JPH10109613A - シートベルトバックル - Google Patents

シートベルトバックル

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JPH10109613A
JPH10109613A JP9272787A JP27278797A JPH10109613A JP H10109613 A JPH10109613 A JP H10109613A JP 9272787 A JP9272787 A JP 9272787A JP 27278797 A JP27278797 A JP 27278797A JP H10109613 A JPH10109613 A JP H10109613A
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locking
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John Jackson Michael
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    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • A44B11/2503Safety buckles
    • A44B11/2507Safety buckles actuated by a push-button
    • A44B11/2523Safety buckles actuated by a push-button acting parallel to the main plane of the buckle and in the same direction as the fastening action
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/45Separable-fastener or required component thereof [e.g., projection and cavity to complete interlock]
    • Y10T24/45225Separable-fastener or required component thereof [e.g., projection and cavity to complete interlock] including member having distinct formations and mating member selectively interlocking therewith
    • Y10T24/45602Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity
    • Y10T24/45623Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor
    • Y10T24/4566Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor including slidably connected and guided element on receiving member
    • Y10T24/45665Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor including slidably connected and guided element on receiving member for shifting pivotally connected interlocking component

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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Buckles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ラッチプレートとバックルとに非常に重い衝撃
荷重がかけられている場合であってもバックルのラッチ
位置にラッチプレートを確実に保持し、またこの荷重後
でもラッチプレートをバックルから容易に解放可能にす
る。 【解決手段】 一対のウイング30が側壁14に係合さ
れることにより、ロッキング部材24が上方非ラッチ位
置と下方ラッチ位置との間を回動可能かつ弾性的にフレ
ーム10に取り付けられる。ウイング30は、ラッチプ
レート42によりロッキング部材24が軸方向に負荷が
かけられると弾性屈曲可能である。停止部材34が、ロ
ッキング部材24から側方に延設され、ロッキング部材
24が下方ラッチ位置にあるときに、この停止部材34
はウイング30がその弾性限界を超えて撓まないように
後方ノッチ36に係合する。また、停止部材34はフレ
ーム10の側壁14の外側でウイング30の隣接するひ
とつと結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のシートベル
ト装置に用いられるシートベルトバックルの技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】このようなシートベルトバックルの一形
態は、開口を有し、シートベルトの一部に係合可能なラ
ッチプレートと、開口部を有するベースとフレームの長
手方向にラッチプレートを案内するように構成された直
立する側壁とを含む剛性フレームとを有している。
【0003】ラッチプレートは、ばねにより付勢された
エジェクタの作用に抗して挿入されるとともに、完全に
挿入された位置で、ロッキング部材が、そのロッキング
エレメントがラッチプレートの開口に係合する下方ラッ
チ位置へ回動される。プッシュボタンが、ロッキング部
材を解放するために用いられ、ロッキング部材は回動し
て非ラッチ位置に戻る。
【0004】ヨーロッパ特許第0452464号公報に
は、開口を有するラッチプレートを解放可能に係合する
ようにされたシートベルトバックルを開示している。こ
のバックルは、ベースとラッチプレートをフレームの長
手方向に案内するよう構成された直立する側壁とを含む
剛性フレームと、下方ラッチ位置と上方非ラッチ位置と
の間で回動可能にフレームに設けられ、ラッチプレート
を所定位置に保持するためにラッチプレートの前記開口
に係合可能な下方に突出したロッキングエレメントを有
するロッキング部材と、前記ロッキング部材から側方に
延在し、その上方位置と下方位置との間で移動するロッ
キング部材を回動可能かつ弾性的に取り付けるために前
記側壁に係合し、前記ラッチプレートにより前記ロッキ
ング部材が軸方向に負荷がかけられると弾性屈曲可能な
一対のウイングと、前記ロッキング部材から側方に延在
し、前記ウイングがその弾性限界を超えて撓むことのな
いように前記剛性フレーム上の受けに係合する少なくと
もひとつの停止部材とからなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
シートベルトバックルには、ラッチプレートに容易にか
つ効果的にラッチし、また、例えばプッシュボタン等の
解放機構の操作によって、ラッチプレートを容易に解放
できることが要求される。更に、シートベルトバックル
には、ラッチプレートとバックルとに非常に重い衝撃荷
重がかけられている場合であってもバックルのラッチ位
置にラッチプレートを確実に保持できること、および、
ラッチプレートは重い荷重がかけられた後もバックルか
ら容易に解放可能であることも最も要求される。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、このような要求に確実に
対応できるシートベルトバックルを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、開口を有するラッチプレートが
解放可能に係合するように構成されたシートベルトバッ
クルにおいて、ベースとフレームの長手方向にラッチプ
レートを案内するよう構成された前記ベースの両側から
直立する側壁とを含む剛性フレームと、この剛性フレー
ムに下方ラッチ位置と上方非ラッチ位置との間を回動可
能に設けられ、前記ラッチプレートを所定位置に保持す
るために前記ラッチプレートの前記開口に係合可能な下
方に突出したロッキングエレメントを有するロッキング
部材と、前記ロッキング部材から側方に延設され、前記
上方非ラッチ位置と前記下方ラッチ位置との間を移動す
る前記ロッキング部材を前記剛体フレームに回動可能か
つ弾性的に取り付けるために前記側壁に係合し、前記ラ
ッチプレートにより前記ロッキング部材が軸方向に負荷
がかけられると弾性屈曲可能な一対のウイングと、前記
ロッキング部材から側方に延設され、少なくとも前記ロ
ッキング部材がその下方ラッチ位置にあるときに、前記
ウイングがその弾性限界を超えて撓むことのないように
前記剛性フレーム上の受けに係合する少なくともひとつ
の停止部材とからなり、前記少なくともひとつの停止部
材が、前記剛体フレームの前記壁の外側で前記ウイング
の隣接するひとつと結合されていることを特徴としてい
る。
【0008】また請求項2の発明は、前記少なくともひ
とつの停止部材と前記隣接するウイングとは前記フレー
ムの外側で一体のカーブしたアーチにより結合されてい
ることを特徴としている。
【0009】更に請求項3の発明は、前記少なくともひ
とつの停止部材と前記隣り合うウイングと前記ロッキン
グ部材の本体とにより開口部が画定され、前記開口部の
一部が半楕円形に形成されていることを特徴としてい
る。更に請求項4の発明は、前記少なくともひとつの停
止部材が、前記ウイングの前方で前記ロッキング部材か
ら側方に延設されていることを特徴としている。
【0010】更に請求項5の発明は、前記少なくともひ
とつの停止部材が、少なくとも前記ロッキング部材の前
記下方ラッチ位置において、前記側壁に設けられた前記
受けに対して係合する一対のアームからなることを特徴
としている。更に請求項6の発明は、前記受けが、前記
側壁の上方のエッジに形成されたノッチの形状であるこ
とを特徴としている。
【0011】更に請求項7の発明は、前記ベースは開口
部を有し、前記ロッキング部材が下方ラッチ位置にある
ときに、前記ロッキングエレメントがこのベースの開口
部内に進入することを特徴としている。更に請求項8の
発明は、前記ロッキング部材の下方ラッチ位置におい
て、前記ロッキングエレメントが、前記ベースの開口部
における後方のエッジから通常時は所定の間隙を置いて
離間した前方エッジを有することを特徴としている。
【0012】更に請求項9の発明は、前記少なくともひ
とつの停止部材が、関連する前記受けから前記所定の間
隙よりも小さい間隙だけ離間した前方エッジを有し、こ
れにより前記停止部材およびその関連する受けの負荷能
力が前記ベースの開口部の後方エッジと前記ロッキング
エレメントの前方エッジとの係合により強化されること
を特徴としている。
【0013】更に請求項10の発明は、更に、前記側壁
間の前記剛体フレームを横切って延設され、前記ベース
から上方に離隔して配置されたバーと、前記バーの下に
位置しかつ前記ロッキング部材を前記下方ラッチ位置に
保持する第1の位置と前記ロッキング部材が前記上方非
ラッチ位置に回動することを許容する第2の位置との間
を前記ロッキング部材の長手方向に摺動可能なスライダ
と、その第1の位置に向かって前記スライダを付勢する
スライダスプリングと、前記スライダを前記第1の位置
へ押すために設けられたプッシュボタンとを有し、前記
スライダは、前記ロッキング部材を前記上方非ラッチ位
置に保持するために前記スライダスプリングにより前記
バーの後部に弾性的に係合されることを特徴としてい
る。
【0014】
【作用および効果】このように構成された本発明のシー
トベルトバックルにおいては、少なくともひとつの停止
部材が剛体フレームの側壁の外側で弾性屈曲可能なウイ
ングのうちの隣接するひとつと結合されている。この停
止部材の存在によって、ロッキング部材のピボットとし
て作用するウイングが極度に撓むことが防止され、これ
によりウイングはその弾性限界を越えて撓むようなこと
はなくなる。
【0015】さらに重要なことには、ウイングと停止部
材とがフレームの外側で結合されることによって、これ
らのウイングと停止部材とがそれらの一端をロッキング
部材から単に片持ちばり式に支持されるだけでなく、剛
体フレームの受けの両側で支持されるようになるので、
停止部材の負荷の配分が変化する。これにより、停止部
材の極限強度が増大する。ウイングの撓みは、これらの
ウイングが停止部材へ結合されることによって悪影響を
及ぼされない。
【0016】停止部材には数多くの形態が考えられる
が、好ましくは各停止部材は、ウイングの前方でロッキ
ング部材から側方に延設されており、少なくともロッキ
ング部材の下方ラッチ位置において、側壁の受けに対し
て係合する一対のアームからなる。好ましくは、アーム
は、一体のカーブしたアーチにより剛体フレームの側壁
の外側で各ウイングの端部と結合される。この好ましい
構成において、前記少なくともひとつの停止部材と前記
隣り合うウイングとロッキング部材の本体とにより開口
部が画定され、側壁間のこの開口部の一部は半楕円形を
有している。単純な構成では、受けは、側壁の上部エッ
ジにおける頂部が開口したノッチの形状であり、このノ
ッチでアームが下方ラッチ位置へ移動する。
【0017】好ましくは、前記ベースは開口部を有し、
ロッキング部材が下方ラッチ位置にあるときにロッキン
グエレメントがこのベースの開口部内に進入する。好ま
しくは、ロッキング部材の下方ラッチ位置において、ロ
ッキングエレメントは、前記ベースの開口部の前方のエ
ッジから通常時は所定の間隙を置いて離間した前方エッ
ジを有している。望ましくは、前記少なくともひとつの
停止部材は、前記所定の間隙よりも小さな間隙だけ、関
連する受けから離間した前方エッジを有しており、これ
により停止部材およびその関連する受けの負荷能力が、
ベースの開口部の後方エッジとロッキングエレメントの
前方エッジとの係合により強化される。
【0018】好ましくは、シートベルトバックルは、前
記側壁間のフレームを横切って延在しベースから上方に
離れて配されたバーと、前記バーの下に位置し、ロッキ
ング部材を下方ラッチ位置に保持する第1の位置と前記
ロッキング部材が上方非ラッチ位置に回動することが許
容される第2の位置との間をロッキング部材の長手方向
に摺動可能なスライダと、その第1の位置に向かってス
ライダを付勢するスライダスプリングと、スライダを第
1の位置へ押すために設けられたプッシュボタンとをさ
らに有している。前記スライダは、上方非ラッチ位置に
ロッキング部材を保持するために前記スライダスプリン
グにより前記バーの後部に弾性的に係合される。スライ
ダの上を延在するバーを設けることにより、重い衝撃荷
重に耐える助けとなり、かつ、バックルの不用意の解除
を防止する。好ましいことに、前記バーの後方エッジと
前記スライダの前方エッジとで共働して、前記前方エッ
ジと後方エッジとが前記スライダスプリングにより係合
されるとロッキング部材をその上方非ラッチ位置に保持
するために面取りされる。
【0019】このようにして、本発明のシートベルトバ
ックルによれば、ラッチプレートとバックルとに非常に
重い衝撃荷重がかけられている場合であっても、ラッチ
プレートをラッチ位置に確実に保持できるとともに、ラ
ッチプレートは重い荷重がかけられた後もバックルから
容易に解放可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態の一例を説明する。図1は、本発明にかかるシ
ートベルトバックルの実施の形態の一例を示す図であ
る。
【0021】図示に示すように、この例のシートベルト
バックルは、ベースプレート12を有する剛性フレーム
10を備えている。このベースプレート12は、その側
辺から延在する2つの直立する側壁14,14を有して
いる。これらの側壁14,14間には、バー16が延設
されており、このバー16は、ベースプレート12と平
行にかつこのベースプレート12から離隔して配置され
ている。更に、開口20がベースプレート12に形成さ
れているとともに、図2に示すようにこの開口20は前
方エッジ22を有している。
【0022】また、両側壁14,14間には、ロッキン
グ部材24が、図1に示すラッチプレート42と係合す
る下方ラッチ位置と図2に示すラッチプレート42と係
合しない上方非ラッチ位置との間で回動可能に設けられ
ており、このロッキング部材24は前方へ延設されてい
る本体26と下方へ延設されている脚部28とを有して
いる。本体26は側方に延びる2つの弾性屈曲可能なウ
イング30,30を備えており、これらのウイング30,
30は、両側壁14,14にそれぞれ設けられている後
方ノッチ32,32にそれぞれ係合されている。更に、
図1に示すように本体26は側方に各ウイング30,3
0と平行に延設されている2つのアーム34,34(本
発明の停止部材)を備えており、これらのアーム34,
34は、ロッキング部材24の下方ラッチ位置において
側壁14,14の前方ノッチ36,36(本発明の受けに
相当)と係合可能となっている。その場合、ロッキング
部材24が下方ラッチ位置にあるとき、各アーム34,
34の前面と各前方ノッチ36,36の後面との間に、
後述するロッキングエレメント38の前面と開口20の
前方エッジ22との間の所定のギャップ64より小さな
所定のギャップ66,66が形成されるようになってい
る。これらの間隙66,66は、ロッキング部材24が
上方非ラッチ位置に回動されるとき、特に特別なテスト
負荷がラッチプレート42に長手方向にかけられている
間でも解除が行われると、ロッキングエレメント38の
前面がフレーム10のエッジ22をすれすれに通ること
ができる大きさに設定されている。
【0023】シートベルトバックルのそれぞれの側にお
けるウイング30,30とアーム34,34との端部は、
フレーム10の両側壁14,14間のロッキング部材2
4に接続されていると同様に、フレーム10の外側で接
合されている。その場合、隣り合うウイング30とアー
ム34とは一体のカーブしたアーチ37によって連結さ
れている。これにより、これらのウイング30,30と
停止部材34,34とがそれらの一端をロッキング部材
24から単に片持ちばり式に支持されるだけでなく、フ
レーム10の両側壁14,14の各前方ノッチ36,36
で支持されるようになっている。
【0024】ロッキング部材24の本体26の前方端部
には、下方ラッチ位置において、ラッチプレート42を
所定位置に保持するために、このラッチプレート42の
開口40を通るロッキングエレメント38が設けられて
いる。その場合、ロッキング部材24が下方ラッチ位置
にあるとき、ロッキングエレメント38の前面が開口2
0の前方エッジ22に対して所定のギャップ64が生じ
るようにされている。更に、面取り前縁46を有するス
ライダ44がロッキング部材24上を長手方向に摺動可
能に設けられている。このスライダ44は、ロッキング
部材24の本体26上の突起部50に係合するスライダ
スプリング48により前方(図1において左方向)に向
かって付勢されている。これにより、スライダ44は、
の前端がバー16の後部に弾性的に係合され、ロッキン
グ部材24を上方非ラッチ位置に保持するようになって
いる。
【0025】プッシュボタン52が両側壁14,14上
を長手方向に摺動可能に設けられているとともに、エジ
ェクタ58がベースプレート12の開口部20内におい
て摺動可能に、かつエジェクタスプリング60により前
方位置に付勢されて設けられており、ロッキング部材2
4の上方非ラッチ位置で、プッシュボタン52の後方突
起54がエジェクタ58上の前方突起56と係合してい
る。
【0026】シートベルトバックルを使用するにあたっ
ては、図2に示される位置から開始して、シートベルト
に連結されたラッチプレート42が、ベースプレート1
2と両側壁14,14とにより形成される案内溝に挿入
され、このラッチプレート42がエジェクタ58を押す
ことにより、エジェクタ58がスプリング60の付勢力
に抗して後方に、つまり右側に移動される。ラッチプレ
ート42の挿入およびエジェクタ58の移動は、エジェ
クタ58がロッキング部材24の脚部28の底部に係合
するまで継続される。この係合の結果、ロッキング部材
24/スライダ44システムが回動し、スライダ44が
バー16より下方に下がった図1に示す位置となる。ロ
ッキングエレメント38がラッチプレート42の開口4
0内に進入し、ラッチプレート42に負荷がかけられて
いない場合は、このロッキングエレメント38がラッチ
プレート42の開口40の縁に係合して、ラッチプレー
ト42はバックルから解離(アンラッチ)しないよう
に、所定位置に保持される。更に、スライダ44の上面
がカバー16の下面に当接して、ラッチプレート42と
シートベルトバックルとに非常に重い衝撃荷重がかけら
れている場合であっても、ラッチプレート42が下方ラ
ッチ位置に確実に保持されるようになっている。
【0027】この状態で、事故等により、非常に大きな
引張力がバックルに加えられると、ラッチプレート42
が前方に付勢されて、ロッキングエレメント38ととも
に移動する。これにより、ロッキングエレメント38の
前面と開口20の前面22との間の図2に示されるギャ
ップ64がなくなり、ロッキングエレメント38の前面
が開口20の前面22に当接する。この動きの際、両ウ
イング30,30は後方にたわむが、各アーム34,34
の前面が各側壁14,14のノッチ36,36の前面と係
合し、両アーム34,34が両ウィング30,30の弾性
限界を越えないように防止するので、両ウイング30,
30はそれらの弾性限界を越えて応力がかけられない。
各アーム34,34の強度は、それぞれフレーム10の
外側で各ウイング30,30に結合することにより強化
され、また各アーム34,34と各ウイング30,30と
をそれぞれ接続する一体のアーチ37,37は屈曲され
ることにより、負荷が分散されて、この要素における応
力が局部的にかかり過ぎることはない。
【0028】衝撃後の負荷の減少にしたがって、各ウイ
ング30,30とロッキング部材24の本体26は弾性
的に回復し、図3に示すアーム34,34とフレーム1
0との間の間隙66,66が回復される。
【0029】図4は、本発明によるシートベルトバック
ルの実施の形態の他の例を示す図である。なお、前述の
各例と同じ構成要素には、同じ符号を付すことにより、
その詳細な説明は省略する。
【0030】図4に示すように、この例のシートベルト
バックルでは、ウイング30およびアーム34が、フレ
ーム10の両側壁14,14に設けられた2つのノッチ
32,32;36,36にそれぞれ位置されている。その
場合、各ウイング30,30、各アーム34,34および
一体の各アーチ37,37により、それぞれ開口部39,
39が画定されている。この例のシートベルトバックル
の他の構成は、前述の例と同じである。
【0031】図5は、本発明によるシートベルトバック
ルの実施の形態の更に他の例を示す図である。なお、前
述の各例と同じ構成要素には、同じ符号を付すことによ
り、その詳細な説明は省略する。
【0032】図5に示すように、この例のシートベルト
バックルでは、各ウイング30,30および各アーム3
4,34は、両側壁14,14(図5には不図示;他の例
を参照)間のロッキング部材24の本体26に当接する
ように形成されているとともに、各開口部39,39が
ともに半楕円形に形成されている。これにより、各ウイ
ング30,30および各アーム34,34の弾性および柔
軟性が向上する。各ウイング30,30および各アーム
34,34は、ロッキング部材24の本体26と結合す
る場所で応力が分散され、それらの強度が増大するよう
になる。この例のシートベルトバックルの他の構成は、
前述の例と同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシートベルトバックルの実施の
形態の一例をラッチ位置でかつ一部断面をとって示す、
正面図である。
【図2】 図1に示す例のシートベルトバックルを非ラ
ッチ位置でかつ一部断面をとって示す、正面図である。
【図3】 図1および図2に示されたシートベルトバッ
クルの平面図であり、その半分は断面で示されている。
【図4】 本発明の実施の形態の他の例のロッキング部
材を部分的に示す平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の更に他の例のロッキン
グ部材を部分的に示す平面図である。
【符号の説明】
10…剛性フレーム、12…ベースプレート、14…側
壁、16…バー、20…開口、22…前方エッジ、24
…ロッキング部材、26…本体、28…脚部、30…ウ
イング、32…後方ノッチ、34…アーム、36…前方
ノッチ、37…アーチ、38…ロッキングエレメント、
42…ラッチプレート、40…開口、44…スライダ、
46…面取り前縁、48…スライダスプリング、50…
突起部、52…プッシュボタン、54…後方突起、56
…前方突起、58…エジェクタ、60…エジェクタスプ
リング

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有するラッチプレートが解放可能
    に係合するように構成されたシートベルトバックルにお
    いて、 ベースとフレームの長手方向にラッチプレートを案内す
    るよう構成された前記ベースの両側から直立する側壁と
    を含む剛性フレームと、この剛性フレームに下方ラッチ
    位置と上方非ラッチ位置との間を回動可能に設けられ、
    前記ラッチプレートを所定位置に保持するために前記ラ
    ッチプレートの前記開口に係合可能な下方に突出したロ
    ッキングエレメントを有するロッキング部材と、前記ロ
    ッキング部材から側方に延設され、前記上方非ラッチ位
    置と前記下方ラッチ位置との間を移動する前記ロッキン
    グ部材を前記剛体フレームに回動可能かつ弾性的に取り
    付けるために前記側壁に係合し、前記ラッチプレートに
    より前記ロッキング部材が軸方向に負荷がかけられると
    弾性屈曲可能な一対のウイングと、前記ロッキング部材
    から側方に延設され、少なくとも前記ロッキング部材が
    その下方ラッチ位置にあるときに、前記ウイングがその
    弾性限界を超えて撓むことのないように前記剛性フレー
    ム上の受けに係合する少なくともひとつの停止部材とか
    らなり、 前記少なくともひとつの停止部材は、前記剛体フレーム
    の前記壁の外側で前記ウイングの隣接するひとつと結合
    されていることを特徴とするシートベルトバックル。
  2. 【請求項2】 前記少なくともひとつの停止部材と前記
    隣接するウイングとは前記フレームの外側で一体のカー
    ブしたアーチにより結合されていることを特徴とする請
    求項1記載のシートベルトバックル。
  3. 【請求項3】 前記少なくともひとつの停止部材と前記
    隣り合うウイングと前記ロッキング部材の本体とにより
    開口部が画定され、前記開口部の一部が半楕円形に形成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載のシ
    ートベルトバックル。
  4. 【請求項4】 前記少なくともひとつの停止部材は、前
    記ウイングの前方で前記ロッキング部材から側方に延設
    されていることを特徴とする請求項1、2または3記載
    のシートベルトバックル。
  5. 【請求項5】 前記少なくともひとつの停止部材は、少
    なくとも前記ロッキング部材の前記下方ラッチ位置にお
    いて、前記側壁に設けられた前記受けに対して係合する
    一対のアームからなることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1記載のシートベルトバックル。
  6. 【請求項6】 前記受けは、前記側壁の上方のエッジに
    形成されたノッチの形状であることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれか1記載のシートベルトバックル。
  7. 【請求項7】 前記ベースは開口部を有し、前記ロッキ
    ング部材が下方ラッチ位置にあるときに、前記ロッキン
    グエレメントがこのベースの開口部内に進入することを
    特徴とする請求項1ないし6のいずれか1記載のシート
    ベルトバックル。
  8. 【請求項8】 前記ロッキング部材の下方ラッチ位置に
    おいて、前記ロッキングエレメントは、前記ベースの開
    口部における後方のエッジから通常時は所定の間隙を置
    いて離間した前方エッジを有することを特徴とする請求
    項7記載のシートベルトバックル。
  9. 【請求項9】 前記少なくともひとつの停止部材は、関
    連する前記受けから前記所定の間隙よりも小さい間隙だ
    け離間した前方エッジを有し、これにより前記停止部材
    およびその関連する受けの負荷能力が前記ベースの開口
    部の後方エッジと前記ロッキングエレメントの前方エッ
    ジとの係合により強化されることを特徴とする請求項8
    記載のシートベルトバックル。
  10. 【請求項10】 更に、前記側壁間の前記剛体フレーム
    を横切って延設され、前記ベースから上方に離隔して配
    置されたバーと、前記バーの下に位置しかつ前記ロッキ
    ング部材を前記下方ラッチ位置に保持する第1の位置と
    前記ロッキング部材が前記上方非ラッチ位置に回動する
    ことを許容する第2の位置との間を前記ロッキング部材
    の長手方向に摺動可能なスライダと、その第1の位置に
    向かって前記スライダを付勢するスライダスプリング
    と、前記スライダを前記第1の位置へ押すために設けら
    れたプッシュボタンとを有し、前記スライダは、前記ロ
    ッキング部材を前記上方非ラッチ位置に保持するために
    前記スライダスプリングにより前記バーの後部に弾性的
    に係合されることを特徴とする請求項1ないし9のいず
    れか1記載のシートベルトバックル。
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