JP2539986Y2 - 自動二輪車の物品収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、物品収納ボックスがシート前方に配置され
た自動二輪車において、同物品収納ボックスの構造に関
する。

従来技術 この種の自動二輪車は、通常燃料タンクを配していた
シート前方を物品収納ボックスとしたものであり、上下
に開閉する蓋部材を有している。

同蓋部材は物品収納ボックスの前端または後端のいず
れかにおいてヒンジで枢支され上下に揺動して開閉する
ものである。

解決しようとする課題 車体からの振動により蓋部材が共振すると、騒音が発
生したり、車体と蓋部材との接触部分を傷めたりすると
ともに、取付強度が十分でないと緩みを生じたりする。

また前記ヒンジは物品収納ボックスの内側に露出して
おり、蓋部材を開いたときの外観性が良くない。

本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的と
する処は、蓋部材の共振を抑え、十分な取付強度を確保
できる蓋部材開口時の外観性に優れた物品収納装置を供
する点にある。

課題を解決するための手段および作用 上記目的を達成するために、本考案は、シート前方に
物品収納ボックスを配置した自動二輪車において、前記
物品収納ボックスの蓋部材を同物品収納ボックスの端部
にヒンジを介して開閉自在に設け、前記ヒンジ部と前記
物品収納ボックスを車体フレームに共締めし、前記ヒン
ジ部を内側から遮蔽する遮蔽壁を 前記物品収納ボックスに立設し、前記ヒンジ部と前記
蓋部材の内面との間にラバープレートを介装し、前記ラ
バープレートは前記ヒンジ部から前記蓋部材の前部に設
けたロック部に亘って該蓋部材の内面に貼着されている
自動二輪車の物品収納装置とした。

物品収納ボックスの蓋部材の車体との連結部分である
ヒンジ部と前端ロック部およびその間に亘ってラバープ
レートが蓋部材の内面に貼着されているので、車体から
の振動による蓋部材の共振を有効に抑えることができ
る。

またヒンジ部と物品収納ボックスを車体フレームに共
締めするので、取付部材の部品点数を削減できるととも
に、ヒンジ部を車体フレームに固定するため、十分な取
付強度を容易に確保することができる。

遮蔽壁がヒンジ部を内側から遮蔽しているので、蓋部
材を開いたときでも、ヒンジ部が露出せず外観性に優れ
ている。

実施例 以下第１図ないし第９図に図示した本考案に係る一実
施例について説明する。

第１図は本実施例の自動二輪車の概略側面図であり第
２図は同平面図、第３図は車体フレーム１の全体斜視図
である。

車体フレーム１は、ヘッドパイプ２から後方へ若干斜
め下向きにメインパイプ３が左右に分かれて延出してお
り、その両後端部にボトムプレート４が接合して屈曲し
て下方向へ向いている。

左右一対のメインパイプ３の後部寄りからさらに後方
へ若干斜め下向きに一対のシートパイプ５が延びてお
り、ボトムプレート４の屈曲部から後方へ突出したブラ
ケット間に架設されたクロスパイプ4aとシートパイプ５
の後部との間にロワーパイプ６が架設されて、シートパ
イプ５を補強している。

ヘッドパイプ２と左右のメインパイプ３との接合部間
にはアッパーガゼットを兼ねるボックス前部取付用ブラ
ケット８とロアーガゼット3aが架設され、ロアーガゼッ
ト3aから下方へダウンパイプ７が延出している。

左右のシートパイプ５の間には、メインパイプ３との
接合部近傍にボックス後部取付用ブラケット９が架設さ
れ、その若干後方にタンク前部取付用ブラケット10が並
設され、さらに後方にクロスメンバー11が、そして後端
にはタンク後部取付用ブラケット12が架設されている。

なおロワーパイプ６の後端でシートパイプ５との接合
部分にコ字状に屈曲されて取付けられているのはロアー
グリップ6aである。

以上のような車体フレーム１において、２サイクルの
エンジン20は、前方上方に単気筒による気筒部を起設し
た姿勢で、左右のボトムプレート４およびダウンパイプ
７によって懸架されている。

同エンジン20の気筒部右側方の前方にリザーブタンク
21が配設され、さらにその前方にラジエータ22が、また
その左側にオイルタンク23が配設されている。

エンジン20の気筒部後方にはエアクリーナ24が配設さ
れ、エアクリーナ24とエンジン20の気筒部とを気化器25
を介して接続している。

エンジン20からは排気管27が前方に延出し、エンジン
20の下へ湾曲して後方へ延びている。

そしてエンジン20の上方で左右のメインパイプ３間の
空間に収納ボックス30がメインパイプ３および前後の取
付用ブラケット8,9に支持されて設けられている。

収納ボックス30は、ヘルメット28等大きな荷物を収納
する本体部31のほかに、本体部31の後方上部にツールボ
ックス32が備えられ、本体部31の底面の左側下方に連続
して上方に開口するバッテリボックス33およびその後方
にヒューズボックス34を備えて、樹脂で一体成形されて
いる。

バッテリボックス33はエンジン20の気筒部の左側に位
置しバッテリ26が収納される。

この収納ボックス30の上面開口は、左右のメインパイ
プ３間に形成される空間に略対応した形状をしており、
その開口縁外周に全周に亘ってフランジ36が形成されて
おり、このフランジ36の左右側部は前半がメインパイプ
３の上面に沿い、後半がシートパイプ５に対して上方へ
離間して平行に沿う形状をしている。

フランジ36は、その前部と側部に上方へ開口した溝条
36aが形成され、同溝条36aにシールラバー37が埋設され
て蓋部材70との合わせ目のシールを行なう。

またボックス本体部31の底面には、左右に開口するバ
ッテリボックス33およびヒューズボックス34と点火プラ
グ点検用の開口部を塞ぐためのメンテナンスリッド38が
設けられる。

このメンテナンスリッド38は、その後端縁に突設され
た係止片38aをボックス本体部31の底面開口31aに差し込
み係合するとともに、取付孔38bをビス39により止着す
るようになっている。

一方、収納ボックス30の後部に設けられるツールボッ
クス32は本体部31との仕切壁32aと後記するヒンジを覆
う遮蔽壁35の間に形成されている。

以上の収納ボックス30は、フランジ36の前後端に取付
片40,41が形成されており、車体フレーム１側のボック
ス取付用ブラケット8,9に対し、プレート42およびマウ
ントラバー43をそれぞれ介してボルト・ナット結合によ
り取り付けられる。

かかる収納ボックス30の後方で左右のシートパイプ５
の間の空間に燃料タンク80が配設されており、燃料タン
ク80をリヤカウリング13が覆っている。

リヤカウリング13は燃料タンク80の形状に沿って後側
が高くなっており、その高台部分13aと収納ボックス30
との間にシート14がリヤカウリング13に設けられてい
る。

リヤカウリング13の同高台部分13aの上方にはリヤカ
ウリング13を貫通する支柱パイプ81に連結されてキャリ
ヤ82が燃料タンク80と一体に設けられている。

一方ヘッドパイプ２に操向自在に支持されたフロント
フォーク15には前輪16が軸支され、ボトムプレート４に
先端を枢支されたスイングアーム17の後端に後輪18が軸
支されている。

なおヘッドパイプ２前方およびエンジン20等の機器の
左右側方はフルカウリング19で覆われる。

収納ボックス30が取付けられるボックス前部取付用ブ
ラケット８にはさらに第５図に示すロック機構44がその
ロック用ステイ45をボルト・ナットにより結合されて取
り付けられている。

ロック用ステイ45には係止爪46aを備えるロックプレ
ート46が枢着されるとともに、ロック用ステイ45とロッ
クプレート46間に引張ばね47が架設され、ロック方向に
ロックプレート46を付勢している。

一方メインパイプ３側部に下方に突出して設けられた
カウリング支持ステイ3b（第３図参照）の一方にホルダ
48、板ばね49、カバー50およびキーシリンダ51が組付け
られており、板ばね49を介してキーシリンダ51に一端を
接続されているロック解除用ケーブル52が前記ロック機
構44に至り、他端がロックプレート46に接続されてい
る。

キーシリンダ51はイグニッションキー53により回動操
作されロック解除用ケーブル52を介してロックプレート
46を引張ばね47に抗して回動してロックプレート46の係
止爪46aを引込めることができる。

一方ボックス後部取付用ブラケット９には、２段モー
ションのヒンジ機構60が収納ボックス30とともに取付け
られる。

ボックス後部取付用ブラケット９は左右のシートパイ
プ５間にブリッジ状に架設され、その左右端に一対の取
付孔9aが、その内側に一対の円孔9bが穿設されていて
（第３図参照）、前記ボックス取付用プレート２の左右
に突設されたボルト42aがブラケット９の外側の取付孔9
aに下側から貫挿され、突出したボルト42aにマウントラ
バー43の左右円孔43aを嵌合させ、その際マウントラバ
ー43の下面に突設された一対の突出部43bがブラケット
９の内側の円孔9bに嵌まりかつプレート42に設けられた
円孔42bに嵌合して位置決めがなされる（第５図参
照）。

こうしてブラケット９の上に添設されたマウントラバ
ー43の上に収納ボックス30の後端取付片41が載せられ、
同取付片41に穿設された一対の円孔41aを、マウントラ
バー43の円孔43aを貫通したボルト42aがさらに貫通して
上方へ突出して、取付片41上に配設されるヒンジ機構60
のヒンジ用ステイ61の左右下端取付片に設けられた取付
孔61bを前記突出したボルト42aが貫通し、その端部にナ
ット54が螺着される（第９図参照）。

したがってヒンジ用ステイ61は、ボルト42aとナット5
4によりマウントラバー43を介して収納ボックス30とと
もにボックス後部取付用ブラケット９に共締めされる。

したがって取付部材の部品点数が削減されている。

またヒンジ用ステイ61は車体フレーム１のボックス用
ブラケット９に固定されるので、取付強度は十分確保さ
れる。

ヒンジ用ステイ61の前端縁は遮蔽壁35に沿って当接し
ており、遮蔽壁35の後方に突設された一対の側壁35aは
ヒンジ用ステイ61の左右側板の内側に嵌まりヒンジ用ス
テイ61を確固として収納ボックス30の後端41に固定す
る。

第７図、第９図および第10図に示すようにヒンジ機構
60は、ヒンジ用ステイ61にポップアップ用プレート62が
支軸63に枢支されて内側に設けられ、ヒンジ用ステイ61
の側壁に穿設された若干縦長の短孔61aにポップアップ
用プレート62の側壁を貫通突設された係合ピン62aが遊
嵌され、ポップアップ用プレート62は短孔61aに規制さ
れて係合ピン62aが動ける範囲で揺動できる。

ヒンジ用ステイ61とポップアップ用プレート62との間
には引張ばね64が介装されてポップアップ用プレート62
を一方向（第９図で時計方向）に付勢している。

そしてヒンジ用ステイ61の外側にやはり支軸63に軸支
されてヒンジプレート65が支持されており、同ヒンジプ
レート65の外側壁に略円弧状をなして穿設された長孔65
aに、前記ポップアップ用プレート62に突設された係合
ピン62aが遊嵌している。

第９図はヒンジプレート65がポップアップした状態を
示しており、引張ばね64によってポップアップ用プレー
ト62は時計回りに力を受けて係合ピン62aがヒンジ用ス
テイ61の短孔61aの上端に当接する位置で停止させられ
るとともに係合ピン62aはヒンジプレート65を、その長
孔65aの上端に係合して上方へ若干押し上げてポップア
ップ状態としている。

同状態では、係合ピン62aはヒンジプレート65の長孔6
5aの上端に係合しているので、ヒンジプレート65はさら
に時計方向への回動は自由にできる。

逆に反時計方向への回動は、長孔65aの上端に係合し
た係合ピン62aを引張ばね64に抗して押し下げることに
なり若干の抵抗があるが、係合ピン62aがヒンジ用ステ
イ61の短孔61aの下端に至るまでの僅かな角度回動可能
である。

収納ボックス30の上方を蓋う蓋部材70は、樹脂成形品
で上方へ膨出して下側周縁部70aが収納ボックス30の外
周フランジ36に設けられた溝条36aに嵌合する形状をし
ており、同蓋部材70後壁に形成された凹部70bに内側か
らヒンジプレート65がボルト・ナット71により結合され
ている。

なお蓋部材70の凹部70bは外側からパッド72が嵌め込
まれてボルト・ナット71による結合部を隠し見映えをよ
くしている。

蓋部材70の前壁にはストライカ73がその基端部を内側
からボルト・ナット74によって固着され、短形孔をなす
係合部73aを下方に延出していて、同係合部73aは車体フ
レーム１側のロック機構44のロックプレート46の係合爪
46aと対応する。

前記ヒンジ機構60がホップアップ状態にあるときはヒ
ンジプレート65とともに蓋部材70も若干上方へ回動して
おり、ロック機構44はロック状態になく、蓋部材70はさ
ら上方へ揺動して容易に開くことができる。

ポップアップ状態より逆に蓋部材70を下方へ押し下げ
ると、引張ばね64による若干の抵抗を受けるが、蓋部材
70は下方へ若干揺動して蓋部材70の下側周縁部70aが収
納ボックス30の溝条36aに嵌まりシールラバー37を押圧
してシールするとともに、蓋部材70の前端のストライカ
73の係合部73aが車体フレーム１側のロックプレート46
の係止爪46aに係止してロック状態とする。

イグニッションキー53をキーシリンダ51に差し込み回
動して、ロック解除用ケーブル52を介してロックプレー
ト46の係止爪46aを引込めると、ヒンジ機構60の引張ば
ね64により蓋部材70がホップアップし、ロック解除され
て以後は自由に開らくことができる。

蓋部材70の内側には、帯状のラバープレート75が中央
を前後方向に亘り内張りされている。

ラバープレート75の前端はストライカ73とともにボル
ト・ナット74によって共締めされ、後端はヒンジプレー
ト65とともにボルト・ナット71によって共締めされて、
ロック部とヒンジ部を結んで架設され中央の幅広部分75
a等は蓋部材70裏面に接着されている。

このラバープレート75により蓋部材70の上面の共鳴を
防止し、中央幅広部分75aで蓋部材70の振動を押えると
ともにヘルメットが収納された場合にヘルメットと蓋部
材70との干渉による傷の発生を防止することができる。

また蓋部材70の内側には、最も横幅の大きい箇所に補
強部材76が左右に一対設けられている。

補強部材76は長尺で断面がコ字状かつ外側に耳部76a
が形成されたもので、蓋部材70の裏面に中央近傍から下
側縁の途中まで裏面に沿って延び、耳部76aが溶接され
てチャンネル状をなして蓋部材70を補強している。

また第４図に示すように補強部材76は、その蓋部材70
の内側に突出した部分の一部が下端部からさらに下方に
延出してガイド片76bを形成して、同ガイド片76bは下方
にいくにしたがい若干内側へ湾曲している。

一方収納ボックス30の開口周縁部のうち前部と後部仕
切り壁32aは特に上方へ突出しており、その前部突出壁3
0aは前部から左右側部にかけて形成されており、その後
端近傍が前記蓋部材70側のガイド片76bに対応し、第４
図に示すように蓋部材70を閉めるときに、左右のガイド
片76bがそれぞれ収納ボックス30側の突出壁30aの内側に
入り摺接することにより、蓋部材70は正確な中央位置に
案内されながら閉められる。

したがって蓋部材70の下側周縁部70aが収納ボックス3
0の外周フランジ36に設けられた溝条36aに正確に嵌ま
り、前記ロック機構44が確実に働らく。

ところで収納ボックス30の後部に設けられたツールボ
ックス32を構成するところの遮蔽壁35は、ヒンジ用ステ
イ61の前端縁に沿って斜め上方へ延びヒンジ用ステイ61
の上端を越えるまで上方へ延出されてヒンジ機構60を覆
っている。

蓋部材70を完全に開らききった状態で蓋部材70の下端
周縁部70aを含む面は遮蔽壁35の上端に略一致するので
（第１図参照）、蓋部材70を開いた状態でヒンジ機構60
は前方を遮蔽壁35で遮蔽され、後方は大きく蓋部材70に
よって覆われた状態にあり、しかも前壁35aは後方へ斜
め上向きに立設されているので概ね上方も覆われている
とみることができ、よって蓋部材70を開いたときでも、
ヒンジ部が見えず外観性を良くしている。

考案の効果 本考案は、ヒンジ部とロック部およびその間に亘って
ラバープレートが蓋部材の内面に貼着されているので、
車体からの振動による蓋部材の共振を有効に抑えること
ができる。

またヒンジ部と物品収納ボックスを車体フレームに共
締めするので、取付部材の部品点数を削減できるととも
に、ヒンジ部の十分な取付強度を確保することができ
る。

さらにヒンジ部を収納ボックスの内側から遮蔽する遮
蔽部材を設けたことで、蓋部材を開いたときの外観性を
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る一実施例の自動二輪車の全体概略
側面図、第２図は同平面図、第３図は車体フレームの全
体斜視図、第４図は第１図におけるIV−IV断面図、第５
図は収納ボックスおよびロック機構の分解斜視図、第６
図は収納ボックスの平面図、第７図は蓋部材およびヒン
ジ機構等の分解斜視図、第８図は蓋部材の裏面図、第９
図は蓋部材の一部を断面とした要部側面図、第10図は第
９図におけるヒンジ部のＸ−Ｘ断面図である。 １……車体フレーム、２……ヘッドパイプ、３……メイ
ンパイプ、４……ボトムプレート、５……シートパイ
プ、６……ロワーパイプ、７……ダウンパイプ、８……
ボックス前部取付用ブラケット、９……ボックス後部取
付用ブラケット、10……タンク前部取付用ブラケット、
11……クロスメンバー、12……タンク後部取付用ブラケ
ット、13……リヤカウリング、14……シート、15……フ
ロントフォーク、16……前輪、17……スイングアーム、
18……後輪、19……フルカウリング、20……エンジン、
21……リザーブタンク、22……ラジエータ、23……オイ
ルタンク、24……エアクリーナ、25……気化器、26……
バッテリ、27……排気管、28……ヘルメット、30……収
納ボックス、31……本体部、32……ツールボックス、33
……バッテリボックス、34……ヒューズボックス、35…
…遮蔽壁、36……フランジ、37……シールラバー、38…
…メンテナンスリッド、39……ビス、40,41……取付
片、42……プレート、43……マウントラバー、44……ロ
ック機構、45……ロック用ステイ、46……ロックプレー
ト、47……引張ばね、48……ホルダ、49……板ばね、50
……カバー、51……キーシリンダ、52……ロック解除用
ケーブル、53……イグニッションキー、54……ナット、
60……ヒンジ機構、61……ヒンジ用ステイ、62……ポッ
プアップ用プレート、63……支軸、64……引張ばね、65
……ヒンジプレート、70……蓋部材、71……ボルト・ナ
ット、72……パッド、73……ストラスカ、74……ボルト
・ナット、75……ラバープレート、76……補強部材、80
……燃料タンク、81……支柱パイプ、82……キャリヤ。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】シート前方に物品収納ボックスを配置した
   自動二輪車において、前記物品収納ボックスの蓋部材を
   同物品収納ボックスの端部にヒンジを介して開閉自在に
   設け、前記ヒンジ部と前記物品収納ボックスを車体フレ
   ームに共締めし、前記ヒンジ部を内側から遮蔽する遮蔽
   壁を前記物品収納ボックスに立設し、前記ヒンジ部と前
   記蓋部材の内面との間にラバープレートを介装し、前記
   ラバープレートは前記ヒンジ部から前記蓋部材の前部に
   設けたロック部に亘って該蓋部材の内面に貼着されてい
   ることを特徴とする自動二輪車の物品収納装置。