JP3376120B2 - 乳母車の押棒ロック機構 - Google Patents

乳母車の押棒ロック機構

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JP3376120B2 JP20458794A JP20458794A JP3376120B2 JP 3376120 B2 JP3376120 B2 JP 3376120B2 JP 20458794 A JP20458794 A JP 20458794A JP 20458794 A JP20458794 A JP 20458794A JP 3376120 B2 JP3376120 B2 JP 3376120B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、乳母車の押棒を乳母車
の折り畳み状態でロックするための乳母車の押棒ロック
機構に関する。 【0002】 【従来の技術】押棒を備えた開閉可能な乳母車におい
て、特開平1-106772号公報に示すように、手元の操作ボ
タンの操作により、乳母車の開状態のロック解除が行わ
れるとともに、押棒が対面押し及び背面押しの二位置に
切り換えられるようになったものが提案されている。こ
の種の乳母車では、手摺の側部には、押棒を前記各位置
に係止するための係止ピンが設けられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の乳母車で
は、乳母車を折り畳んだ状態で操作ボタンを誤って操作
した結果、押棒が一方の係止ピンから外れてフリーの状
態になる場合がある。このとき、押棒は他方の係止ピン
で止まるが、乳母車を再び開状態にする際には押棒を元
の位置に戻してやる必要が生じるため、操作が面倒であ
る。 【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、押棒を乳母車の折り畳み状態でロック
することにより操作性を向上できる乳母車の押棒ロック
機構を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、操作ボタンを
操作して手摺側部の前側,後側係止ピンに係止させるこ
とにより対面押し及び背面押しの二位置をとり得る前後
方向回動自在な押棒を乳母車の折り畳み状態でロックす
るための乳母車の押棒ロック機構であり、前記押棒上に
スライド部材をスライド自在に設け、前記各係止ピンに
係止する下方の係止位置と該係止状態が解除される上方
の係止解除位置とをとり得るように、前記スライド部材
を前記操作ボタンの操作に連動させて上下動可能に構成
するとともに、前記スライド部材被係合部を有し、前
記被係合部に係合し得る係合部を有する係合部材が前記
後側係止ピンの先端に設けられており、乳母車の折り畳
み状態において、前記係合部材の前記係合部が、前記係
止位置におかれた前記スライド部材の前記被係合部の上
方に配置されることにより、前記スライド部材の上方へ
の移動が規制されていることを特徴としている。 【0006】 【作用】本発明では、押棒の位置を切り換える際には、
操作ボタンの操作により、押棒上のスライド部材を上方
へ移動させて係止解除位置におき、スライド部材と係止
ピンとの係合を解除する。次に、押棒を他方の係止ピン
側へ回動させて該係止ピンと係合させる。これにより、
押棒の位置を切り換えることができる。 【0007】また乳母車を折り畳む際には、スライド部
材が後側係止ピンに係止した係止位置の状態で、操作ボ
タンを操作して、乳母車の開状態のロックを解除するこ
とにより行う。この折り畳み時には、手摺側部の係合部
の係合部、係止位置におかれたスライド部材の被係
合部の上方に配置される。 【0008】したがって、この状態から操作ボタンを誤
って操作したとしても、スライド部材の被係合部が係合
部材の係合部に干渉することにより、スライド部材
方への移動が規制され、スライド部材と係止ピンとの係
止状態が維持されるので、押棒が乳母車の折り畳み状態
でロックされることになる。これにより、乳母車を開状
態にスムーズに移行でき、操作性を向上できる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図7は本発明の一実施例による乳
母車の押棒ロック機構を説明するための図であり、図1
及び図2は該押棒ロック機構が採用された乳母車の開状
態(展開状態)の全体斜視図であり、図1は押棒が背面
押しの位置にある状態を、図2は押棒が対面押しの位置
にある状態をそれぞれ示しており、図3は該乳母車の閉
状態(折り畳み状態)の全体斜視図、図4,図5はそれ
ぞれ図1,図3の右側面一部拡大図、図6は図4の VI-
VI線断面図、図7は図5の VII-VII線断面図である。 【0010】乳母車1は、図1ないし図3に示すよう
に、下端に車輪が取り付けられた各々左右一対の前脚フ
レーム2及び後脚フレーム3を有しており、これらの脚
フレーム2,3は前後方向に折り畳み可能に構成されて
いる。 【0011】各脚フレーム2,3の上部には手摺ガード
4が設けられている。手摺ガード4は平面視略U字状に
形成されており、シート17の両側方に配置された左右
一対の手摺5と、その前方に配置された緩やかな円弧状
をなす胴ガード6とから構成されている。 【0012】手摺ガード4の両側方には左右一対の押棒
10が設けられている。押棒10は、その下部がブラケ
ット11にピン16で連結されて前後方向回動自在とな
っており、背面押しの位置(図1)と対面押しの位置
(図2)との二位置をとり得るようになっている。また
手摺5の側部には、押棒10を前記各位置に係止するた
めの後側係止ピン7及び前側係止ピン8が取り付けられ
ている。 【0013】押棒10の上方には、子守者が把持するた
めの略U字状の操作杆12が設けられている。操作杆1
2の中央には、操作ボタン13及び切換えスイッチ14
を有する操作部15が設けられている。切換えスイッチ
14を切換えて操作ボタン13を押すことにより、乳母
車の開状態のロック解除と、押棒の二位置の切換えとを
行えるようになっている。 【0014】押棒10上には概ね筒状のスライド部材2
0がスライド自在に設けられており、該スライド部材2
0は、その係止部20a(図6,図7参照)が前記各係
止ピン7,8に係止する下方の係止位置と、該係止状態
が解除される上方の係止解除位置とをとり得るようにな
っている。またスライド部材20には、前記操作ボタン
13に連動するワイヤ(図示せず)の一端が取り付けら
れており、押棒10の位置切換え時に操作ボタン13を
操作すると、係止位置にあったスライド部材20が上方
の係止解除位置へ移動して、スライド部材20の係止部
20aと各係止ピン7,8との係合が外れるようになっ
ている。さらにスライド部材20内には、図4及び図5
に示すような係合突起部(被係合部)21が形成されて
いる。 【0015】一方、前記後側係止ピン7の先端にはカム
部材(係合部材)30が設けられている。カム部材30
の係合部31は、乳母車の折り畳み時に手摺5とともに
回転して、係止位置にあるスライド部材20の係合突起
(被係合部)21上方に配置されるようになってい
る(図4,図5参照)。これによりスライド部材20の
上方への移動が規制され、押棒10が乳母車1の折り畳
み状態でロックされる。なお、シート17の背もたれ部
の上方には日よけ18が、また下方にはショッピングバ
ッグ19が取り付けられている。 【0016】このように構成される乳母車1において、
乳母車1の開状態のときに押棒10の位置を換えるに
は、まず切り換えスイッチ14(図2)を押棒切換え側
に切り換えて、操作ボタン13を押し込む。すると、操
作ボタン13と連動するワイヤがスライド部材20を引
き上げ、これによりスライド部材20の係止部20aと
係止ピン7または8との係止状態が解除される。なお、
この乳母車1の開状態では、スライド部材20の係合突
起部21とカム部材30とは図4及び図6に示すよう位
置関係にあり、スライド部材20の上方への移動時にカ
ム部材30との干渉はない。 【0017】次に、押棒10を前後方向に回動させて、
背面押しの位置(図1)または対面押しの位置(図2)
におき、対応する係止ピン7,8とスライド部材20の
係止部20aとを係合させる。これにより、押棒10の
位置が切り換えられる。 【0018】また乳母車1を折り畳む際には、押棒10
を後側係止ピン7に係止させた状態で、切り換えスイッ
チ14を開状態ロック解除側に切り換えて、操作ボタン
13を押し込む。すると、ブラケット11によるロック
状態が解除され、乳母車1が折り畳まれる(図3参
照)。 【0019】この乳母車1の折り畳み時には、手摺5が
上方に回動し(図5参照)、その側部の後側係止ピン7
に設けられたカム部材30が手摺5とともに回転して、
カム部材30の係合部31がスライド部材20の係合突
起部21上方に配置される(図5,図7参照)。 【0020】この状態から、切り換えスイッチ14を誤
って押棒切換え側に切り換えて、操作ボタン13を押し
込んだとする。すると、ワイヤの作動によりスライド部
材20が上方へ移動しようとするが、このとき、スライ
ド部材20の係合突起部21がカム部材30の係合部3
1と干渉して、カム部材30の係合部31がスライド部
材20の係合突起部21に上方から係合することによ
り、スライド部材20の移動が妨げられる(図5参
照)。これにより、スライド部材20の係止部20aと
後側係止ピン7との係止状態が維持され、押棒10が乳
母車1の折り畳み状態でロックされることになる。 【0021】このように、乳母車1の折り畳み状態では
押棒10が常時係止状態に維持されるので、乳母車1を
再び開状態にする際に、その開状態への移行をスムーズ
に行うことができ、操作性が向上する。 【0022】 【発明の効果】以上のように本発明に係る乳母車の押棒
ロック機構では、乳母車の折り畳み状態で、押棒上のス
ライド部材の被係合部に手摺側部の係合部材が係合する
ようにしたので、操作ボタンを誤って操作した場合で
も、スライド部材と係止ピンとの係止状態を維持でき、
押棒を乳母車の折り畳み状態でロックできる。これによ
り、乳母車を開状態へスムーズに移行でき、操作性を向
上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例による押棒ロック機構が採用
された乳母車(開状態)において押棒が背面押しの位置
にある状態を示す全体斜視図。 【図2】前記乳母車(開状態)において押棒が対面押し
の位置にある状態を示す全体斜視図。 【図3】前記乳母車の閉状態(折り畳み状態)の全体斜
視図。 【図4】図1の右側面一部拡大図。 【図5】図3の右側面一部拡大図。 【図6】図4の VI-VI線断面図。 【図7】図5の VII-VII線断面図。 【符号の説明】 1 乳母車 5 手摺 7 後側係止ピン 8 前側係止ピン 10 押棒 13 操作ボタン 14 切り換えスイッチ 15 操作部 20 スライド部材 20a 係止部 21 係合突起部(被係合部) 30 カム部材(係合部材)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 操作ボタンを操作して手摺側部の前側,
    後側係止ピンに係止させることにより対面押し及び背面
    押しの二位置をとり得る前後方向回動自在な押棒を乳母
    車の折り畳み状態でロックするための乳母車の押棒ロッ
    ク機構であって、 前記押棒上にスライド部材をスライド自在に設け、前記
    各係止ピンに係止する下方の係止位置と該係止状態が解
    除される上方の係止解除位置とをとり得るように、前記
    スライド部材を前記操作ボタンの操作に連動させて上下
    動可能に構成するとともに、前記 スライド部材被係合部を有し、前記被係合部に係
    合し得る係合部を有する係合部材が前記後側係止ピンの
    先端に設けられており、 乳母車の折り畳み状態において、前記係合部材の前記係
    合部が、前記係止位置におかれた前記スライド部材の前
    記被係合部の上方に配置されることにより、前記スライ
    ド部材の上方への移動が規制されている 、 ことを特徴とする乳母車の押棒ロック機構。
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