JPH0458963B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0458963B2 JPH0458963B2 JP2117899A JP11789990A JPH0458963B2 JP H0458963 B2 JPH0458963 B2 JP H0458963B2 JP 2117899 A JP2117899 A JP 2117899A JP 11789990 A JP11789990 A JP 11789990A JP H0458963 B2 JPH0458963 B2 JP H0458963B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- tongue piece
- buckle
- latch
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B11/00—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
- A44B11/25—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
- A44B11/2503—Safety buckles
- A44B11/2507—Safety buckles actuated by a push-button
- A44B11/2523—Safety buckles actuated by a push-button acting parallel to the main plane of the buckle and in the same direction as the fastening action
Landscapes
- Buckles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、自動車その他の交通機関の座席に装
備されるシートベルト用のバツクル装置に関する
ものである。
備されるシートベルト用のバツクル装置に関する
ものである。
[従来の技術]
現在、自動車を始めとする各種交通機関の座席
には、衝突等から乗員を保護するためにシートベ
ルトが取付けられている。この種のシートベルト
を簡易に着脱するために、通常はバツクル装置が
設けられており、一般にこのバツクル装置は舌片
を係止する爪部を備えたラツチ部材を舌片への係
止方向にばね付勢するようにして構成されてい
る。
には、衝突等から乗員を保護するためにシートベ
ルトが取付けられている。この種のシートベルト
を簡易に着脱するために、通常はバツクル装置が
設けられており、一般にこのバツクル装置は舌片
を係止する爪部を備えたラツチ部材を舌片への係
止方向にばね付勢するようにして構成されてい
る。
その場合、解除時の操作力を軽減しようとして
ラツチ部材に対するばね付勢力を低下させると、
舌片とラツチ部材との係止力が弱くなり車両衝突
時等のような大きな衝撃を受けた場合、ラツチ部
材が慣性により変位し、舌片がバツクルから抜脱
する現象、所謂慣性抜けを生じるおそれがある。
したがつて、この慣性抜けを防止するためにラツ
チ部材に対するばね付勢力を強くしていた。その
ため、前記バツクルの係合解除に必要な操作力が
増大してしまい、その操作力の軽減が望まれてい
た。
ラツチ部材に対するばね付勢力を低下させると、
舌片とラツチ部材との係止力が弱くなり車両衝突
時等のような大きな衝撃を受けた場合、ラツチ部
材が慣性により変位し、舌片がバツクルから抜脱
する現象、所謂慣性抜けを生じるおそれがある。
したがつて、この慣性抜けを防止するためにラツ
チ部材に対するばね付勢力を強くしていた。その
ため、前記バツクルの係合解除に必要な操作力が
増大してしまい、その操作力の軽減が望まれてい
た。
このような問題に対処するために、バツクル側
のラツチ部材に対し、舌片係止時の変位を阻止す
るロツク部材を摺動可能に取付け、ラツチ部材が
高衝撃に伴う慣性力等により不意に舌片解離方向
に移動しないようにしたバツクル装置が実公昭64
−87号公報、実開昭63−88108号公報、実開昭60
−139560号公報等において提案されている。
のラツチ部材に対し、舌片係止時の変位を阻止す
るロツク部材を摺動可能に取付け、ラツチ部材が
高衝撃に伴う慣性力等により不意に舌片解離方向
に移動しないようにしたバツクル装置が実公昭64
−87号公報、実開昭63−88108号公報、実開昭60
−139560号公報等において提案されている。
一例として、実開昭60−139560号公報のバツク
ル装置を第15図及び第16図に示す。
ル装置を第15図及び第16図に示す。
これら各図において、1は舌片で、通常の如
く、一方の端部にベルト連結孔2を、又、他方の
舌部先端に係止孔3を有している。一方、4は前
記舌片1を挿脱するバツクル本体Aのフレームで
あり、バツクル本体Aは該フレーム4をベースと
して組み立てられている。
く、一方の端部にベルト連結孔2を、又、他方の
舌部先端に係止孔3を有している。一方、4は前
記舌片1を挿脱するバツクル本体Aのフレームで
あり、バツクル本体Aは該フレーム4をベースと
して組み立てられている。
上記バツクル本体Aは、前記フレーム4と、該
フレーム4をベースとして結合されるラツチ部材
5と、該ラツチ部材5の揺動を制御するロツク部
材6と、摺動可能な操作部材7と、錠止解放され
た舌片1をフレーム4よりスプリング8により弾
出するエジエクター9と、並びに前記各部材から
なるバツクル部分を被覆して被着するカバー部材
10とから構成されている。
フレーム4をベースとして結合されるラツチ部材
5と、該ラツチ部材5の揺動を制御するロツク部
材6と、摺動可能な操作部材7と、錠止解放され
た舌片1をフレーム4よりスプリング8により弾
出するエジエクター9と、並びに前記各部材から
なるバツクル部分を被覆して被着するカバー部材
10とから構成されている。
フレーム4は、底板4aとこの底板4aの両側
辺より立ち上がる両側壁4b,4cを備えたコ字
形状に形成され、その両側壁4b,4cにおいて
舌片1挿入側に近い側より順次後方に、ラツチ部
材5の両側から横方向に延設された延設部11,
11′が貫挿される扇形窓12,12′とラツチ部
材5の側方に突出した支軸13,13′が挿通支
持される支点孔14,14′とが、それぞれ穿設
されている。更に、両側壁4b,4cの後方の上
辺には、底板4aの透孔15と協働してスプリン
グ支持板16が支持される切欠17,17′が設
けられている。
辺より立ち上がる両側壁4b,4cを備えたコ字
形状に形成され、その両側壁4b,4cにおいて
舌片1挿入側に近い側より順次後方に、ラツチ部
材5の両側から横方向に延設された延設部11,
11′が貫挿される扇形窓12,12′とラツチ部
材5の側方に突出した支軸13,13′が挿通支
持される支点孔14,14′とが、それぞれ穿設
されている。更に、両側壁4b,4cの後方の上
辺には、底板4aの透孔15と協働してスプリン
グ支持板16が支持される切欠17,17′が設
けられている。
扇形窓12,12′にはその上辺から下方に向
かつて延設部11,11′に穿設された透孔18,
18′に嵌入可能な突起19,19′が突設されて
いると共に、扇形窓12,12′の舌片1挿入側
の端面12a,12a′がラツチ部材5の延設部1
1,11′の肩部11a,11a′とわずかな隙間
において対向しており、車両衝突時等の入力時
に、ラツチ部材5に加わる引張荷重をフレーム4
に直接伝達するよう構成されている。
かつて延設部11,11′に穿設された透孔18,
18′に嵌入可能な突起19,19′が突設されて
いると共に、扇形窓12,12′の舌片1挿入側
の端面12a,12a′がラツチ部材5の延設部1
1,11′の肩部11a,11a′とわずかな隙間
において対向しており、車両衝突時等の入力時
に、ラツチ部材5に加わる引張荷重をフレーム4
に直接伝達するよう構成されている。
また、フレーム底板4aの中心部には両側縁に
よつてエジエクター9を舌片1の挿入・離脱方向
に沿つて移動自在に案内する開口20が透孔15
と連続的に形成されている。この開口20は、そ
の前端部にエジエクター9の案内孔9aに挿通さ
れるガイドロツド20aが舌片1挿入方向から突
設されていると共に、このガイドロツド20aと
対向する位置のスプリング支持板16には、エジ
エクター9を付勢するスプリング8の固定端を支
持するばね受け部21が形成されている。更に底
板4aには、透孔15の後方にベルト連結孔22
が穿設されている。
よつてエジエクター9を舌片1の挿入・離脱方向
に沿つて移動自在に案内する開口20が透孔15
と連続的に形成されている。この開口20は、そ
の前端部にエジエクター9の案内孔9aに挿通さ
れるガイドロツド20aが舌片1挿入方向から突
設されていると共に、このガイドロツド20aと
対向する位置のスプリング支持板16には、エジ
エクター9を付勢するスプリング8の固定端を支
持するばね受け部21が形成されている。更に底
板4aには、透孔15の後方にベルト連結孔22
が穿設されている。
ラツチ部材5は支軸13,13′の軸線を境に
L字状に屈曲した形状をなし、フレーム底板4a
と平行なラツチ部5aの下面中央に舌片1の係止
孔3と結合する爪部23を有していると共に、支
軸13,13′から垂直に立ち上がつたレバー部
5bの背面とスプリング支持板16との間に圧縮
スプリング24の付勢力により常時ラツチ部5a
が支軸13,13′を中心にフレーム底板4aに
近接する方向、すなわち第16図に示す矢印X方
向に付勢されている。
L字状に屈曲した形状をなし、フレーム底板4a
と平行なラツチ部5aの下面中央に舌片1の係止
孔3と結合する爪部23を有していると共に、支
軸13,13′から垂直に立ち上がつたレバー部
5bの背面とスプリング支持板16との間に圧縮
スプリング24の付勢力により常時ラツチ部5a
が支軸13,13′を中心にフレーム底板4aに
近接する方向、すなわち第16図に示す矢印X方
向に付勢されている。
ロツク部材6は、その両側部にラツチ部材5の
透孔18,18′を閉鎖し得る大きさの揺動阻止
片25,25′を一体に有し、かつラツチ部材5
のラツチ部5aの上面において舌片1の挿入・離
脱方向に沿い所定のストロークで摺動自在に添設
されている。また、ロツク部材6の中央部から上
方に折曲形成したフツク26とラツチ部材5の前
端に形成したフツク27との間に介設した引張ば
ね28により、ロツク部材6は常時ラツチ部材5
に対し舌片離脱方向、すなわち第16図に示す矢
印u方向に付勢されている。
透孔18,18′を閉鎖し得る大きさの揺動阻止
片25,25′を一体に有し、かつラツチ部材5
のラツチ部5aの上面において舌片1の挿入・離
脱方向に沿い所定のストロークで摺動自在に添設
されている。また、ロツク部材6の中央部から上
方に折曲形成したフツク26とラツチ部材5の前
端に形成したフツク27との間に介設した引張ば
ね28により、ロツク部材6は常時ラツチ部材5
に対し舌片離脱方向、すなわち第16図に示す矢
印u方向に付勢されている。
一方、操作部材7は、その前端面が外部より押
圧操作可能な押圧面7aとなつていると共に、後
端面がラツチ部材5のレバー部5b前面と当接す
るレバー当接面7bとなつており、更に下面の垂
直面がロツク部材6の当接部29と当接可能なロ
ツク部材当接面7cとなつている。また、操作部
材7はスプリング支持板16から水平に突設され
た2本のガイド棒30,30′に案内され、舌片
1の挿入・離脱方向に沿つて摺動自在とされてい
る。更に、操作部材7はスプリング支持板16の
ガイド棒30,30′の外周に挿通された2本の
スプリング31,31′により常時矢印u方向に
付勢されている。
圧操作可能な押圧面7aとなつていると共に、後
端面がラツチ部材5のレバー部5b前面と当接す
るレバー当接面7bとなつており、更に下面の垂
直面がロツク部材6の当接部29と当接可能なロ
ツク部材当接面7cとなつている。また、操作部
材7はスプリング支持板16から水平に突設され
た2本のガイド棒30,30′に案内され、舌片
1の挿入・離脱方向に沿つて摺動自在とされてい
る。更に、操作部材7はスプリング支持板16の
ガイド棒30,30′の外周に挿通された2本の
スプリング31,31′により常時矢印u方向に
付勢されている。
レバー当接面7bとロツク部材当接面7cとの
位置関係は、押圧操作時においてロツク部材当接
面7cがロツク部材6と先に当接してこのロツク
部材6を第16図に示す矢印v方向に摺動させ、
ロツク部材6の摺動阻止片25,25′がラツチ
部材5の透孔18,18′を解放した時点でレバ
ー当接面7bがラツチ部材5のレバー部5bに当
接してラツチ部材5を傾動し始めるよう、その位
相のずれが決定されている。
位置関係は、押圧操作時においてロツク部材当接
面7cがロツク部材6と先に当接してこのロツク
部材6を第16図に示す矢印v方向に摺動させ、
ロツク部材6の摺動阻止片25,25′がラツチ
部材5の透孔18,18′を解放した時点でレバ
ー当接面7bがラツチ部材5のレバー部5bに当
接してラツチ部材5を傾動し始めるよう、その位
相のずれが決定されている。
操作部材7の押圧面7aは、その周縁部が、こ
れとほぼ同一面となるようカバー部材10で囲撓
されており、これにより乗員の肘等が操作部材7
に当たることにより、バツクルの係合が不意に解
除されないようになつている。
れとほぼ同一面となるようカバー部材10で囲撓
されており、これにより乗員の肘等が操作部材7
に当たることにより、バツクルの係合が不意に解
除されないようになつている。
更に、フレーム底板4aに設けられるエジエク
ター9は、舌片1の挿入・離脱により所定の摺動
範囲で変位し得るようになつているが、その前端
側の摺動範囲は、舌片1の押出動作の終端におい
て少なくともその一部がラツチ部材5の爪部23
とフレーム底板4aとの間に介在して、ラツチ部
材5が舌片1係止方向へ回動するのを阻止するよ
う設定されている。
ター9は、舌片1の挿入・離脱により所定の摺動
範囲で変位し得るようになつているが、その前端
側の摺動範囲は、舌片1の押出動作の終端におい
て少なくともその一部がラツチ部材5の爪部23
とフレーム底板4aとの間に介在して、ラツチ部
材5が舌片1係止方向へ回動するのを阻止するよ
う設定されている。
更に、ラツチ部材5の上面の前端部には、一対
の突起32,32′が立設されており、これらの
突起32,32′により、ロツク部材6の前方へ
の移動が制限されるようになつている。
の突起32,32′が立設されており、これらの
突起32,32′により、ロツク部材6の前方へ
の移動が制限されるようになつている。
スプリング支持板16に突設されたスプリング
ガイド棒33は、その先端側が縦長偏平形状とさ
れ、その先端部より中心に沿つてスリツト34が
形成されている。また、先端部の外面に圧縮コイ
ルスプリング24の自由端24a側を係止するた
めの抜け止め突起35,35が突設されており、
このガイド棒33の先端部がラツチ部材5のレバ
ー部5aに設けた縦長の切欠き部36内に挿通さ
れている。
ガイド棒33は、その先端側が縦長偏平形状とさ
れ、その先端部より中心に沿つてスリツト34が
形成されている。また、先端部の外面に圧縮コイ
ルスプリング24の自由端24a側を係止するた
めの抜け止め突起35,35が突設されており、
このガイド棒33の先端部がラツチ部材5のレバ
ー部5aに設けた縦長の切欠き部36内に挿通さ
れている。
一方、エジエクター9は、その端面にスプリン
グ8の一端を係入する穴39が穿設されており、
また、この穴39の開口部近傍に穴39と直交す
る方向にピン37が挿通されるピン孔38が穿設
されている。そして、スプリング8を圧縮して穴
39内に収容し、ピン孔38に挿通したピン37
により、この圧縮状態のスプリング8を抜け止め
を施す。この状態で、スプリング支持板16のば
ね受け部21の先端にスプリング8の固定端を当
てがつた後、ピン37を取外くことによりスプリ
ング8を伸張させ、スプリング8の固定端をばね
受け部21に嵌着し得るようになつている。
グ8の一端を係入する穴39が穿設されており、
また、この穴39の開口部近傍に穴39と直交す
る方向にピン37が挿通されるピン孔38が穿設
されている。そして、スプリング8を圧縮して穴
39内に収容し、ピン孔38に挿通したピン37
により、この圧縮状態のスプリング8を抜け止め
を施す。この状態で、スプリング支持板16のば
ね受け部21の先端にスプリング8の固定端を当
てがつた後、ピン37を取外くことによりスプリ
ング8を伸張させ、スプリング8の固定端をばね
受け部21に嵌着し得るようになつている。
このような構成としたバツクル装置において
は、第16図に示すような舌片1の挿入準備状態
において、舌片1を矢印w方向に示すようにバツ
クル本体Aに挿入すると、エジエクター9が舌片
1の先端に押されて後退し、ラツチ部材5の爪部
23の下部から退避する。このため、ラツチ部材
5は圧縮コイルスプリング24の作用により支軸
13,13′を中心として矢印X方向に回動し、
爪部23が進入してきた舌片1の係止孔3に係入
する。これにより、第17図に示すように舌片1
はバツクル本体Aに係合・連結される。
は、第16図に示すような舌片1の挿入準備状態
において、舌片1を矢印w方向に示すようにバツ
クル本体Aに挿入すると、エジエクター9が舌片
1の先端に押されて後退し、ラツチ部材5の爪部
23の下部から退避する。このため、ラツチ部材
5は圧縮コイルスプリング24の作用により支軸
13,13′を中心として矢印X方向に回動し、
爪部23が進入してきた舌片1の係止孔3に係入
する。これにより、第17図に示すように舌片1
はバツクル本体Aに係合・連結される。
このとき、ロツク部材6の揺動阻止片25,2
5′はラツチ部材5の回動変位に伴つて突起19,
19′の後面から外れると共に引張ばね28の作
用によつて矢印u方向に移動する。これにより、
揺動阻止片25,25′はラツチ部材5の透孔1
8,18′を閉鎖するようになるので、これらの
透孔18,18′への突起19,19′の侵入が阻
止される。したがつて、例えば車両衝突等の異常
衝撃を受けた場合においても、揺動阻止片25,
25′の上面と突起19,19′の下端とが当接し
ているので、ラツチ部材5の矢印Y方向の回動が
規制され、ラツチ部材5は下方位置に保持され
る。この結果、舌片1とバツクル本体Aとの解離
が防止されることになる。
5′はラツチ部材5の回動変位に伴つて突起19,
19′の後面から外れると共に引張ばね28の作
用によつて矢印u方向に移動する。これにより、
揺動阻止片25,25′はラツチ部材5の透孔1
8,18′を閉鎖するようになるので、これらの
透孔18,18′への突起19,19′の侵入が阻
止される。したがつて、例えば車両衝突等の異常
衝撃を受けた場合においても、揺動阻止片25,
25′の上面と突起19,19′の下端とが当接し
ているので、ラツチ部材5の矢印Y方向の回動が
規制され、ラツチ部材5は下方位置に保持され
る。この結果、舌片1とバツクル本体Aとの解離
が防止されることになる。
次いで、舌片1をバツクル本体Aから離脱させ
る場合は、まず、操作部材7の押圧面7aを指で
矢印v方向に押圧する。すると、操作部材7のロ
ツク部材当接面7cがロツク部材6の当接部29
と係合して、このロツク部材6を引張ばね28の
弾発力に抗して矢印v方向に変位させる。このた
め、揺動阻止片25,25′がラツチ部材5の透
孔18,18′の上方から移動してこの透孔18,
18′への突起19,19′の侵入を可能ならし
め、その後、レバー当接面7bがラツチ部材5の
レバー部材5bを押圧し、圧縮コイルスプリング
24の弾発力に抗して矢印Y方向へ回動させる。
したがつて、ラツチ部材5は、その爪部23が上
方に変位して舌片1の係止孔3から抜脱すると共
に、舌片1がエジエクター9に押されてバツクル
本体Aから解離する。そして、エジエクター9が
ラツチ部材5の爪部23下面に当接して、再び舌
片1が挿入されるまでラツチ部材5を上方の退避
位置に保持する。また、操作部材7に対する押圧
力を解除すれば、操作部材7はスプリング31,
31′の力によつて矢印u方向に移動し、第16
図に示すように元の位置に復帰する。
る場合は、まず、操作部材7の押圧面7aを指で
矢印v方向に押圧する。すると、操作部材7のロ
ツク部材当接面7cがロツク部材6の当接部29
と係合して、このロツク部材6を引張ばね28の
弾発力に抗して矢印v方向に変位させる。このた
め、揺動阻止片25,25′がラツチ部材5の透
孔18,18′の上方から移動してこの透孔18,
18′への突起19,19′の侵入を可能ならし
め、その後、レバー当接面7bがラツチ部材5の
レバー部材5bを押圧し、圧縮コイルスプリング
24の弾発力に抗して矢印Y方向へ回動させる。
したがつて、ラツチ部材5は、その爪部23が上
方に変位して舌片1の係止孔3から抜脱すると共
に、舌片1がエジエクター9に押されてバツクル
本体Aから解離する。そして、エジエクター9が
ラツチ部材5の爪部23下面に当接して、再び舌
片1が挿入されるまでラツチ部材5を上方の退避
位置に保持する。また、操作部材7に対する押圧
力を解除すれば、操作部材7はスプリング31,
31′の力によつて矢印u方向に移動し、第16
図に示すように元の位置に復帰する。
こうして、舌片1をバツクル本体Aと容易に係
合または離脱させることができる。
合または離脱させることができる。
[本発明が解決しようとする課題]
ところで、衝突等によつて生じる衝撃力の方向
は、その衝突等の態様によつて異なり、衝撃力が
バツクルの舌片挿入方向に作用する場合もある。
そこで、この舌片挿入方向の衝撃力に対処する必
要があり、そのため、操作部材7を付勢するスプ
リング31,31′およびロツク部材6を付勢す
る引張ばね28のばね力を大きくしている。これ
により、舌片挿入方向に衝撃力が作用する場合で
あつても、スプリング31,31′及び引張ばね
28のばね力が充分に大きいため、操作部材7及
びロツク部材6が慣性によつて移動することがな
く、したがつて、舌片がバツクルから抜脱する現
象、所謂慣性抜けが生じることはない。
は、その衝突等の態様によつて異なり、衝撃力が
バツクルの舌片挿入方向に作用する場合もある。
そこで、この舌片挿入方向の衝撃力に対処する必
要があり、そのため、操作部材7を付勢するスプ
リング31,31′およびロツク部材6を付勢す
る引張ばね28のばね力を大きくしている。これ
により、舌片挿入方向に衝撃力が作用する場合で
あつても、スプリング31,31′及び引張ばね
28のばね力が充分に大きいため、操作部材7及
びロツク部材6が慣性によつて移動することがな
く、したがつて、舌片がバツクルから抜脱する現
象、所謂慣性抜けが生じることはない。
しかしながら、引張ばね28およびスプリング
31,31′のばね力を大きくするために、操作
タツチが重くなつてしまい、操作フイーリングの
改善を充分に図ることができないという前述の従
来技術によるバツクルと同様の問題が残る。ま
た、前述の従来技術によるバツクルほどではない
が強いばね力が必要となるので、引張ばね28お
よびスプリング31,31′のコストが高くなる
という問題も生じる。
31,31′のばね力を大きくするために、操作
タツチが重くなつてしまい、操作フイーリングの
改善を充分に図ることができないという前述の従
来技術によるバツクルと同様の問題が残る。ま
た、前述の従来技術によるバツクルほどではない
が強いばね力が必要となるので、引張ばね28お
よびスプリング31,31′のコストが高くなる
という問題も生じる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもの
であつて、その目的は、操作フイーリングが良
く、かつあらゆる方向からの衝撃に確実に対処し
て慣性抜けを防止できると共に、コストを低減す
ることのできるバツクル装置を提供することであ
る。
であつて、その目的は、操作フイーリングが良
く、かつあらゆる方向からの衝撃に確実に対処し
て慣性抜けを防止できると共に、コストを低減す
ることのできるバツクル装置を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段]
このような課題を解決するために、本発明は、
バツクル本体と、このバツクル本体に挿入係止さ
れる舌片と、この舌片が前記バツクル本体内に挿
入されたとき前記舌片を係止することにより前記
舌片と前記バツクル本体とを連結するラツチ部材
と、前記舌片と前記ラツチ部材との係止を解除す
るための操作部材と、前記ラツチ部材を前記係止
位置に保持すると共に、前記ラツチ部材と前記舌
片との係止を解除可能にする位置に前記操作部材
によつて移動されるようになつているロツク部材
とを備えているバツクル装置において、前記操作
部材の通常の操作時には、前記ロツク部材が前記
ラツチ部材と前記舌片との係止を解除可能にする
位置に移動することを可能にすると共に、衝撃力
が加えられたときには、前記ロツク部材が前記ラ
ツチ部材と前記舌片との係止を解除可能にする位
置に移動することを阻止する制御手段が設けられ
ていることを特徴としている。
バツクル本体と、このバツクル本体に挿入係止さ
れる舌片と、この舌片が前記バツクル本体内に挿
入されたとき前記舌片を係止することにより前記
舌片と前記バツクル本体とを連結するラツチ部材
と、前記舌片と前記ラツチ部材との係止を解除す
るための操作部材と、前記ラツチ部材を前記係止
位置に保持すると共に、前記ラツチ部材と前記舌
片との係止を解除可能にする位置に前記操作部材
によつて移動されるようになつているロツク部材
とを備えているバツクル装置において、前記操作
部材の通常の操作時には、前記ロツク部材が前記
ラツチ部材と前記舌片との係止を解除可能にする
位置に移動することを可能にすると共に、衝撃力
が加えられたときには、前記ロツク部材が前記ラ
ツチ部材と前記舌片との係止を解除可能にする位
置に移動することを阻止する制御手段が設けられ
ていることを特徴としている。
[作用]
このように構成された本発明に係るバツクル装
置においては、通常時にバツクル本体と舌片との
連結を解除する場合には、操作部材を操作するこ
とによりロツク部材を舌片とラツチ部材との係止
を解除可能にする位置に移動させる。その場合、
制御手段により、ロツク部材が舌片とラツチ部材
との係止を解除可能にする位置へ移動可能になつ
ているので、ロツク部材は操作部材により舌片と
ラツチ部材との係止を解除可能にする位置へ確実
に移動することができる。
置においては、通常時にバツクル本体と舌片との
連結を解除する場合には、操作部材を操作するこ
とによりロツク部材を舌片とラツチ部材との係止
を解除可能にする位置に移動させる。その場合、
制御手段により、ロツク部材が舌片とラツチ部材
との係止を解除可能にする位置へ移動可能になつ
ているので、ロツク部材は操作部材により舌片と
ラツチ部材との係止を解除可能にする位置へ確実
に移動することができる。
また、バツクル装置に衝撃が加えられたときに
は、制御手段は、ロツク部材が舌片とラツチ部材
との係止を解除可能にする位置へ移動することを
阻止する。このため、舌片とラツチ部材との係止
が解除されることはなく、バツクル本体と舌片と
の連結状態が確実に保持されるようになる。
は、制御手段は、ロツク部材が舌片とラツチ部材
との係止を解除可能にする位置へ移動することを
阻止する。このため、舌片とラツチ部材との係止
が解除されることはなく、バツクル本体と舌片と
の連結状態が確実に保持されるようになる。
[実施例]
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図および第2図は本発明に係るバツクル装
置の一実施例の要部を示す図である。なお、本実
施例のバツクル装置は前述のバツクル装置とほと
んど同じ構成要素を備えているので、第1図およ
び第2図に示す以外の構成要素は省略すると共
に、第1図および第2図においても前述のバツク
ル装置と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その詳細な説明は省略する。
置の一実施例の要部を示す図である。なお、本実
施例のバツクル装置は前述のバツクル装置とほと
んど同じ構成要素を備えているので、第1図およ
び第2図に示す以外の構成要素は省略すると共
に、第1図および第2図においても前述のバツク
ル装置と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その詳細な説明は省略する。
第1図aおよび同図cに示すように、操作部材
7の後端部下面にはブラケツト7dを介してロツ
ク部材6の移動制御部材40が揺動可能に支持さ
れている。一方、ラツチ部材5には延設部11′
の後端に上方へ突出する突起41が設けられてい
る。そして、第2図に示すようにフレーム4に、
ラツチ部材5、ロツク部材6、操作部材7、エジ
エクター9およびスプリング支持板16を組み付
けてバツクル装置を組み立て、そのバツクル装置
に舌片1を挿入してラツチ部材5の爪部23が舌
片1の係止孔3に嵌入係止した状態では、移動制
御部材40の先端がロツク部材6の揺動阻止片2
5′の移動軌跡領域に位置し、かつ移動制御部材
40の先端部後面がラツチ部材5の突起41の前
面に当接した状態となつている。そして、舌片1
とバツクル装置との連結を解除するために、操作
部材7を押すことによりこの操作部材7とロツク
部材6とを共にv方向に移動させたとき、移動制
御部材40は突起41によつて時計方向に回動さ
せられ、ロツク部材6の揺動阻止片25′が移動
制御部材40の先端部に当接する前に、この移動
制御部材40の先端が揺動阻止片25′の移動軌
跡領域から脱出するようになつている。
7の後端部下面にはブラケツト7dを介してロツ
ク部材6の移動制御部材40が揺動可能に支持さ
れている。一方、ラツチ部材5には延設部11′
の後端に上方へ突出する突起41が設けられてい
る。そして、第2図に示すようにフレーム4に、
ラツチ部材5、ロツク部材6、操作部材7、エジ
エクター9およびスプリング支持板16を組み付
けてバツクル装置を組み立て、そのバツクル装置
に舌片1を挿入してラツチ部材5の爪部23が舌
片1の係止孔3に嵌入係止した状態では、移動制
御部材40の先端がロツク部材6の揺動阻止片2
5′の移動軌跡領域に位置し、かつ移動制御部材
40の先端部後面がラツチ部材5の突起41の前
面に当接した状態となつている。そして、舌片1
とバツクル装置との連結を解除するために、操作
部材7を押すことによりこの操作部材7とロツク
部材6とを共にv方向に移動させたとき、移動制
御部材40は突起41によつて時計方向に回動さ
せられ、ロツク部材6の揺動阻止片25′が移動
制御部材40の先端部に当接する前に、この移動
制御部材40の先端が揺動阻止片25′の移動軌
跡領域から脱出するようになつている。
また、引張ばね28および一対のスプリング3
1,31′は、操作タツチが軽くなるようにそれ
らのばね力が比較的小さく設定されている。その
場合、引張ばね28および一対のスプリング3
1,31′のそれぞれのばね力は、バツクル装置
にv方向に衝撃が加えられたときに、慣性により
ロツク部材6が操作部材7よりも早く移動すると
共に、移動制御部材40の先端が揺動阻止片2
5′の移動軌跡領域から脱出する前にロツク部材
6の揺動阻止片25′が移動制御部材40の先端
部に当接するように設定されている。しかもこの
当接した状態では、また揺動阻止片25,25′
が延設部11,11′の透孔18,18′をほとん
ど覆つていて、突起19,19′が透孔18,1
8′内に嵌入できない状態になるようにされてい
る。
1,31′は、操作タツチが軽くなるようにそれ
らのばね力が比較的小さく設定されている。その
場合、引張ばね28および一対のスプリング3
1,31′のそれぞれのばね力は、バツクル装置
にv方向に衝撃が加えられたときに、慣性により
ロツク部材6が操作部材7よりも早く移動すると
共に、移動制御部材40の先端が揺動阻止片2
5′の移動軌跡領域から脱出する前にロツク部材
6の揺動阻止片25′が移動制御部材40の先端
部に当接するように設定されている。しかもこの
当接した状態では、また揺動阻止片25,25′
が延設部11,11′の透孔18,18′をほとん
ど覆つていて、突起19,19′が透孔18,1
8′内に嵌入できない状態になるようにされてい
る。
このように構成された本実施例においては、第
3図aに示すように舌片1がバツクル本体Aに挿
入連結されている状態から、この連結を解除する
ために操作部材7の通常のプツシユ操作を行う
と、同図bに示すように操作部材7がv方向に移
動すると共に移動制御部材40が突起41により
矢印α方向に回動する。操作部材7のロツク部材
当接面7cがロツク部材6の当接部29に当接し
た後、操作部材7が更にv方向に移動すると、ロ
ツク部材6も一緒にv方向に移動すると共に、移
動制御部材40が更に大きく矢印α方向に回動す
る。そして、ロツク部材6の揺動阻止片25′が
移動制御部材40に当接する前に、移動制御部材
40の先端が揺動阻止片25′の移動軌跡領域か
ら脱出し、同図cに示すようにロツク部材6は揺
動阻止片25′が延設部11,11′の透孔18,
18′をほぼ完全に開く位置まで移動するように
なる。したがつて、前述の従来のバツクル装置と
同様に、透孔18,18′への突起19,19′の
侵入が可能となり、レバー当接面7bがラツチ部
材5のレバー部材5bを押圧し、圧縮コイルスプ
リング24の弾発力に抗してラツチ部材5を矢印
Y方向へ回動させる。したがつて、ラツチ部材5
は、その爪部23が上方に変位して舌片1の係止
孔3から脱出すると共に、舌片1がエジエクター
9に押されてバツクル本体Aから解離する。
3図aに示すように舌片1がバツクル本体Aに挿
入連結されている状態から、この連結を解除する
ために操作部材7の通常のプツシユ操作を行う
と、同図bに示すように操作部材7がv方向に移
動すると共に移動制御部材40が突起41により
矢印α方向に回動する。操作部材7のロツク部材
当接面7cがロツク部材6の当接部29に当接し
た後、操作部材7が更にv方向に移動すると、ロ
ツク部材6も一緒にv方向に移動すると共に、移
動制御部材40が更に大きく矢印α方向に回動す
る。そして、ロツク部材6の揺動阻止片25′が
移動制御部材40に当接する前に、移動制御部材
40の先端が揺動阻止片25′の移動軌跡領域か
ら脱出し、同図cに示すようにロツク部材6は揺
動阻止片25′が延設部11,11′の透孔18,
18′をほぼ完全に開く位置まで移動するように
なる。したがつて、前述の従来のバツクル装置と
同様に、透孔18,18′への突起19,19′の
侵入が可能となり、レバー当接面7bがラツチ部
材5のレバー部材5bを押圧し、圧縮コイルスプ
リング24の弾発力に抗してラツチ部材5を矢印
Y方向へ回動させる。したがつて、ラツチ部材5
は、その爪部23が上方に変位して舌片1の係止
孔3から脱出すると共に、舌片1がエジエクター
9に押されてバツクル本体Aから解離する。
また、同図aに示す状態において、衝突等によ
りバツクル本体Aに所定大きさ以上の衝撃がv方
向に加えられると、その衝撃の慣性により、ロツ
ク部材6および操作部材7が共にv方向に移動す
る。その場合、設定された引張ばね28とスプリ
ング31,31′との各ばね力の関係から、ロツ
ク部材6が操作部材7より早くv方向に移動する
ようになる。そして、操作部材7の移動により移
動制御部材40が若干回動するが、移動制御部材
40の先端部がまだ揺動阻止片25′の移動軌跡
領域内にあるうちに揺動阻止片25′の後端面に
移動制御部材40の先端部前面が当接する。この
ため、ロツク部材6の慣性によるそれ以上のv方
向の移動が阻止される。このロツク部材6の移動
が阻止された位置では、揺動阻止片25,25′
が延設部11,11′の透孔18,18′をほとん
ど閉じた状態となつている。したがつて、透孔1
8,18′への突起19,19′の侵入が不能とな
り、ラツチ部材5は爪部23と舌片1との係止解
除方向への回動が阻止される。この結果、そのよ
うな大きな衝撃がバツクル装置Aに加えられて
も、舌片1とバツクル本体Aとは連結状態を確実
に保持される。そして、このように衝撃時にも舌
片1とバツクル本体Aとの連結状態が保持される
ので、引張ばね28およびスプリング31,3
1′はばね力が比較的小さいもので済むようにな
る。
りバツクル本体Aに所定大きさ以上の衝撃がv方
向に加えられると、その衝撃の慣性により、ロツ
ク部材6および操作部材7が共にv方向に移動す
る。その場合、設定された引張ばね28とスプリ
ング31,31′との各ばね力の関係から、ロツ
ク部材6が操作部材7より早くv方向に移動する
ようになる。そして、操作部材7の移動により移
動制御部材40が若干回動するが、移動制御部材
40の先端部がまだ揺動阻止片25′の移動軌跡
領域内にあるうちに揺動阻止片25′の後端面に
移動制御部材40の先端部前面が当接する。この
ため、ロツク部材6の慣性によるそれ以上のv方
向の移動が阻止される。このロツク部材6の移動
が阻止された位置では、揺動阻止片25,25′
が延設部11,11′の透孔18,18′をほとん
ど閉じた状態となつている。したがつて、透孔1
8,18′への突起19,19′の侵入が不能とな
り、ラツチ部材5は爪部23と舌片1との係止解
除方向への回動が阻止される。この結果、そのよ
うな大きな衝撃がバツクル装置Aに加えられて
も、舌片1とバツクル本体Aとは連結状態を確実
に保持される。そして、このように衝撃時にも舌
片1とバツクル本体Aとの連結状態が保持される
ので、引張ばね28およびスプリング31,3
1′はばね力が比較的小さいもので済むようにな
る。
なお、本実施例においては、衝撃がv方向に作
用した場合について説明したが、衝撃がv方向以
外の他の方向に作用した場合においても、舌片1
とバツクル本体Aとの連結状態が保持されること
は言うまでもない。
用した場合について説明したが、衝撃がv方向以
外の他の方向に作用した場合においても、舌片1
とバツクル本体Aとの連結状態が保持されること
は言うまでもない。
また、この実施例では移動制御部材40を操作
部材7側に設けるものとしているが、この移動制
御部材40をラツチ部材5あるいはバツクル本体
Aの他の適当な部分側に設け、例えば操作部材7
の後端で移動制御部材40を回動するようにする
こともできる。更に、この実施例では、突起41
をラツチ部材5に設けているが、この突起41を
バツクル本体Aの適当な場所に設けてもよい。
部材7側に設けるものとしているが、この移動制
御部材40をラツチ部材5あるいはバツクル本体
Aの他の適当な部分側に設け、例えば操作部材7
の後端で移動制御部材40を回動するようにする
こともできる。更に、この実施例では、突起41
をラツチ部材5に設けているが、この突起41を
バツクル本体Aの適当な場所に設けてもよい。
更に、この実施例では舌片1のバツクル装置A
への連結時に、移動制御部材40の後面と突起4
1の前面とを当接状態にしているが、移動制御部
材40の後面と突起41の前面との間に所定の隙
間を設けて、作動応答を適宜調節することもでき
る。
への連結時に、移動制御部材40の後面と突起4
1の前面とを当接状態にしているが、移動制御部
材40の後面と突起41の前面との間に所定の隙
間を設けて、作動応答を適宜調節することもでき
る。
第5図は本発明の他の実施例を概略的に示す第
2図に対応した図である。なお、前述した従来例
および実施例の構成要素と対応する構成要素には
同じ符号を付すことにより、その説明を省略す
る。また、本実施例のバツクル装置の図示されな
い他の構成要素も前述の従来例または実施例と同
じであるので省略する。
2図に対応した図である。なお、前述した従来例
および実施例の構成要素と対応する構成要素には
同じ符号を付すことにより、その説明を省略す
る。また、本実施例のバツクル装置の図示されな
い他の構成要素も前述の従来例または実施例と同
じであるので省略する。
同図aに示すように、この実施例は、バツクル
本体Aと舌片1との連結状態においてラツチ部材
5がロツク部材6により係止解除方向への移動を
規制され、同図bに示すように操作部材7の操作
によりロツク部材6をラツチ部材5の凹部5dに
位置させてラツチ部材5の係止解除方向への移動
を可能にするタイプのバツクル装置に本発明を適
用した例である。
本体Aと舌片1との連結状態においてラツチ部材
5がロツク部材6により係止解除方向への移動を
規制され、同図bに示すように操作部材7の操作
によりロツク部材6をラツチ部材5の凹部5dに
位置させてラツチ部材5の係止解除方向への移動
を可能にするタイプのバツクル装置に本発明を適
用した例である。
ロツク部材6には移動制御部材40に当接可能
なガイド部6aが一体に形成されており、これら
ロツク部材6とガイド部6aとによりロツクユニ
ツトが構成されている。このロツクユニツトが操
作部材7の解除方向への移動と共に、ラツチ部材
5が舌片1との係止解除可能な位置へ移動される
ようになつている。
なガイド部6aが一体に形成されており、これら
ロツク部材6とガイド部6aとによりロツクユニ
ツトが構成されている。このロツクユニツトが操
作部材7の解除方向への移動と共に、ラツチ部材
5が舌片1との係止解除可能な位置へ移動される
ようになつている。
また、前述の実施例と同様の移動制御部材40
が操作部材7の後端に回動自在に設けられると共
に、ラツチ部材5の後端にこの移動規制部材40
に当接する突起41が設けられている。そして、
第5図aに示すようにラツチ部材5と舌片1とが
係止状態にあるときは、前述と同様に移動規制部
材40の先端部がロツクユニツトのガイド部6a
の移動軌跡領域内に位置しており、同図bに示す
ようにロツクユニツトがラツチ部材5の係止解除
可能な位置にくる前に、移動規制部材40は回動
して、ガイド部6aの移動軌跡領域外へ脱出する
ようになつている。これにより、ロツクユニツト
がラツチ部材5の係止解除可能な位置に移動する
ことが可能となる。
が操作部材7の後端に回動自在に設けられると共
に、ラツチ部材5の後端にこの移動規制部材40
に当接する突起41が設けられている。そして、
第5図aに示すようにラツチ部材5と舌片1とが
係止状態にあるときは、前述と同様に移動規制部
材40の先端部がロツクユニツトのガイド部6a
の移動軌跡領域内に位置しており、同図bに示す
ようにロツクユニツトがラツチ部材5の係止解除
可能な位置にくる前に、移動規制部材40は回動
して、ガイド部6aの移動軌跡領域外へ脱出する
ようになつている。これにより、ロツクユニツト
がラツチ部材5の係止解除可能な位置に移動する
ことが可能となる。
図示しないロツクユニツトを付勢する引張ばね
(前述の例では符号28で示されている)および
操作部材を付勢するスプリング(前述の例では符
号31,31′で示されている)は、前述と同様
に操作タツチが軽くなるようにそれらのばね力が
比較的小さく設定されている。その場合、それら
のばね力は、同図cに示すようにバツクル装置に
係止解除方向の衝撃が加えられたときに、慣性に
よりロツクユニツトが操作部材7よりも早く移動
すると共に、移動制御部材40の先端部がガイド
部6aの移動軌跡の領域から脱出する前にこのガ
イド部6aが移動制御部材40の先端部に当接す
るように設定されている。ガイド部6aが制御部
材40の先端部に当接した状態では、ロツク部材
6はラツチ部材5の解除方向への移動を阻止する
位置に維持されるようになつている。
(前述の例では符号28で示されている)および
操作部材を付勢するスプリング(前述の例では符
号31,31′で示されている)は、前述と同様
に操作タツチが軽くなるようにそれらのばね力が
比較的小さく設定されている。その場合、それら
のばね力は、同図cに示すようにバツクル装置に
係止解除方向の衝撃が加えられたときに、慣性に
よりロツクユニツトが操作部材7よりも早く移動
すると共に、移動制御部材40の先端部がガイド
部6aの移動軌跡の領域から脱出する前にこのガ
イド部6aが移動制御部材40の先端部に当接す
るように設定されている。ガイド部6aが制御部
材40の先端部に当接した状態では、ロツク部材
6はラツチ部材5の解除方向への移動を阻止する
位置に維持されるようになつている。
この実施例の作用は前述の実施例と同様なの
で、省略する。
で、省略する。
第6図は本発明の更に他の実施例を概略的に示
す第2図に対応した図である。同様に、前述の各
実施例または従来例と異なる構成要素についての
み説明し、他の構成要素は省略する。
す第2図に対応した図である。同様に、前述の各
実施例または従来例と異なる構成要素についての
み説明し、他の構成要素は省略する。
第6図に示すように、この実施例は、ロツク部
材6がフレーム4に形成されたガイド孔4dに案
内されて同図aに示すラツチ部材5を係止位置に
保持する位置と同図bに示すガイド孔4dの凹嵌
部4eの位置、すなわちラツチ部材5が係止解除
可能な位置との間で移動できるようになつている
タイプのバツクル装置に、本発明を適用した例で
ある。
材6がフレーム4に形成されたガイド孔4dに案
内されて同図aに示すラツチ部材5を係止位置に
保持する位置と同図bに示すガイド孔4dの凹嵌
部4eの位置、すなわちラツチ部材5が係止解除
可能な位置との間で移動できるようになつている
タイプのバツクル装置に、本発明を適用した例で
ある。
ロツク部材6は図示しない引張ばね(前述の例
では符号28で示されている)によつて、ラツチ
部材5を係止位置に保持する位置の方へ常時付勢
されていると共に、操作部材7によりラツチ部材
5が係止解除可能な位置へ移動されるようになつ
ている。
では符号28で示されている)によつて、ラツチ
部材5を係止位置に保持する位置の方へ常時付勢
されていると共に、操作部材7によりラツチ部材
5が係止解除可能な位置へ移動されるようになつ
ている。
この操作部材7にも前述と同様の移動制御部材
40が回動自在に取り付けられていると共に、ラ
ツチ部材5に移動制御部材40が当接する突起4
1が設けられている。
40が回動自在に取り付けられていると共に、ラ
ツチ部材5に移動制御部材40が当接する突起4
1が設けられている。
そして、この実施例においても、ロツク部材6
に一体のガイド部6bが移動制御部材40に対向
して設けられており、操作部材7の通常操作時に
は、移動制御部材40がガイド部6bの移動軌跡
領域から脱出するので、ガイド部6bが移動制御
部材40に当接することはなく、ロツク部材6は
ラツチ部材5が係止解除可能な位置に移動でき
る。また、同図cに示すように、バツクル装置に
係止解除方向の衝撃が加えられたときには、ロツ
ク部材6の方が早く移動するので、移動制御部材
40がガイド部6bの移動軌跡外に脱出する前
に、ガイド部6bが移動制御部材40に当接す
る。これにより、ロツク部材6がラツチ部材5を
舌片1との係止状態に保持する位置に維持される
ようになる。
に一体のガイド部6bが移動制御部材40に対向
して設けられており、操作部材7の通常操作時に
は、移動制御部材40がガイド部6bの移動軌跡
領域から脱出するので、ガイド部6bが移動制御
部材40に当接することはなく、ロツク部材6は
ラツチ部材5が係止解除可能な位置に移動でき
る。また、同図cに示すように、バツクル装置に
係止解除方向の衝撃が加えられたときには、ロツ
ク部材6の方が早く移動するので、移動制御部材
40がガイド部6bの移動軌跡外に脱出する前
に、ガイド部6bが移動制御部材40に当接す
る。これにより、ロツク部材6がラツチ部材5を
舌片1との係止状態に保持する位置に維持される
ようになる。
第7図〜第10図は、本発明の更に他の実施例
を示す図である。同様に、前述の各実施例または
従来例と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その説明は省略し、異なる構成要素につい
てのみ説明する。
を示す図である。同様に、前述の各実施例または
従来例と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その説明は省略し、異なる構成要素につい
てのみ説明する。
第7図a及び第8図に示すように、操作部材7
の押圧面7aと反対側の端部中央には、移動制御
部材40′が揺動自在に取り付けられている。こ
の移動制御部材40′は、通常時にはその自由端
40′aがロツク部材6の移動軌跡領域に位置す
るようにして設けられている。また、この自由端
40′aは、ラツチ部材5の直立部5cとスリツ
プ支持板16に設けられた突出部41′との間に
位置するようにされている。
の押圧面7aと反対側の端部中央には、移動制御
部材40′が揺動自在に取り付けられている。こ
の移動制御部材40′は、通常時にはその自由端
40′aがロツク部材6の移動軌跡領域に位置す
るようにして設けられている。また、この自由端
40′aは、ラツチ部材5の直立部5cとスリツ
プ支持板16に設けられた突出部41′との間に
位置するようにされている。
そして、移動制御部材40′及び突出部41′は
前述の第1図に示す実施例の場合の移動制御部材
40及び突起41と同様の機能を有している。し
たがつて、ラツチ部材5には第1図bに示すよう
な突起41が設けられない。
前述の第1図に示す実施例の場合の移動制御部材
40及び突起41と同様の機能を有している。し
たがつて、ラツチ部材5には第1図bに示すよう
な突起41が設けられない。
次に、このように構成されたこの実施例の作用
について説明する。なお、本実施例の作用は第1
図に示す実施例とほぼ同じであるので、ここで
は、異なる部分のみ説明し、他は省略する。
について説明する。なお、本実施例の作用は第1
図に示す実施例とほぼ同じであるので、ここで
は、異なる部分のみ説明し、他は省略する。
衝突等により大きな衝撃が生じたとき、バツク
ル本体Aが、第9図に示すように、バツクル本体
Aが第8図におけるバツクル本体Aの左側が下方
となるような姿勢となることが考えられる。この
とき移動制御部材40′が回動しようとするが、
移動制御部材40′は直立部5cに当接し、それ
以上は回動することがないようになつている。こ
のように移動制御部材40′が直立部5cに当接
した状態では、移動制御部材40′の自由端40
a′が未だロツク部材6の移動軌跡領域内に位置す
るようになつている。したがつて、バツクル本体
Aにv方向の強い衝撃が加えられてロツク部材6
が慣性により早く移動したとき、ロツク部材6の
一端が移動制御部材40′に当接する。ロツク部
材6の一端が当接することにより、移動制御部材
40′は若干回動して突出部41′に当接し、それ
以上回動することはない。この結果、ロツク部材
6もそれ以上v方向には移動しなくなる。この状
態では、揺動阻止片25,25′が延設部1,1
1′の透孔18,18′をほとんど閉じており、透
孔18,18′への突起19,19′の侵入が不能
となつている。したがつて、ラツチ部材5は爪部
23と舌片1との係止解除方向への回動が阻止さ
れる。この結果、第9図に示すような姿勢となつ
ているバツクル本体Aに大きな衝撃が加えられて
も、舌片1とバツクル本体Aとは連結状態を確実
に保持される。
ル本体Aが、第9図に示すように、バツクル本体
Aが第8図におけるバツクル本体Aの左側が下方
となるような姿勢となることが考えられる。この
とき移動制御部材40′が回動しようとするが、
移動制御部材40′は直立部5cに当接し、それ
以上は回動することがないようになつている。こ
のように移動制御部材40′が直立部5cに当接
した状態では、移動制御部材40′の自由端40
a′が未だロツク部材6の移動軌跡領域内に位置す
るようになつている。したがつて、バツクル本体
Aにv方向の強い衝撃が加えられてロツク部材6
が慣性により早く移動したとき、ロツク部材6の
一端が移動制御部材40′に当接する。ロツク部
材6の一端が当接することにより、移動制御部材
40′は若干回動して突出部41′に当接し、それ
以上回動することはない。この結果、ロツク部材
6もそれ以上v方向には移動しなくなる。この状
態では、揺動阻止片25,25′が延設部1,1
1′の透孔18,18′をほとんど閉じており、透
孔18,18′への突起19,19′の侵入が不能
となつている。したがつて、ラツチ部材5は爪部
23と舌片1との係止解除方向への回動が阻止さ
れる。この結果、第9図に示すような姿勢となつ
ているバツクル本体Aに大きな衝撃が加えられて
も、舌片1とバツクル本体Aとは連結状態を確実
に保持される。
また第10図に示すように、バツクル本体Aが
第8図におけるバツクル本体Aの右側が下方とな
るような姿勢となつた場合、移動制御部材40′
が回動しようとするが、移動制御部材40′は突
出部41′に当接し、それ以上は回動することが
ないようになつている。前述の第9図に示す実施
例と同様に、この実施例の場合にも、第10図に
示すような姿勢となつているバツクル本体Aに大
きな衝撃が加えられても、舌片1とバツクル本体
Aとは連結状態を確実に保持される。
第8図におけるバツクル本体Aの右側が下方とな
るような姿勢となつた場合、移動制御部材40′
が回動しようとするが、移動制御部材40′は突
出部41′に当接し、それ以上は回動することが
ないようになつている。前述の第9図に示す実施
例と同様に、この実施例の場合にも、第10図に
示すような姿勢となつているバツクル本体Aに大
きな衝撃が加えられても、舌片1とバツクル本体
Aとは連結状態を確実に保持される。
第11図〜第14図は、本発明の更に他の実施
例を示す図である。同様に、この実施例において
も前述の各例と同じ構成要素には同じ符号を付す
ことによりその説明を省略し、異なる部分のみを
説明する。
例を示す図である。同様に、この実施例において
も前述の各例と同じ構成要素には同じ符号を付す
ことによりその説明を省略し、異なる部分のみを
説明する。
第11図に示すように、操作部材7の両側部に
はブラケツト7eを介して円柱状の突起42が設
けられている(図では、突起42は一側のみが示
されている)。一方、移動規制部材43は第12
図に示すように平面形状がほぼコ字形に形成され
ている。すなわち、本体43aの両端からアーム
43b,43bが下方に傾斜して延設されてお
り、これらのアーム43b,43bにはストツパ
43c,43cが設けられている。更に、これら
ストツパ43c,43cには、案内ガイド43
d,43dが上方に傾斜して設けられている。ま
た、本体43a中央には取付部43eが設けられ
ている。この移動制御部材43のアーム43bは
弾性を有している。
はブラケツト7eを介して円柱状の突起42が設
けられている(図では、突起42は一側のみが示
されている)。一方、移動規制部材43は第12
図に示すように平面形状がほぼコ字形に形成され
ている。すなわち、本体43aの両端からアーム
43b,43bが下方に傾斜して延設されてお
り、これらのアーム43b,43bにはストツパ
43c,43cが設けられている。更に、これら
ストツパ43c,43cには、案内ガイド43
d,43dが上方に傾斜して設けられている。ま
た、本体43a中央には取付部43eが設けられ
ている。この移動制御部材43のアーム43bは
弾性を有している。
このように構成された移動制御部材43は、第
13図に示すように本体43aがスプリング支持
部材16上端に支持された状態で取付部43eが
スプリング支持部材16に固定される。このよう
に、移動制御部材43が支持部材16に組み付け
られた状態では、両アーム43b,43bがフレ
ーム4の両側壁4b,4cのの外側に位置するよ
うになると共に、舌片1をバツクル本体Aに嵌入
係合させた状態ではストツパ43cがラツチ部材
5の延設部11,11′上に当接するようになる。
その場合、アーム43bの弾性力により、ストツ
パ43cが延設部11,11′上に付勢されてい
る。更にガイド43dのガイド面が操作部材7に
設けた円柱状突起42に当接するようになつてい
る。そして、操作部材7をv方向に操作すると、
突起42がガイド43dにこのガイド43dを上
方に押し上げるように作用するので、ガイド43
b、ストツパ43c及びガイド43dがそれぞれ
アーム43bの本体43aとの接続部を中心にα
方向に回動するようになつている。その場合、操
作部材7をv方向に操作する際、ガイド43dの
傾斜角及びアーム43bの弾性力は、それほど抵
抗となることのないような大きさに設定されてい
る。
13図に示すように本体43aがスプリング支持
部材16上端に支持された状態で取付部43eが
スプリング支持部材16に固定される。このよう
に、移動制御部材43が支持部材16に組み付け
られた状態では、両アーム43b,43bがフレ
ーム4の両側壁4b,4cのの外側に位置するよ
うになると共に、舌片1をバツクル本体Aに嵌入
係合させた状態ではストツパ43cがラツチ部材
5の延設部11,11′上に当接するようになる。
その場合、アーム43bの弾性力により、ストツ
パ43cが延設部11,11′上に付勢されてい
る。更にガイド43dのガイド面が操作部材7に
設けた円柱状突起42に当接するようになつてい
る。そして、操作部材7をv方向に操作すると、
突起42がガイド43dにこのガイド43dを上
方に押し上げるように作用するので、ガイド43
b、ストツパ43c及びガイド43dがそれぞれ
アーム43bの本体43aとの接続部を中心にα
方向に回動するようになつている。その場合、操
作部材7をv方向に操作する際、ガイド43dの
傾斜角及びアーム43bの弾性力は、それほど抵
抗となることのないような大きさに設定されてい
る。
また、移動制御部材43が支持部材16に組み
付けられた状態では、ストツパ43cがロツク部
材6の揺動阻止片25,25′と所定間隔を置い
て対向するようになつている。
付けられた状態では、ストツパ43cがロツク部
材6の揺動阻止片25,25′と所定間隔を置い
て対向するようになつている。
このように構成された本実施例は、前述の各実
施例の場合と基本的にはほぼ同じ作用を行うが、
その作用を簡単に説明すると、舌片1がバツクル
本体Aに挿入され、両者が係合した通常状態では
第14図aに示すようになつている。そして、舌
片1とバツクル本体Aとの係合を解除するために
操作部材7をv方向に操作すると、突起42がガ
イド43dを上方に押し上げるので、ストツパ4
3cが上動し、そのストツパ43cはロツク部材
6の揺動阻止片25,25′がそのストツパ43
cに当接する前に揺動阻止片25,25′の移動
軌跡領域から脱出する。このため、同図bに示す
ようにロツク部材6は揺動阻止片25′が延設部
11,11′の透孔18,18′をほぼ完全に開く
位置まで移動することができるようになり、透孔
18,18′への突起19,19′の侵入が可能と
なつて、前述の各例と同様に舌片1がバツクル本
体Aから解離可能となる。
施例の場合と基本的にはほぼ同じ作用を行うが、
その作用を簡単に説明すると、舌片1がバツクル
本体Aに挿入され、両者が係合した通常状態では
第14図aに示すようになつている。そして、舌
片1とバツクル本体Aとの係合を解除するために
操作部材7をv方向に操作すると、突起42がガ
イド43dを上方に押し上げるので、ストツパ4
3cが上動し、そのストツパ43cはロツク部材
6の揺動阻止片25,25′がそのストツパ43
cに当接する前に揺動阻止片25,25′の移動
軌跡領域から脱出する。このため、同図bに示す
ようにロツク部材6は揺動阻止片25′が延設部
11,11′の透孔18,18′をほぼ完全に開く
位置まで移動することができるようになり、透孔
18,18′への突起19,19′の侵入が可能と
なつて、前述の各例と同様に舌片1がバツクル本
体Aから解離可能となる。
操作部材7の操作力は、ガイド43dの傾斜角
及びアーム43bの弾性力がそれほど大きな抵抗
とならないように設定されているので、比較的小
さな力で十分であり、操作タツチが重くなるよう
なことはない。
及びアーム43bの弾性力がそれほど大きな抵抗
とならないように設定されているので、比較的小
さな力で十分であり、操作タツチが重くなるよう
なことはない。
また同図aに示す状態において、衝突等により
バツクル本体Aに所定大きさ以上の衝撃がv方向
に加えられると、前述の各実施例と同様にロツク
部材6が操作部材7より早くv方向に移動し、同
図cに示すように、ストツパ43cがまだ揺動阻
止片25,25′の移動軌跡領域内にあるうちに、
揺動阻止片25′がストツパ43cに当接する。
このため、ロツク部材6の移動が阻止され、揺動
阻止片25,25′が延設部11,11′の透孔1
8,18′をほとんど閉じた状態に保持される。
したがつて、透孔18,18′への突起19,1
9′の侵入が不能となり、大きな衝撃がバツクル
装置Aに加えられても、舌片1とバツクル本体A
とは連結状態を確実に保持される。この実施例に
おいては、ストツパ43cが弾性付勢力により揺
動阻止片25,25′との係合位置に確実に保持
されるので、バツクル本体Aがどのような姿勢状
態であつても衝撃が加えられたときは、舌片1と
バツクル本体Aとの連結解除を確実に阻止するこ
とができる。
バツクル本体Aに所定大きさ以上の衝撃がv方向
に加えられると、前述の各実施例と同様にロツク
部材6が操作部材7より早くv方向に移動し、同
図cに示すように、ストツパ43cがまだ揺動阻
止片25,25′の移動軌跡領域内にあるうちに、
揺動阻止片25′がストツパ43cに当接する。
このため、ロツク部材6の移動が阻止され、揺動
阻止片25,25′が延設部11,11′の透孔1
8,18′をほとんど閉じた状態に保持される。
したがつて、透孔18,18′への突起19,1
9′の侵入が不能となり、大きな衝撃がバツクル
装置Aに加えられても、舌片1とバツクル本体A
とは連結状態を確実に保持される。この実施例に
おいては、ストツパ43cが弾性付勢力により揺
動阻止片25,25′との係合位置に確実に保持
されるので、バツクル本体Aがどのような姿勢状
態であつても衝撃が加えられたときは、舌片1と
バツクル本体Aとの連結解除を確実に阻止するこ
とができる。
なおこの実施例においては、移動制御部材43
のアーム43b、ストツパ43c及びガイド43
dをバツクル本体Aの側壁4b,4cの外側にそ
れぞれ二組設けるようにしているが、アーム43
b、ストツパ43c及びガイド43dはバツクル
本体Aの側壁4b,4cの内側に一組または適宜
数組設けるようにすることもできる。その場合に
は、操作部材7に設けられる突起42もそれらに
対応して適宜設けられる。
のアーム43b、ストツパ43c及びガイド43
dをバツクル本体Aの側壁4b,4cの外側にそ
れぞれ二組設けるようにしているが、アーム43
b、ストツパ43c及びガイド43dはバツクル
本体Aの側壁4b,4cの内側に一組または適宜
数組設けるようにすることもできる。その場合に
は、操作部材7に設けられる突起42もそれらに
対応して適宜設けられる。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、制御手段が、操作部材の通常の操作時には、
ロツク部材が舌片とラツチ部材との係止を解除可
能にする位置に移動可能にし、また衝撃力がバツ
クル装置に加えられたときには、ロツク部材が舌
片とラツチ部材との係止を解除可能にする位置に
移動することを阻止するようにしているので、通
常時にはバツクル装置の連結解除を確実に行うこ
とができ、また衝撃時にはバツクル装置の連結解
除を確実に阻止することができるようになる。
ば、制御手段が、操作部材の通常の操作時には、
ロツク部材が舌片とラツチ部材との係止を解除可
能にする位置に移動可能にし、また衝撃力がバツ
クル装置に加えられたときには、ロツク部材が舌
片とラツチ部材との係止を解除可能にする位置に
移動することを阻止するようにしているので、通
常時にはバツクル装置の連結解除を確実に行うこ
とができ、また衝撃時にはバツクル装置の連結解
除を確実に阻止することができるようになる。
また、このように衝撃時におけるバツクル装置
の連結解除を阻止できることから、操作部材やロ
ツク部材を付勢する付勢力を比較的弱くすること
ができる。したがつて、操作タツチが軽くなつて
操作フイーリングが良好になり、バツクル装置の
操作性が向上する。しかも、比較的弱い付勢力で
よいので、安価な付勢手段で済むようになり、コ
ストを低減することができる。
の連結解除を阻止できることから、操作部材やロ
ツク部材を付勢する付勢力を比較的弱くすること
ができる。したがつて、操作タツチが軽くなつて
操作フイーリングが良好になり、バツクル装置の
操作性が向上する。しかも、比較的弱い付勢力で
よいので、安価な付勢手段で済むようになり、コ
ストを低減することができる。
第1図は本発明に係るバツクル装置の一実施例
の一部を示し、aは操作部材の斜視図、bはラツ
チ部材の斜視図、cはaにおけるIC−IC線に沿
う断面図、dはbにおけるID−ID線に沿う断面
図、第2図はこの実施例における舌片とバツクル
本体との連結状態を示す断面図、第3図はこの実
施例における操作部材の操作にする係止解除を説
明し、aは操作前の状態を示す図、bは操作途中
の状態を示す図、cは解除位置まで操作した状態
を示す図、第4図はこの実施例における係止解除
方向の衝撃が加えられたときの作動を説明する
図、第5図は本発明の他の実施例を示す図、第6
図は本発明の更に他の実施例を示す図、第7図は
本発明の更に他の実施例の一部を示し、aは操作
部材の斜視図、bはラツチ部材の斜視図、第8図
はこの実施例における舌片とバツクル本体との連
結状態を示す第2図と同様の断面図、第9図及び
第10図はこの実施例におけるバツクル本体が傾
いたときの状態を説明する図、第11図は本発明
の更に他の実施例の一部を示す操作部材の斜視
図、第12図はこの実施例に用いられる移動制御
部材の斜視図、第13図はこの実施例における舌
片とバツクル本体との連結状態を示す側面図、第
14図はこの実施例における操作部材の操作によ
る係止解除を説明し、aは操作前の状態を示す
図、bは操作途中の状態を示す図、cは解除位置
まで操作した状態を示す図、第15図は従来のバ
ツクル装置の一例を示す分解斜視図、第16図は
この従来のバツクル装置における舌片挿入前の断
面図、第17図はこの従来のバツクル装置におけ
る舌片挿入後の断面図である。 1…舌片、4…フレーム、5…ラツチ部材、5
c…ラツチ部材直立部、6…ロツク部材、7…操
作部材、16…スプリング支持板、28…引張ば
ね(ロツク部材付勢手段)、31,31′…スプリ
ング(操作部材付勢手段)、40,40′…移動制
御部材、41,42…突起、41′…突出部、4
3……移動制御部材、43b…アーム、43c…
ストツパ、43d…ガイド、A…バツクル本体。
の一部を示し、aは操作部材の斜視図、bはラツ
チ部材の斜視図、cはaにおけるIC−IC線に沿
う断面図、dはbにおけるID−ID線に沿う断面
図、第2図はこの実施例における舌片とバツクル
本体との連結状態を示す断面図、第3図はこの実
施例における操作部材の操作にする係止解除を説
明し、aは操作前の状態を示す図、bは操作途中
の状態を示す図、cは解除位置まで操作した状態
を示す図、第4図はこの実施例における係止解除
方向の衝撃が加えられたときの作動を説明する
図、第5図は本発明の他の実施例を示す図、第6
図は本発明の更に他の実施例を示す図、第7図は
本発明の更に他の実施例の一部を示し、aは操作
部材の斜視図、bはラツチ部材の斜視図、第8図
はこの実施例における舌片とバツクル本体との連
結状態を示す第2図と同様の断面図、第9図及び
第10図はこの実施例におけるバツクル本体が傾
いたときの状態を説明する図、第11図は本発明
の更に他の実施例の一部を示す操作部材の斜視
図、第12図はこの実施例に用いられる移動制御
部材の斜視図、第13図はこの実施例における舌
片とバツクル本体との連結状態を示す側面図、第
14図はこの実施例における操作部材の操作によ
る係止解除を説明し、aは操作前の状態を示す
図、bは操作途中の状態を示す図、cは解除位置
まで操作した状態を示す図、第15図は従来のバ
ツクル装置の一例を示す分解斜視図、第16図は
この従来のバツクル装置における舌片挿入前の断
面図、第17図はこの従来のバツクル装置におけ
る舌片挿入後の断面図である。 1…舌片、4…フレーム、5…ラツチ部材、5
c…ラツチ部材直立部、6…ロツク部材、7…操
作部材、16…スプリング支持板、28…引張ば
ね(ロツク部材付勢手段)、31,31′…スプリ
ング(操作部材付勢手段)、40,40′…移動制
御部材、41,42…突起、41′…突出部、4
3……移動制御部材、43b…アーム、43c…
ストツパ、43d…ガイド、A…バツクル本体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バツクル本体と、このバツクル本体に挿入係
止される舌片と、この舌片が前記バツクル本体内
に挿入されたとき前記舌片を係止することにより
前記舌片と前記バツクル本体とを連結するラツチ
部材と、前記舌片と前記ラツチ部材との係止を解
除するための操作部材と、前記ラツチ部材を前記
係止位置に保持すると共に、前記ラツチ部材と前
記舌片との係止を解除可能にする位置に前記操作
部材によつて移動されるようになつているロツク
部材とを備えているバツクル装置において、 前記操作部材の通常の操作時には、前記ロツク
部材が前記ラツチ部材と前記舌片との係止を解除
可能にする位置に移動することを可能にすると共
に、衝撃力が加えられたときには、前記ロツク部
材が前記ラツチ部材と前記舌片との係止を解除可
能にする位置に移動することを阻止する制御手段
が設けられていることを特徴とするバツクル装
置。 2 前記制御手段は、解除する方向と反対の方向
に前記操作部材を付勢する操作部材付勢手段と、
前記ラツチ部材を前記係止位置に保持する方向へ
前記ロツク部材を付勢するロツク部材付勢手段
と、前記操作部材または前記バツクル装置本体内
の他の部材のいずれかに設けられ、前記舌片とバ
ツクル本体との連結時には、前記ロツク部材が前
記ラツチ部材と前記舌片との係止を解除可能にす
る位置である前記ロツク部材の移動軌跡領域内に
少なくともその一部があり、前記操作部材の係止
解除方向への移動にともない、前記移動軌跡領域
から脱出する移動制御部材とから構成され、前記
操作部材付勢手段および前記ロツク部材付勢手段
のそれぞれの付勢力は、衝撃発生時に前記ロツク
部材を前記操作部材よりも早く移動させるような
大きさに設定されていることを特徴とする請求項
1記載のバツクル装置。 3 前記移動制御部材は前記操作部材に揺動自在
に取り付けられ、前記操作部材の係止解除方向へ
の移動にともない、この移動制御部材を前記移動
軌跡領域から脱出させる手段が前記バツクル本体
に設けられていることを特徴とする請求項2記載
のバツクル装置。 4 前記移動制御部材は、前記舌片と前記バツク
ル本体との連結時には前記移動軌跡領域内に位置
するストツパと、バツクル本体に弾性変位可能に
取り付けられ、前記ストツパを前記移動軌跡領域
内に位置するように付勢するアームと、前記操作
部材の係止解除方向への移動にともない、このス
トツパを前記移動軌跡領域から脱出させるガイド
とから構成されていることを特徴とする請求項2
記載のバツクル装置。
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