。下部ヒンジ板は剛性
が要求されるので、比較的大きな矩形板である。後述の
図8(a)で説明するが、この様な大きな下部ヒンジ板
を収納部の縁の上面に固定すると、ヒンジの受け面が収
納部の内方へ張出し、収納部の開口面積が狭くなってし
まうことが分かった。
れのシートにおいても、全開位置のシートを閉じぬよう
にするには、手で支えるか、支え棒をセットするか、こ
れらに代る全開保持機構を設けるしかない。手で支える
ものは、片手で物の出入れを行なうことになり、何かと
不便である。支え棒は構造が単純であるが、支え棒をセ
ット、リセットすることが面倒である。また、これらに
代る全開保持機構は一般に、構造が複雑であり、スプリ
ングが露出するなどで、小型軽量のスクータ型車両には
適当とはいえない。
点及び側部ヒンジの欠点の双方を克服し得るシート取付
け構造、小型車両に好適な全開保持機構を提供するこ
とにある。
に請求項1は、ヘルメットなどを収納するための収納部
の上部開口を開閉可能なシートで塞いだスクータ型車両
において、シートヒンジをシートの前部側部に配置する
とともに平面視でヒンジ軸を車体長手軸並びに車体クロ
ス軸の双方に対して傾斜させることにより、シートを斜
め前へ開けることができるようにしたことを特徴とす
る。シートヒンジを前部側部に配置したので、車幅方向
に十分に広い後部収納部を確保することができ、シート
を斜め前に開けると後部収納部が大きく開放できるた
め、そこへ容易に大きな物を出入れできる。
点とした三角形の他の頂点に第1,第2シート施錠機構
を各々配置したことを特徴とする。シートを2箇所で施
錠できるので、施錠効果が強固になる。
体中心に配置し、その施錠爪の作動方向が車幅方向であ
り、第1シート施錠機構は、その施錠爪の作動方向が車
体前後方向であり、両者の施錠爪の作動方向をほぼ直交
させたことを特徴とする。第2シート施錠機構でシート
のセンタリングが行なえ、このセンタリングにより、シ
ート側のコ字金具を確実に第1シート施錠機構に差し入
れることができる。
ることで、第2シート施錠機構が連動して解錠できる連
動解錠機構を備えたことを特徴とする。ワンタッチで第
1.第2シート施錠機構ともに解錠できるので、解錠が
煩わしくなる心配は無い。
板と、この下部ヒンジ板にヒンジ軸を介して取付けた上
部ヒンジ板とで構成し、下部ヒンジ板に、ヒンジ軸を取
付けるピン孔及びこのピン孔を中心とした円弧溝を開
け、更にこの円弧溝の上端に下方へ窪んだポケット部を
設け、上部ヒンジ板に、円弧溝に嵌めるガイド突起を形
成するとともにヒンジ軸を通すための縦長の長孔ピン孔
を設けたことを特徴とする。
動する上部ヒンジ板のガイド突起を車体側の下部ヒンジ
板のポケット部に落とすことで、シートを開いた状態で
ロックすることができる。従来品並みのシートヒンジに
ポケット部と長孔ピン孔を付加するだけで、全開保持機
構を完成したものであり、安価で簡単なシートヒンジで
シートを全開保持させることができる。
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Lは左側、Rは右側、CLは車幅方向中央を示
す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図である。スクータ型車両1(以下、「スクータ1」と
記す。)は、クレードル型車体フレーム2と、この車体
フレーム2のヘッドパイプ3に取付けたフロントフォー
ク4と、このフロントフォーク4に取付けた前輪5並び
にフロントフェンダ6と、フロントフォーク4に連結し
たハンドル7と、車体フレーム2の各パイプで囲まれた
クレードルスペース内に配置した燃料タンク8、ラジエ
ータ用リザーブタンク9並びにラジエータ10と、クレ
ードルスペースの後方に配置し前部に水冷エンジン11
を備えたパワーユニット12と、このパワーユニット1
2の前部を車体フレーム2に取付けるためのリンク機構
13と、パワーユニット12の後端部を車体フレーム2
に懸架するためのリヤクッション14と、パワーユニッ
ト12の後部に取付けた後輪15と、車体フレーム2の
後部上部に配置したシート16と、車体フレーム2を覆
う車体カバー17とからなる。
及び前輪5の上部を覆うフロントカバー21と、このフ
ロントカバー21の後部を覆うインナカバー22と、運
転者の足を載せる低床式足載板としての左右のステップ
フロア23(この図では手前側だけを示す。以下同
じ。)と、これらステップフロア23の外縁から下方へ
延ばした左右のフロアスカート24と、これらフロアス
カート24の下縁間を覆うアンダーカバー25と、イン
ナカバー22から後方へ延ばし車体フレーム2の長手中
央を覆うセンターカバー26と、このセンターカバー2
6から後方へ延ばし車体フレーム2の後部両側面を覆う
サイドカバー27と、これらサイドカバー27の外縁か
ら下方へ延ばした左右のロアサイドカバー28と、これ
らロアサイドカバー28の後方で車体フレーム2の後端
下部を覆うリヤセンターカバー29と、このリヤセンタ
ーカバー29の上方で車体フレーム2の後端上部を覆う
リヤアッパカバー30とからなる。
カバー33と、フロントカバー21の上方でハンドル7
に固定した透明のウインドスクリーン34と、このウイ
ンドスクリーン34の前面下部に設けたカバー部材とし
てのスクリーンガーニッシュ35とを備える。インナカ
バー22は両側部に、運転者の脚部前方を覆うレッグシ
ールド22aを備える。図中、41はヘッドランプ、4
2はウインカー、43は給油用リッド、44は点火プラ
グ点検用リッド、45はメインスタンド、46はエアク
リーナ、47はリヤグリップ、48はテールランプ、4
9はリヤフェンダ、132aはシート施錠機構を解錠す
るための鍵穴である。
トとラゲージボックスと連動解錠機構とを示す斜視図で
あり、シート16は運転者のための前部座面16aと同
乗者のための後部座面16bとを前後に連立させたダブ
ルシートと称する細長いシートである。50はラゲージ
ボックスであり、図示せぬボックス下部(図9のボック
ス下部57参照)を下から重ねることで、前部収納部5
1及び後部収納部52を形成するものであり、図1のカ
バー26〜28で囲われる部材である。60はシートヒ
ンジ、100は第1シート施錠機構、120は第2シー
ト施錠機構、130は連動解錠機構である。シートヒン
ジ60、第1・第2シート施錠機構100,120の構
造は後述する。
にキー131を差込んで回転させることのできるレバー
132を保持するシリンダ133と、前記レバー132
と第1シート施錠機構100とを連結する第1ワイヤ1
35と、第1シート施錠機構100と第2シート施錠機
構120とを連結する第2ワイヤ136とからなる。
ラゲージボックスの平面図である。ラゲージボックス5
は上述したとおりに、前部収納部51と後部収納部52
を形成する部材であり、前右隅(前部右側部。方向は運
転者を基準とする。)に下部ヒンジ板61を取付けるた
めの張出し部53を備え、エンジン点検孔54(通常は
図示せぬリッドで塞ぐ。)を備え、後部に第2ワイヤ1
36を収納するための凹溝55、中央左側に小さな開口
56を備えたものである。前部収納部51は浅く、後部
収納部52は深く大きな収納部である。シート16に
は、第1コ字金具58と第2コ字金具59とを取付けた
が、第1コ字金具58は車幅方向に延び、第2コ字金具
59は車体長手方向(車体前後方向)に延び、互いに直
交させたことを特徴とする。
視図である。シートヒンジ60の下部ヒンジ板61は、
ボルト孔62a,62bを有する底板63の前後から前
壁64,後壁65を折り曲げ形成し、前壁64にピン孔
66、後壁65にピン孔67並びにこのピン孔67を中
心とした円弧溝68及びこの円弧溝68の上端に下方へ
窪ませたポケット部69を形成したものである。
・・・(1個は不図示)を有する天板73の前後から前片
74,後片75を折り曲げ形成し、前片74にピン孔7
6、後片75に長孔ピン孔77並びに前記円弧溝68に
嵌合させるガイド突起78を設け、更に天板73にばね
掛け部79を折り曲げ形成したものである。前記長孔ピ
ン孔77はほぼガイド突起78に向って伸びた長孔であ
る。
の手前に後片75を重ね、ピン孔66,76,77,6
7を連通させつつヒンジ軸81を通し、ヒンジ軸81の
前端及び後端を潰してヒンジ軸81の抜け止めを図り、
引張りばね83をヒンジ軸81とばね掛け部79に掛け
渡すことでシートヒンジ60の組立てを完了する。すな
わち、シートヒンジ60は、下部ヒンジ板61と、ヒン
ジ軸62と、上部ヒンジ板71と、引張りばね83とを
組合わせたものである。
ヒンジの作用説明図であり、前から見た断面図に相当す
る。なお、下部ヒンジ板65はボルトにて取外し可能に
ヒンジブラケット91に、また上部ヒンジ板75はナッ
トにて取外し可能にシート16側に取付けたことを示
す。(a)は中開状態のシートヒンジ60を示し、ガイ
ド突起78が円弧溝68の途中にある。(b)は全開状
態のシートヒンジ60を示し、ガイド突起78が円弧溝
68の上端に至り、且つポケット部69に落込んでいる
ことを示す。なお、ヒンジ軸81は奥の後壁65で位置
決めされており、ガイド突起78がポケット部69に落
込んだことで、手前の後片75が下へずれる。この上下
動を妨げないように、後片75のピン孔を長孔ピン孔7
7にしたことを特徴とする。すなわち、ポケット部69
にガイド突起78が落込み、引張りばね83の引き力に
シートの自重を加えた力が作用するため、ガイド突起7
8に水平力が作用しても簡単にはポケット部69から外
れる心配が無く、シート16は全開状態で保持されるこ
とになる。
す図であり、図の状態でシート16は保持されており、
この状態で矢印のごとく物の出入れができる。図5
(b)で述べたとおりに、シートの自重と引張りばね8
3の引き力とでガイド突起78をポケット部69に落と
し込むことにしたので、引張りばね83の引張り作用は
小さくてよく、引張りばね83を大きくする必要が無
い。図6では手前の前壁64及び前片74を断面図の関
係で図示しなかったが、この前片74の陰に引張りばね
83を納めることができ、見栄えがよくなる。このよう
に、従来品並みのシートヒンジにポケット部69と長孔
ピン孔77を付加するだけで、全開保持機構を完成した
ものであり、安価で簡単なシートヒンジ60でシート1
6を全開保持させることができる。
の比較説明図である。(a)は従来の右開きシート20
5を示し、車幅方向中央CLからシートヒンジ206,
206までの距離LLは比較的大きい。(b)は本発明
の斜め開きシート16を示し、車幅方向中央CLからシ
ートヒンジ60までの距離Lは小さい。シートの重量×
距離L(又はLL)がシート開放モーメントであるか
ら、本発明のシート16は小さなモーメントで開けるこ
とができる。
の比較説明図である。(a)は従来の右開きシート20
5を示し、前後に2個配置したシートヒンジ206,2
06が車幅方向中央CL側へ大きく張出すため、収納部
207がやや狭くなる。細長いものを収納するには差支
えないが、大きな物を収納するには支障が出易い構造で
あるといえる。(b)は本発明の斜め開きシート16を
示し、シート16を開けると後部収納部52が大きく開
放され、その反面、前部収納部51は僅かに開放される
ことになる。そこで、本実施例では、前部収納部51を
浅く、後部収納部52を深くした。この結果、前部収納
部51に小物を入れ、後部収納部52に大物を入れるこ
とができ、(a)に比較して大物の収納性が高まる。
フレームの側面図であり、車体フレーム2に、ラゲージ
ボックス50を上から取付け、シート16を載せた状態
を示す。57はボックス下部であり、この部分が後部収
納部52に相当する。更に、車体フレーム2の後部にブ
ラケット85を介して門型ステー86を取付けたことを
示す。
体フレームの平面図であり、前記門型ステー86は左右
の脚87,87の上に矩形のブリッジ板88を渡し、こ
のブリッジ板88に図1に示したリヤグリップ47やリ
ヤアッパカバー30を取付けるが、さらに、ブリッジ板
88の前縁から左右2個のピース89,89を突出させ
たことを示す。
り、前記シートヒンジ60をボルト止めするための部材
である。92は第1シートキャッチャブラケットであ
り、第1シート施錠機構100を取付けるための部材で
ある。そして、前記ピース89,89には第2シート施
錠機構120を取付ける。この結果、第1シート施錠機
構100の施錠爪104(図11参照)の開閉方向は車
体長手方向となり、第2シート施錠機構120の施錠爪
124(図13参照)の開閉方向は車幅方向となる。
ット91を三角形Tの頂点としたときに、他の頂点に第
1・第2シート施錠機構100,120を配置したこと
をも示す。
の詳しい構造は後述するが、車幅方向中央CLに配置し
た第2シート施錠機構110で図示せぬシートのセンタ
リング(車幅方向位置決め)を実施すれば、第1シート
施錠機構100へシート16のコ字金具58(図2参
照)を円滑に差込むことができる。
の正面図である。第1シート施錠機構100は、U溝1
01を備えたハウジング102と、このハウジング10
2にピン103を介して回転可能に取付けた施錠爪10
4と、この施錠爪104を「解錠」方向へ付勢する引張
りばね105と、前記ハウジング102にピン106を
介して回転可能に取付けた中継アーム108とからな
る。施錠爪104及び中継アーム108の形状を次図で
説明する。なお、車体フレーム2に設けた第1シートキ
ャッチャブラケット92にボルトにて取付けた第1シー
ト施錠機構100の上に、ラゲージボックス50を載
せ、ボルトで固定する構造を採用した。
ト施錠機構の作用説明図である。(a)において、施錠
爪104は上爪109と下爪110を「ヲ」字形に備
え、また、中継アーム108は下端に第1ワイヤ135
の後端を取付け、上端に第2ワイヤ136の先端を取付
ける部材であり、ピン106の近傍に凸部111及び凹
部112を備え、さらに施錠爪104が図時計廻りに、
中継アーム108が反時計廻りに回転するように両者を
引張りばね105で結んだものである。
上爪109にコ字金具58が掛っているとする。この状
態から第1ワイヤ135にて中継アーム108を時計方
向へ廻すと、凸部111が下って下爪110から外れ
る。施錠爪104は引張りばね105の作用で常に時計
方向に廻ろうとするので、下爪110は凹部112に沿
って上昇する。(b)は解錠状態を示し、大きく施錠爪
104が時計方向に廻り、上爪109がU溝101から
外れる。これで、解錠状態となる。同時に、時計方向に
廻った中継アーム108は、第2ワイヤ136を引く。
の背面図であり、第2シート施錠機構120は、U溝1
21を備えたハウジング122と、このハウジング12
2にピン123を介して回転可能に取付けた施錠爪12
4と、この施錠爪124を施錠方向へ付勢するトーショ
ンばね125とからなる。第2ワイヤ136で施錠爪1
24を図右へ引くことで、施錠爪124は解錠方向へ回
転する。
単な構造の物であり、且つ門型ステー86のピース8
9,89にボルト126,126で取付けるだけである
から、取付け構造も極めて簡単である。
3に差込んで捩ることにより、第1ワイヤ135を介し
て第1シート施錠機構100を解錠するとともに、連動
してワイヤ136を介して第2シート施錠機構120を
解錠することができ、シート施錠機構100,120が
2ヶ所あるにも拘らず、ワンタッチで解錠することがで
きる。
長いシートで説明したが、一人乗り用シートに本発明を
適用してもよいことは勿論である。
する。請求項1は、ヘルメットなどを収納するための収
納部の上部開口を開閉可能なシートで塞いだスクータ型
車両において、シートヒンジをシートの前部側部に配置
するとともに平面視でヒンジ軸を車体長手軸並びに車体
クロス軸の双方に対して傾斜させることにより、シート
を斜め前へ開けることができるようにしたことを特徴と
する。シートヒンジを前部側部に配置したので、車幅方
向に十分に広い後部収納部を確保することができ、シー
トを斜め前に開けると後部収納部が大きく開放できるた
め、そこへ容易に大きな物を出入れできる。
点とした三角形の他の頂点に第1,第2シート施錠機構
を各々配置したことを特徴とする。2箇所で施錠できる
ので、施錠効果が強固になる。
体中心に配置し、その施錠爪の作動方向が車幅方向であ
り、第1シート施錠機構は、その施錠爪の作動方向が車
体前後方向であり、両者の施錠爪の作動方向をほぼ直交
させたことを特徴とする。第2シート施錠機構でシート
のセンタリングが行なえ、このセンタリングにより、シ
ート側のコ字金具を確実に第1シート施錠機構に差し入
れることができる。
ることで、第2シート施錠機構が連動して解錠できる連
動解錠機構を備えたことを特徴とする。ワンタッチで第
1.第2シート施錠機構ともに解錠できるので、解錠が
煩わしくなる心配は無い。
板と、この下部ヒンジ板にヒンジ軸を介して取付けた上
部ヒンジ板とで構成し、下部ヒンジ板に、ヒンジ軸を取
付けるピン孔及びこのピン孔を中心とした円弧溝を開
け、更にこの円弧溝の上端に下方へ窪んだポケット部を
設け、上部ヒンジ板に、円弧溝に嵌めるガイド突起を形
成するとともにヒンジ軸を通すための縦長の長孔ピン孔
を設けたことを特徴とする。
動する上部ヒンジ板のガイド突起を車体側の下部ヒンジ
板のポケット部に落とすことで、シートを開いた状態で
ロックすることができる。従来品並みのシートヒンジに
ポケット部と長孔ピン孔を付加するだけで、全開保持機
構を完成したものであり、安価で簡単なシートヒンジで
シートを全開保持させることができる。
ジボックスと連動解錠機構とを示す斜視図
ックスの平面図
側面図
の平面図
一例を示す図
ジ、61…下部ヒンジ板、66,67,76…ピン孔、
68…円弧溝、69…ポケット部、71…上部ヒンジ
板、77…長孔ピン孔、78…ポケット部、81…ヒン
ジ軸、83…引張りばね、T…三角形。
Claims (5)
- 【請求項1】 ヘルメットなどを収納するための収納部
の上部開口を開閉可能なシートで塞いだスクータ型車両
において、シートヒンジをシートの前部側部に配置する
とともに平面視でヒンジ軸を車体長手軸並びに車体クロ
ス軸の双方に対して傾斜させることにより、シートを斜
め前へ開けることができるようにしたことを特徴とする
スクータ型車両のシート取付け構造。 - 【請求項2】 平面視で、前記シートヒンジを頂点とし
た三角形の他の頂点に第1,第2シート施錠機構を各々
配置し、シートを2箇所で施錠することを特徴とした請
求項1記載のスクータ型車両のシート取付け構造。 - 【請求項3】 前記第2シート施錠機構は、車体中心に
配置し、その施錠爪の作動方向が車幅方向であり、前記
第1シート施錠機構は、その施錠爪の作動方向が車体前
後方向であり、両者の施錠爪の作動方向をほぼ直交させ
たことを特徴とする請求項2記載のスクータ型車両のシ
ート取付け構造。 - 【請求項4】 前記第1シート施錠機構を解錠すること
で、第2シート施錠機構が連動して解錠できる連動解錠
機構を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項
3記載のスクータ型車両のシート取付け構造。 - 【請求項5】 前記シートヒンジを、下部ヒンジ板と、
この下部ヒンジ板にヒンジ軸を介して取付けた上部ヒン
ジ板とで構成し、 下部ヒンジ板に、ヒンジ軸を取付けるピン孔及びこのピ
ン孔を中心とした円弧溝を開け、更にこの円弧溝の上端
に下方へ窪んだポケット部を設け、 上部ヒンジ板に、前記円弧溝に嵌めるガイド突起を形成
するとともにヒンジ軸を通すための縦長の長孔ピン孔を
設け、 シートを開けたときに、シートとともに移動する上部ヒ
ンジ板のガイド突起を車体側の下部ヒンジ板のポケット
部に落とすことで、シートを開いた状態でロックするこ
とができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
スクータ型車両のシート取付け構造。
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CNB011330023A CN1165445C (zh) | 1997-01-21 | 1998-01-20 | 小型摩托车的物品贮存结构 |
CN98104332A CN1083366C (zh) | 1997-01-21 | 1998-01-20 | 小型摩托车的座位安装结构 |
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