JPH08169348A - 乳母車の全開ロック機構および押棒ロック機構 - Google Patents

乳母車の全開ロック機構および押棒ロック機構

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JPH08169348A
JPH08169348A JP6334055A JP33405594A JPH08169348A JP H08169348 A JPH08169348 A JP H08169348A JP 6334055 A JP6334055 A JP 6334055A JP 33405594 A JP33405594 A JP 33405594A JP H08169348 A JPH08169348 A JP H08169348A
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    • B62B9/00Accessories or details specially adapted for children's carriages or perambulators
    • B62B9/20Handle bars; Handles
    • B62B9/203Handle bars; Handles movable from front end to rear end position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B2205/00Hand-propelled vehicles or sledges being foldable or dismountable when not in use
    • B62B2205/20Catches; Locking or releasing an articulation
    • B62B2205/22Catches; Locking or releasing an articulation remotely controlled, e.g. from the handlebar

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性を向上できる乳母車の全開ロック機構
および押棒ロック機構を提供する。 【構成】 操作ボタン13の操作により背面押し及び対
面押しの二位置に切換え可能な押棒10の切換え時に乳
母車1を全開状態でロックするための全開ロック機構を
構成する。この場合に、操作ボタン13の操作に連動し
て下方の係止位置と上方の係止解除位置とをとり得るよ
うに、押棒10上にスライダ(第1のスライド部材)2
0をスライド自在に設ける。係合突起部(当接部)44
を有するスライドロック部材(第2のスライド部材)4
2を操作ボタン13の操作に連動させて後部フレーム4
0にスライド自在に設ける。スライドロック部材42の
ロック位置(スライダ20の係止解除位置に対応)にお
いて、係合突起部44に干渉して後部フレーム40の折
り畳み方向への移動を規制するストッパ部(折り畳み規
制手段)11cを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押棒の切換え時に乳母
車を全開状態のままロックするための乳母車の全開ロッ
ク機構、および乳母車の折り畳み状態で押棒をロックす
るための乳母車の押棒ロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】押棒を備えた開閉可能な乳母車におい
て、特開平1-106772号公報に示すように、手元の操作ボ
タンの操作により、乳母車の全開状態のロック解除が行
われたり、押棒が対面押し及び背面押しの二位置に切り
換えられたりするものが提案されている。この種の乳母
車では、手摺の側部には、押棒を前記各位置に係止する
ための係止ピンが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の乳母車で
は、押棒を切り換える際に、乳母車の胴ガードを持ち上
げる等、操作者が誤って乳母車を操作した結果、乳母車
の全開状態のロックが解除される場合がある。このと
き、操作者は乳母車を再び全開状態に戻してロックする
等の作業が必要になるため、操作が面倒である。
【0004】また前記従来の乳母車では、乳母車を全開
状態から少し折り畳んだ状態で、あるいは完全に折り畳
んだ状態で、操作者が操作ボタンを誤って操作した際
に、押棒が一方の係止ピンから外れてフリーの状態にな
る場合がある。このとき、押棒は他方の係止ピンで止ま
るが、乳母車を再び全開状態にする際には押棒を元の位
置に戻してやる必要が生じるため、操作が面倒である。
【0005】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、操作性を向上できる乳母車の全開ロッ
ク機構および押棒ロック機構を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る乳母車の全
開ロック機構は、操作ボタンを操作して手摺側部の前
側,後側係止ピンにそれぞれ係止させることにより対面
押し及び背面押しの前後方向二位置に切り換え可能な押
棒の切換え時に乳母車を全開状態のままロックするため
の乳母車の全開ロック機構であって、前記押棒上に第1
のスライド部材をスライド自在に設け、前記各係止ピン
に係止する下方の係止位置と該係止状態が解除される上
方の係止解除位置とをとり得るように、該第1のスライ
ド部材を前記操作ボタンの操作に連動させて上下動可能
に構成するとともに、前記押棒と対向するフレームに、
当接部を有する第2のスライド部材をスライド自在に設
け、前記操作ボタンの操作に連動して、前記第1のスラ
イド部材の係止解除位置に対応する上方のロック位置を
とり得るように上下動可能に構成し、前記第2のスライ
ド部材のロック位置において、前記当接部に側方から当
接することにより前記フレームの折り畳み方向への移動
を規制する折り畳み規制手段を設けたことを特徴として
いる。
【0007】また本発明に係る乳母車の押棒ロック機構
は、操作ボタンを操作して手摺側部の前側,後側係止ピ
ンにそれぞれ係止させることにより対面押し及び背面押
しの二位置をとり得る前後方向回動自在な押棒を乳母車
の折り畳み状態でロックするための乳母車の押棒ロック
機構であって、前記押棒上に第1のスライド部材をスラ
イド自在に設け、前記各係止ピンに係止する下方の係止
位置と該係止状態が解除される上方の係止解除位置とを
とり得るように、該第1のスライド部材を前記操作ボタ
ンの操作に連動させて上下動可能に構成するとともに、
前記押棒と対向するフレームに、当接部を有する第2の
スライド部材を前記操作ボタンの操作に連動させて上下
方向スライド自在に設け、乳母車の折り畳み状態で、前
記当接部に上方から当接して前記第2のスライド部材の
上方への移動を規制することにより、前記第1のスライ
ド部材の係止解除位置への移動を規制する係止解除規制
手段を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明に係る乳母車の全開ロック機構では、押
棒の切換え時には、操作ボタンの操作により、押棒上の
第1のスライド部材が上方の係止解除位置におかれて、
該第1のスライド部材と係止ピンとの係合状態が解除さ
れている。
【0009】またこのとき、フレームに設けられた第2
のスライド部材は上方のロック位置におかれており、そ
の当接部には折り畳み規制手段が側方から当接してい
る。したがって、この状態から操作者が誤って乳母車を
折り畳もうとしても、フレームの折り畳み方向への移動
が折り畳み規制手段により規制されるため、乳母車は折
り畳まれず、全開状態のままロックされることになる。
【0010】このように、押棒切換え時には、操作者の
誤った操作により乳母車が折り畳まれることがないた
め、乳母車の操作性を向上できる。
【0011】本発明に係る乳母車の押棒ロック機構で
は、押棒の位置を切り換える際には、操作ボタンの操作
により、押棒上の第1のスライド部材を上方へ移動させ
て係止解除位置におき、第1のスライド部材と係止ピン
との係合を解除する。次に、押棒を他方の係止ピン側へ
回動させて該他方の係止ピンと係合させる。これによ
り、押棒の位置を切り換えることができる。
【0012】また乳母車を折り畳む際には、第1のスラ
イド部材が係止ピンに係止した係止位置の状態で、操作
ボタンを操作して、乳母車の全開状態のロックを解除す
ることにより行う。この折り畳み時には、フレームに設
けられた第2のスライド部材の当接部に、係止解除規制
手段が上方から当接している。
【0013】したがって、この状態から操作者が誤って
押棒を切り換えようとしても、第2のスライド部材の上
方への移動が係止解除規制手段により規制される結果、
第1のスライド部材の係止解除位置への移動が規制され
るので、第1のスライド部材と係止ピンとの係止状態は
維持される。これにより、乳母車の折り畳み状態で押棒
がロックされることになる。
【0014】このように、乳母車の折り畳み状態では、
操作者の誤った操作により押棒が係止ピンから外れるこ
とがないため、乳母車を全開状態へスムーズに移行で
き、乳母車の操作性を向上できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図7は本発明の一実施例による乳
母車の全開ロック機構および押棒ロック機構を説明する
ための図である。図1及び図2は本実施例機構が採用さ
れた乳母車の全開状態(展開状態)の全体斜視図であ
り、図1は押棒が背面押しの位置にある状態を、図2は
押棒が対面押しの位置にある状態をそれぞれ示してい
る。図3は該乳母車の全閉状態の全体斜視図、図4ない
し図7は本実施例の動作を説明するための図である。な
お、図4の(a),(b),(c)はそれぞれ図5,図
6,図7に対応している。
【0016】乳母車1は、図1ないし図3に示すよう
に、下端に車輪が取り付けられた各々左右一対の前脚フ
レーム2及び後脚フレーム3を有しており、これらの脚
フレーム2,3は前後方向に折り畳み可能に構成されて
いる。
【0017】各脚フレーム2,3の上部には手摺ガード
4が設けられている。手摺ガード4は平面視略U字状に
形成されており、シート17の両側方に配置された左右
一対の手摺5と、その前方に配置された緩やかな円弧状
をなす胴ガード6とから構成されている。
【0018】手摺ガード4の両側方には左右一対の押棒
10が設けられている。押棒10は、その下部がブラケ
ット11にピン16で連結されて前後方向回動自在とな
っており、背面押しの位置(図1)と対面押しの位置
(図2)との二位置をとり得るようになっている。また
手摺5の側部には、押棒10を前記各位置に係止するた
めの後側係止ピン7及び前側係止ピン8が取り付けられ
ている。
【0019】押棒10の上方には、操作者(子守者)が
把持するための略U字状の操作杆12が設けられてい
る。操作杆12の中央には、操作ボタン13及び切換え
スイッチ14を有する操作部15が設けられている。切
換えスイッチ14を切り換えて操作ボタン13を押すこ
とにより、乳母車の全開状態のロック解除と、押棒の二
位置の切換えとを行えるようになっている。
【0020】押棒10上には、筒状のスライダ(第1の
スライド部材)20がスライド自在に設けられている。
スライダ20は、後側係止ピン7に係合し得る後側係止
部21と、前側係止ピン8に係合し得る前側係止部22
とを有している。またスライダ20は、各係止部21,
22がそれぞれ各係止ピン7,8に係止する下方の係止
位置(図4(a),(b)および図5,図6)と、該係
止状態が解除される上方の係止解除位置(図4(c)お
よび図7)とをとり得るようになっている。
【0021】一方、図4に示すように、押棒10内には
内筒部材25が挿入されており、該内筒部材25はその
下端を挿通するピン26を介して押棒10に固定されて
いる。内筒部材25の下部外周には、筒状のスライドチ
ューブ30がスライド自在に設けられており、スライド
チューブ30の内部上方には、スライドブロック31が
スライド自在に挿入されている。スライドブロック31
には、押棒10を挿通するピン32を介してスライダ2
0が固定されており、スライドブロック31とスライダ
20とは一体的にスライドするようになっている。
【0022】スライドチューブ30の上部には、押棒1
0内に配設されたワイヤ27の下端が取り付けられてい
る。ワイヤ27の上端は操作ボタン13に連結されてお
り、操作ボタン13を押すとワイヤ27が引き上げられ
て、スライドチューブ30のみが上方に移動し(図4
(b)参照)、さらにスライドチューブ30及びスラド
ブロック31とともにスライダ20が上方に移動するよ
うになっている(図4(c)参照)。また、スライドチ
ューブ30の上部には、該スライドチューブ30を常時
下方に付勢するコイルばね28が装着されている。スラ
イドチューブ30の下部には、図4の紙面奥側におい
て、押棒10の外方に突出する係止ピン32が固定され
ている。
【0023】一方、乳母車1の後方において、背面押し
の位置にある押棒10と対向する位置に配置された後部
フレーム40(図2)には、図5ないし図7に示すよう
に、上下方向に延びる凹部41が形成されており、該凹
部41内にスライドロック部材(第2のスライド部材)
42が上下方向スライド自在に設けられている。スライ
ドロック部材42は、図示しないばねにより常時下方に
付勢されている。またスライドロック部材42には、前
記係止ピン32が下方から当接し得るガイド板部43が
設けられている。
【0024】スライドロック部材42の下部には、ブラ
ケット11に形成された係合凹部11aに、乳母車1の
全開状態において上方から係合し得る係合突起部(当接
部)44が設けられている。係合突起部44が係合凹部
11aに係合することにより(図5参照)、乳母車1が
全開状態でロックされるようになっている。
【0025】ブラケット11の裏側には、円弧状に形成
されかつ断面コ字状の溝11bが形成されており、該溝
11bは係合凹部11aに連続している。またブラケッ
ト11の裏側において、係合凹部11aの上方には、溝
11bの外周側の立壁部50に連続して形成されるとと
もに、スライドロック部材42の移動方向に延びるスト
ッパ部(折り畳み規制手段)11cが設けられている。
【0026】なお、乳母車1のシート17の背もたれ部
の上方には日よけ18が、また下方にはショッピングバ
ッグ19が取り付けられている(図1ないし図3参
照)。
【0027】このように構成される乳母車1において、
切換えスイッチ14がニュートラル位置にあるときに
は、図4(a)に示すように、コイルばね28のばね力
によりスライドチューブ30が最下方の位置に移動し
て、スライダ20も下方の係止位置に移動しており、ス
ライダ20の係止部、たとえば後側係止部21が後側係
止ピン7に係合している。またこのとき、図5に示すよ
うに、スライドロック部材42が最下方の位置に移動し
て、下端の係合突起部44がブラケット11の係合凹部
11aに係合しており、これにより、乳母車1が全開状
態でロックされている(図1参照)。
【0028】この背面押しの状態から押棒10の位置を
切り換えるには、まず切換えスイッチ14を押棒切換え
側に切り換えて、操作ボタン13を押し込む。すると、
操作ボタン13と連動するワイヤ27がスライドチュー
ブ30とともにスライダ20を上方の係止解除位置(図
4(c))に引き上げ、これにより、スライダ20の後
側係止部21と後側係止ピン7との係止状態が解除され
る。
【0029】スライドチューブ30の移動とともに下端
の係止ピン32も上方に移動する。この結果、図7に示
すように、係止ピン32がガイド板部43を介してスラ
イドロック部材42を最上方の位置(ロック位置)に押
し上げる。このとき、スライドロック部材42の係合突
起部44には、ブラケット11のストッパ部11cが側
方から当接している。
【0030】次に、押棒10を前後方向に回動させて、
対面押しの位置(図2)におき、スライダ20の前側係
止部22を前側係止ピン8に係合させる。これにより、
押棒10の位置が切り換えられる。
【0031】この押棒10の切換え時において、押棒1
0を前後方向に回動させることなく、操作者が誤って胴
ガード6を持ち上げた場合には、後部フレーム40とと
もにスライドロック部材42の係合突起部44が図7の
右方(折り畳み方向)に移動しようとするが、このとき
上述のように、係合突起部44にはブラケット11のス
トッパ部11cが当接しているので、係合突起部44が
ストッパ部11cに干渉して、係合突起部44の右方へ
の移動が規制される。この結果、乳母車1は折り畳まれ
ずに全開状態のままロックされることになる。
【0032】このように、押棒切換え時には、操作者の
誤った操作で乳母車が折り畳まれることがなく、乳母車
が全開状態のままロックされた状態に維持されるため、
乳母車の操作性を向上できる。
【0033】また、乳母車1を折り畳む際には、押棒1
0を後側係止ピン7に係止させた状態で、切換えスイッ
チ14を全開状態ロック解除側に切り換えて、操作ボタ
ン13を押し込む。すると、同様にワイヤ27がスライ
ドチューブ30を上方の中間位置(図4(b))に引き
上げる。なおこのとき、スライドブロック31は移動し
ないため、スライダ20の後側係止部21と後側係止ピ
ン7との係止状態は維持されたままである。
【0034】スライドチューブ30の移動とともに下端
の係止ピン32も上方に移動する。これにより、図6に
示すように、係止ピン32がガイド板部43を介してス
ライドロック部材42を上方の中間位置に押し上げる。
この結果、スライドロック部材42の係合突起部44が
ブラケット11の係合凹部11aから外れて、該係合突
起部44がブラケット11の溝11bの開口部と対向す
る位置に配置される。この状態から操作者が胴ガード6
を持ち上げ、乳母車1の前後方向に力を加えれば、乳母
車1が折り畳まれることになる(図3参照)。なお、こ
のときブラケット11は下方に反転した状態になってい
る。
【0035】この乳母車1の折り畳み状態では、図6の
二点鎖線に示すように、係合突起部44は溝11b内に
挿入されており、係合突起部44には、溝11bの立壁
部50が上方から当接している。なお、この図6の二点
鎖線は、乳母車1を少し折り畳んだ状態におけるスライ
ドロック部材42及び係合突起部44の位置を示してい
る。また乳母車1を完全に折り畳んだ状態(全閉状態)
にした場合においても、係合突起部44は同様に溝11
b内に位置している。
【0036】この状態から操作者が誤って、切換えスイ
ッチ14を押棒切換え側に切り換え、操作ボタン13を
押し込んだとする。すると、ワイヤ27の作動によりス
ライドチューブ30とともに係止ピン32が上方へ移動
しようとするが、このとき、係合突起部44が溝11b
の外周の立壁部50に干渉して、スライドロック部材4
2は上方に移動することができない。このため、操作ボ
タン13を押し込んでも、係止ピン32がスライドロッ
ク部材42のガイド板部43に干渉して、スライドチュ
ーブ30およびスライダ20は上方に移動することがで
きない。
【0037】これにより、押棒10が乳母車1の折り畳
み状態でロックされ、スライダ20と後側係止ピン7と
の係止状態が維持されることになる。このように、乳母
車1の折り畳み状態では、操作者の誤った操作により押
棒10が後側係止ピン7から外れることがなく、押棒1
0が常時係止状態に維持されるので、乳母車1を再び開
状態にする際に、その開状態への移行をスムーズに行う
ことができ、乳母車の操作性を向上できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明に係る乳母車の全開
ロック機構では、押棒の切換え時に、第2のスライド部
材の当接部に側方から当接してフレームの折り畳み方向
への移動を規制する折り畳み規制手段を設けるようにし
たので、押棒切換え時に操作者が誤って乳母車を操作し
た場合でも、乳母車が折り畳まれることがなく、乳母車
の操作性を向上できる効果がある。
【0039】また本発明に係る乳母車の押棒ロック機構
では、乳母車の折り畳み状態で、第2のスライド部材の
上方への移動を規制することにより、第1のスライド部
材の係止解除位置への移動を規制する係止解除規制手段
を設けるようにしたので、乳母車の折り畳み状態で操作
者が誤って乳母車を操作した場合でも、第1のスライド
部材と係止ピンとの係止状態を維持でき、乳母車の折り
畳み状態で押棒をロックできる。これにより、乳母車を
開状態へスムーズに移行でき、乳母車の操作性を向上で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による全開ロック機構および
押棒ロック機構が採用された乳母車(全開状態)におい
て押棒が背面押しの位置にある状態を示す全体斜視図。
【図2】前記全開状態の乳母車において押棒が対面押し
の位置にある状態を示す全体斜視図。
【図3】前記乳母車の全閉状態の全体斜視図。
【図4】前記実施例の動作を説明するための図であり、
(a)は乳母車の全開状態時の図、(b)は乳母車の折
り畳み状態時の図、(c)は押棒切換え時の図。
【図5】前記実施例の動作を説明するための図であっ
て、乳母車の全開状態ロック時の状態を示す図。
【図6】前記実施例の動作を説明するための図であっ
て、乳母車の全開状態ロック解除時の状態を示す図。
【図7】前記実施例の動作を説明するための図であっ
て、乳母車の押棒切換え時の状態を示す図。
【符号の説明】
1 乳母車 5 手摺 7 後側係止ピン 8 前側係止ピン 10 押棒 11 ブラケット 11b 溝 11c ストッパ部(折り畳み規制手段) 13 操作ボタン 14 切り換えスイッチ 15 操作部 20 スライダ(第1のスライド部材) 21 後側係止部 22 前側係止部 40 (後部)フレーム 42 スライドロック部材(第2のスライド
部材) 44 係合突起部(当接部) 50 立壁部(係止解除規制手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ボタンを操作して手摺側部の前側,
    後側係止ピンにそれぞれ係止させることにより対面押し
    及び背面押しの前後方向二位置に切り換え可能な押棒の
    切換え時に乳母車を全開状態のままロックするための乳
    母車の全開ロック機構であって、 前記押棒上に第1のスライド部材をスライド自在に設
    け、前記各係止ピンに係止する下方の係止位置と該係止
    状態が解除される上方の係止解除位置とをとり得るよう
    に、該第1のスライド部材を前記操作ボタンの操作に連
    動させて上下動可能に構成するとともに、 前記押棒と対向するフレームに、当接部を有する第2の
    スライド部材をスライド自在に設け、前記操作ボタンの
    操作に連動して、前記第1のスライド部材の係止解除位
    置に対応する上方のロック位置をとり得るように上下動
    可能に構成し、 前記第2のスライド部材のロック位置において、前記当
    接部に側方から当接することにより前記フレームの折り
    畳み方向への移動を規制する折り畳み規制手段を設け
    た、ことを特徴とする乳母車の全開ロック機構。
  2. 【請求項2】 操作ボタンを操作して手摺側部の前側,
    後側係止ピンにそれぞれ係止させることにより対面押し
    及び背面押しの二位置をとり得る前後方向回動自在な押
    棒を乳母車の折り畳み状態でロックするための乳母車の
    押棒ロック機構であって、 前記押棒上に第1のスライド部材をスライド自在に設
    け、前記各係止ピンに係止する下方の係止位置と該係止
    状態が解除される上方の係止解除位置とをとり得るよう
    に、該第1のスライド部材を前記操作ボタンの操作に連
    動させて上下動可能に構成するとともに、 前記押棒と対向するフレームに、当接部を有する第2の
    スライド部材を前記操作ボタンの操作に連動させて上下
    方向スライド自在に設け、 乳母車の折り畳み状態で、前記当接部に上方から当接し
    て前記第2のスライド部材の上方への移動を規制するこ
    とにより、前記第1のスライド部材の係止解除位置への
    移動を規制する係止解除規制手段を設けた、ことを特徴
    とする乳母車の押棒ロック機構。
JP33405594A 1994-12-16 1994-12-16 乳母車の全開ロック機構および押棒ロック機構 Expired - Fee Related JP3377139B2 (ja)

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