JPH11348617A - カムで作動される固定装置及びバイパス組立体を備えた座席の軌道 - Google Patents

カムで作動される固定装置及びバイパス組立体を備えた座席の軌道

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JPH11348617A
JPH11348617A JP11141428A JP14142899A JPH11348617A JP H11348617 A JPH11348617 A JP H11348617A JP 11141428 A JP11141428 A JP 11141428A JP 14142899 A JP14142899 A JP 14142899A JP H11348617 A JPH11348617 A JP H11348617A
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JP
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seat
track
bypass
assembly
pivot pin
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JP11141428A
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English (en)
Inventor
Hugh D Downey
ディー. ダウニー ヒュー
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Meritor Automotive Canada Inc
Original Assignee
Meritor Automotive Canada Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/12Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable and tiltable
    • B60N2/123Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable and tiltable and provided with memory locks

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席の背もたれが下側に回転させられたとき
に座席がスライドする能力を備え、 また、座席が車両内
の荷物スペースを増加させるよう配置されたときに座席
が前方に滑動することを防ぐバイパス機構を備えた簡単
で安価な単一座席装着組立体を提供する 【解決手段】 シート組立体は車両に装着組立体によっ
て装着される。装着組立体は下側座に対して相対的に移
動する上側座に取り付けられたロック装置を備えてい
る。ロック装置は上側座が下側座に対して移動すること
ができないロック状態と上側座が下側座に対して移動す
ることができる非ロック状態の間を移行する。解除部品
がロック装置をロック状態と非ロック状態の間に移行さ
せるために使用される。バイパス部品は第2の座に支持
され解除部品と無関係に回転することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願は、車両内に座席を
取り付けるための組立体に関する。特に、本発明は、ロ
ックされた状態及びロックされていない状態の間で固定
用装置を動かす解除部材と係合している固定用装置と、
固定装置の係合を解除せずに又は解除部材を動かすこと
なく座席部材の回転運動を許容するバイパス部材とを備
えた座席取付用組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両内に座席を取り付けるための座席軌
道構造は、一般によく知られている。ほとんどの構造
は、車両内で座席が前後方向に動かされること、すなわ
ち調節される座席を備えている。
【0003】多くの場合に、座席の座部と相対的に前方
かつ下方に座席の背もたれを折り畳むことができるよう
に、座席の座部に回転支持された座席の背もたれを車両
内に有することが望ましい。このような構造は、例え
ば、乗員が座席の背後の領域にアクセスできるように車
両内に必要とされる。車両の座席には、座席の背後の領
域により簡単にアクセスできるように、前方にスライド
可能であることも望まれる。いくつかの車両では、座席
の座部を垂直位置へと前方へ回転させることができ、か
つ、車両内の利用可能な積み荷用空間を増やすために、
座席の背もたれを水平位置へと下方かつ前方へ回転させ
ることができる。
【0004】積み荷用の空間を増やすために座席の背も
たれを果報に回転させた場合には、座席が前方へスライ
ドすることは望ましくはない。このために、前方へのス
ライド機能及び前方にスライドせずに下方に折り畳む機
能を備えるために、2つの異なる取付機構を含む取付組
立体が度々要求されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】座席を車両に取り付け
るために使用される取付組立体は、多くの場合複雑であ
り、特に取付組立体が座席を前方および後方に調整する
ことができ、かつ座席の背もたれが座席の座部に向かっ
て回転させられたときに座席が前方にスライドできる2
重の能力を持っている場合は複雑となる。この複雑な取
付組立体は、組み立て時間および座席組立体全体のコス
トを増加させる多くの部品数を必要とする。
【0006】従って、座席の背もたれが下側に回転させ
られたときに座席がスライドする能力を備え、 また、座
席が車両内の荷物スペースを増加させるよう配置された
ときに座席が前方に滑動することを防ぐバイパス機構を
備えた簡単で安価な単一座席装着組立体を提供すること
が要望される。 さらに装着組立体は堅牢で、操作が容易
で静粛であることが要望される。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般的に、 本発明は、座
席の背もたれが座席の座部に対して回転可能に支持され
た車両座席組立体であって、取付組立体によって車両に
取り付けられるものである。第1軌道が車両に取り付け
られており、 第2軌道が、第1軌道に対して相対的に前
後方向に動くことができるように、第1軌道上に支持さ
れている。取付組立体は、第1の軌道に対して相対的に
移動する第2の軌道に取り付けられた固定装置を含んで
いる。固定装置は、上側軌道が下側軌道に対して移動す
ることができないロックされた状態と、上側軌道が下側
軌道に対して移動することができるロックされていない
状態との間を移動する。解除部品が制御部品によって作
動され、固定装置をロックされた状態とロックされてい
ない状態との間で移動させるのに使用される。バイパス
部材が第2軌道上に支持されている。バイパス部材は、
固定装置を外さなくても座席の背もたれが下側に回転で
きるように、解除部品から独立して回転させることがで
きる。バイパス部品は、制御部材とは無関係にロックさ
れた位置に固定装置が戻ることを許容するように解除部
材から独立してバイパス部材が移動できるように固定装
置がロックされていない状態のときにバイパス位置へと
選択的に移動することもできる。
【0008】本発明の好ましい実施態様では、 車両座
席組立体は、座席の座部と、座席の座部に対し相対的に
回転運動するように回転可能に支持された座席の背もた
れとを有している。組立体は、第1軌道及び第2軌道を
有する。第2軌道は、第1軌道に対し相対的に移動する
ように支持されている。座席の座部は、第2軌道と共に
移動するように第2軌道に支持されている。固定装置
が、ロックされた状態へ移動するために及びロックされ
た状態から移動するために第2軌道上に支持されてい
る。ロックされた状態は、固定装置が、第1軌道に対し
相対的な選択された位置に第2軌道を維持する。固定装
置を選択的にロックされた状態にしたりロックされてい
ない状態にしたりするために解除部材が第2軌道に支持
されている。また、バイパス部材が選択的にバイパス状
態に移行する。バイパス状態では、固定装置は、座席の
背もたれが第2軌道に対して相対的に回転することを許
容する一方で、ロックされた状態に止まる。
【0009】つまり、課題を解決するために、本願請求
項1に記載の発明は、車両内に座席を取り付けるための
組立体であって:第1軌道と;前記第1軌道に対し相対
的に移動可能に支持された第2軌道と;前記第2軌道上
に支持された固定用装置であって、前記第2軌道を固定
された位置に維持する固定された位置と、前記第2軌道
が前記第1軌道に対し相対的に移動可能である固定され
ていない位置との間で移動可能である固定用装置と;前
記固定用装置を前記固定された位置から外れるように動
かし、前記第2軌道が前記第1軌道に対し相対的に移動
可能であるように前記固定用装置を前記固定されていな
い位置に維持する解除部材と;前記解除部材から独立し
て動くことのできるバイパス位置へ移動し、制御機構が
作動されたときに前記固定された位置に固定用装置が止
まるようにするバイパス部材と;を備えることを特徴と
する。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の組立体において、前記解除部材は、第1ピボットピン
によって前記第2座席軌道に回転可能に結合されている
ことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項3に記載
の組立体において、前記バイパス部材は、第2ピボット
ピンによって前記解除部材に回転可能に結合されてお
り、前記バイパス部材は、前記解除部材から独立して回
転することができることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の組立体において、前記バイパス部材は、前記第2ピボ
ットピンを収容するために弧状の溝を有することを特徴
とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の組立体において、前記バイパス部材に取り付けられた
制御部材を有し、前記制御部材が前記バイパス部材を前
記バイパス位置へ回転させたときに、前記第2ピボット
ピンが前記弧状溝の内でスライドすることを特徴とす
る。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の組立体において、前記バイパス部材に取り付けられた
制御部材を有し、前記制御部材が作動されたときに、前
記弧状溝の一端に前記第2ピボットピンが止まり、前記
第2ピボットピンが前記解除部材を前記第2軌道に対し
相対的に回転させ、前記固定用装置を前記固定された位
置から開放することを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、車両内に座席を
取り付けるための組立体であって:第1軌道と;前記第
1軌道に対し相対的に移動可能に支持された第2軌道
と;固定されていない位置と、前記第1軌道に対し相対
的な選択された位置に前記固定用装置が前記第2軌道を
維持する固定されている位置との間で移動できるように
前記第2軌道に支持された固定用装置と;制御部材によ
り作動され、前記固定用装置を前記固定された位置へ及
び前記固定された位置から選択的に移動させるために前
記第2軌道に支持された解除部材と;前記固定用装置が
前記固定されていない位置にあるときに選択的に第1バ
イパス位置に移動し、前記解除部材から独立して移動可
能となり、前記固定用装置に、前記制御部材に依存せず
に前記固定された位置に戻ることを許容するバイパス部
材と;を備えることを特徴とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の組立体において、前記バイパス部材は、第2バイパス
位置へ選択的に動かすことが可能であり、前記第2バイ
パス位置では、前記バイパス部材が、前記制御部材が作
動されたときに、前記固定用装置が前記固定された位置
に止まるように前記解除部材から独立して移動すること
ができることを特徴とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の組立体において、前記解除部材は、第1ピボットピン
によって前記第2座席軌道に回転可能に結合されてお
り、前記バイパス部材は、第2ピボットピンにより前記
解除部材に回転可能に結合されていることを特徴とす
る。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の組立体において、前記バイパス部材は、第1制御部
材及び第2制御部材によって作動されており、前記第1
制御部材は、第1座席部材の作動に応答するものであ
り、前記第2制御部材は、第2座席部材の作動に応答す
るものであることを特徴とする。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の組立体において、前記第1制御部材が前記第2ピ
ボットピンに横方向の力を与え、前記バイパス部材及び
前記解除部材を前記第1ピボットピンの回りに回転さ
せ、前記解除部材を前記固定用装置に滑り可能に係合さ
せ、固定用装置を前記固定された位置から外したとき
に、前記固定用装置が前記固定された位置から外れるよ
うに動くことを特徴とする。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の組立体において、前記第2座席部材は、ほぼ水平
な位置にあり、前記第1座席部材と前記第2座席部材と
が前記第1軌道に対し相対的に移動できるように、前記
解除部材が前記固定用装置を前記固定されていない位置
に配置したときには、前記第1座席部材は、前記第2座
席部材に対し相対的に角度を有する位置にあることを特
徴とする。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項10に
記載の組立体において、前記第2制御部材が回転点(pi
vot point、旋回点、ピボット点、回転位置、軸回転す
る軸)において前記バイパス部材に取り付けられてお
り、前記回転点は、前記第2ピボットピンから間隔をお
いて離れて配置されていることを特徴とする。
【0022】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の組立体において、前記第2制御部材は、前記第2
座席部材がほぼ直立した位置へと回転させられたとき
に、前記バイパス部材に対し第1の方向への第1の力を
与え、前記第1制御部材は、前記第1座席部材が前記第
2座席部材の方へ向けて下方へと回転させられたとき
に、前記バイパス部材に対し第2の方向への第2の力を
与え、前記バイパス部材を前記回転点の回りに回転さ
せ、前記固定用装置が前記固定された位置に止まり、前
記第1座席部材がほぼ水平な位置へと下方に回転するこ
とを許容するようにすることを特徴とする。
【0023】請求項15に記載の発明は、請求項10に
記載の組立体において、前記バイパス部材は、一端に直
線溝部分を備えた弧状の溝を有することを特徴とする。
【0024】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の組立体において、前記第1制御部材が、前記バイ
パス部材及び前記解除部材を前記第1ピボットピン回り
に回転させたときに、前記第2ピボットピンが前記直線
溝部分に係合することを特徴とする。
【0025】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載の組立体において、前記第1座席部材がほぼ水平な
位置へと回転させられた場合であって、前記第1制御部
材が前記バイパス部材を前記解除部材から独立して回転
させたときに、前記第2ピボットピンが前記弧状の溝内
で移動することを特徴とする。
【0026】請求項18に記載の発明は、車両の座席の
組立体であって、座席の座部と;前記座席の座部に対し
て相対的に回転運動ができるように回転可能に支持され
た座席の背もたれと;第1軌道と;前記第1軌道に対し
て相対的に移動できるように支持された第2軌道であっ
て、前記座席の座部が前記第2軌道と共に移動できるよ
うに前記第2軌道上に支持されている第2軌道と;前記
第2軌道上に支持された固定用装置であって、前記固定
用装置が、前記第1軌道に対し相対的な選択された位置
に前記第2軌道を維持する固定された位置へ移動可能に
かつ前記固定された位置から外へ移動可能に前記第2の
軌道上に支持されている固定用装置と;第1ピボットピ
ンによって前記第2軌道に回転可能に結合された解除部
材であって、前記固定用装置を前記固定された位置へ又
は前記固定された位置から外すように選択的に動かす解
除部材と;第2ピボットピンによって前記解除部材に回
転可能に結合されており、前記第1制御部材及び前記第
2制御部材に結合されているバイパス部材とを備え、前
記第1制御部材は、前記座席の背もたれに操作可能に結
合された作動部材に応答し、前記第2制御部材は、前記
座席の座部に操作可能に結合された作動部材に応答する
ことを特徴とする。
【0027】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の座席の組立体において、前記座席の座部がほぼ直
立した位置にある場合には、前記バイパス部材は、前記
解除部材から独立して回転し、前記固定用装置を前記固
定された位置にとどめ、前記バイパス部材は、前記第2
制御部材によって駆動され、前記解除部材から独立して
動き、前記固定装置が前記第1制御部材と無関係に前記
固定された位置に戻ることを許容することができること
を特徴とする。
【0028】請求項20に記載の発明は、請求項18に
記載の座席の組立体において、前記座席の座部がほぼ水
平な位置にあり、前記座席の背もたれが前記座席の座部
の方へ向けて下方に回転されたときに、前記バイパス部
材及び前記解除部材が前記第1ピボットピン回りに回転
し、前記固定用装置が前記固定された位置から外れるよ
うに動き、前記第2軌道が前記第1軌道に対し相対的に
動くことを許容することを特徴とする。
【0029】本発明の上記およびその他の特徴は以下の
詳細説明および次に簡単に説明する図面によって良く理
解されるであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、車両の座席組立体20を
示している。座席組立体20は、座席の座部22を含ん
でいる。座席の座部22は、車両内で、取付組立体上2
4に取り付けられている。座席の背もたれ26は、図1
に仮想線で示すように、座席の座部22に対して相対的
に回転運動ができるように回転可能に支持されている。
【0031】取付組立体24は、座席組立体20の車体
中央寄り及び車体外側寄りに軌道組立体を含んでいる。
座席20の側面図である図1は、取付組立体の車体中央
寄りのみを示しているが、類似の取付組立体が車体外側
寄りに配置されていることが理解されるべきである。こ
の記載において、車体中央寄り及び車体外側寄りの用語
は、明確及び例証の目的のためだけに用いられているも
のであり、限定を行っているものと考えてはならない。
図2に示されているように、取付組立体24は、第1の
軌道30及び第2の軌道32を含んでいる。第1の軌道
30は、好ましくは、例えば車両のフレームに取付固定
された下側軌道30である。第2の軌道32は、好まし
くは、上側軌道32である。上側軌道32は、下側軌道
30と相対的に前後の方向に移動できるように、下側軌
道30上に支持されている。この記載において、前方、
後方、上側及び下側の用語は、例証の目的のためだけに
用いられているものであり、限定を行っているものと考
えてはならない。下側軌道30及び上側軌道32の輪郭
は、上側軌道32が軌道の長手方向軸に沿ってのみ移動
し、他の方向に移動しないことを保証する。
【0032】座席20は、積み荷床(load floar)の状態
を達成するために折り畳むことができる。この状態で
は、座席の座部22が水平位置からほぼ鉛直な位置へと
回転させられる。座席の背もたれ26は、図2に仮想線
で示すように、鉛直位置から水平位置へと下方かつ前方
へと回転される。この状態において、座席の背もたれ2
6の背面18が後部荷物領域の床としての役目を果た
す。
【0033】組立体24は、図3に斜視図として示され
ている。取付組立体24は、上側軌道32上に支持され
た固定用つめ34を含んでいる。好ましくは、取付ブラ
ケット36が上側軌道32に(不図示の)留め金具で留
められている。固定用つめ34は、少なくとも一つのピ
ボット部材38により取り付け部材36に回転可能に取
り付けられている。好ましくは、単一のピボット部材3
8が、取付ブラケット36のアーム40の間に伸びてお
り、固定用つめ34のアーム42が取付ブラケット36
のアーム40の近傍においてピボット部材38に回転可
能に支持されている。
【0034】解除部材44は、第1ピボットピン46に
より取付ブラケット36に回転可能に支持されている。
解除部材44は、(図4に示されている)接触部分48
を含んでいる。接触部材48は、ロックされた、すなわ
ち係合(接触)をしている位置と、ロックされていな
い、すなわち係合(接触)をしていない位置との間で固
定用つめ34を動かすように固定用つめ34にすべり可
能に接触する。好ましくは、接触部分は、曲面を有す
る。バイパス部材50は、好ましくは、解除部材44に
よって上側軌道32上に支持されている。バイパス部材
50は、第2ピボットピン52によって解除部材44に
結合されている。第2ピボットピンは、バイパス部材5
0内の弧状の溝54内に配置されている。
【0035】第1制御部材56は、バイパス部材50に
接続されており、座席の背もたれ26の回転運動に応答
する。第2制御部材58は、バイパス部材50に取り付
けられており、好ましくは、座席の座部22の回転運動
に応答するが、制御部材は、例えば、ロッド、バー、レ
バー又は作動ボタン等の他の作動部材に反応することも
可能である。第1及び第2の制御部材56、58は、好
ましくは、導管部材にすべり可能に支持された可撓性コ
ア要素を含む制御ケーブルである。好ましくは、スナッ
プタブ(snap tabs)部材66が、制御部材56、58を
取付ブラケット36に結合するために用いられている。
【0036】従属部材60は、好ましくは、第2ピボッ
トピン52に結合されており、また、座席20の車体外
側寄りの他方の取付組立体24にまで伸びている。第2
の取付組立体24は、常に用いられるのではなく、座席
の構造的な要求がこれを要求する場合にのみ必要とされ
るのが普通である。第2ピボットピン52が、下記に詳
しく議論するように、解除部材44を回転させ、固定用
つめをロックされていない位置へ移動させるように駆動
されたときは、従属部材は張力をかけられて、車体外側
寄りの固定用つめをロックされていない状態にし、上側
軌道32が下側軌道30と相対的に移動できるようにす
る。従属部材60は、好ましくは制御ケーブルである
が、例えば、ロッド又はばね部材もまた用いることが可
能である。
【0037】前述のように、座席20の車体中央寄りの
取付組立体24は、好ましくは、よりよい安定性及び動
作が要求された場合に、座席20の車体外側寄りに配置
された類似の取付組立体24と共に、バイパス部材50
及び解除部材44を含む。類似の取付組立体24は、一
般的には、従属部材60に結合された固定用つめ34を
含み、解除部材44又はバイパス部材50を有さない。
車体外側寄りの取付組立体24は、独立して作動される
自己のバイパス部材50及び/又は解除部材44を含
み、従属部材60を省略することもできることが理解さ
れるべきである。バイパス部材50及び解除部材44を
備えた組立体24が座席20の車体外側寄りに配置さ
れ、従属部材60に結合された固定用つめ34が車体中
央寄りに配置されるように取付組立体の位置を逆にする
ことも可能であることが理解されるべきである。
【0038】図4は、図3に示された組立体の分解組立
図である。バイパス部材50は、少なくとも4つの結合
点を含む。第1の結合点は、上述のように、第2ピボッ
トピン52を受けるための弧状溝54を含む。弧状溝5
4の一端は直線溝80であり、直線溝80は、後述する
ように、ピン52が解除部材44を回転させるように作
動された場合に、第2ピボットピン52と作用し合う。
【0039】第2の結合点は、第1の制御部材が56が
バイパス部材50に取り付けられたところである。好ま
しくは、この結合点は、溝62及び開口部64を含む。
第1の制御部材56の一端は、溝62に滑り込まされ、
開口64に保持され、そこから取り去ることがことがで
きない。
【0040】第3の結合点は、第2の制御部材58がバ
イパス部材50に取り付けられているところである。好
ましくは、この結合は、バイパス部材50を貫通するピ
ン68を含む。ピン68は、円筒状の孔72を備えた拡
張された頭部70を含んでいる。円筒状の孔72は、ピ
ン本体68に対しほぼ垂直に伸びている。第2の制御部
材58は、一端にキャップ74を有している。第2の制
御部材58は、孔72及びキャップ74を貫通してい
る。キャップ74は、孔72より大きな断面領域を有
し、第2の制御部材58がバイパス部材50から外れる
のを防止する。第2の制御部材58は、座席の座部22
が水平位置にあるとき、すなわち搭乗者が座席20に座
ることが可能であるときに、キャップ74がピン68か
ら間隔をおいて離れ、制御部材58に張力がかからない
ように、ピン68と相対的に移動する。座席の座部22
が垂直位置に回転させられたときは、制御部材58は、
キャップ74がヘッド70に接触し、制御部材58に張
力を与えるように移動する。
【0041】弾性部材76は、取付ブラケット36とバ
イパス部材50との間に伸びている。第4の結合部は、
弾性部材76がバイパス部材50に取り付けられている
ところである。好ましくは、この結合部は、バイパス部
材50から上方へ伸びる突出した柱78からなる。弾性
部材76は、好ましくは、柱78及び取付ブラケット3
6にフック掛けされた端部を備えたばねである。
【0042】バイパス部材50の4つの結合部分の参照
は、本質的に説明的であることが理解されるべきであ
り、限定をするものと考えてはならない。バイパス部材
50は、より多くの又はより少ない結合点を含むことで
あってもよく、上記に議論した結合点のいくつかは組み
合わせることもできる。
【0043】固定用つめ34は、図4に示されるよう
に、少なくとも一つの歯部材82を含む。歯部材82
は、固定用つめ34が固定された状態にあるときは、上
側軌道32及び下側軌道30の中の(不図示の)溝に収
容されている。軌道32、30へのつめ34のしっかり
した結合を与えるために固定用つめ34は3つの歯82
を含んでいる。固定用つめ34は、ピボット部材38に
おいて取付ブラケット36に回転可能に結合されてい
る。弾性部材84は、固定用つめ34にロックされた状
態へのバイアスをかけるべく、ピボット部材38上で支
持されている。解除部材44は、制御部材56によって
直線的に作動される。解除部材44にかけられた直線的
な力は、解除部材44を第1のピボットピン46の回り
に回転させる。解除部材44が回転すると、回転部材4
4は固定用つめ34に係合(接続)し、弾性部材84の
バイアスに打ち勝ち、歯82が溝からでるように固定用
つめ34を回転させ、固定用つめ34をロックされてい
ない状態にする。ブッシュ86は、ピボット部材38と
固定用つめ34との間に軸受け面を提供するために用い
られている。好ましくは、ブッシュ86はプラスチック
からなる。
【0044】組立体24の作動について、図5〜8を参
照しつつ検討する。図5は、休止すなわち中立状態にあ
る組立体24を示している。これは、座席の背もたれ2
6が垂直な状態にあり、座席の座部22が水平な状態に
ある場合、すなわち車両の乗客が座席20に座ることが
できる場合である。この状態において、解除部材44の
開口88及びバイパス部材50の溝54に収容されてい
る第2ピボットピン52は、バイパス部材50の直線溝
部分80の近傍に配置されている。溝62及び開口64
においてバイパス部材50に取り付けられた第1制御部
材56には、負荷又は張力はかかっていない。拡大した
頭部70を有するピン68によってバイパス部材50に
取り付けられた第2制御部材58には、負荷又は張力は
かかっていない。バイパス部材50には負荷がかかって
いないので、解除部材44は回転されない。したがっ
て、固定用つめ34は、固定された状態に位置され、歯
82が上側軌道32及び下側軌道30の溝に収められ、
上側軌道32が下側軌道30に対し相対的に固定、保持
されるようにする。
【0045】図6は、ロックされていない状態にある組
立体を示している。この状態において、第1制御部材5
6は、張力をかけられている。典型的には、第1制御部
材56は、座席の背もたれ26が座席の座部22に対し
角(角度)を形成する位置へ回転した場合に、第1制御
部材56に張力がかかるように、座席の背もたれ26の
回転運動に応答する。なお、ハンドル、レバー、解除機
構、又は作動ボタン等の他の作動部材を第1制御部材5
6に張力をかけるために使用してもよい。
【0046】第1制御部材56に張力がかかった場合に
は、第1制御部材56は、横方向の力でバイパス部材5
0を引っ張り、第2ピボットピン52が、端部90の、
制御部材56から最も離れたところにおいて直線溝部分
80に係合するようにする。ピン52がこの位置にある
と、ピン52は、解除部材44及びバイパス部材50を
第1ピボットピン46の回りに反時計方向に回転させ、
解除部材44を固定用つめ34に接触させる。これは、
固定用つめ34をピボット部材38の回りに回転させ、
歯82を軌道32、30から外す。このように、制御部
材56の直線的な作動が、固定用つめ34の回転運動と
なる。
【0047】固定用つめ34がロックされていない、す
なわち外された状態になると、上側軌道32は、下側軌
道30と相対的に移動できるようになる。このことは、
座席20が前方にスライドすることを許容し、座席の背
後の領域に入りやすくする。70において取り付けられ
ている第2制御部材58は、組立体がロックされていな
い状態のときは負荷又は張力がかけられていない。した
がって、ピン52は、溝54に沿ってスライドしない。
乗員が座席の背後の領域にこれ以上アクセスする必要が
ない場合には、座席20が下側軌道30に沿って後方へ
スライドされ、ピン52が可動又は固定の配置ブロック
又はタブ(不図示)に当たる。配置ブロック又はタブ
は、解除部材44、バイパス部材40、及びピン52を
ピン46回りに時計方向に回転させ、ピン52を取付ブ
ラケット36のスロット92の中立位置に戻らせる。歯
82は、軌道32、30に収められ、固定用つめ34を
固定された状態に戻す。座席の背もたれ26は、垂直位
置にあり、組立体は図5に示されるように中立位置にあ
る。時計回り及び反時計回りへの言及は、単に説明目的
のものであり、限定を行うものではない。
【0048】バイパス部材は、制御部材を作動させるこ
とで、固定用装置34を再度係合させることを許容すべ
く、解除部材から独立して回転することも可能である。
固定用装置が外された後に、バイパス部材は、第2制御
部材により又は独立した接触点により作動されることが
でき、これにより、バイパス部材50が解除部材44か
ら独立したものとなり、第1固定用装置34が第1制御
部材から独立して再係合することを許容する。
【0049】図7は、バイパス位置にあるバイパス部材
50を示している。座席20が、積み荷床位置を達成す
るために折り畳み下げられたときの組立体24の位置で
ある。このことは、座席の座部22が垂直位置へと回転
させられており、座席の背もたれ26が水平位置へ回転
させられていることを意味する。座席の背もたれ26の
背面は床部分となり、車両内の積み荷空間を増大させ
る。
【0050】座席の座部22が垂直位置へと前方へ回転
されたときには、第2制御部材58に張力がかかり、バ
イアス部材50に取り付けられたピン78の頭部70に
キャップ74を係合させる。次に、座席の背もたれ26
が水平位置へと下方かつ前方へと回転させられ、第1制
御部材56に張力をかける。このようにして、第1制御
部材56は、バイパス部材50に第一の方向へ力を及ぼ
し、第2制御部材58は、バイパス部材50に、第1方
向と実質的に反対である第2の方向へ力を及ぼす。
【0051】第1制御部材56に張力がかかったときに
は、第1制御部材56は、ピン68回り、すなわち図7
に示されるように70回りにバイパス部材50を回転さ
せる。このように、バイパス部材50の回転点は、バイ
パス部材50がロックされていない状態へ回転するとき
の回転点と異なる。バイパス部材50が点70回りに回
転すると、第2ピボットピン52が弧状溝54に沿って
スライドし、直線溝部分80と反対側の溝端部94と係
合する。このことは、ピン52が解除部材44を回転さ
せないことを意味し、したがって、固定用つめ34は、
ロックされた状態に止まる。
【0052】バイパス部材50がバイパス位置にあると
きは、座席20は、座席を前方へスライドさせることな
く折り畳み下げることができる。上記に議論したよう
に、これは、固定用つめ34がロックされた状態に止ま
るように、バイパス部材50が解除部材44から独立し
て回転させることにより達成される。
【0053】図9は、固定用つめ34がロックされた状
態にあり、歯82が軌道32、30に収容された状態の
組立体24を端面から見た図である。この状態は、図5
に示された組立体の中立位置の平面図に対応している。
【0054】上記に開示された本願発明は、種々の機能
を提供する単一の取付組立体24を有するという利点を
提供する。組立体24は、座席の背後の領域に入るため
に座席が前方へスライドすることを許容すべく、固定用
つめ34が係合を解除されることを許容すし、かつ、固
定用つめ34の係合が解除されることなく、座席が下に
折り畳まれることをも許容する。
【0055】本発明の好ましい実施態様が開示された
が、同業者は本発明の範囲内で変更が行われることを認
めるであろう。この理由のため以下の請求項は本発明の
真の範囲と内容を決定するため検討されなければならな
い。
【0056】
【発明の効果】本発明では、必要な部品数および全体の
組み立て費用を著しく低減した車両内の座席の簡略化し
た装着が可能となるので、従来の技術によるシステムに
比べて多くの利点を提供する。 本発明はまた堅牢で、 組
み立てが容易で運転が静かなので有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により設計された座席軌道取付組立体を
備えた座席の側面図である。
【図2】座席の座部が前方に回転している図1に示す座
席の側面図である。
【図3】本発明により設計された座席軌道組立体の好ま
しい実施形態の斜視図である。
【図4】図3に示された座席軌道の好ましい実施形態の
分解組立図である。
【図5】図3に示された座席軌道組立体の好ましい実施
態様の休止状態の平面図である。
【図6】ロックされていない状態にあるロック装置を備
えた座席軌道組立体の好ましい実施態様の平面図であ
る。
【図7】バイパス状態にあるバイパス部材を備えた座席
軌道組立体の好ましい実施態様の平面図である。
【図8】図3に示す座席軌道組立体を端面から見た図で
ある。
【符号の説明】
20 座席組立体 22 座部 24 取付組立体 26 背もたれ 30 第1軌道(下側軌道) 32 第2軌道(上側軌道) 34 固定用つめ 36 取付ブラケット 38 ピボット部材 44 解除部材 46 第1ピボットピン 50 バイパス部材 52 第2ピボットピン 54 弧状溝 56 第1制御部材 58 第2制御部材 60 従属部材 80 直線溝 82 歯 86 ブッシュ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に座席を取り付けるための組立体
    であって:第1軌道と;前記第1軌道に対し相対的に移
    動可能に支持された第2軌道と;前記第2軌道上に支持
    された固定用装置であって、前記第2軌道を固定された
    位置に維持する固定された位置と、前記第2軌道が前記
    第1軌道に対し相対的に移動可能である固定されていな
    い位置との間で移動可能である固定用装置と;前記固定
    用装置を前記固定された位置から外れるように動かし、
    前記第2軌道が前記第1軌道に対し相対的に移動可能で
    あるように前記固定用装置を前記固定されていない位置
    に維持する解除部材と;前記解除部材から独立して動く
    ことのできるバイパス位置へ移動し、制御機構が作動さ
    れたときに前記固定された位置に固定用装置が止まるよ
    うにするバイパス部材と;を備えることを特徴とする組
    立体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組立体において、 前記解除部材は、第1ピボットピンによって前記第2座
    席軌道に回転可能に結合されていることを特徴とする組
    立体。
  3. 【請求項3】 請求項3に記載の組立体において、 前記バイパス部材は、第2ピボットピンによって前記解
    除部材に回転可能に結合されており、 前記バイパス部材は、前記解除部材から独立して回転す
    ることができることを特徴とする組立体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の組立体において、 前記バイパス部材は、前記第2ピボットピンを収容する
    ために弧状の溝を有することを特徴とする組立体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の組立体において、 前記バイパス部材に取り付けられた制御部材を有し、 前記制御部材が前記バイパス部材を前記バイパス位置へ
    回転させたときに、前記第2ピボットピンが前記弧状溝
    の内でスライドすることを特徴とする組立体。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の組立体において、 前記バイパス部材に取り付けられた制御部材を有し、 前記制御部材が作動されたときに、前記弧状溝の一端に
    前記第2ピボットピンが止まり、前記第2ピボットピン
    が前記解除部材を前記第2軌道に対し相対的に回転さ
    せ、前記固定用装置を前記固定された位置から開放する
    ことを特徴とする組立体。
  7. 【請求項7】 車両内に座席を取り付けるための組立体
    であって:第1軌道と;前記第1軌道に対し相対的に移
    動可能に支持された第2軌道と;固定されていない位置
    と、前記第1軌道に対し相対的な選択された位置に前記
    固定用装置が前記第2軌道を維持する固定されている位
    置との間で移動できるように前記第2軌道に支持された
    固定用装置と;制御部材により作動され、前記固定用装
    置を前記固定された位置へ及び前記固定された位置から
    選択的に移動させるために前記第2軌道に支持された解
    除部材と;前記固定用装置が前記固定されていない位置
    にあるときに選択的に第1バイパス位置に移動し、前記
    解除部材から独立して移動可能となり、前記固定用装置
    に、前記制御部材に依存せずに前記固定された位置に戻
    ることを許容するバイパス部材と;を備えることを特徴
    とする組立体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の組立体において、 前記バイパス部材は、第2バイパス位置へ選択的に動か
    すことが可能であり、 前記第2バイパス位置では、前記バイパス部材が、前記
    制御部材が作動されたときに、前記固定用装置が前記固
    定された位置に止まるように前記解除部材から独立して
    移動することができることを特徴とする組立体。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の組立体において、 前記解除部材は、第1ピボットピンによって前記第2座
    席軌道に回転可能に結合されており、 前記バイパス部材は、第2ピボットピンにより前記解除
    部材に回転可能に結合されていることを特徴とする組立
    体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の組立体において、 前記バイパス部材は、第1制御部材及び第2制御部材に
    よって作動されており、 前記第1制御部材は、第1座席部材の作動に応答するも
    のであり、 前記第2制御部材は、第2座席部材の作動に応答するも
    のであることを特徴とする組立体。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の組立体において、 前記第1制御部材が前記第2ピボットピンに横方向の力
    を与え、前記バイパス部材及び前記解除部材を前記第1
    ピボットピンの回りに回転させ、前記解除部材を前記固
    定用装置に滑り可能に係合させ、固定用装置を前記固定
    された位置から外したときに、前記固定用装置が前記固
    定された位置から外れるように動くことを特徴とする組
    立体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の組立体において、 前記第2座席部材は、ほぼ水平な位置にあり、 前記第1座席部材と前記第2座席部材とが前記第1軌道
    に対し相対的に移動できるように、前記解除部材が前記
    固定用装置を前記固定されていない位置に配置したとき
    には、前記第1座席部材は、前記第2座席部材に対し相
    対的に角度を有する位置にあることを特徴とする組立
    体。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の組立体において、 前記第2制御部材が回転点において前記バイパス部材に
    取り付けられており、 前記回転点は、前記第2ピボットピンから間隔をおいて
    離れて配置されていることを特徴とする組立体。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の組立体において、 前記第2制御部材は、前記第2座席部材がほぼ直立した
    位置へと回転させられたときに、前記バイパス部材に対
    し第1の方向への第1の力を与え、 前記第1制御部材は、前記第1座席部材が前記第2座席
    部材の方へ向けて下方へと回転させられたときに、前記
    バイパス部材に対し第2の方向への第2の力を与え、前
    記バイパス部材を前記回転点の回りに回転させ、前記固
    定用装置が前記固定された位置に止まり、前記第1座席
    部材がほぼ水平な位置へと下方に回転することを許容す
    るようにすることを特徴とする組立体。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載の組立体において、 前記バイパス部材は、一端に直線溝部分を備えた弧状の
    溝を有することを特徴とする組立体。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の組立体において、 前記第1制御部材が、前記バイパス部材及び前記解除部
    材を前記第1ピボットピン回りに回転させたときに、前
    記第2ピボットピンが前記直線溝部分に係合することを
    特徴とする組立体。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の組立体において、 前記第1座席部材がほぼ水平な位置へと回転させられた
    場合であって、前記第1制御部材が前記バイパス部材を
    前記解除部材から独立して回転させたときに、前記第2
    ピボットピンが前記弧状の溝内で移動することを特徴と
    する組立体。
  18. 【請求項18】 車両の座席の組立体であって、 座席の座部と;前記座席の座部に対して相対的に回転運
    動ができるように回転可能に支持された座席の背もたれ
    と;第1軌道と;前記第1軌道に対して相対的に移動で
    きるように支持された第2軌道であって、前記座席の座
    部が前記第2軌道と共に移動できるように前記第2軌道
    上に支持されている第2軌道と;前記第2軌道上に支持
    された固定用装置であって、前記固定用装置が、前記第
    1軌道に対し相対的な選択された位置に前記第2軌道を
    維持する固定された位置へ移動可能にかつ前記固定され
    た位置から外へ移動可能に前記第2の軌道上に支持され
    ている固定用装置と;第1ピボットピンによって前記第
    2軌道に回転可能に結合された解除部材であって、前記
    固定用装置を前記固定された位置へ又は前記固定された
    位置から外すように選択的に動かす解除部材と;第2ピ
    ボットピンによって前記解除部材に回転可能に結合され
    ており、前記第1制御部材及び前記第2制御部材に結合
    されているバイパス部材とを備え、 前記第1制御部材は、前記座席の背もたれに操作可能に
    結合された作動部材に応答し、 前記第2制御部材は、前記座席の座部に操作可能に結合
    された作動部材に応答することを特徴とする座席の組立
    体。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の座席の組立体にお
    いて、 前記座席の座部がほぼ直立した位置にある場合には、前
    記バイパス部材は、前記解除部材から独立して回転し、
    前記固定用装置を前記固定された位置にとどめ、 前記バイパス部材は、前記第2制御部材によって駆動さ
    れ、前記解除部材から独立して動き、前記固定装置が前
    記第1制御部材と無関係に前記固定された位置に戻るこ
    とを許容することができることを特徴とする座席の組立
    体。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の座席の組立体にお
    いて、 前記座席の座部がほぼ水平な位置にあり、前記座席の背
    もたれが前記座席の座部の方へ向けて下方に回転された
    ときに、前記バイパス部材及び前記解除部材が前記第1
    ピボットピン回りに回転し、前記固定用装置が前記固定
    された位置から外れるように動き、前記第2軌道が前記
    第1軌道に対し相対的に動くことを許容することを特徴
    とする座席の組立体。
JP11141428A 1998-05-29 1999-05-21 カムで作動される固定装置及びバイパス組立体を備えた座席の軌道 Pending JPH11348617A (ja)

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