JPH062831Y2 - 車両用シートのクッションロック装置 - Google Patents
車両用シートのクッションロック装置Info
- Publication number
- JPH062831Y2 JPH062831Y2 JP3232489U JP3232489U JPH062831Y2 JP H062831 Y2 JPH062831 Y2 JP H062831Y2 JP 3232489 U JP3232489 U JP 3232489U JP 3232489 U JP3232489 U JP 3232489U JP H062831 Y2 JPH062831 Y2 JP H062831Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat cushion
- striker
- cushion
- seat belt
- Prior art date
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車両用シートのクッションロック装置に関
する。
する。
従来の技術 車両用シートの中には、例えば実開昭59−11073
3号公報に示されているように、後端が跳ね上げ可能な
シートクッションを車体フロアに対して係脱するシート
クッションロック機構と、シートベルトからクッション
フレームに対して大荷重入力が作用した場合にシートク
ッションの前方変位を利用してシートクッションを車体
フロアにロックする強制ロック機構とを有する構造のも
のがある。
3号公報に示されているように、後端が跳ね上げ可能な
シートクッションを車体フロアに対して係脱するシート
クッションロック機構と、シートベルトからクッション
フレームに対して大荷重入力が作用した場合にシートク
ッションの前方変位を利用してシートクッションを車体
フロアにロックする強制ロック機構とを有する構造のも
のがある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来のシート装置にあっては、シートロ
ック機構と強制ロック機構とが別々に設定されている
為、シートクッションと車体フロアとの間に設ける部品
点数が多大となり、取付工数的にもコスト的にも不利と
いう問題があったし、また、シートクッションの裏面側
や車体フロア面からの突出部材や穴が増えてしまい、シ
ート跳ね上げ時に見栄えが悪くなったり障害物となって
しまうという問題点があった。
ック機構と強制ロック機構とが別々に設定されている
為、シートクッションと車体フロアとの間に設ける部品
点数が多大となり、取付工数的にもコスト的にも不利と
いう問題があったし、また、シートクッションの裏面側
や車体フロア面からの突出部材や穴が増えてしまい、シ
ート跳ね上げ時に見栄えが悪くなったり障害物となって
しまうという問題点があった。
これに対し、第8図に示すように、シートクッションに
設けられたクッションフレーム1にシートベルト2のシ
ートベルトアンカブラケット3がボルト4により固定さ
れ、クッションフレーム1にはロック部材5が揺動可能
に支持され、補強材6によって強度剛性が高められたク
ッションフレーム1の下面にロック穴7が形成され、車
体フロアに取り付けられロック穴7を貫通したストライ
カ8がロック部材5に係合可能にされた構造のものがあ
る。
設けられたクッションフレーム1にシートベルト2のシ
ートベルトアンカブラケット3がボルト4により固定さ
れ、クッションフレーム1にはロック部材5が揺動可能
に支持され、補強材6によって強度剛性が高められたク
ッションフレーム1の下面にロック穴7が形成され、車
体フロアに取り付けられロック穴7を貫通したストライ
カ8がロック部材5に係合可能にされた構造のものがあ
る。
この構造にあっては、着座可能状態ではストライカ8は
ロック部材5に係合し、ロック穴7の周縁には係合して
いないが、車両全面衝突時にクッションフレーム1がシ
ートベルトから入力される大きな荷重によって前方へ変
位するとロック穴7の周縁にストライカ8が係止し、入
力荷重はストライカ8を介して車体で受けられる(実開
昭64−24639号(実開昭62−120299号)
公報参照)。
ロック部材5に係合し、ロック穴7の周縁には係合して
いないが、車両全面衝突時にクッションフレーム1がシ
ートベルトから入力される大きな荷重によって前方へ変
位するとロック穴7の周縁にストライカ8が係止し、入
力荷重はストライカ8を介して車体で受けられる(実開
昭64−24639号(実開昭62−120299号)
公報参照)。
しかしながら、上述した構造を採用すると、シートベル
ト2に作用する荷重はシートベルトアンカブラケット3
からクッションフレーム1を経由してストライカ8に作
用するため、クッションフレーム1に補強材6を用いる
ことが不可欠となり、車体重量の増加につながるという
問題点がある。
ト2に作用する荷重はシートベルトアンカブラケット3
からクッションフレーム1を経由してストライカ8に作
用するため、クッションフレーム1に補強材6を用いる
ことが不可欠となり、車体重量の増加につながるという
問題点がある。
そこで、この考案は部品点数、組付工数が少なくて済
み、かつ車体軽量化に寄与することができる車両用シー
トのクッションロック装置を提供するものである。
み、かつ車体軽量化に寄与することができる車両用シー
トのクッションロック装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 後端が跳ね上げ可能なシートのクッションのシートクッ
ションロック機構とシートクッションに取り付けられた
シートベルトからの前向き大荷重を車体に伝える強制ロ
ック機構を備えた車両用シートのクッションロック装置
において、シートクッションのフレームの後端部にシー
トベルトアンカブラケットが固定されると共にロック部
材が水平方向に回動可能に設けられ、シートベルトアン
カブラケットブラケツトには、車体に固定されたストラ
イカを貫通可能な係止孔が設けられ、ストライカにはロ
ック部材の回動に伴って係脱すると共に前記大荷重の入
力時にシートベルトアンカブラケットに係止する爪部が
形成されている。
ションロック機構とシートクッションに取り付けられた
シートベルトからの前向き大荷重を車体に伝える強制ロ
ック機構を備えた車両用シートのクッションロック装置
において、シートクッションのフレームの後端部にシー
トベルトアンカブラケットが固定されると共にロック部
材が水平方向に回動可能に設けられ、シートベルトアン
カブラケットブラケツトには、車体に固定されたストラ
イカを貫通可能な係止孔が設けられ、ストライカにはロ
ック部材の回動に伴って係脱すると共に前記大荷重の入
力時にシートベルトアンカブラケットに係止する爪部が
形成されている。
作用 シートクッションの跳ね上げ時は、ロック部材を外部か
らの操作力で水平方向に回動させると、ストライカとロ
ック部材との係合状態が解除され、シートクッションの
後端を跳ね上げて起立させることができ、逆に起立状態
からシートクッションを元に戻すように回動させると、
ストライカとロック部材が係合状態となり、シートクッ
ションはロツクされる。
らの操作力で水平方向に回動させると、ストライカとロ
ック部材との係合状態が解除され、シートクッションの
後端を跳ね上げて起立させることができ、逆に起立状態
からシートクッションを元に戻すように回動させると、
ストライカとロック部材が係合状態となり、シートクッ
ションはロツクされる。
この状態で着座可能となる。
そして、シートベルトからシートベルトクッションのフ
レームへ大荷重が入力され、シートクッションが前方に
変位する車両前面衝突時等には、シートベルトに作用す
る荷重によってシートベルトアンカブラケットが前方移
動し、これによってシートベルトアンカブラケットの係
止孔にストライカの爪部が係止し、入力荷重はストライ
カを介して直接的に車体に伝達される。ここで、上記シ
ートクッションのフレームが変形した場合であっても、
入力荷重は全てストライカから車体に伝達される。
レームへ大荷重が入力され、シートクッションが前方に
変位する車両前面衝突時等には、シートベルトに作用す
る荷重によってシートベルトアンカブラケットが前方移
動し、これによってシートベルトアンカブラケットの係
止孔にストライカの爪部が係止し、入力荷重はストライ
カを介して直接的に車体に伝達される。ここで、上記シ
ートクッションのフレームが変形した場合であっても、
入力荷重は全てストライカから車体に伝達される。
実施例 以下、この考案の実施例を図面と共に説明する。
第7図に示すように、リヤシートのシートクッション9
にはその前部下面にシート側ブラケツト10が取り付け
られ、一方、車体フロア11にはボルト12によって車
体側ブラケツト13が取り付けられ、これらシート側ブ
ラケツト10と車体側ブラケツト13とがピン14によ
り枢支されている。このようにして、シートクッション
9の後端が跳ね上げ可能にされている。ここで上記車体
側ブラケツト13にはシートクッション9の前方移動を
促進する脆弱部15が設けられている。
にはその前部下面にシート側ブラケツト10が取り付け
られ、一方、車体フロア11にはボルト12によって車
体側ブラケツト13が取り付けられ、これらシート側ブ
ラケツト10と車体側ブラケツト13とがピン14によ
り枢支されている。このようにして、シートクッション
9の後端が跳ね上げ可能にされている。ここで上記車体
側ブラケツト13にはシートクッション9の前方移動を
促進する脆弱部15が設けられている。
シートクッション9の内部周縁にはパイプ状のフレーム
16が埋め込まれ、このフレーム16の後端部、即ち、
第1図に示すようにシートクッション9の後端部内に配
設されたフレーム16には、サポートブラケツト17が
溶接されている。
16が埋め込まれ、このフレーム16の後端部、即ち、
第1図に示すようにシートクッション9の後端部内に配
設されたフレーム16には、サポートブラケツト17が
溶接されている。
サポートブラケツト17には断面L字状のシートベルト
アンカブラケット18が後述するロック部材22と共締
めの段付ボルト23aとナット23bによって固定さ
れ、このシートベルトアンカブラケット18にシートベ
ルト19の端末部が取り付けられている。
アンカブラケット18が後述するロック部材22と共締
めの段付ボルト23aとナット23bによって固定さ
れ、このシートベルトアンカブラケット18にシートベ
ルト19の端末部が取り付けられている。
シートベルトアンカブラケット18は、シートベルト1
9が取り付けられる立ち上げ部20とサポートブラケツ
ト17に取り付けられるブラケツト本体21とで構成さ
れている。
9が取り付けられる立ち上げ部20とサポートブラケツ
ト17に取り付けられるブラケツト本体21とで構成さ
れている。
ブラケツト本体21には、ロック部材22がボルト23
a,ナツト23bによって水平方向に回動自在に支持さ
れ、ロック部材22の回動端には突出部24が形成され
ている。尚、Sはスプリング、Wはワイヤを示す。
a,ナツト23bによって水平方向に回動自在に支持さ
れ、ロック部材22の回動端には突出部24が形成され
ている。尚、Sはスプリング、Wはワイヤを示す。
上記突出部24はシートベルトアンカブラケット18の
立ち上げ部20に係止され、ロック部材22を回動規制
すると共に立ち上げ部20の側縁に形成されたストッパ
25によって後述するストライカ26によるロック部材
22の上方移動を規制するにようになっている。
立ち上げ部20に係止され、ロック部材22を回動規制
すると共に立ち上げ部20の側縁に形成されたストッパ
25によって後述するストライカ26によるロック部材
22の上方移動を規制するにようになっている。
シートベルトアンカブラケット18のブラケツト本体2
1には、車体フロア11に固定されたストライカ26を
貫通可能な係止孔27が形成されている。
1には、車体フロア11に固定されたストライカ26を
貫通可能な係止孔27が形成されている。
上記ストライカ26はボルト28a,ナット28bによ
って車体フロア11に固定されたものであって、矢印形
状に形成され、上端に形成された爪部29と胴部30と
で構成されている。
って車体フロア11に固定されたものであって、矢印形
状に形成され、上端に形成された爪部29と胴部30と
で構成されている。
一方、上記シートベルトアンカブラケット18のブラケ
ツト本体21に形成された係止孔27は上記ストライカ
26の爪部29を貫通可能な受容部31とストライカ2
6の胴部30に対応するスリット部32とから構成さ
れ、受容部31は部分的に前記ロック部材22によって
覆われるようになっている。そして、係止孔27の受容
部31を貫通するストライカ26の爪部29がロック部
材22の回動に伴ってロック部材22に係脱すると共
に、大荷重入力がシートベルト19に作用した場合に上
記ストライカ26の胴部30が係止孔27のスリット部
32に対応し爪部29がスリット部32に係止するよう
になっている。
ツト本体21に形成された係止孔27は上記ストライカ
26の爪部29を貫通可能な受容部31とストライカ2
6の胴部30に対応するスリット部32とから構成さ
れ、受容部31は部分的に前記ロック部材22によって
覆われるようになっている。そして、係止孔27の受容
部31を貫通するストライカ26の爪部29がロック部
材22の回動に伴ってロック部材22に係脱すると共
に、大荷重入力がシートベルト19に作用した場合に上
記ストライカ26の胴部30が係止孔27のスリット部
32に対応し爪部29がスリット部32に係止するよう
になっている。
上記ストライカ26とロック部材22とでシートクッシ
ョンロック機構が構成され、シートベルトアンカブラケ
ット18の係止孔27とストライカ26とで強制ロック
機構が構成されている。
ョンロック機構が構成され、シートベルトアンカブラケ
ット18の係止孔27とストライカ26とで強制ロック
機構が構成されている。
尚、第5,6図に示すようにリヤシートのシートクッシ
ョン9には上記シートクッションロック機構及び強制ロ
ック機構がハッチングで示すように3箇所設けられ、前
記ロック部材22を回動させる各ワイヤWを同時に引張
するためのT字状のリンク33がシートクッション9に
設けられ、このリンク33には操作用のバンド34が取
り付けられている。
ョン9には上記シートクッションロック機構及び強制ロ
ック機構がハッチングで示すように3箇所設けられ、前
記ロック部材22を回動させる各ワイヤWを同時に引張
するためのT字状のリンク33がシートクッション9に
設けられ、このリンク33には操作用のバンド34が取
り付けられている。
次に作用について説明する。
シートクッション9の跳ね上げ時においては、バンド3
4を引張し、ロック部材22を第3図矢印方向に回動さ
せると、ロック部材22とストライカ26との係合状態
が解除され、シートクッション9をピン14を中心に跳
ね上げて起立させることができる(第2図参照)。
4を引張し、ロック部材22を第3図矢印方向に回動さ
せると、ロック部材22とストライカ26との係合状態
が解除され、シートクッション9をピン14を中心に跳
ね上げて起立させることができる(第2図参照)。
一方、シートクッション9を元の状態に戻す場合には、
起立状態のシートクッション9を元へ戻すように回動さ
せると、ストライカ26が相対的にシートベルトアンカ
ブラケット18の係止孔27の受容部31から突出し、
ロック部材22は、スプリングSによる付勢力で上記ス
トライカ26の爪部29に係合され、シートクッション
9は車体フロア11に係合される。この状態で着座可能
となる(第1図に示すロック状態)。
起立状態のシートクッション9を元へ戻すように回動さ
せると、ストライカ26が相対的にシートベルトアンカ
ブラケット18の係止孔27の受容部31から突出し、
ロック部材22は、スプリングSによる付勢力で上記ス
トライカ26の爪部29に係合され、シートクッション
9は車体フロア11に係合される。この状態で着座可能
となる(第1図に示すロック状態)。
そして、この通常(大荷重入力時を除く)の着座状態で
はストライカ26はロック部材22に係止されている
が、係止孔27には係合していない。
はストライカ26はロック部材22に係止されている
が、係止孔27には係合していない。
ここで、車両前面衝突時等で乗員が受ける反動でシート
ベルト19から大荷重がシートベルトアンカブラケット
18に作用し、車体フロア11に対してシートクッショ
ン9が前方変位する大荷重入力時には、ロック部材22
とストライカ26とは係合状態を維持したまま、ストラ
イカ26は相対的に後方へ移動することとなり、これに
よってストライカ26の爪部29は係止孔27のスリッ
ト部32に係止され、上記シートベルトアンカブラケッ
ト18に作用する大荷重はそのままストライカ26から
車体フロア11で受けられる(第4図に示す強制ロック
状態)。
ベルト19から大荷重がシートベルトアンカブラケット
18に作用し、車体フロア11に対してシートクッショ
ン9が前方変位する大荷重入力時には、ロック部材22
とストライカ26とは係合状態を維持したまま、ストラ
イカ26は相対的に後方へ移動することとなり、これに
よってストライカ26の爪部29は係止孔27のスリッ
ト部32に係止され、上記シートベルトアンカブラケッ
ト18に作用する大荷重はそのままストライカ26から
車体フロア11で受けられる(第4図に示す強制ロック
状態)。
この強制ロック作動時には、シートクッション9の車体
側ブラケツト13に設けられた前記脆弱部15により、
シートクッション9の確実な前方変位が保証されると共
にストライカ26の爪部29が係止孔27のスリット部
32よりも幅広に形成してあるためストライカ26がシ
ートベルトアンカブラケット18から外れるようなこと
がない。
側ブラケツト13に設けられた前記脆弱部15により、
シートクッション9の確実な前方変位が保証されると共
にストライカ26の爪部29が係止孔27のスリット部
32よりも幅広に形成してあるためストライカ26がシ
ートベルトアンカブラケット18から外れるようなこと
がない。
ここで、シートベルトアンカブラケット18にかかる大
荷重Fは水平方向分力F2と垂直方向分力F1とに分割
されるが、この水平分力F2がシートクッション9を前
方変位させる力となり、垂直分力F1が車体フロア11
に作用することとなる。
荷重Fは水平方向分力F2と垂直方向分力F1とに分割
されるが、この水平分力F2がシートクッション9を前
方変位させる力となり、垂直分力F1が車体フロア11
に作用することとなる。
したがって、大荷重Fによってサポートブラケット17
かせ変形したような場合(F2=0の場合等)であって
もシートベルト19から作用する大荷重Fは全て車体フ
ロア11で受けることができ、フレーム16の補強が必
要なくなり、車体軽量化が可能となる。
かせ変形したような場合(F2=0の場合等)であって
もシートベルト19から作用する大荷重Fは全て車体フ
ロア11で受けることができ、フレーム16の補強が必
要なくなり、車体軽量化が可能となる。
また、ロック機構と強制ロック機構とが一体となって構
成されているため、部品点数、取付工数が少なくなり、
低コスト化が図れる。
成されているため、部品点数、取付工数が少なくなり、
低コスト化が図れる。
尚、この考案は上記実施例に限られるものでなく、リヤ
シート以外に適用できる。
シート以外に適用できる。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、シートベル
トからシートクッションのフレームへ大荷重が入力さ
れ、シートクッションが前方に変位する車両前面衝突時
には、ストライカの爪部がシートベルトアンカブラケッ
トの係止孔に係止されるため、このストライカを介して
入力された荷重はシートクッションのフレームを介さず
して車体に伝達され、したがってフレームを補強する必
要がない分だけ車体軽量化を図ることができるという効
果がある。
トからシートクッションのフレームへ大荷重が入力さ
れ、シートクッションが前方に変位する車両前面衝突時
には、ストライカの爪部がシートベルトアンカブラケッ
トの係止孔に係止されるため、このストライカを介して
入力された荷重はシートクッションのフレームを介さず
して車体に伝達され、したがってフレームを補強する必
要がない分だけ車体軽量化を図ることができるという効
果がある。
また、シートクッションロック機構と強制ロック機構と
が、シートベルトアンカブラケットとストライカとロッ
ク部材とによって一体化されているため、別個に配置す
る場合に比較して部品点数、組付工数が少なくてよく、
低コスト化を図れるという効果がある。
が、シートベルトアンカブラケットとストライカとロッ
ク部材とによって一体化されているため、別個に配置す
る場合に比較して部品点数、組付工数が少なくてよく、
低コスト化を図れるという効果がある。
第1図は、この考案の実施例の要部断面図、第2図は同
跳ね上げ状態を示す斜視図、第3図は同シートクッショ
ンロック状態を示す斜視図、第4図は同強制ロック状態
を示す斜視図、第5図は同リヤシートのシートクッショ
ン平面図、第6図は同ワイヤの接続状態を示す平面図、
第7図は、同シートクッションの前端部の断面図、第8
図は従来技術の要部断面図である。 9…シートクッション、16…フレーム、18…シート
ベルトアンカブラケット、19…シートベルト、22…
ロック部材、26…ストライカ、27…係止孔、29…
爪部。
跳ね上げ状態を示す斜視図、第3図は同シートクッショ
ンロック状態を示す斜視図、第4図は同強制ロック状態
を示す斜視図、第5図は同リヤシートのシートクッショ
ン平面図、第6図は同ワイヤの接続状態を示す平面図、
第7図は、同シートクッションの前端部の断面図、第8
図は従来技術の要部断面図である。 9…シートクッション、16…フレーム、18…シート
ベルトアンカブラケット、19…シートベルト、22…
ロック部材、26…ストライカ、27…係止孔、29…
爪部。
Claims (1)
- 【請求項1】後端が跳ね上げ可能なシートクッションの
シートクッションロック機構とシートクッションに取り
付けられたシートベルトからの前向き大荷重を車体に伝
える強制ロック機構を備えた車両用シートのクッション
ロック装置において、シートクッションのフレームの後
端部にシートベルトアンカブラケットが固定されると共
にロック部材が水平方向に回動可能に設けられ、シート
ベルトアンカブラケットには、車体に固定されたストラ
イカを貫通可能な係止孔が設けられ、ストライカにはロ
ック部材の回動に伴って係脱すると共に前記大荷重の入
力時にシートベルトアンカブラケットに係止する爪部が
形成されていることを特徴とする車両用シートのクッシ
ョンロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3232489U JPH062831Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 車両用シートのクッションロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3232489U JPH062831Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 車両用シートのクッションロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02123435U JPH02123435U (ja) | 1990-10-11 |
JPH062831Y2 true JPH062831Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31258747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3232489U Expired - Lifetime JPH062831Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 車両用シートのクッションロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062831Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012201291A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Johnson Controls Technology Co | 乗り物用シート |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6677600B2 (ja) * | 2016-07-29 | 2020-04-08 | 株式会社タチエス | 跳ね上げ式車両用シートおよび跳ね上げ式車両用シートのロック機構 |
JP6428738B2 (ja) * | 2016-09-29 | 2018-11-28 | マツダ株式会社 | シートベルト装置 |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP3232489U patent/JPH062831Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012201291A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Johnson Controls Technology Co | 乗り物用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02123435U (ja) | 1990-10-11 |
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