JP6747918B2 - ベビーカー - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルがベビーカー後方の背面押し位置とベビーカー前方の対面押し位置とに移動する折り畳み式のベビーカーに関する。
特許文献1のような折り畳み式のベビーカーは、ベビーカーを押して操縦するハンドルに、ロック機構の一部である開閉ロックレバーが配置されている。ロック機構は、開閉ロックレバーが操作されることによって、ベビーカーを展開した展開状態および折り畳んだ折畳状態のうちの何れかの状態にロックすることができる。また、このベビーカーは、ハンドルをベビーカー後方に位置させる背面押し位置およびベビーカー前方に位置させる対面押し位置のうちの何れかの位置に選択的に位置させることができる。このため、ベビーカーには、ハンドルにおける背面押し位置と対面押し位置の切り替えをロックする切替ロック機構が配設されている。
特開2013−203139号公報
この種のベビーカーにあっては、ベビーカーが折り畳み途中の状態にあるときに、操作者が操作を誤ってまたは不用意に切替ロック機構が解除されてしまって、ハンドルが背面押し位置から対面押し位置に前倒れしてしまうことがある。そして、ハンドルが対面押し位置にある折畳状態のベビーカーが完全に展開状態に戻されると、ハンドルを対面押し位置から背面押し位置に戻すことができなくなるといった事象が発生することがある。
本発明は、折り畳み途中でハンドルが背面押し位置から対面押し位置に移動してしまうことを抑制することを可能としたベビーカーを提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するベビーカーは、第1フレームと、ベビーカーが折畳状態と展開状態との間で切り替わる際に、前記第1フレームに対する位置が変化する第2フレームと、前記ベビーカー後方の背面押し位置と前方の対面押し位置とに移動するハンドルと、前記ベビーカーを前記折畳状態または前記展開状態にロックするロック機構とを備える。前記ロック機構は、前記第1フレームに取り付けられる被係合部材と、前記被係合部材に係合することで前記折畳状態または前記展開状態にロックするロック位置から当該ロックを解除する解除位置に前記第2フレームに沿って移動するラッチ部材と、前記ハンドルに沿って移動することで、前記ラッチ部材を前記ロック位置から前記解除位置に移動させるラッチピンと、前記ベビーカーが前記折畳状態と前記展開状態との間で切り替わる際に、前記ラッチ部材を前記解除位置に維持する位置調整壁とを備える。前記ラッチ部材は、前記ラッチピンが係合して前記ラッチ部材を前記ロック位置から前記解除位置に移動させる係合部と、前記ラッチ部材が前記解除位置に前記位置調整壁によって維持されている状態において、前記ハンドルが前記背面押し位置から前記対面押し位置に移動する際の前記係合部と係合していない位置にある前記ラッチピンの移動経路上に位置する障壁とを備える。
上記構成によれば、係合部と係合していない位置にあるラッチピンの移動経路上に障壁が存在することから、展開状態にあるベビーカーを折畳状態にする過程で、ハンドルが背面押し位置から対面押し位置に移動してしまうことを規制することができる。これにより、ハンドルが対面押し位置にある状態でベビーカーが展開されてしまい、ハンドルを背面押し位置に戻すことができなくなるといった事象の発生を抑制できる。
上記ベビーカーにおいて、前記ハンドルにおける前記背面押し位置と前記対面押し位置との切り替えをロックする切替ロック機構をさらに備えていてもよい。この場合、前記切替ロック機構は、前記ハンドルに配され、切替ロック位置と切替可能位置とに亘って移動する切替操作部材と、前記第2フレームに配され、前記ハンドルが背面押し位置に位置するときに、前記切替ロック位置にある前記切替操作部材と係合する第1ロック部と、前記第1フレームおよび第2フレームと異なる第3フレームに配され、前記ハンドルが対面押し位置に位置するときに、前記切替ロック位置にある前記切替操作部材と係合する第2ロック部とを備える構成としてもよい。
上記構成によれば、ハンドルを背面押し位置と対面押し位置に確実にロックできる。そして、ベビーカーを展開状態や折畳状態に遷移させる過程でハンドルが対面押し位置に前倒れしてしまうといった状況を発生しにくくすることができる。
上記ベビーカーにおいて、前記ベビーカーの幅方向における外側から内側に向かって、前記ハンドル、前記第2フレーム、上記被係合部材の順に配置されており、前記係合部および前記障壁は、前記第2フレームに対して前記ハンドルの方向に向かって突出し、前記ラッチピンは、前記ハンドルに対して前記第2フレームの方向に向かって突出し、前記位置調整壁は、前記第2フレームに対して前記ベビーカーの幅方向内側に位置している構成としてもよい。
上記構成によれば、ベビーカーの幅方向における外側から内側に向かって、ハンドル、第2フレーム、被係合部材の順に配置され、位置調整壁が第2フレームに対してベビーカーの幅方向内側に位置しているベビーカーにロック機構を適用することができる。
上記ベビーカーにおいて、前記第1フレームは、着座部を構成するシートフレームの一部であり、前記被係合部材は、前記シートフレームの端部に取り付けられており、前記ラッチ部材は、前記位置調整壁の方向に突出した突出部を備え、前記被係合部材は、前記突出部が選択的に係合する第1係合凹部と第2係合凹部であって、前記展開状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第1係合凹部と、前記折畳状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第2係合凹部とを備え、前記第1係合凹部と前記第2係合凹部との間に前記位置調整壁を備えている構成としてもよい。
上記ベビーカーによれば、第1係合凹部と第2係合凹部との間に位置調整壁が設けられているので、ベビーカーを折り畳んだり展開したりする操作を一連の操作で行うことができる。すなわち、第1突出部は、第1係合凹部および第2係合凹部の何れか一方の係合凹部との係合状態が解除されると、連続的に、位置調整壁に移動し、次いで、他方の係合凹部と係合する。位置調整壁を移動する間は、ロック機構の操作も不要となる。この点で、ベビーカーは、操作性の向上を図ることができる。
上記ベビーカーにおいて、前記突出部は、第1突出部であり、前記ラッチ部材は、前記第1突出部とは反対方向に第2突出部を備え、前記ハンドルと前記第2フレームとの間には、前記第2突出部が係合する切欠部を備えたラッチブラケットを備え、前記第2突出部は、前記第1突出部が前記第1係合凹部に係合しているときに、前記切欠部に対しても係合する構成としてもよい。
上記構成によれば、ラッチ部材は、第1突出部と第2突出部とを備え、ベビーカーの展開状態において、第1突出部が第1係合凹部に係合し、第2突出部が切欠部に係合するので、使用中のベビーカーを確実に展開状態に維持することができる。
上記ベビーカーにおいて、前記ベビーカーの幅方向における外側から内側に向かって、前記ハンドル、前記被係合部材、前記第2フレームの順に配置されており、前記係合部および前記障壁は、前記第2フレームに対して前記ハンドルの方向に向かって突出し、前記ラッチピンは、前記ハンドルに対して前記第2フレームの方向に向かって突出し、前記位置調整壁は、前記ハンドルと前記第2フレームとの間に位置している構成としてもよい。
上記構成によれば、ベビーカーの幅方向における外側から内側に向かって、ハンドル、被係合部材、第2フレームの順に配置され、位置調整壁がハンドルと第2フレームとの間に位置しているベビーカーにロック機構を適用することができる。
上記ベビーカーにおいて、前記第1フレームは、後輪が下端部に取り付けられる後脚フレームの一部であり、前記被係合部材は、前記後脚フレームに回動可能に支持されており、前記位置調整壁は、前記被係合部材に備え、前記ラッチ部材は、前記位置調整壁の方向に突出した突出部を備え、前記被係合部材は、前記突出部が選択的に係合する第1係合凹部と第2係合凹部であって、前記展開状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第1係合凹部と、前記折畳状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第2係合凹部とを備え、前記第1係合凹部と前記第2係合凹部との間に前記位置調整壁を備えている構成としてもよい。
上記構成によれば、第1係合凹部と第2係合凹部との間に位置調整壁が設けられているので、ベビーカーを折り畳んだり展開したりする操作を一連の操作で行うことができる。
本発明は、折り畳み途中でハンドルが背面押し位置から対面押し位置に移動してしまうことを抑制することを可能としたベビーカーを提供することができる。
第1実施形態としてのベビーカーの展開状態を示す斜視図。 展開状態と折畳状態にベビーカーの状態をロックするロック機構を示す要部斜視図。 展開状態と折畳状態にベビーカーの状態をロックするロック機構の分解斜視図。 ロック機構を後方から見た要部斜視図。 ロック機構が展開状態から折畳状態に移行する途中の状態を示す要部側面図。 折畳状態のベビーカーを示す斜視図。 折畳状態でのロック機構の状態を示す要部側面図。 第2実施形態としてのベビーカーの展開状態を示す斜視図。 展開状態にある第2実施形態としてのベビーカーのロック機構を前方から見た斜視図。 展開状態から折畳状態に移行する途中の状態を示す要部斜視図。 ベビーカーの折畳状態を示す斜視図。 折畳状態でのロック機構の状態を示す要部斜視図。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態としてのベビーカーを説明する。
図1は、乳幼児などを乗せて使用するための一人乗りの折り畳み式のベビーカー1であり、展開状態において、乳幼児などを寝かせた姿勢や座らせた姿勢で使用する。図1に示すベビーカー1の状態は、ハンドルがベビーカー後方に位置し、後方からベビーカー1を操作する背面押しの状態を示している。以下の説明では、背面押しの状態を基準にして、進行方向を「前方」と定義し、進行方向に対して反対方向を後方(背面)と定義し、さらに進行方向に対して左右方向を左右(幅)方向と定義し、進行方向に対して上下方向を上下と定義する。なお、図1〜図7では、クッション材等からなるシート部材や幌を割愛している。
図1に示すように、このベビーカー1は、一対の前脚フレーム11と、一対の後脚フレーム12と、乳幼児などが着座する着座部を構成するシートフレーム13とを備えている。各前脚フレーム11は、全体がほぼ直線的な形状を有しており、下端部にキャスター付きの前輪11aが配置されている。各後脚フレーム12は、全体が前方に反るような弓型の形状を有しており、下端部には、キャスター付きの後輪12aが配置されている。一対の前脚フレーム11は、左右方向に横断する前ステー14によって連結されており、一対の後脚フレーム12も、左右方向に横断する後ステー15によって連結されている。前ステー14には、着座している乳幼児等が足を掛けるステップ16が配置されている。
一対の前脚フレーム11の上端部は、アームレスト17の前方部分に回動可能に支持されている。一対の後脚フレーム12の上端部も、アームレスト17の前方部分に回動可能に支持されている。各後脚フレーム12の長さ方向における中程外側には、全体が弓型形状を有するラッチブラケット18の下端部が回動可能に取り付けられている。ラッチブラケット18の上端部は、ラッチ部材42がロック位置に位置するときに係合する切欠部48となる(図2参照)。
また、シートフレーム13は、前後方向に延びる一対の前後フレーム13aと、一対の前後フレーム13aに架け渡される前方横フレーム13bおよび後方横フレーム13cとを備えている。そして、一対の前後フレーム13aと前方横フレーム13bと後方横フレーム13cとに亘ってシートが取り付けられることによって、シートフレーム13上に着座部が構成される。前後フレーム13aの前方端部は、各前脚フレーム11の長さ方向における中程内側に回動可能に取り付けられる。前後フレーム13aの後端部には、ベビーカー1を展開状態および折畳状態の状態にロックする被係合部材21が取り付けられる。
図2に示すように、各ラッチブラケット18の上端部には、その内側に、連結フレーム19の下端部が回動可能に取り付けられている。各連結フレーム19は、直線状のパイプであって、ラッチブラケット18とアームレスト17との間を連結する。連結フレーム19の上端部は、アームレスト17の後端部に回動可能に取り付けられる。アームレスト17の前端部には、フロントガード部材22が着脱可能に取り付けられる。
図1に示すように、各ラッチブラケット18の更に外側には、ベビーカー1を押して操作するハンドル23が配置されている。ハンドル23は、全体がU字形状を有しており、ベビーカー1の幅方向において、最も外側に配置される部材である。ハンドル23は、ラッチブラケット18の外側に位置する一対の縦フレーム23aと、一対の縦フレーム23aを連結する操作フレーム23bとを備えている。操作フレーム23bは、中央部に、操作者によって操作される開閉ロックレバー24が配置されている。各縦フレーム23aの下端部近傍には、連結フレーム19に沿う図2中矢印D1方向にラッチ部材42を移動させるラッチピン43が配置されている(図2参照)。開閉ロックレバー24は、操作フレーム23bおよび各縦フレーム23aに挿通されたワイヤによってラッチピン43と接続されている。開閉ロックレバー24は、操作者による操作によってラッチピン43を各縦フレーム23aが延びる図2中矢印D1方向に移動させる。
ベビーカー1の幅方向において、外側から内側に向かって、ハンドル23の縦フレーム23a、ラッチブラケット18、連結フレーム19、被係合部材21が配置され、これらの部材は、同じ回動軸25によって回動可能に支持されている。ハンドル23は、ベビーカー1の後方である背面押し位置とベビーカー1の前方である対面押し位置の2つの位置の間を、回動軸25を中心に回動する。また、回動軸25を中心にして、相対的に縦フレーム23a、ラッチブラケット18、連結フレーム19、被係合部材21が回動することで、ベビーカー1は、展開状態と折畳状態に遷移することができる。
図1に示すように、各前後フレーム13aの後端部に取り付けられた被係合部材21には、内側に向かって支持軸部26が突設されている(図4参照)。一対の支持軸部26は、リクライニングフレーム27が回動可能に取り付けられる。具体的には、リクライニングフレーム27は、U字形状を有しており、各縦フレーム部27bの下端部が支持軸部26において回動軸25に回動可能に支持される。リクライニングフレーム27の横フレーム部27aには、乳幼児などの頭部を保護するヘッドレスト28がベビーカー1の前後方向に回動可能に取り付けられている。また、連結フレーム19の内側面には、アームレスト17の回動支点の下側に軸部29aが突設されている。各軸部29aには、着座部に着座した乳幼児などの側部を保護する一対のサイドプレート29が連結されている。一対のサイドプレート29のヘッドレスト28側の先端部は、矩形形状を有するヘッドレスト28の幅方向の両端部に搖動可能に支持される。
リクライニングフレーム27を寝かす方向に回動したとき、ヘッドレスト28は、リクライニングフレーム27に対して立ち上がるように回動し、寝かせた状態となる乳幼児などの頭部を保護可能な状態となる。一方、リクライニングフレーム27が起き上がる方向に回動されたとき、ヘッドレスト28は、リクライニングフレーム27とほぼ面一の状態となり、リクライニングフレーム27の上部を開放する。
図2に示すように、また、ハンドル23を背面押し位置および対面押し位置にロックする切替ロック機構31を備えている。切替ロック機構31は、ハンドル23の縦フレーム23aに沿って移動可能に配置された切替操作部材32と、切替操作部材32の下側に固定配置された規制突起33とを備えている。また、連結フレーム19は、ハンドル23を背面押し位置にロックする機構として、第1ロック部としての第1ロック突部34と、規制突起33が係合する第1回動規制片35とを備えている。切替操作部材32は、第1ロック突部34と係合するロック凹部32aを備えている。切替操作部材32は、ロック凹部32aが第1ロック突部34に係合する図2中反矢印D1方向に弾性部材によって下方に弾性付勢されている。第1回動規制片35は、背面押し位置にあるハンドル23の規制突起33が係合することで、ハンドル23が回動軸25を中心にして更にベビーカー1後方の下方に倒れ込まないように支持する。
また、切替ロック機構31は、第3フレームとしての前脚フレーム11におけるアームレスト17の前端部近傍に、ハンドル23を対面押し位置にロックする機構として、切替操作部材32のロック凹部32aが係合する第2ロック部としての第2ロック突部36と、規制突起33が係合する第2回動規制片37とを備えている。第2回動規制片37は、対面押し位置にあるハンドル23の規制突起33が係合することで、ハンドル23が更に下方に倒れ込まないように支持する。
図3に示すように、ベビーカー1は、折畳状態または展開状態にロックするロック機構41を備えている。ロック機構41は、シートフレーム13を構成する前後フレーム13aの後端部に取り付けられた被係合部材21と、ラッチブラケット18とアームレスト17の後端部とを連結する連結フレーム19に移動可能に取り付けられたラッチ部材42と、ハンドル23の縦フレーム23aの内側面に突出されたラッチピン43とを備えている。
第1フレームとしての前後フレーム13aの後端部に取り付けられる被係合部材21は、外周部に、半円弧形状を有する位置調整壁44を備えている。また、位置調整壁44の外周方向における一方の端部には、ラッチ部材42の第1突出部47aが係合する第1係合凹部45を備え、位置調整壁44の他方の端部にも、第1突出部47aが係合する第2係合凹部46を備えている(図3、図4参照)。第1係合凹部45は、位置調整壁44に対してベビーカー1の後方に位置し、第1突出部47aが係合することで、ベビーカー1を展開状態にロックする。第2係合凹部46は、位置調整壁44に対してベビーカー1の前方に位置し、第1突出部47aが係合することで、ベビーカー1を折畳状態にロックする。位置調整壁44は、第1係合凹部45と第2係合凹部46との間に配置され、ラッチ部材42は、ベビーカー1が展開状態と折畳状態との間を遷移する最中、第1突出部47aが位置調整壁44によって持ち上げられた状態が維持され、その後、第1係合凹部45および第2係合凹部46の何れかに第1突出部47aが係合される。
ラッチ部材42は、筒状部材であって、第2フレームとしての連結フレーム19に移動可能に外嵌される。ラッチ部材42は、位置調整壁44とラッチブラケット18の方向である相対する2つの方向に第1突出部47aと第2突出部47bとが突設されている。位置調整壁44の方向に突設された第1突出部47aは、第1係合凹部45と第2係合凹部46に対して選択的に係合する。ラッチブラケット18の方向に突設された第2突出部47bは、第1突出部47aが第1係合凹部45に対して係合しているとき、同時に、ラッチブラケット18の上端部に有する切欠部48に係合する。
ラッチ部材42において、ラッチブラケット18やハンドル23の縦フレーム23aの方向には、縦フレーム23aの内側面から突出したラッチピン43が係合する係合部49が突出している。係合部49は、ベビーカー1の前方が開放された鈎形状を有しており、上下方向に延びる縦壁49aと縦壁49aに直交するような上壁49bとを備えている。また、ラッチ部材42において、ラッチブラケット18やハンドル23の縦フレーム23aの方向には、ベビーカー1が展開状態と折畳状態との間を遷移する最中にラッチピン43が当接する障壁50を備えている。障壁50は、縦壁49aとほぼ平行に離間した壁であり、ラッチ部材42が第1係合凹部45や切欠部48から離れるロック解除位置の方向に移動し、かつ、ハンドル23が背面押し位置から対面押し位置に移動する際のラッチピン43の移動経路上に位置する。ベビーカー1が展開状態から折畳状態に遷移する最中に、操作者が操作を誤ってまたは不用意に切替ロック機構31を解除してしまいハンドル23が対面押し位置の方向に前倒れすることがある。このような場合であっても、障壁50は、ラッチピン43が当接し、ハンドル23の縦フレーム23aが背面押し位置から対面押し位置の方向に前倒れすることを阻止する。
ラッチ部材42は、連結フレーム19に、連結フレーム19の外周面に沿って移動可能に外嵌され、連結フレーム19内に配設されたコイルバネなどの弾性体によって、第1突出部47aおよび第2突出部47bが第1係合凹部45および切欠部48並びに第2係合凹部46に係合するロック位置の図3中反矢印D1方向に弾性付勢されている。そして、ラッチ部材42は、ラッチピン43によって係合部49が図3中矢印D1方向(上方)に押圧されることによって被係合部材21や連結フレーム19の上端部から離間する解除位置に移動される。
ラッチピン43は、ハンドル23の縦フレーム23aの内側面から突出されている。ラッチピン43は、ハンドル23の縦フレーム23aおよび操作フレーム23b内に延在されたワイヤによって操作フレーム23bに配置された開閉ロックレバー24と接続されている。ラッチピン43は、開閉ロックレバー24が操作されていないとき、ラッチ部材42がロック位置に維持する第1位置にあり、開閉ロックレバー24が操作されると、弾性付勢力に抗してラッチ部材42を解除位置に持ち上げる第2位置に移動し(図3中矢印D1方向)、開閉ロックレバー24の操作が解除されると、再び第1位置に戻る。
展開状態にあるベビーカー1を折畳状態に遷移させる最中において、ラッチ部材42が位置調整壁44によって持ち上げられた状態が維持されるようになると、開閉ロックレバー24の操作が解除される。これにより、ラッチ部材42は、解除位置にありながら、一方で、ラッチピン43は、第1位置に戻った状態となる。このような状態では、第1位置にあるラッチピン43の移動経路上に障壁50が位置し、ハンドル23は、ラッチピン43が障壁50に当接することで、背面押し位置から対面押し位置の方向に移動することができなくなる。
また、ベビーカー1が展開状態にあり開閉ロックレバー24が操作されていないとき、ラッチ部材42はロック位置にあり、ラッチピン43は第1位置にある。したがって、ラッチピン43は、障壁50より上側に位置している。これにより、展開状態において、ハンドル23を背面押し位置から対面押し位置の方向に移動させるとき、ラッチピン43は、障壁50の上側の開放された空間を通ることができる。
次に、以上のように構成されたベビーカー1の作用について説明する。
図1に示すように、ベビーカー1は、展開状態で且つハンドル23を背面押し位置にした状態で使用することができる。この場合、図2に示すように、ハンドル23は、連結フレーム19の第1ロック突部34に切替操作部材32のロック凹部32aが係合した切替ロック位置にあり、第1回動規制片35に規制突起33が係合することで、背面押し位置にロックされた状態にある。また、ラッチ部材42の第1突出部47aが被係合部材21の第1係合凹部45に係合し、第2突出部47bがとラッチブラケット18の切欠部48に係合することによって展開状態にロックされている。
ベビーカー1が展開状態にあって、かつ、ハンドル23が背面押し位置にある状態からハンドル23を対面押し位置に移動する場合(図1中矢印D2方向)、切替操作部材32を図2中矢印D1方向に切替可能位置まで引き上げ、ロック凹部32aから第1ロック突部34を外しロック解除の状態にする。この際、ラッチピン43の移動経路上には障壁50が存在しない。したがって、ハンドル23は、回動軸25を回動支点として、ベビーカー1の前方に回動可能となる。ハンドル23を背面押し位置から対面押し位置に移動すると、前脚フレーム11の第2ロック突部36に切替操作部材32のロック凹部32aが係合し切替ロック位置となり、第2回動規制片37に規制突起33が係合することで、対面押し位置にロックされた状態となる。
ハンドル23が対面押し位置にあるときは、ラッチピン43がラッチ部材42の係合部49に係合していないことから、開閉ロックレバー24を操作しても、ラッチ部材42を移動させることができず、展開状態にあるベビーカー1を折り畳むことはできない。ベビーカー1の折り畳みは、ハンドル23を背面押し位置に戻してから行われる(図1中反矢印D2方向)。
展開状態にあるベビーカー1を折畳状態にするには、背面押し位置にあるハンドル23の開閉ロックレバー24を操作する。すると、ラッチピン43は、第1位置からラッチ部材42を解除位置に持ち上げる第2位置に移動する(図2中矢印D1方向)。これにより、ラッチ部材42は、ラッチピン43によって同方向である上方に押圧され解除位置に移動され、第1突出部47aは第1係合凹部45から外れ、第2突出部47bは、切欠部48から外れる。(図4参照)。これにより、ベビーカー1は、展開状態のロックが解除された状態となり、この状態から、前脚フレーム11と後脚フレーム12とが互いに近接するように操作される。
図5に示すように、連結フレーム19は、ベビーカー1が展開状態から折畳状態に遷移するとき、被係合部材21に対して図5中矢印D3方向に移動する。すると、第1係合凹部45と係合していた第1突出部47aは、位置調整壁44に乗り上げる。これにより、ラッチ部材42は、開閉ロックレバー24の操作が解除されラッチピン43が第2位置から第1位置に下がっても(図5中反矢印D1方向)、位置調整壁44に持ち上げられ続けることで解除位置が維持される。この際、第1位置にあるラッチピン43の移動経路上には、解除位置にあるラッチ部材42の障壁50が存在する。したがって、ベビーカー1を折り畳んでいる作業をしている最中に、操作者が操作を誤ってまたは不用意に切替ロック機構31を解除してしまいハンドル23がベビーカー1の後方の背面押し位置から前方の対面押し位置に移動してしまうことがあっても、第1位置のラッチピン43が障壁50に当接することで、これを規制することができる。
図6に示すように、そして、ベビーカー1は折畳状態とすることができる。図7に示すように、折畳状態では、第1突出部47aは、第2係合凹部46に係合する。なお、第2突出部47bは、ラッチブラケット18の側縁部に突き当たる。これにより、ベビーカー1は、折畳状態にロックされる。なお、折畳状態にあっても、切替操作部材32を引き上げ、ロック凹部32aから第1ロック突部34を外しロック解除の状態にし、ハンドル23を背面押し位置から対面押し位置に移動することはできる。しかし、この状態では、ラッチピン43は、ラッチ部材42の係合部49に係合していない。したがって、通常の使用態様において、折畳状態にあるベビーカー1を展開状態にすることはできない。ベビーカー1を展開状態にするには、ハンドル23を対面押し位置から背面押し位置に戻してから、開閉ロックレバー24の操作を行うことになる。
そして、折畳状態にあるベビーカー1を展開状態にする過程においても、ベビーカー1を折り畳んでいる作業をしている最中に、操作者が操作を誤ってまたは不用意に切替ロック機構31を解除してしまいハンドル23がベビーカー1の後方の背面押し位置から前方の対面押し位置に前倒れしそうになることがある。このような場合であっても、第1位置にあるラッチピン43の移動経路上には障壁50が存在するので、第1位置のラッチピン43が障壁50に当接することで、ハンドル23の前倒れを規制することができる。
以上のようなベビーカー1によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)ラッチピン43の移動経路上には障壁50が存在することから、展開状態にあるベビーカー1を折畳状態にする過程で、ハンドル23がベビーカー1の後方の背面押し位置から前方の対面押し位置に移動してしまうことを規制することができる。これにより、ベビーカー1を折畳状態から展開状態に戻した場合に、ハンドル23が対面押し位置にあったために、ハンドル23を背面押し位置に戻すことができなくなるといった事象の発生を防ぐことができる。
(2)ラッチ部材42に障壁50を設ける簡単な構成で、上記(1)の効果を得ることができる。
(3)切替ロック機構31によって、ハンドル23を背面押し位置と対面押し位置に確実にロックできる。そして、展開状態にあるベビーカー1を折畳状態にする過程で、ハンドル23が背面押し位置から対面押し位置に前倒れしてしまうといった状況を発生しにくくすることができる。また、折畳状態にあるベビーカー1を展開状態にする過程においても、ハンドル23が背面押し位置から対面押し位置に前倒れしてしまうといった状況を発生しにくくすることができる。そして、仮に切替操作部材32が操作されて切替ロック機構31が解除されてしまう稀な状況が発生したとしても、上記(1)の効果を得ることができる。
(4)ベビーカー1の幅方向における外側から内側に向かって、ハンドル23、連結フレーム19、被係合部材21の順に配置されたベビーカー1に、以上のようなロック機構41を適用することができる。
(5)第1係合凹部45と第2係合凹部46との間に位置調整壁44が設けられているので、ベビーカー1を折り畳んだり展開したりする操作を一連の操作で行うことができる。すなわち、第1突出部47aは、第1係合凹部45および第2係合凹部46の何れか一方の係合凹部との係合状態が解除されると、連続的に、位置調整壁44に移動し、次いで、他方の係合凹部と係合する。位置調整壁44を移動する間は、開閉ロックレバー24の操作も不要となる。この点で、ベビーカー1は、操作性の向上を図ることができる。
(6)ベビーカー1は、展開状態においては、第1突出部47aを第1係合凹部45に係合させ、第2突出部47bを第2係合凹部46に係合させることで、使用中のベビーカー1を確実に展開状態に維持することができる。
〔第2実施形態〕
以下、図8〜図12を参照して、本発明を適用した第2実施形態としてのベビーカーを説明する。図8に示すベビーカー101の状態は、後方からベビーカー101を操作する背面押しの状態を示し、以下の説明でも、背面押しの状態を基準にして、進行方向を「前方」と定義し、進行方向に対して反対方向を後方(背面)と定義し、さらに進行方向に対して左右方向を左右(幅)方向と定義し、進行方向に対して上下方向を上下と定義する。なお、図8〜図12では、クッション材等からなるシート部材や幌を割愛している。
図8に示すように、このベビーカー101は、一対の前脚フレーム111と、一対の後脚フレーム112と、乳幼児などを寝かせた姿勢や座らせた姿勢で乗車させる着座部としての座板部材113とを備えている。各前脚フレーム111は、直線的な形状を有しており、その下端部には、キャスター付きの前輪111aが配置されている。各後脚フレーム112は、L字形状を有しており、その下端部には、キャスター付きの後輪112aが配置されている。一対の前脚フレーム111は、左右方向に横断する前ステー114によって連結されており、一対の後脚フレーム112も、左右方向に横断する後ステー115によって連結されている。前ステー114には、着座している乳幼児等が足を掛けるステップ116が配置されている。
一対の前脚フレーム111において、上端部は、アームレスト117が回動可能に支持されている。一対の後脚フレーム112もまた、上端部は、アームレスト117が回動可能に支持されている。座板部材113は、一対の前脚フレーム111と一対の後脚フレーム112との間であって、前輪111aおよび後輪112aとアームレスト117との間の中間位置に配置されている。具体的に、前脚フレーム111と後脚フレーム112の間には、前後方向に、側部フレーム118が配置されている。座板部材113は、左右の両側縁部が側部フレーム118に対して弾性変位可能に支持されている。
各側部フレーム118は、L字状形状を有しており、前方端部は、前脚フレーム111の長手方向の中程に回動可能に支持されている。側部フレーム118と後脚フレーム112との間には、連結フレーム119と被係合部材121とを介在される。連結フレーム119は、直線状のパイプである。側部フレーム118の後方端部は、前方端部より上方に位置し、連結フレーム119の下端部が回動可能に支持されている。被係合部材121は、L字形状の部材であって、一端部が後脚フレーム112の長手方向の中程の折曲部に回動可能に支持されている。被係合部材121の他端部は、連結フレーム119の下端部に回動可能に支持されている。
アームレスト117の先端部には、フロントガード部材122が着脱可能に取り付けられる。
各被係合部材121の更に外側には、ベビーカー101を押して操作するハンドル123が配置されている。ハンドル123は、全体がU字形状を有しており、被係合部材121の外側に位置する一対の縦フレーム123aと、一対の縦フレーム123aを連結する操作フレーム123bとを備えている。操作フレーム123bは、中央部に、操作者によって操作される開閉ロックレバー124が配置されている。各縦フレーム123aの下端部近傍には、連結フレーム119に沿って移動するラッチ部材42を連結フレーム119に沿って図9中矢印D1方向に移動させるラッチピン43が配置されている(図9参照)。開閉ロックレバー124は、操作フレーム123bおよび各縦フレーム123aに挿通されたワイヤによってラッチピン43と接続され、操作者による操作によってラッチピン43を各縦フレーム123aが延びる図9中矢印D1方向に移動させる。
ベビーカー101の幅方向において、外側から内側に向かって、ハンドル123の縦フレーム123a、被係合部材121、連結フレーム119、側部フレーム118が配置されている。ハンドル123の縦フレーム123a、被係合部材121の他端部、連結フレーム119の下端部、および、側部フレーム118の後方端部は、同じ回動軸125によって回動可能に支持されている。ハンドル123は、ベビーカー101の後方である背面押し位置とベビーカー101の前方である対面押し位置の2つの位置の間を、回動軸125を中心に回動する。また、回動軸125を中心にして、相対的に縦フレーム123a、被係合部材121、連結フレーム119、側部フレーム118が回動することで、ベビーカー101は、展開状態と折畳状態に遷移することができる。
図8に示すように、座板部材113の後端部には、リクライニングフレーム127が回動可能に取り付けられる。リクライニングフレーム127は、U字形状を有しており、各端部が座板部材113の後端部に回動可能に支持される。リクライニングフレーム127の横フレーム部127aには、矩形形状を有し、乳幼児などの頭部を保護するヘッドレスト128がベビーカー101の前後方向に回動可能に取り付けられている。また、連結フレーム119の内側面には、アームレスト117の回動支点の下側に、座板部材113に着座した乳幼児などの側部を保護する一対のサイドプレート129が連結されている。一対のサイドプレート129のヘッドレスト128側の先端部は、ヘッドレスト128の幅方向の両端部に搖動可能に支持される。
リクライニングフレーム127を寝かす方向に回動したとき、ヘッドレスト128は、リクライニングフレーム127に対して立ち上がるように回動し、寝かせた状態となる乳幼児などの頭部を保護可能な状態となる。一方、リクライニングフレーム127が起き上がる方向に回動されたとき、ヘッドレスト128は、リクライニングフレーム127とほぼ面一の状態となり、リクライニングフレーム127の上部を開放する。
図9に示すように、ベビーカー101は、さらに、ハンドル123を背面押し位置および対面押し位置にロックする切替ロック機構131を備えている。この切替ロック機構131は、上述したベビーカー101の切替ロック機構31と同様な構成を有しており、縦フレーム123aに、切替操作部材32とを、規制突起33とを備え、連結フレーム119に、第1ロック突部34と、第1回動規制片35とを備えている。また、前脚フレーム11のアームレスト17の前端部近傍には、第2ロック突部36と、第2回動規制片37とを備えている。
図9に示すように、ベビーカー101を折畳状態または展開状態にロックするロック機構141を備えている。ロック機構141は、被係合部材121に一端部が回動可能に支持された被係合部材121と、被係合部材121とアームレスト117の後端部とを連結する連結フレーム119に内挿されたラッチ部材42と、ハンドル123の縦フレーム23aの内側面に突出されたラッチピン43とを備えている。なお、ラッチ部材42とラッチピン43は、上述したベビーカー101のロック機構141と同様な構成を有している。
第1フレームとしての後脚フレーム112に一端部が回動可能に支持された被係合部材121は、ラッチブラケットのように機能するものであり、外周部に、半円弧状の位置調整壁44を備えている。なお、位置調整壁44もまた、上述したベビーカー101のロック機構141と同様な構成を有している。すなわち、位置調整壁44は、位置調整壁44に対してベビーカー101の後方に位置し、ラッチ部材42が係合することでベビーカー101を展開状態にロックする第1係合凹部45と、ラッチ部材42が係合することでベビーカー101を折畳状態にロックする第2係合凹部46と備えている。
第2フレームとしての連結フレーム119に移動可能に取り付けられるラッチ部材42は、連結フレーム119の内部に連結フレーム119に沿って移動可能に取り付けられている。ラッチ部材42は、位置調整壁44の方向に突出部47が突設されている。突出部47は、第1係合凹部45と第2係合凹部46に対して選択的に係合する。なお、ベビーカー1のラッチ部材42は、2つの方向に突出した第1突出部47aと第2突出部47bとを備えているが、ここでのベビーカー101におけるラッチ部材42は、位置調整壁44の方向に突出した1つの突出部47を備えるだけである。
ラッチ部材42において、ハンドル123の縦フレーム123aの方向には、縦フレーム123aの内側面から突出したラッチピン43が係合する係合部49が突出している。また、ラッチ部材42において、被係合部材121やハンドル123の縦フレーム123aの方向には、ラッチピン43が係合する障壁50を備えている。ラッチピン43は、ハンドル23の縦フレーム123aの内側面から突出し、開閉ロックレバー124が操作されていないとき、ラッチ部材42がロック位置に維持する第1位置にある。そして、開閉ロックレバー124が操作されると、第1位置にあるラッチピン43は、ラッチ部材42を解除位置に持ち上げる第2位置に移動する(図9中矢印D1方向)。ラッチピン43は、開閉ロックレバー124の操作が解除されると、再び第1位置に戻る。
次に、以上のように構成されたベビーカー101の作用について説明する。
ベビーカー101が展開状態にあって、かつ、ハンドル123が背面押し位置にある状態からハンドル123を対面押し位置に移動する場合(図8中矢印D2方向)、切替操作部材32を図9中矢印D1方向に引き上げ、ロック凹部32aから第1ロック突部34を外す。そして、切替操作部材32をロック解除された切替可能位置に移動させる。この際、ラッチピン43の移動経路上には障壁50が存在しない。したがって、ハンドル123は、回動軸25を回動支点として、ベビーカー101の前方に回動可能となる。ハンドル123を背面押し位置から対面押し位置に移動すると、前脚フレーム111の第2ロック突部36に切替ロック位置にある切替操作部材32のロック凹部32aが係合し、第2回動規制片37に規制突起33が係合することで、対面押し位置にロックされた状態となる。
ハンドル123が対面押し位置にあるときは、ラッチピン43がラッチ部材42の係合部49に係合していないことから、開閉ロックレバー24を操作しても、ラッチ部材42を移動させることができず、展開状態にあるベビーカー101を折り畳むことはできない。ベビーカー101を折り畳みは、ハンドル23を背面押し位置に戻してから行われる(図8中反矢印D2方向)。
図9に示すように、展開状態にあるベビーカー101を折畳状態にするには、背面押し位置にあるハンドル123の開閉ロックレバー124を操作する。すると、ラッチピン43は、第1位置からラッチ部材42を解除位置に持ち上げる第2位置に移動する(図9中矢印D1方向)。これにより、ラッチ部材42は、ラッチピン43によって同方向である上方に押圧されて解除位置に移動され、突出部47は、第1係合凹部45から外れる。これにより、展開状態のロックが解除された状態となり、この状態から、ベビーカー101は、前脚フレーム111と後脚フレーム112とが互いに近接するように操作される。
図10に示すように、連結フレーム119は、ベビーカー101が展開状態から折畳状態に遷移するとき、被係合部材121に対して図10中矢印D3方向に移動する。すると、第1係合凹部45と係合していた突出部47は、位置調整壁44に乗り上げる。これにより、ラッチ部材42は、開閉ロックレバー24の操作が解除されラッチピン43が第2位置から第1位置に下がったとしても(図10中反矢印D1方向)、位置調整壁44に持ち上げられることで解除位置が維持される。この際、第1位置にあるラッチピン43の移動経路上には障壁50が存在する。したがって、ベビーカー101を折り畳んでいる作業をしている最中に、誤って又は不用意にハンドル123がベビーカー101の後方の背面押し位置から前方の対面押し位置に移動してしまうことがあっても、第1位置のラッチピン43が障壁50に当接することで、これを規制することができる。
図11に示すように、そして、ベビーカー101は折畳状態とすることができる。図12に示すように、折畳状態では、突出部47は、第2係合凹部46に係合する。これにより、ベビーカー101は、折畳状態にロックされる。ベビーカー101を展開状態にするには、ハンドル123が背面押し位置で、開閉ロックレバー124の操作を行うことになる。そして、折畳状態にあるベビーカー101を展開状態にする過程においても、ベビーカー101を折り畳んでいる作業をしている最中に、ハンドル123がベビーカー101の後方の背面押し位置から前方の対面押し位置に前倒れしそうになることがある。このような場合であっても、第1位置にあるラッチピン43の移動経路上には障壁50が存在するので、第1位置のラッチピン43が障壁50に当接することで、ハンドル123の前倒れを規制することができる。
以上のようなベビーカー101によれば、上記(1)から(3)の効果に加え、以下に列挙する効果が得られる。
(7)ベビーカー101の幅方向における外側から内側に向かって、ハンドル123の縦フレーム123a、被係合部材121、連結フレーム119、側部フレーム118の順に配置されたベビーカー101に、以上のようなロック機構41を適用することができる。
なお、上記ベビーカー1,101は、以下のように変更してもよい。
・ベビーカー1において、障壁50は、開閉ロックレバー24が操作されずラッチピン43が第1位置にある場合におけるハンドル23の背面押し位置から対面押し位置の方向に移動することを阻止するものである。この障壁50は、開閉ロックレバー24が操作され続け、ラッチピン43が第2位置に位置し続けた場合、ハンドル23の背面押し位置から対面押し位置の方向に移動を阻止することができない。このような現象に対応するためには、障壁50とは別に第2の障壁を設けるようにすればよい。一例として、第2の障壁は、ラッチ部材42から独立して、例えば連結フレーム119に固定される部材とする。そして、この第2の障壁は、ラッチ部材42が位置調整壁44によって持ち上げられた状態にあって、開閉ロックレバー24の操作によりラッチピン43が第2位置にある場合に、ハンドル23の対面押し位置の方向に移動するラッチピン43の移動経路上に位置するように設ける。これにより、展開状態におけるハンドル23の対面押し位置への正常の移動を妨げることなく、第2位置にラッチピン43がある場合であっても、ハンドル23の誤移動を阻止することができる。
ベビーカー101においても、ベビーカー1と同様な考え方で第2の障壁を設けるようにする。一例として、第2の障壁を、ラッチ部材42から独立した部材であって、ラッチ部材42が内装された連結フレーム119に設ける。これにより、展開状態におけるハンドル123の対面押し位置への正常の移動を妨げることなく、第2位置にラッチピン43がある場合であっても、ハンドル123の誤移動を阻止することができる。
・ベビーカー101において、位置調整壁44と第1および第2係合凹部45,46は、異なる部材に設けられていてもよい。
・ベビーカー101の構成は、図8から図12の構成に限定されるものではない。例えば、座板部材113は、割愛し、側部フレーム118にシートを取り付け、座面部を構成するようにしてもよい。
・ベビーカー1において、ラッチブラケット18には、切欠部48を設けなくてよい。この場合、ラッチ部材42の第2突出部47bも割愛することができる。これにより、構成の簡素化を実現できる。
・ベビーカー1において、位置調整壁44と第1および第2係合凹部45,46は、異なる部材に設けられていてもよい。
・ベビーカー1の構成は、図1から図7の構成に限定されるものではない。
・切替ロック機構31,131の構成は、上述のベビーカー1,101の例に限定されるものではない。
・被係合部材が取り付けられる第1フレームやラッチ部材をされる第2フレームは、ベビーカーが展開状態と折畳状態との間で状態が遷移する際に、第1フレームとフレームの位置が変化するフレームであれば特に限定されるものではない。すなわち、ベビーカー1において、第1フレームは前後フレーム13aに限定されるものではなく、また、第2フレームは連結フレーム19に限定されるものではない。また、ベビーカー101において、第1フレームは後脚フレーム112に限定されるものではなく、また、第2フレームは連結フレーム119に限定されるものではない。
・ベビーカー1,101において、切替ロック機構31,131は、ロック機能を十分維持できるのであれば、簡素化や部品点数を削減するため、一対の縦フレーム23a,123aの何れか一方に設けるだけでもよい。また、ベビーカー1,101において、ロック機構41,141についても、ロック機能を十分維持できるのであれば、簡素化や部品点数を削減するため、ベビーカー1,101の幅方向の何れか一方の側に設けるだけでもよい。
1…ベビーカー、11…前脚フレーム、11a…前輪、12…後脚フレーム、12a…後輪、13…シートフレーム、13a…前後フレーム、13b…前方横フレーム、13c…後方横フレーム、14…前ステー、15…後ステー、16…ステップ、17…アームレスト、18…ラッチブラケット、19…連結フレーム、21…被係合部材、22…フロントガード部材、23…ハンドル、23a…縦フレーム、23b…操作フレーム、24…開閉ロックレバー、25…回動軸、26…支持軸部、27…リクライニングフレーム、27a…横フレーム部、27b…縦フレーム部、28…ヘッドレスト、29…サイドプレート、29a…軸部、31…切替ロック機構、32…切替操作部材、32a…ロック凹部、33…規制突起、34…第1ロック突部、35…第1回動規制片、36…第2ロック突部、37…第2回動規制片、41…ロック機構、42…ラッチ部材、43…ラッチピン、44…位置調整壁、45…第1係合凹部、46…第2係合凹部、47…突出部、47a…第1突出部、47b…第2突出部、48…切欠部、49…係合部、49a…縦壁、49b…上壁、50…障壁、101…ベビーカー、111…前脚フレーム、111a…前輪、112…後脚フレーム、112a…後輪、113…座板部材、114…前ステー、115…後ステー、116…ステップ、117…アームレスト、118…側部フレーム、119…連結フレーム、121…被係合部材、122…フロントガード部材、123…ハンドル、123a…縦フレーム、123b…操作フレーム、124…開閉ロックレバー、125…回動軸、127…リクライニングフレーム、127a…横フレーム部、128…ヘッドレスト、129…サイドプレート、131…切替ロック機構、141…ロック機構。

Claims (7)

  1. 第1フレームと、ベビーカーが折畳状態と展開状態との間で切り替わる際に前記第1フレームに対する位置が変化する第2フレームと、前記ベビーカー後方の背面押し位置と前方の対面押し位置とに移動するハンドルと、前記ベビーカーを前記折畳状態または前記展開状態にロックするロック機構とを備え、
    前記ロック機構は、前記第1フレームに取り付けられる被係合部材と、
    前記被係合部材に係合して前記折畳状態または前記展開状態にロックするロック位置から当該ロックを解除する解除位置に前記第2フレームに沿って移動するラッチ部材と、
    前記ハンドルに沿って移動することで、前記ラッチ部材を前記ロック位置から前記解除位置に移動させるラッチピンと、
    前記ベビーカーが前記折畳状態と前記展開状態との間で切り替わる際に、前記ラッチ部材を前記解除位置に維持する位置調整壁とを備え、
    前記ラッチ部材は、前記ラッチピンが係合して前記ラッチ部材を前記ロック位置から前記解除位置に移動させる係合部と、
    前記ラッチ部材が前記解除位置に前記位置調整壁によって維持されている状態において、前記ハンドルが前記背面押し位置から前記対面押し位置に移動する際の前記係合部と係合していない位置にある前記ラッチピンの移動経路上に位置する障壁と
    を備えるベビーカー。
  2. 前記ハンドルにおける前記背面押し位置と前記対面押し位置との切り替えをロックする切替ロック機構をさらに備え、
    前記切替ロック機構は、
    前記ハンドルに配され、切替ロック位置と切替可能位置とに亘って移動する切替操作部材と、
    前記第2フレームに配され、前記ハンドルが前記背面押し位置に位置するときに、前記切替ロック位置にある前記切替操作部材と係合する第1ロック部と、
    前記第1フレームおよび第2フレームと異なる第3フレームに配され、前記ハンドルが前記対面押し位置に位置するときに、前記切替ロック位置にある前記切替操作部材と係合する第2ロック部と
    を備える請求項1に記載のベビーカー。
  3. 前記ベビーカーの幅方向における外側から内側に向かって、前記ハンドル、前記第2フレーム、上記被係合部材の順に配置されており、
    前記係合部および前記障壁は、前記第2フレームに対して前記ハンドルの方向に向かって突出し、
    前記ラッチピンは、前記ハンドルに対して前記第2フレームの方向に向かって突出し、
    前記位置調整壁は、前記第2フレームに対して前記ベビーカーの幅方向内側に位置している
    請求項1または2に記載のベビーカー。
  4. 前記第1フレームは、着座部を構成するシートフレームの一部であり、
    前記被係合部材は、前記シートフレームの端部に取り付けられており、
    前記ラッチ部材は、前記位置調整壁の方向に突出した突出部を備え、
    前記被係合部材は、前記突出部が選択的に係合する第1係合凹部と第2係合凹部であって、前記展開状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第1係合凹部と、前記折畳状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第2係合凹部とを備え、
    前記第1係合凹部と前記第2係合凹部との間に前記位置調整壁を備えている
    請求項3に記載のベビーカー。
  5. 前記突出部は、第1突出部であり、
    前記ラッチ部材は、前記第1突出部とは反対方向に第2突出部を備え、
    前記ハンドルと前記第2フレームとの間には、前記第2突出部が係合する切欠部を備えたラッチブラケットを備え、
    前記第2突出部は、前記第1突出部が前記第1係合凹部に係合しているときに、前記切欠部に対しても係合する
    請求項4に記載のベビーカー。
  6. 前記ベビーカーの幅方向における外側から内側に向かって、前記ハンドル、前記被係合部材、前記第2フレームの順に配置されており、
    前記係合部および前記障壁は、前記第2フレームに対して前記ハンドルの方向に向かって突出し、
    前記ラッチピンは、前記ハンドルに対して前記第2フレームの方向に向かって突出し、
    前記位置調整壁は、前記ハンドルと前記第2フレームとの間に位置している
    請求項1または2に記載のベビーカー。
  7. 前記第1フレームは、後輪が下端部に取り付けられる後脚フレームの一部であり、
    前記被係合部材は、前記後脚フレームに回動可能に支持されており、
    前記位置調整壁は、前記被係合部材に備え、
    前記ラッチ部材は、前記位置調整壁の方向に突出した突出部を備え、
    前記被係合部材は、前記突出部が選択的に係合する第1係合凹部と第2係合凹部であって、前記展開状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第1係合凹部と、前記折畳状態のときに前記ラッチ部材が係合する前記第2係合凹部とを備え、前記第1係合凹部と前記第2係合凹部との間に前記位置調整壁を備えている
    請求項6に記載のベビーカー。
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