JP3883021B2 - シートベルトバックル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のシートベルト装置に用いられるシートベルトバックルの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
このようなシートベルトバックルの一形態は、開口を有し、シートベルトの一部に係合可能なラッチプレートと、開口部を有するベースとフレームの長手方向にラッチプレートを案内するように構成された直立する側壁とを含む剛性フレームとを有している。
【0003】
ラッチプレートは、ばねにより付勢されたエジェクタの作用に抗して挿入されるとともに、完全に挿入された位置で、ロッキング部材が、そのロッキングエレメントがラッチプレートの開口に係合する下方ラッチ位置へ回動される。プッシュボタンが、ロッキング部材を解放するために用いられ、ロッキング部材は回動して非ラッチ位置に戻る。
【0004】
ヨーロッパ特許第0452464号公報には、開口を有するラッチプレートを解放可能に係合するようにされたシートベルトバックルを開示している。このバックルは、ベースとラッチプレートをフレームの長手方向に案内するよう構成された直立する側壁とを含む剛性フレームと、下方ラッチ位置と上方非ラッチ位置との間で回動可能にフレームに設けられ、ラッチプレートを所定位置に保持するためにラッチプレートの前記開口に係合可能な下方に突出したロッキングエレメントを有するロッキング部材と、前記ロッキング部材から側方に延在し、その上方位置と下方位置との間で移動するロッキング部材を回動可能かつ弾性的に取り付けるために前記側壁に係合し、前記ラッチプレートにより前記ロッキング部材が軸方向に負荷がかけられると弾性屈曲可能な一対のウイングと、前記ロッキング部材から側方に延在し、前記ウイングがその弾性限界を超えて撓むことのないように前記剛性フレーム上の受けに係合する少なくともひとつの停止部材とからなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなシートベルトバックルには、ラッチプレートに容易にかつ効果的にラッチし、また、例えばプッシュボタン等の解放機構の操作によって、ラッチプレートを容易に解放できることが要求される。更に、シートベルトバックルには、ラッチプレートとバックルとに非常に重い衝撃荷重がかけられている場合であってもバックルのラッチ位置にラッチプレートを確実に保持できること、および、ラッチプレートは重い荷重がかけられた後もバックルから容易に解放可能であることも最も要求される。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、このような要求に確実に対応できるシートベルトバックルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、開口を有するラッチプレートが解放可能に係合するように構成されたシートベルトバックルにおいて、ベースとフレームの長手方向にラッチプレートを案内するよう構成された前記ベースの両側から直立する側壁とを含む剛性フレームと、この剛性フレームに下方ラッチ位置と上方非ラッチ位置との間を回動可能に設けられ、前記ラッチプレートを所定位置に保持するために前記ラッチプレートの前記開口に係合可能な下方に突出したロッキングエレメントを有するロッキング部材と、前記ロッキング部材から側方に延設され、前記上方非ラッチ位置と前記下方ラッチ位置との間を移動する前記ロッキング部材を前記剛体フレームに回動可能かつ弾性的に取り付けるために前記側壁に係合し、前記ラッチプレートにより前記ロッキング部材が軸方向に負荷がかけられると弾性屈曲可能な一対のウイングと、前記ロッキング部材から側方に延設され、少なくとも前記ロッキング部材がその下方ラッチ位置にあるときに、前記ウイングがその弾性限界を超えて撓むことのないように前記剛性フレーム上の受けに係合する少なくともひとつの停止部材とからなり、前記少なくともひとつの停止部材が、前記剛体フレームの前記壁の外側で前記ウイングの隣接するひとつと結合されていることを特徴としている。
【0008】
また請求項2の発明は、前記少なくともひとつの停止部材と前記隣接するウイングとは前記フレームの外側で一体のカーブしたアーチにより結合されていることを特徴としている。
【0009】
更に請求項3の発明は、前記少なくともひとつの停止部材と前記隣り合うウイングと前記ロッキング部材の本体とにより開口部が画定され、前記開口部の一部が半楕円形に形成されていることを特徴としている。
更に請求項4の発明は、前記少なくともひとつの停止部材が、前記ウイングの前方で前記ロッキング部材から側方に延設されていることを特徴としている。
【0010】
更に請求項5の発明は、前記少なくともひとつの停止部材が、少なくとも前記ロッキング部材の前記下方ラッチ位置において、前記側壁に設けられた前記受けに対して係合する一対のアームからなることを特徴としている。
更に請求項6の発明は、前記受けが、前記側壁の上方のエッジに形成されたノッチの形状であることを特徴としている。
【0011】
更に請求項7の発明は、前記ベースは開口部を有し、前記ロッキング部材が下方ラッチ位置にあるときに、前記ロッキングエレメントがこのベースの開口部内に進入することを特徴としている。
更に請求項8の発明は、前記ロッキング部材の下方ラッチ位置において、前記ロッキングエレメントの前面が、前記ベースの開口部の前方エッジに対して所定のギャップを生じるようにされていることを特徴としている。
【0012】
更に請求項9の発明は、前記少なくともひとつの停止部材が、関連する前記受けから前記所定の間隙よりも小さい間隙だけ離間した前方エッジを有し、これにより前記停止部材およびその関連する受けの負荷能力が前記ベースの開口部の後方エッジと前記ロッキングエレメントの前方エッジとの係合により強化されることを特徴としている。
【0013】
更に請求項10の発明は、更に、前記側壁間の前記剛体フレームを横切って延設され、前記ベースから上方に離隔して配置されたバーと、前記バーの下に位置しかつ前記ロッキング部材を前記下方ラッチ位置に保持する第1の位置と前記ロッキング部材が前記上方非ラッチ位置に回動することを許容する第2の位置との間を前記ロッキング部材の長手方向に摺動可能なスライダと、その第1の位置に向かって前記スライダを付勢するスライダスプリングと、前記スライダを前記第1の位置へ押すために設けられたプッシュボタンとを有し、前記スライダは、前記ロッキング部材を前記上方非ラッチ位置に保持するために前記スライダスプリングにより前記バーの後部に弾性的に係合されることを特徴としている。
【0014】
【作用および効果】
このように構成された本発明のシートベルトバックルにおいては、少なくともひとつの停止部材が剛体フレームの側壁の外側で弾性屈曲可能なウイングのうちの隣接するひとつと結合されている。この停止部材の存在によって、ロッキング部材のピボットとして作用するウイングが極度に撓むことが防止され、これによりウイングはその弾性限界を越えて撓むようなことはなくなる。
【0015】
さらに重要なことには、ウイングと停止部材とがフレームの外側で結合されることによって、これらのウイングと停止部材とがそれらの一端をロッキング部材から単に片持ちばり式に支持されるだけでなく、剛体フレームの受けの両側で支持されるようになるので、停止部材の負荷の配分が変化する。これにより、停止部材の極限強度が増大する。ウイングの撓みは、これらのウイングが停止部材へ結合されることによって悪影響を及ぼされない。
【0016】
停止部材には数多くの形態が考えられるが、好ましくは各停止部材は、ウイングの前方でロッキング部材から側方に延設されており、少なくともロッキング部材の下方ラッチ位置において、側壁の受けに対して係合する一対のアームからなる。好ましくは、アームは、一体のカーブしたアーチにより剛体フレームの側壁の外側で各ウイングの端部と結合される。この好ましい構成において、前記少なくともひとつの停止部材と前記隣り合うウイングとロッキング部材の本体とにより開口部が画定され、側壁間のこの開口部の一部は半楕円形を有している。単純な構成では、受けは、側壁の上部エッジにおける頂部が開口したノッチの形状であり、このノッチでアームが下方ラッチ位置へ移動する。
【0017】
好ましくは、前記ベースは開口部を有し、ロッキング部材が下方ラッチ位置にあるときにロッキングエレメントがこのベースの開口部内に進入する。好ましくは、ロッキング部材の下方ラッチ位置において、前記ロッキングエレメントの前面が、前記ベースの開口部の前方エッジに対して所定のギャップを生じるようにされている。望ましくは、前記少なくともひとつの停止部材は、前記所定の間隙よりも小さな間隙だけ、関連する受けから離間した前方エッジを有しており、これにより停止部材およびその関連する受けの負荷能力が、ベースの開口部の後方エッジとロッキングエレメントの前方エッジとの係合により強化される。
【0018】
好ましくは、シートベルトバックルは、前記側壁間のフレームを横切って延在しベースから上方に離れて配されたバーと、前記バーの下に位置し、ロッキング部材を下方ラッチ位置に保持する第1の位置と前記ロッキング部材が上方非ラッチ位置に回動することが許容される第2の位置との間をロッキング部材の長手方向に摺動可能なスライダと、その第1の位置に向かってスライダを付勢するスライダスプリングと、スライダを第1の位置へ押すために設けられたプッシュボタンとをさらに有している。前記スライダは、上方非ラッチ位置にロッキング部材を保持するために前記スライダスプリングにより前記バーの後部に弾性的に係合される。スライダの上を延在するバーを設けることにより、重い衝撃荷重に耐える助けとなり、かつ、バックルの不用意の解除を防止する。好ましいことに、前記バーの後方エッジと前記スライダの前方エッジとで共働して、前記前方エッジと後方エッジとが前記スライダスプリングにより係合されるとロッキング部材をその上方非ラッチ位置に保持するために面取りされる。
【0019】
このようにして、本発明のシートベルトバックルによれば、ラッチプレートとバックルとに非常に重い衝撃荷重がかけられている場合であっても、ラッチプレートをラッチ位置に確実に保持できるとともに、ラッチプレートは重い荷重がかけられた後もバックルから容易に解放可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態の一例を説明する。
図1は、本発明にかかるシートベルトバックルの実施の形態の一例を示す図である。
【0021】
図示に示すように、この例のシートベルトバックルは、ベースプレート12を有する剛性フレーム10を備えている。このベースプレート12は、その側辺から延在する2つの直立する側壁14,14を有している。これらの側壁14,14間には、バー16が延設されており、このバー16は、ベースプレート12と平行にかつこのベースプレート12から離隔して配置されている。更に、開口20がベースプレート12に形成されているとともに、図2に示すようにこの開口20は前方エッジ22を有している。
【0022】
また、両側壁14,14間には、ロッキング部材24が、図1に示すラッチプレート42と係合する下方ラッチ位置と図2に示すラッチプレート42と係合しない上方非ラッチ位置との間で回動可能に設けられており、このロッキング部材24は前方へ延設されている本体26と下方へ延設されている脚部28とを有している。本体26は側方に延びる2つの弾性屈曲可能なウイング30,30を備えており、これらのウイング30,30は、両側壁14,14にそれぞれ設けられている後方ノッチ32,32にそれぞれ係合されている。更に、図1に示すように本体26は側方に各ウイング30,30と平行に延設されている2つのアーム34,34(本発明の停止部材)を備えており、これらのアーム34,34は、ロッキング部材24の下方ラッチ位置において側壁14,14の前方ノッチ36,36(本発明の受けに相当)と係合可能となっている。その場合、ロッキング部材24が下方ラッチ位置にあるとき、各アーム34,34の前面と各前方ノッチ36,36の後面との間に、後述するロッキングエレメント38の前面と開口20の前方エッジ22との間の所定のギャップ64より小さな所定のギャップ66,66が形成されるようになっている。これらの間隙66,66は、ロッキング部材24が上方非ラッチ位置に回動されるとき、特に特別なテスト負荷がラッチプレート42に長手方向にかけられている間でも解除が行われると、ロッキングエレメント38の前面がフレーム10のエッジ22をすれすれに通ることができる大きさに設定されている。
【0023】
シートベルトバックルのそれぞれの側におけるウイング30,30とアーム34,34との端部は、フレーム10の両側壁14,14間のロッキング部材24に接続されていると同様に、フレーム10の外側で接合されている。その場合、隣り合うウイング30とアーム34とは一体のカーブしたアーチ37によって連結されている。これにより、これらのウイング30,30と停止部材34,34とがそれらの一端をロッキング部材24から単に片持ちばり式に支持されるだけでなく、フレーム10の両側壁14,14の各前方ノッチ36,36で支持されるようになっている。
【0024】
ロッキング部材24の本体26の前方端部には、下方ラッチ位置において、ラッチプレート42を所定位置に保持するために、このラッチプレート42の開口40を通るロッキングエレメント38が設けられている。その場合、ロッキング部材24が下方ラッチ位置にあるとき、ロッキングエレメント38の前面が開口20の前方エッジ22に対して所定のギャップ64が生じるようにされている。更に、面取り前縁46を有するスライダ44がロッキング部材24上を長手方向に摺動可能に設けられている。このスライダ44は、ロッキング部材24の本体26上の突起部50に係合するスライダスプリング48により前方(図1において左方向)に向かって付勢されている。これにより、スライダ44は、の前端がバー16の後部に弾性的に係合され、ロッキング部材24を上方非ラッチ位置に保持するようになっている。
【0025】
プッシュボタン52が両側壁14,14上を長手方向に摺動可能に設けられているとともに、エジェクタ58がベースプレート12の開口部20内において摺動可能に、かつエジェクタスプリング60により前方位置に付勢されて設けられており、ロッキング部材24の上方非ラッチ位置で、プッシュボタン52の後方突起54がエジェクタ58上の前方突起56と係合している。
【0026】
シートベルトバックルを使用するにあたっては、図2に示される位置から開始して、シートベルトに連結されたラッチプレート42が、ベースプレート12と両側壁14,14とにより形成される案内溝に挿入され、このラッチプレート42がエジェクタ58を押すことにより、エジェクタ58がスプリング60の付勢力に抗して後方に、つまり右側に移動される。ラッチプレート42の挿入およびエジェクタ58の移動は、エジェクタ58がロッキング部材24の脚部28の底部に係合するまで継続される。この係合の結果、ロッキング部材24/スライダ44システムが回動し、スライダ44がバー16より下方に下がった図1に示す位置となる。ロッキングエレメント38がラッチプレート42の開口40内に進入し、ラッチプレート42に負荷がかけられていない場合は、このロッキングエレメント38がラッチプレート42の開口40の縁に係合して、ラッチプレート42はバックルから解離(アンラッチ)しないように、所定位置に保持される。更に、スライダ44の上面がカバー16の下面に当接して、ラッチプレート42とシートベルトバックルとに非常に重い衝撃荷重がかけられている場合であっても、ラッチプレート42が下方ラッチ位置に確実に保持されるようになっている。
【0027】
この状態で、事故等により、非常に大きな引張力がバックルに加えられると、ラッチプレート42が前方に付勢されて、ロッキングエレメント38とともに移動する。これにより、ロッキングエレメント38の前面と開口20の前面22との間の図2に示されるギャップ64がなくなり、ロッキングエレメント38の前面が開口20の前面22に当接する。この動きの際、両ウイング30,30は後方にたわむが、各アーム34,34の前面が各側壁14,14のノッチ36,36の前面と係合し、両アーム34,34が両ウィング30,30の弾性限界を越えないように防止するので、両ウイング30,30はそれらの弾性限界を越えて応力がかけられない。各アーム34,34の強度は、それぞれフレーム10の外側で各ウイング30,30に結合することにより強化され、また各アーム34,34と各ウイング30,30とをそれぞれ接続する一体のアーチ37,37は屈曲されることにより、負荷が分散されて、この要素における応力が局部的にかかり過ぎることはない。
【0028】
衝撃後の負荷の減少にしたがって、各ウイング30,30とロッキング部材24の本体26は弾性的に回復し、図3に示すアーム34,34とフレーム10との間の間隙66,66が回復される。
【0029】
図4は、本発明によるシートベルトバックルの実施の形態の他の例を示す図である。なお、前述の各例と同じ構成要素には、同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0030】
図4に示すように、この例のシートベルトバックルでは、ウイング30およびアーム34が、フレーム10の両側壁14,14に設けられた2つのノッチ32,32;36,36にそれぞれ位置されている。その場合、各ウイング30,30、各アーム34,34および一体の各アーチ37,37により、それぞれ開口部39,39が画定されている。
この例のシートベルトバックルの他の構成は、前述の例と同じである。
【0031】
図5は、本発明によるシートベルトバックルの実施の形態の更に他の例を示す図である。なお、前述の各例と同じ構成要素には、同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0032】
図5に示すように、この例のシートベルトバックルでは、各ウイング30,30および各アーム34,34は、両側壁14,14(図5には不図示;他の例を参照)間のロッキング部材24の本体26に当接するように形成されているとともに、各開口部39,39がともに半楕円形に形成されている。これにより、各ウイング30,30および各アーム34,34の弾性および柔軟性が向上する。各ウイング30,30および各アーム34,34は、ロッキング部材24の本体26と結合する場所で応力が分散され、それらの強度が増大するようになる。
この例のシートベルトバックルの他の構成は、前述の例と同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシートベルトバックルの実施の形態の一例をラッチ位置でかつ一部断面をとって示す、正面図である。
【図2】 図1に示す例のシートベルトバックルを非ラッチ位置でかつ一部断面をとって示す、正面図である。
【図3】 図1および図2に示されたシートベルトバックルの平面図であり、その半分は断面で示されている。
【図4】 本発明の実施の形態の他の例のロッキング部材を部分的に示す平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の更に他の例のロッキング部材を部分的に示す平面図である。
【符号の説明】
10…剛性フレーム、12…ベースプレート、14…側壁、16…バー、20…開口、22…前方エッジ、24…ロッキング部材、26…本体、28…脚部、30…ウイング、32…後方ノッチ、34…アーム、36…前方ノッチ、37…アーチ、38…ロッキングエレメント、42…ラッチプレート、40…開口、44…スライダ、46…面取り前縁、48…スライダスプリング、50…突起部、52…プッシュボタン、54…後方突起、56…前方突起、58…エジェクタ、60…エジェクタスプリング
Claims (10)
- 開口を有するラッチプレートが解放可能に係合するように構成されたシートベルトバックルにおいて、
ベースとフレームの長手方向にラッチプレートを案内するよう構成された前記ベースの両側から直立する側壁とを含む剛性フレームと、この剛性フレームに下方ラッチ位置と上方非ラッチ位置との間を回動可能に設けられ、前記ラッチプレートを所定位置に保持するために前記ラッチプレートの前記開口に係合可能な下方に突出したロッキングエレメントを有するロッキング部材と、前記ロッキング部材から側方に延設され、前記上方非ラッチ位置と前記下方ラッチ位置との間を移動する前記ロッキング部材を前記剛体フレームに回動可能かつ弾性的に取り付けるために前記側壁に係合し、前記ラッチプレートにより前記ロッキング部材が軸方向に負荷がかけられると弾性屈曲可能な一対のウイングと、前記ロッキング部材から側方に延設され、少なくとも前記ロッキング部材がその下方ラッチ位置にあるときに、前記ウイングがその弾性限界を超えて撓むことのないように前記剛性フレーム上の受けに係合する少なくともひとつの停止部材とからなり、
前記少なくともひとつの停止部材は、前記剛体フレームの前記壁の外側で前記ウイングの隣接するひとつと結合されていることを特徴とするシートベルトバックル。 - 前記少なくともひとつの停止部材と前記隣接するウイングとは前記フレームの外側で一体のカーブしたアーチにより結合されていることを特徴とする請求項1記載のシートベルトバックル。
- 前記少なくともひとつの停止部材と前記隣り合うウイングと前記ロッキング部材の本体とにより開口部が画定され、前記開口部の一部が半楕円形に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のシートベルトバックル。
- 前記少なくともひとつの停止部材は、前記ウイングの前方で前記ロッキング部材から側方に延設されていることを特徴とする請求項1、2または3記載のシートベルトバックル。
- 前記少なくともひとつの停止部材は、少なくとも前記ロッキング部材の前記下方ラッチ位置において、前記側壁に設けられた前記受けに対して係合する一対のアームからなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載のシートベルトバックル。
- 前記受けは、前記側壁の上方のエッジに形成されたノッチの形状であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1記載のシートベルトバックル。
- 前記ベースは開口部を有し、前記ロッキング部材が下方ラッチ位置にあるときに、前記ロッキングエレメントがこのベースの開口部内に進入することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1記載のシートベルトバックル。
- 前記ロッキング部材の下方ラッチ位置において、前記ロッキングエレメントの前面が、前記ベースの開口部の前方エッジに対して所定のギャップを生じるようにされていることを特徴とする請求項7記載のシートベルトバックル。
- 前記少なくともひとつの停止部材は、関連する前記受けから前記所定の間隙よりも小さい間隙だけ離間した前方エッジを有し、これにより前記停止部材およびその関連する受けの負荷能力が前記ベースの開口部の後方エッジと前記ロッキングエレメントの前方エッジとの係合により強化されることを特徴とする請求項8記載のシートベルトバックル。
- 更に、前記側壁間の前記剛体フレームを横切って延設され、前記ベースから上方に離隔して配置されたバーと、前記バーの下に位置しかつ前記ロッキング部材を前記下方ラッチ位置に保持する第1の位置と前記ロッキング部材が前記上方非ラッチ位置に回動することを許容する第2の位置との間を前記ロッキング部材の長手方向に摺動可能なスライダと、その第1の位置に向かって前記スライダを付勢するスライダスプリングと、前記スライダを前記第1の位置へ押すために設けられたプッシュボタンとを有し、前記スライダは、前記ロッキング部材を前記上方非ラッチ位置に保持するために前記スライダスプリングにより前記バーの後部に弾性的に係合されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1記載のシートベルトバックル。
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